資料 9 フランスのエコミュージアム ( E C 0 M U S E U M ) I . 工コミュージアムとは一一その意味と目的 〇ミュージアム ( 博物館 ) とエコミュージアム ( 生活・環境博物館 ) との関係 ミュージアムは museology ( 博物館学 ) を基盤とし , 2000 年の伝統を持っている が , 工コミュージアムは ecomuseology の学問体系のもとに 1971 年 ( 今から 23 年 前 ) にフランスにおいて新しく誕生した画期的理念の博物館である。 建物を持たない博物館とか屋根のない博物館といえば奇妙にきこえるかもしれな い。また , もの ( 資料 ) を集めることをしない博物館と言えば博物館の原点を否定し ているのではと思う人もいるだろう。伝統的博物館では想像もできない博物館がエコ ミュージアムなのである ( 地球にやさしい博物館とよばれるゆえん ) 。 0 オープンエア・ミュージアム (open-air museu m) とエコミュージアム 北欧にはオープンエア・ミュージアムとよばれている博物館があり , 日本では野外 博物館と訳されている。この博物館は外見上はエコミュージアムに酷似している。し かし理念や目的は根本的に異なる。オープンエア・ミュージアムは伝統的博物館の理 念を野外に写しただけのものなのである ( ものを収集するという行為が前提にあって 成り立っ博物館 ) 。 〇工コミュージアムとは 工コミュージアムの創始者であるフランスのアンリ リヴィエール ( Henri Riviöre) は次のように述べている。「エコミュージアムとは地域社会の人々の生活 と , そこの自然および社会環境の発達過程を史的に探求し , 自然および文化遺産を現 地において環境と共に保存し , 育成し , 展示することを通して当該地域社会の発展に 寄与することを目的とする現地保存型の野外博物館である。以上のことからも従来型 の伝統的博物館との相違が解る。特に地域社会の発展に寄与することを目的とすると ころにエコミュージアムの意味がある。また , ecomuseum の eco はギリシャ語の 。 ik 。 s を語源とし ecology + economy を意味している。 oikos は本来 , 家 , 家族 , 家 庭を意味しているので , 生活や環境と深いかかわりを持っ言葉であるので筆者 ( 新 井 ) はエコミュージアムを生活・環境博物館と意訳している。 Ⅱ . 工コミュージアムはなぜフランスから始まったか ( 1 ) 1960 年前後のフランスの国情・社会的背景 0 中央集権的政策の影響 人口の大都市集中化の促進 , 地方都市の衰退と農山村地域の過疎化進行に対応す る対策が検討され , 地域振興策の一環としてエコミュージアムが浮上した。 環境問題が深刻化し , 政府は自然保護と活用の立場から地方自然公園法を制定 し , 自然公園をベースにした活用法の一環としてエコミュージアムが注目された ( 自然公園型工コミュージアムの誕生 , 1971 年第 1 号 ) 。 余暇の拡大と利用法のなかで滞在型利用が増大し , 工コミュージアムの利用度が 増した。 1 40
⑤図書室 ( 各サテライトに関連する図書・文献・ガイドブック等 ) ⑥実験・実習室 ( 地域住民の生活改善 , 生産技術振興等にかかわる 研究テーマが実験 , 実習できるような施設 ) ⑦保護センター ( 自然遺産 , 文化遺産 , 産業遺産等の保存科学的研 究とその実施及び環境保全と創造 , 復元等の研究と実施 ) ⑧講堂 , 映写室 , 教室 ( 50 ~ 100 人程度収容できる室でオリエンテー ション・ルームを兼ね利用者にオリエンテーション用の映像を時間 を決めて公開する ) ⑨会議室 ( 特定のテーマについて会議ができる 10 ~ 20 人収容できる 会議室を 2 ~ 3 室用意する ) ミュージアム・ショップ ( 土産品売店のことで市販品はなるべく 避け , 工コミュージアム独得の個性的なものを開発し利用者に提供 することが望ましい ) コア・ミュージアムは人工的に建造するのが原則であるから , 立地条 件の良い場所を選ぶことができる。工コミュージアムに来る交通の便の 良いところ , 工コミュージアムから各サテライトへの交通の便の良いと ころなどが主要な条件となるであろう。 ( 3 ) サテライト (SateIIite) , サテライト 衛星博物館 前述したテリトリーの中には当該地域を代表する地域持性としての遺 産があり , その遺産はテリトリー内に散在している。それらの遺産は現 地保存が原則となっているので , 移動させたり集中的に 1 カ所に集めた りすることはできない。それをやってしまうとエコミュージアムではな くなってしまうのである。文化財的民家や建造物を移設して 1 カ所に集 め展示している博物館 ( 例えば愛知県の明治村 , 川崎民家園 ) は全国各地 にあるが , あれはオープンエア・ミュージアム (open-air museum) とよび , ェコミュージアムと明確に区別している野外博物館なのであ る。テリトリー内で現地で保存している遺産のことをエコミュージアム ではサテライト (satellite) またはアンテナ (antenna) とよんでいる。 第 1 部概論 1 5 ・ニュージアム (Satellite Museum):
力関係が成立し難い例もある。スウェーデンのベルグスラーゲンは 2 県 にまたがる広大なエコミュージアムを成功させているが , 日本の場合に は県境を越えることはさらに困難が予想される。 ③余暇利用とエコミュージアム 我が国でも週休 2 日制が定着しており , 有給休暇制は制度としてはで きているが , 実態は伴っていないのが現状である。日本人は余暇利用か 下手だと言われているが , それが国民性によるものだとしたら , 工コ ミュージアムにとってはマイナスの要素になるだろう。 日本開発銀行が 1993 年に調査した資料によると , フランス人の旅行ス タイルは年間 1 人の宿泊日数は 29.2 日であるのに対して , 日本人は 1 人 平均 1.9 日であるという。そして年間の旅行費用はフランス人の 100 , 360 円に対して日本人は 44 , 003 円になっている。工コミュージアムは滞在型 の旅行者に向いているリゾートであるので , 気の短い日本人の性格と志 向が心配になるところである。 ④工コミュージアムのネーミング ( N a m i n g ) 工コミュージアムという英語は日本人にとってどのような感覚で受け とられるのだろうか。ある人は音のひびきが大変よく親しみやすくなじ みやすいと言い , ある人はエコという言葉はエコロジーとか工コマーク とか最近の流行語になっていると言い , またある人はエコミュージアム と言われてもその意味がわからないと言う。また , ある人はわからない ところに魅力があり好奇心が涌く名前だとも言う。十人十色である。工 コミュージアムを日本語で言えば筆者は「生活・環境博物館」という訳 語を提案しているが , 訳語で名前をつけてもエコミュージアムのイメー ジがどこまで伝わるか疑問である。 我が国では , 工コミュージアムという言葉や概念が入って来る前から 各地方自治体で地域特性を生かした博物館構想が模索されており , ェコ ミュージアムの理念にも通じる名称がつけられている。例えば , 北海道 白老町の「屋根のない博物館構想」とか , 岩手県三陸町の「ふるさとま るごと博物館構想」とか , 鹿児島県屋久島の「屋久島環境文化村」等か ぞえあげればきりがない。これらの構想は , そのまま工コミュージアム
スウェーアン スウェーデンにエコミュージアムの概念が人ったのは 1970 年代に入っ てからで , 1972 年ポルドウで開かれた「博物館と環境」の国際会議での 採択事項が基盤概念になっている。そして 1975 年にエコミュージアムの 第 1 号と言える , バスターポーテン・ミュージアム (Västerbotten Mu- seum) がラップランドのヨックモック (Jokkmokk) に設置された。 の博物館はラップランドという自然環境 ( 国立公園 ) と , そこに住む サーメ人 (Same) の生活を中心としたエコミュージアムのモデルと言 われているが , 館名としてはエコミュージアムという表現はしていない ようである。 名実共にエコミュージアムが誕生したのは 1991 年ストックホルムの 西 , バストマンランド県とダーラナ県にまたがるべルグスラーゲン・エ コミュージアム (Bergslagen Ekomuseum) である。このエコミュー ジアムは世界最大級のテリトリーを持つもので長さ約 150km ・幅約 50 km, その面積は 7 , 500 扁に達する。地域特性と博物館の顔に当たる主要 テーマは 800 年の歴史を持っ鉄鉱山と製鉄産業と , それらの物資を輸送 した運河である。それらの産業に関連したサテライトは現在 52 施設であ るがテリトリー全域に分散しているので , 車を使って回っても全部のサ テライトを見るにはかなりの日数が必要である。筆者は 2 泊 3 日の日程 で車による視察を行ったが 10 カ所のサテライトを見学したのみであった から , 全部のサテライトを見るためには 2 週間以上の日数が必要にな る。 スウェーデンのエコミュージアムを語るとき , 忘れてはならないもの に , ストックホルム市郊外のスカンセン・オープンエア・ミュージアム (Skansen Open-air Museum) がある。この博物館はエコミュージアム に先立っこと約 100 年 , 1891 年に設置された資料収集型の野外博物館で あるが , 世界のオープンエア・ミュージアムの元祖であると同時に , リ ヴィエールが発想したエコミュージアムの着想の原点にあったものでも ある。スウェーデンには収集展示型の野外博物館のモデル ( スカンセン )
径等があり多彩である。これらの施設は 55 , 000ha の広大な地域 ( テリ トリー , 自然公園全域の面積 ) に分散しているので分散型博物館 (frag- mented museum) とよばれることもある。 fragmented museum の名付け親はリヴィエールの後を受け継いで 第 2 代国際博物館会議会長になったヴァリーヌ・ボアン氏 (Varine Bohan) である。対象とされたのはルークルーゾーモンソレー ーヌ・エコ ミュージアム ()e Creusot-Montceau-les-Mines) の人間と工業の博物 館 (the Museum of Man and lndustry) である。この博物館の創立 時 ( 1973 ) にはエコミュージアムとはよばれていなかった。そしてル - ク ーヌ市を中心にして展開した , 企業遺産博物館 ルーゾ市とモンソレー でウラン鉱山が点々と分散していた都市の工場と田舎の生産地を結ぶ 都市型のものでもあったのでヴァリーヌ・ボアン氏は分散型博物館 (fragmented museum) という博物館分類学上の名称を与えたので ある。分散型博物館とは統合的な構成を保ちながらも個々の遺産博物館 が現地に分散しているものであるから , 工コミュージアムの立場からみ れば , サテライトが分散して存在していることであるからエコミュージ アムの当然の宿命であり , 自然の姿であると言ってよいであろう。自然 公園型は本来 , 公園自体が国の行政下に置かれているのでエコミュージ アムも行政主導型になりやすい傾向に置かれているが , ルークルーゾーモ ーヌは市町村が中心になっているので地方自治体型と言える ンソレー だろう。 これから述べるフルミートレロン・エコミュージアム (Ecomusée de la région Fourmies-Trélon) は地方自然公園から離れてできた都市型工 コミュージアムで博物館協会が主導権をもっ協会型 , または財団法人型 のエコミュージアムの好例とみることができる。協会事務局長のカ ミューザ氏 (). camusat) の言葉の中に「伝統的博物館 (museum) の 中にエコミュージアムは入ることはできないが , 工コミュージアムの中 に伝統的博物館 (museum) を取り入れることはできる」と言ったこと である。また「オープンエア・ミュージアム (open-air museum) は 伝統的博物館と同様にものを見せるところであるが , 工コミュージアム 22
な打撃を受けた。サイエンスーノースは自然と住民と産業の共生を目指 すことを目的として建てられたものである。サテライトの 1 つに鉱山の 廃坑が当てられているが , いわゆる見世物式の観光施設とは異なり , 小 学生から鉱山大学の学生の実習場にも利用されている。なお , サドバ リー盆地の発見探査コースには所用時間 2 時間の専用パスコース , それ にラムゼー湖の巡航見学コースも利用することができる。筆者が訪問し た 1992 年のとき , 近くにあるインディアンの集落をサテライトに指定す る計画があると話していた。この博物館は地域の住民や専門家が一致協 力して連営しているところに特徴があると言っていた。 アメリカ ( U . S. A . ) アメリカでは公式にエコミュージアムとよんでいる施設の存在は知ら ないが , 1984 年ケベックで開催された「エコミュージアムと新しい博物 館学」と題する国際会議で採択された「新博物館学 (new museolo- (y) 」に入るものとして , 工コミュージアムと一緒にネイバーフード・ ミュージアム (neighbourhood museum) があげられており , 工コ ミュージアムと基本理念において共通するものとされている。この博物 館は日本語訳では「近隣博物館」とよばれ , 地域社会 (community) を改善することにより住民の生活を豊かにすることが目的とされてい る。したがって地域社会博物館 (community museum) と読みかえる ことが可能であるから , 工コミュージアムもコミュニティ・ミュージア ムであるとすれば , 工コミュージアムの変形した一種とみることができ る。 在はワシントンとニューヨークにあるだけである。ワシントンにあるも ネイバーフード・ミュージアムはアメリカだけに見られるもので , 現 保存 , 創造と研究に励んでいる。従来は街中の古い映画館を改造した建 こでダンス , 合唱 , 仕事 , 討論会 , そしてアフリカ系アメリカ人文化の ア ) に住んでいる 2 万人の黒人を対象として活動している。黒人達はこ ニアン研究所に属している。博物館のテリトリーは黒人街 ( アナコスチ のはアナコスチア・ネイバーフード・ミュージアムといい , 国立スミソ
・再び , 工コミュージアムとは・ ・新井 第 2 部座談会 123 て博物館自体がいろいろなあり方を許容してしまったんですね。 す。それは , 工コミュージアムという発想が出てくることによっ 大学や研究所よりも可能性がものすごくあると思っているわけで ただ私は , 博物館そのものが従来型の博物館だったにしても , ・池田 も模索してみる必要があるのかもしれませんね。 創る場合 , 日本の国情に合ったエコミュージアムを創作すること いることは確かです。その意味では , 日本のエコミュージアムを 各地で独り歩きを始めてみると , かなりバラエティーが出てきて しかし , 工コミュージアムが本場のフランスから離れて世界の だきたいと思うんです。 ミュージアムではなくて , その類似施設という意味でご理解いた ミュージアムと共通しますが , 先刻もお話しましたようにエコ ただいま申し上げた東京の例は現地保存型という点ではエコ
とは言い難いが , 工コミュージアムの風を吹き込めば立派なエコミュー ジアムになる潜在的基盤を持っているので , 名前はともかく , 中味の充 実をはかってもらいたいものである。工コミュージアムという名前がつ いていなければ工コミュージアムの仲間入りはできないというものでは ない。したがってエコミュージアムという名前をつけるか , 別の名前に するかは設置者の判断にまかせればよいのではないか。 ミューゼオロジー ( 伝統的博物館学 ) に対比されるものとしてエコ ミューゼオロジー ( 工コミュージアム学 ) が生まれ , その傘下にある博 物館の系統発生学的立場からみれば博物館の分類学上の一般名詞である とも言えるのである。フランスではエコミュージアムと名乗るインチキ ・エコミュージアムが多く , 50 館以上ある中で政府が承認しているもの は 26 とも 31 とも言われているという。逆にイギリスでは公式にエコミュ ージアムとよんでいるものはないけれども , ヨーロッパの博物館学の頂 点に立っているハドソン氏によれば 6 館はれつきとしたエコミュージア ムとよべる資格を持っていると述べている。 果たして日本はどの道を選ぶのであろうか。興味のあるところであ る。 工コミュージアムはどこへ行くく将来像 > 工コミュージアムはフランスで生まれた 20 世紀後半の社会現象である ととらえることができる。そのことは社会が生み出したものである以上 社会の変容と共に歩みつづけるであろう。リヴィエールはエコミュージ アム学を構築する過程の中で既にそのことに気づき , 次のように言って いる。「エコミュージアム , それは時代と共に活力あふれた姿で , たゆ 第 1 部概論 37
9 1 0 日本の動きと問題点 32 工コミュージアム , 日本に上陸 工コミュージアムはどこへ行くく将来像〉 工コミュージアムの終着駅 37 lntegral Mu seu m ( インテグラル・ミュージアム ) とは 。工コミュージアム " ということ 再び , 工コミュージアムとは 大都市圏にエコミュージアムはできるか ? 工コミュージアムのつくり方 地域を学ぶ教室 フランスのエコミュージアム ェコミュージアムは住民参加の統合博物館 博物館はどこへ行く・・ 工コミュージアムとは ? 〔出席者〕新井重三・池田啓・高橋稔 第 2 部座談会 資料 127 参考図書・文献 4 167
I . はじめに 資料 1 9 工コミュージアムへの道 地域課題と地域振興対策 ( 1 ) 大都市地域内の過疎地域の問題 ( 市街地と山間部のアンバランス ) ②農山村地域における町づくりの問題 ( 老齢化と人口減少 ) 住民主役の町づくり ( 3 ) 地域特性を生かした活性化への模索 ( なにをえらぶか ) 環境特性を護り育てる ( 4 ) 健康で活力に満ちた豊かな生活とは : 経済的豊かさと楽しい豊かさ ( 5 ) 余暇活用型の変化 : ゆとりのある時間 , 余裕のないお金を効果的に Ⅱ . 経済不況下で生まれた博物館のリストラ ( 再構築 ) ーーエコミュージアム ( 1 ) 工コミュージアム誕生の背景 ( 1960 ~ 1970 フランスの地方自治体と住民 ) ( 2 ) ェコミュージアム ( 生活・環境博物館 ) の原点 ギリシャ語 Oikos ( 家・家族・家計 ) →ökologie → Ec010gy ( 生態学 ) Ecology 十 Museum = Ecological Museum = Ecomuseum (Ecomusée) ( 3 ) Museology ( 博物館学 ) と Ecomuse010gy ( 生活・環境博物館学 ) 伝統的博物館 ( 収集・保存・展示型の箱物博物館 ) : 設置者主導型 ェコミュージアム ( 現地保存型野外博物館 ) : 自治体と住民参加型 Ⅲ . 発祥地フランスのエコミュージアム ( 現地調査結果 ) ( 1 ) 工コミュージアムの誕生 ( 創始者 ) : アンリー・リヴィエールの思想と国の援助 ( 2 ) 工コミュージアムの諸相 ( 類似施設を含む ) ( 1 ) 山形県朝日町 , 岩手県三陸町 , 千葉県富浦町 , 島根県吉田村等 V. 日本に上陸したエコミュージアム ( 4 ) スウェーデンのエコミュージアム ( ベルグスラーゲン・エコミュージアム ) ( 3 ) イギリスのエコミュージアム ( ダートムア・エコミュージアム ) ( 2 ) アメリカのエコミュージアム ( ワシントンのアナコスチア・ミュージアム ) ( 1 ) カナダのエコミュージアム ( ケベック・サドバリーのサイエンス・ノース ) Ⅳ . 世界にはばたくエコミュージアム ( 現地調査済 ) ( 4 ) 工コミュージアムの概念 , キーワード , 構造図 ( コア , サテライト , ( 3 ) フランスにおけるエコミュージアムの現状と将来展望 ( 45 工コミュージアムス ) ( 2 ) ェコミュージアムの理念と定義・活動 : 行政と住民の一体化 トレイルス ) Ⅵ . Ⅶ . 海外の諸相 : 自然公園型 , 共同体分散型 , 都市型等のエコミュージアム 国内の諸相 : 地域まるごと博物館 ( 白老町 ) , 生涯学習の町 ( 本荘市 ) , 環境教育の町 ( 大滝村 ) , 市内店舗ネットワーク型 ( 墨田区 , 新 宿区 ) , 町並保存型 ( 足助町 ) , 遺跡保存型 ( 穴水町 ) , 産業遺産 保存型 ( 吉田村 ) , 地場産業振興型 ( 富浦町 ) , 自然環境保存型 ( 西川町 ) ェコミュージアム設置の進め方 ( ソフト面とハード面から ) 日本における課題 ェコミュージアム研究会 , 行政と住民の共通理解と意識の普及・高揚 新井重三 ( 1993 ) 資料 1 59