種類・タイプ進行過程 施設・事業名 設置者・構想者 都道府県市町村名 開設 工コミュージアム川 農業と農村の自然が 高宮町企画課 広島県 高宮町 運営中 根 テーマの虹の家族村 戸河内町教育委員 自然と民俗活用型工 構想中 戸河内町 工コミュージアム コミュージアム 工コミュージアム 板野町 構想 あさんライプミュー 徳島県企画調整部 ( ライプミュージア 上坂町 徳島県 進行中 ジアム ム ) 土成町 産業・文化財ネット 開設 国府町商工会 徳島市 こくふ街角博物館 ワーク・ ミューシア 連営中 ム 自然活用型フィール 開設 面河山岳博物館 面河村役場 面河村 愛媛県 ドミュージアム 運営中 古い民家・辻堂保存 農村民家の保存野外 構想 ふるさと旅行村リ 久万町役場 久万町 進行中 博物館 開設 美術系野外博物館 大方町役場 砂浜美術館 高知県 大方町 運営中 ・トンボ自然館・トン 自然学習型フィール 開設 ポ公園まちづくり構 中村市役所 中村市 運営中 ドミュージアム 想 渓流公園体験型フィ 開設 そま 秘境杣の里 矢部村 杣の里 福岡県 運営中 ールドミュージアム 構想 海洋自然学習型ェコ 西海工コミュージア 佐世保市役所 佐世保市 長崎県 保留中 ミュージアム ム 構想 熊本市都市局計画 歴史公園型パークミ 歴史廻廊都市くまも 熊本市 熊本県 進行中 部 ュージアム と 海岸・海洋型ェコミ 構想 臼杵市役所 臼杵市 大分県 工コミュージアム 保留中 ュージアム 構想 森の復活と美術館ゾ 湯布院町役場 空想の森美術館 湯布院町 進行中 ン 自然との調和共存環 構想 綾町役場 照葉樹林都市「綾」 宮崎県 綾町 進行中 境学習フィールド 山村・民俗・生活型 焼畑・民俗資料ェコ 構想中 椎葉村役場 椎葉村 工コミュージアム ミュージアム 生活と環境学習型フ 屋久島環境文化財 ィールドミュージア 構想中 屋久島環境文化村 屋久島 団 ム 島 児 鹿県 新井重三 ( 1993 ) 166
な打撃を受けた。サイエンスーノースは自然と住民と産業の共生を目指 すことを目的として建てられたものである。サテライトの 1 つに鉱山の 廃坑が当てられているが , いわゆる見世物式の観光施設とは異なり , 小 学生から鉱山大学の学生の実習場にも利用されている。なお , サドバ リー盆地の発見探査コースには所用時間 2 時間の専用パスコース , それ にラムゼー湖の巡航見学コースも利用することができる。筆者が訪問し た 1992 年のとき , 近くにあるインディアンの集落をサテライトに指定す る計画があると話していた。この博物館は地域の住民や専門家が一致協 力して連営しているところに特徴があると言っていた。 アメリカ ( U . S. A . ) アメリカでは公式にエコミュージアムとよんでいる施設の存在は知ら ないが , 1984 年ケベックで開催された「エコミュージアムと新しい博物 館学」と題する国際会議で採択された「新博物館学 (new museolo- (y) 」に入るものとして , 工コミュージアムと一緒にネイバーフード・ ミュージアム (neighbourhood museum) があげられており , 工コ ミュージアムと基本理念において共通するものとされている。この博物 館は日本語訳では「近隣博物館」とよばれ , 地域社会 (community) を改善することにより住民の生活を豊かにすることが目的とされてい る。したがって地域社会博物館 (community museum) と読みかえる ことが可能であるから , 工コミュージアムもコミュニティ・ミュージア ムであるとすれば , 工コミュージアムの変形した一種とみることができ る。 在はワシントンとニューヨークにあるだけである。ワシントンにあるも ネイバーフード・ミュージアムはアメリカだけに見られるもので , 現 保存 , 創造と研究に励んでいる。従来は街中の古い映画館を改造した建 こでダンス , 合唱 , 仕事 , 討論会 , そしてアフリカ系アメリカ人文化の ア ) に住んでいる 2 万人の黒人を対象として活動している。黒人達はこ ニアン研究所に属している。博物館のテリトリーは黒人街 ( アナコスチ のはアナコスチア・ネイバーフード・ミュージアムといい , 国立スミソ
ロゼール山・エコミュージアム Ecomusee du ン lont Lozöre 発見の小径の順路を示す標識ナンバ 6 は三経路の合流点。巨晶花崗岩 が自然の橋を作っているところ くわからないけれども , いまうかがった話の内容から見ますと , や はりコンピュータも現在そこまでいったというのと , 工コミュー ジアムがこれから到達していこうとしている大きな目的 , 夢が , いま先生が言われた内容に非常によく一致すると思うんです。 ということは , すでに言っている。 これは池田先生とも前に討論したことがあるんですが , 工コ ミュージアムの最終はどこにいくんだ。工コミュージアムは将来 どこにいくんだと言っても風船じゃないからよくわからないけれ ども。 ( 笑 ) どこにいくんだということに対して , インテグラル・ミュージ アム (integral museum 統合博物館 ) にいくだろう。最初はコ ミュージアム (community museum 共同生活体博 ミューアイ 物館 ) という意見もありましたけれども , いまはインテグラル・ ミュージアムがエコミュージアムの最終到着地点ではないかと言 われています。 要するに打ち上げられた衛星がいま宇宙を飛んでいるわけで す。どこへ不時着するのか , 軟着陸するのか , それで安定してく るのかというのを求めてみると , インテグラルになってくる。イ ンテグラルというのは統合なんです。質が違う , みんなまちま ち , 大小 , みんな違うわけです。質が違えば大きさも違う。場所 第 2 部座談会 65
住民はエコミュージアムのような地域特性をベースにした地域振興策を 渇望するムードがただよっていたこと。時のポンピドゥ政権 ( 1960 年 代 ) の環境大臣ロべール・プージャッド氏は進歩的思想の持ち主で , 中央と地方の経済格差の是正策として全国に 25 カ所の地方自然公園を設 置してエコミュージアムの導入を促した。この地方分権制度がエコ ミュージアムの壮大な実験を成功させたとみることができる。現在 , フ ランス国内には 50 カ所程のエコミュージアムがあるが現在のフランス政 府 ( 再び中央集権の色彩が濃い ) が認めているものは 31 カ所と言われてお り , その大部分は地方自然公園 (régional nature park) を中心とした テリトリーを持っ工コミュージアムであることをみても , フランスの工 コミュージアムの性格を知ることができる。このようなエコミュージア ムを自然公園型工コミュージアムとよんでいるが , 自然現象とか自然史 の遺産のみをサテライトにしているものは皆無で , ロゼール山国立公園 内にあるエコミュージアムでさえ , 人間と自然とのかかわりあいの証拠 や遺産を大切に保存し展示している。 フランス北西部 , 大西洋上に浮かぶウェッサン島・エコミュージアム (Ecomusée de I' ile d' Ouessant) はアーモリック地方自然公園 (Parc Naturel régional d' Armorique) 内にできた ( 1968 ) 工コミュージア ム第 1 号である。彼の有名なグランド・ランド・エコミュージアム (Ecomusée de la Grande Lande) はポルドウ市の南 90km の広大な松 林からなるガスコニュ地方自然公園 (Parc NatureI régional des Landes de Gascogne) の中にある 19 世紀末の農家集落と当時の住民 の生活様式を今に伝えるものである。 セーヌ川の河口近くにあるバスーセーヌ・エコミュージアム ( 1974 設 立 ) (Ecomusée de la Basse-Seine) はプロトン地方自然公園 (Parc Naturel régional de Brotonne) を中心として展開しており , テリト リーの広がりは 55 市町村におよんでいる。サテライトとしては地方博物 車 , パン焼きの家 , 工テラン城 , 歴史の小径 , 養魚地の小谷 , 発見の小 の家 , 木靴作りの家 , 鍛冶屋 , リンゴの家 , 亜麻 ( リンネル ) の家 , 風 館 , 海洋博物館等この地方に既にあった施設も包含し , それに , 手工業 第 1 部概論 21
うね。日本はなんだか日本方式のエコミュージアムで発展してい きそうな気がしますが ・新井 私には詳しいことはよく解りませんけど , リゾート法 ( 総合保 養地域整備法 , 1987 ) というのがありますね。一般的には開発の 規模は大きいですね。各県が大規模企業と協力して , 広大な土地 に集中的にレジャー施設を建設する , 俗に言われる「アミューズ メント・パーク」とか「レジャーパーク」型のものが多いようで すが , これには大変なお金がかかる。数千億円の単位のお金とな ると県レベルの自治体でも政治と企業の力を必要とします。 1980 年代後半までは企業もバブル景気の波に乗って見果てぬ夢を追い 求めていましたが , 1990 年代に人り , バブルが崩壊した後 , 海の 潮の引くように企業は後退を開始しています。企業はもともと地 域住民のために始めた仕事ではありませんから , 儲かりそうもな いとわかれば手を引くのもあたりまえでしよう。 おいてけぼりをくって途方にくれているのは地域の住民ばかり ということになります。そんななかで浮上してきたのがエコ ミュージアム構想ということになると思います。工コミュージア ムというのは字の示すとおり環境を大切にしながら生活を育てる 42
現察していないが , アイアンプリッジーゴージ・ミュージアムは 1993 年 に調査を終えたので次に述べることにする。 lron Bridge-Gorge Museum を日本語に言いかえれば , 鉄橋・峽 うのが第 1 の理由だと言っている。そのように分析しながらもハドソン ではないのか。だとすれば , その後発の名前を使用することはないとい た。工コミュージアムは名前を変えたフランス版ナショナル・トラスト ていたが , その時 , フランスはソッポを向いて採用しようとはしなかっ 地保存を進める伝統をナショナル・トラストという制度を創設して進め ミュージアムがフランスで誕生する 1970 年よりはるか前から , 遺産の現 長した高い感情の障壁がわざわいしたのであろう。イギリスはエコ せた。このことはイギリスがフランスとの間の歴史的抗争過程の中で成 ムがフランスから始まったという , そのことに不快感と不信感をつのら た。ハドソン氏はその理由を次のように説明している。工コミュージア か , すなおにエコミュージアムという言葉を受け人れようとしなかっ いう感想を深くした。にもかかわらず , イギリス ( イギリス人 ) はなぜ K. ハドソン氏がエコミュージアムの候補にあげたのは当然であると ( 199D に達しているとのことであった。 遺産を現地において保存・展示しているもので , 年間入館者数は 40 万人 seum) 等が峽谷の谷間に散在している。これらのすべては地場産業の Hill Open-air Museum), ⑥石炭港陶器博物館 (Coalport China Mu- TiIe Museum) , ⑤プリストヒル・オープンエア・ミュージアム (BIists and ToII House), ④ジャックフィールド・タイル博物館 (JackfieId 川の博物館 (Museum of the River), ③鉄橋と税関 (The lron Bridge 主要なサテライトをあげると , ①鉄の博物館 (Museum of lron), ② した産業史の野外博物館である。 残す目的で 1967 年に博物館協会 ( 財団 ) が設立され , 1973 年にオープン 特性は 18 世紀の産業革命の発祥地で , 製鉄工業を主軸とした産業遺産を 沿って 32ha のテリトリーを持っ , 現地保存型野外博物館である。地域 km にあるテルフォード市 (Telford) の郊外にあるセバーン川の峽谷に 谷博物館となる。ロンドンの西方にあるバーミンガム市のさらに北西 30
日本におけるエコミュージアムおよび類似施設一覧表 資料 22 工コミュージアムと理念を異にする収集展示型博物館 ( Open ー air museum) を除く 種類・タイプ進行過程 設置者・構想者 施設・事業名 都道府県市町村名 自然とアイヌ文化 施行中 白老町教育委員会 白老町 屋根のない博物館 北海道 工コミュージアム ャイ・ユーカラ民 族学会 自然と生きるアイヌ ャイ・ユーカラの森 札幌市 ャイ・ユーカラ森 伝統文化体験 の会 自然と文化保存活用 ふるさとまるごと博 三陸町教育委員会 工コミュージアム 物館 東和町 地域の自然・文化工 釜石線文化圏ェコ 空・山・川総合研 コミュージアム ミュージアム 究所 島はそっくり野外博 自然学習型フィール 構想中 宮城教育大学教授 宮城県 牡鹿町 物館 ( スーパーネイ ドミュージアム チャリング構想 ) 実施 自然資源活用型工コ 歩く体験博物館ゾー 藤里町役場 秋田県 藤里町 十画中 ミュージアム ン 生涯学習のむら ( ラ 実施 生涯学習型コミュニ 本荘市役所 本荘市 イフミュージアムセ 計画中 ミュージアム 楽しい生活・環境の 総合型工コミュー ン 施行中 朝日町役場 山形県 朝日町 町 アム 工コミュージアム 完成 自然学習型フィール 山形県立自然博物園 山形県庁 西川町 運営中 ミュージアム 実施 自然学習型フィール 山まるごと自然博物 小国町役場 小国町 計画中 ドミュージアム 館 構想 街並保存型野外博物 伝統住宅で街並統一 金山町役場 金山町 進行中 館 全町公園化構想 産業・歴史分散型都 構想 山形市まちごと博物 市博物館ネットワー 山形市役所 山形市 検討中 館 ク 構想 山形県庁企画調整 総合工コミュージア 最上川工コミュージ 県全域 検討中 部 ム アム 歴史のまち復元野外 計画 富岡市役所 城下町小幡整備事業 富岡市 群馬県 進行中 博物館 地場産品製作・体験 産業振興型野外博物 計画中 新治村 たくみの里 新治村 館 資料 163 立案中 施行中 構想中 岩手県 三陸町 東和町 一言ロ
都道府県市町村名 埼玉県 千葉県 東京都 山梨県 新潟県 長野県 164 大町市 大町市 十日町市 都留市 県全域 河口湖町 高根町 板橋区 新宿区 墨田区 富浦町 三芳村 千葉市 秩父盆地 浦和市 大滝村 都幾川村 日高市 所沢市 施設・事業名 狭山丘陵自然まるご ム 大滝工コミュージア ジアム 都幾川村ェコミ ジアム 高麗の里工コミ と博物館 、ユ 花の岬工コミュージ 工コミュージアム 加曽利員塚博物館 秩父リゾート都市圏 館 浦和宿まちかど博物 まちは博物館 ニ博物館 小さな博物館 アム 全町野外博物館 チュアリー キープ清里サンク 全県工コロジーハ ク フィールドミ アム 枯木乂工コミ アム ュ ュ 大町山岳博物館 ジ シ 東山低山帯野外博物 館 設置者・構想者 埼玉県自然保護課 日高市工コミュー ジアム研究会 都幾川村教育委員 東京学芸大学野外 教育施設 住民有志 埼玉県 埼玉県総合研究 機構 千葉市文化課 三芳村役場 富浦町役場観光企 画課 墨田区役所 新宿区役所 板橋区立博物館 キープ協会 河口湖町観光課 山梨県自然環境団 体連絡協議会 都留文化大学ムリ ネモ研究会 枯木乂住民有志 個人 ( 内山慎三 ) 大町市役所 種類・タイプ 自然保護型フィール ドミュージアム 総合ェコミュージア ム 工コミュージアム 環境教育型工コミュ ージアム 歴史的建造物店舗ネ ットワーク 自然・文化・産業ネ ットワーク 遺跡保存型野外博物 館 工コミュージアム 産業・観光型ェコミ ュージアム 産業・伝統文化店舗 ネットワーク 産業文化財ネットワ 自然・文化・産業施 設ネットワーク 自然環境学習型フィ ールドミュージアム 自然公園型工コ ミュージアム 自然環境学習型フィ ールドミュージアム 自然環境学習型フィ ールドミュージアム 工コミュージアム 自然史博物館型フィ ールドミュージアム 自然活用型フィール ドミュージアム 進行過程 実施 施行中 構想 立案中 構想中 構想 計画中 実施 運営中 構想中 既設 運営中 保留中 構想 計画中 開設 運営中 開設 運営中 計画 進行中 既設 運営中 進行中 構想中 計画 進行中 構想中 概設 運営中 概設 運営中
フランス国内のエコミュージアム分布図 ( 1992 年現在 ) ⑧ ①③ ⑩を、⑩⑥① 9 ④ 1 . 2 . 3 . 4 . 5 . 6 . 7 . 8 . 9 . 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. ⑦⑩⑩① ( 40 ) ⑩丿 ⑩④⑩⑤ @ ①⑨⑨ ② Ecomusée du Creusot-Montceau-les-Mines ーヌ・エコミュージアム クルーゾーモンソレー Musées des Techniques et CuItures Comtoises フランシューコンテ地方の技術と文化の博物館 Musée Francais du Chemin de Fer フランス鉄道博物館 Ecomusée de Chazelles-sur-Lyon シャゼールーシュルーリョン・エコミュージアム Ecomusée régional du Centre サントレ地方・エコミュージアム Musée de la Grande Forge de Buffon ビュフォンの鍛冶屋博物館 Musée de Bretagne プルターニュ博物館 Ecomusée de la Bresse Bourguignonne プレスープルゴーニュ・エコミュージアム Ecomusée de la Brenne et du Pays BIanc01s プレンヌ・プランコワ地方・エコミュージアム Ecomusée de la Basse-Seine バスーセーヌ・エコミュージアム Musée d'Aquitaine アキテーヌ博物館 Ecomusée d'Alsace アルザス・エコミュージアム 144 Ecomusée de lle de Groix グロワ島・エコミュージアム Ecomusée de la Grande Lande グランドーランド・エコミュージアム Ecomusée de Fresnes フレスネ・エコミュージアム Ecomusée de la région de Fourm1es-Trélon フルミートレロン・エコミュージアム Ecomusée de FougeroIIes フジェローレ・エコミュージアム Port-Musée de Douarnenez ドウアルヌネ港博物館 Musée Dauphinois ドーフィネ地方博物館 オーーフォレ・エコミュージアム Ecomusée du Haut-Forez 21. 古代アーヴル博物館 Musée de l'Ancien Havre ロクリストーアンザンザック・エコミュージアム Ecomusée de Lochrist-lnzinzac マルジェリ・エコミュージアム Ecomusée de la Margeride マリーガラント・エコミュージアム Ecomusée de Marie-Galante ロレーヌ鉄鉱山博物館 45. 44. 43. 42. 41. 40. 39. 38. 37. 36. 35. 34. 33. 32. 30. 29. 28. 27. 25. 24. 23. 22. 20. ( 工コミュージアム協会の資料 ) Ecomusée de Vendée ヴァンア・エコミュージアム Musées de la Thiérache ティエラシュ博物館 Ecomusée de Treignes トライニュ・エコミュージアム Ecomusée de Savigny-le-Temple サヴィニールータンプレ・エコミュージアム Ecomusée de Saint-Quentin-en-Yvelines サン一カンタン一アン - イヴリーヌ・エコミュージアム Ecomusée de Saint-Nazaire サン一ナゼール・エコミュージアム Ecomusée de Saint-Degan サン一ドガン・エコミュージアム Ecomusée de la Roudoule ルードウル・エコミュージアム Ecomusée du Roannais ロアンヌ・エコミュージアム Ecomusée du Pays de Rennes レンヌ地方・エコミュージアム Ecomusée des Pays de I'Oise オワズ地方・エコミュージアム Ecomusée du Pays de Montfort モンフォール地方・エコミュージアム Ecomusée d'Ouessant ウェッサン島・エコミュージアム Musée du Normandie ノルマンディー博物館 Ecomusée du Nord-Dauphine 31. 北ドーフィネ地方・エコミュージアム Ecomusée des Monts d'Arree モン一ダレー・エコミュージアム Ecomusée du Mont Lozöre ロゼール山・エコミュージアム Ecomusée de la Montagne NOire ノワール山・エコミュージアム Ecomusée de la Montagne de Reims モンターニュードーランス・エコミュージアム Centre Historique Minier 26. 鉱山歴史センター Musée des Mines de Fer de Lorraine
「エコミュージアム研究会」に参加し , リヴィエールの業績を集大成し た名著『 La MUSÉOLOGIE 』 ( 1889 ) 読書会にも加わって研究を重ね ②現地調査・研究活動 丹青総合研究所は従来型の博物館の研究に加えて , 所内に「エコ ミュージアム研究会」を組織し , 機関研究事業の一環として 1988 年より フランスを中心として , 世界のエコミュージアム現地実態調査を開始し 1993 年まで 3 年間 , 継続調査を実施した。その結果下記のエコミュー アムおよび類似施設について研究成果をあげることができた。 フィエーモンド・エコミュージアム ( 1988 , カナダ ) サン一コンスタン・エコミュージアム ( 1988 , 1993 , カナダ ) オートーポース・エコミュージアム ( 1988 , カナダ ) アルザス・エコミュージアム ( 1990 , 1993 , フランス ) フルミートレロン・エコミュージアム ( 1991 , フランス ) グランドーランド・エコミュージアム ( 1991 , フランス ) ノヾスーセーヌ・エコミュージアム ( 1991 , 1992 , 1993 , フランス ) ウェッサン島・エコミュージアム ( 1992 , フランス ) ロゼール山・エコミュージアム ( 1992 , フランス ) ベルグスラーゲン・エコミュージアム ( 1993 , スウェーデン ) スカンセン・オープンエア・ミュージアム ( 1993 , スウェーデン ) アイアンプリッジーゴージ・ミュージアム ( 1993 , イギリス ) ートリック・ポッターの家と湖 , ナショナル・トラスト・ アム ( 1993 , イギリス ) 以上 13 施設のうち , 筆者は 9 施設の調査に直接参加してエコミュ ージ アムの実態に迫ることができた。 なお , 山形県朝日町では町内にエコミュージアム研究会を組織し研究 を続けているなかで , 1990 年には単独のエコミュージアム調査団を組織 し , フランスのグランドーランドおよびバスーセーヌのエコミュージアム 現地調査を実施している。さらに , 環境文化研究所もエコミュージアム の研究に積極的で , 調査団をフランス , スイス , ドイツ等に向けて派遣 第 1 部概論 33 0 ジ ュ