2 3 4 5 6 7 8 9 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 1 8 1 9 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 32 3 3 34 35 Säfsnäs 、Ⅳ 0 「 ke 「 5 ′ Museum The St 「 etching 日 ammer at Gravendal SkattIösberg and Luossastugan Mårtens and Kullens Kyrkstiga 「 Bränntjärnstorpet Cassel's Donation The Railway Museum Stora Hagen KIenshyttan Ludvika Mining Museum Hammarbacken Schisshyttans Marked 丁「 The Mines Stollberg The Mines Flogberget Johan AhIbäck FREORIKSBERG 0 0 GRABGÅROE SORVIK LUDVIKA BERG SAXOALEN 6 , GRkNGESBERG まÖR 引 0 SMEDUEBACKEN 0 0 0 The 日 atenberg Smelting House Smedjebacken 日 a 「 bou 「 and Engine Sheds Vanbo Mano 「 Söderbarke Local History Museum Malingsbo lronwo 「 ks Norberg Mining Museum Svinryggen Mines l-apphyttan Polhems wheel The Klackberg Mines The EngeIbrektInn and Hostelry EIsa Andersson's COffee Shop New Lapphyttan The 日ögfo 「 s lron 、 0 「 ks The LandfO 「 sen Foundry Engelsbe 「 g lron 、 0 「 ks The Oil lsland Dunshamma 「 The Skansen Museum Ekomagasinet 1. セフスネス労働者博物館 NORBERG SKINNSKATTEBERG StrOm .2 朝 ns k ョ 0 VIRSBO 0 人ト阯 5 ERG FAGERSTA 36 37 38 39 40 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 Västanfors 'lano 「 House Annex The Västanfors 0 旧 Power Station Ebba B 「 ahe's FoIIy The Red Earth The Copper WO 「 ks Fä「 na 、 'lano 「 The Ka 「 mansbo lndust 「 ial Hamlet The Strömsholm Canal The Ramnäslndust 「 ial Hamlet The House built of b 「 ick Surahammar New Church The Su 「 ahammar Works M し seum The Canal Museum Trångfors Forge and Powe 「 Station The Strömsholm Mansion The Ca 「「 iage Museum The Kolbäck lnn and Hostelry 25. クラックベルイ鉱山 24. ポルヘムス・ホイール 23. ラップヒッタン 22. スヴィンリゲン鉱山 21 . ノルベルイ鉱業博物館 20. マリングスポ製鉄所 34. スカンセン博物館 ドウンスノ、ンマー 32. オイル・アイランド 31 . 工ンゲルスペルイ製鉄所 30. ランドフォッシェン鋳造所 29. ハグフォッシュ製鉄所 28. ニヤ・ラップヒッタン 27. 工ルザ・アンダーソンの 26. 工ンゲルプレクト・ホテル . RIDOA 圧 09 38. 工 / ヾ 0 』ムは 5 S し RAHAMMAR HALLSTAHAMMAR E 18 0 田人 CK ・プラへのあづまや 2. グラヴェンダルのストレッチング・ハンマー 3. スカットラスペルイとルオッサステューガン 4. 歩道と乗馬用逍遙道 5. プレンシェンストルペット 6. カッセルズ・ドネーション 7. 鉄道博物館 8. ストラ・ハーゲン 9. クレンスヒッタン 10. ルドヴィカ鉱業博物館 11. ノ、ンマー / くッケン 12. シッスヒッタンの小径 13. ストールベルイの鉱山 14. フログベルイエートの鉱山 15. ヨハン・アールペック 16. フラテンベルイ製錬所 17. スメイエバッケン港と機関庫 18. ヴァンボ領主館 19. サーデルベルシェ郷土史博物館 図 2 ホステル コーヒーショッフ ' 40. 銅工場 41. ファナ領主館 42. カルマンスポエ場集落 43. ストラームスホルム運河 44. ラムネス工場集落 45. レンガ造りの家 46. スラノ、ンマー新教会 47. スラハンマーエ場博物館 48. 運河博物館 49. トロングフォッシュ鍛冶場と発電所 50. コルべック・イン、ホステル 51 . 馬車博物館 52. ストラームスホルム宮殿 33. 37. ヴェスタンフォッシュ旧発電所 36. ヴェスタンフォッシュ領主館別館 35. 工コミュージアム・ショップ ベルクスラ ーゲン ・エ・コ = ュージアム全体図
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目 次 I Ⅱ Ⅲ ェコミュージアム実践序論 (The lron Bridge Gorge Museum) ミュージアム アイアンプリッジーゴージ・ (Ekomuseum Bergslagen) べノレクスラーゲン・エコミュージアム (Ecomusée de la Bresse-Bourguignonne) フ、レスープノレギニョン・エコミュゼ (EcomLISée de la Basse-seine) ノヾスーセーヌ・エコミュセ 実践事例ー海外の代表事例ー 我が国のエコミュージアムの動き ヨーロッノヾのエコミュージアム フランス語圏のエコミュゼ 国内外のエコミュージアム関連動向 新井 今井 里見 吉兼 重三 信五 親幸 秀夫 加藤由美子 吉兼秀夫 桐沢千都子 ムスタン・エコミュージアム (Mustang Ecomuseum) 実践事例ー国内の活動事例ー 山形県朝日町のエコミュージアム ー楽しい生活環境観ー 大滝村ェコミュージアムの実践 一都市と農山村との共同作業ー 西澤 美苗・小川 卓男・中込 柏木 池水 飯田 信雄 泰彦 貴方 貞光 聖子 泰也 6 25 26 32 43 49 50 71 87 98 127 114 150 128 岩谷 中込 2
アイアンプリッジーゴージ・ミュージアム (The lron Bridge Gorge Museum) 池水 はじめに 聖子 ( 博物館プランナー ) 98 ジアムの抽象的な定義を理解する一助とならないものかと思いここで紹介す リッシーゴージ・ヾ 、ユージアムの設立の経緯や具体的な活動の中からエコミュー それは時間の表現」という概念をダイナミックに展開している。アイアンプ 確である。そして , 工コミュージアムの定義の中で言う「エコミュージアム , ァイアンフリッジーゴージ・ミュージアムは彼等が表現したいテーマが明 に見える。 うとしているのかがわからなくなってしまう現実に陥ってしまっているよう る人々は , 何のために地域の自然や歴史遺産を残し , 自分達は何を表現しよ その定義は , いよいよ混乱する。日本でエコミュージアムに取り組もうとす 方自然公園整備の上に成り立ついくっかのエコミュージアムの事例を見ると , ェコミュージアムの取り組みは , 国によって様々である。特にフランス地 わせると , まさにその定義の実例として見ることができるからである。 にリヴィエール氏が作成した「エコミュージアムの発展的定義」に照らし合 にもこだわりはない。しかし , ここで紹介するのは , その取り組みが 1980 年 いう名前は使っていない。フランスで生まれたエコミュージアムという名則 確かにアイアンプリッジーゴージ・ ミュージアムは , 工コミュージアムと い , 保存するというのがトラスト運動の基本である。 貴重な自然や歴史的な環境を守るために , 人々がお金を出し合って土地を買 持っナショナルトラスト (NationalTrust) 連動が基本的な考えとしてある。 ァイアンプリッジーゴージ・ミュージアムは , イギリスで 100 年近い歴史を
っ ダ ロ 写 ランスを保っており , 自然と人間との密接な関係がある。都市では「農山村」 がなくてはならない存在であるにも関わらず , 意識としてのつながりが希薄 になりつつある。都市生活では見えにくくなっている自然とのつながりが農 山村には生きており , 総合的な環境学習の場として最適であると言える。し かし農山村は豊かな自然 , 文化を持っていると同時に , 過疎化 , 継承者不足 など様々な問題を抱えている。そこで都市住民と農山村住民の交流・協力活 動により , 環境保全と農山村の振興を両立 , 実現させるために , 環境教育の 実践として大滝村ェコミュージアム作りを計画した。 ( 2 ) 設立のための準備組織 ①活動主体自然文化誌研究会 ( I N c H : The lnstitute of Natural and Cultural History) 1975 年に設立された I NCH は , 現在会員約 300 名の NGO ( 任意団体 ) で ある。農山村における自然と生活文化を地域の子どもたちに伝承する環境教 育の実践活動を , 地元住民 ( 農山村と大学周辺の都市近郊 ) と協力して行なっ てきた。また 1988 年より東京学芸大学公開講座「子供のための冒険学校」を , 開催地の教育委員会・営林署・森林組合などと共催で , 多数の地元住民の協 力を得て実施してきた。そして現在 , 良好な自然環境と生活文化を保持して 大滝村ェコミュージアムの実践 151
ボランティアグループの自主性を尊重するとともに , その育成にも力を注い でいる。ガイドを養成するための講座を開催し , 誰もがガイドとして活動で きるようにするとともに , 担当のサテライトに関する情報だけではなく , 製 鉄のプロセス全般やエコミュージアム全体のシステムが説明できるよう指導 を続けている。 6 . 外部との連携 地域の人々との協力体制によって稼働するこの巨大なエコミュージアムは , さらに他の施設や専門機関と積極的に連携をすることにより , 活動の活性化 や独創的なプロジェクトを進行させている。 例えば , 遺跡の復元にはその調査・研究が不可欠であるが , ェコミュージ アム独自では十分な調査費用を確保できない。このような場合 , 周辺大学の 学生にこれらの遺跡をテーマとした研究を奨励し , 学生との協力によって調 査・研究事業の充実を図っている。ェコミュージアムの中には , 歴史・科学 研究センターもあり , 学生たちが自由に利用できるようにしている。 また , 地域内の学校と共同で , 児童・生徒に向けた遺跡の活用方法を研究 し , 現在 , 4 つのサテライトで実験的な学習プログラムを実施しているという。 画家や音楽家 , 俳優といった芸術家もエコミュージアムに協力・参加して いる。芸術文化に関わる情報や活動の場が中央のみに集中するのに対し , イ ンダストリアル・デザイン展の開催などを通じ , 住民が芸術文化に親しむ機 会 , 芸術家の地方における活躍の場を提供している。また , 13 世紀から唄わ れている , この地域の労働歌を CD 化したり , 在郷の 5 人の画家に " ベルク スラーゲン " をテーマとしたリトグラフを制作委託するなど , 個性的で質の 咼いミュージアムグッズを開発・販売している。 今後の展望・課題 ベルクスラーゲンでは , やはり鉄や産業をテーマとして地域活性化を図っ ているイギリスのアイアンプリッジ (The lron Bridge Gorge Museum), フラ ンスのルークルーゾ ()e creusot) 2 ) と共同で , 1994 年の冬に展示イベントを 96
そして子供用にも簡単なワークシートが作られている。 ワークシートの中には , 産業遺産についての歴史的な解説や保存されてい る建物の説明があるのではない。ワークシートの視点は , それらの物や建物 を通じて , 人々の暮しや考え方 , 家族や社会 , 製品の製造の過程や産業構造 までを子供の視点で捉えるような手引きとして作られている。 教師用のハンドブックには , 最初に博物館の明確な基本理念と社会教育の 役割が示されている。 「子供はごく幼い頃にコレクションに夢中になる時期がある。子供達が必 死になって探し求めたスタンプやステッカー , 乗り物 , テディベア , マッチ 箱やビー玉は , 子供達の部屋に誇りを与えその人格の自信や競争心を目生え させるもとになる。博物館は , これと似ていないとは言えない。これまでの 博物館は , 子供ががらくた集めに夢中になったのと同じ様なレベルで石器や エジプトのミイラなどの遺物を集めてきたに過ぎない。最近になって博物館 は , もっとばらばらなわずかなものを集めているに過ぎない。これまでの 20 年間は , 博物館の役割とその保存してきたものが社会的に価値があるものだ ということを説明するために大きな前進があった時期であった。博物館は社 会にとっての貴重な資源であり , それは , 特に若い人々に対して重要なもの である。このハンドブックの目的は , 博物館において教師が子供達に過去の 栄光をたたえ , 好古趣味を促すのではなく , 過去のダイナミックな産業発展 の歴史や社会の変化 , そしてそれが現在も続いているのだということを理解 させるためのアイディアを与えるものである」 アイアンプリッジーゴージ・ヾ 、ユージアムは , 1978 年ョーロピアン・ ジアム・オプ・ザ・イヤー賞 (Europian Museum of the Year Award) を受賞 している。また , アイアンプリッジは , 1987 年に世界文化遺産に指定された。 この博物館の象徴であるアイアンプリッジは , 技術史的な面から , また , 産業史的な面からの価値が十分にある。しかし , 博物館にとってこの橋のもっ とも重要なことは , 将来への発展の志向を示している象徴性である。 この 橋には , 将来への夢や希望が凝縮されている。 112