ニザダイ ( ニサダイ科 ) 方言名・イユガー 全長・ 35cm 生息場所 : 岩礁域 = サダイ属とテング , 、ギ属の魚の尾ビレのつけ根には、骨質の突 起といわれるナイフの刃先のようなものが 2 ~ 4 本ついている。ま た、本種は、背ビレ、腹ビレ、尻ビレのトゲに毒腺がある。しかし、 海の中で出会。ても、ま。たく危険ではない。釣りあげたり、網に かかった = ザダイ類をつかもうとして切られたり刺されたりする例 が多い 症状・骨質の突起による傷は、魚が持。ている粘液によ。て化膿す ることが多いようである。また、毒トゲに刺されると、毒による痛 みが起こり、患部は大きく腫れる。 応急処置傷口を真水で洗い、早目に消毒をする。毒トゲに刺され た場合は、 , 、ナミノカサゴと同じ処置をするとよい 1 15 は テンクハキ ( ニサダイ科 ) 方言名 : チヌマン、ツヌマン 大きさ : 505 生息場所 : サンゴ礁域 ツマリテンクハキ ( ニサタイ科 ) 方言名 : バンヨウカー 全長 : 605 生息場所 : サンコ礁域 1
オキサヨリ ( タッ科 ) 全長 : いⅱ 生息場所 : 岩礁域およひサンゴ礁域の表層 全長 : 80cm 方言名 : ウキシンヤー テンンクダッ ( タッ科 ) 応急処置 : たたちに止血し、病院へ行く。 によっては、出血多量て死亡に至る。 症状 . 激痛か走り、まもなく患部はマヒし、呼吸困難になる。場合 か、海底に向けて照らすようにしよう。 とがあるのでナイトダイビングの際、水面てはライトを消しておく る。特に夜間、懐中電灯の光に敏感て、光に向かって飛んてくるこ ンラした勢いてその鋭いくちはしか人間の体に突き刺さることがあ 水曲上にジャンフする習性がある。水中ては危険てはないが、ジャ 水面近くを泳いており、驚いたりすると猛スヒードて逃げながら 生息場所 : サンコ礁域の表層 95
工ラフウミヘビ ( コフラ科 ) 生息場所 : サンプ礁域 日本近海に生息するウミへヒ類は、おとなしい性質のものが多い しかし、毒性はハプの 70 ~ 80 倍もあるのて油断は禁物。特 ようた。 に、繁殖期に 2 尾がからみ合っているときに近ついて写真を撮った いたすらをすると襲ってくることがある。 傷口から毒が入ると、神経毒のために呼吸筋はマヒし、呼吸 症状 困難におちいる。重症の場合には死亡することもある。 応急処置 . てきるたけ安静にし、傷口から体の中心部に近いほうを ヒモてしはる。傷口に口をあてて血とともに毒を吸い出し : お茶 ( 紅 茶、ウーロン茶も可 ) を濃く煮出した液かアルコールて傷口をよく 洗う。応急手当のあと、てきるたけ早く医師の手当を受ける。 94 ヒロオウミへヒ ( コプラ科 ) 方言名 : イラブー 全長・ 1 m 生息場所 : サンゴ礁域 工ラプウミへヒとよく似ているか、縞模様かはっ きりしている。攻撃してくることはますないが、猛 毒かあるのて注意か必要た。 症状、応急処置はエラフウミへヒと同し。
モョウフク ( フク科 ) 全長・ 5()cm 生息場所 : サンコ礁域 て噛むことかある。 ても観察するたけにしよう。 ると大ケガをする。海底にしっとしていることも多いのて、見つけ 歯か大きく、強いアゴをしているのて、噛まれ 憶病なのて向かってくることはないが、捕まえたりすると反撃し りの軟膏を塗り、傷がひどいときはたたちに医師のア当を受ける。 応急処置 止血し、傷日をアルコールなどて消する。抗生物質人 っては、指をくいちぎられることもある。 症状 噛まれた度合にもよるが、裂傷は免れないたろう。場合によ
雪 12 オニヒトテ ( オニヒトテ科 ) 方言名を : トウカシチャー 大きさ : 40cm 直径 。 - 生息場所 : ーサンゴ礁域の海 なるべく医師の手当を受ける。 水につける。患部は化膿したり腐りやすいのて、応急手当のあと、 応急処置 : トゲを取り除き、熱い湯につける。湯がない場合は、氷 部は赤く腫れてマヒし、リンパ腺も腫れ、吐気をもよおす。 刺されると激しい痛みか起こり、痛みは数時間持続する。患 症状 も表に出るので、海底に手足をつく場合には注意か必要てある。 夜にはい出てサンゴを食べるが、オニヒトテの数か増えると昼間て 毒トゲて表面がおおわれている。通常、昼間はサンゴの下側にいて、 サンゴを食し荒らすのて有名になったオニヒトデは、無数の鋭い
マジリアイゴ ( アイコ科 ) 方言名 : アーケー 全長 : 255 生息場所 : サンコ礁域 おかん 薬を塗るが、痛みか激しい場合には、たたちに医師の手当を受ける。 湯に 60 分くらいつける。痛みがおさまれは、消毒して化膿止めの傷 応急処置 . 傷口をよく洗って汚物を除去し、血をしばり出して熱い 呼吸困難も見られる。 また、吐気、発汗、悪寒を併発するか、重症の場合には、心臓衰弱、 は青白くなり、やがて赤く腫れあがり、マヒすることもある。 症状・ 激しい痛みか起こり、数分後には猛烈に痛みか強まる。患部 てある。 って漁を行うために、網からはすす際に刺されるケースが多いよう として有名。特に , 、ナァイゴは、沖繩ては重要な食用魚て、網を使 ァイゴ類は背ビレ、腹ビレ、尻ビレの各トゲに毒があり、刺す魚
オニカマス ( カマス科 ) 方言名 : チチルーカマサー 全長 : 1 . 5 Ⅲ ジキルカマサ 生息場所 : サンコ礁域の沿岸およひ沖合 6 ヂ 大きくて鋭い歯と強力なアゴを持ち、地域にはってはサメよりも 恐れられている。しかし、めったに出会うことはない たとえ出会 っても襲ってくることはますない。魚突きをした物を狙ってきた り、金属的な光に興味を示すようなのて、そういったものを持たな いように注意しよう。 症状・鋭い歯にる裂傷、出血は免れす、場合によっては手足をく いちぎられる。出血多量やショックにより死亡した記録がある。 応急処置 . たたちに陸にあがって止血する。患者の頭を低くして静 かに寝かせ、急いて救急車を呼ふ。
97 ゴンズイ ( ゴンズイ科 ) 方言名 : クーグワーイユ 全長 . 20cm 生息場所 : 岩礁域およびサンゴ礁域の海底 密集群を作って海底をゆっくり移動する習性がある。普通、海の 中で泳いている状態ては攻撃してくることはない しかし、背ビレ と胸ヒレに鋭いトゲを持ち、おまけに毒があるため、つかんたりす ると刺され、激痛に襲われる。釣って知らすにつかみ、刺されるケー スが多いようた。 激しく痛み、患部は赤く腫れ、時には水ふくれを起こす。重 症の場合は患部か腐ることもある。 患部を真水または海水て洗い、傷口をしばって血を出す。 熱い湯に 30 分以上っけたあと、患部を市ておおって病院へ行く。 症状 応急処置
ニセカンラ / ハギ ( ニサダイ科 ) 方名 . クスクー 全長 35cm 生息場所岩礁域およひサンコ 本種を含むクロハギ属やササナミ 、ギ属、ヒレナカハギ属、ナン ョウハギ属の魚は、尾ビレのつけ根に。飛ひ出し式。の鋭いトケが ある。このトゲは、ふたんは溝におさまっているが、攻撃時 ( 同種 に対し ) や興奮したときに突出する。 = サタイと同様、海の中て出 会っても危険てはない網などて採集したときには、気をつけよう。 症状 . 採集したときに魚か暴れ、その瞬間に切られることが多いよ うてある。トケは無毒たが、粘液が傷口に入るために痛む。 応急処置 : 傷口を真水て洗い、粘液をとり除いて消毒する。傷がひ どい場合には、医師に診てもらう。 みぞ
マタラエイ ( アカみイ材 ) 方言名 : カマンタ 全長・ 1 m 生息場所 : 岩礁域およびサンプ礁域の海底 ェイの仲間の大部分は、尾に大きな毒トゲを持っている。この毒 トゲは象牙質て、きわめて丈夫てある。ェイ類は海底にしっとして いることも多く、また、砂の中に体を埋めている場合もあるのて、 ダイビング中に着地するときは十分に気をつけよう。ェイ類も攻撃 してくることはないか、捕まえたりすると尾を振って毒トゲて刺し てくる。 症状 : 深い裂傷がてき、毒によって激痛に襲われ、患部は大きく腫 れる。傷口の周囲は白く変色し、局部貧血を起こすのか特徴。激痛 により衰弱、失神も起こることがあり、重症の場合は呼吸困難、発 汗、けいれんなども併発する。 患部の上方をヒモてしはり、傷口を真水または海水て洗 い、異物をとり除く。傷口をしばって血とともに毒を流し出す。熱 い湯に患部を 30 分以上っける。その際、食塩を加えると効果的。患 部を市ておおい、高く保ちながら病院に行く。 応急処置