あたし - みる会図書館


検索対象: キャンディーの色は赤。
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1. キャンディーの色は赤。

帰り道、終電までの少しのあいだ、 わたみ 和民でビールを一杯ずつ飲む。 弾丸のように止まらない会話。 あっという間に終電に乗り遅れそうな 時間になって、中野の駅まで走る。 オナカ痛くなるくらい笑いなから。 あした 「明日も仕事だよーオ」 「あたしも仕事だつつーの」 「あたりめーか・ : 」 「じゃーまたね 帰りの電車。 ゝと田っ そういえば、 専門学校ン時の友達の 杉田にはミカさんとのあいだに 無事赤ちゃんが生まれたそう。 女のコで、「生まれた ! オレ 父親になったよ 歓喜の電話をもらったナ。 ( たしか金星が月にすごく近付いたって、 ニュースが伝えてる夜だった ) 赤ちゃん、今何ヶ月になったんだっけかナ。 小夏ちゃんって名前 あそうだ。

2. キャンディーの色は赤。

あたしの歳下男は ホネがあるので きちんとバイトに行く。 なんせ あたしは そーゅー男に 会ったことがないので、 そんなの ひと 友達が = = 尸つには あたりめーダロ、と いうことになるのだが、

3. キャンディーの色は赤。

はます しても あした 明日 セキ入れに行く ? て笑って言って返されると なんかあたしが 負けたみたいじゃん からかってる ? つって イ = = 人か 2 人も いないとタメたから あした 明日じやダメか なんか意外と こんなふうなのかもね こうゆうのって どーでも 、しってゆうか タイミングってゆうか 059

4. キャンディーの色は赤。

ごめん ぐもん 愚問だったよ : ・ \ 恋愛の話だよな マリーま 3 年ゞりこ おッそろしいほどの恋をした。 ホろリひとつもなく ピッカピカのキッラキラ。 久におとずれた 0 0 っ 0 0 0 ちや旧の上も 上も一ノ なにもイ放置してて ーカオスだト・ あたしの部屋はつつーと、 同棲 4 年の 彼氏の服と下着と あたいーの服と下着と 041

5. キャンディーの色は赤。

まさるちやは ひとによくなっく ポッサポサに 伸びきった髪の毛の えりあしもだらしなくて とてもいし あとなんだろ、 やつばでもまず どこがいちばん すきかってーと声か ハスキーな声で 話す語尾でそれが、 ヒョイとあがって 軽くかすれる なんてかわいいんだろウ。 まさるちやア すよねえノリ子さん あたし あんたの 声が好き 140

6. キャンディーの色は赤。

3 日後、ヨウヘイに会う。いつものように、気まぐれに、あたしの部屋のチャイムを鳴らして、いっ ものように、玄関で靴を脱ぎ、カッコイイほろほろのコン・ハース。あたしの部屋のあたしのお気に人 りの赤いヴィンテージのソファーに、うっとりするはど同化して、缶ビールを飲むョウヘイ。 しばらく眺めて、あたしが、切り出した。 「ダレかほかに、いるの ? 」 ョウヘイは、煙草を手に取り、「し 、イへんよ ? 」と、日った。ウソなのが、わかる。とい、つよりも、ヨ ウヘイま、、 , しつだって正直だ。いたからってなんなの ? と、ヨウヘイは言っているのだ。 いイへんよ ? あたしも、どこかで、そう言われているのだ、と、思った。 淋しくはなかった。あたしの中のヨウヘイは、本当は、この世のどこにもいないのだ、と思っただけ。 あたしだけを愛する、あたしだけのヨウヘイが、実はどこにも実存なんかしないのだと、思っただけ。 今、世田谷で、目を閉じてみる。 もう一度だけ、あたしは彼に、会いたし お終いがくるのは、あっという間だった。 「あたしのオトコに手を出すな、死ね。 トクメイで、ケータイに、メールが、届いた。 ョウヘイのいない、夏の、真夜中の部屋に。 恐くはなかった、ただ、頭の中が、灯油を撒かれて猛火をぶちまけられたように、熟かっただけ。 あたしのオトコに手を出すな : ・「てめえダレだよ」、と送信したが、もうそのアドレスは消去されて

7. キャンディーの色は赤。

一瞬、あたしがあたしを手離したら あたしが消えてしまいそうな夜、

8. キャンディーの色は赤。

どっちもぜんぜん 悪くないのに 終わりになるって あるんだなア、あるんだよ こだ″合わないみってだけで 寝る時間が違う 食べ物の好みが違う お酒飲むべースが違う 換気扇の下でタバコを 吸うのが好きなあたしと 部屋中にタバコの煙 充満させるのが好きなヒトも いるレ」い、つことと 仕事なんかよりずっと 2 人で 一緒にいるほうか大切と思った あたしと あたしなんかよりずっと仕事のこと ばっか見てたとゆうヒトか い 4 にとい、つことと あたしかたまに泣いて、 それをたまに他人が うるさがったってゆう、 なんか、 それだけの理由。 066

9. キャンディーの色は赤。

彼女はね、 あたしの分身なの ぜんぜん他人なんだけど、 若い若いずっともっと若い頃からね、 ずっとずっと 友達で、 本当に友達でね、 あたしと彼女ふ 彼女とあたしを、ふたりして、 愛して愛して 止まないくらいに 愛する。 104

10. キャンディーの色は赤。

リリコま、 彼女は、 ハ力だ。 リリコの 突っぷしたアタマを 両腕で抱いていた アイスティーのグラスが たおれて急に、 店の中はシンとしたけど、 あたしたちはそのまま その喫茶店を マッハでとびだした。 あたしの目から 涙か出るよりさきに、 喫茶店の テープルをはさんで、 あたしたちが 愛し△ロ、つよ、つに、 = = ロカ誰を 愛したって、 たぶんせん、ゝ まちかいじゃない。 110