しもん に炭酸石灰を含みもろくなるが , 毛端はけい酸をもち 堅い . 中にヒスタミンなどの毒物をもつ . そのほかアカネ の刺毛は先端がわん曲してかぎ状毛になっている . ②コン虫の体表にある腺毛の 1 種」なかに尿酸・ギ 酸などを含む液体を満たし , 皮ふにつきささると簡単 に折れ , 中味がはいると痛い . 毛 指紋とん手足の指の先の部分にみられる皮膚の 隆起した線の模様」サルでは簡単な模様のものが 多いが , ヒトでは複雑な模様がみられ , 同一人でも指 によって模様が異なること , 一生その模様が変わらな いこと , ヒトによって模様が異なっていることなどから , 指紋は個人を識別することや犯罪捜査に利用され ている . 指紋は遺伝するが , その遺伝様式は複雑であ る . 指紋はふつうい ) 弓形・ ( 2 ) ウマのヒスメ形・ ( 3 ) うずま 日本に 20 種ほどある . 1 じやど き形の 3 種 類に分け れが細かく 分類され弓状紋 蹄状紋 渦状紋 ている . 〔指紋〕 ◆視野 1 点をみつめているときみえる範囲」視 野計を用いて測定すると , 単眼視野の場合 , 視軸に 対し , 上方 50 。 , 下方 70 。 , 内方 60 。 , 外方 100 。程 度あるが , 両眼を用いたときは左右の目の視野が重 複するから広くなる . 色彩に対する視野 ( 色視野 ) では 色によって差があり , 緑がもっとも狭く , 赤・黄・青の 順で広くなる . 頭は動かさず眼球だけ自由に動かし てみえる範囲を凝視野という . ◆シャガ林下に群生する常緑多年草の 1 種 . 単 子葉綱・アヤメ科」高さ約 60cm , 5 月ごろ花茎上 に白紫色で径 5cm ほどの花を多数開く . 種子ができ ず株でふえる . 社会同一種類の個体間で , 相互のはたらき あいを通して成立したひとつの生活組織」相互の はたらきあいとは , 相互認識・競争・協同などの現象 をさし , このはたらきあいが個体間の生活上にひとつの まとまりある組織を生じており , 組織としての有機的 な結びつきの程度が社会化された程度をあらわし , そ の内容が社会構造を示す . 異種類の個体間におけ るはたらきあいは , すでに独立した 2 つの社会間の関係 となる . 生物共同体とか生物群集という集合体は 種内社会の関係ではなく種間社会あるいは複合種 間社会の関係と考える . ふつう , 動物社会とは特定 の種における家族的集合組織として考えられること が多く , この場合には節足動物とセキツイ動物とによ って代表されている . コソ虫類の場合を除けば , 島類・ ホ乳類にみられる社会は親子関係よりも個体識別 の可否関係と考えられ , そこには順位制・なわばり制 ・リーダー制・グループ制・分業制と多様な組織がみ られる . ニホソザルの社会などはこのような多様な組織 ( 制度 ) によって秩序が保たれている . 昆虫社会 ◆ジャガイモ塊茎でふやす作物の 1 種 . 双子葉 綱・合弁花亜綱・ナス科」チリ原産の多年草 . 高 さ約 70cm. 葉は羽状複葉で互生 . 花は 5 弁からなる 合弁花で白色または淡紫色 , ふつう結実しない . 地 下にある茎の変形したいもはデンプソを多く含み食用 にするほかアルコールをとる . 品種はダンシャクイモほか 斜隔膜かく 鳥類の体こうを胸こうと腹こう とに分ける膜 . シャクナゲ深山に自生する常緑低木の 1 種 . 双子葉綱・合弁花亜綱・ツッジ科」日本に数種 類あり , 高さ 2 ~ 4m , 葉は長だ円形 , 上面は濃緑色 で光沢がある . 5 ~ 6 月に径約 4cm , 紅紫色の美花を つける . アズマシャクナゲはおしべ 10 本 , ホンシャクナゲ は 14 本である . 試薬ビン 5. 種々の試薬を入れるガラスビソ で , 透明なものとかっ色のものがあり , 広ロせんのもの と細ロせんのものがある . 容量もいろいろある . シャコ節足動物門・甲カク綱・ロ脚目に属す る動物の 1 種」第 2 胸脚がカマキリの前脚のように 鎌状となり捕食に適する形をしている . からだは円筒 形で , 体長 5 ~ 10cm. 内湾の砂でい地にすみ , 卵を 胸脚でだいて育てる . このシャコ以外に , トゲシャコ・ノ、 ナシャコなど類似の種類があり , シャコ科を構成する . ジャゴケ表面がヘビのうろこ模様をしたコケの 1 種 . コケ植物門・タイ綱・ゼニゴケ科」葉状体は濃 緑色で光沢があり , 幅 1 ~ 2cm , さ ( 叉 ) 状に分かれ 10 ~ 25cm に達する . 雌雄異株であり , 雄器床は紫色 だ円盤状で無柄 . 雌器床は黄かっ色円錐形で 5 ~ 9cm の柄がある . 北半球に広く分布する . ジャコプ Jacob, Franqois 1920 ~ モノ とともに * オペロソ説を提唱・確立したフラソスの分子 遺伝学者」オペロン説 斜視ヒや眼筋の異常のため , 両眼の視線が , 同 一点に向かわない状態」外科的に治療する . ◆車軸藻植物しやじくそう しょ“っ植物分類上の 1 門」 淡水産 , 外観はスギナに似た小形ソウ類で輪ソウ類 ともいう . 茎の節部から 8 ~ 10 本の小枝を輪生し , 小 枝の節部からさらに小葉を輪生する . 造卵器・造精 器をつくり有性生殖 . 世代交代はなく , 受精卵だけ が復相 . 世界に 1 科 6 属約 250 種あり , 日本にシャジ クモ・フラスモ・ホシッリモ属あわせて , 約 60 種ある . ◆シャジクモ池沼の水底にはえる一年生ソウ類 . シャジクソウ植物門・シャジクモ科」長さ 10 ~ 40cm の糸状で各節か引 0 本ほどの小枝を車軸状にだす . 中軸細胞は皮層に包まれ , 造卵器をつくる冠細胞 は 1 個である . 日本産は数種あり , 原形質流動観察 の好材料である . しやしゆっ 射出髄すい 放射組織 シャチホ乳綱・クジラ目に属する魚型のホ乳動 物の 1 種」サカマタともいう . イルカのなかまであるが , 最大の種類で , 体長 8 ~ 9m に達する . からだの上面 とひれは黒色 . 頭部から胸にかけての腹面は白色で , この白色部はからだの末端と両側に伸びる . 大洋に 生活し海獣類や他のクジラ類を襲う . 蛇毒齪毒ヘビ類の毒腺から分泌される毒」 その毒作用には , ( 1 ) 神経毒 : 呼吸中枢にはたらいて 呼吸麻ひを起こす ( コブラ・ガラガラへビ ). ( 2 ) 出血毒 : 血管壁に作用して出血させる ( マムシ ). ( 3 ) 溶血毒 : 赤血球をこわす ( マムシ ). ( 4 ) 血液凝固作用をつよめ るもの ( アオハブ ) や阻止するもの ( タイワン、ブ・タイワソ コブラ ). ( 5 ) 血液循環を阻止するもの ( マムシ ) などがあ
しすい 神経 . 脳の一部という見方ができる . 雌 . 品れ、めしべ 歯髄与いセキツイ動物の歯の内部にある結合組 織」歯の内部は中空になっており , そこを神経と血 管の多く分布する結合組織がうめている . 歯 ◆シスチン cystine タソバク質中に通常みいださ れるアミノ酸の 1 種」イオウを含み , タンバク質中の 大部分のイオウを供給する . ホ乳類では * メチオニンか ら合成されるので , 必須アミノ酸ではない . 分子がまん 中で切れれば , 2 分子のシステイソとなる . アミノ酸 152 しぜん 、 Hz NH2 HOOC-C-CHz-S-S-CHz-C-CC)OH りようでなく , 現在はこの区分は用いられない . 化石は の前半を始生代 , 後半を原生代としたが , 境界が明 億年前までの地質時代」かっては先カソブリア代 ◆始生代い先カソブリア代の前半 , 今から約 10 があらわれるが , 成長すれば半数は雄となる . は卵巣が発達し , ャツメウナギは , はじめ生殖腺に卵 化のおそいアカガコレのある種は , オタマジャクシのとき く , 原索動物のサルバの類にみられる . また , 性の分 精巣に先だって成熟すること」この例はごく少な せんじゅく雌雄同体の動物で , 卵巣が 雌性先熟しせい をもっ . 卵細胞 , 雄性前核 するまでの間の卵細胞の核をいう . 半数国の染色体 このときから * 精子に由来する核 ( 雄性前核 ) と合一 形の核がみられるが , 減数分裂終了後は小さくなる . * 卵母細胞の成長期から減数分裂にいたるまでは大 せんかく卵細胞の核」動物では , 雌性前核しせい 有種 , 普へん種 種や普へん種と呼ばれるものがある . 帰化種 , 固 生化していても自生種に含めない . 自生種には固有 その地域の植物として存在しなかったものは , 現在野 で分化した種」野生種ともいう . 狭義には , 本来 自生種い各地に自然に分布し , その分布地 水酸基← OH ) をもっことがわかる . コールの示性式は C2H50H で , 工チル基 ( ー C2H5 ) と 的な性質をつかむのに便利である . たとえば工チルアル て分子の特性を明らかにした式」化合物の化学 示性式いひとつの分子中にある * を区別し ソは 1 本のポリべプチド鎖をつくるものとされている . 1957 年にペソザーによって提唱された . 1 つのシストロ シストロン cistron 遺伝子の機能単位」 する . 吸虫類 行い , * 中間宿主を経てヒトをはじめホ乳動物に寄生 ソゾウジストマなど多数の種類があり , 種々の変態を 10mm ぐらいの寄生虫の総称」 * ハイジストマ・ * カ ジストマヘン形動物門・吸虫綱に属する 3 ~ じめるものが多い . 度・寄生などの環境条件がよくなると , 再び活動をは 態にも , 動物の種類によっていろいろあるが , 温度・湿 胞子と間違えておばえられることも多い . シストの状 にあるもの」のう子または被のう体ともいう . 植物の 面に厚いじようふな膜を分泌し , 一時休止した状態 シスト cyst 原生動物や下等な動物が , 体表 である . ヒトの毛髪の * ケラチンの 14 % はシスチソ きわめて少なく , 細菌類やラソソウ類と思われるものが わずかに発見されている . 先カソブリア代 しせい 雌性配偶子 はいぐうし異形配偶子における大 形の配偶子」一般に運動性がない . 異形配 偶子 , 大配偶子 姿勢反射しせい はんしや高等なセキツイ動物にみられる 姿勢や運動中のからだの平衡を正しく保っ * 反射」 この反射による各種の筋肉の収縮状態を総合的に まとめる反射中枢は小脳である . 伸張反射 しせい ◆雌性ホルモン セキツイ動物の雌の性ホ ルモン」卵巣から分泌されるホルモソで , ホ乳類で は発情ホルモンと黄体ホルモソの 2 種類がある . ヒトの 場合は女性ホルモソということがある . 黄体ホル モン , 発情ホルモソ 耳石き平衡石 ◆歯舌っカタッムリなどの軟体動物のロ器中に みられるヤスリ状の部分で , 食物をかきとるはたらきを するもの」キチソ質の膜上にじようぶな微小な小歯 が多数ならび , 大根をするときの「おろしがね」のような 外観をしている . 腹足綱のイモガイ科の数種は歯舌 から有毒分を出す . 自切髯っ動物がそのからだの一部を切断して放 棄する現象」トカゲの尾やカニのあしの * 再生はよく 知られているが , これらは他動的に尾ゃあしを切りとら れるのと違い , 特定の部位からみずから脱落させるも ので , 自己防衛の意義をもっている . 自切は神経によ る反射として起こり , トカゲの自切はせき髄反射 , カ ニの反射中枢は胸部神経節中にある . ◆自然選択しせん せんたく自然界における選択のこと」 自然とう ( 淘 ) 汰ともいう . * ダーウインが * 人為選択か ら類推し * 進化説の中で用いた語である . 最近の遺 伝学ではショウジョウバエの飼育で自然選択の実証 がなされている . 自然選択説 * ダーウインが進化の要 ま自然選択説しぜん せんたくせつ因として提唱した進化 説」自然とう汰説ともいう . 彼はガラパゴス群島の 探検やノ、トの品種についての実験観察から生物の進 化を確信するにいたった . マルサスの『人口論』から自 然選択の暗示をえて , 1859 年に『種の起源』を著わ し , この中で多くの証拠から生物進化の事実を証明 し , 進化の要因を説明する自然選択説を提唱した . 彼は家畜や作物にいろいろな品種があるのは * 人為 選択の結果であり , これと同じような選択を自然が 野生の生物に行っているために , 生物は環境に適し た形質が発達し , * 種の違いができてきたと考えた . 生物は個体変異を示し , 繁殖力が強いので各個体 が生存するために * 生存競争が起こり , 自然はこの競 争をとおして , 個体変異の中からもっとも生存に適す るものを選択する . これを * 適者生存という . 生存に適 した個体変異の形質は子孫に遺伝し , 代を重ねるう ちに , 祖先とは違った形質をもっ生物が生じる . この ようにして生物の進化が起こると考えた . ダーウイソの自然選択説は多くの人に支持された が , 個体変異がすべて遺伝するという証明はえられな かった . 特に * ワイスマソが個体変異は生殖細胞に変 化が起きないかぎり , 子孫に遺伝しないことを明らかに したので , 自然選択説に疑問が残った . しかし * メソデ ルの法則が再発見され , * ド = フリースの * 突然変異説
あおし あかし 北日本では冬期に暖地へ移住する . 亜科 生物の * 自然分類における分類段階の アオジ新島亜綱・エソジャク目・アトリ科に属し , ひとつで , * 科の下の段階で * 属の上の段階」属が 主として冬期にみられる小鳥の 1 種」背面は暗緑 集まって科を構成するのがふつうであるが , 属の数が 色で腹面は黄色 . 形も大きさも * ススメによく似てい 多くて , いくつかの属にまとまった共通性がある場合 , る . 夏期には北海道や本州中北部山地に移り繁殖 途中の段階として亜科を設ける . するが , 冬期には村落や都会でもみられる . アカイエカ節足動物門・コン虫綱・双シ目・ ◆アオノリ緑色管状をした海そうの 1 種 . 緑ソウ カ科に属し , 夏の終わりごろから発生し , 屋内でもっ ともふつうにみられる力の 1 種」体長 5 ~ 6mm の赤 植物門・アオサ科」からだは中空の円筒形で , 多 かっ色の中形のカ . 日本全国に産し , 夜間吸血 角形または円形の 1 層の細胞よりなる . 塩分の少ない 性 . 幼虫は下水溝などに生活 . ジュウケッシジョウチ 浅海に多い . アオノリ属には 17 種ほどあり , いずれも冬 ュウの * 中間宿主として知られる . 期採集し乾燥して食用にする . アカイタポヤホヤ アオノリの生活史 : 核相 2 ”の胞子 体の先端部に遊走子のうを生じ , 減数分裂によ アカウキクサ水田や池沼に浮く水生シダの って 4 本のべん毛をもつ遊走子を水中に放出する . 1 種 . シダ植物門・シダ綱・アカウキクサ科」茎は枝 遊走子は岩に付着し , ペん毛を失い発芽して , 核 をもち , 葉はりん片状で密にならびヒノキの枝に似てい 相れで雌雄異株の配偶体のアオノリに成長する . る . 夏期は緑色で冬期は紅紫色となる . 日本にはオ やがて雌株・雄株の先端にそれぞれ 2 本のべん毛を オアカウキクサとアカウキクサの 2 種がみられる . もつ大配偶子・小配偶子を生じ , これらが合体 アカエイ軟骨魚亜綱・サメ工イ目・エイ亜目に して , 配偶体と同形同大の胞子体になる . 属する魚の 1 種」からだはひし形で尾は長い . 背び れ・尾びれを欠く . 体長約 70cm に達する . 海産 . アカガイ軟体動物門・フ足綱に属する二枚 員の 1 種」やや深い海底の砂でい中に生活 . 員は かなり大きく 10 ~ 12cm に達する . 員の表面は暗かっ 色で , 内面は白色 , 員肉は赤色で食用になる . アカクモヒトデキョク皮動物門・クモヒトデ 綱・クモヒトデ目に属し , 日本南部の暖海の岩しよう 配偶体 にすむ赤色のクモヒトデ」うでの長さは 5 ~ 8cm. アカクラゲコウ腸動物門・ノ、チクラゲ綱に属す る . 日本沿岸に冬から初夏にかけてあらわれる中形の クラゲ」かさの直径は 10cm ぐらい . 16 条の明瞭な 遊走子のう かっ色のすじがあり , 触手は 40 本 . 刺胞毒が強い . 〔アオノリの生活史〕 アカゲザルホ乳綱・霊長目・真猿亜目に属 アオヒモムシヒモガタ動物 し , 過去 1 世紀にわたり医学用実験動物として用い られているサルの 1 種」インド・中国の原産 . * ラント : アオミドロ淡水中にみられる糸状のソウ類の シュタイナーがヒトの血液の * Rh 因子を発見する際に 1 種 . 緑ソウ植物門・ホシミドロ科」細長い円柱 このサルを用いたことはとくに有名 . 形の細胞が 1 列にならぶ . 体内に帯状の * ビレノイドを アカゲラ新鳥亜綱・キツッキ目・キツッキ科の もった葉緑体を 1 ~ 数本らせん状に含む . 分裂または 山地にすむ中形のキツッキの 1 種」翼長 13cm ぐ 接合でふえる . ーアオミドロの生活史 : 5 月ごろ 2 本 らい . 黒・白・赤にいろどられたきれいな島で , 本州中 部以北の山地の森林中にすむ . が平行にならび , 両方の細胞壁が突起をつくって 連結し一方の細胞内容物が他方へ移動して合 アカザ畑や荒地などにはえる一年生雑草の 1 種 . 体し , 核相 2 ”の接合子をつくる . 接合子は休眠 双子葉綱・離弁花亜綱・アカサ科」若葉は紅色 ののち , 減数分裂して核相れの個体をつくり , をおび , ホウレンソウに似て食べられる . 高さ約 lm , れが分裂して新しい単相のアオミドロとなる . 葉は互生で三角状卵形 , 秋ごろ責緑色の細かい花 を穂状につける . 配偶体 ( れ ) 接合子 アカサンゴコウ腸動物門・花虫綱・八放サソ ゴ亜綱に属する動物で , 群体の骨軸は装飾用サンゴ として有名」群体は樹枝状で , 暖海の深さ数百 m の深海に生じる . 赤かっ色で , みがくと光沢が強い . アカシアアカシア属の総称 . 双子葉綱・離弁 花亜綱・マメ科」オーストラリアを中心に熱帯の乾 燥地帯に数百種自生する常緑の低木や高木 . 園 芸用のギンヨウアカシア・フサアカシア , 街路樹のソウ シジュ , アラピアゴムをとるアラビアゴムノキなどを含む . 一般にアカシアと呼ふ羽状複葉 , 白色 のちょう形花を房状につけ , 芳呑を有する落葉植 物は北米原産のニセアカシア ( 別名ハリエンジュ ) の 6 ( 2 れ ) 胞 子 体 ( 2 れ ) 遊走子 接合管 ( 発芽 ) ( 2 れ ) 〔アオミドロの生活史〕
さんち ー源として利用することができるものであるが , ふつう工 ネルギー源としておもに用いられるのは炭水化物と脂 肪で , タンパク質はからだの構成成分として重要であ る . 栄養素 山地帯黜ち低山帯 さんてんけんてい 三点検定交雑こうさっ * 交さ価を調べて * 染色体上の * 遺伝子の * 座を決定する方法」 点実験法ともいう . 3 対の連鎖している遺伝子 A ・ B ・ C があるとすると , A-B, B-C, A - C 間の交さ価を 調べ , その値からそれら遺伝子の染色体上の座を決 定する方法 . 染色体地図 三点試験こ筬ん三点検定交雑 さんばい 3 倍体た 基本数の 3 倍の染色体数をもっ 個体」 * 倍数体の 1 種 . 相同染色体を 3 個ずつもち 3 れであらわされる . 4 倍体と 2 倍体の交雑で生じ , 植 物では 2 倍体より大形化する . 高度の不稔性を示し , バナナやタネナシスイカはその応用 . 三半規管ミん円ロ類を除いたセキツイ動物 の内耳にある * 半規管」円ロ類以外のセキツイ動 物では * 半規管が 3 つあり , たがいに直角に組み合わさ っていて , 回転や運動の感覚を立体的に認識できる ようになっている . しかし , 円ロ類では半規管は 1 ~ 2 個しかないので三半規管とはいわない . 半規管 さんほう 散房花序かじよ * 花軸に多くの花が集合して いて , 全体が房状になる花のつきかた」 * 無限花序 ジアスターゼ diastase 春秋 2 回発生する . 子実体であるかさは 147 しおま の 1 種 . アブラナ・フジの * 総状花序に似ているが , これ の変形で , 下方の花ほど花柄が長くなっているので , 花がほぼ一平面上にそろうようにみえる . 花序 サンマ硬骨魚亜綱・サソマ科に属する海洋産 の魚の 1 種」体長 30cm ぐらい . からだの背面近く は灰青色で光沢があり , 腹面は銀白色 . 北洋にす み , 秋期に日本近海に移動する . 水産業の上で重 要な魚 . さんまん 散漫神経系しんけいけい散在神経系 ◆サンヨウチュウ節足動物門・三葉虫綱に 属する動物の総称」すべて古生代の地層中のみ から発見される化石動物で , 現存種はない . 頭・胸・ 尾の 3 部からなり , 多数の * 個眼の集まった * 複眼を もっ . 体節構造を成し , 成体になるまでに変態を行 う . 古生代の重要な * 示準化石で , カソブリア紀・オ ルドビス紀に栄え , 二畳紀に亡びた . 化石から判断す れば海中で生活し , 大きさ lcm 以上 . 三葉虫時代皀うちゅう * 古生代前半の * カソブ リア紀・ * オルドビス紀・ * シルリア紀」 * 三葉虫は古 生代を通じて生存したが , 特に前半に繁栄した . さんらん 産卵管か コソ虫の腹端にある産卵の補助 器官」 * 輸卵管からでてくる卵は * 産卵管をとおっ て産み出される . 産卵習性の相違によって , 産卵管 の長短・形態を異にしている . さんろく ッタケ科」 山麓帯た 丘陵帯 ジアトミン diatomin アミラーゼ ケイソウ類に含まれる 黄かっ色の色素」光合成に関係する色素で , 成 分はフコキサソチンの 1 種である . フコキサンチン シアン化物らシアン化水素酸 ( HCN = 青 酸 ) の水素原子が金属原子とおきかわったもの」青 酸塩ともいう . たとえばシアソ化カリウム KCN は強い 細胞毒の 1 種でカタラーゼその他の生体内の酸化反 応に関係する酵素のはたらきを阻害することにより中 毒を起こす . 中毒 シイ暖地に自生する常緑高木の 1 種 . 双子葉 綱・離弁花亜綱・ブナ科」スダジイとツブラジイの 別がある . 高さ約 25m. 樹皮黒灰色 . 葉は広皮針形 で互生 . 樹冠はまるい . 6 月ごろ単性花を開き翌年の 10 月ごろ堅果を結ぶ . 子葉は食べられ , 材は建築用 やまきに用いられるほか樹皮からタンニンをとる . シイタ ケ栽培の原木にも使われる . 飼育びんく 小動物を飼育するのに用いる 管びん」ショウジョウバエの飼育などに使う直径約 3cm , 高さ約 12cm のガラスの管びんで , 青梅綿をさら し木綿でつつんでせんをして用いる . しいく 飼育火屋ほやコン虫などの小動物の飼育びん の 1 種」石油ラソプのガラスのほやと同じもので , 両 方のロを綿せんして , その中に飼育動物を食草ごと いれて飼育し観察する . トシイタケシイ・ナラ・クヌギなどの朽木にはえる食 用キノコの 1 種 . 真菌植物門・担子菌植物亜門・マ 径 6 ~ 10cm. 表面黒かっ色 , 裏のひだは白色 . ビタ ミン D のもとになる * 工ルゴステリンを含む . ジェンナー Jenner, Edward 1749 ~ 1823 イギリスの医者 . 種とう法の発見者」牛とうにかか ったものはとうそう ( 痘瘡 ) にかからないことを知り , 種と うを考案 ( 1796 ) し , 8 歳の子に実験して予防接種に 成功した . 種とう法 視黄 * 視紅に光を当てたときの中間生成物」 紫紅色の色素タソバク質である視紅が , 光の作用で 色素レチネソやタンパク質オプシソの構造に変化を生 じ , 退色してゆく過程に生じる黄色の物質 . これはさ らに無色の * 視白に変化する . 視紅 シオグサ 1 細胞内に多核をもっ緑ソウ . 緑ソウ 植物門・シオグサ科」からだは糸状で枝分かれし 葉緑体は網状で多数のビレノイドをもっ . カモジシオ グサなど海産で世代交代が明瞭であるが , この属には 淡水産のマリモなどが含まれる . 潮溜りー潮間帯上部の岩石地に生じる 水溜り」波浪の影響を受けずに水温が高く , 塩 分濃度の変化が激しい . ケイソウ類・ソウペソ毛ソウ 類・緑ソウ類などの植物とカイメン・ヒドラ・コケムシ・ イソギソチャク・タマキビ・フジッポ・小形魚類などの動 物がみられる . カニやフナムシのようなものは潮溜りの 外部と自由に往来する動物である . 蟀潮間帯 シオマネキ節足動物門・甲カク綱・十脚目 に属するカニの 1 種」暖海の沿岸にすみ , 干潮時に
9 あせと 亜綱・アジ科に属する数種類の魚の総称」成魚 で 20 ~ 80cm ぐらいの体長 . 温帯の沿岸を大集団で 回遊する . マアジ・シマアジなどの魚獲量が多い . 味を味覚まく アジアサイホ乳綱・奇ティ ( 蹄 ) 目に属する大 形のけものの 1 種」インドサイともいう . * 東洋区の 代表動物のひとっ . 体長 3.5m 以上に達し , 体表面 に数本のひだがある . 鼻上の角は 1 本 . 夜行性で , 草 食性 . イソド・ビルマの北部山地帯にすむ . アジアには このほか , タイ・マレーシア・スマトラなどにすむ小形の 別種の * サイがいる . アシカホ乳綱・食肉目・アシカ科に属し , 北半 球の寒帯沿岸にすむ食肉性のやや大形の動物」 数種類を含む . 手足はひれ状となり遊泳がたくみで 魚類を食うが , 上陸して休養・就眠する . 繁殖期に は大集団をつくり一夫多妻 . 体長 2 ~ 3m で毛皮は 珍重されない . 飼育されたものには芸をするものもある . アジサイ初夏 , 球状の花序をだし多くの花を つける観賞用落葉低木 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ ユキノシタ科」高さ約 1.5m. 葉は卵形で対生 . 花 の大部分は装飾花で , 4 ~ 5 枚ある花弁状のものはが く片 . はじめうす緑でのちに白や青紫色に変わる . お しべが退化し , 種子ができない . 日本の自生種にはタ マアジサイほか 6 種あり , 古くから栽培もされている . アジソン病窮内分泌系の異常に起因する 病気の 1 種」皮ふや粘膜にかっ色の色素が沈着 し青銅色を呈し , 心身が無力化し , 消化器・循環 器・神経系などに障害があらわれてくる . 副腎皮質ホ ルモンの不足によって起こる病気 . 味の蕾髴味覚芽く 亜種ゅ生物の * 自然分類における段階のひと つで * 種のすぐ下の段階」もとは同じ種であっても , 長い年代にわたって地理的に隔離されると , 遺伝的 に多少違った集団に分かれていく . 両者は自然界で は交配する機会はないが , 人為的には交配可能で , しかも健全な子孫が育っから , 別種ではない . しかし 外見その他多くの点で遺伝的な差異が著しいので , 種の下の段階として区別する . アジュ / ヾント adjuvant * 抗原と混合して注 射すると , 抗体をつくる能力が高まるような物質」 助剤ともいう . 抗体をつくらせる能力が低い抗原を 水酸化アルミニウムなどに吸着させると , 抗体産生 能が高まる . 鉱物油と界面活性剤と結核菌の死閃 とを混合したものなどもある . 亜硝酸塩あしよう さんえん亜硝酸 HN02 の塩」 N02 塩とも書く . 土中や水中でアンモニウム塩 ( NH4 塩 ) が 亜硝酸閑により酸化されて生じ , 硝酸菌によりさらに 酸化されて硝酸塩 ( N03 塩 ) となるほか , 硝酸塩が硝 酸還元細閃により還元されて生じる . N02 ーは毒性 があるが , 少量なら植物の窒素源として利用される . 亜硝酸菌あしよう さんきんアンモニアを酸化して亜硝酸 にする土じよう細菌の総称 . 細菌植物門・カン ( 稈 ) 菌科」酸化反応は , 2NH3 + 302 → 2HN02 + 2H20 + 158kcal. * 化学合成を行う . 硝酸菌と あわせて * 硝化細菌という . アズキゾウムシ節足動物門・コソ虫綱・甲 虫目・マメゾウムシ科に属し , アズキの貯蔵の大害虫 として知られる小形の甲虫」赤かっ色で体長 2 ~ 3mm. 旧北区・東洋区を中心に全世界に移出され て大害を与えている . アスコルビン酸ビタミン c アスコン型贏海綿動物門における体内の水 の通路の 1 型」 * 石灰海綿綱にみられる . べん毛室 が * 胃こうからふくれ上がってできた型のもので , べん毛 相互に同心円的なつながりがなく , 原始的な構造で ある . 他に * サイコン型・ * ロイコン型などがある . アスナロ葉はヒノキを大形にしたような常緑高 木 . 裸子植物亜門・球果植物綱・ヒノキ科」ヒバ ともいう . 雌雄同株で , 5 月ごろ開花する . いけがき用 として , また材は建築用として広く利用される . アスパラガス南ョーロッパ原産の食用植物 の 1 種 . 単子葉綱・ユリ科・アスパラガス属の総称」 オランダキジカクシ・マッパウドともいう . 雌雄異株 . 幼 茎は多肉でウドに似ている . 軟化栽培して食用にす る . 高さ 1.5m で , 小枝は細く松葉状でとがり , 長さ 1 ~ 2cm , 真の葉はりん片状 . 観賞用植物や薬用種 など , この属には 300 種もある . ◆アスパラギン酸タソバク質中に一般的に みられる * アミノ酸の 1 種」 NH2 動物体内では , * クエン酸 HOOC-CHz-C-COOH 回路の一員であるオキザロ 酢酸より合成されるので , * 必須アミノ酸ではない . 尿 素合成 , クレアチン合成 , 核酸成分であるプリソやピ リミジソ合成に関係する . アスパラギン酸がアソモニア と結合して生じるアスパラギンもタソバク質をつくるア ミノ酸の 1 種であるが , 植物ではアミノ態窒素の貯蔵 にも役だっている . ◆汗を汗腺からの分泌物」成分は * 尿とほとん ど同じであるが , 濃度は低く , 99 % 以上が水である . 老廃物の排出というより , 体熱を発散し , 体温を調 節するのに重要な役割をもっている . 発汗 肇調ホ乳動物のうち , ヤギとウサギは汗をかか ない . ネコやイヌは足底 , ウシやブタは鼻先からだけ 発汗する . 亜成虫ぢ節足動物門・コン虫綱・カゲロウ目 のなかまにみられる幼虫期と成虫期の間の段階」 多くのコン虫では成体で脱皮することはないが , カゲロ ウでは羽化後さらに脱皮する . 羽化後のものはまだ完 全に成体になっていないのでこの名がある . コソ虫が成 体になって脱皮したなごりをもつものとされている . アセチル CoA 活性酢酸 ◆アセチルコリン acetylcholine 副交感神 経や運動神経繊維の末端から分泌される物質」 神経からの化学的興奮伝達物質としてはたらいてい る . 低い濃度で筋肉を収縮させるし , 血圧降下のは たらきもある . アセトアルデヒド acetaldehyde 有機化合 物の 1 種」化学式 CH3CHO. アルデヒド基 (-c (O) をもつアルデヒド類の代表的なもので , 単にアル デヒドともいう . 特殊なにおいをもつ無色の液体 . アル コール発酵の中間生成物である . 酸化すれば酢酸に なる . アセトオルセイン acetoorcein 酢酸オルセイソ
いぬ ②動物の発生において * 原腸ができるとき , 胞胚葉 の細胞が増殖して胞胚こう ( 腔 ) に細胞を送りこむこ と」胞胚葉は外胚葉に , 胞胚こうにはいった細胞 は内胚葉になる . この内胚葉中にこう所ができて , 原 腸となり原口も開く . コウ腸動物のある種でみられる . イヌホ乳綱・食肉目・イヌ科のヒトに飼育され るもっとも一般的な動物」野生のオオカミから改 良されたもので , すでに数千年以前から家畜となって いる . 日本の改良品種には秋田犬・土佐犬などがあ り , 日本大と呼ばれる . 洋犬と呼ばれる品種はシエバ ード・テリア・スビッツなど非常に多い . 医学研究用に も用いられ , バブロフの条件反射の研究は有名 . * 染 3 ・ 1 ・ 4 ・ 2 色体は XY 型で数は / 8. * 歯式は . 寿命 3 ・ 1 ・ 4 ・ 3 は 10 ~ 20 年ぐらい . イヌサフランコルヒチソの原料となる球根植 物 . 単子葉綱・ユリ科」秋に , アヤメ科のサフラソ に似た形の桃色の花が咲く . りん茎や種子にアルカロ イドの 1 種であるコルヒチソが含まれ , 育種学に利用さ れる . イヌスギナスギナの 1 種 . シダ植物門・トクサ 綱・トクサ科」スギナに似ているが , 子のう穂は緑色 で枝を輪生する茎頂に 1 個っく . 葉しようも緑色で 歯裂片の縁が帯白透明質である . イヌノフグリ初春土手などに淡紅色の花を つける二年生の雑草 . 双子葉綱・合弁花亜綱・ゴマ 力、グサ科」日本在来種で , 果実は平たく円形で 2 個っく形から「犬の陰のう」の名がある . 明治以後 , 外来種のオオイヌノフグリやタチイヌノフグリのために 分布が狭められている . イヌラーゼ inulase イスリソを加水分解して 果糖にする酵素」酵母・クロカビ・肺炎菌などにみ いだされる . カタッムリの消化液の中にも存在する . トイヌリン inulin * 果糖が重合してできた * 多糖 類の 1 種」ダリアの根 , キクイモ・ゴボウなどに貯蔵 物質として多量に含まれている . 一般の動物はこれを 分解する * 消化酵素をもたないため , 栄養分として利 用できない . イヌワラビ道ばたなどいたるところにはえるシダ の 1 種 . シダ植物門・シダ綱・ウラ木シ科」葉身は 30 ~ 50cm. 卵形またはだ円形 . 羽状複葉で先が急 に細くなる . トイネ日本人の主食である米をとる作物 . 単子葉 綱・イネ科」イソド原産 . 水稲は水田 , 陸稲は畑 作の一年草で , 高さ 50 ~ 100Cm , イソド型と日本 型がある . 日本型は葉幅が狭く , 濃緑色 . 小穂は落 ちにくくのぎ ( 芒 ) がある . 花式は P2Aa + 3G ( I). 多数の 改良品種がある . キセニア現象で知られるうるち米と もち米の別がある . イネ科 ;;- 単子葉綱の 1 科」イネ・トウモロコ シなどこく類として有用なものを含む . 草本性で , 葉 は葉身と葉しようがあり , その間に小舌片がある . 花 は小形で , 花式は P2A3 または 3 + 3G ( , そのもとに 2 枚 の * えい ( 頴 ) をもっ , 穂状花序をつくる . イノコズチ山野にはえる多年草 . 双子葉綱・ 離弁花亜綱・ヒュ科」高さ約 lm. 茎は四角 . 葉 は対生 . 初秋に穂状花序をつける . 花後 , 実は熟し 27 いやち ても裂けず , 花被と 3 枚の細くとがった包葉をもつの で衣服に付着しやすい . 根をせんじて利尿・強精剤 に用いる . イノシシホ乳綱・偶ティ目に属するけものの 1 種」体長は lm ぐらい , 肥満して足は短い . 体毛は 黒色から赤かっ色 . 鼻骨が長く , 鼻が突き出ている . 3 ・ 1 ・ 4 ・ 3 夜間活動して雑食性 . * 歯式は . 本州・ 3 ・ 1 ・ 4 ・ 3 四国・九州の代表的野獣で , 北海道には分布しな い . ブタは本種の人為的改良種である . イノシット inosit ネズミの脱毛防止因子と して発見された * 水溶性ビタミンの 1 種」ビタミソ B2 複合体の一員 . ビオス複合体中に含まれ , ビオス I と呼ばれる . 多くの異性体のうちメゾイノシット ( ミオイ ノシトール ) のみが生物学的活性をもっ . ホ乳類の * 心 筋 , サメの * 骨格筋に多い . イノシン酸放置した筋肉に生じるプリソ スクレオチド」リン酸・リボース・ヒ木キサンチソの各 1 分子からなり , 水によく溶ける物質 . 調味料として 使われる . イバラモ全国の池沼に沈生する一年草の 1 種 . 単子葉綱・イバラモ科」茎の高さ 30 ~ 60cm , 枝 が出る . 葉は対生 , 線形であるが , ふちにはきょ歯があ りとげがつく . 長さ 3.5 ~ 5.5cm , 幅 2 ~ 3mm , 雌雄 異株 . 花は , 夏葉えきにつく , 雌花は花被がないが雄 花はびん状膜質の花被中に 1 個のおしべをもっ . いほ足元環形動物門・多毛綱に属する動物 ( ゴカイなど ) の各体節の両側に突出する 1 対の突起」 血管があって呼吸器官としての役割をもっとともに , 剛毛などをそなえて , 運動器官としても役だっ . イムシユムシ いも地下の植物体の一部が貯蔵部となり , 塊 状または球状になったもの」貯蔵部が根の場合を * 塊根 ( サツマイモ・ヤマノイモ・ダリア ) , 地下茎の場合 を * 塊茎 ( ジャガイモ ) , 茎の基部が球状に肥大したも のを球茎 ( コソニヤク ) という . おもにデソプソ・マンナンな どの炭水化物を貯え , * 栄養体生殖のもとになる . イモチビョウキンイネに寄生して起こす病 原微生物の 1 属 . 真菌植物門・不完全菌植物亜 門・イモチビョウキソ科」菌糸がイネのわらや花穂 につくと , はじめ黄かっ色 , のちに黒色の斑点を生し イネを枯らす . 分生子柄は直立し紡錐状で無色の 分生子を頭状に配列する . いもち病は単にもち病とも呼び , イモチ ビョウキン科は世界におよそ 130 属 1600 種 , 日本 に 11 属 30 種知られる . 本菌に寄生された葉は , あ たかも火であぶったようになって枯死する . ◆イモリ両生綱・有尾目・イモリ科の淡水に生 活する両生類の 1 群」背面は黒かっ色で腹面は赤 色に黒斑がある . からだは細く , 長い尾を含めて体長 20 ~ 30cm. 短い手足がある . 小川や田などに生息 していたが近年著しく減少した . 赤血球が大きいため その観察や , 発生・移植・再生などの実験材料とし て重要な動物 . 忌地いや ち作物を同じ土地に連続して作ると生 育が悪くなる現象」原因は , その作物から毒物質 が分泌されるか , 枯死して土壌中にその毒が残る場
ひょう 鏡する場合に用いられる . ひょうじゅん 標準化石かせき 示準化石 k ん 標準緩衝液ひ かんしようえき定められた濃度の溶液 を一定の割合で混合してえられるいろいろな値の pH をもっ * 緩衝溶液」緩衝液にはゼーレソゼソ緩衝 液・ミカイリス緩衝液・マックルべイソ緩衝液・トリス 緩衝液などがある . ・標準血清 ーせいん血液型の判定に用いられる 血清」ふつうは * ABO 式血液型の判定に用いる ものをさし , 次の 2 種がある . ( 1 ) A 型血清 : A 型のヒ トの血清で * 凝着素日を含み , 抗 B 血清ともいう . 市 販のものは中性アクリフラビソで黄色に着色されてい る . ( 2 ) B 型血清 : B 型のヒトの血清で凝着素伐を含 み , 抗 A 血清ともいう . トリバソ青で青色に着色 . これ らは冷暗所に保存する . ABO 式血液型 標準状態いん温度・圧力が 0 ℃・ 1 気圧 の状態」標準状態ではアボガドロの法則によって 1 モルの気体の体積はどれも同じになる . その体積は約 22.41 である . 標準和名ひょうじゅん わめい生物の * 分類学の必要上 , ひとつの生物に対して定められた , ただひとつの日本 名」同じ生物でも , 時代により , 地方によりいろい ろの名前がつけられているが , 学問の発達に伴って , 統一してただひとつの学術的名称にした方が便利な ため定められた生物の日本名 . 属や科などについても 定められている . 和名 3 * 茎と * 葉をあわせて呼んだもの」葉 苗条し 条・芽条ともいう . 種子が発芽して , * 胚の * 幼根は 地中に伸びて根になり , * 胚軸は地上に出てその先 端の幼芽は茎と葉になる . したがって , 茎と葉は形態 上同じであるというところから , この名が出た . 氷雪プランクトンひょうせつ雪や氷の表面の 溶けた部分に生育するソウ類」雪上植物ともいう . 0 ~ 4 。 C 位の温度が成長に最適で雪の表面あるい は数 cm 以内の深さに生活する好気性のもの . 尾瀬 ヶ原方面ではランソウ類 3 種 , 接合ソウ類 1 種 , ケイソ ウ類 5 種 , 緑ソウ類 10 種 , 菌類 3 種 , 原生動物 4 種が 発見された . 著しく繁殖すると赤・黄・緑などの着色 が起こり雪のはなと呼ばれ , 紅雪・黄雪・緑雪・かっ 雪などと区別される . ヒョウタンゴケ全国各地にはえるコケの 1 種 . コケ植物門・セソ綱・ヒョウタソゴケ科」配偶体は * 雌雄同株で高さ lcm ぐらい . 淡黄緑色で * 群生 . 胞子体は約 5cm で洋ナシ状の胞子のうをつける . 、漂鳥ひょう ちょう繁殖地と越冬地の別はあるが , その 移動範囲は日本国内など一地方内に限られている 渡り鳥」ムクドリ・ウスラ・モス・ウグイスなどがその例 . , 標徴種うちょう 数量的には重要でなくともあ る特定の植物群落に特に適合している植物」優 占度とは無関係に , ある群落にのみしか生育しないか , 他の群落にはほとんど出現しない種で , その群落を特 徴づける種類をいい , 必ずしも分類学的な種でなくと もよく , 亜種・変種・品種なども用いられる . 標徴種 は一般に立地条件に対する適応域がせまいので , 指 標植物として用いられることも多い . 標的器官えてきホルモソや放射線などの作用 を強く受ける器官」ホルモソは血液によって全身を びりみ 循環するが , 特定の標的器官にしか作用しない . ま た , アドレナリソをはじめ多くのホルモソの作用は標的 器官の * 環状 AMP を通じて発現することが知られ ている . : 表皮ひょう ひ①高等植物の体表面をおおうふつう 単層の組織」初生保護組織として保護のほか , 水分の蒸散を防ぐ . 表皮変形物とともに表皮系に 属する . 茎や葉の表皮の外側には * クチクラ層をもっ . 古くなった木本では表皮ははげ落ちて , 周皮 ( 次生保 護組織 ) が出てくる . ②動物体の最外層をおおう外胚葉性の組織」無 セキツイ動物では単層 , セキツイ動物では多層 . セキ ツイ動物の表皮と真皮をあわせて皮ふという . コン虫 や甲カク類では表皮はクチクラを分泌し , 外骨格をつ くる . 表皮にはいろいろな腺がある ( 腺上皮 ). 皮膚 ◆表皮系うひ 植物体の最外部をおおい内部を 保護する組織系」基本組織系 , 維管束系ととも に植物の 3 組織系の一つ . 表皮・毛・気孔・水孔など からなり植物体の保護のほか , 外界とのガス交換 , 水 液の排出などを行う . 組織系 皮翼類く ホ乳綱に属する極めて特異な動 物群 . 皮ョク目を構成」体長約 20cm の小形のホ 乳類で , 首から前後し ( 肢 ) の間 , 尾部にわたって , か らだの両側に皮膜があり , 滑空できる . 食虫類・ヨク 手類に近いと考えられたが , 現在では独立の 1 目と されている . 夜行性で草食 . * 東洋区特産でヒョケ 2 ・ 1 ・ 2 ・ 3 サル・ブスマサルなどが属する . 歯式は 3 ・ 1 ・ 2 ・ 3 ひらせ ◆平瀬作五郎 さくごろう 1856 ~ 1925 植物学者 . ◆ビリミジン塩基えんき生体内で * 核酸・ * ヌク ピリドキシン pyridoxine ビタミソ B6 TPN あるいは補酵素Ⅱとも呼ばれる . さす . NAD は DPN あるいは補酵素 I , NADP は コチソ酸アミドアデニソジスクレオチドリソ酸 ) の両者を コチソ酸アミドアデニソジヌクレオチド ) と *NADP に 素」ニコチンアミドスクレオチドともいう . * NAD に de 酸化還元反応を触媒する脱水素酵素の * 補酵 ピリジンヌクレオチド pyridine nucleoti- るはたらきをする . レス腱によってかかとの骨についている . かかとを上げ 高等なセキツイ動物の後し ( 肢 ) の筋肉のひとっ . ワキ ひらめ筋翫セキツイ動物の骨格筋の 1 種」 長 25 ~ 50cm. ヒョウなどとあわせてヒラメ科を構成する . 食用魚 . 体 からだ周辺をおおう . 歯は鋭い . カレイ・スナガレイ・オ の側に片寄る . 背びれ・尻びれは , 頭部・尾端を除く 横が ( 臥 ) 状になるため , 目は 2 個とい正中線の一方 海底の砂でい面に生活 . からだはだ円形でヘん平で , ヒラメ硬骨魚亜綱・ヒラメ科に属する海産魚」 色で 2 列の点があり , 腹面は白色 . 体長約 2cm. からだはやや太く卵形 . 背面は淡かっ みぞなどの淡水にすみ , 員類の体液を吸収するヒル」 ヒラタビル環形動物門・ヒル綱に属し , 池や 物学界をかした . 1912 年恩賜賞受賞 . 生的研究中にその精子を発見 ( 1896 ) し , 世界の植 科の助手として , 植物の実験を行った . イチョウの発 イチョウの精子を発見」福井県の生まれ , 東大理
つきの が生殖細胞形成に影響した場合 , 遺伝性のある雑 種を生じるという . * 栄養雑種の 1 種 . ッキノワグマホ乳綱・食肉目・イス科に属 する動物」日本ではヒグマとともにもっとも大形の けもの . 体長 1.6m 内外 . 体毛は黒いが , 胸部に三日 月形の大きな白色部分がある . 雑食性で , 山地に住 み冬眠をする . クマまたはニホソグマともいう . 北海道 にはいない . ッキミソウマッョイグサ ・ツキヨタケブナの枯れ幹に群生する有毒キノ コの 1 種 . 真菌植物門・担子菌植物亜門・マッタケ 科」日本特産の発光キノコで , かさは半円形では じめは黄かっ色 , 後に紫色をおびる . シイタケやヒラタ ケに似ているが , ひだ面を暗所でみると青白く光る . ックシ早春 , スギナの地下茎から直立する胞子 茎」外形がふで状である . スギナ ックバネ山地にはえ , 根が他の木の根に半寄 生する落葉低木 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ビマクダ ン科」雌雄異株で , 高さは 1 ~ 3m になる . 葉はだ 円形で対生 . 雌雄とも花は小さく淡緑色で花弁は ない . 果実はだ円形で羽のように 4 枚のほう ( 苞 ) がつく . 果実は料理の飾りに使われる . ッグミ新鳥亜綱・エソジャク目に属する島の 1 種」夏季はシベリア・カムチャッカなどで生活し , 冬 に渡来するもっともふつうな * 冬島 . 大きさはヒバリよ りやや大きい . 背面は黒かっ色でやや赤味がある . 近 縁のトラッグミ・クロッグミ・ノビタキ・コマドリなどをま とめてッグミ科とする . ッタ石垣などにはえ , 秋 , 紅葉するつる性の落葉 樹種 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ブドウ科」茎 は 4cm ぐらいに太くなり , 葉の反対側に吸盤をもった 巻きひげで , 高くはいあがる . 若木は 3 小葉からなる * 複葉であるが老木の葉は * 単葉で , ふつう 3 裂してい る . 夏に黄緑色の小花を多数つけ , 紫黒色のしよう 果をつくる . ッチグリカキの若い果実状をしたキノコの 1 種 . 真菌植物門・担子菌植物亜門・ツチグリ科」ツ チガキともいう . 子実体は径 2 ~ 3cm のへん球状で , 外皮が 7 ~ 8 個の裂片に分かれる . 内部にうすい被膜 で包まれた球形の袋があり , 中に胞子をつくる . 裂片 は何回でい乾湿運動するが , これは裂片が上下 2 層 の細胞層からできていて , 膨張率が違うために起こる 現象である . 槌骨ホ乳類の * 中耳にある骨のひとつ」 * 鼓 膜に密着 . その突起が * きぬた骨に連結する . 鼓膜の 振動を受けきぬた骨・ * あふみ骨を経て内耳に伝える . ッチトリモチ本州中部以南の山地の林下 で , ハイノキ属の根に寄生する多年草の 1 種 . 双子葉 綱・離弁花亜綱・ツチトリモチ科」高さ 9 ~ 15cm で , 地下茎は淡黄かっ色に肥厚し塊状をなす . 雌雄 異株である . 秋に多肉で大形のりん葉をもつ花茎上 に卵形で濃赤色の花穂を出し , 微細な黄色の雌花 をつける . 地下茎より鳥もちをつくる . ツツガタケイソウ円筒状をしたケイソウの 1 種 . 黄ソウ植物門・ケイソウ植物綱・ツツガタケイソウ 科」細胞が長く , 放射構造であるが , 多少 * 左右 相称的である . 241 つのひ ◆ツツガムシ節足動物門・クモガタ綱・ダニ目に 属するダニ類の 1 群」球形でクモに似ているがあしは 短く , 大きさは 0.5 ~ lmm. 幼虫はノ、タネズミの耳か くの内側に寄生するものが多い . ツツガムシ病の病原 体である * リケッチアを媒介する種類もある . ◆つつきの順位じゅんい島類の群れ生活で認め られる順位制」シェルデラップ , 工ッペがニワトリに おいて発見した ( 1922 ). 年齢組成が同じような 3 羽の 雌がいる場合 , その中の 1 羽は他の 2 羽をつつくが他 からはつつかれないので第 1 位を占める . 次の 1 羽は , 第 1 位の個体にはつつかれるが , 残りの 1 羽をつつくことに より第 2 位を占める . 最後ØI 羽は第 1 位 , 第 2 位の個 体につつかれるが , つつく相手がない . これが第 3 位であ る . このようにして群れの中で占める地位が決定する . ただし雄と雌であれば雄が雌を , 親鳥と若島であれ ば親島が若鳥をつつくという優劣関係がある . 他の 鳥類の群れでも同様な例が知られている . 順位 ツッジ庭に植えたり , 山野に自生する常緑ま たは落葉低木の総称 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ツツ ジ科」数百種類もあるが , 山野に広く分布するの はヤマツッジである . 高さ 2 ~ 3m で , 葉は卵形で枝先 に集まってつく . 初夏にろうと状で先が 5 裂した大きな 花を開く . ツヅミモ淡水産の接合ソウ類の 1 種 . 緑ソウ 植物門・接合ソウ綱・チリモ科」単細胞のからだは つづみ形で , くびれ目のところに核がある . 二分裂のほ か * 接合生殖する . 角①ホ乳類に属する動物の頭頂近くに生じ る角質の突起」シカでは 1 対 , サイでは * 正中腺に 1 本または 2 本ならぶ . ②カプトムシなどにみられる頭部の近く ( 実は胸部 ) か ら生じているキチソ質の固い突起 . ③柔軟な無セキツイ動物の頭部またはからだの前端 付近に生じる突起を , その性質にかかわらず , 一般 に角という . カタッムリの角など . ツノガイ軟体動物門・掘足綱に属する角形 の員がらをもっ動物の総称」海底の砂中で生活 し , えらを欠く . 肉食性で * べリジャー幼生・ * トロコフ オラ幼生を経て成体となる . 掘足類 ツノケイソウ海面に生活するケイソウの 1 種 . 黄ソウ植物門・ケイソウ植物綱・イトマキケイソウ 科」プランクトソとしてふつうにみられるものである . か らだは鎖状に群体をなし , 両側に長い突起をもつ . ク ロロフィルのほかにジアトミソを含み黄かっ色を呈する . ツノゴケ日かげにはえる葉状コケの 1 種 . コケ植 物門・ツノゴケ綱・ツノゴケ科」雌雄同株 . * 配偶 体は数層の細胞からなる葉状体で , 各細胞には 1 個 の葉緑体がある . 胞子体は長角状で , 熟すると先端 が二裂して胞子を放出する . 全世界に 160 種 , 日本 に 15 種ほどの特産種がある . ツノトンポ節足動物門・コン虫綱・脈シ目に 属するトソボに似たコソ虫」外形はトソボに似て , 体長 35mm 内外 , 黄かっ色 . 羽はからだにくらべてや や大きい . 頭部に体長と同じくらいの長い触角をも ち , その先端は球状 . 幼虫は植物葉上で生活 . ツノヒラムシへソ形動物門・ウスムシ綱に属 する動物の 1 種」からだはだ円形でややヘん平で , 体
やまげ 3 説と , 反復刺激によるとする説があった . 彼は反復刺 激説を支持して , ウサギの耳に 2 ~ 3 日おきに長期間 コールタールをぬり , ついにガソをつくりだすのに成功 . 1915 年東京医学会で発表し , 注目をあびた . ヤマゲラ新島亜綱・キツッキ目に属する中形 の鳥」この鳥も含めてキツッキと総称する . 雄はひ たいが赤色で , 背面が暗緑色 , 尾は長い・くちばしは 3 ~ 4cm で , とがっている . ヨーロッパおよびアジアの北 部の森林にすむが日本では北海道だけに分布する留 鳥 . キツッキ ヤマザクラ東北地方の一部および北海道をの ぞく日本の山地に広く分布するサクラの 1 種 . 双子 葉綱・離弁花亜綱・バラ科」シロヤマサクラともい う . 無毛の落葉高木で , 樹皮は横にさける . 葉は長だ 円形で上面にのみ散毛があり , 長さ 8 ~ 12cm , 幅 3 —5cm で , するどいきょ ( 鋸 ) 歯がある . 花は中輪で白 色に近い . 昔から有名な奈良の吉野山 , 京都の嵐 山 , 東京の小金井のサクラは大部分が本種である . ヤマシギ新鳥亜綱・シギ目に属するやや大形 の鳥」湿地の草むらなどに生活する . キジよりやや 小形であるがよく肥満し , あしは比較的短い . 背面は 茶と黒のまだら . くちばしが長く 8cm ぐらいに達し夜 間 , 湿地の土中のミミズなどを食べる . * 留鳥である . シギ ヤマジソ山地に自生する一年草の 1 種 . 双子 葉綱・合弁花亜綱・シソ科」高さ約 30cm , 茎は 四角で枝を対生し , 淡紫色の毛がおおっている . これ に長卵形の葉を対生し , 全草に香気がある . 夏から 秋にかけて , 枝さきに淡紅紫色の小しん ( 唇 ) 形花をつ ける . ヤマツッジ日本の山野にもっとも広く分布す るツッジの 1 種 . 双子葉綱・合弁花亜綱・ツッジ科」 半落葉小低木で , 高さ 1 ~ 3m. 枝は斜めに伸び , 若 葉には腺毛がなく太くて平たい毛がある . 4 ~ 5 月に , 若葉とともに , レンガ色の径 4 ~ 5cm の花を開く . 九 州南部では葉が越冬する . ヤマトシロアリ節足動物門・コソ虫綱・等 シ目に属するコソ虫の 1 種」土中にもぐったり , 土に 接した木材を食害したりする . 成虫は体長 5mm ぐ らいで , 前羽・後羽ともほば等しく , 透明で細長い . 兵隊アリは頭部が円筒状で体長 4mm ぐらい・ ヤマドリ新鳥亜綱・ジュンケイ ( 鶉難 ) 目・キジ 科に属する大形の島で日本の特産種」からだはキ ジに似る . 体表は赤かっ色で黒斑がある . 尾羽はキジ より長く lm に達するものもある . 山地や山ろくの森 林帯に多く , 狩猟の対象として尊重される . つばさは 小さいが , 飛び方は速い . ◆ヤマネホ乳綱・ゲッ歯目に属するリスに似た小 獣で , 日本特産種」 1 属 1 種 . 体長 6 ~ 7cm. 尾 は 5cm ぐらいで先の方が太い . 背面は淡かっ色で , * 正 中線上に太い黒条が縦走する . 冬期は変温となり , からだをまるめて球状となって冬眠する . 雑食性 . 高 地帯のみに生活 . 樹上で生活し活動力に乏しく夜 行性 . ヤマネコホ乳綱・食肉目・ネコ科に属し , ネコ によく似た野獣」日本では対島にツシマヤマネコ , 沖縄西表島にイリオモテヤマネコの 2 種だけがすみその やむし らなる . る . ャムシ科および化石動物のムカシャムシ科の 2 科か ち , 雌雄同体 . 発生の初期から原生殖細胞がみられ の * プラソクトソを構成 . 胃体こう系の真体こうをも ことから名づけられた . きわめて微小な動物で海水中 の総称」からだは細長く , 外形が「矢」に似ている ャムシ毛ガク動物門・ヤムシ綱に含まれる動物 め栽培もする . 横向きに開く . 日本特産種で , 球根を食用にするた 夏に白色大形で , 径 15 ~ 20cm の , 香気の強い花を サソュリともいう . りん茎は 10cm ぐらい . 高さ約 1.5m. するユリの 1 種 . 単子葉綱・ユリ科」ヨシノュリ・エイ ヤマュリ奈良県から青森県までの山地に分布 るほか , 樹皮は皮ふ病や毒 - 消しなどに利用できる . 径 1 ~ 2cm の球状で生食できる . 人家の防風樹にな 4 月ごろ葉えき ( 腋 ) に黄かっ色の穂をつける . 果実は さ 6 ~ 15cm , 裏面に小さな腺点がある . 雌雄異株 . さは 15m ぐらい . 葉は革質倒披針形で密に互生 , 長 木の 1 種 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ヤマモモ科」高 ヤマモモ関東以南の海岸に自生する常緑高 ( 漿 ) 果で熟すと黒くなる・ 15cm の白色総状花序をつける . 果実は硬いしよう 針形で長さ 5 ~ 15cm で互生 . 夏 , 葉えき ( 腋 ) に 10 ~ シ科」高さは 6m ぐらい . 枝は紫かっ色 . 葉は倒皮 常緑高木の 1 種 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ヤマモガ ヤマモガシ本州中部以南の海岸に分布する 下流にというのは * すみわけの例として有名 . マス にかけて黒班や小黒点がある . イワナが上流 , ヤマメが 水にすみ体長 30cm に達する . からだの背面から体側 どらなくなったものと考えられている . 川の中上流の清 する * マスのひとつの形」マスが * 陸封されて , 海にも ◆ヤマメ硬骨魚亜綱・ヒレウォ上目・サケ科に属 重咲きのヤ工ヤマブキは結実しない・ 長さ 4 ~ 5mm の種子を結ぶ . しかし , 園芸品種の八 長さ 3 ~ 6cm. 初夏に黄金色のひとえの花を開き , は細く , 緑色 . 葉は長卵形できょ ( 鋸 ) 歯があり , 互生 , 双子葉綱・離弁花亜綱・バラ科」高さ約 2m. 茎 ヤマプキ山野に自生する落葉小低木の 1 種 . を感じ , 動物体に付着して吸血する . 色 . 山地に産し , 動物体表より発する二酸化炭素 をもち , 背面には小さないば状の突起が多い . 黄かっ cm ぐらいのとっくり形のヒル」からだの両端に吸盤 ヤマビル環形動物門・ヒル綱に属する体長 2 もする . 根は白色 , やわらかく食用となる . 葉えき ( 腋 ) に肉質塊状の * むかごを生じ , 栄養体生殖 る . 種子は平たく , 膜質の膜をもち , 飛び散る . 一方 に白色花をつけるが , 雄花穂は立ち , 雌花穂はたれ 物にからまり , 心臓形の葉を対生 . 雌雄異株で , 夏 のが枯死して , 新しく大きさをます . 茎はつる性で他 く大きく地中深くにあり養分を貯えるが , 毎年古い 綱・ヤマノイモ科」ジネンジョウともいう . 主根は長 ヤマノイモ山野に自生する多年草 . 単子葉 夜行性 . 林中にすみ , 鳥や魚を捕食する . 単独行動を行い , 黒条が数条縦走する . ッシマヤマネコは海岸近くの 体長 50cm ぐらい , 尾は約 30cm. 灰黄色で , 背面に 数も少なく , いずれも天然記念物に指定されている .
かどう カバホ乳綱・偶ティ目に属する大形のけもので , 期に輸入され , 切り花や花だん用として観賞する . 径 3 ~ 10cm , 色や形に多くの品種がある . 江戸初 う . ヨーロッパ南部からアジア西部原産の多年草 . 花 ・離弁花亜綱・ナデシコ科」オランダセキチクともい カーネーション園芸植物の 1 種 . 双子葉綱 いる . ガラス製の細い管」心臓かん ( 灌 ) 流実験などに用 ロなど , 特に血管や気管などの管状部にそう入する カニューレ cannula 動物体の切口または傷 葉下や地中に生活する . ヒナカニムシなど数種がある . 歩脚が集まり , その前に 1 対の大きな触しをもっ . 落 モに似ているが , 腹部が細長く , からだの前半に 4 対の 属する小形の虫の総称」体長数 mm , 外形はク カニムシ節足動物門・クモガタ綱・カニムシ目に 甲殻類かく サワガニなどはノ、イジストマの中間宿主となる . ロバの各期を経る . 海水または淡水にすみ , 淡水産の をたくみに歩く . * 幼生は * ノウブリウス・ * ソ工ア・ * メガ み , あとの 4 対は大きな歩脚となって , 水底または陸上 は短く , 横幅が広い . 胸脚は 5 対で , 最初の 1 対ははさ 総称」腹部は頭胸部の腹面に折れ曲がり , 体長 物のうち , 腹部が短く , 尾の付属物のないグループの カニ節足動物門・甲カク綱・十脚目に属する動 姿とも観賞用にされる . 種の色彩がある . 体長は尾を含み 12cm ぐらい . 声・ 群島 . 全身美しい黄色であるが , 改良品種多く , 種 ている飼育鳥」原産はアフリカ西海岸のカナリア カナリア新鳥亜綱・エンジャク目のよく知られ 似た物質 . 結核菌・化のう菌などに有効 . マイセスカナミセチクスから発見 . * ストレプトマイシソに 種」 1957 年梅沢浜夫らが放線菌ØI 種ストレプト カナマイシン kanamycin * 抗生物質の 1 多く , 草むらなど地面上で生活 . 長の 2 / 3 を占める . 日本列島特産で , 平地・低山地に ØI 種」体長 20cm 前後であるが , 尾部が長く , 体 カナヘビハ虫綱・トカゲ目の茶かっ色のトカゲ 状花をつける . 根は他草の根に寄生する . 長さ約 2cm で互生 . 5 月ごろ各葉えき ( 腋 ) に 1 個の筒 高さ約 20cm の多年草 . 全体が白っぱく , 葉は線形 . 物の 1 種 . 双子葉綱・離弁花亜綱・ビャクダン科」 カナビキソウ明るい草地にはえる半寄生植 の実験や十ンギョ鉢の水草に役だっ . 長さ lcm ・幅 2mm ぐらいで青緑色を示す . 光合成 しない . 近年琵琶湖にコカナダモが繁殖したが , 葉の ミ科」雌雄異株 . 野生状態では日本にまだ存在 カナダモ水生植物の 1 種 . 単子葉綱・トチカガ カナダバルサム封入剤 な葉身を互生する . 園芸品種が多い . 分は葉柄の集まってできた偽りん茎で , その上に平ら 科」南米原産の着生ラソで , 茎のようにみえる部 カトレア熱帯産洋ラソの 1 種 . 単子葉綱・ラン 在固定器 . 定するためのカセ金などを支柱にとりつけるための自 動物解剖のとき , 動物を固 可動ムツへを 孔の配列によるものである . らせん紋・環紋・孔紋・階紋の模様がある . これは膜 67 かぶと アフリカのみにすみ , 工チオピア区を代表する動物の 1 種」体長 4m 以上 . 体高 1.5m に達し , ソウに次ぐ 大形の動物 . からだは肥満し , 4 し ( 肢 ) は短く , 耳は 小さい . 鼻孔・目・耳は頭部の一平面上に位置して , 水中生活に適応している . 夜行性で草食 . 同類には 西アフリカにすむコビトカバがいる . カバ中部以北に自生する落葉高木 . 双子葉 綱・離弁花亜綱・カバノキ科」カンバともいう . 樹 皮が白いシラカンバと , 灰かっ色のダケカンバなどがあ り , 葉や樹形・生育場所が異なる . ◆カ / ヾーガラス cover glass 顕微鏡観察のと き , スライドガラス上の材料を封じる薄い小形のガラ ス板」大きさはいろいろあるが 18mmX 18mm がも っとも / トさく , 18X24 , 24X24 , 18X32 , 24X32 , 24X52 ( 各 mm ) などがある . 厚さは顕微鏡に合ったも のを使用するのがよく , 高倍率の場合 , 0.2mm 以上 のものは不適である . ◆蚊柱気 . らカが多数集まって飛びかっている状態」 アカイエカ・ユスリカなどの雄が , 夕方 , 軒下や木の陰 などに数百びき集まり , ほば同じ方向に飛びかい , とき どき雌が飛びこんできて , 雄と対になって出てゆく . ◆花被ま花の構成要素のうち * おしべ・ * 心皮以外 の直接生殖に関係しない * 花葉」花被が内外 2 輪 に区別されるときには , 外側の花被を外花被 , 内側 の花被を内花被と呼ぶ . 外花被と内花被とが形や 色彩ではっきり区別できるときは , 外花被を * がく , 内 花被を * 花冠と呼ぶ . 花蓋まい ◆果皮ま子房壁が発達して肉質となったもの」 外・中・内果皮に分ける . * 外果皮は表皮の変形で 薄くてじようぶ . 毛・気孔がある . * 中果皮は多層・多 肉で含水量が多い . * 内果皮は堅く , 種子を包んで いる . 成熟後に果皮が乾燥するか液じゅうに富むか で , * 乾果と * 液果に分ける . カビからだが菌糸からなり , * 子実体が目だたない 下等菌類の総称」水中・地中・空中の生物体お よび有機物の表面に寄生するもので , ふつうは白色で あるが , 胞子の種類により黒・紅・黄・緑・青などを呈 する . ヒトの生活に有害なものが多い . ベトビョウキン・ イモチビョウキン・ウドソコビョウキソなどがある . 過敏症を登アレルギーの 1 種」生体または組 織内で起こる * 抗原抗体反応の結果 , * 免疫とは逆 に激しい病的症状 ( ショック ) を起こす現象 . 症状は 個人差があるがふつう平滑筋の収縮を起こし , 血管 壁・リソバ系の細胞・内臓の機能に変化が起こり , 激しい場合は死亡する . カフェイン caffeine コーヒーの種子や茶の葉 などに含まれるアルカロイドの 1 種」茶素・テイソ・ガ ラニソともいう . 分子式は C8 川。 02N4 ・ H20. 中枢 神経系・心筋・腎臓などに著しい興奮作用を与え , 血管の収縮 , 血圧の上昇を起こすので , 利尿・興奮 ・強心剤となる . ◆カプトウオセキツイ動物門に属する動物のうち 最下等の化石動物の 1 グループの総称」カッチュウ ギョともいう . 古生代にさかえた魚類に近い動物で , 現存の円ロ類よりさらに原始的で , 体表は骨格状 を示す . 化石から調べると体長は 20cm ぐらい . うろこ は荒く , 頭部が大きく , ひれは対になっていない . ケファ