第 7 章 業界別 ES ・徹底攻略 DeNA の WEB 工ントリーシート ・大学時代に最も力を注いだ事は何ですか ? く 400 字以内〉 私は、新江ノ島水族館に来場した多くの人に楽しんでもらえるゲームを創り上げる事ができました。私は、アクアプロ ジェクトというプロジェクトに所属しています。このプロジェクトでは、水中世界を 3DCG で表現するコンテンツの制 作を行っています。今年度、新江ノ島水族館に「 Aqua dive 」というゲームを提供しました。そして、実際に水族館内で ゲームを稼働しました。実際に水族館に訪れたお客様に遊んでもらうことによって、「楽しい」「面白い」という声を何 度も耳にする事が出来ました。 1 日に 3000 人から 4000 人の来場者が訪れる江ノ島水族館で「 Aqua dive 」を設置し たコーナーは多くの人で溢れかえっていました。その光景を見て、私たちは大きな達成感と感動を感じる事が出来ま した。目標に向かい、メンバーの意思が一つにまとまったからこそ、この成果を得る事が出来たと思っておリます。 抽象的な表現てはなく、具体的な事実て表現する努力をしよう。例 えば、「設置していた期間内ての調査によると、お客様の滞在時間が 最も長いエリアとなリ、反響があったことが肌て感じられた。」など。 ■実績 / 制作物について (a) 「 3 分動画」の制作 大学の非常勤講師の方と学生 4 人によって共同制作した作品です。大学で開催された WEB コンテンツデザインのコ ンペティションで優勝しました。 担当箇所 : チームのスケジュール管理、サービス内容の企画、 WEB サイト内の文章作成、 lllustrator 、 Photoshop を 使用し画像を加工、Ⅲ ust 「 ato 「を用いたアイコン制作、 HTML 、 CSS を用いたコーティング作業 (b) 「アクアプロジェクト」の運営 チームのスケジュール管理、サービス内容の企画、江ノ島水族館の職員の方々から要望をヒアリング・進歩状況の報 告、江ノ島水族館で行うワークショップの計画・実施・進行、Ⅲ ustrato 「、 Photoshop により操作画面やアイコンの制作・ 3DCG 用テクスチャの作成、 Metasequoia を用いて魚・甲殻類の 3DCG をモデリング 実際にテクノロジーを使いこなしている点は、大い に評価されるだろう。 「創造力」が伝わる。実績 ( a ) ( b ) ともに、実力があるのが伝わってくる。ネ ット業界で求められる「アイデアを形にする力」があることがわかる。 チームの中で「なぜ、これをやろうと思ったのか」「困難たったこと」や「どん な貢献をしたか」なと、この ES でほほ = 伝わってこない。このような、きみの 人間性に関することは面接で聞かれるだろう。 〔総評〕 241
第 7 章 業界別 ES ・徹底攻略 ■あなたが今までに、個人またはチームによって何かを成し遂げたと自負している経験につ いて述べよ。く論文 ( 日本語 ) : 形式自由、 A4 サイズ 1 枚、 100KB 以下、文頭に学校名及び 氏名を明記のこと〉 目標達成へ向けたプロセスにおける、特に ( 1 ) 情報収集 ( 2 ) 俯瞰的視座に基づいた戦略立案 ( 3 ) 徹底した実行、と いう三点において、私は強い自信を持っています。 この三点の強みが如実に表れ、目標を達成した具体的な経験として、野球部での、データ分析によるトレーニングと ゲーム戦略策定の、プログラムの導入が挙げられます。 これらのプログラムは、当時一部の私立高校では導入されていたものの、私の所属する地方の公立高校では、未知 の存在でした。しかしキャッチャーというポジションの性質上、その導入の必要性を強く感じておりました。 ( 1 ) 情報収集 ますこれらプログラムの理論を体得するために、関連書籍を買い揃え、徹底的に知識の蓄積に取り組みました。同 時に、最新の動向を把握するために、監督に交渉し、近隣の私立高校を対象に行われるセミナーに参加しました。ま た、チーム全体の知識レベルを向上させるべく、最終的には講師の方を自分の高校へ招き、定期的な情報の蓄積、 共有を促進しました。 ( 2 ) 俯瞰的視座に基づいた戦略立案 導入段階では、進学校であるが故の問題に突き当たリました。私立高校とは比較にならない練習時間の短さと部費 の少なさという制限です。そのため、限られた時間と費用を最大限効率化するべく、部員個々の特性に合わせたトレ ニングプログラムを導入、そして部員全員が同様に取り組めるための、ビデオカメラの活用、チェックシートの作 成、交代制の試合観戦などのデータ取得方法を体系化し、ゲーム戦略策定のプログラムを導入しました。また、イメ ージに近い近隣高校の野球部員へ協力を要請しての実戦練習を行い、本番に臨むという一連の枠組みを導入いた しました。 ( 3 ) 徹底した実行 これらは導入するだけでなく、それを実行しなければ意味があリません。そしてその実行のためには、高い志と、強 い動機が必要です。私の場合それが「甲子園初出場」と「進学校という言い訳をしたくない」というものでした。早朝、 昼休み、放課後と、練習に費やす事の出来る時間は全て使い、同時に、最高の集中力を維持して一年間取リ組みまし もちろん他にも多くの要因はあリますが、これにより、万年県予選初戦敗退の進学校で、初の準決勝進出という成果 を達成し、また、この一連のプログラムは現在も後輩へ受け継がれ、さらに高度なものへと発展していると聞いてお ります。く 986 字〉 証券 外資 金融 通信 「コミットメントカ」が伝わる。アルバイトとは思えぬような、大きな成果を出 していることが伝わる。ストレス耐性や集中力、体力は、求められる基準を 満たしているのがわかる。 「チームワークカ」が伝わる。初戦敗退を準決勝進出チームにしたことは十 分に評価されるたろうが、それ以上に価値があるのは「後輩に受け継が れ」たことた。次の世代を巻き込みながら「再現性の高い」戦略を残した点 が素晴らしい。 【総評〕 205
野村総合研究所 ( アプリケ→ョンエンジ WEB 工ントリーシート ・このキャリアフィールドで実現したいこと、 および実現する場として当社を志望する理由を教えてください。く 400 字〉 ニア職 ) の : つけ、人を巻き込む私の強みを活かして企業価値の最大化に貢献したい。 : ることだ。システム提供たけでなく業界の「標準」を作ることができる貴社で幅広い業界の知識との専門性を身に : 環境があること 3 、業務分析から提案したものが実行され浸透するまでの全工程に関わリ、一貫してサポートでき : ある。 1 、経営者の意思決定に携わることが可能であること 2 、若手のうちからプロジェクトに入リ、自己成長できる : しいビジネスを創出することにやリがいを感じた。その中でもアプリケーションエンジニアを志望する理由は 3 つ : ング業界に興味をもった。そして貴社の 1 day- 」 ob に参加し、現代社会において欠かせないげを活用して顧客の新 がコンサルタントであることから情報と個人の能力を活かして、チームで企業の課題解決に寄与するコンサルティ げを活用し最適な情報を提供できる顧客の一番のノヾートナ - として、付加価値の高い提案を行いたい。経営者の父 自分が育った環境をベースに自分の 関心を語ると説得力がある。 この 3 点は、説明会で聞いたことを羅 列しただけのようにも読める。要素を 増やすと中身が薄くなる。面接で深く 突っ込まれるところだ。注意しよう。 ・あなたが大学入学後最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。特に「なぜ それに取り組んだのか」「難しかった点」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教え てください。く 400 字〉 ゼミ幹事として「ゼミ内の意識改革」に努めた。ディスカッション形式にもかかわらず、 14 人中 3 人しか発言しない 現状に問題を感じ原因追究を行った。メンバーの学習意欲の低さが原因だった。そこで自主性を高めるために 1 . 自由参加の勉強会 2. 全員参加型ゲーム形式のゼミ発表を行った。自分の担当課題をこなせばよいという消極的な 声もあったので、「自由参加の勉強会における参加率向上」に力を入れた。原書のテキストを翻訳し、経済学書を用 いて基礎理解を高めたのち予習段階で出てきた疑問点を質問シートにまとめることでゼミ中に活発な議論ができ た。そのうえでゲーム形式の発表にしたことにより原書の表面をなぞるような発表から、深く内容を理解した上でそ の範囲をメンバーに楽しんでもらえるように工夫した発表に変化していった。その結果、勉強会参加者は 3 人から 11 人に増加し意欲的なゼミに変化した。この経験からチームの意欲向上が重要だと学んだ。 総 評 良い経験をしているだけに、この結論はやや軽い。チーム の意欲向上が重要なことは誰もが理解している。自分な らではの気づきを言語化したいところだ。 「課題解決力」が伝わる。組織の課題発見から、解決策の仮説立て、実行 までを力強く推進していること、そして周囲を巻き込む力もあるのが伝わ ってくる。面接では、最後まで巻き込めなかった 3 人は、なせ巻き込めな かったのか、そこから何を学んだのかも聞いてみたい。 226
ソフトバンクの WEB 工ントリーシート 1 . これまでの経験の中であなたの強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えて下さい。 く 500 文字以内〉 264 にすると良い。例えば、「組織のことを考えた提案、環境づくリができる」など。 大切にしている価値観は伝わってきたが、読み手のために、「強み」を明確に言葉 「チームを巻き込む力」の両方がアピールできている。 を全員で回しているのが伝わる。「個人としての努力」 「課題設定」→「対策」→「検証」→「改善」のサイクル 示し信頼を獲得すること、個々が主体性を持っことの大切さを学んた。 れるとともに全員が当事者意識を持ち行動できるようになリ、地区大会優勝を果たした。この経験から、自ら行動で ークルを巻き込んだ対抗試合を企画した。これらを実施し、メンバーと共に検証・改善し続けた結果、技術共有がさ 自主的に考え独立した練習内容を実施する機会を設けた。さらに、外部のプロコーチによる指導の場や社会人サ を磨き、チームに最適な練習メニューを提案した。また、上級者・初級者混合の 8 人 1 チーム編成にし、各チームが 全員で頑張ることが楽しいと思える環境作リを行った。ます私自身がインストラクターのアルバイトによって指導力 個々の意識に隔たリがあった。私は、主体性を持ちにくい環境が課題であると考え、上達する喜びを伝えるとともに、 じてきたからだ。私のチームは勝っことを目的としている上級者が多いチームであったが、中級者、初級者もおり、 大会出場等のスポーツ経験から、組織に貢献したいという想いと、高い目標を掲げ、全員で頑張ることに充実感を感 東海地区の学生テニスサークルの代表として、東海地区優勝を掲げ 120 人の意識改革を行った。これは野球部全国
リクルー ト ( ビジネスコ WEB 工ントリーシート ース ) の これまでの人生で成果を出した経験のテーマの詳細を教えてください。く 100 文字以下〉 ることができた。 「個人」としてはインターン生歴代 1 位の 57 % の契約率を達成。「チーム」としても従前の契約率から 15 % 上昇させ 成果を教えてください。く 200 文字以下〉 営業インターンで「個人」と「チーム」ともに契約率を上昇させた。 282 このこだわリをもったのかを面接で聞きたくなる。 自分が成果を上げる以前に、顧客の課題に寄リ添う姿勢は素晴らしい。なぜ、 し他者の悩みを見出す成功体験を得た。 営業を継続したところ最終的に前述の成果を出すことができた。この経験から実際のビジネスの現場で、周囲と協力 客獲得が難しい」という課題を見出した。そして、解決するための提案をメンバーで複数まとめた。その提案を基に、 ーに繋がる傾向が高いが①競合企業の増加②初期費用の高さ③サービスの専門性の高さ、の影響で現状は新規顧 経営者に聞き取リ調査をチームで協力して実施し、情報収集を行った。結果、「ダイビングは一度経験するとリピータ 業界の経営課題を明確にするために、電話しているだけでは見えないことがあると思い、 20 名の消費者と 10 名の ーダーとして、ただ受注を目指すのではなく「経営者の悩みを見出すこと」にこだわった。最初に担当したダイビング インターン先では、観光業の経営者へ WEB 予約システムの電話営業を行っていた。私は 3 名のチームをまとめるリ 背景とこだわりを教えてくださいく 400 文字以下〉 3 名のメンバーをまとめるリ - ダー 役割やポジションを教えてください。く 100 文字以下〉 れているのだ。 るということはチームに入るということ。全体の成果を追求てきる人物が求めら 「個人」だけてなく「チーム」全体も勝たせているところが素晴らしい。組織に入
P & 6 の WEB 工ントリーシート ■あなたの周りで起こった変化によって、いつもより柔軟になることが必要になった時のこ とを述べて下さい。その時の状況を説明し、あなたがどのように対処したのか教えて下さ い。く全角半角問わず 500 字から 700 字程度〉 高校卒業まで 10 年間続けていた野球生活。その中で怪我をしてしまい、プレーヤーからマネージャーへと転向した 経験です。 私は、レギュラーとしてチームの勝利に貢献するために、自分がどんな選手であるのかを分析し、強みであった足の 速さを活かしたプレースタイルを確立すべく、体がボロボロになるまで毎日練習を積み重ねていました。試合で活 躍する機会も増え、チームの勝利に少しずつ貢献できるようになってきたのですが、センバツ大会出場をかけた試 合で指を骨折してしまい、プレーすることができなくなってしまいました。 誰よりも必死になって練習に取り組んできただけに、試合に出られなくなった悔しさと絶望感は相当なものでした。 チームを去って野球人生にピリオドを打っことも考えました。しかし、自分がこのチームに存在する意味を改めて考 える中で、たとえ自分が試合に出場できなくても、どんな形であれ、勝っためにできることをしたいと強く感じるよう になり、マネージャーとしてチームのサポートに全力を尽くしました。 具体的には、チームの結束を深めるために、各選手と 1 対 1 の話し合いを行いました。レギュラーの選手にはチー ムの代表として戦う意識を確認させ、補欠の選手にはいつでも試合に出られる準備をさせるなど、一丸となって同じ 目標に向かうチーム作リに励みました。また、打率、防御率など、一人ひとリの成績を分析し、結果をもとに各選手別 の自主練習メニューを作成しました。こうした取り組みの結果、チームの団結と技術力が向上し、結果、ベスト 8 入賞 を果たすことができました。く 687 〉 ■あなたが、異なる背景、経歴又は考えを持っている人々と、建設的な関係を築き上げ、より よい結果を得た例をあげて下さい。く全角半角問わず 500 字から 700 字程度〉 ワールドカップ南アフリカ大会で、某キー局の通訳兼コーディネーターとして 2 ヶ月間働いた経験を挙けます。私が 担っていた責任は、全ての撮影が一分の狂いもなく、スケジュール通リ進むように、ホテル、レストランなどを予約す ること、また、飛行機や車、ドライバーの手配をすることでした。しかし、文化も異なり、仕事の進め方も予測できない ことばかりです。経験値ゼロの学生である私が、コーディネーター経験の豊富な中国と韓国の上司から信頼を得るこ とは、非常にチャレンジングでした。 そして中国人の上司から告げられた一言に衝撃を受けました。「あなたはただ言われたことだけやっておけばいい から。」日本人たから、グローバルな仕事のやリ方は分からないと言わんばかリでした。絶対に信頼されるコーディ ネーターになってみせると強く決意すると同時に、 1 ) 毎日行った業務内容を振り返り、改善する、 2 ) 一度経験した 業務は言われる前に前回より短時間で行う、 3 ) チームの中で朝一番早く現場に駆けつけ、できる準備を終わらせる という、 3 つの徹底事項を作成し、地道に実践していきました。 どんなに地味で簡単な作業であっても、手を抜くことなく、一つひとつ頼まれた仕事を丁寧にやリ遂げていく中で、 文化や言語の壁を越えて、チームからの信頼は少しすっ蓄積されていきました。真摯に仕事に取リ組む姿勢が評価 されて、 1 ヶ月が経つ頃には当初の 2 倍の仕事量を任せられるまでに信頼を得ることができました。そして、無事に 全ての撮影をスケジュール通りに終えることができ、最終日には「今日まで本当にあリがとう。次の仕事があるとき は、必ずきみを指名するから、その時はよろしく。」とまで言っていただくことができました。く 731 〉・ 非常に面白い。多国籍の上司とのやリとリが目に浮かふ。 326
第 6 章頭ひとつ抜きん出る ES ・履歴書にする 9 つのチェックポイント テ一一スサークルに所属する学生の書いた 「工夫された切り口」 切リロ 1 ・年上を巻き込む ( 先輩、コーチ、 OØOO など ) 卒業生に練習に協力してもらい、全員のモチベーションを高める協力をしてもらった。 切リロ 2 ・共通の目標設定 ( 大会で入賞、ライバルチームに勝っことなど ) 「学内のサークル対抗試合に勝っこと」を共通目標にして、チームをまとめていった。 切リロ 3 ・仕組み作り ( 練習メニューの改革、練習チームなど ) 練習メニューや練習チームの編成を変えて、相互理解が深まる組織運営に変更した。 さまざまな切り口から学生たちに問いかけると、よく聞くエピソードから、驚くほど素晴らしい 「その人らしい話」が出てくる。一見何気ないエピソードかもしれないが、そこに、その人にしか 語れない何かがあることが非常に多いのだ。自分の経験に自信のない謙虚な人ほど、実は陰で素晴 らしい努力をしているもの。「俺 ( 私 ) も結構がんばったじゃん , と思える話が、必すあるはずだ。 127
こんな経験をした人が書ける ・チームで、失敗や困難を乗り越えた経験がある人 ・個人では実現できないことを、仲間と協力しながら成し遂げた経験がある人 ( ゼミ、サークル、アルバイト、学生団体、インターンシップなど ) なぜ評価されるのか 企業に入るということは、チームに入るということだ。お互いの能力を掛け合わせて、一人では 実現できないことを実現するのが、組織の良さであり強みでもある。とりわけ日本の組織では、 チ 1 ムプレーが求められる。ゆえに、協力する力、協働する力が重視される。学生時代に、チーム ワークカを発揮した経験がある人は、組織の戦力になることが期待できるのだ。 , 仲間と協力し、失敗や困難を乗り越える力。 ′一人ではできないことを実現するカ
アマゾンジャ′ヾンの ーとてもがんばったこと : 教育系べンチャー企業にて、アジアでの企業説明会開催の企画立ち上げ ついてご記入下さい。く必須 / 2000 文字以内〉 1 . これまでにとてもがんばったけれども、うまくいかなかったことと、そこから学んだことに WEB 工ントリーシート 232 ているということだが、なぜそう思うのだろうか。論旨が見えない。 そもそも、リーダーの力量不足が、計画中止となってしまったことの最大の理由になっ だったと、至らなさを認めている点は良いが、上記の原因は分析し書くべきである。 尽くさず自分で物事を進めようとしてしまったのか、ということではないか。力量不足 し、ここで重要なのは、なぜチームへの配慮ができなかったのか、また、なぜ議論を 力量不足だった点について、例を挙げていることで読み手はイメージしやすい。しか いきたいと考えている。 動でも活かす事が出来たと考えている。今後、この学びを活かしよリ良いチームを創リ、よリ良い目標達成を行って : くった、国内プログラムチーム ( モンゴル人一橋生 1 名・ベトナム人一橋生 1 名・米国学部生 1 名・自身 ) での活 : と考えや思いの共有を行う事で、物事を達成していく事の重要性だ。その学びを、この新規プログラム中断の後につ : それは、国籍や立場が異なっても、自身の思いを共感して貰えるまで説明し、且つ相手のニ - ズにも合わせ、きちん : ■学んだこと : 点は、大きな反省であリ、現在に繋がる大きな学びにもなっている。 国籍の違いのある学生とチームを組んでいるにもかかわらす、多くの議論をする事もなく物事を進めようとしていた・ 得感を持って取リ組むことが出来ていなかったにもかかわらず、議論をする事なく、物事を進めていた。ただでさえ、 く、プログラム作成を進めてしまっていた。更に、リーダ - として重要な目標設定に関して、リーダーである自身が、納三 クをメールだけでチームに振リ分けるお願いの仕方をする等、チームが、どの様に感しるかをきちんと配慮する事な : 身の力量が足リす、全員の力を十分に発揮し、纏めていくことが出来ていなかった。例えば、社長と 2 人で決めたタス チーム全員が非常に優秀で、言語や作業を進めるスピードに関しては問題が無かった。しかし、リーダーとしての自 ( 香港大生 1 名・バイリンガルの中国人東大生 2 名、同志社生 1 名・早稲田生 1 名・自身 ) と社長で構成されていた。 最も大きな理由は「自身のリーダーシップが十分でなかった点」にあると考えている。私たちのチームは、学生 6 名 ・うまくいかなかった理由 . れは、新規プログラム作成を国内で成功させていた自身にとっては、自信を喪失する挫折であった。 しかし、結論的には、全ての作業が中途半端な達成段階で中止となリ、このプログラムは途中で頓挫してしまった。こ ーうまくいかなかったこと : 特に、学生インターンで取リ仕切っているアジアチームでは、 1. と 2. に注力した。 3. 参加企業への営業。 2. 現地学生を企業と直接繋ぐ為の、個人情報入力ツールづくり 1 . 各トップ大学学生課とのコンタクト った。そこで以下の準備を行った。 のトップ大学で自社の個別説明会を行う事が出来、更に学生のレジュメ収集が可能なプログラムを作成する事にな なった。日本の総合商社等から需要の高い、北京大学の学生等の採用を行うプログラムだ。具体的には、アジア地域 ( 特に北京・上海・香港・シンガポ - ル等 ) の大学から、直接日本企業への採用を促進するプログラムを創る事に 300 人以上の外国人留学生を集め、企業向けの説明会も成功を収める等、成果を挙けていた。そこで、次に、アジア たい」という思いを実現させる為だ。国内での外国人留学生採用促進活動では、半年間で 20 回強のゼミを開催し、 を図るチームのリーダーを務めた。自身の「多様性のある人材を活かせる社会を創リたい。日本をグローバル化させ 学部 4 年の秋から 1 年間、教育系べンチャー企業でインターンシップを経験した。中でも、日本でアジア人採用促進
第 7 章 業界別 ES ・徹底攻略 ・学生時代頑張ったことく 400 字以内〉 マレーシアで開催された、 50 人以上が参加した国際ビジネスコンテストの運営チ - ムのリーダーとして、開催を成 功させたことである。当初運営チームにアジア人は私だけであリ、文化も国籍も異なるメンバーと上手く意思疎通を 図ることができす、チームに貢献できていなかった。そこで私は、企業の協贊獲得や、現地の宿泊施設の値引き交渉 などに率先して取リ組み、結果を出し続けることに尽力し続けた。その結果、メンバーからも認められるようになリ、 最終的にはリーダーという形でチームの中心的な役割を担い、貢献することができるようになった。また、開催後の アンケートでは過去最高の参加者満足度を記録することができた。この経験から、異なる文化や考え方を持つ人々 と信頼関係を構築しチームとして結果を出すには、相手の価値観を尊重しつつ、自分の役割を主体的に相手に示す ことで、積極的に相互理解を深めていくことが重要であることを学んだ。 外資 「チームワークカ」が伝わる。近年は、「多様性」の中で協働できる人物 総 が求められている。彼のように、価値観の違う他者を尊重しながらも、 評 自分の存在をしつかりと示せる人物は多くの企業から求められる。彼 が、第一志望群のすべての企業から内定をもらったのもうなずける。 211