干支 - みる会図書館


検索対象: 楽しい篆刻年賀状
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1. 楽しい篆刻年賀状

干支印 文墨の世界では、西暦で年号を表わさず、左表のように、十干と十一一支を組み合わせた、い わゆる「干支」 ( えと ) で年号を表記します。この組み合わせによって六十種のものができま すが、これを年にあてはめますと、六十一年目にもとの干支にかえり、これを「還暦」といっ ています。読み方は、「乙亥」を「オッ ( ィッ ) がイ」と音読みしてもよく、「きのとい」と訓 で読んでもかまいません。〈一八七二 ( 明治五 ) 年、太陽暦採用まで使用された〉 方位季節色 日十干五行 木の 」ー東春青 火の 凵ー南夏赤 土の 凵ー中央土用黄 6 己 金の みす 冬黒 水の かんし ティ コウ っち \ 兄 ( 陽 ) とえとえとえとえと 十ニ支 亥戌酉申未午巳辰卯寅丑子 ガジュシビゴシシポイチシ ンウンユ ウン 動物名 と , ら うさ たっ , つま ひつじ羊 さる とり ねずみ

2. 楽しい篆刻年賀状

現在、干支は年次を記すのに用いていますが、殷代では日次を記すのに一小していました。子 をネズミ ( 鼠 ) 、丑をウシ ( 牛 ) など、十二の動物の名を十ニ支を割り当てたのは前漢のころ 6 にすでに民間に存在した習慣でした。絵解きの農暦は政府の重要な仕事でありましたが、日本 にも、盛岡の「南部の絵ごよみ」などが知られています。また、十干は、天地の間をめぐり動 ドゴン カ スイ いて、万物を組織する五つの元素「木・火・土・金・水」の五行説と結びつき、陽の気「兄」 と陰の「弟」にわけられて表わされました。 干支西日本年号 をのえね 木の兄・ : 1 甲子 甲子一九八四昭和五九 きのとうし 六 0 乙丑一九八五 弟・ : 2 乙丑 ひのえわ ひのえとら 丙寅一九八六 火の兄・ : 3 内寅ロ丙子 一九八七 ひのとう ひのとうし 戊辰一九八八 弟・ : 4 丁卯丁丑 つらのえたっ つらのとら 己巳一九八九平成元 土の兄 : ・ 5 戊辰戊寅戊子 つらのとう 庚午一九九〇 つらのとみ 弟 : ・ 6 ー」巳己卯己丑 辛未一九九一 ケのえたっ かのえとら かのえね かのえ , ま 壬申一九な一 金の兄・ : 7 庚午・庚辰〃庚寅引庚子 かのとう かのとっし かのとひつじ かのとみ 癸酉一九九三 弟・ : 8 辛未辛巳囲辛卯辛丑 甲戌一九九四 みすの要うま みずのえたっ みすのえとら みのえ当る 水の兄・ : 9 壬申四壬午四壬辰壬寅壬子 乙亥一九九五 みすのとみ みすのとう みのととりみずのとひつじ 癸丑 弟・ : 間癸酉癸未癸巳純癸卯 丙子一九九六 ・のえうま ・のえたっ 丁丑一九九七 い甲戌甲申引甲午引甲辰引甲寅引甲子 、のとう をのとい ・のとみ 戊寅一九九八 乙亥乙酉乙未乙巳乙卯 一九九九 ひのえうま ひのえたっ ひのえいれ 四丙戊内申内午内辰 庚辰二〇〇〇 ひのとみ ひのとい ひのひっこ 辛巳一一〇 0 一 四丁亥丁四丁未丁巳 つらのえさる つらのえ当ま つらのえいぬ 壬午二 0 〇一一 戊皮戊申戊午 癸未一一 00 三 つらのとい つらのととり つらのといつじ 己」ス 6 己四 己未 甲申二〇〇四 かの応いれ かのえる 乙酉一一 00 五 庚戌訂庚申 かのとい かのとと” 丙戌一一〇〇六 辛亥辛四 丁亥一一〇〇七 みすのえいれ 戊子一一〇〇八 壬戌 聞癸亥 干支一周表 と のえいの 干千 十 のととっ ・のえきる つみのえわ ・のとひつじ つらのうし ひのえさる ひのととっ みすのえね みすのとうし ・のえとら みすのとい モク ・のえね ごぎようせつ 一〇九八七六五・四 = 〇九八七六五四三 え

3. 楽しい篆刻年賀状

楽しい篆刻年賀状 / 目次 はト ) めに・ 年賀状に生かされる篆刻 : 工夫して楽しむ篆刻年賀状 : いも版の製作 : 士ロ五明・成印列 干支印 十二支印 年賀状に適した吉語・成語集 :

4. 楽しい篆刻年賀状

ィッガイ 乙亥きのとい ( 一九九五年 ) ※干支印は、比較的小さめで、朱文印にすることが多い。 亥ガイ呪能をもっ獣 ( いのしし ) の象形。 乙オッ・イツ糸のもつれを解く骨製のヘラの象形。 西周東周 ~ , 1 辷して己 ( 西周 東周 秦 秦 漢

5. 楽しい篆刻年賀状

年賀状に生かされる篆刻 書に興味を持たれている方は、④のように らっかん 落款として姓名印を押す位かと思いますが、 図のように干支印や住所印、 3 のように吉語 を主にした構成など、少し篆刻を強調される と、また新鮮な紙面を生み出すことができま す。一点の朱によって紙面が生き生きと息づ いてくるのです。いろいろな年賀状の例を参 考にされて、手づくりの賀状作りを試みられ て下さい。 東京都千代田区 神田 9 番地 ・斎藤 9 旦ハ 賀正 乙亥元旦 ( 1 ) 「平安」「長相思毋相忘」上専の形式を生かした作。 8

6. 楽しい篆刻年賀状

最近よく、「ゆとりの時代の到来」ということばも耳にしますが、生活が安定、余暇をもて る時代になりつつある今、単に物質的な余裕だけではなく、時間を生かして、「心のゆとり」 がんぞう をも求める時に至っているとのことでしよう。いわば、贋造的世界に満足するのではなく、 級品に触れるーー本質に迫ろうとする時代なのではないでしようか。また、国民の高年齢化が けんでん 進むと共に、一生涯学び続けることの大切さが喧伝されていますが、まずは、身近な、ささや かな手仕事を楽しんでみられたら如何でしよう。私たちは、多く、右のものを体裁よく左に移 して利を得るというような生活に終始しがちですが、賀状作りというような機会をこそ利用し て、生活に生きた創造的世界に遊ぶーー、日曜篆刻家 ( ? ) でも装ってみることからはじめてみ ようではありませんか。そして、「元日にいただいた方以外には返事は出さない」などと自慢 するヘンクツオジサンにならずに、広くご知友に手作りの自作をご自慢なされたらいかがでしょ う。きっと年一回の楽しい催しとなることでしよう。また、本書の内容が、そのきっかけ、一 助となれば何よりです。 本書では、賀状における基本的な篆刻の生かし方をはじめ、一般に取り組みやすいものとし て、いも版や木版等の応用作品までとりあげました。さらに、伝統的な篆刻作品だけでなく、 ローマ字やハングル等の作も示しております。また、図象印や干支印等、長く使える資料とし

7. 楽しい篆刻年賀状

を包 丙子ひのえね ( 一九九六年 ) 《内一内画酉 円当 「十シ ' / こ 丙ヘイ器物の台座の象形。 西周 殷代甲骨文では、この形を十一一支の「ね」にあてる。左列は、のちの「巳」として用いている。 幼子の象。西周では一一系統の文字があり、右列は祖祭の時のかたしろとなる形。 西周東周 東周

8. 楽しい篆刻年賀状

〈十一一支字表補〉 午ゴ杵の象形。 西周 巳シ古くは、第六辰の「巳には、「子」字形 ( 右列 ) を用いた。左列は、蛇の象形。 西周 東周 甲コウ亀甲にひびの人った形。 西周 東周 ナ国①中っ〒甲甲 て乞 X 明 2 ↑す↑↑ C きね 東周

9. 楽しい篆刻年賀状

きゅうそかムねこヲ か 。弓、者も行きづまると強い者にてむかう意。 窮鼠噛」猫ーー追いつめられたねずみは、猫に咬みつく弓し 十ニ生肖 ( 十一一支の動物の肖生印と関連する文字資料を載せる。 ) 鼠ソ / ねずみねずみの象形。もぐらの類を含めたもので、契文 ( 強調した字形とみれる。 「子」慕徳春刻 慕 「壬子」来楚生刻 154 ) は頭とひげを 8