うさぎ - みる会図書館


検索対象: かあさんうさぎと金のくつ
27件見つかりました。

1. かあさんうさぎと金のくつ

月日はすぎて、野うさぎの 女の子はおとなに なり、やかて けっこんしました。そして 二十一びきの、まあるいわた毛の しつばをもつあかちゃんうさぎの おかあさんになったのです。 それを知ったからだの大きい あし 白、つさぎや、足なか、つさぎたちが やってきて、わらいころげなから ノ \ い「て、つに ししました。 いったろ。 「だか、らま、疋に やつばりおまえは ) しなかの うさぎさ。せいぜいあかんばうの せわでもしていろよ。ィースターの たまごは、おれたちのような おお 大きな男たちにまかせておくんだな。 しろ つきひ おとこ の おお 0 0 0 の彡

2. かあさんうさぎと金のくつ

子どもたちか少し大きくなったある日の ことです。 まあるいわた毛のしつばのおかあさんうさぎは、 二十。一びきの子どもたちをよんで 「これか、ら本しい ことをしましよ、つね。」 おかあさんうさぎは、ます二ひきの子うさぎに おし はうきをわたして、そうしのしかたを教えました。 ほかの二ひきには、べッドをきれいにすることを つぎの二ひきには、だいどころへつれて いって、おいしい りよ、つりをつくることを おばえさせました。 こんなふうにして二ひきすっかひとこなって、 おさらやコッフを、ひかひかにみかけるよ、つに なったものや、たらいでなんでもせんたくできる ひと龍もできました。さいほうとっくろいものか しようすになったひともいます。 にしゅう、つ おお

3. かあさんうさぎと金のくつ

さて、子、つさぎたちかたしふしごとかしよ、つすになってきた ころの、ある日のこと。 外では森のうさぎたちか、わいわいかやかやさわいでいました。 くち 野うさぎのおかあさんか、なんのことかたすねますと、みんなか口を そろえてこう いうのです。 「なんだ、まだ聞いてないのかい ? ィースター、つさぎの一ひきか そと い乙

4. かあさんうさぎと金のくつ

) ました。 ともたちにこ、つしし りつばな家にすんで すると、 おお 、つさきや いる、からだの大きい すばしこい足なかうさぎたちは、 わらってあいてにしません。 「おまえなんか、いなかで にんしんでもかしってるほうか おにあいさ」 でも野うさぎの女の子は、もう いちど、 「いまに見て、らっしゃ ) 。 かえ い、つと、帰っていきました。 あし し」

5. かあさんうさぎと金のくつ

ぜんぶ教えおわったおかあさんうさぎは、 ふと、いちばんすえっ子の子うさぎか、 ばつんと立っているのを見つけました。 おかあさんは、すぐその子をよんで ししました。 「おまえは、うちの子どもたちの中で いちばんおぎようぎかしいから、わたしの いすのせわをたのみましようね。 わたしかしよくじをするとき、きちんと すわれるようにいすをうごかして ちょうたい。」 おし なか の な 0 0 0

6. かあさんうさぎと金のくつ

「おまえたちが、きれいで、早く し、つこと一はレノ 走れると わかった。じゃが、おまえたちが こころをもっていて、 やさしい かー ) こい力と ) 、つかは わからんな。」 そ、つ い、つと、おト ) いさまは、 目で、ほかのうさぎたちを やさしい 見わたしました。 そのとき、ふと、子どもたちと っしょに立っている、まあるい しつばの、小さな野うさぎの おかあさんに目をとめました。 はや 9 6 0 0

7. かあさんうさぎと金のくつ

やかてせかいしゅうの子どもたちかねしすまったころ、かしこく やさしい 、疋、らいおしいさま、つさきか 「さあはじめなさい」 いうと、五ひきのうさぎたちは、大いそぎでしごとに つよ ) とりかかりました。大きなたまごをかかえたり、 た士こ力い つまったかごを手にとっては、びよんとひとはねでおしろを とひ出すと、もう見えなくなってしまいます。そしてあっというまに もどってくると、またのようにとび出て くのです。 かえ 」かふけてきました。つぎつぎとたまごをとりに帰ってくる うさぎたちに、つかれの色が見えはしめました。それでもおしろの中の ひか やま きらきら光るたまごの山は、だんだん小さくなっていきました。 まあるい しつばの小さな野うさぎのおかあさんは、かわいそうに とお はや もうとてもっかれていました。 こんなに遠くまで、こんなに早く 走ったのははしめてのことでしたから。 かえ 「うちの子どものふんのたまごをもらって、早く家に帰りたい と、田 5 いはしめたそとき、かーレこくやさしいおしいさま、つさきか、ら、 おお おお はや なか 2

8. かあさんうさぎと金のくつ

ゆき 野うさぎは雪の中をころかりおちて ゅ」 いきました。ま 9 もなノ \ 雪もこおりもない 地めんの上をころげ、行にぶつかって はねあかりました。なんだかまわりか あたたかくなってきたようです。 ころころころころ、野、つさぎはころかり ) つよいの つつけました。つばみかし しやくなげのしげみにつつこみ、野恥を よこぎり、大きなりんごの木のみきに どしんとぶつかりました。りんごの木は、 ィースターのこの朝に、ちょうど花を一 ひらこ、つとしているところでした。 きかっくと、野うさぎは、そのりんごの 木の下にころんでいたのです。 りよ、つ、ってには、またしつかりとたいしに たまごをだいています。 うえ おお あさ なか は

9. かあさんうさぎと金のくつ

するとどうでしよ、つ。野うさぎのからだは きゅ、つに地めんから、つきあかり ノて、らた・カ いつのまにか空高くとんでいたのです。 のはら 野原をこえ、しやくなげの上をとび、 いわをこえて、やっと地めんに足がとどいた くりしました。 とき、、つしろをふりか、えってびつ なんとたったひととびで、山をはんぶんのばって いたのです。もういちどとびあがると、男の子の ぐち いる、小屋の入り口についていました。 9 も 1 ) かした、ら、、つさきかほんと、つに きてくれるかもしれない きっとそう田 5 っていたのでしよう。月 、屋の戸が 少しだけあいています。そのすきまからいそいで なか 中にはいりこんた野うさぎは、 ねむっている、かわいい 男の子のてのひらに、 そっとたまごをのせました。 おとこ やま うえ あし おとこ 0 0 0 0

10. かあさんうさぎと金のくつ

かあさんうさぎと金のくつ 原作ドホース・ヘイワード 絵とみなガひてあ 文ガとうひさこ 女子ハウロ会 0