しんせつ - みる会図書館


検索対象: かあさんうさぎと金のくつ
23件見つかりました。

1. かあさんうさぎと金のくつ

うさぎをあつめて、その中から うさぎをえらぶのでした。 いちばんよい つばなうさぎなら男でも女でも / 「ースター、つさぎになるしかくカ あるのです。ですからどこのうちでも、 おかあさん、つさきか子、つさぎたちにこ、つ いいきかせます 「いいですか ? おりこうでしんせつで 早く走れるようになるんですよ。 そ、つしたら、イースター、つさぎになれるかも しれないんですからね。」 すると子うさぎたちも、大きくなったら 「たまごのおしろ」ておしいさまの っしようけんめし おてつだいをしようと、 どりよくするのでした。 はや おとこ おお おんな 0

2. かあさんうさぎと金のくつ

7 ちか 春が近つくと、それまですっかり かれてしまったように見えていた ノ、、さ 小さなめか出てきて、 草や木から、 それか少しすっふくらんできますね。 やま 山や森では、たくさんの小鳥たちが あかちゃんのために、せっせとすを つくりはしめます。 こうして、生きものたちみんなか 新しいせいかつをはじめるころ、 ィースターと 大きなおいわいの 日かやってくるのです。 ィースターって、なんの日か知って いますか ? それは、キリストさまか しゅうしかの上でなくなられたあと、 みつか 三日めに生きかえられたことを おいわいする日なのです。 たら うえ 2

3. かあさんうさぎと金のくつ

) ました。 ともたちにこ、つしし りつばな家にすんで すると、 おお 、つさきや いる、からだの大きい すばしこい足なかうさぎたちは、 わらってあいてにしません。 「おまえなんか、いなかで にんしんでもかしってるほうか おにあいさ」 でも野うさぎの女の子は、もう いちど、 「いまに見て、らっしゃ ) 。 かえ い、つと、帰っていきました。 あし し」

4. かあさんうさぎと金のくつ

そら かお あさひ ィースターの朝日が、東の空に顔を出そうとしています。 かえ 野うさぎは大いそぎでおしろにとんで帰りました。 ハスケットを手にとると、 そして、子うさぎたちのたまごの かえ 「イースターおめでと、つ」を い、っために、家に帰っていきました。 家では、おかあさんうさぎかえらいおしいさまうさぎの前で いったとおりのことが、おこっていました。 にわはすっかり手入れができていました。ゆかはきれいに はいてあり、かべにはすてきな絵がふたっ、かけかえてあります。 みがきあが 0 たおさらは、しょ「きだなにならんで 0 ています。 きもののせんたくもすんでいて、いたんだところはていねいに つくろってあり、きちんとしまってありました。 っすりねむっていました。 二十一びきの子うさぎたちはまだぐ まあるい しつばの野うさぎ一家のことは、どこでもたいへんな ひょうばんになりました。それもそのはすです。かべにかざって きん 金の ある、あのかわいい くつか、つぎつぎと話のたねになって、 どこまでもひろかっていったからでした。 おお ひかし まえ

5. かあさんうさぎと金のくつ

川をふたっと、山を三つこえた た、カ ところに、高い山かそびえておる。その 山のてつべんに、男の子がひとりおってな。 年しゅうびようきのままでおるのしやが、 とてもしつかりした子で、ないたり もんくを いったりしたことはいちども その山はとても高くてのう。 てつべんあたりはこおっとるからのばるのは たいへんしやろう。しやが、もしおまえか、 そこに いければ、はかのどの ィースターうさぎよりも、大きなしあわせを しぶんでつかむことかできるのしゃ。」 やま ねん やま やま おとこ やま おお みつ

6. かあさんうさぎと金のくつ

月日はすぎて、野うさぎの 女の子はおとなに なり、やかて けっこんしました。そして 二十一びきの、まあるいわた毛の しつばをもつあかちゃんうさぎの おかあさんになったのです。 それを知ったからだの大きい あし 白、つさぎや、足なか、つさぎたちが やってきて、わらいころげなから ノ \ い「て、つに ししました。 いったろ。 「だか、らま、疋に やつばりおまえは ) しなかの うさぎさ。せいぜいあかんばうの せわでもしていろよ。ィースターの たまごは、おれたちのような おお 大きな男たちにまかせておくんだな。 しろ つきひ おとこ の おお 0 0 0 の彡

7. かあさんうさぎと金のくつ

ィースター、つさぎたちは、 は ) った野、つさき阜」、 ~ 栄しく おしろのすみすみまであんない してくれました。 どのへやにもたまごか いつばいつんであります。 きん 金のたまご、銀のたまご、 チョコレートのあしがする たまご、マシマロのあしのもの、 かねもちの子どもにとどける たまご、びんばうな子どものための たまご、びようきの子どものため もの、げんきな子どものための もの、そのほかいろんな 子どもたちにとどけられる たまごでいつばいです。 あたら

8. かあさんうさぎと金のくつ

ところへくるよ、つにと おかあさんうさぎは、二十一びきの子うさぎをつれてすすみ出ると、 おしいさまの一 則に立ちました。おしいさまの話しかたかとても やさしいので、ちっともこわくありません。 おじいさまは野うさぎにたすねました。 かそく おお 「おまえのところは家族が多いのう。子どもたちのせわで、はかの ことは何もできんしやろ、つな。」 「子どもたちかあかんば、つのときはそ、ってしたか、も、つ なりました。」 みんなかなんでもてつだってくれるように 「はフ Q はど「」 と、おしいさまは、にこにこしなか、ら、つなす・きました。 「そんなふうに子どもをしつけておるのなら、おまえはたいへん かしこいのしやろう。どうかな、おまえの子どもたちは、いつもそんな カ 耳をびんと立てて ふ、つに、、つれしそ、つな顔をしてかわいい おるのかな ? 」 おしいさまは、すぐに野うさぎのおかあさんに、前のかいたんの まえ みみ まえ

9. かあさんうさぎと金のくつ

しつ℃ ず・つとむかしから、イースターには、 新しい いのちをあらわすたまごを フレセントするしゅうかんかありました。 〈このイースターたまごをせかいしゅうの 子どもたちにとどけるのか、五ひきの ィースターうさぎだったのです。 この五ひきのうさぎはどこのどの うさぎよりもしんせつで、かしこくて、 そのうえ早く走れるうさぎばかり てした。そのわけは、イースターの前の 日、お日さまか西の空にしすんでから つぎの日のイースターの朝までの しかん いちねん 上寸日こ、 みい ) かい 日卩ー ふつうだったら一年 かかってもおわらないくらいのしごとを やらなければならないからなのです。 あたら はや あさ まえ

10. かあさんうさぎと金のくつ

ゆき 野うさぎは雪の中をころかりおちて ゅ」 いきました。ま 9 もなノ \ 雪もこおりもない 地めんの上をころげ、行にぶつかって はねあかりました。なんだかまわりか あたたかくなってきたようです。 ころころころころ、野、つさぎはころかり ) つよいの つつけました。つばみかし しやくなげのしげみにつつこみ、野恥を よこぎり、大きなりんごの木のみきに どしんとぶつかりました。りんごの木は、 ィースターのこの朝に、ちょうど花を一 ひらこ、つとしているところでした。 きかっくと、野うさぎは、そのりんごの 木の下にころんでいたのです。 りよ、つ、ってには、またしつかりとたいしに たまごをだいています。 うえ おお あさ なか は