つぎの日のタがた、 野うさぎは、いわれたとおり おしろにやってきました。 そまつな いなかのふくしか きていませんでしたが、おしろの 中に通されたときも、 四ひきのイースターうさぎに 会ったときも、だれひとり わらったり しませんでした。 みんなかしこくてやさしい なんでもよくわかっている うさぎたちばかりてしたから。 よん とお A 、つ

月日はすぎて、野うさぎの 女の子はおとなに なり、やかて けっこんしました。そして 二十一びきの、まあるいわた毛の しつばをもつあかちゃんうさぎの おかあさんになったのです。 それを知ったからだの大きい あし 白、つさぎや、足なか、つさぎたちが やってきて、わらいころげなから ノ \ い「て、つに ししました。 いったろ。 「だか、らま、疋に やつばりおまえは ) しなかの うさぎさ。せいぜいあかんばうの せわでもしていろよ。ィースターの たまごは、おれたちのような おお 大きな男たちにまかせておくんだな。 しろ つきひ おとこ の おお 0 0 0 の彡

7 ちか 春が近つくと、それまですっかり かれてしまったように見えていた ノ、、さ 小さなめか出てきて、 草や木から、 それか少しすっふくらんできますね。 やま 山や森では、たくさんの小鳥たちが あかちゃんのために、せっせとすを つくりはしめます。 こうして、生きものたちみんなか 新しいせいかつをはじめるころ、 ィースターと 大きなおいわいの 日かやってくるのです。 ィースターって、なんの日か知って いますか ? それは、キリストさまか しゅうしかの上でなくなられたあと、 みつか 三日めに生きかえられたことを おいわいする日なのです。 たら うえ 2

もう走れなくなったんだ。えらいおしいさまかかわりのうさぎを えらぶそうだから、みんなで『たまごのおしろ』に見に ところさ。」 それを聞いたおかあさんうさぎは、さっそく子どもたちをあつめると、 おしろへ出かけていきました。 ああ、わたしはもうただのおかあさんでしかないんだわ。新しく えらばれるうさぎを、わきで見ているだけなんだわ ある みち 道を歩きなから、野うさぎのおかあさんは、とてもかなしく あし なりました。きっと りつばな白うさぎや、足ながうさぎたちのだれかか 、たらばれることでしよ、つ。 野うさぎ一家が「イースターたまごのおしろ」にやってきて みると、ひろいしばふのにわは、いろいろなところからあつまって きたうさぎたちでいつばいでした。 おも ィースター、つさぎになろ、つと田 5 っている、つさぎたちは、 にならんで立っています。ほかのうさぎたちは、それを見なから 手をたたいておうえんしていました。 まえ しろ あたら