師が一人っきますが、みんななかなか の時間です。日曜日には教会としても 気がよければ一緒にい し手堂に入ると、六十五人うまいんですよ。粘土細工のように丸 生一 , 一きましようと言われて使うというネキ いのやら四角いの、星型や動物の顔を 楽しみにしていたのでの子ども達が部屋いつばいの大きな円 すが、、つかがった当日 になって椅子に座っていました。主任作ったりして。砂糖をひかえたおいし いクッキーです」 の先生の話の途中、まとわりついてく はあいにくの雨でした。 前もってカリキュラムを決めないで、 門をくぐると、急勾る子どもを、彼女は無理に椅子に戻そ うとはせす、さっと抱き上げているの子どもの動きから、その日にやること 配の屋根とその上の十 を決める自由な保育、そして班をうま がとても自然に感しられます。それに 字架が印象的で、子ど く利用した異年齢集団保育。二十年前 、、一 ( 。ー ( ~ も達の声が奥の方から子ども達の元気なこと。ちゃんと自分 からというと、随分早い時期からの取 の耳をふさいでから、大声で返事した 聞こえてこなければ、 幼稚園とは思えない落り歌ったりする子がいて、笑ってしま組みですが、最初からお母さん方に支 います。よく見ると、大きい子と小さ持されていたのでしようか ? ち着いたたたすまいの 「なかなか理解されなかったんです。 い子が混じった円を作っていて、之こ 教会です。じつはこの しっせいに何かをやる訳ではないので 建物、明治三十八年にか大きな子が小さな子の面倒をみる風 ど、つも雑としているよう・に見えるの 来日し、キリスト教のがあリます。 か、こんなことで子どもがきちんとや 「もう二十年も前から、おやっ作りや、 伝道活動をしていたア っていけるのかという疑問をもつ人も メリカ人、ウィリアムお弁当を食べる時には、異年齢混在の メレル・ヴォ 小さな班でやっていて、それがこの幼いて : ・。でも最近、こういう保育の良 さん ( 建築家でもある ) 稚園の特色なんです。こういう班でおさが分かるお母さんが増えてきている が設計したもので、滋弁当を食べていると、上の子が下の子と思ってるんです。ここの子どもは動 賀県で八つ指定されての面倒をみる気持ちが自然と出てくるきが違う、はんとによく遊んでいるつ て。なんか今の親は、選んで来ている いる日本近代名建築のようになります。今は子どもが少なく なっていて、そういうことが隣り近所ような気がするんです。これからは質 一つなのだそうです。 が問われる時代なんですよ」と浅見園 この建物ができたのがでも、家庭でもできにくくなっている 長さん。 「私は理論が苦手でわえ。保育理論が おやつは毎日、子ども達がクッキー を北上し、近江今津駅で下車、そこか育所は、それより前の昭和七年に始ま ったと ) しいますから、今年で六十二年を作るんです。食事の時に組む班にク先にあって、こういう保育にな「た訳 ら車で二 5 三分の所に、今津幼稚園は ノキー当番がまわってきて、そのメンではなくて、普通にやってたらこうな あります。園から琵琶湖湖畔までは子目を迎えます。 ー五、六人は朝から準備します。教ってしまった」と笑うのは、副園長さ 十時すぎ、そろそろ子ども達の礼拝 ども達の足で散歩にいける距離で、天 クツを 連載・カメラ片手こんにちは⑨ 滋賀県今津町を今津幼稚園 會薹嶂 ン」