理論社 - みる会図書館


検索対象: てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)
17件見つかりました。

1. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

師が一人っきますが、みんななかなか の時間です。日曜日には教会としても 気がよければ一緒にい し手堂に入ると、六十五人うまいんですよ。粘土細工のように丸 生一 , 一きましようと言われて使うというネキ いのやら四角いの、星型や動物の顔を 楽しみにしていたのでの子ども達が部屋いつばいの大きな円 すが、、つかがった当日 になって椅子に座っていました。主任作ったりして。砂糖をひかえたおいし いクッキーです」 の先生の話の途中、まとわりついてく はあいにくの雨でした。 前もってカリキュラムを決めないで、 門をくぐると、急勾る子どもを、彼女は無理に椅子に戻そ うとはせす、さっと抱き上げているの子どもの動きから、その日にやること 配の屋根とその上の十 を決める自由な保育、そして班をうま がとても自然に感しられます。それに 字架が印象的で、子ど く利用した異年齢集団保育。二十年前 、、一 ( 。ー ( ~ も達の声が奥の方から子ども達の元気なこと。ちゃんと自分 からというと、随分早い時期からの取 の耳をふさいでから、大声で返事した 聞こえてこなければ、 幼稚園とは思えない落り歌ったりする子がいて、笑ってしま組みですが、最初からお母さん方に支 います。よく見ると、大きい子と小さ持されていたのでしようか ? ち着いたたたすまいの 「なかなか理解されなかったんです。 い子が混じった円を作っていて、之こ 教会です。じつはこの しっせいに何かをやる訳ではないので 建物、明治三十八年にか大きな子が小さな子の面倒をみる風 ど、つも雑としているよう・に見えるの 来日し、キリスト教のがあリます。 か、こんなことで子どもがきちんとや 「もう二十年も前から、おやっ作りや、 伝道活動をしていたア っていけるのかという疑問をもつ人も メリカ人、ウィリアムお弁当を食べる時には、異年齢混在の メレル・ヴォ 小さな班でやっていて、それがこの幼いて : ・。でも最近、こういう保育の良 さん ( 建築家でもある ) 稚園の特色なんです。こういう班でおさが分かるお母さんが増えてきている が設計したもので、滋弁当を食べていると、上の子が下の子と思ってるんです。ここの子どもは動 賀県で八つ指定されての面倒をみる気持ちが自然と出てくるきが違う、はんとによく遊んでいるつ て。なんか今の親は、選んで来ている いる日本近代名建築のようになります。今は子どもが少なく なっていて、そういうことが隣り近所ような気がするんです。これからは質 一つなのだそうです。 が問われる時代なんですよ」と浅見園 この建物ができたのがでも、家庭でもできにくくなっている 長さん。 「私は理論が苦手でわえ。保育理論が おやつは毎日、子ども達がクッキー を北上し、近江今津駅で下車、そこか育所は、それより前の昭和七年に始ま ったと ) しいますから、今年で六十二年を作るんです。食事の時に組む班にク先にあって、こういう保育にな「た訳 ら車で二 5 三分の所に、今津幼稚園は ノキー当番がまわってきて、そのメンではなくて、普通にやってたらこうな あります。園から琵琶湖湖畔までは子目を迎えます。 ー五、六人は朝から準備します。教ってしまった」と笑うのは、副園長さ 十時すぎ、そろそろ子ども達の礼拝 ども達の足で散歩にいける距離で、天 クツを 連載・カメラ片手こんにちは⑨ 滋賀県今津町を今津幼稚園 會薹嶂 ン」

2. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

こどものとも ( 年中向き ) 2 てんのくぎをうちにいったはりつこ折り込みふろく 1 994 いつの季節にもわたしたちの頭一本の釘によ 0 て支えられ、その釘こそ、動 春夏秋冬、 かぬ星、北極星なのです。天の釘とよばれる 上にかがやく星々のなかで、幼いころから親 かんざわとしこ この釘がぬけ落ちたらそれこそ一大事 : しんだのは北斗です。 神沢利子 物はここからはじまります。 次にそれを手がかり はしめに北斗を知り 天蓋はすでに釘で留められています。この これらの星は大熊 に北極星をさがしました。 釘を打ったのはだれ ? ト熊座に含まれて わたしは大熊座のイメ います。 作者のことば ジの熊の鍛冶屋を思 このしつはのなかい います、 ) あとをつぐも 熊たちが夜をかけて、 天の釘、北極星 一九二四年、福岡県に生まれた。 のかなく 、鍛台場の火 北海道、樺太て幼少期を過ごす。 天空をゆ。たりとめぐ申沢利子 は消え、ばあちゃんが 文化学院文学部卒業。著書に『流 ることを田 5 、つだけで ~ 豕を守 ( ' ています。ばれのほとり』『むかしむかしおばあ わたしはいい知れぬな ちゃんは』 ( 福音館書店刊 ) 、『ちび あちゃんの養い子のハ っこカムのぼうけん』 ( 理論社刊 ) 、 つかしさをおばえます。 ことって ) ネズミがゆるんだ天絵本に『えぞまっ』『いい ひのいたくなるはど どんなこと』 ( 以上福音館書店刊 ) の釘を打ちにゆく 星を見あげていた幼い など多数ある。東京在住。 八五年度版の「こども はり、っちせ ) 。こ 1 しュま亠 9 日を田 5 しオ 一九八七年 ) のとも」の時、堀内さ堀内誠一 この夏、富良野の森 んは渡欧前の慌ただし の中できらめく大空を ) 日にもかかわらす・ 仰ぎました。東 ~ では こんな素敵な絵を描い 薄い光の北極星もここ て下さいました。そし では澄んでかがやき、 てこの絵本がご一緒さ 工ゾ松がくろぐろとと せていただいた最後の 東京に生まれた。グラフィック り囲む空は、円形にく 仕事となってしまいまデザイナーとして編集美術を多く りぬかれていました。 手がけ、イラストレーターとして 人の世のよろこびやかなしみをこ 古代バビロニア人も、また北方民族も、天した : 絵本、児童書に活躍。絵本の仕事 は『くろうまプランキー』『たろう えて、天の釘は今日もわたしたちの頭上にか を天幕の屋根になぞらえて想像していました。 おおなペ のおてかけ』など多数ある。編者 がやいています。 また、なかには大鍋を伏せたような、半球形 書に『絵本の世界・Ⅷ人のイラス なお、今回改めて文章に手を加えたところ トレーター』 ( 以上福音館書店刊 ) の蓋を考える人々もいました。この蓋が上下 がある があるのをおことわりさせていただきます。 しいます。大鍋は に動く時、風が吹きこむと、 ン。 作 糸 - 丿 絵本は声を出して読んてやりましよう

3. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

つ外 。。をみン な有 6 ノ / ク ル物、の一・

4. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

てのくを うちいっ ! まりつ 哽ツ、 トをデ晋こーー・一 神沢利子・作 堀内誠一・画 福音館書店

5. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

. こを・・ツ 1 ら ! 、ビををい下お遥 で当囃第をま第こ ~ つ、 3 をぼメテ

6. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

いー 3.. ド煢 くうらいそらのまるてんじように びつかりひかるはなんじゃいな ごらんよあれはてんのくぎ てんをささえてひかります びつかりびつかりびつかりこ てんのはしごをよじのばり くぎをうったはだれじゃいな ななたびうったはだれじゃいな くまのかじゃのおおおとこ わがやのひいひいじいさまよ とんてんかんてんとんてんかん とんてんかんてんとんてんかん

7. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

み、を 2

8. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

はりつこは、そとへとびだした。 「たいへんだ。まるてんじようが ゆれてるよ。ああ、もう、おっこちて きそうだよ」 ばあちゃんもこえをあげた。 「ああ、てんのくぎがゆれている。 あのくぎがぬけおちたら、このよは おわりだ。てんもちも、こつばみじんに くだけてしまうわ」 ー 0

9. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

やがてもりのあちこちから、となかい おおかみきつねにうさぎたち、 なかまたちが、いろをかえてかけてきた。 「たいへんだ、たいへんだ」 「くまばあさま、みたか。てんのくぎが ゆれだしたぞ」 ばあちゃんはふといいきをつき、 「まてまて。しずかになされや」 と、なかまたちをおしとどめた。 「みてのとおり、てんのくぎが ゆるんだからには、だれかがいって、 うたねばならぬ。さて、だれがいくかな ? 」 なかまたちはかおをみあわせた。 だが、はりつこはじぶんでも しらないうちにさけんでいた。 「ばくだ。ばくがいく」 ー 2

10. てんのくぎをうちにいったはりっこ こどものとも(年中向き)

ななつのたにとやまをこえ、 はしり、かけにかけて、 はしりに めざすきたやまにのばりついた。 はしごはくもまにそびえたち、 そのしたにまきつくのは、あかめの へびだ。くちからひをふき、こちらを にらんだ。 おおかみのせからとびおりて、 ' み、気こ三こ