うさぎ - みる会図書館


検索対象: のんびりこぶたとせかせかうさぎ
88件見つかりました。

1. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

かくれすぎたうさぎ 七ひきのうさぎが、とうさんうさぎとかあさんうさぎといっしょにすんで いました。 にちかいしゃ とうさんうさぎはまい日会社へはたらきに、かあさんうさぎはまい日家に 「じゃぶじゃぶじゃぶ。」 と、せんたくきでせんたくをしていました。 ひ ところがある日、かあさんうさぎがとおくの町までおっかい冫し なりました。 かあさんうさぎはでかけるまえに、 まち こ、ノ \ こに

2. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

とうさんうさぎとかあさんうさぎは、 「よくでてきた、よくでてきた。」 とよろこんで、ねんのためにうさぎたちのかすをかそえてみました。 すると、一びきたりませんでした。 とうさんうさぎとかあさんうさぎはおどろいて、家のなかをすみからすみ までさがしまわりました。 でも、どんなにさがしても、うさぎはみつかりませんでした。 「よっ。ほどみつかりにくいところへかくれてしまったのねえ。」 、ました。 と、かあさんうさぎがいし 「まだ、・ほくのことをおおかみだとおもっているんだねえ。」 、ました。 と、とうさんうさ」がいし 「わたしのことも、おおかみだとおもっているのかもしれませんねえ。」

3. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

「そうだなあ。ダイヤモンドなんかがはいっているかもしれないね。」 「うん、ダイヤモンドのくびかざり。それに、きんとぎんでできた、ローソ クたてだ。さあて、それじやひとつ、たからものをはいけんするとしよう。」 うさぎはとくいそうにはなをびくびくとさせながら、ばっとはこのふたを あけました。 そのとたん、うさぎはおもわずべたんとしりもちをついてしまいました。 なんとまあはこのなかには、びかびかとひかるにんじんが、ぎっしりとっ まっていたのです。 うさぎはしばらくのあいだ、ものもいわすにはこのなかのにんじんをなが めていました。 きゅうにうさぎは、ちらりとこぶたのほうへ目をやりました。 そしておたがいの目があったとたん、うさぎはかおをまっかにしたかとお

4. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

のとんでくるほうへはしっていったのです。 うさぎはうまいぐあいに、じぶんのおでこで、 「がちん。」 だま と、びー玉をうけとめると、ばったりとたおれました。 「わあい、やったあ。」 ぶうたはよろこんで、うさぎのそばへかけよりました。 みるとうさぎは、じめんにたおれたまま、びくりともうごきません。 「しんだのかな。」 ぶうたはきゅうに、すまない気もちになりました。いそいでうさぎのむね おと に耳をあててみると、どきどきとしんそうの音がしています。 「ああよかった。でも、すぐにてあてをしなけりゃあ。」 ぶうたはうさぎをだきあけると、町のびよういんへはしっていきました。 みみ まち 114

5. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

「え 0 、でていく 0 て ? どうしてさ。どうしてでていかなければならない んだい ? 」 「ふん、わからないはずがあるもんか。」 うさぎがいらいらとしながらいいました。 「ぼくはうそっきでおせ「かいやきで、おまけににんげんのことばかり気に しているけちくさいうさぎなんた。そんなけちくさいうさぎとくらしてい ると、きみまでけちくさくなってしまう 。たから、ぼくはどうしたってで ていかなければならないんだ。」 「おやおや、なにをいってるんだかさ 0 ばりわかりやしない。ほんとにきみ は、へんなうさぎだねえ。」 こぶたはおかしそうにわらいだしました。 「ふん、わらえわらえ。どうせ。ほくは、うそっきうさぎた。わらわれなかっ

6. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

「こぶたくんこぶたくん。ちょっとこれをみてみたまえ。」 あさ ある朝のこと、うさぎがしんぶんをかたてに、こぶたのへやヘとびこんで きました。 こぶたとうさぎとはだいのなかよしで、アニマン市という町のはずれに一 けんの家をかり、そこでいっしょにくらしていました。 それほどのなかよしでいながら、こぶたとうさぎとでは、せいかくがまる でちがっていました。 こぶたはたいへんにのんびりとしたせいかくでした。ぼーっとしていると しいくらいでした。 ところがうさぎのほうは、やたらとせかせかしていて、どんなことにもむ ちゅうになりやすくて、おまけにちょっぴりおせつかいなところもあったの まち

7. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

そういって、うさぎはせかせかとへやをでていってしまいました。 ( こまったことになったなあ。いったいどうしたらいいんだろう。 ) おひるがすぎ、おやつのじかんがすぎても、こぶたはあいかわらすべッ の上にすわりこんだまま、目をばちくりとさせていました。 ( ひとのゆめのことにまでロをだすなんて、ほんとになんというおせつかい うさぎなんだろう。 ) でもおせつかいだろうがなんだろうが、こぶたはうさぎのことがだいすき なのです。もしもうさぎが家をでていくような一、とになったとしたら、一、ぶ たはわあわあとないてしまうにちがいありません。 気がつくと、あたりはもううすぐらくなっていて、まどからみえる空のと おくには、いちばん星がきらきらとかがやきはじめていました。 ( あっそうだ。 ) 、つえ くち

8. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

もうと、ころがるようにしてこぶたのそばをにげだしました。 「あれつ、どうしたんたろう。おーいうさぎくん、どこへいくんだよう。」 おおごえ 大声でさけんだとたん、こぶたはじぶんの声におどろいて、ばっと目をさ ましました。 まどのそとは、きのうとおなじように、すっかりあかるくなっていました。 でも、どうしたことか、となりのべッドにうさぎのすがたがみえません。 こぶたはしんばいになって、ようすをみにいってみました。 うさぎはじぶんのへやで、みのまわりのものを、せかせかとかばんのなか につめこんでいました。 「うさぎくん、にづくりなんかしてどうするんだ。」 「きまってるじゃないか ぼくは、この家からでていくのさ。」

9. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

さっそくうさぎは家をとびだすと、ちかくにある、にんけんのおいしやさ んの家へはしっていきました。 ところが、入り口のドアのまえまできたとき、うさぎはびたりとたちどまっ てしまいました。 『たからさがしのゆめをみることのできるくすり』だって ? や ( 、なに、なに、 れやれ、なんてばかげたことをかんがえるうさぎだろう。まったく、どう ぶっというのはこれだからこまる。 ) こ、にんげんのおいしやさんからわらわれてしまいそうな気 そんなぐあい ~ がしたのです ( ) こんどたけは、どうぶつのおいしやでがまんするとしよう。 ) ( しかたがない。 うさぎはそうかんがえて、すこしはなれたところにある、きつねのおいしゃ さんの家へはしっていきました。 ぐち

10. のんびりこぶたとせかせかうさぎ

いいながら、 「しくしくしくしく。」 となきだしました。 するとうさぎが、 こぶたとうさぎのハイキング ある日、一、ぶたとうさぎがのはらにハイキングにでかけました。 ところが、のはらへついたとたん、ふたりは道にまよってしまいました。 こぶたはおどろいて、 「いま、・ほくたちはどこにいるんだろう。それさえわかれば家へかえれるの ひ みち