だいすき - みる会図書館


検索対象: こうさぎけんたとホットケーキ
78件見つかりました。

1. こうさぎけんたとホットケーキ

あちゃんがはえるんだよ。ばく、おばあちゃん、だいすきなんだ。でも、おば やま あちゃんはお山のむこうにすんでいるから、めったにあえないんだよ。だから、 いつでもあえるだ このたねをまいて、おばあちゃんをはやすんだ。そしたら、 けんたか、いいました。 「いいわねえ。たね、五つもあるしゃない。おばあちゃんが五つもはえれば、 いつだって子もりをしてもらえるわね。うちしや、また七ひきもあかちゃんが うまれたの。それで、うちのおかあさん、とってもいそかしいから、あたし、 おてつだいばっ かりなの。子もりだの、たきぎひろいだの。ちっともあそべな いのよ。ねえ、あたし、すごくやわらかい土のあるとこしってるわよ。うちの すぎ うらの杉のねもと。あそこに、そのたねまいていいわ。そのかわり、おばあち っち

2. こうさぎけんたとホットケーキ

ゃんがはえたら、一つだけくれない ? 」 ました。 チーコがいし 「そうねえ。」 と、けんたはかんがえました。 けんたのおばあちゃんは、けんたとあそぶのはすきです。でも、あかちゃん ねすみの子もりは、すきかどうかわかりません。かってにやくそくをして、も し、おばあちゃんがいやだといったら、こまります。 「やめとくよ。ば ノ、、ど ) 一か ほかのとこさがす。」 ました。 と、けんたがいい 「そう。ざんねんねえ。」 といって、チーコは、また、せっせと、たきぎをあつめはじめました。 ひと

3. こうさぎけんたとホットケーキ

「ああ、いやんなっちゃう。ププったら、なんでもたべたがるんだから。」 ひなぎく野原へきてみると、春のお日さまをいつばいうけて、ひなぎくたち がのびはしめていました。 「ここなら、きっと、おばあちゃんのたねも、うまくはえるな。」 と、けんたはおもいました。 「それに、おばあちゃんは、ひなぎくの花がだいすきなんだ。おばあちゃんの たね、ここにまこ、つ」 けんたは、ひなぎく野のすみ 0 こを、シャベルでほりはじめました。 「ト小いーレよ、レい 1 レよ。 っしよ、つけんめいほりました。 はる

4. こうさぎけんたとホットケーキ

こうさぎのけんたは、まいあさ、ホットケーキを二まいたべます。けんたは、 ホットケーキがだいすきです。 あるあさ、いつものよ、フに、あまいみつをたつぶりかけたホットケーキを二 しいました。 まい、べろべろっとたいらげてから、けんたはおかあさんに ) 「もっとたべたいなあ。」 いい、疋」 しました。 と、おかあさんは、い ) 「けんたには二まいかちょ、フどいいの」 0

5. こうさぎけんたとホットケーキ

「わあい おばあちゃんのたんじようびだ ! 」 けんたは、さけびました。 けんたは、おばあちゃんがだいすきです。 「よーし、ばく、おばあちゃんがおおよろこびするおくりものをあげるぞ。ば おばあちゃんがすきなもの、しってるもん。おばあちゃんは、ひなぎくの 花がだいすきなんだ。うーんと大きな、ひなぎくの花たばをあげよう。」 と、けんたは、ひなぎく野原へかけていきました。 のはら ところが、けんたがひなぎく野原へいってみると、ひなぎくのつばみはまだ 小さくて、花はさいていませんでした。 ひと どこかに、一つくらいさいてないかなあ。」 と、さがしが、ら ~ めるいていノ \ と、 のはら おお

6. こうさぎけんたとホットケーキ

あたま せんでした。おめんも、みただけで頭がいたむので、つくえの上にはっておき ました。 ゅ、つがた、けんたのだいすきなおばあちゃんが、スープとジュースをつくっ てきてくれました。 「おやまあ ! 」 おばあちゃんは、けんたをみてびつく 「わっはつはつは : と、わらいだしました。 「なんとも、みごとにふくれたねえ ! でも、こりや、けっこ、つなことしゃな いか。おたふくかぜのふくっていうのは、こうふくのふく。しあわせのことだ ろ。おたふくのたっていうのは、おおいってことだもの。しあわせがいつばい それから、 うえ 103

7. こうさぎけんたとホットケーキ

と、けんたが、 「ばく、おばあちゃんにあいたか 0 たんだもん。たねまいて、はえれば、いっ だ「てあえるでしょ ? ばく、おばあちゃん、すきなんだもん。」 「ああ、けんたちゃん ! 」 と、おばあちゃんがけんたをだいて、けんたのほっぺ たをくつつけました。 「あれは、おばあちゃんが、まいとし、だいしにそだててる、かばちゃのたね。 とってもおいしいかばちゃだから、けんたの、っちでもまくと、 しいとおもって、 たねをおくったの。こんなにりつばにまけば、きっと、おいしいかばちゃがい つばいできるよ。そしたら、みんなでおあがり。まいにち、水をやるのをわす たに、、ゆっと、ほっぺ みす

8. こうさぎけんたとホットケーキ

しってるとこはおなかい つばいだけど、ほかのところはおなかべこべこ。たか くち ら、ばく、一どでいいから、ロのところから、しつばのさきまで、すっと、す らすらっとはいるような、ほそくてながいもの、たべてみたいとおもってたん ですよ。」 しいとも。、つまくやいてあげるよ。」 おお けんたは、大きいフライバンのまんなかからはしめて、ぐうるぐうる。そと へそとへと、うすまきしきに、ねりこをのばしていきました。ねりこかながれ てくつつかないようにきをつけて、ぐうるぐうる 「さあ、ヘびくん。きみ、ぐるぐるまきになって、たべてくれたまえよ。」 「つぎは、あたしのおねがいするわ。」 ) ました。 と、こんどは、きつねかいし

9. こうさぎけんたとホットケーキ

あか 「やねは赤くて、かきねは白だよ ! 」 けんたがとんでかえって、いうと、 あか 「まあ、そう。赤いやねと白いかきね。ひなぎく野にびったりだわ。ところ で、おばあちゃんにあげるものはみつかった ? 」 ) ました。 と、おかあさんが、しし 「めだか、すくえなかったんだ。ば く、またペンキぬりみてて、ひなぎくさが のはら すのをわすれちゃった。あしたはもういちど、まっすぐ、ひなぎく野原へいっ てみるよ。」 けんたが、いい つぎの日。 けんたが、まっすぐ、ひなぎく野原へいってみると、 ました。 しろ しろ のはら

10. こうさぎけんたとホットケーキ

「あれつ ? 」 ひなぎく野原の、すっとだれもすんでなかった、い だれかがそ、つしをしています。 ばたばたばたと、はたきをかけて、さっさっさっと とは、まあ、なんておかしなかっこうー あたまはねすみいろのスカーフで、すつばりくるんであって、かおには大き あお あし ) から、白 いた青いうわっぱ ~ な白いマスクとめがね。くびから足くびまでつづ あし いてぶくろをはめた手のさきと、くろいながぐっをはいた足のさきだけがみえ ています。 けんたがびつ りました。 しろ のはら くりしてみているうちに、そうしはすんで、まどもドアもしま 、は、つきではいているひ えのまどがあいていて、 おお しろ