やきょ 址Ⅸ久ロ視 ( 児童文学評論家 ) この『先生のおとおりだい ! 』という幼年童話は、一九七三 ( 昭和絽 ) 年に初版が刊 しゅうろくさくひん 行されました。そうして収録作品は四編とも、ごらんのように「小学一年生の学校生活 を軽央にとらえ」た内容で、「、 月さな読者の大きな支持を受けている」 ( 日本児童文学者 ていひょう 協会編『現代日本児童文学作家案内』昭和 ) として、はやくから定評のあったもので す。 わたしの手もとに、初版と同年の九月刊とある第六刷版で、何か所もに修を加えた 破棄処永寸の、この一冊があります。もう数年も前になりますが、ある図書館での講 えんかい 演会のおりに、主催者がわが用意してくださり、わたしの持参した書といっしょに、参 力、、わん 加者のあいだを回覧させたものです。そのとき自分のものは行方不明となってしまい 代わりにこのボロボロ本のほうが、わたしの手もとにもどってきたというわけです。 こんわく いっしゅんのあいだ確かにわたしは、困惑と腹だちをおばえたものですが、手にとっ 解説Ⅱ健康で美しい子どもの生活感情 133
坪田譲治 川北亮司 山本藤枝 学椋鳩十・編 日本むかしばなし ( 六 ) 3 年生のあいっとわたし街かどの風 小さい小さいこいものがたり 古田足日 宮川ひろ 宮沢賢治 学松谷みよ子 ケヤキの下に本日開店ですさくらんばクラブにクロがきた 注文の多い科理店 高天人のよめさま 古田足日 東君平 灰谷健次郎 校今江祥智 のばるはがんはる 月の上のガラスの町 小け・つ」にいつ。ま ワルのぼけっと 安藤美紀夫 吉田とし 山中恒 = 宮沢賢治 おばあちゃんの大ジョータン 大ちゃんの青い月 オニの子・プン よだかの星 < ・シュタイナー・作塩谷太郎・訳 山下明生野問児童文芸賞 佐藤さとる 年木暮正夫 がんばれクリーキー また七ぎつね東京へいくてのひら島はどこにある海のしろうま 高 吉田とし 宮沢賢治 鶴見正夫 大石真 四年一組のおひめさま ふた子の星 学 . 駅長さんと青いシグナルやきとんとん 中 大川悦生 今江祥智 松野正子 砂田弘 子そだてゆうれい かぎのすきな王さま 海賊の歌がきこえる 学三人で見た空 シートン・作前田三恵子・訳宮下全司 シートン・作前田三恵子・訳 谷川俊太郎 イタチ横町は大さわぎ シートン動物記・ 1 オオカミトロポシートン動物記・ レ」医、ん 立原えりか 浜野卓也 皿海達哉 宮沢賢治 青い羽のおもいで やまんばおゆき オッペルと象 にせまつり 串田孫一 ジェイコブズ・作森下美根子・訳早乙女勝元 吉原順平 雲のひとりごと 火の夜 生きものばんざいサケふるさとの川へジャックと豆のつる 斎藤隆介日本児童文学者協会賞 浜野卓也 ろ来栖良夫日本児童文学者協会賞福島正実 天の赤馬 ( 上 ) 堀のある村 迷宮世界 くくろ助 バグビー・作吉田比砂子・訳 も斎藤隆介日本児童文学者協会賞・・ウエルズ・作塩谷太郎・訳吉田とし 少女記者ペギー 赤い月 タイムマシン 庫天の赤馬 ( 下 ) 生源寺美子野問児童文芸賞かこさとし 文高木敏子厚生省児童福祉文化奨励賞戸川幸夫 科学者の目 オーロラの下で 雪ばっこ物語 アガラスのうさぎ オ 庄野英ニ野間児童文芸賞他夏目漱石 今江祥智 山中恒 坊っちゃん 山のむこうは青い海だった星の牧場 とべたら本こ
著者紹介 中野みち子 なかの 埼玉県熊谷市に生まれる。埼玉大 学教員養成科卒業。児童文化の会、 日本子どもの本研究会、日本児童 文学者協会、会員。主著に「海辺の マーチ」「森とみすうみのうた」「う ぐいす先生かえってこい」他。 フォア文庫 この文庫は、岩崎書店、金の星社、童心社、理論社 の四社によって協力出版されたものです。 I S B N 4 - 6 5 2 ー 0 7 0 4 4 ー 6 NDC913 ・ 173X113 先生のおとおりだい ! ◎ 1983 年 3 月第 1 刷発行 1988 年 8 月第 12 刷発行 著者中野みち子 発行株式会社理論社 東京都新宿区若松町 15 ー 6 / 03 ー 203 ー 5791 本文・方英社 / カバー・トラヤ印刷 / 製本・大和製本 落丁・乱丁本はおとりかえいたします。
年山本真理子 co ・ガリヤフキン・作宮川やすえ・訳 今西祐行 ばくのだいすきなハハ いれはをしたロバの話 学広島の姉妺 竹崎有斐 赤木由子 野長瀬正夫サンケイ児童出版文化賞他 年おかあさん あの日の空は青かった ひまわり愛の花 川崎大治 平塚武ニ 中川崎大治 日本のとんち話 ・太Ⅷレり 5 も月レり・ 9 校日本のふしぎ話 学いぬいとみこ国際アンテルセン賞国内賞他 斎藤隆介小学館文学賞他 古田足日日本児童文学者協会賞他 月北極のムーシカミーシカべロ出しチョンマ 宿題ひきうけ株式会社 灰谷健次郎 砂田弘 筒井敬介 おばあさんのとっくりプウ一等あげます とらのかわのスカート しかた・しん 川崎大治 手島悠介 日本のおばけ話 ばノ、レ」化け - 姉一癶′ル 二十八年めの卒業式 長崎源之助 谷真介 坪田譲治 むかしむかしゾウがきた くちぶえふいて 日本むかしばなし ( 一 ) 宮沢賢治 安藤美紀夫 千葉省三 鷹の巣とり おかあさんだいっきらい銀河鉄道の夜 古田足日 川未明 関英雄 夏子先生とゴイサギ・ポーイズキツネが走るプタがとぶ赤いろうそくと人魚 佐藤さとる 安房直子 岡野薫子 山のモモッカ 日暮れの海のものがたり 宇宙からきたかんづめ 古世古和子 今西祐行 ろ新美南吉 くおじいさんのランプ まいご町の海賊 ヒロシマの歌 も坪田譲治 香山美子 浜田広介 ふしぎなまがりかど 立いた赤おに 庫日本むかしばなし ( 四 ) 文吉田タキノ 戸川幸夫 大石真 アふるさとのむかしばなしのら大物語 魔女のいる教室 オ おかもとよしこ 椋鳩十・編 宮沢賢治 フ セロひきのゴーシュ つうしんほのない学校はすかしかったものがたり 寺村輝夫 ミリ子は負けない 川崎大治 日本のわらい話 大石真 チョコレート戦争 前川康男 もぐらの写真機 中島信子 北川千代賞 薫は少女 生源寺美子 マキオのひとり旅 坪田譲治 日本むかしばなし ( 二 ) 長崎源之助 焼けあとの白鳥 坪田譲治 日本むかしはなし ( 三 ) はたたかし ポムのロケット おおえひで小学館文学賞他 八月がくるたびに 宮沢賢治 風の乂三郎 ・ z ・トルストイ・作樹下節・訳 イワンのはか 坪田譲治 日本むかしばなし ( 五 )
学渡辺清 壺井栄 上坂高生ジュニア・ノンフィクション文学賞 中村新太郎 二十四の瞳 中戦艦武蔵のさいご あかりのない夜 天平の虹鑑真和上ものがたり 年早船ちょ厚生大臣賞他 早船ちょ厚生大臣賞他 川端康成 岡野薫子 人間のからだといのち 学キューボラのある街 ( 上 ) キ、ーボラのある街 ( 下 ) 伊豆の踊子 和田登塚原健ニ郎文学賞周はじめ 木下順ニ 校太宰治 学走れメロス 悲しみの砦 原野の四季 タ鶴 ネクラーソフ・作榊利夫・訳 ネクラーソフ・作格利夫・訳 芥川龍之介 ・シルウアーバ ーグ・作中尾明・訳 ほらふき船長航海記 ( 上 ) ほらふき船長航海記 ( 下 ) 鼻・杜子春 第四惑星の反乱 早乙女勝元 伊藤左千夫 杉みき子日本児童文学者協会新人賞たかしよいち ゅびきり 野菊の墓 キバの王者 かくまきの歌 サトウハチロー ・アンダースン・作内田庶・訳香川茂 永井 ~ 朋ニサンケイ児童出版文化賞 ばくは野球部一年生 タイム・カプセルの秘密セトロの海 ささぶね船長 富盛菊枝 前芝茂人 吉田とし 上野瞭 山へのあこがれ 鉄の街のロビンソン ちょんまげ手まり歌 ゆれる砂漠 鈴木実 ニ反長半 古田足日 平方浩介 オイノコは夜明けにはえる忍者かげろうの風太 ばくらは機関車太陽号しいと山のコボたち たかしよいち いぬいとみこ 0 ・アイトマートフ・作佐野朝子・訳畑正憲 日とノリオ マンモスの悲劇 キルギスの青い空 海からきたチフス 来栖良夫 浜野卓也 小林千登勢 灰谷健次郎「路傍の石」文学賞他 光太夫オロシャばなし 泣き虫先生とムカデ君たち兎の眼 お星さまのレール サトウハチロー 鶴見正夫 木村靖子 ろアンデルセン・作山室静・訳 く絵のない絵本 白い町ヒロシマ 占いの名人モコちゃん鮭のくる川 も来栖良夫・古田足日堀尾青史・編山本真理子 バジョーフ・作島原落穂・訳 o ・アドラー・作足沢良子・訳 銀の馬車 庫燃える日本列島父が語る太平洋戦争広島の母たち 石の花 古田足日 しかたしん 文末吉暁子 サトウハチロー みんなのホームラン アにげだした魔女のはうき雲取谷の少年忍者 消えた化けねこ帝国 オ キャロル・作中山知子・訳 宮沢賢治 斉藤実 サトウハチロー ふしぎの国のアリス 花の童話集 / ンジー組大かつやく 太平洋漂流実験日 以下続刊
となったものと考えられます。 しゅうさいさくひん そのことを踏まえたうえで、いま一つ注目したいのは、四つの収載作品にはいすれに えか も、子どもたちのひたむきで屈託のない生きる姿を描くことを通して、彼らの健康で美 しい生活感情が、ほほえましくもみすみすしく表現されていること。そこには教師とし ての、同時に児童文学作家としての、彼女の児童観とか、あるいは子どもの発達観 ( 教 けんしき 育観をも含めての ) についての見識の一端が、まぎれもなく鮮やかに形象化されている のを、読みとることができるということです。 よく耳にするところですが、最近の親や教師のかたの中には、ひとつには管理化の進 む社会状況の反映か、あるいは青少年・中高年の非行化が増える時世に神過敏症とな むしやき ってなのか、のびやかで活力のある子どもの無邪気な行動をも恐れて、やたらに規制と 束縛にはしりすぎる傾向がみられるといわれます。それがたとえ善意と熱意とから発し たものとはいえ、あやまると結果的には、一一一無あるいは四無主義 ( 前出 ) 的傾向を、 っそう助長し増することになっていくのです。 こうした大人たちによって、例えばかすちゃん・たんちゃんなどの主人公は、ときに は直ちに文句なく、 非一丁化に向かう悪童としてのレッテルを賺られてしまう、存在とな り得る可能性がないとはいえないでしよう。しかし作中において、彼らが自ら発見する 137
《フォア文庫》刊行のことば 三十年前、わが国が、いちばん苦しみ、もっとも迷っていたとき、ただひとつ、確かな 希望の灯がともされました。いちばん巨きな未来をもった人間・少年少女たちに対する熱 い期待です。自分の足で立ち、自分の頭で考える「新しい日本人」の誕生によせる祈りで す。いわば自立的な精神の形成こそが、わが日本の第一の課題でありました。 この課題にとりくんで、子どもの本の出版にはげんできた私たちの歩みをふりかえって みますと、あたかも壮大な一つのピラミッドのように、明日の世代の心の糧が積みあけら れているではありませんか。今やそれは、自立的な精神の支柱として必要な多面性と底辺 のひろがりとをゆるぎなくそなえた共同作品として、ふり仰ぐことさえできましよう。 わが児童図書出版界の良心が築き上けてきたこの成果を、今こそ、名実ともに一体化し た・《本の宝庫》として結集し、より多くの読者に、ひろく愛読されるように選択してみま した。おそらく出版史上に前例のない協力出版というこの創造的な企てが、親と子を結ぶ 温かい本の環を更にひろけてくれることでしよう。 もしも今、わが少年少女たちが、親子の断絶とか、競争社会の重圧とか、さまざまな灰 色の壁に直面しているとしたら、私たちは、かのゲーテにならって、「生活の樹は緑だ」 と、ささやきかけすにはいられません。この《本の宝庫》には、そんなささやきにも似た 、いの糧や知識の実を、緑濃き森からの贈りもののように、とりそろえるつもりです。 一九七九年十月 岩崎書店・金の星社・童心社・理論社
定価 3 9 0 円ー 5 0 0 円 年安房直子 手島悠介 渋谷重夫 長崎源之助 ふしぎなかぎはあさん 学まほうをかけられた舌 空とぶ大どろばう 魔女になりたいわたし 佐藤さとる 椋鳩十・編厚生省児童福祉文化奨励賞他 椋鳩十・編 寺村輝夫毎日出版文化賞 年ひみつのかたつむり号ねしょんべんものがたり いたすらわんばくものがたり ばくは王さま 小沢正児童文芸奨励賞他 長崎源之助 古田足日 低神沢利子サンケイ児童出版文化賞 ふとったきみとやせたばくねこねここねこおまえはどこだ 校ちびつこカムのば、フけん目をさませトラゴロウ 咩椋鳩十・編 ー・作神宮輝夫・訳新美南吉 谷真介 ほらふきうそっきものがたり サム・ピッグだいかつやく ごんぎつね ピン・ポン・。ハンがやってきた < 福島正実 ポフミル・ジーハ・作井出弘子・いめいとみこ・訳 作神宮輝夫・訳木暮正夫 こんや円盤がやってくるサム・ピッグおおそうどう 二ちょうめのおはけやしきホンジークのたび 神沢利子 飯沢匡 寺村輝夫 土家由岐雄 むぎわらのうた プーフーウー おしゃべりなたまごやきかわいそうなぞう 松野正子 岩崎京子 ドロシー・ウォール・作井出弘子・訳 ドロシー・ウォール・作井出弘子・訳 ガムをたべたかばのはなしみどりいろの小大 いたすらプリンキー 大きくなったプリンキー 中野みち子 生源寺美子 大石真 手島悠介 先生のおとおりだいー さあゆけ ! ロポッ はしめてのおこっかい かぎはあさんの魔法のかぎ わたなべめぐみ 長崎源之助 あまんきみこ 与田準一 よわむしおばけ つりばしわたれ 七つのほけっと うみひこやまひこ 平塚武ニ 上崎美恵子 渋谷重夫 松野正子 いろはのいそっぷ ゅめみるカネしいさん空とぶ大どろばうおっとしつれい こうさぎけんたとホットケーキ さねとうあきら ろひしいのりこ児童文芸新人賞後藤竜ニ 手島悠介 くおばけのゆらとねこのにゃあ風の子たちのとりで ゆきこんこん物語 ふしぎなアイスクリーム も神沢利子 手島悠介 杉みき子 大石真 庫こぶたのプウタ こんやはおまつり にせもののかぎばあさんドラキュラなんかこわくない 文増村王子 小山勇 大城立裕・原作 アタッタカ先生と子どもたち先生のおよめさんみつけた 対馬丸さようなら沖縄 コップの海 オ 灰谷健次郎 松野正子 以下続刊 えでばうや こぎつねコンとこだぬきポン
ア庫四 , = 《 0 先生のおとおりだいー I S B N 4 -6 5 2 ー 0 7 0 4 4 ー 6 C 8 2 9 3 \ 5 9 0 E ・「図書新聞」評 とうしよう この本に登場するのは、まさに生きて呼吸し、笑い、わめき 走る代の子どもたちである。歌といえばコマーシャル・ソ れんあい けっこん かつやく ング、恋愛も結婚も知っているテレビッ子が縦横に活躍する 本だ。 : 学校の中における子どもの姿をこれだけいきいき ととらえられたのも、作者が場で子どもに接しているから であろうか。 ( 上崎美恵子 ) こうちゃんは小学一年生。同級生にいっちゃった、さっちゃ んのことすきだものって。それを聞いた同級生は「ゆびわあ げてね、こんやく発表するんだよね、テレビでやってたもん」 た、・のんとう だって。さあ、こうちゃんと妹のかなちゃんは大奮闘。プレ ゼントのゆびわが十一一個も。両手いつばいのさっちゃんは、 あまったふたつをどこにはめたのかしら ? 「ゆびわ」他三編。 ・いきいきとユーモラスにはずむ子どもたちの世界ー 中野みち子・作多田ヒロシ・画 フォア文庫 A029 理論社 定価 390 円 すがた こきゅう しゅうおう せつ 0 0 フォア文庫の整理番号 ・アルファベットとシンポル・マークの色によって対象 を表示してあります。 ・数字は対象別の通し番号です。 ・定価の変更によって広告表示と実際の定価が変っ ている場合もあります。 野 作 FOUR A = 小学校低・中学年 B = 小学校中・高学年 C = 小学校高学年・中学 装丁安野光雅 BUNKO
ているうちに、何ともいじらしくて貴重で愛すべきものに思われてきました。そうして さらに心を動かされたのは、一枚に二十回分が記入できる用紙に、ぎっしりと月日の数 へんきやくきしつひょう かんまっ 字が書きこまれている「貸出期間表」「返却期日票」なるものが、巻末に十枚ちかく盛 まんしんそう り上って貼りつけてあるのに気づいたことでした。満身創痍になるのもむべなるかな、 ご苦労さん愛しき仲間よと、それはまさに一種の感動をおばえさせられたのです。「小 しったい さな読者の大きな支持」 ( 前出 ) の実態を、目のあたりに確と見た感じがして、それで 係の人に頼んでいただいてきたのでした。 右にみてきたように『先生のおとおりだい ! 』か、小さな読者たちに大きな歓迎を得 てきたのは、どのような理由によるのでしようか。そうして今日にあってもなお、この 連作童話集は〈子どもの発達〉にとって、あるいは〈幼年文学〉として、どんな義が あるといえるのでしようか。 本書におさめてある四つの作品は、いすれもが一年生の子どもたちを主人公にして、 彼らの日常生活のある場面を、興味ぶかいエピソードとして、それぞれにリアルにユー てん力い えか モラスに描いたものです。そうしてそこに展開されているストーリーは、現実にほんと そうぞうリよく うにあったことを、そのまま単にコピーしたものではなくて、作者の想像力を自由に駆 し そうぞうてき 使して書かれた、つまりはフィクション ( 虚構Ⅱつくりごと ) による、創造的な世界で たの きらよう きよ、一、つ 134