おとうさん - みる会図書館


検索対象: いたずらっ子といたずらヤギ
23件見つかりました。

1. いたずらっ子といたずらヤギ

と、ベルトルトのおとうさんがいし 「ユリウスはうちで引きとるよ。 かちくごや 「うちには大きな家畜小屋があるから、そこにいれられる。」 1 ーリ / とド 、ました。 スのおとうさんがいし 「もう二、三とう、ヤギをふやすことにしよう。」 「うちでもそうするつもりなんだ。」 おおごえ と、カーリンのおとうさんが大声でいいました。 すこ もう少しで、またけんかがはじまりそうになりましたが、そのとき、マルチンのお 、ました。 とうさんがいし 「だれが飼うか、カ。 ( ンのユリウスにきめてもらおうじゃないか。 「、ほくが ? 。ほくには、かんけいありませんよ。それよりも、ヤギにきいてみたらど しゅじんこう うでしよう ? なんといったって、やつが主人公なんですからね。 「メーメー語はわからないよ。」 おお 、ました。 133

2. いたずらっ子といたずらヤギ

ブルッとからだをふっただけで、そこから動こうとしません。だれかがそばによると、 まえあし あたま 前足のひずめでふんばって、とがったつののはえている頭をひくくさげます。 西ィモムシ村の人たちは、くしざしにされたくはありませんでした。それで、とう とう、ヤギはそのままにしておくことになりました。 みんながいってしまうと、また、ふたりの子どもがあとにのこされました。西ィモ ひがし むら ムシ村のカーリンと、東ィモムシ村のド リスです。 カーリンのおとうさんはいし 、ました。 かわむ 「おこらせなければ、ヤギはなにもしやしないよ。もしかしたら、ひとりで川の向こ うにわたるかもしれない。」 丿スのおとうさんは、こう、 しいました。 おおごえ 「ヤギが川をわたってきたら、大声をだしなさい。おとうさんが近くにいるからね。」 あつひ この日は、きのうよりもっと暑い日でしたが、ふたりの女の子はたいくっしません でした。 むら かわ むらひと うご おんな こ ちか

3. いたずらっ子といたずらヤギ

かじゅえん ベルトルトは、ヤギのユリウスを、家のうしろの果樹園につれていきました。そこ ーリスとカール には、おいしい新鮮な草がはえています。 ハインツとヨハ、不スが むら いっしょにいき、東ィモムシ村のほかの子どもたちもやってきました。 ぎんいろ ベルトルトのおとうさんは、あたらしいくさりをもってきました。銀色にひかるく さりです。 「ここに、くいと木づちもある。」 と、おとうさんはいし 、ました。 「これで、ヤギをつなぐことにしよう。 しお ュリウスが塩つほをわすれられない話 し ん く さ ひがし はなし

4. いたずらっ子といたずらヤギ

せんせい 先生、めがねはどこですか ? 」 くち と、子どもたちはロぐちにさけびました。 あたま こえ ャギはひくい声でメーメーとないて、頭をふりました。 ぼくになにをしろっていうんだろう ? なぜ、みんながぼくを見るんだろう ? 先生はまんぞくのいくまでわらってから、 = リウスのくさりをつかんで、そとへつ れだしました。それからョ ( ネスが、どうやってャギをこっそりつれてきたかを話さ なければなりませんでした。でも、おとうさんはしからず、いつまでもわらっていま した。 せんせい 「ユリウス先生。 あたま と、おとうさんはいって、じぶんの。ほうしをャギの頭にかぶせました。子どもたちは、 校庭でヤギをとりかこんで、うたいました。 一たす一は三、 ネコがたまごをひとつうむ。 せんせい み

5. いたずらっ子といたずらヤギ

ひと カーリンのおとうさんは、じぶんで東ィモムシ村にヤギをむかえにきました。生徒 きようしつ あいず たちはみんな、教室のまどのそばに立って、歩いていくャギのうしろから合図をおく りました。 がっこう 「さようなら、先生 ! きようは学校はないんですか ? 」 と、子どもたちはさけびました。ャギのユリウスは、もうこれいじよう、ほこりだら けのミッ、、ハチ小屋にいなくてよいことになったので、とてもよろこんでいました。 まきば カーリンのおとうさんは、ヤギを川べりの牧場につれていきました。なぜ、ほかの 人たちが、もっとはやく、このやりかたに気がっかなかったのか、ふしぎでした。こ こ えほんよはなし ュリウスが絵本を読む話 せんせい かわ ひがし ある なら 100

6. いたずらっ子といたずらヤギ

ひがし と、東ィモムシ村の人たちがさけびました。しかし、どうしてもャギはそこから動き ません。 しようねん とうとう、みんな、家へかえってしまい、ふたりの少年があとにのこされました。 東ィモムシ村のベルトルトと、西ィモムシ村の「ルチンです。子どもたちは、ちょう ど夏休みだったのです。 ぎしお 「ヤギを向こう岸へ追っぱらうようにやってみるんだぞ。」 、ました。 と、ベルトルトのおとうさんは、むすこにしし 「ヤギがあそこからはなれないように気をつけるんだぞ。」 、ました。 と、マルチンのおとうさんは、むすこにいし それで、ベルトルトは、ヤギとマルチンを、マルチンは、ベルトルトとヤギを、見 はることになりました。ふたりは、さくの横、ほうにこしをおろしました。ひとりは、 東がわに、もうひとりは西がわに。ふたりとも、ほかの子どもたちとあそびたくてし かたなかったので、ひどくふきげんでした。 ひがし ひがし なつやす むら むらひと むら よこ うご み

7. いたずらっ子といたずらヤギ

はね ころ すがぜんぶ、羽を。 ( タバタや 0 て、しめ殺されそうなおそろしいなき声をあげました。 あたま = リウスは頭をぐ 0 とそらして、そのそばをどうどうととおりすぎました。 しかし、そのときにはもう、おすのガチ「ウが = リウスのすねにかみついていまし かん た。 = リウスはほとんど感じないくらいでしたが、もちろんそのままにしておくつも りはありません。すぐにつのをふり立てて、向か 0 ていきました。でも、〈ル「ンが ャギをしつかりとおさえ、ガチ「ウはわめきながらにげていきました。 ( ルンのおとうさんが、もう、くいと長いくさりをも 0 て、や 0 てきました。家 ほそなが くさち と庭のあいだの、細長い草地に、 = リウスはつながれました。〈ル「ンは、水を入れ ししうえ た小さなたらいを前におき、ひとっかみの塩を、ひらたい石の上にのせました。 「うちでは、ばかなまねはさせないぞ。」 と、ヘルマンのおとうさんはいし おかあさんは、 たしどころ 「お台所のまどから見ているから、あんたたちは心配しなくてもいいわ。」 しいました。 にわ しお

8. いたずらっ子といたずらヤギ

4 ものおと のは、ヤギのたてた物音のせいではありませ ん。 やがて、両親がかえってきました。 「まあ、たいへん ! 」 ごえ と、おかあさんがさけび声をあげました。 「ヤギだ ! 」 、ました。 と、おとうさんがいし 「ベルトルトはどこだ ? こんどこそ、つな がなくちゃいかん。」 「だれを ? 。ほくをつなぐの ? 」 ノがたずねました。 と、ベルトレト まえた しどころ ベルトルトは、台所のドアの前に立って、 目をこすりました。 りようしん

9. いたずらっ子といたずらヤギ

ョ ( ネスは、ヤギがくることになっているという話を、うちではしてありませんで なつやす した。きっとおとうさんがゆるしてくれないだろう、と考えたのです。きようは夏休 がっこう みがおわって、学校がはじまるさいしょの日でした。 はし ョ ( ネスは、橋のところまで、ヘルマンとヤギをむかえにいきました。 「きようの午後まで、きみのうちにおいといてくれないか ? 」 と、ヨハネスはたのみました。 がっこう 「だめだよ。ぼくは学校へいかなくちゃならないんだ。」 と、ヘルマンはいって、走っていってしまいました。 がっこう はなし ャギのユリウスが学校にいく話 はなし かんが

10. いたずらっ子といたずらヤギ

ないか。あんたがただ ! 」 ほぞん 「それなら、はじめに保存のきくソーセージとかなんとかいったのは、だれでしたか ね ? われわれじゃないさ。」 力、、ハンのユリウスは耳をふさぎました。そのとき、ひとりの小さな女の子がそのう おんな ひ わぎを引っぱりました。クラウディアという女の子です。 「あたしにちょうだい、 力。ハンのユリウス。」 と、クラウ一アイアよ、 。しいました。 「あたしたちは動物を殺したりしないわ。それに、うちには大きなお庭があるもの。」 かちくごや 「でも、家畜小屋はないじゃないか。」 と、ほかの子どもたちがさけびました。 クラウディアのおとうさんは、お医者さんなのです。 「ぼくたちだって、動物を殺しやしないよ。」 と、ヨハネスという男の子がいいました。 どうぶつ おとこ どうぶつ みみ ころ ころ しゃ おお おんな にわ こ