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検索対象: 世界名作童話全集17 ながいながい話
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1. 世界名作童話全集17 ながいながい話

つよ じいさんでした。だれも、か のジョナサンがわらったのを みたことがありません。町の ひとたちは、このかつばのじ いさんを、あまりすいてはいま せんでした。 かつばは水のなかにすんで いるだけですから、べつにしごと がありません。ときどき、わざと かわ おおみず 川の水をあふれさせて、大水を おこしたり、およいでいる子ども の足を、ひつばったりするのです。 あし みず まち 0 Oo 0 0 0 0 ( 108 )

2. 世界名作童話全集17 ながいながい話

子どものように、せかせかと さいそくをしました。 「はは。ただいま、ごあんない たしますでございます。」 ひげのながいけらいは、右手を / , / たかくあげました。たいこが、ダラ ラ一フダララ一フダ - ッグ - ツ、ダッとひ びきました。らつばが、パンパラヾ パンパラヾ ーとなりわたりました。 いりぐちのとびらが大きくひらかれ \ 、も ました。みると、そこに、おのとのこ ぎりをもったおじいさんが、きよとん おお みぎて

3. 世界名作童話全集17 ながいながい話

、一つのは、こ一つ ) 子どものじぶんからっかっているんじゃ。木と ・・と してきりたおすんじゃ : いうところをみせてやるんじゃが。」 ドレークさんは、くやしそうににわの木をいっぽんいつほんなが めていました。 「ところでまあ、どうでも いいけど、このにわの木は、すこししげり すぎやしないかね。こんなにしげりほうだいにしげつてしまっちゃあ、 まるでもりのなかとおなじようなもんじゃ。ごてんのなかはくらか ろう。おへやもさぞしめつほくなって、かびがはえたり、むしが わいたりしているじやろうよ。」 みているうちにドレークさんは、うでがむずむずしてきました。 木をカナ 、 ) こはしからきりたおしてみたくてたまらなくなりました。 「よし。わしがいっちょう、うでの ところをみせてやるか。」 こ

4. 世界名作童話全集17 ながいながい話

みんなかおをおばえています。けれどもその小おとこは、わたしの はじめてみるかおでした。 せは子どもぐらいしかありません。けれどもよくみると、かおは おとなのようでした。そのうえおかしいのは、そのおとこのロの大きな こと。ロは、かおいつばいあるかとおもうほどでした。ばくりと口を あけると、くちもとがみみまでさけているのです。がまがえるだって、 くち そんなに大きな口はしていません。 そのへんなおとこは、のどに、ばろきれのようなものをまきつけていま した。口をばくばくあけて、さかんによこ > 、 オ。力しおうとしているのです。 でも、なにをいっているのか、ちっともわかりません。きこえるのは、びー びー、がーがーというおとばかり。まるで、こわれたラジオのようでした。 と一つしたと いうんだね。」 くち くち おお くち おお くち ( 97 )

5. 世界名作童話全集17 ながいながい話

ど、 ハリウッドへ いってみるんだね。わたしのはなしをきくより、 じかにみるほうがよくわかるよ。 「そうね、いってみようかしら。でも、アメリカへは、どう いのかしら ? 」 「わけはない。アメリカゆきのふねがあるから、それにのればい、 しのさ。」 はなしているうちに、そらがほんのりとあかるくなってきました。 「やあ、これはいけよい。 もうそろそろよがあけるぞ。わたしは おいとましよう。ひかりの子は、よるのあいだしかでていられないん だってね。このあいご、 子どもからかりたおとぎばなしの本に、そう かいてあったよ。では、ひかりのおじようさん、おだいじに。えいがこ でるはなしは、よくかんがえておきなさいよ。」 わたしはくさのつゆをはらいながら、よあけのみちをかえりました。 、つこ , ら しノ はん ( 135 )

6. 世界名作童話全集17 ながいながい話

でしは、アントニーと いうそばかすだらけの子 どもだけ。マジャイアスはその子に、『そばか すトニ 1 』と いうあだなをつけて、いろいろ なようじをさせていました。 さて、ある日のあさでした。マジャイアス は、ほらあなのいりぐちにこしをおろし て、あおいうめのみをばりばりとかじっ ていました。 あなのなかでは、そばかすトニーが、 ぐっぐっとにたっているおかまを かきまわしていました。 「しずかに ) カきまわすのだぞ。」 ( 8 )

7. 世界名作童話全集17 ながいながい話

えいえ、おかくしになってもわかっております。わたくしたちは、はるば るソリマン王国から、あなたをさがしにまいったものでございます。 「へーえ。このわしをさがしにだって ? 」 「さようでごぎいます。 、、ましこ。 つかいのものは、ていねいにおじぎをして 「わたくしどもは、ソリマン王さまから、あなたさまを一日もはやく おつれしてまいれとめいれいをうけたのでございます。ソリマン王 さまはあなたさまを、おしろへおまねきしているのでございます。 けれども、あなたさまがもしつべこべおっしやったり、いやだとでも おっしやるならば、わたくしたちは、あなたさまのくびになわをつけて でも、むりやりにおつれするつもりでございます。 つかいのものたちは、またていねいにおじぎをして、それからドレ お ) にち お ) ( 46 )

8. 世界名作童話全集17 ながいながい話

「つかいのものたちは、みなすぐれたものばかりでごぎいます。きっと、 りつばなおいしやさんをつれてまいりますでごぎいましよう。」 ・・と ある日のあさ、とうとう、つかいのものたちがかえった : しらせがきました。 「そうか、そうか、まちかねた。すぐに大ひろまへとおせ。 ひろまでは、つかいのものたちがきちんとならんでまっていました。 「うん、みなのもの、ごくろうであった。して、いかがであったかな。 りつばなおいしやさんをおむかえもうしたか。」 みんなは、ゆかにあたまがつくほどにおじぎをしました。それから、 、、いちばんひげのながいけらい なかでもいちばんターバンの大きし 、、ましこ。 力しし 「おそれながらもうしあげます。王さまのおいいつけどおり、わたくしども ( おう おお おお