ないわ。だからあなたもそうだろうとおもっていたのよ〕 セ 1 ラかし 、うと、アーメンガ 1 ドはとんでもないと し一つよ一つに、よげ しくくびをふりました。 「まあセーラ、どうしてそんなことがあるものですか。わたしこん やもないていたんだけれど、あなたにあっておねがいしてみよう とおもって、こっそりかいだんをあがってきたのよ。もういちど なかよしになってくださるかしら」 「ありがとう、アーメンガー そんなふうに たとべッキーだけよ」 セーラはしつかりとともだちの手をにぎって しいました。 それからは、ア 1 メンガ 1 ドはちょいちょ ゃねうらへあそびにき ました。 0 いってくださるのはあな ( 67 )
0 あなへもっていくの。あなのなかの おうちには、メルチセデック夫人と子 どもたちがし 、るの。ねずみだって にんげんとおなじように、子ども をかわいがったり、いろいろな ことをかんがえたりしている と、あたしおもうわ」 「セ 1 ラ、あなたのおはなしを きいていると、ほんとにそん なきがしてくるわ」 アーメンガ 1 ドは、すっかりねずみ がすきになったようでした。 ふじん ( 75 )
セーラはびつくりして、ふるえながらたっていました。 「わたしどうか しましたかしら」 「セ 1 ラさん、このかたが、あなたのおとうさんのおともだちだったん です。わたしたちは二年かんもあなたをさがしていました。どこも かしこもさがしたんです。あなたがみちをとおるのをみても、まさか あなたがさがしている子とは、カリスフォ 1 ドさんはゆめにもおも いませんでした。ただ、かわいそうな子とばかりおもって、カリスフォー ドさんはラム・ダスをあなたのやねうらべやヘはいらせておくり ものをなさったのです」 カ 1 マイクルさんのはなしをきいて、セーラのかおはばっとかが やきました。 「ラム・ダスがあれをみんなてんまどからもってきてくれたので ねん ( 144 )
とかんがえていました。それを、セ 1 ラのほうからはなしかけられた のですもの。 「わたしもあなたのおなまえすきだわ」 アーメンガ 1 ドはやっとこたえました。そのときからふたりはと もだちになりました。 ちゃん 「あなた、いまからわたしのおへやヘいらっしゃいよ。工 ておにんぎようがまっているわ。とてもかわいいのよ。あなたに みていただきたいわ」 セ 1 ラがさそいました。ふたりは手をつないでセ】ラのへやヘ いきました。ドアをあけると、ア ] メンガ】ドはヘやのなかがあまり きれいなのでびつくりしました。 だんろにはあたたかく火がもえていました。そのそばのひじかけ ( 23 )
ところでした〕 そう って、ひきとめようとしました。 しかし、もちろんインドのしんしがきくはずもありませんでした。 「ミンチンさん、どこかでのたれじにするっておっしやるが、やねうら べやでうえじにするよりはましだったかもしれませんよ」 しいました。 インドのしんしはひにくを 「あなたもその子がうそっきのはじしらずだってことが、すぐお わかりになるでしようよ。あなたはたいへんな子をおひきうけに なったんですよ」 へやからでていこうとしてミンチン先生は、くやしそうにしし さて、それからのちのできごとを、ふたっ三つおはなししておき ましよう せんせい 、ました。 ( 151 )
「でもこの子のほうがあたしより、もっとひもじいにちがいないわ」 ノンをたべさせてやりたくなりました。 セーラはこの子に、。、 「ちょっとまっててね」 そう いって、パンやヘはいっていきました。あたたかいみせのな ノのにおいでいつばいでした。 かは、おいしそうなパ、 「あのう、このぎんかおおとしになりませんでしたか」 セ 1 ラはおかみさんにぎんかをさしだしながらたずねました。 「おとしませんよ。ひろったのならあなたがとっておきなさいよ。おとし ぬしなんかわかりつこありませんよ。あなたはずいぶんしようじきね」 ししました。そしてセ 1 ラかノンを おかみさんはおもしろそうに みているのにきがつくと、 「なにかかいますか」 ( 101 )
ハつの ふゅ その冬はおてんきのわるい日がつづきました。ゆきのふる日も、 いきました。ゆきがとけて、ぬかるみになっこ セーラはおっかし ( みちは、やぶけたくつであるくにはよけいにしまつがわるいのでした。 りようりばんやじよちゅうたちも、おてんきのわるい わるく、ますますべッキ 1 とセ 1 ラをしかりとはしてこきっかいました。 しいました。 あるよ、べッキーはセーラのへやヘきてなきながら らっしやらなかったら、わたしとてもいきて 「おじようさま、あなたがい いかれませんわ。つらくてつらくて」 「べッキー、あなたもふとんをもってここへいらっしや、。、 ン 日はきげんが ( 96 )
「あら、セーラ。あなたとてもっかれているようね。おかおがまっさおよ〕 「わたしつかれたわ。でも、アーメンガ 1 ド、 あなたにこんやあえると はおもわなかったわ。うれしいことご せんせい 「おへやをみまわりに くる先生が、よそへとまりにでかけたから、 こんやはだれもこないわ。あさまでここにいられてよ。わたし、パ。、 からおくってきた本をもってきたのご ア 1 メンガードはてんまどの下のテープルに、本がたくさんつん であるのをゆびさしました。 セーラはすぐにテープルへはしりよって、本をとりあげました。 ん 「まあ、すてき。わたしご本がよみたくてたまらなかったの」 「そうそう、まだもってくるものがあったのにわすれていたわ。 おばさまが、おいしいおかしをいつばいつめたかごを、おくって ん した ん ( 107 )
、ました。 アーメンガードカしし 「アーメンガードさんがごちそうをしてくださるって、あなたをよん だのよ」 セーラのことばに、べッキーは目をかがやかせました。 「ほんとうですか。わたくしにまでごちそうしてくださるんですか」 「わたしいそいでかごをとってくるわ」 ア 1 メンガ 1 ドはヘやをでていきました。 「さあ、テープルのよういをしましよう」 「テープルのよういって、なにをだすんでしようか」 おお 「ここはえんかいをやる大ひろまで、あたたかいだんろがもえて いるつもりになるのよ。四方にはろうそくかたっていて、とても あかるいの」 しう ( 18 )
と、 ついたのは、いっかのパンやのまえでした。セ 1 ラが はいってし , 、 ハンやのおかみさんは目をまるくしてたずねました。 「おじようさま、あなたはいっかノ、 / をおかいになって、五つもこ じきの子におあけになったかたでございますね」 「ええ、あのときはパ ンをまけてくだ さって↓のりかと - つ。 ~ さよ一つはおねかい があってきましたの」 セーラは、おなかをすかしたがきた らパンをやってほしい。おかねはみ んなはらうからとたのみました。 おかみさんはよろこんでひきうけまし た。そしておくのへやからひとりの