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検索対象: 世界名作童話全集 24 小公女
55件見つかりました。

1. 世界名作童話全集 24 小公女

女の子はだんろにそっとせき たんをくべたり、おちたはいを そうじしたりしていました。 みんなのじゃまになりはしな いかと、びくびくしながら女の 子はせきたんをゆっくりと いれながら、セーラのはなし にききとれているのでした。 「にんぎよは : みどりいろの すいしようのようなうみを しずかにおよぎまわり、 しんじゅであんだあみ おんな おんな ( 30 )

2. 世界名作童話全集 24 小公女

ます。ほんとにしんせつなばっちゃまですね」 男の子は、さもうれしそうにばしやにのりこみました。セ 1 ラは そこを、いきがつまりそうなきもちでたちさりました。 もい ばしゃのなかでは大きな女の子が、小さい男の子に いました。 「まあ、どうしてあの女の子に六べンスあげたの。あの人、こじき じゃないわよ。とてもじようひんなことばづかいだったわ。それを こじきとまちがえるなんてしつれいよ」 「だって、ばくのことしんせつなばっちゃんですねっていったよ」 男の子はロをとがらせました。 「こじきの子はそんなこといわないわ」 おお 大きい女の子たちは、きのどくそうにはなしあっていました。 おとこ おとこ おんな くち おお おんな おんな おとこ ひと

3. 世界名作童話全集 24 小公女

きれいなみなりをしているせいとだったのです。 それが、セ 1 ラがきてからは、せいせきも しいし、家はおかねもちで すし、おともだちはみんなセーラのそばへあつまっていくなど、な にもかもまけてしまったのです。 けれども、セ 1 ラをきらっているラビニアさえも、みんながセーラ のおもしろいおはなしをきいているときには、どうしてもきかず にはいられませんでした。 セー一フが ミンチン先生の学校にはいってから、二年たちました。 ある日、セ 1 ラはいつものように、みんなのあつまるヘやのだんろ のそはで、おともだちにかこまれておはなしをしていました。 そこへそまつなみなりをした女の子が、おもそうなせきたんばこ をかかえて、そっとはいってきました。 せんせい がっこう おんな いえ ( 29 )

4. 世界名作童話全集 24 小公女

「まあわからない。あの子はどうしてこじきに しら。あの子もとてもひもじそうだったのに」 おかみさんはそとへでてきて、こじきの女の子にききました。 「あの子はおまえにぶどうパンをいくつくれたの」 「五つ」 「それじゃあじぶんではたったひ とっしかとらなかったのね。あんな におなかをすかしていたのに」 おかみさんは、もうとおくなって しまったセーラのうしろすがたを の洋みおくりながら、 「あんなにはや おんな くいってしまわな ハンをやったのか ( 104 )

5. 世界名作童話全集 24 小公女

むすめのことは、なにひとっきくことはできなかったのです。しかし クルーは、どんなにむすめのことをあんじてしんだことでしよう。 ばくはどんなことをしても、あの子をさがしだして、クル 1 の のこしたざいさんを、あの子にわたさなければなりません。どうか カ 1 マイクルさん、わたしのかわりに、あの子をさがしだしてくだ さい。おねがいします」 インドからかえってきたびようきのしんしは、目になみだをう かべてカ 1 マイクルさんにたのむのでした。 しのともだちであ これでおわかりでしよう。セ 1 ラこそ、クルーこ、、 る、このしんしがさがしている女の子でした。 その子がおとなりの学校のやねうらべやで、みじめなくらしを していることは、だれもしらないのでした。 がっこノ おんな ( 95 )

6. 世界名作童話全集 24 小公女

女の子はばろきれでからだをつつみ、足はどろだらけのはだし でした。かみはばうばうで、かおはよごれていました。女の子の大 きな目は、おなかがべこべこだとうったえていました。 セーラは女の子にはなしかけました。 「あなた、おなかがすいているの」 すると女の子は、しやがれたこえでこたえました。 「すいているよいつだって」 「ゆうごはんはまだなの」 「ゆうごはんもひるごはんもあさごはんもまだだよ。きようは たのんでも、だれもくれないの」 女の子をみていると、セーラはよけいにおなかがすいてきて、 きがとおくなりそうでした。 おんな おんな め おんな おんな おんな しくら ( 18 )

7. 世界名作童話全集 24 小公女

えました。 ( かわいたきものをきているつもりになるのよ。 と一つ」 くつも ししくつで、あたたかいがい きて、毛のくっしたをはいているの。そして ハンやのまえをとおったら、あたしはおかね をもっていて、ぶどうパンのあたたかいの を六つもかって、みんなたべてしまうの。 ) そんなことをおもいながら、ぬかるみにふみ こまないようセーラは下をむいてあるいて いました。すると、みちばたにぎんかがおちて いるのをみつけました。とおる人にさんざん ふみつけられてもまだひかっていました。 した ひと ( 98 )

8. 世界名作童話全集 24 小公女

ふさふさしたかみはうしろでりばんでむすんでいました。 「だれかがあの人にざいさんをのこしてくれたのね」 ジ = シーがささやくと、ラビニアはいじわるそ - フにしし 「もういちど、ダイヤモンドの山があらわれたのよ〕 みんながセーラをみているなかで、セ 1 ラはいちばんまえの せきにかけて、しずかに本をひらきました。 そのよ、セーラはてがみをかきました。 わたしはこんなにしんせつにしてくださるあなたに、おれい のことばもないほどありがたくおもっております。わたしは とてもしあわせでございます。べッキーもおなじようにおれい をいっております。わたしたちふたりはいつもさびしくて ひと ん やま 、ました。 ( 132 )

9. 世界名作童話全集 24 小公女

先生がどなりました。これでラビニアがっげぐちしたことがわか りました。 ミンチン先生はまずべッキ 1 のそばへいき、耳をびしやりとぶ ちました。 「なんてあっかましいやつだろう。あすのあさはおいだしてやる。 さっさとへやヘおかえり」 ア 1 メンガードはしくしくなきながら しいまし , た。 「べッキーをおいださないでください。おばさまからおかしをおくって いただいたので、えんかいをしようとしただけなんです」 「わかっているよ。アーメンガ 1 ドがこんなことをかんがえだすはず がない。みんなセ 1 ラ、おまえのやったことにちがいない。おまえ にち はばっとして、あしたは一日ごはんをあげないよ」 せんせい せんせい みみ ( 114 )

10. 世界名作童話全集 24 小公女

をしていました。あるとき、大きい女の子が、小さいおとうとが ミンチン先生の学校のこづかいの女の子をこじきとまちがえて、 おかねをやったときのはなしをしました。カリスフォ 1 ドさんは、と てもおもしろがりました。 するとそはに いたラム・ダスが、さるがやねうらの女の子の へやヘとびこんだはなしをしました。 ちい ラム・ダスは、やねうらのだんろもないあれはてた小さなへやの ようすを、くわしくはなしました。それをきくと、カリスフォ 1 ドさんは ひどくかんがえこんでしまいました。 カリスフォードさんは、子だくさんのおとうさんのカ 1 マイクルさんに しいました。 「カ 1 マイクルさん、わたしがわすれたことのないあの子が、となり せんせい がっこう こ おんな おんな こ こ ちい おんな こ こ ( 92 )