セーラが ねすみが ンくすを くちぶえを きて , おいしそうこ てて ふくど , かべのあなから 手からおどしてやるパ たべました。
ささげたじよちゅうたちが三人 つづきました。いちばんあとはべッ キーでした。ぎようれつがへやヘ はいって いくと、みんなばちばち 宍」手をたたきました。 ( 48 )
「まあ、ほんとうのえんかいみたいね」 きれいにかざられたテープルをみて、アーメンガードもよろこびました。 「さあはじめましよう」 三人がおかしを手にとったときでした。みしみしとかいだんを あがってくる足おとがきこえました。 ( 112 )
物リいはを 3 弩 たれだかわからないけれど、わたしのことをしんばいしていて くれる人がいるんだわ」 セーラはとなりへ って、べッキーをおこしました。セーラはおい てあったあかい へやぎをきて、手にろうそくをもっていたので、 まるで王女さまのようにうつくしくみえました。 おうじよ ひと ( 119 )
そう しうインドのしんしのセーラをみる目には、セーラのお とうさまとおなじようなやさしさがあふれていました。 「おじさまわたしとてもしあわせです」 セーラはむかしおとうさまにしたように、インドのしんしのまえ にひざまずいて、その手をとり、なみだにぬれたほおをおしあて るのでした。 1 。や ( 146 )
セーラはテープルをまんなかにもちだして、アーメンガードがおいて いったあかい ショールをかけました。そして、じぶんのトランクに のこっていたはんかちをとりだして、ナプキンのようにならべました。 ばうしの花をはずして、シャポンいれにさして、まんなかにおきました。 べッキ 1 はよろこんで手をたたきました。そこへアーメンガードが おもいおかしのかごを , もってま ( 11 の
だくわけにはまいりませんの」 ことわりました。 セーラはていねいに でも男の子は、セ 1 ラがえんりよしているのだとおもって、むり におかねをセーラの手におし つけました。 「これうけとらな くっちゃだめだ よ。ばくン 0 のど くな人にあげ おとこ っ ( つ 0 こいとおもって、 しまっておいた 六ペンスだもの。 ひと ( 78 )
わびているべッキーのカナ 、こに手をかけて、セーラはわらいながら しいました。べッキーはなみだの目をまるくして、セーラをみあげました。 ( 「おこっていらっしやらないんですか、おじようさま。先生にいわないで くださいますか」 「もちろんいわなくてよ。もっとここにいても すきでしよ」 セーラはとだなから大きなおかしをだしてやりました。べッキー はおいしそうにおかしをたべました。ゅめをみているようなきもち でした。 「このあいだのおはなしのつづきをしてあげるから、ひまなときに いらっしゃいよ」 セーラはそう しいました。 おお せんせい しいのよ。ね、おかし
「まあほんものだわ、ほんものだわ〕 かがんで、むらさきいろにこごえた セーラは 手でそれをひろいました。 みると、すぐ目のまえのみせやはパンやでし た。ふとったやさしそうなおかみさんが、やきたて のぶどうパンをかざりまどにならべていました。 セーラはそのぎんかをつかってもかまわない だろうとはおもいましたが、パンやのおかみさんに ンやヘはいりかけました。 きいてみようと、 ンやの戸ぐちのちか そのとき、セーラはパ くに、かわいそうな女の子がしやがんでいる のにきがっきました。 おんな ( 99 )
「わたしのねずみとよ」 「えつ、ねずみですって」 アーメンガードはすっかりおどろいて、きみわるそうにへやのなか をみまわしていました。 セーラは、ねずみがはじめてでてきたときのことからはなして きかせました。 「ほら、みていらっしゃい」 くち セーラがなんかいもひくく口ぶえをふくと、それをききつけた ねずみのかおがかべのあなからのぞきました。 そして、セ ] ラが手からおとしてやる パンくずをたべました。 「とても ねずみなの。あたし、メルチセデックってなまえをつけて やったのよ 。パンの大きなかけらは、けっしてじぶんではたべないで おお ( 74 )