びつくり - みる会図書館


検索対象: はれときどきぶた
5件見つかりました。

1. はれときどきぶた

「ふわふわ、ふわふわ、飛んだんだよ」 「母さん、びつくりしたわあ。 うしろ 天じようにはりついたりして」 テレビの後にかくれたり。 「やっといま、あみでつかまえたんだ」 「、つ にげないようにしたけどね」 でんわらよう きん、きょ 金魚ばちの上に、電話帳がのせてあった。 ばくは、うなった。 と、つ ううむ。父さんと、母さんも、なかなかやるわい おも びつくりさせてやろうと田 5 ったのに、はんたいに、 させられた。 てん えんびつの天ぶらとはちがって、 おも おしばいではできないと田 5 っていたのに。 こういうやりかたも、あるんだなあ : ばくは、かんしんした。 かあ かあ てん きんぎよ いくらなんでも、金魚が飛ぶなんて、 こっちがびつくり

2. はれときどきぶた

と、つ 父さんは、母さんのくびをひつば ばくは、びつくりして、父さんを とめた。 「ひつばっちゃだめだよ / 」 「さわぐんじゃない」 父さんはひつばる。 「くびがのびてしまうよ」 「はかな。くびがのびるわけがない しゃないか ちょっと、ひつばったくらいで」 すこ 母さんのくびが、少し長くなった。 ばくはひっしになって、父さんの 手をおさえた。 っこ 0 AJ 、つ かあ かあ と、つ と、つ 今 , 0

3. はれときどきぶた

かえ ばくが帰ってきたのに気がっかないのだ。 いいながら、かたをふるわせていた。 ちか おも ないているのかと思って、こっそり近づいてみると、わらっていた。 につき ばくの日記を読んでいたのだ、母さんは。 本がばっとあっくなった。はずかしくてたまらない。 「ああっ、ひどい」 につき いそいで日記をひったくった。 「わっ、びつくりした。 かえ のり なんだ、則ちゃん、帰ってたの ? 」 かえ 「帰ってたのじゃないよ。 につ」 どうして、人の日記をかってに見るんだよ」 かお 母さんはすました顔で、 じかん 「あら、もうこんな時間なのねえ。 からだ かあ ひと かあ

4. はれときどきぶた

2 トイレにヘびガいた おも ばくは、なんとかして、母さんをぎやふんといわせてやろうと思った。 そして、 しいことを考えついた。 カ につき 日記に、へんなことを書いてやれ。母さんが見たら、びつくりするよ 、つなことを。 カ でも、ありもしなかったようなうそを書くわけにもいかない。せつか まいにち につ」 く毎日つづけてきた日記なんだから。 カ につ そこで、″あしたの日記〃を書くことにしたんだ。 おも 思いっきだ。 ″あしたの日記〃だなんて、われながらいい あたま ばくの頭もけっこ、つつかえるぞ。 カ カ これから先のことを書くのだから、なにを書いても、うそときまった わけじゃない。 こんなぐあいだ。 さき につき かんが かあ かあ み 4

5. はれときどきぶた

3 えんびつのてんぶら につ」 その日の夜も、ねる前に、あしたの日記を書いた。 ふとんの中で、でたらめなことを考えるのは、おもしろい かあ ひるま、なにも ) 母さんは、きようのところを読んだのかなあ : わなかったから、まだ、読んでないらしい だけど、けさは、ちょっと、びつくりした。 ゅうべ書いたとおりになったんだもん。 よなか ひょっとしたら、あのヘびのやっ、夜中にこっそり日記を見たのかも しれないぞ。ははは : ぶん さてと、あしたの分には、なにを書いてやろうかなあ : そうだ 母さんのことを書いておこう。 かあ 母さんが読んだら、キャッといって、おどろくぞ。 につき わる 人の日記を、かってに読むほうが悪いんだからね。 ひと かあ よる まえ かんが につ )