のおのと、びかびかひかるぎんのおのと、それに じぶんのてつのおのも手にいれたのです。 このはなしをきいて、もうひとりの木こりが川の きしへでかけました。そして、ふるいおのをわざと Ⅱになげこんで、ないていました。 「木こりよ、木こり。どうしてそんなに のか かみさまのこえがきこえてくると、木こりはしくし くとなきながらこたえました。 「ああ、かみさま、たすけてください。わたしはたった かわ かなしんでいる かわ
「そら、きれいになったぞ。こんなに きれいなとりは、どこにも いないだろう からすはおもいました。 つぎのあさ、ひろばにあつまった とりをみて、かみさまはい ) しました。 「さて、王さまをきめるとしよう。わたしのみたとこ ろでは、そこのとりが、一ばんきれいだ。こんなに ろんないろと、いろんなかたちのはねをもっている 」り , は、い」こにも しオし このめずらしい、ふしぎな とりを、王さまにしょ一つ」 おう おう
「あっくなってきたぞ たび人は、シャッとチョッキを ぬぎました。えりまきもとりました。 たいようはますますあたたかくひかります。 たび人は、コ 1 トをぬぎました。うわぎもぬいでしま いました。 たいようはたび人をてらしつづけます。 たいようのひかりをあ、一 たび人は、きもちよさそうに、 そのうちに、あせがでてきました。 びていましたが、 「どれ、ひとおよぎしてこようか」 びと びと びと 0
ら、こごえてしまうぞ」 びと コートを たび人は、いそいであたたかい とりだすと、ふくのうえにきました。 えりまきもだして、くびにまきました。 「これでもか。これでもきものをぬがないか」 きたかぜは、い っそうつよくふいて、たび人のきも のをとばそうとしました。けれど、きたかぜがふけば ふくほど、たび人はしつかりときているものをおさ えます。きものをぬぐどころか、コ 1 トのうえに、チョ ッキをきて、そのうえにシャツをかさねて、ふきとば びと
おのです。ありがとうございますご かみさまは、木こりにてつの しいました。 おのをわたして、 「木こりよ、おまえはしようじ きものだ。ただしい、よい ろをもっているおまえに、ほ うびをやろう」 きん かみさまは金のおのとぎ んのおのをとりだしました。 木こりは、きらきらひかる金 きん
からすはしょんばりしていました。 そのとき、川のきしにおちているとりのはねが 目についたのです。くじゃくのはねもおちていました し、はくちょうのはねも、おうむのはねも、 すずめのもいんこのもおちていました。 「そうだ、いい ことがあるぞ」 からすは、いろんなとりの、いろんなはねをあつめ ると、ひとつのこらず、くろいからだにはりつけまし た。しろいはねも、きいろいはねも、むらさきいろのも、 あおいのも、あかいのも、みどりいろのも。 かわ
えらばれるわ。うぐいすほど、こえが いませんもの きれいなとりは、 いろんなとりが、いろんな ことを しいました。 いろかきれいなとりもいれば、 います。 こえのうつくしいとりも くちばしのかたちがいいとか とびあがるすがたがみごとだとか、 どんなとりも、どこかしらん、 きれいなものをもっていたのです。
かみさまが、とりの王さまをきめることになりま した。 「とりたちのなかで、一ばんきれいなものを王さま にしよう。あしたのあさ、ひろばにあつまるがしし わたしが、王さまをえらぶから しいました。 かみさまはそ一つ とりたちはおおさわぎです。 しったしだれが王さまにえらばれるのかしら 「くじゃくだとおもうな。くじゃくの はねは、それはきれいだもの お - フ おう おう おう
ちから ずっとつよい」 すいぶんいばる おい、きたかぜ。、 いうのなら、ひとっ じゃないか。そんなに カくらべをしてみよう。あんたとわたしと どちらがつよいか、やってみようじゃないか」 ) ました。 たいよ一つがしし ちょうどそのとき、したのみちを、たび人がひとり、 とおりかかりました。 「よおし、やってみよう。あのたび人の、きものをとり あげたほうが、かちだそ ししオ」 びと びと 0
たび人はとうとう、きて〔るものを すっかりぬいで、そばをながれている 4 おわり ーにとびこみました。 かわ