たべもののにおいがしてきました。 ることでしよう。ようじんしなが おひやくしようやにはにんげんがい らラッシーはさかをおりていきました。 するととっぜん、むこうからいぬのなきごえがしました。一びきの いぬかさかをのばってきました。 ( ともだちになれるかもしれない。 ( 57 )
こられるでしようか。 ところかジョ 1 はど一つい一つわけか、ラッシ 1 はきっとかえって くるとおもっていました。 まい日門のところにラッシーがまっていよい日がつづくと、 ようやくジョーもあきらめかけました。ところが、にんげんはあきらめ てもどうぶつはあきらめません。いのちのあるかぎりじぶんののぞ みをなしとげようとがんはるのです。 その日がっこうをでてきたジョーは、「あっ . と ばちばちさせ、にぎりこぶしで目をこすりました。 ( ゅめじゃないだろうか。 ) ジョ 1 はそうおもいました。 卩の二・三メートルさきにラッシ 1 がいたのです ! にち いって目を ( 131 )
ゅめではないか クリノール・・フー 丿ッジ村のジョーは、まい日がっこうがおわると、まえに ラッシーかまっていこリ 卩のあたりをみないではい られませんでした。 ひやく 「ラッシーのつれていかれたスコットランドは、ここから七百キロも あるんだよ。 ジョーはおとうさんにきいていました。それはにんげんがまっす ぐあるいてのみちのりです。いぬがまわりみちをしたり、まよったり しながらあるいたら、まず二千キロもあるかなくてはならないでしよう。 やま 山や川や谷やみずうみも、そのあいだにはよこたわっています。 どうしていぬがひとりで、そんなとおいしらないみちをかえって たに むら せん にち ( 130 )
いさましく 森ににげこんだラッシ 1 は、 いにんげんたちだ。つかまったらまたとじこめられて ( あれはわる しま一つ。に・けこほ一つかしし あし とかんがえて、南へとあるきだしました。ところがいつものように足 のさけびごえがきこえ がすすみません。ト 1 ツのひめいとロ 1 リ 1 てきました。 、かたすけをよんでいる・ー ) ( ロ 1 リーさんとト 1 ン、 ラッシ 1 はくるりとうしろをむいて、かけもどりました。 一フツン 1 はロ 1 リ 1 とト 1 ン 、がたおれているのをみると、おなか もり みなみ ナナカっ ( 123 )
みず ました。水は川でのめますが、たべものはいまま イでにんげんがおさらにいれてくれるもの こことがありません。どうし のほか、たべナ てたべものをみつけるのかもしりません。 ペこペこのおなかをかかえてある した一フッシーは、きゅ一つに いに一和いに いきもののつよ さっとからだをふせました。 そしてじりじりとにお いにちかづきました。 かわ し←ーりカ 一びきの うさぎをくわ ( 62 )
おばあさんありがとう ラッシーはやさしいおじいさんとおばあさんの家に、三しゅうかん いました。 つかれもとれて、からだももとどおりげんきになりました。そうす るとまた、まい日ごごになると、 ( がっこうへむかえに、 しくじかんだ。 ) いうことをおもいだすようになりました。 ラッシーはおちつきがなくなり、へやのなかをうろうろとあるき まわりました。 「あなた、このいぬはあなたの足おとをちゃんとききわけるくらい と にち ( 103 )
0 へ 0 0 0 4 おさらにはいっています。にんげんがく 。しーにべのな , り、 れるいれものにま、つこ しいのです。 あんしんしてたべて ラッシーはそうかんがえて、にくをたべました。 「なるほど、コリー / 、ん。さ、らにはいっていれ ばたべるんだね。そうおしえられたんだね。 わかったよ、さあしゆっぱっだ。」 ローリ 1 はたき火をけしてばしやをだし、 またうたをうたいながら南へむかいました。 ( わるい人ではなさそうだ。この人が南へ 、′、ことに 、いっしょについて しよう。 ) ひと みなみ ひと みなみ ( 113 )
う。このいぬはてんらん力し ( ) 、こだすんだからな。」 「でもすこしはうんどうさせなけりや。」 カわいい まごむすめのことばに、こうしやくは ) じっとラッシーをみてうなずきました。 「そうだな、たしかにすこしはうんどうさせるひつようがある。 ンズ ! 」 こんよさま。 いぬがかりのハインズがとんできました。 にち 「このいぬに、まい日ちゃんとさんばをさせてやるんだぞ。」 しかしこまりました、だんなさま。」 ハインズはおじぎをしましたが、 「ちえつ、さんばにつれて いくなんて、めんどうだなあ。 力なあみのそとから ( 45 )
さまは、たつぶりごほうびをくださるぞ。」 ふたりはラッシーをおいかけました。 ラッシーははしりだしました。 いうようなものです。 いぬをおいかけるのは、「にげろ」と おとこ つかまらないので男はみちばたの石をひろって、なげつけました。 みず とっさにラッシーは、みちばたの水のかれたみぞのなかへとび こみました。そしてからだをひくくしてはしり、かきねのすきまから またのはらへにげこみました。 ものだ。も一つけっしてちか ( ああたすかった。にんげんはあぶない づかないようにきをつけよう。 ) よる まもなく夜になりました。ラッシーはあるきつづけました。おかの 上についてみおろすと、一けんのおひやくしようやがみえました。 うえ ( 56 )
のらいぬじゃない じっとねていても、ねつはどんどんあがってきました。からだじゅ , つひと ・いけがをしているためです。ラッシ 1 はもうたすからな しのでしようか。 六日かんラッシーはそこにじっとしていました。六日めのゆう ゞた、ラッシーはやっとあたまをあげて、まえ足をなめるげんきが でました。とげはとうとうとれました。 みず びつこをひきながら、ラッシーは水をもとめてやぶからでて おがわ みず ) 、つばいのみ、ま きました。みつけた」 日の水を、六日ぶりでおな力し たえにしだのかげに かくれてやすみました。 あし ( 78 )