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検索対象: 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商
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1. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

ねんぐ せいど 年貢を幕府や大名におさめていた農民は、制度のうえ 一方、米をつくり、 みぶん では、武士につぐ高い身分とされていましたが、きびしい年貢のとりたてに ツ、る せんば せいかっ よって、苦しい生活をおくっていました。しかし、この時代には、千歯こき の - フぐ ひりよう とうみ はつめい や唐箕などの新しい農具が発明され、干鰯などの肥料も用いられるようにな のうぎようせいさん ったため、農業生産はたいへん増大したのです。 かね ◆あ米とあ金 こめしよくりよう しやかい 江戸時代に、米は食糧として重要であっただけでなく、社会のしくみをつ りよ・つち - やくわり ひじよう だいみよう くるうえで、非常に大きな役割をもっていました。大名の領地の大きさや農 なんまんごく やしきひろ 民の田畑、屋敷の広さは、何万石とか何石などと、米の石高によってあらわ ばあい されました。幕府や大名は、農民から年貢をとる場合も、貨幣ではなく米で 一おさめさせたのです。その米の一音は、本や御家、また大名の臣たち " ~ にあたえられましたが、残りの大部分は、大坂や江戸にはこばれ、売りはら てつば - フ ~ 一われてお金にかえられました。こうしてえたおで、大名たちは鉄砲や火薬 ちょうどひん さんきんこ - った、 さまざまな調度品を購入したり、それを参勤交代の費用としたりしました。 また、江戸時代は、貨幣済が発達しました。通貨には、・・鑛貨の三、 し J ・フド ) おおばん きんか 不類かあり、それらが同時に使用されました。金貨は大判と小判かあり、銀 みん しゆるい つほう こめ あたら だいみよう 、 ) - フ : ゅ・つ おお のうみん ー ) ト - フ じゅ・フよ - フ ・たいみよう ねん なんごく こめ ひょ・フ だいみよ・つ もも・ のうみん れん おお こめ かやく のう えどむら < 江戸村 いしかわけん ( 石川県 )

2. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

ちから げんろくぶんか げんろくわんかん ちゅうしん 元禄文化とは、元禄年間 ( 一六八八 5 一七〇四年 ) を中心とした三〇年あま かみかた ちゅうしんはな ぶんか りの間に、おもに上方の都市を中心に花ひらいた文化のことをいいます。 みずおと おずと まつおばしよう みなさんは、「古池や蛙飛びこむ水の音」という松尾芭蕉の有名な句を知っ あそ かんが げいじゅっ ていますね。ことばの遊びと考えられていた俳諧をりつばな芸術に部めた色 しよう げんろくじご、 だい - うてきぶんかくしやひとり しよう 蕉は、元禄時代の代表的な文学者の一人です。この巻の四章では、みなさ んとい 0 しょに「奥の細道」を橘していくことにしましよう。元禄時代には、 ばしよう こ - フしよくいも・・こ、おとこ せけんむねざんよう さくしゃ 芭蕉のほかにも、「好色一代男」、「世間胸算用」などの作者である弗原西鶴 じよ・フるり ちかまつもんざえもん ばしよう - フ、・そ - フし ちカまっ そして浄瑠璃の近松門左衛門がいます。芭蕉の俳諧、西鶴の浮世草子、近松 じよ、フるり みち にんげんろくじご、 の浄瑠璃とそれぞれのえらんだ道はちがいますが、この三人は元禄時代を代 ひょう じだい ぶんかく 力しカ あ口卩卩 表する文化人といえましよう。またこの時代には、文学だけでなく、 絵画、 わさんれきかく まんそ - フカく の - フカ′、 京 工芸、和算、暦学、本草学、農学などの広い分野で、印本人の創造力が発 されました。 ーー、力いきゅ - っ この文化をささえたのは、けっして支配階級の武士たちではありません。 ちょうにん 力をつけてきた町人たちの意気ごみが、すばらしい僊を生みしたのです。 しの - フこ - フしよう みぶんせいど 士農工商という身分制度のなかで、不自由ながらも人びとはけんめいに生 きていました。さっそく、そのくらしぶりを見ていくことにしましよう。 ぶんか ぶんかじん ふるいけ し、し ふじゅう わん かん ひと さ、カく ゅうめ ねん よらさ、カ′、 とうきようと

3. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

しのう 中大名のくらし たいみようイようれつ ・大名行列・ しょだいみよう んし史 諸大名の配置・ 歴 池田家の政治・ ・江戸の再建 版本・尢画面 しよみん せいかっ 春から秋の農作業・ ・大画面 ・年貢をあさめる・ ・新しい農具 : 田の子・ べざいせんー「 : う ・大画面 ・弁オ船の出航 : つなよし 章 も ~ ~ 綱吉の時代 たいーようぐんつなよしせいじ 五代将軍綱吉の政治 こうしよう カラーロ絵 ( 姫路城 ) ・ かんねんびよう この巻の年表・ はじめに : あもな駐ん物・ 4 」い・ ( よ - っ 庶民の生活 よる たいかめれわん あき くちえひめししよう のうさ、まう 十ーーし 4 1 10 6 38 33 29 18 68 66 58 55 52 よ万役 第 1 章 第 2 章 商家の あもなん やすけ を - 池畄晃政 弥助の一家 ( 1609 ー 82 ) 船鬚 レ庄屋、こ いつカ・ しようや ゆいしようせつ 由比正雪 ( 1605 ー 51 ) ( 10 )

4. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

・生類みの 朱子学をすすめる・ あこうろうし 赤穂浪主の討ち入り : つなよし ・綱吉の死・ げんろくぶんか 4 元禄文化と町人 = はらさいカく ・フきょぞ・フしさつか ・浮世草子作家、井原西鶴・ たいカめ・れおおさカ ・大画面・大坂、難波橋・ は」 , て・な・つ ・奥の細道の旅・ 芭蕉と俳諧 : きょ・フしつ れきしはかせ べざいせん ・図解でみよう「弁オ船のすべて」・ しの・フ・ : フーそっ ・生活をしろう「士農工商」 : えどじたいゼんき ・文化をしろう「江戸時代前期の文化」 : そうにんしつ ・くわしくしろう「この巻のなんでも相談室・ 3 」 : れきし ・うつりかわりをしろう「貨幣の歴史」 : 矗・地図でしらべよう「江戸時の交通」 : ・たすねてみよう「この巻の史跡・資料饂・驩厖饂 ・おうちの方へ せいかっ んか な : わばし かん ちょうにん ぶんか 101 96 86 82 125 120 116 108 - イゞ冫 104 131 150 148 146 144 140 138 136 132

5. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

うむ。一六三五年、 たいしさつぐ 4 とくカ ~ 、・えみつ 三代将軍徳川家光は、 全国の諸大名に 領国と江戸とに 一年おきにすむよう ゼんこく ねん ねん 大名の妻や子を ひとじち 人質として江戸 屋敷にすまわせ たんじゃ。 家族とは わん 一年おきにしか 会えなかった のかなあ。 大名も たいへん 霜箙本 0 大名行列 ( 13 )

6. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

一一 ( 0 日ヂ 一 A< 五五四号、 せきし 宥根の関所ーー おきろ′ . * あ 明け六つ 関所が 伊ひ、らく じかん さあ、 ならんで ならんで。 * 明け六つ : ・午前六時ごろ。

7. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

- の 0 圦一 なんだか、 じかん 時間が カカり・土 6 亠 9 なあ。 おんならた 女改めで ござい土 しょ , つ。 それは Ä.JA フい , フ ことで・ : ? ・ 40 では、 わたしが 教えて あげま しト 6 , っ 0 まあ、 柵の中を 見て ごらん。 みもー」しようめいしト・ せ、、ーしト・つ・つ・ : フ * 手 : ・関所を通行するさい、本んであることをしめす身元証明書。 まず 役人か * てかた 手形を しらべる。 ( 15 )

8. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

ふむふむ、 おんなじようげ 女上下三人 かみきりふたり うち髪切ニ人 っ足ああ少 ! そを れ軽れやしし て番ヨよしでて い所 ! の通けいち手てさそし よれったが形しのら 。なしらっと出だ結 - 。 いて、てし果ヵ 女 2 * ひとみおんな そこでは 人見女の手で、 顔やかみの毛 ( まで よくしらべ られる。 に ) ト・せい きびしいもの たなあ : さあ、 おまえさん たちの 番だよ。 こうして幕府は、あもに江戸 ちゅうしん をまもるをめに、江戸を中に 五十な所あまりの関所をつ < り ました。関所では、とくに江戸 へもちこまれる鉄砲と、江戸ガ じよせい ら出ていく女性をしらべました。 大名の家族ガ江戸ガらぬけ出ヴ のをふせぐためです。これを、 いりてっぽうておんな 「入鉄砲と出女」といいました。 よおし、 通れ′・ いみよう とお 亠のり・かし J , っ ごさいます。 てっぽう ( 16 )

9. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

つど . クけ しょ・フち ご承知でも ござろ , フか ご通行のさい かぶりものは むよう 「無用・・ ご主君は、 お乗物の戸を t ひらいてお通り なさるよ , つ。 しゆく・れ わが主君 池田光政が、 まもな′、 どうぜいせんにん 同勢千人で 0 通行いたし ます。 のりもの みつまさ とお なお、 工うれっしゅうやり 行列衆の槍は、 せきしよない 関所内では横に ふせてお通り なさるよ , フ : ねん 念のため。 しようち 承知い・ナ・ ました。 では ごめん′ . とお ふ , つつ。 こ , フしては いられぬ。 はやつうこうにん 早く通行人を さばくのた ( 17 )

10. 小学館版 学習まんが 少年少女 日本の歴史 第13巻 土農工商

ほ 1 コ元」 : に「朝」アーヾ・朝引第 i に阯衂可 : 講ロコ j 朝に勝 荷物を宿ガらの讎には かくしゆく こぶために、幕府は街道の各宿 し」・フかいこ - フし、く に人馬をあきました ( 東海道百 - っーまひ、く・こ - っ なかせんどう 人・馬百頭、中山道五十人、馬 こ・フつうりようぞ・フにい 「「「五十頭 ) 。しガし交通量の増大 しゅ・、ばきんごう のうみ・れ にともなって、宿場近郷の農民 たちもガりされるようになり ました。「。れを助郷とよびます。 さんきんこうた、 いつのうはんき 参勤交代の時期が四月の農繁期 にあたったため、助郷は農民に とって大きな負担でした。 ( 19 )