ちはん - みる会図書館


検索対象: 赤い鳥 一年生
102件見つかりました。

1. 赤い鳥 一年生

それで、そのつぎには、いちはんちいさないすに観 こしをおろしてみました。ところか、これはかたす し - し ぎもせず、やわらかすぎもしないで、ちょうど こころもちにな あんはいでした。おはあさんはい ) ってしはらくそのいすにこしをかけておりま したが、そのうちに、どうしたはすみにか、すとんと いすのそこかぬけてしまいました。そのひょうしに、 おはあさんは、いやというほど いたのまへしりもち をつきました。

2. 赤い鳥 一年生

しいじゃありませんか。はんとにひどいひとも しいました。 ものだ」と、あきれたように 「なんだい ? 」とねこはあざわらって、 くずぐすいうなら 「おうむをくったがどうしたい。 、。ほ、つら」へろり ついでにおまえもくってやろうカ とそのおはあさんをまるごとのみこんでしまい わ ました。 の かって、まちのとおりをとな それからおおでを お んとんあるいていきますと、ひとりのおとこがろ

3. 赤い鳥 一年生

ゅをたべたことかない」とまたわるぐちを いました。 そして、そのつぎには、こぐまのおかゆをたべて つめたく みました。ところかこれは、あっくもなく . し . し あじだったものですから、 もなくて、ちょ、つど 「、つま ) いいなから、みんなたべてし 、つまい」 -\J まいました。 おはあさんは、それから、はんけちでくちのまわ りをふきながら、あたりをみると、おくのおへや 99 おおぐまちゅうぐまこぐま

4. 赤い鳥 一年生

の医、に ) ) ~ ませんでした。 それから、しまいにいちはんちいさなねだいへ よこになってみました。ところか、これはあたまの ほうもたかすぎす、あしのはうもたかすぎす、な んともいえないくらいねごこちかよござんした。 . し . し おはあさんはこぐまのふとんをかけたまま、 こころもちになってぐっすりねこんでしまいました。 さん 三びきのくまたちは、そんな二ととはしりませ んから、もうおかゆかちょうど しいかけ・ / ルに癶、 10 4

5. 赤い鳥 一年生

はをおってくるのにであいました。おとこは、ろは がちっともはきはきあるかないので、たつなでも ってひしんびしんなぐりつけました。 「おいねこどん、どいたどいた。うろうろしてると ) ました。 けりとはされるぞ」とそのおとこかしし 「なんだ ? おれをけりとはす ? へつへ、そんな へたなろはなんぞがこわいものか。おれは おかしを五ひやくとおうむを一わと、おはあさん をひとりくってきたんだぜ。ついでにおまえたち 6

6. 赤い鳥 一年生

※までの読者を対象とする幼年童話という分野がありますが「赤い鳥」の低年読物は、その せんく ※先駆といえます。 とうこ、つか しばのたみぞうちやきしちろう この本におさめた作品の大山義夫、柴野民三、茶木七郎の諸氏は、投稿家から作家にな しげる ちやきしちろう ※って、現在も児童文学を書きつづけています。茶木七郎は、本名を滋、あの有名な童謡「め ありがれんつづきますよ ※だかの学校」の作詩者です。童謡の有賀連、都築益世は、読者から童謡集を世に送り出す はんがか ※詩人となりました。 川上すみを ( 澄生 ) は、版画家として名を残しました。岡本太郎は、 かつやく 画家として活躍されていることは、ご存知のとおりで「きりんのくび」は、小学生時代の ( 編者 ) ※作です。 かんじ 付記、本巻では、読者対象を考慮し、現代かなづかい、分かち書きをもちい、漢字の使 せいげん ※用も制限しました。 たいしようこ、つりよ おおやまよしお 3 かいせつ

7. 赤い鳥 一年生

なれてきます でした。しかし、しは、ら / 、ノ \ 、らかり と、むこうのすみにおうさまが、はんぶんきを りよ、ってにかかえて、しょん うしなったおうひを ばりとすわっていらっしやるのがみえました。その じゅ、つ しオし力、つすくまっ そはには、なん十にんというへ じゅっ ており、うしろにはなん十ひきというぞうかあっ まっております。ぞうは、二ひきすつならんでれつ をつくろうとして、みんなでおしもかいているので ならないの す・か、はしよかせまノ \ て、お、つままに 13 3 おなかのかわ

8. 赤い鳥 一年生

「おやだれかわしのねだいへねたな」とはら だたしそうにうめきました。 ちゅ、つム \ まはちゅ、つ、まて 「おやおや、おれのねだいへもだれかねたな」と おこりました。 ところか、いちはんあとから二かいへあがって きたこぐまが、じぶんのねだいのそばへよって みると、おどろいたことに、みたこともないおはあさ んが、きもちよさそうにすやすやねいっているでは

9. 赤い鳥 一年生

ひでちゃんは、おとうさんに、 四つになるかわいい よみせで、きんぎよを三びきかってもらいました。 あくるひから、ひでちゃんは、まいにちきんたろう のような、はらがけ一まいで、おえんがわにでて、 よっ さん ちやきしちろう 茶木七郎 Ⅳきんとと

10. 赤い鳥 一年生

むのところへよはれていき、あすはおうむがねこ によはれると しうふうに、かわるかわる、よんたり、 レ小はれたりしトきっと いうのです。それでます、だい いちはんにねこのま、 。、つカらごちそ、つをすること なりました。 ところがねこは、ひど ) けちんばで、おうむか 医、てたった 一はいのぎゅ、つにゆ、つと、さかなの きれをたったひときれしかださないでそれを うのです。でもおうむは 、いたりでたへようと Ⅱ 7 おなかのかわ