火の鳥伝記文庫 - みる会図書館


検索対象: 明治維新の功労者 西郷隆盛
146件見つかりました。

1. 明治維新の功労者 西郷隆盛

し ん と り かんか こうだんしやひとりでんきぶんこかんこう 「講談社火の鳥伝記文庫。刊行のことば も ひかりとりえいえん 火の鳥は、灰の中からよみがえる光の鳥、永遠のいのちを燃やして、きらめきはばたく ふし % よう 神話の不死鳥 ( フェニックス ) です。 ながれきし じんるい ひと じんえいゅう 偉人・英雄といわれる人たちは、この火の鳥に似ています。人類の長い歴史の中から、 ゅうき いつも新しくよみがえり、わたしたちの胸に、愛と勇気と知恵の火をともしてくれます。 にんげんぞう めまえ 二十一世紀を目の前にして、いまほど、未来へはばたく、生き生きした人間像が、強く しゆっぱってんた 求められているときはありません。みなさんは、その出発点に立っているのです。 にほんじん かがくしやげいリゆっかせいじかたんけんか こうだんしやひとりでんきぶんこ 「講談社火の鳥伝記文庫」は、日本人をふくむ科学者・芸術家・政治家・探検家など、世 ひとびと ふんかひかり 界の文化に光をかかげた人々が、それぞれの時代をどう生きたか、どんな業績をあげたか えが しようねんしようしょ を、少年少女のころの興味ぶかいエピソードとともに描くものです。 かたとお ぶんこ みなさんは、この文庫におさめられた偉人や英雄の生き方を通して「どう生きるか」を ししん 考える指針をつかむことができるでしよう。 きたい よ ひとり ひと でんきふんこ この伝記文庫が、一人でも多くの人に読まれるよう、期待してやみません。 しようわ 昭和五十六年十一月 ねん なか きようみ おお むね と り に しんえいゅう じだい 講談社 をようせき だん なか つよ しゃ せ

2. 明治維新の功労者 西郷隆盛

明治維新の功労者 野口英世 丿ンカーン 2 エジソン 聖徳太子 3 ナイチンゲール チャイコフスキー 4 ヘレンケラー自伝夏目漱石 5 キュリー夫人 アムンゼン 6 一休 宮沢賢治 7 コロンプス 幻デュナン 刀徳川家康 9 一フィト兄弟 ちナポレオン 四牧野富太郎 べートーベン 乃シューベルト に豊臣秀吉 % 西郷隆盛 2 シュバイツアー アンデルセン 田中正造 平清盛 傑作ぞろい火の鳥伝記文庫 講談社火の鳥伝記文庫の特長 とり ふしらよう えいえん 火の鳥は光の鳥てす。永遠のいのちをもやしつづける不死鳥てす。 ひとびと とり れきし えいゅう 英雄や偉人も、この火の鳥のように歴史の中からよみがえって、人々 こころ ゅうき の心に、愛と勇気と希望の火をともしてくれます。 ひときようせき しやしん , りかわかります 幸はじめの写真ページて、その人の業績やくらし ねんびようかいせつ れきし じんぶつ 十人物をとおして歴史がわかるように、年表・解説のはか、その人に れきしじんぶつじてん じんぶつ でんき 関係ある人物のミニ伝記「歴史人物事典」がついています しリよう いっしよう 中新しい資料にもとづいて、その人の一生をてきるだけ正しくえがい でんき た、たのしく読んてちしきかふえる伝記てす。 1 西郷隆盛 3 雷清《ん かんけい あたら 一三ロ 一ム 火火 とりひかリ 明治維新の功労者 じん 西郷隆盛 福田清人 ひと なか 四ガリレオ ケネディ 源頼朝 源義経 高杉晋作 坂本竜馬 ファープル 小林一茶 聖武天皇 北里柴三郎 キリスト 伊達政宗 トルス、イ 新渡戸稲造 武田信玄 一一宮金次郎 豊田佐吉 硯上杉謙信 ゴッホ 宮本武蔵 中浜万次郎 % 良寛 アンネ日フランクモーツアルト スチープンソン 引ニュートン 砺紫式部 足利尊氏 ワシントン ディズニー マルコ = ポーロ 石川啄木 マザーテレサ 伊能忠敬 日本のファープルたち春日局 引ノーベル 〈以下続刊予定〉 グリム兄弟 織田信長 勝海舟 講談社火の鳥伝記文庫 ごうたかもり てんのうがわ ふがわ 西郷隆盛は , 天皇側か幕府側かと なか 世の中がはげしくゆれた江戸時代末 さつまはん たかもり 期に薩摩藩に生まれました。隆盛は , えどリようあ 江戸城明けわたしなどで明治維新の しんせい 功労者となりながら , やがて新政府 はんダや ( しや への反逆者となっていきました。 1 ただ ひと I S B N 4 -0 6 -1 4 7 5 2 6 -6 C8225 P400E ( 1 ) 定価 400 円本体 388 円 ) カバー絵上総潮 カット手塚治虫 講談社 火の鳥 伝記文庫 ☆

3. 明治維新の功労者 西郷隆盛

講談社火の鳥伝記文庫 台維新の功労者 西郷隆盛 福田清人

4. 明治維新の功労者 西郷隆盛

講談社火の鳥伝記文庫 西郷隆盛 福田清人 1982 年 4 月 30 日第 1 刷発行 1989 年 11 月 12 日第 11 刷発行 ( 定価はカバーに表示してあります。 ) 26 発行者 発行所 加藤勝久 株式会社講談社 東京都文京区音羽 2 ー 12 ー 21 郵便番号 112 電話東京 ( 03 ) 945 ー 1111 ( 大代表 ) N. D. C. 289 190P 18cm 装 製 印 丁アド・ファイプ 刷株式会社東京印書館 本株式会社若林製本工場 ◎ KIYOTO HUKUDA 1982 Printed in Japan 落丁本・乱丁本は , 講談社書籍製作部あてにお送りくたさい。送料 小社負担にておとりかえします。なお , この本についてのお問い 合わせは児童局児童図書第二出版部あてにお願いいたします。 旧 BN4 ー 06 ー 147526 ー 6

5. 明治維新の功労者 西郷隆盛

* 著者紹介 福田清人 1904 年 , 長崎県に生まれる。東大国文科卒業。 立教大学・実践女子大学て教授をつとめた。 現在 , 日本文芸家協会理事 , 日本児童文芸家 協会会長。「春の目玉」 ( 国際ァンデルセン賞優 良賞 ) , 「秋の目玉」 ( 野間児童文芸賞 ) , 「天平の 少年」 ( サンケイ児童出版文化賞 ) など , 多数 の著書がある。 * 画家紹介 上総潮 1926 年 , 東京都に生まれる。日本画を学んだ のち , 出版美術の世界にはいり , 児童図書の 装画・さし絵の分野て活躍中。伝記の作口に 「べートーベン」「チャイコフスキー」「宮沢賢 治」などがある。 ロロラ

6. 明治維新の功労者 西郷隆盛

もくじ せいぎしん 1 もえる正義心 きち おおめだま 大目玉ののろ吉 : まずしさにまけず : ひやくしようのみかた : ちず 一まいの地図 : ・ けっしん 2 かたい决、い えど はじめて江戸へ 人物とのまじわり : 名君いまやなし : ・ じんぶつ めいくん でんきものかたりよ この伝記物語を読むまえに : 48 40 33 29 21 13 8

7. 明治維新の功労者 西郷隆盛

よ でんきものがたり この伝記物語を読むまえに 大きな目玉、太いまゆ、 おすもうさんのように、 ふとったからだ。 つんつるてんのかすりのつっそでに、 くるくるまきつけた白もめんのへこおび。 おともはいつも犬一びき。 鹿児島の西郷どんは、 やさしさとユーモアの持ち主でした。 さくらじま てんたか 天高くけむりをふきあげる桜島、 きんこうわん , を ( に、カ、れ 4 尾 きらきら波のかがやく錦江湾こ、 さつまはんかきゅうぶし 南の国、薩摩藩の下級武士に生まれ、 おお みなみくに かごんませご めだまふと なみ しろ もぬし

8. 明治維新の功労者 西郷隆盛

一八ニ三 5 一八九九年 勝海舟は、身分のひくい幕臣の子として、 りんたろう 江戸に生まれ、麟太郎とよばれました。家は ひどくまずしかったので、勉強ずきな海舟は か 本を買う金もなく、友人から本をかしてもら はんとし 半年かかってぜんぶうっしとってしまっ たとい , っことです。 しようねんじだい くがく このように、海舟は、少年時代から苦学の れんぞく けんしゆっしまだとらのすけ らんがく 連続でしたが、剣術を島田虎之助に、蘭学を ほん かっかいしゅう ・つ かね みぶん ゅうじん れきししんぶつじてん 歴史人物事典 かっかいしゅう 勝海舟 ばくしん べんきよう ほん かいしゅう ねん ながいせいがい 永井青崖にまなんで、二十八さいのときには、 せいちょう らんがくじゅく 蘭学塾をひらくまでに成長していました。 のうりよく まもなく海舟は、そのすぐれた能力をみと ばくふばんしよしらべしょ められて、幕府の蕃書調所の一員となり、さ ながさき かいぐんでんしゅうじよ でんしゅうせい らに、長崎に海軍伝習所ができると、伝習生 しかんぐんかんそうれん にえらばれ、オランダ士官に軍艦操練をなら でんしゅうしよせんせい やがて伝習所の先生に任じられました。 つうしようじようやく ばくふ そのころ、幕府は、アメリカと通商条約を しせつ むすんだため、使節をおくることになりまし ばくふしせつ た。そこで海舟は、幕府使節ののったアメリ ぐんかん ずいこうかんかんちょう 力の軍艦について、随行艦の艦長としてアメ リカへわたることになりました。一八六〇 ねんがっかいしゅう ( 安政七 ) 年一月、海舟の指揮する、わずか あんせい かいしゅう かいしゅう 18 6

9. 明治維新の功労者 西郷隆盛

ぶたい ばくまっ 幕末のはげしい時代の舞台におどりあがり、 えどじようあ はまぐりごもんへん 蛤御門の変、江戸城明けわたし、 戊辰戦争などにかつやくし、 こ・つろうしゃ しんさいだい 明治維新最大の功労者といわれながら、 せいかんろん 「征韓論」にやぶれ、ついには朝敵となって、 せいなんせんそう 西南戦争をたたかい、 城山のつゆときえました。そのときから、 でんせつえいゅう 伝説の英雄となった西郷隆盛は、 しったいどんな人だったのでしようか。 ひとあい 「天をうやまい、人を愛するー さいこうたかもり このことばとともに、西郷隆盛は、いまもなお、 にほんじんこころ 日本人の心に生きています。 しろやま し ん ん そ つ てん ひと じだい さいごうたかもり ちょうてき

10. 明治維新の功労者 西郷隆盛

ぜんはしもとさない ( 二十八さい ) 前の橋本左内などを知る。 さいごうめい がつはんしゆくに 一八五七 ( 安政 4 ) 四月、藩主は国もとへかえるが、西郷は命に より ~ 示都にとどまる。 ( 三十一さい ) きようと はんしゆきゅうし ねんにちぺいしゅう 一八五八 ( 安政 5 ) 七月二十四日、京都で藩主の急死の知らせを一八五八年日米修 し げつしようしようにん こうつうしようしようやく うけ、死のうとしたが、月照上人にさとされ、 好通商条約をむす がっげつしよう あんせい おもいとどまる。九月、月照の保護をたのま ぶ。安政の大獄が にちかごしまわんげつしよう はじまる れ、十一月十六日、鹿児島湾に月照とともに さい一」う がつあまみ 身をなげ、西郷は生きかえる。十二月、奄美 おおしま 大島にながされることが決定。 ( 三十二さい ) がつあまみおおしま なお ( 三十三さい ) 一八五九 ( 安政 6 ) 一月、奄美大島につく。 一八六〇年井伊直 つか すけ さくらだもんがい あん 一八六一 ( 文久 1 ) 十二月、島ながしをゆるす、という使いがく 弼、桜田門外で暗 さっ る。 ( 三十四さい ) 殺される がっしまづひさみつ ねんさつまはん 一八六二 ( 文久 2 ) 二月、鹿児島にかえる。六月、島津久光のい 一八六二年薩摩藩 し とくのしま おをの じん かりをかい、徳之島にながされる。八月、沖士、イギリス人を えらぶじま なまむぎしけん 永良部島にうっされる。 ( 三十六さい ) きる ( 生麦事件 ) 。 あんせい あんせい ぶんきゅう あんせい ぶんきゅう み がっ がっしま かごしま がっ カ し けってい し ねん 0 0 1 7 3