森山京 - みる会図書館


検索対象: つりばしゆらゆら
3件見つかりました。

1. つりばしゆらゆら

りのむこうに同い年のきつねの女の子が きつねの子は、つ いると聞いて、遊びに行きたいと思います。友だちのくまの子 と、つさぎの子は「ばくたちか、も、つすこしおおきくなってから」 しいますが、きつねの子は「ばく、おおきくなったきつねの いまのばく こより、ちいさいきつねのこと、あそびたいな。 : 」と答えます。そして、だれも通らない明けかたに、 ひとりでこわごわっり橋を渡りはしめるのです : きつねの子の思いをかなえさせてやりたくて、私もつり橋を 渡ってみることにしました。昨年一九八五年の夏、ます神奈川 県の沢に近いつり橋を二カ所たすね、続いて山形県の鶴岡 亠のと、か去」 森山京

2. つりばしゆらゆら

っちたよしまる まで足をのばしました。ここは絵をかかれた土田義暙さんの生 まれ故郷で、思師である土地の小学校の校長先生が車を運転し ながら山道をあちこち案内してくださいました。「立入禁止」の か・ 3 しよう 札のある朽ちたつり橋や、橋げたを頑丈に補強して車も渡れる つり橋を見たあと、山深い谷に、大水で流されてしまったと Ⅲ幅の広さも、両岸のめ いうつり橋の跡をしあてました。 ・も、かっての長いつり橋を思い起こさせるのに充分で、私たち かっこ、つ はここを好の舞台と決めたのでした。 きつねの子がつり橋をやっと半分渡ったところで、この物語 は終わります。まだ見ぬ相手にむかって、きつねの子は「また あいさっ いっかあそば」と挨拶を送りますが、そのいっかをできるだけ 間近ないっかにしてやりたいと、今、私は思っています。 ( 撮影森山京先生 )

3. つりばしゆらゆら

作者 ( 左 ) と画家 ( 右 ) 一九八五年夏、鶴岡駅にて ◆もりやまみやこ ( 森山京 ) 一九二九年、東京に生まれる。「子リすが五ひ き」で講談社児童文学新人賞佳作を受賞する。 絵本「ねこのしやしんかん」 ( 講談社 ) は、ポロ ーニヤ国際児童図書展でエルバ賞推薦となる。 その他の作品に、「ぞうくんねすみくん」 ( 小峰 書店 ) 「はんとにはんとのくまたろうくん」 ( 偕 成社 ) 「きいろいばけつ」「親カバ子力バカバダ バダ」 ( 以上あかね書房 ) など多数ある。 現住所神奈川県大和市南林間 3 ー 9 ー ◆っちだよしはる ( 土田義 ) 一九五七年、山形県に生まれる。日本大学芸 術学部油絵科を卒業する。在学中よリ中谷直 彦・千代子夫妻に師事する。 作品に、「友だちごっこもわるくない」「ピンコ うさぎはかんごふさん」 ( 以上小峰書店 ) 「こ、ぶ たはめいたんてい ? 」 ( 講談社 ) 「きいろいばけ っズあかわ書房 ) などがある。 現住所東京都武蔵野市吉祥寺北町 1 1 ー 1 1 人