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さらば、資本主義 (新潮新書)

うわけにはいかず、一万円札に収まるという栄誉を得ているわりには、人気がないよう です。 事実、学生に聞いても、あまり福沢の読者はいません。『学問のすゝめ』も『文明論 之概略』も少しでもひらいたことのある者は、めったにいません。書名だけで、ある程 度内容がわかったような気になってしまうのかもしれません。 というわけで、私は、この数年、学生には在学中に少なくとも『文明論之概略』ぐら いは読んでもらいたいと、少人数の講義でもこれをテキストにしたりします。そして実 際に読むと、みな面白がっています。 いうまでもなく、これは町治日本が生み出した最高の書物のびどづ・で・し・引・。少なく とも「思想・評論」というジャンルに限定すれば、疑いもなく最高のものです。この洞 察力やバランスのとれた思考は、とてもではありませんが明治 8 年 ( 18 7 5 年 ) に出 版されたものとは思えません。明治維新の遂行後、まだ数年しかたっていないのです。 この書物を学生にも勧める理由は、ただ、これが近代日本の指針を示した名著という だけではなく、今日読んでも実に教えられることが多いからです。これは、歴史的名著 として思想史研究のなかに落ち着くようなものではなく、まさに現代を生きるわれわれ 176

大往生

「文明論之概略」を読む丸山真男宗教 哲学・思想 三島憲一 三枝充悳 仏教入門 廣松渉 新哲学入門 イスラームの日常世界片倉もとこ 臨床の知とは何か中村雄二郎 松長有慶 思想の自由の歴史森島恒雄訳密教 民族という名の宗教なだいなだ 久野収 本居宣長 子安宣邦現代日本の思想鶴見俊輔キリスト教と笑い宮田光雄 松浪信三郎 ハイデガーの思想木田元実存主義 木田元仏教〔第二版〕渡辺照宏 自由主義の再検討藤原保信現象学 渡辺照宏 ダルマの民俗学 沢田允茂日本の仏教 吉野裕子現代論理学入門 よ 渡辺照宏 ソクラテス 田中美知太郎お経の話 書 新 フラトン 斎藤忍随イエスとその時代荒井献 波 塩カ 野田又夫聖書入 中村雄二郎デカルト 岩哲学の現在 シーグフリ 術語集 中村雄二郎ルネッサンス的人間像下村寅太郎ユダヤの民と宗教鈴木一郎訳 なだいなだ 権威と権力 人間ー過去・現在・未来マンフォード イスラーム ( 回教 ) 蒲生礼一 久野収訳 上・下 丸山真男 日本の思想 ギリシア哲学と現代藤沢令夫 吉野源三郎 同時代のこと 戦後思想を考える日高六郎 世直しの倫理と論理 田実 生きる場の哲学花崎皋平上・下 中村雄二郎 知の旅への誘い 山口昌男 文化人類学への招待山口昌男 (D) ( 1995. 3 )

世界 2016年07月号

新刊案内に表示した発売日は小社出庫日です 6-2016 ・ ()5 ・バガニーニ ・ 5 月日発売デカルトと懐疑主義 : 6 月ロ万本体 85 。円 2 ー古代人か近代人か ? ー さ 田 5 目 5 6 月号 ◆年間購読料 10 、 000 円 しだ 本体 140 。円心理学的認識論と哲学的認識論 : ・大橋容一郎 ( 税込・臨時増刊号を除く ) ◆年間購読料概算 22 、 200 円 ーヴィルヘルム・ヴントを手がかりにー 《特集》死の商人国家になりたいか 送「中華民族」の由来 : ・葛兆光霊性論 : ・若松英輔 〈インタビュー〉いまこそ軍縮の理念を語れ・ : 河野洋平 ー一一十世紀上半期の中国知識界の曲折ー ー第一一章愛国と非戦新渡戸稲造の霊性ー イラクの現実と軍需産業 : : 高遠菜穂子 デモクラシーに関するシュムペーテリアン・ 国策化する武器輸出 ー追悼安丸良夫 5 パラドクスについて・ ・空井護 防衛企業関係者は何を思うか : : : ・望月衣塑子 悪魔の成長戦略 : : 古賀茂明 科学としての哲学・メタファーとしての哲学・成田龍一趙景達喜安朗 小野塚知ニ ・・ローティー 係政治としての哲学 : 【思想の言葉】・ 岸本美緒武器輸出とアベノミクスの破綻 : ・ 〈座談会〉メイド・イン・ジャパンの武器はいらない 読 8 ・江田正雄 x 杉原浩司 x 満田夏花 部 o 】人為的破壊行為 / 【不健全な安全文化 オーストラリアへの潜水艦売り込みの背景 : ・杉田弘也 ・ 5 月日発売 軍産複合体の地殻変動 : ・ ・ : 谷口長世 ②防御の階層 死の商人の国にだけはなるな : 小山内美江子 本体 1333 円 科学。月号 0 【立地基準 / 第 1 層〕堅牢な設計 / 話振 ◆年間購読料概算 17 、 280 円 ュニクロ裁判の顛末 : : 横田増生 電便 第 2 層【検査・試験による異常・不適合の検知 / 〈座談会〉「クスリがやめられない」が言える社会を目指して 第 3 層【設計基準事故・事象への対策 / も齷《特別企画》日本の原子力安全を評価する : 松本俊彦 x 近藤恒夫 x 田代まさし 第 4 層〕過酷事故評価と対策 / ホセ・ムヒカ大いに語る : : 伊高浩昭 もっかい事故調・日本の原子力安全評価 第 5 層〕原子力防災計画 プロジェクト ドイツは難民問題を解決できるか : : 梶村太一郎 藤田宙靖論文について : ・ 【連載】 ・樋口陽一 す公科目別採点結果通知表 がんは治る : 本庶佑大震災と憲法ーー議員任期延長は必要か ? : ・高見勝利 1 評価法 2 評価のための参考情報 動く大地に住まう : 中谷礼仁〈対談〉伊勢神宮と国家儀礼 だ環 ・島薗進 x ジョン・ブリーン 脅威の分類 ・「一以後の科学リテラシー : 牧野淳一郎石綿汚染列島 : : 加藤正文 < 【内部起因事象 / 【外部起因事象 / パラサイトの惑星 : 小澤祥司香港「銅鑼湾書店事件」の闇 : : ・王冠緒 み図 日本版「イノセンス・プロジェクト」をなぜ立ち上げたか : 笹倉香奈 ・ 5 月日発売告白の奨励ー自然主義から婦人問題へー 川内原発をこのまま動かしていいのか : : ・ : 海渡雄一 5 ー 6 月ロ万 〔隔月刊〕 ・木村洋新資料・沖縄核密約 = ・ : 春名幹男 本体 275 。円 で送 : ・辛淑玉 x 蓮池透 〈文壇〉のハッピー ースディ : : ・金子明雄〈特別対談〉拉致と日本人 : ・ 書観特集“文壇のアルケオロジー 植民地の地方都市における「文壇」と「文学」編集 " 日本応用数理学会 ・大東和重 川村湊・大澤聡 〈対談〉批評と文壇 = の購文学のコミュニティ / 研究のコミュニティ想像力と戦後転向 : ・梶尾文武し く間 第巻 / 第 2 号 近年 応用数理 ・紅野謙介・大澤聡一九五〇年代の詩壇と鮎川信夫 : : ・ : 田口麻奈 お 本体 1 。。 0 円 ・ 6 月日発売 はす文壇と市場のアルケオロジー ・山本芳明文壇とその外部 : ・鳥羽耕史 ◆年間購読料概算 4320 円 い「文壇」論の居場所 = ・ ・佐藤泉パトスとしての文壇 : ・鈴木責宇 第巻 中島国彦 定ある「文壇」意識の位相 : 1977 年の文芸時評 : : 水谷真人 のおー新資料にみる一八九七年の漱石の俳壇意識ー 農業経済研究ー 純文学再設定ー純文学と大衆文学ー : 中沢忠之 本体 1219 円 雑に文壇醜聞と友情ー薄田泣菫と平尾不孤ー ◆ 掛野剛史【文学のひろば】・ ・坪内祐三 ◆年間購読料概算 5268 円 お文学 ・ 6 月四日発売 世界

世界 2016年08月号

新刊案内に表示した発売日は小社出庫日です 7-2016 ・ 6 月四日発売一九七〇年代朝鮮半島冷戦に関する試論的考 7 月ロ万本体 85 。円 2 察 : ・木宮正史 さ 田 5 目 5 7 月号 本体 14 。。円 ◆年間購読料 10 、 000 円 ーグローバル冷戦のデタント化と韓国外交ー ( 税込・臨時増刊号を除く ) ◆年間購読料概算 22 、 200 円 現代中東と帝国 : 木村正俊《特集》非立憲政治を終わらせるために 送特集“歴史における国際政治 ー「危機の構図」再考ー 憤りはどう具現化されるかーーー一一〇一六年参議院選挙 Ⅱご国家の歴史政治学・ : 川有美 : 中野晃一 東京大学法学部における「国際政治史」の百年の政治史的意味 : ーレヴァイアサン却を超えてー 増殖する差別政治 : : 内橋克人 : 今野元 小林誠 % 国際政治学の問題設定 : 市民の政治のつくりかたーーー野党共闘・北海道 5 区 ー紳川彦松・横山信・高橋進・ディアドコイー ー駆け抜ける権力をどう捕捉するかー 補選の記録・ : ・ : 池田真紀 〈対談〉九条もう一つの謎・ : : : 柄谷行人 x 大澤真幸 係冷戦後の先進諸国における途上国認識・政策〈名著再考〉「国際政治史」というプロジ、クト ・増島建 : 田村洋三 読配置 : 網谷龍介新安保法制法は違憲である : 部ー介入と主権の相克ー ー高橋進「国際政治史の理論」の射程ー 〈インタビュー〉熊本ーー地震と水俣と : ・石牟礼道子 業東帝国をめぐる「文化外交」 : ・ : 石田憲 辺野古ーー・国家の暴力はやんでいない : : ・目取真俊 ー伊英関係におけるマルタ言語問題ー 【思想の言葉】 ・石田憲 オパマ大統領広島訪問の先を考える : ・秋葉忠利 話振 ヨーロッパを覆う新たな「鉄のカーテン」 : ・木村伊量 〈ガルブレイス没後一〇年対談〉歴史に残る社会科学者 も郵 の条件 : ・ ・ : 伊東光晴 x 中村達也 ・ 6 月日発売【連載】 三菱マテリアル中国人強制労働事件和解 : : ・内田雅敏 本庶佑ポスト・オリンピックの社会のために 本体 1333 円がんは治る : : 槇文彦、中村勉、大野秀敏 ◆年間購読料概算 17 、 280 円くりこみ理論誕生のころ : ・ 亀淵迪 す公 〈インタビュー〉世界は長期停滞から抜け出せるか 櫞と特集 = 気候変動をめぐる社会の力学 : —J ・サマーズ、聞き手Ⅱ O ・スミック 動く大地に住まう : ・ ・中谷礼仁 だ環クライメイト・デセプション パナマ文書事件ーー国際錬金術師の影 : : ・ : 赤木昭夫 ー化石燃料産業の内部メモが暴きだす ・一一以後の科学リテラシー・牧野淳一郎終わりゆく帝国と「第一一のプラザ合意」・ = : ・進藤榮一 し書長年の情報隠蔽操作 : : : 憂慮する科学者同盟パラサイトの惑星 : ・ 小澤祥司〈鼎談〉時代の危機に向き合う歌人 ・ : 大口玲子 x 鳥居 x 吉川宏志 原発と地球温暖化問題との錯綜した関係 ー地球生命系をあやなす寄生生物たちー 平和と安定の大局観をーーー台湾新総統に蔡英文氏就任 ・明日香壽川 ・ : 岡田充 深読み ! 「せいめいのれきし改訂版」 お料 真鍋真 で送福島事故 5 年後の原子力安全規制】現状と将 勝田忠広東京電力原発事故の情報公開 : : : : : 木野龍逸 来の課題・ 環境と公害囂 売料 ・ 7 月日発売 本体 12 。 0 円 ◆年間購読料 1 年 5000 円、 2 年 9000 円 の購 く間 近年 コンピュータソフトウェア . 基盤システムの現在 = 第巻 / 第 3 号 お ・ 7 月日発売 第巻 / 第 3 号〔季刊〕 川島英之経済研究 は 本体 18 。。円 本体 19 。 5 円 ・ 7 月日発売 読ま 〈チュートリアル〉 ◆年間購読料概算 7780 円 ◆年間購読料概算 8230 円 企業における Ocncn 活用の実際 期け特集“ネットワーク技術 、第巻 / 第 3 号 のお〈特集解説〉 ・野村佳秀・木村功作・福寄雅洋・谷田英生攵学一 誌て情報指向ネットワーク技術におけるプロトタ〈フォーラム〉 本体 945 円 ・ 7 月 % 日発売 イプ実装と評価手法 : ・ : 朝枝仁・松園和久日本語書記技術論のすすめ : 小林龍生 ◆ ◆年間購読料概算 4084 円 。《科学 , 月号 世界

無頼のススメ

3 新潮新書 伊集院静 の ス 1 9 2 0 2 1 0 0 0 7 0 0 4 無頼のススメ メ Brevity is the soul of wit, 田 ld tediousness thelimbs and outward flourishes. ⅧⅧ II 懼刪Ⅲ II 潮新書 586 なぜ時代劇は滅びるのかーーー - 春日太一 587 死ぬな 生きていれば何とかなる一 -- - ーー並木秀之 588 心の病が職場を潰す - ーー岩波明 589 西田幾多郎 無私の思想と日本人 -- - ーーー佐伯啓思 590 営業部はバカなのか 北澤孝太郎 591 会話のきっかけーーーー梶原しげる 592 見えない世界戦争 「サイバー戦」最新報告 - ーー - ー木村正人 593 ぼくは眠れない 椎名誠 594 居酒屋を極める一一一太田和彦 595 天皇陛下の本心 山本雅人 25 万字の「おことば」を読む 596 歌謡曲が聴こえる -- ーー片岡義男 597 医師の一分 - ーー - 里見清ー 598 将軍と側近 室鳩巣の手紙を読む一一一福留真紀 599 がんばると迷惑な人一一一太田肇 600 賢者の戦略 手鴆龍ー 生き残るためのインテリジェンス 佐藤優 601 沖縄の不都合な真実ーーー大久保潤 篠原章 602 チャイナハラスメント 中国にむしられる日本企業ーー -- -- 松原邦久 603 迷いは悟りの第一歩 ネルケ無方 日本人のための宗教論 604 マーケティングの嘘 団塊シニアと子育てママの真実ーーー辻中俊樹 櫻井光行 605 無頼のススメ・一一 - 伊集院静 606 「高倉健」という生き方一一 - ・ - 谷充代 607 墓と葬式の見積りをとってみた -- ー・一神舘和典 608 北朝鮮・絶対秘密文書 体制を脅かす「悪党」たち一一一一米村耕一 「無頼」とは、単なるアウトサイダーやドロップアウ トのことではない。人としての心の持ち方、生きる姿 勢のことをいう。情報や知識、主義やイズム、他人の 意見や周囲の評価・ : ・安易に頼るな、倒れるな、自分 の頭と身体でこの世の波乱万丈を突き抜けろギャン プルや恋愛から、仕事、社会、戦争、死生観まで総ま くり、著者ならではの経験と感性から紡ぎだされる 「逆張り」人生論 ! 9 7 8 4 1 0 6 1 0 6 0 5 7 伊集院静いじゅういんしずか 一九五〇 ( 昭和一一十五 ) 年山口県防府市生まれ 作家立教大学文学部卒。『乳房』で吉川英治 文学新人賞、『受け月で直木賞、『機関車先生』 で柴田錬一郎賞、『ごろごろ』で吉川英治文学 賞、『ノボさん』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞 『大人の流儀シリーズなどェッセイも数多い 旧ⅢⅢ II 蘿旧 II 〃 U 品 I S B N 9 7 8 - 4 - 1 0 - 6 1 0 6 0 5 - 7 C 0 2 1 0 \ 7 0 0 E ⑧定価 : 本体 700 円 ( 税別 ) 伊集院静 605 新潮社 605 カバーの言葉 「簡潔こそは智慧の心臟、 冗漫はその手足、飾りにすぎませぬ」 シェイクスピア「ハムレット」福田恆存訳より 著者写真◎宮本敏明 カバー印刷錦明印刷デザイン新潮社装幀室

さらば、資本主義 (新潮新書)

にとっても考えさせられるところ大なのです。驚くべきことといわねばなりません。こ の書物は、 140 年後のこの平成の時代にも決して色あせてはいません。 目的は独立維持 田 ( 近代の人り口にあって、福沢が、西洋をモデルとして日本を文明化すべしと説いたこ 」という文明度の三段階説もよく知られ 」とは誰もが知 0 ている。 ~ てル〕 7 半開〕・・・「野蛮・」 教ていて、西洋は「文明」、日本は「半開」、アフリカ諸国は「野蛮、という分類をたてた。 そこで、この一万円札の顔の主は、文明開化や欧化を唱えた進歩主義者だとみなされて るしまいます。「文明」を形作った西洋の科学や議会主義や自由な言論や民主主義 ( 民権 ) 考や市場経済などを日本に導人すべしと唱えた人物なり、といういかにも安直な名誉だか かレッテルだかを貼り付けられることになります。 吉 諭 もちろん、こんなことは浅薄な印象に過ぎません。福沢は決して単純な文明主義者で 沢 福 も、西洋主義者でも、また、進歩主義者でもありません。それで話が片付くなら、今日、 六わざわざ『文明論之概略』を読むほどのこともないでしよう。 では、この書物の何が今日のわれわれをもひきつけるのか。今日、われわれはこの書 717

正義の偽装

廰新潮新 圭 Brevity is the soul of wit, 日 and tediousness thelimbs and outward flourishes. 正 の 装 膩ⅡⅢ川Ⅷ II 9 7 8 4 1 0 6 1 0 5 5 4 8 何を信じたらよいか、何を信じるべきか景気回復、 東京五輪など楽観的ムードが漂う中、日本人の精神に 何が起きているのか「アベノミクス」という虚構、「憲 法」という誤謬、「復興」という矯飾、「天皇家」への 警鐘・ : ・大震災後の出来事から表出する国家のメルト ダウン。民意や国民主権という幻想の下、幸福を一途 に追求してきた日本に今、民主主義の断末魔が聴こえ る稀代の思想家が真理を隠す「偽善の仮面」を剥ぐ 529 やつばり見た目が 9 割ー - ー竹内一郎 530 ネットのバカ 中川淳一郎 531 人間の浅知恵一一 - 徳岡孝夫 532 プロの尼さん 露の団姫 落語家・まるこの仏道修行 5 社会脳とは何かーーー一千住淳 534 国語教科書の闇ーーー川島幸希 535 国家の成熟ーー - 榊原英資 536 イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか 宮田律 537 犯罪は予測できる 小宮信夫 538 キレイゴトぬきの農業論ーーー久松達央 539 カネ遣いという教養ーーー -- 藤原敬之 540 日本人には二種類いる 1960 年の断層ーーー -- 岩村暢子 541 歴史をつかむ技法ー -- ーー山本博文 542 「いいね ! 」が社会を破壊する一一一楡周平 543 知的創造の作法ーー - 阿刀田高 544 E U 崩壊ーー - ー木村正人 545 交通事故学一一一石田敏郎 546 史論の復権一一一與那覇潤対論集 547 フランツ・リストは なぜ女たちを失神させたのかーーー - 浦久俊彦 548 明治めちゃくちや物語 維新の後始末ーー野口武彦 549 現場主義の竸争戦略 次代への日本産業論ーーー藤本隆宏 550 和食の知られざる世界一一一辻芳樹 551 知の武装 救国のインテリジェンスーー一手場龍ー佐藤優 552 日本版 NSC とは何か 春原剛 553 仏像鑑賞入門ーーー島田裕巳 554 正義の偽装ーー -- -- 佐伯啓思 555 心を操る文章術ーーー清水義範 佐伯啓思さえきけいし 九四九 ( 昭和一一十四 ) 年奈良県生まれ京都大学 大学院人間・環境学研究科教授東京大学経済 学部卒。同大学院経済学研究科博士課程単位取 。二〇〇 七年正論大賞著作に『隠された思 考』 ( サントリー学芸賞 ) 、『現代日本のリべラリズ ム』 ( 読売論壇賞 ) 、『反・幸福論』『日本の宿命等 佐伯啓思 正義の偽装 & 4 お 'K / 房 1 9 2 0 2 1 0 0 0 7 4 0 0 I S B N 9 7 8 - 4 - 1 0 ー 6 1 0 5 5 4 - 8 C 0 2 1 0 \ 7 4 0 E ⑧定価 : 本体 740 円 ( 税別 ) 佐 啓 田 554 ー新潮社 554 カバーの言葉 「簡潔こそは智慧の心臟、 冗漫はその手足、飾りにすぎませぬ」 シェイクスピア「ハムレット』福田恆存訳より カバー印刷錦明印刷デザイン新潮社装幀室

世界 2016年07月号

書物ロ権一 1 0 出版社 * 共同復刊 6-2016 2016 年、第回を数える浦社共同復刊、多数のリクエスト をいただきありがとうございました。 2 月四日までの受付期間中 に、紀伊國屋書店内公式サイト、復刊ドットコムの特設サイトお よび LL<>< でのリクエスト総数は約 2 、 500 、最多書籍には 票が寄せられました。今回は皆さまからの熱心なご要望に参加浦 社相互のリクエストも加え、各発行出版社の判断により、復刊書 目の選定をおこないました。今回の共同復刊で実現できなかった 書目についても、独自の方法で復刊を予定している場合があり、 1 点でも多くの品切れ書籍の復刊の実現にむけて努力いたします。 今後の各社の復刊情報等にご注目くださるようお願いいたします。 1997 年の第 1 回より今回までに復刊された品切れ書籍は 900 点を超えましたが、これらの書籍をよみがえらせることが できたのは皆さまからの変わらぬご支持のおかげであり、それを 背景に時代を超えて基本書として残そうとする出版社の意欲でも あります。今後も皆さまのさらなるご支援をお願いする次第です。 今回、復刊を決定した書目は、通常の復刊とは異なるオン・デ マンド ( 個別の注文に対応して製作 ) によるものも含めて点冊。 通常の方法により復刊した書籍は 5 月下旬より全国約 200 の協 カ書店店頭にて展示されます。オン・デマンドによる復刊も同時 期に受注を開始します。 犯出版社共同復刊 現代のレトリック 4 ) 人 )(\ 297 四六判本体 3900 円 巽孝之 ハイテク化が加速する現在、「」は遍在する。「脱構築」以後 の批評理論を展開し、レムからコールダーに至るテクストへのラ ディカルなクリティークへ。来たるべき時代のセンス・オヴ・ワ ( 初版 1992 年 ) ンダーに迫る現代文学論。 国際社会論アナ 1 キカル・ソサイ手イ へドリー・ブル / 臼杵英一訳、き。。判本体 47 。 o 円 世界政治における秩序とは何か。それはどのように維持されてい るのか。主権国家システムは生き残れるか。・・カーの流れを くむ「イギリス学派 . プルの待望の完訳。冷戦後のいまこそ精読 ( 初版 2000 年 ) されるべき「現代の古典」である。 一一十世紀の政治思想 冖岩波テキストブックス 1 4 ま・ 02684 ・ 9 判本体 cuooo 円 小野紀明 政治思想におけるポスト・モダーンとは何か。ニーチェに発する 今世紀の形而上学批判の企てと政治観との連関から、現在におけ るポストモダニズムの革新性とその前史を「現われーの観念を視 ( 初版 1996 年 ) 座に据え概説する画期的試み。 ■岩波書店 ・復刊書目 凪 03 ( 5210 ) 4112 8 2

文藝春秋2016年7月号

にして乗り切っていたのか、という理解できないことではなかろうか。 と評している。目的のためには手段 疑問が直ちに生ずる。それは時代をもちろんそれが強姦になり、付随すを選ばず、観念的、独裁的、謀略的 遡れば遡るほど、一層大きかったにる騒ぎがおこれば、さきの法令が発で、しかも不撓不屈。まさしくヒッ 相違ないからである。これに完全な動したであろうが、圧倒的に多くのトラーの如き人物像がここに浮び上 解答を出すことはたやすくないが、場合は、問題にされることもなく打ってくるが、このような異常な性格 私はこうした一人で旅をする女性のち過ぎたに相違ない。〉。旅の女性にの天皇を時代の表面に押し出した十 場合、性が解放されていたのではな対する「女捕」が、半ば公認され、四世紀の日本列島の社会の激動する いか、と考える。『御伽草子』の旅行中のセックスに対するタブー感状況を、その深部から明らかにする 「物くさ太郎」に「辻取とは、男もが稀薄であったので、女性の一人旅ことなしに、またその中で後醍醐を つれず、輿車にも乗らぬ女房の、みが可能であったと結論づける。 突き動かした、前近代において恐ら めよき、わが目にかゝるをとる事、 くは最も深刻な天皇の地位の危機の 天下の御ゆるしにて有なり」とある 後醍醐の執念の作用実情を解明することなしに〉、南北 ことは周知の通りである。道を行く 朝時代の前後で日本の社会構造が変 女性に対する女捕、辻捕は『御成敗本書で考察の中心となる後醍醐と化したことを理解できないのであ 代式目』をはじめ法令でしばしばきびはいったいどのような人物なのだろる。 近しく禁じられているにもかかわらうか。網野氏によれば、〈たしかに 日本の特徴は、政治と社会と文化 ず、一方では天下の公許ともいわれ後醍醐は異常な性格の持主であつに天皇が埋め込まれていることだ。 読ているのである。これは伴もつれた。佐藤 ( 進一、歴史学者 ) はその天皇制という言葉は、そもそもソ連 一ず、輿にも乗らないで道を歩く女性性格の特徴を「既成の事実を観念的のモスクワに本部を置いていたコミ セ 一人で旅する女性が、男に「捕に否定する」点に求めつつ、「不撓ンテルン ( 共産主義インターナショ 以られる」ことをむしろ当然とする慣不屈と謀略、したがって多分の柔軟ナル ) が作成した「年テーゼ」に 習があったことを前提にしなくては性をもった目的主義を身上とする」よって普及した概念だ。天皇制とい ( 391 )

さらば、資本主義 (新潮新書)

物から何を得ることができるのか。そのことを考えてみたいのです。いいかえれば、 『文明論之概略』を材料にして、今日われわれが直面している問題の所在を論じてみた〃 いのです。 そのために、この書物の結論であり、その主張のエッセンスがつまっている最終章 ( 第川章 ) をざっとみてみましよう。 この章は「自国の独立を論ず」と題されていて、結論からいってしまえば、日本にと って緊急かっ枢要なことは「国の独立ーの一点にある、というのです。福沢はこの書物 で、九つの章を費やして、文明とは何かを論じた後に、最後に文明化とは、端的にいえ 虫立を確保す・をた・め・の・手段だど・い引。西洋を手本とした文明化も、その目的はあくま で日本の独立の維持にあるというのがこの章の、というよりこの書物の結論なのです。 「国の独立は目的なり、国民の文明は此目的に達するの術なり」というわけです。『文明 論之概略』は、ただ日本を西洋並みの文明に近づけることを目的に書かれたのではなく、 西洋列強がカによ 0 て世界を支配しようとしているまさにそのなかで町風衂を保ー す。くかれた「てした。 こういってしまえば、すぐにわかった気にもなるのですが、これはきわめて重要な論