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検索対象: わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たちから 363件ヒットしました。

わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち


西 村 宣 造 《 阿 吽 》 鉛 筆 ・ 紙 67.0 >< 102.0cm 2002 年 Nishimura Senzo A-un 西 村 宣 三 も ( に し む ら ・ せ ん ぞ う / 1943 ー 2012 年 ) 大 阪 生 れ 。 1974 ー 78 年 パ リ に 遊 学 。 個 展 を 中 心 に 発 表 。 2012 年 没 、 69 歳 。 345

わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち


松 村 光 秀 《 蝶 と ほ う づ き 》 油 彩 ・ キ ャ ン 八 ス 115.0 >< 37.0cm 2008 年 Matsumura Koushu Butterf/y and Ground Cherries 松 村 光 秀 は つ む ら ・ こ う し ゅ う / 1937 ー 2012 年 ) 京 都 市 生 れ 。 1952 年 京 都 の 看 板 屋 「 竹 松 画 房 」 て 働 く 。 絵 は 独 学 。 京 展 、 ニ 科 展 に 入 選 。 京 都 祇 園 の 都 雅 画 廊 て イ 固 展 を 開 催 。 木 彫 も 創 る 。 2012 年 没 、 74 歳 。 351

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松 村 光 秀 《 黙 唄 》 コ ン テ ・ 和 紙 152.0 >< 33.0cm 1984 年 Matsumura l<oushu ハ Si/ent Song ー 2012 年 ) 松 村 光 秀 は つ む ら ・ こ う し ゅ う / 1937 京 都 市 生 れ 。 1952 年 京 都 の 看 板 屋 「 竹 松 画 房 」 て 働 く 。 絵 は 独 学 。 京 展 、 ニ 科 展 に 入 選 。 京 都 祇 園 の 都 雅 画 廊 て 個 展 を 開 催 。 木 彫 も 創 る 。 2012 年 没 、 74 歳 。 343

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早 川 義 孝 《 漁 村 の 白 い 夜 》 油 彩 ・ キ ャ ン 八 ス 38.0 >< 45. Ocm 制 作 年 不 詳 Hayakawa Gik0 ハ White House in a Fishing Vi 〃 age ト 一 や 室 ~ 31 ・ 早 川 義 孝 ( は や か わ ・ ぎ こ う / 1936 ー 2012 年 ) 東 京 生 れ 。 1954 、 55 年 日 本 学 生 油 絵 コ ン ク ー ル て 文 部 大 臣 賞 を 受 賞 。 武 蔵 野 美 術 大 学 中 退 。 62 年 新 槐 樹 社 展 て 内 閣 総 理 大 臣 賞 、 文 部 大 臣 賞 、 栄 誉 賞 を 受 賞 。 新 槐 樹 社 名 誉 会 長 。 2012 年 没 、 76 歳 。 293

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田 中 寅 三 《 海 の 風 景 》 瀕 死 の 状 態 か ら 奇 跡 的 に 修 復 て き た 風 景 画 こ の 絵 と の 出 合 い は 、 私 に と っ て 当 初 か ら 作 者 が わ か っ て い た 数 少 な い ケ ー ス で あ る 。 し か し な が ら 、 購 入 に 当 た っ て は 、 迷 っ た 末 に 决 め た 記 施 が あ る 。 そ れ は 何 故 か と 言 え ば 、 絵 の 画 面 全 体 に 絵 の 具 の 剥 離 か 見 ら れ 、 輸 送 す る だ け で も さ ら に 剥 離 が 進 む 最 悪 の 状 態 で あ っ た 。 し か も 飾 っ て 楽 し む に は 、 修 復 し な け れ ば な ら な い と い 、 つ 難 題 を 抱 え て い た 。 私 が 購 入 し な け れ ば 、 剥 離 が 進 み 、 最 終 的 に は 粗 大 ゴ ミ と な る こ と を 危 し 、 清 水 の 舞 台 か ら 飛 び 下 リ る 気 持 ち で 購 入 を 决 め / 牙 こ 。 ム は 直 ぐ に 思 い 切 っ て 修 夏 に 出 す こ と に し た 。 そ の 甲 斐 あ っ て 、 今 で は 立 派 に 元 の 姿 に 戻 り 、 自 宅 玄 関 に 安 住 の 地 を 見 付 け 家 人 を 楽 し ま せ て い る 。 因 み に こ の 絵 は 、 昭 和 一 七 年 に 日 動 画 廊 に お い て 開 催 し た 田 中 寅 三 「 海 と 船 油 絵 展 。 に 出 品 さ れ た 《 海 の 風 景 》 三 〇 号 で あ る 。 寅 三 作 品 に つ い て は 、 遺 族 か ら 平 成 七 年 に 一 〇 〇 点 ( 資 料 含 む ) を 超 え る 油 彩 等 が 一 括 し て 松 戸 市 に 寄 贈 さ れ て い る 。 図 録 に よ る と 、 参 考 図 版 の 中 に 《 海 の 風 景 》 が 掲 載 さ れ て い る こ と か ら 、 個 展 の 際 に 売 却 さ れ 、 画 家 の 手 元 を 離 れ た と 思 わ れ る 。 こ の 絵 と 向 き 合 う と き 、 戦 争 中 に ニ 年 連 続 し て 「 海 の 船 油 絵 展 」 を 開 い た 寅 三 の 心 中 を 知 リ た い と の 思 い か 湧 い て く る 一 方 、 こ の 絵 と の 出 合 い で 少 し 無 理 を し た こ と で 、 画 家 の 渾 身 の 作 品 を 次 の 世 代 に 橋 渡 し す る 手 助 け を し た 気 分 で あ る 。 佐 々 木 征 ( 千 葉 県 船 橋 市 )

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NPO 法 人 あ ー と ・ わ の 会 の ご 案 内 ー 設 立 の 趣 旨 ( 設 立 趣 意 書 よ リ ) こ の 法 人 は 、 主 に 美 術 コ レ ク タ ー と わ た く し 美 術 館 の 共 同 作 業 に よ り 、 一 般 社 会 に 対 し て 、 美 術 品 の 公 開 、 美 術 品 の 有 効 活 用 、 埋 も れ た 美 術 品 の 発 掘 顕 彰 に 関 す る 推 進 と そ の 支 援 事 業 を 行 い 、 美 術 普 及 の 実 現 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る 。 Ⅱ Ⅲ Ⅳ V Ⅵ 355 具 体 的 な 活 動 内 容 会 報 / 毎 月 発 行 。 7 ) 上 記 の 目 的 を 達 成 す る た め に 必 要 な 事 業 の 実 施 会 誌 / 年 4 回 発 行 。 図 書 / 2012 年 『 わ の 会 の 眼 』 発 刊 。 会 誌 ・ 図 書 の 発 行 年 4 回 実 施 。 楽 し い 会 で す 。 5 ) 作 品 持 ち 寄 り 放 談 会 の 開 催 1 ~ 2 か 月 に 1 回 更 新 。 4 ) ホ ー ム ペ ー ジ (H P) に よ る 活 動 状 況 の 公 開 コ レ ク タ ー 、 わ た く し 美 術 館 が 実 施 。 3 ) 埋 も れ た 作 家 の 発 掘 、 顕 彰 、 普 及 年 1 ~ 2 回 開 催 。 2 ) 講 演 会 の 開 催 年 1 回 の 巡 回 展 、 年 1 人 の 表 彰 。 1 ) 質 の 高 い コ レ ク シ ョ ン の 公 開 、 美 術 普 及 活 動 の 推 進 及 び 表 彰 6 ) 事 務 局 : 〒 2 〃 ー 08 / 1 千 葉 県 柏 市 若 柴 1 ー 358 柏 わ た く し 美 術 館 内 H P も 参 考 に し て 下 さ い 。 * 詳 細 に つ い て は 事 務 局 宛 に 手 紙 、 電 話 か メ ー ル で お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。 入 会 の 条 件 : 入 会 申 込 書 を 提 出 い た だ き ま す 。 入 会 備 者 3 名 術 愛 好 家 、 美 術 研 究 者 、 修 復 家 、 額 縁 製 作 者 、 美 術 普 及 家 、 美 術 館 設 立 準 2 ) 会 員 の 構 成 : わ た く し 美 術 館 1 5 館 、 コ レ ク タ ー 50 名 、 作 家 、 画 廊 、 美 1 ) 会 員 数 : 73 名 、 1 5 美 術 館 ( 201 7 年 1 月 現 在 ) ( * 前 身 の 「 わ た く し 美 術 館 の 会 」 は 、 2003 年 5 月 設 立 。 通 算 14 年 目 ) 設 立 : 2010 年 8 月 1 7 日 法 人 登 録 会 費 TEL : 04-7134 ー 8293 メ ー ル ア ド レ ス : [email protected] 入 会 金 : 1 0,000 円 年 会 費 : 1 0,000 円 ( 1 1 月 以 降 入 会 の 場 合 、 初 年 度 は 半 期 分 と し て 5 , 0 円 )

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木 村 忠 太 《 初 夏 B 》 油 彩 ・ キ ャ ン ノ ( ス 130.0 >< 162. Ocm 1987 年 Kimura Chuta Ear/y Summer B 木 村 忠 太 ( き む ら ・ ち ゅ う た / 1917 ー 1987 年 ) 高 松 生 れ 。 1942 年 独 立 賞 を 受 賞 。 43 年 帝 国 美 術 学 校 に 学 ふ 。 48 年 独 立 美 術 協 会 会 員 。 53 年 渡 仏 し 定 住 す る 。 70 年 サ ロ ン ・ ド ー ト ン ヌ 会 員 。 パ リ て 没 、 享 年 70 歳 。 261

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万 羽 章 《 1950 年 夏 の 女 ( 仮 題 ) 》 棄 て ら れ た ? 絵 が 生 き か え っ た 綿 埃 と 泥 ま み れ の 汚 れ て い た 一 枚 の 絵 、 一 部 剥 落 、 ひ び 割 れ も 入 っ て い る 。 長 い 間 放 置 さ れ て い た の だ ろ う 。 最 悪 の 状 態 の わ リ に は 絵 そ の も の が 発 す る 熱 の よ う な 、 魅 か れ る も の か あ っ た 。 長 野 市 の 競 市 で 夏 目 漱 石 の 紙 幣 一 枚 で 買 っ た 。 上 半 身 は 白 い シ ミ ー ズ な の か フ ラ ジ ャ ー な の か ? 肩 も 、 胸 元 も 露 出 し て 裸 足 で 派 手 目 な ス マ ネ ン ト の 髪 形 、 用 け カ ー ト で 大 股 に ど っ か と 腰 を お ろ し て 下 向 い て い る 。 流 行 で あ ろ う 。 ハ 放 さ れ た 部 屋 の 外 は 草 も 木 も 真 夏 の む せ 返 る よ う な 暑 さ だ 。 昭 和 ニ 五 年 、 戦 後 五 年 目 の 八 月 の 絵 で あ る 。 よ く 見 る と キ ャ ン バ ス で は な く 、 幾 条 か の 縦 の は 柄 か 絵 の 具 の 下 か ら 浮 き 出 て い る 。 シ ー ツ か カ ー テ ン の 布 地 だ ろ う 。 生 地 の 裏 側 に は 薄 い 布 に 安 定 性 と 厚 み を 加 え る た め だ ろ 、 つ か 和 紙 を 貼 っ て あ る 。 物 の 不 足 な 時 代 、 こ ん な に ま で し て 画 布 を 作 リ こ の 絵 を 描 い た の だ 。 万 羽 章 は 戦 地 か ら 生 還 し て こ の 年 ニ 九 歳 、 長 野 で 教 鞭 を と っ て い る 。 戦 後 食 う や 食 わ ず の 暮 ら し は 女 住 に と っ て 体 を 張 っ た 仕 事 も 想 像 出 来 る 。 若 き 教 師 の 目 に は 画 家 の 思 い が 絵 か ら 伝 わ る だ 逞 し く 生 き て い る 日 本 の 夏 の 女 を 描 き 上 げ た か っ た に 違 、 け に じ っ と 作 品 を 見 つ め る こ と の 大 切 さ を 思 い 起 こ し た 。 棄 て ら れ た と も 言 え る 魅 力 い つ ば い の 絵 、 汚 れ を 取 リ 、 額 装 し 直 し た 。 描 か れ た 女 性 も 画 家 も 生 き か え っ た 気 が す る 。 素 直 に 、 つ れ し く な っ た 。 西 澤 賢 史 ( 長 野 県 千 曲 市 ) 1 28

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万 羽 章 《 1950 年 夏 の 女 ( 仮 題 ) 》 油 彩 ・ 綿 布 90.0 >< 72.0cm 1950 年 Manba Akira ハ Woman in the Summer 0 「 7950 (Tentative 万 ) 万 羽 章 ( ま ん ば ・ あ き ら / 1921 ー 1991 年 ) 長 野 市 生 れ 。 篠 原 新 三 、 辻 村 八 五 郎 に 師 事 。 中 学 校 な ど で 教 員 を し な が ら 光 風 会 、 日 展 に 出 品 。 1961 年 光 風 会 会 員 。 長 野 市 て 没 、 70 歳 。 129

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い く 道 》 大 沢 昌 助 《 森 に 具 象 画 だ が 、 何 ど 不 可 思 議 な 世 界 て あ ろ う 時 は 盛 夏 、 一 点 の 雲 も な い 晴 天 の 昼 下 が リ 。 房 総 の 田 園 風 景 で あ ろ う か 。 黄 色 い 地 面 、 木 立 の 奥 の 森 、 茅 葺 の 田 舎 家 、 そ し て 右 下 の 森 に い く 道 。 ほ ぼ 原 色 で 描 か れ て い る の が 新 鮮 だ 。 森 の 中 に は 一 体 、 何 者 か 住 ん で い る の だ ろ う 。 大 沢 氏 の 銅 版 画 に 《 森 の 中 》 ( 一 九 七 六 年 ) と い う 小 品 が あ る 。 緑 の バ ッ ク に 、 長 い 、 緑 色 の 髪 を 持 っ 乙 女 。 や や ボ ー イ ッ シ ュ な 印 象 を 受 け る が 、 限 リ な く 妖 精 に 近 い 女 の 子 だ 。 森 の 中 は 、 す み か 彼 女 の 住 処 で あ ろ う 。 毎 年 、 夏 の 到 来 と 共 に 、 私 は こ の ニ 点 を 並 べ て 掛 け る 。 私 が 早 朝 の 、 半 ば 寝 ぼ け た 眼 を こ す リ な が ら 眺 る 時 、 宮 崎 駿 監 督 の 「 千 と 千 尋 の 神 隠 し 」 三 〇 〇 一 年 ) の よ う な 、 不 思 議 な イ メ ー よ う 力 い へ ん げ ジ を 感 じ る こ と が あ る 。 森 の 中 に は 、 妖 精 の 如 き 美 少 女 と 共 に 、 【 」 根 の や さ し い 妖 怪 変 化 も 主 ん で い る の か も 知 れ な い 。 《 森 に い く 道 》 、 そ れ は 具 象 画 で は あ る が 、 単 な る 写 実 と は 、 異 な る 世 界 の よ う た 。 和 は こ の 画 を 勝 手 に 、 大 沢 氏 の 「 辞 世 の 画 」 と 認 識 し て い る 。 辞 世 と い う と 、 画 で あ ろ う が 文 章 で あ ろ う が 、 無 念 さ と 俗 世 へ の 執 着 が 行 間 に 表 わ れ て い る も の だ 。 だ が 、 こ の 作 品 に は 全 よ い 。 新 し い も の に 挑 戦 し 、 絶 え ず 変 貌 を 続 け た 、 一 人 の 芸 術 家 の 姿 の み が 残 る 。 私 は こ の 画 を 一 九 九 七 年 春 、 ー 画 廊 で の 新 作 展 で 求 め た 。 そ の 数 日 後 、 大 沢 先 生 は 急 逝 し た 。 あ れ か ら ニ 〇 年 も 過 ぎ た 。 鈴 木 正 道 ( 千 葉 県 柏 市 ) 304