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きまぐれロボット (新・名作の愛蔵版)


理 論 社 版 『 き ま ぐ れ ロ ボ ッ ト 』 名 作 プ レ ゼ ン ト 版 『 気 ま ぐ れ ロ ボ ッ ト 』 1966 年 初 版 新 ・ 名 作 の 愛 蔵 版 き ま ぐ れ ロ ボ ッ ト 一 九 九 九 年 六 月 初 版 二 〇 一 五 年 七 月 第 四 十 五 刷 作 者 星 新 一 画 家 和 田 誠 発 行 者 齋 藤 廣 達 発 行 所 株 式 会 社 理 論 社 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 小 伝 馬 町 九 ー 一 〇 営 業 電 話 〇 三 ( 六 二 六 四 ) 八 八 九 〇 < * 〇 三 ( 六 二 六 四 ) 八 八 九 二 編 集 電 話 〇 三 ( 六 二 六 四 ) 八 八 九 一 NDC913 A5 22cm 194P ISBN4 , 652 ・ 00504 ・ 0 01999 The Hoshi Library 年 Makot0 Wada Printed in Japan 落 丁 ・ 乱 丁 本 は お 取 り 替 え い た し ま す 。 本 書 の 無 断 複 製 ( コ ピ ー 、 ス キ ャ ン 、 デ ジ タ ル 化 等 ) は 著 作 権 法 の 例 外 を 除 き 禁 じ ら れ て い ま す 。 私 的 利 用 を 目 的 と す る 場 合 で も 、 代 行 業 者 等 の 第 三 者 に 依 頼 し て ス キ ャ ン や デ ジ タ ル 化 す る こ と は 認 め ら れ て お り ま せ ん 。 URL http://www.ュ 「onsha.com

完訳 日本の古典 第五十巻 好色一代男


好 色 一 代 男 366 天 和 三 一 六 八 三 年 号 西 暦 年 齢 西 鶴 事 項 四 月 梅 林 軒 風 黒 編 『 高 名 集 』 刊 。 孝 札 」 を 建 て さ せ る 。 ↓ 本 朝 一 一 マ 本 書 の 版 下 ・ 挿 絵 は 西 鶴 筆 と 推 定 さ れ る 。 十 不 孝 十 月 中 旬 、 『 好 色 一 代 男 』 刊 。 版 元 は 大 坂 思 案 橋 の 荒 砥 屋 孫 兵 衛 十 ニ 月 江 戸 大 火 。 こ の 時 、 延 宝 八 年 し ろ う と 可 心 と い う 、 こ の 作 の み の 素 人 版 元 。 『 好 色 一 代 男 』 は い わ 冬 に 入 庵 し た 深 川 の 第 一 次 芭 蕉 ば 私 家 版 で あ る 。 第 二 作 『 諸 艶 大 鑑 』 以 後 の 版 元 は す べ て 玄 庵 炎 上 す 。 翌 新 春 、 甲 州 都 留 へ 人 版 一 兀 と な る 。 疎 開 し 、 五 月 に 帰 府 。 し よ う え き 〇 こ の 年 、 灰 屋 紹 益 著 の 随 筆 『 に ぎ は ひ 草 』 刊 。 『 好 色 一 代 男 』 巻 五 の 一 に 引 用 の 愛 妻 吉 野 の 死 を 悼 ん だ 和 歌 「 都 を ば ・ : 」 を 収 む 。 か お 一 月 西 鶴 著 の 役 者 評 判 記 『 難 波 の 貞 は 伊 勢 の 白 粉 』 が 刊 行 さ れ た 一 月 金 紗 、 縫 、 惣 鹿 子 の 婦 人 服 が 禁 じ ら れ 、 か つ 小 袖 一 反 の 最 高 価 格 銀 二 百 目 と 定 め ら れ る 。 三 月 西 山 宗 因 一 周 忌 追 善 俳 諧 を 自 ら の 門 弟 ら と 興 行 し 、 こ れ を 『 俳 諧 本 式 百 韻 精 進 膾 』 と 題 し て 刊 行 。 三 月 八 百 屋 お 七 処 刑 さ る 。 ↓ 好 色 五 八 月 「 夢 想 之 俳 諧 」 と 称 す る 独 吟 の 表 九 句 を 詠 む 。 人 女 ・ 四 五 月 三 井 高 利 、 駿 河 町 に 進 出 。 現 金 掛 値 な し の 新 商 法 を 開 始 。 ↓ 日 本 永 代 蔵 ・ 一 の 四 六 月 其 角 編 『 み な し ぐ り 』 刊 。 九 月 「 世 継 曾 我 」 ( 近 松 作 ) 、 宇 治 座 で 初 演 。 同 お さ ん ・ 茂 兵 衛 、 京 都 粟 田 口 に て 処 刑 さ る 。 ↓ 好 色 五 人 女 ・ 三 三 月 『 好 色 一 代 男 』 ( 江 戸 版 ・ 菱 河 師 宣 画 ) 刊 行 。 『 好 色 一 代 男 』 ニ 月 大 坂 に 竹 本 義 太 夫 座 創 設 。 お し ろ い く ろ 一 般 事 項

わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち


ニ 〇 一 ニ 年 に 発 刊 し ま し た 初 版 の 『 わ の 会 の 眼 』 は 、 お 陰 様 で マ ス コ 、 、 、 、 読 者 の 皆 様 、 関 係 者 の 皆 様 か ら も 高 い 評 価 を 受 け 、 会 員 か ら も 喜 ば れ ま し た 。 と は い え 、 上 手 く い っ て 当 た リ 前 の 作 業 で す 。 今 回 の 掲 載 作 品 の 募 集 に あ た っ て は 、 出 品 数 と 質 が と て も 気 に な っ て お リ ま し た 。 結 果 と し て は 、 初 版 の 出 品 者 三 五 名 の 内 、 三 〇 名 の 方 か こ の 続 編 に も 出 品 さ れ 、 さ ら に 新 た な 一 五 名 の 会 員 か ら も 出 品 を 得 て 、 作 品 数 は 一 七 〇 点 に 及 び ま し た 。 作 品 の 質 に つ い て 申 せ ば 、 充 行 に 左 右 さ れ ぬ 、 時 の 試 練 に 耐 え 抜 い た 作 品 が 集 ま リ ま し た 。 知 る 人 ぞ 知 る 作 家 が 多 く 、 埋 も れ た 作 家 、 知 ら れ ざ る 作 家 も 多 く 、 ま た 、 名 品 、 珍 品 も 数 多 く 出 品 さ れ て お リ ま す 。 秘 蔵 の コ レ ク シ ョ ン を 出 さ れ た 方 も 見 え ま す 。 こ こ に 掲 載 さ れ て い る 作 品 群 は 、 コ レ ク タ ー に 強 く 求 め ら れ 、 大 切 に 手 入 れ 、 修 復 、 保 管 、 研 究 さ れ 、 ま た 展 示 さ れ 、 愛 で ら れ て き た も の で す 。 コ レ ク タ ー の コ レ ク 、 ン ヨ ン に 対 す る 愛 情 や 思 い を 読 者 の 皆 様 に 少 し で も 届 け ら れ た ら と 願 い な が ら 、 編 集 の お 手 伝 い を さ せ て い た た き ま し た 。 美 術 評 論 家 で あ リ 、 ま た 平 塚 市 美 術 館 館 長 代 理 を 務 め ら れ る 土 方 明 司 さ ん に 玉 稿 を 賜 リ 、 さ ら に 東 御 市 梅 野 記 念 絵 画 館 館 長 の 佐 藤 修 さ ん と 丸 山 治 郎 さ ん か ら は 、 コ レ ク シ ョ ン の 代 表 的 な 作 品 を お 寄 せ い た た き ま し た 。 こ の 日 勿 を お 借 リ し て 心 か 、 ら お 礼 を 申 し 上 げ ま す 。 ( よ リ ・ リ よ う け い 書 籍 プ ロ ジ ェ ク ト 事 務 局 ) 354

現代日本の文学 Ⅱ― 9 司馬 遼太郎 集


お う じ よ う よ う ー う え し ん そ う ず げ ん し ん ろ 、 つ 恵 心 僧 都 源 信 が 『 往 生 要 集 』 で 、 極 楽 浄 土 に 対 し て 地 京 都 の 町 に は 、 地 蔵 さ ん が 実 に 多 い 。 ど の 町 内 に も 獄 、 餓 鬼 、 畜 生 、 、 人 間 、 天 上 の 六 道 世 界 を 説 い 地 蔵 さ ん が 祭 ら れ 、 い つ も 新 し い 花 が 絶 え な い 。 た こ と か ら 、 庶 民 の あ い だ に 地 獄 、 極 楽 の 思 想 、 六 道 な か 工 う く ち ん 、 ) う じ の 地 蔵 盆 は も ち ろ ん 、 毎 月 二 十 四 日 の 縁 日 ご と に お 祭 ま い り の 信 仰 が ひ ろ ま っ た 。 中 京 区 の 珍 皇 寺 は い ま も り す る 町 内 も い ま な お 多 い 「 六 道 さ ん 」 と 親 し ま れ 、 本 堂 前 を 六 道 の 辻 と 呼 ん で 、 ・ つ ・ ら ば ・ ル 田 中 緑 紅 『 京 の お 地 蔵 さ ん 』 に あ げ ら れ て い る 有 名 石 地 蔵 が な ら び 、 盂 蘭 盆 に は 京 の 人 た ち は こ こ に 集 ま し さ フ り よ う な 地 蔵 だ け で も 百 五 十 体 を 越 え る が 、 そ れ ぞ れ に 親 愛 っ て あ の 世 か ら 精 霊 を 呼 び 迎 え る 習 俗 が い ま も つ づ い 感 の あ る 名 が つ け ら れ て い る の も 、 地 蔵 信 仰 が い か に て い る 。 そ こ が 冥 途 へ の 通 路 だ と い う の で 、 寺 で は 帰 っ て く る 精 霊 を 迎 え る 鐘 を 打 ち 鳴 ら す 。 京 の 庶 民 に 深 く 広 く し み わ た っ て い た か と い う 事 実 を あ ら わ し て い る 。 た と え ば 、 あ こ や 地 蔵 、 汗 出 し 地 蔵 、 こ よ る 地 極 、 極 楽 の 思 六 地 蔵 信 仰 も そ う し た 六 道 説 ー 跡 追 い 地 蔵 、 油 掛 け 地 蔵 、 雨 乞 い 地 蔵 、 洗 い 地 蔵 、 雨 オ 想 に 基 づ い て い る 。 地 蔵 は 六 道 世 界 で 苦 し む 亡 者 を 救 止 地 蔵 、 い ば 地 蔵 、 引 導 地 蔵 、 い 地 蔵 、 お 首 地 蔵 、 う た め に 六 体 の 姿 に 分 身 し て あ ら わ れ る と い う も の だ 。 く ぎ ぶ ん し 親 恋 い 地 蔵 、 髪 掛 け 県 釘 抜 き 地 蔵 、 草 が み 地 蔵 、 も と は そ ろ っ て 祭 ら れ た ら し い が 、 の ち に 分 祀 さ れ る よ ね せ き そ ら ま め よ 、 つ に な っ た の で 、 そ れ を 巡 礼 す る 風 習 が お こ り 、 こ 草 よ け 地 蔵 、 鯉 地 蔵 、 米 地 蔵 、 咳 地 蔵 、 空 豆 地 蔵 、 蛸 ど ろ あ し 地 蔵 、 乳 房 地 蔵 、 土 止 め 県 牛 引 き 地 蔵 、 泥 足 地 蔵 、 れ を 六 地 蔵 巡 り と い う の で あ る 。 さ ら に 六 地 蔵 巡 り と 掛 け 地 蔵 、 歯 形 地 蔵 、 腹 帯 地 蔵 、 人 噬 い 地 蔵 、 槲 返 い う だ け で な く 、 四 十 八 か 所 地 蔵 廴 巛 り 、 二 十 四 か 所 巡 し 地 蔵 、 夢 見 地 蔵 、 夜 泣 き 地 蔵 : : : と い っ た 具 合 で あ 寺 町 三 十 六 か 所 巡 り と い っ た 地 蔵 巡 礼 が 、 京 都 で る 。 こ れ ら の 愛 称 を 一 覧 す る だ け で 、 地 蔵 さ ん が 庶 民 は 近 世 を つ う し て お こ な わ れ た 。 の 生 活 に 密 着 し 、 そ の 願 い や 感 情 を 託 さ れ て い た こ と 六 地 蔵 の 数 え 方 は 、 時 代 に よ っ て 異 同 が あ る 。 『 京 が わ か る 。 そ う し た 地 蔵 信 仰 は 中 世 に お こ り 、 室 町 期 都 の 歴 史 』 第 三 巻 に よ れ ば 、 室 町 時 代 、 普 通 は 高 西 寺 ま う と う ざ ん ま い い ん つ ま り 『 妖 怪 』 の 時 代 に 盛 ん に な り 、 近 世 に 引 き 継 が ( 西 院 の 高 山 寺 ) 、 宝 幢 三 昧 院 ( ) 、 矢 田 寺 、 星 光 れ た も の で あ る 。 寺 、 清 和 院 、 地 蔵 院 を さ し た が 、 末 期 に は 桂 地 蔵 な ど 六 地 蔵 信 仰 が 成 立 し た の も 室 町 時 代 末 期 で あ ろ う 。 新 興 の 地 蔵 が あ ら わ れ た と い う 。 現 在 の 六 地 蔵 は そ の や み あ ま ご

本の雑誌 12月号第40巻12号


本 の 雑 誌 の 本 集 ス 博 道 テ 久 西 牟 田 靖 本 で 床 は 抜 け る の か 愛 書 家 最 凶 の 悪 夢 到 来 ! ど う す る 、 こ の 窮 地 ? な せ 人 は 、 床 が 抜 け る ほ ど 本 を 溜 め て し ま う の か ? 電 子 化 、 売 却 、 書 庫 増 築 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 大 量 の 蔵 書 と 上 手 に つ き あ う に は ? 「 モ ノ と し て の 本 」 を め ぐ る 実 録 ノ ン フ ィ ク シ ョ ン 。 四 六 判 並 製 256 頁 定 価 ( 本 体 00 円 十 税 ) 木 村 晋 介 サ リ ン そ れ ぞ れ の 証 1995 年 3 月 20 日 そ の 時 、 な に が 起 き た の か 地 下 鉄 サ リ ン 事 件 か ら 20 年 、 あ の テ ロ は 、 オ ウ ム 真 理 教 の 事 件 と は な ん た っ た の か 。 32 人 の 証 言 で 明 か す 渾 身 の オ ー ラ ル ヒ ス ト リ ー ! 四 六 判 上 製 272 頁 定 価 ( 本 体 2000 円 十 税 ) 完 全 「 本 の 雑 誌 」 創 刊 号 ~ 10 号 復 刻 版 沖 ッ 日 ロ X セ ッ ト 初 期 10 冊 を 大 復 刻 ! 本 の 雑 誌 編 集 部 編 A5 判 冊 セ ッ ト 函 入 定 価 ( 本 体 5000 円 十 税 ) ☆ 書 店 で 見 か け な い 場 合 は 直 接 当 社 に 現 金 書 留 ま た は 郵 便 振 替 (OOI 50 ・ 3 ・ 50378 ) に て お 申 込 み 下 さ い 。 ( 送 料 当 社 負 担 ) 名 作 、 名 企 画 、 作 家 付 き ミ ス テ リ 編 集 者 と い う フ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル 東 都 書 房 、 宝 石 社 、 幻 影 城 。 「 マ ン ハ ン ト 」 に 「 ミ ス テ リ マ ガ ジ ン 」 ・ ・ 。 人 の 編 集 者 た ち が 、 偉 大 に し て と き に 、 、 異 ' な る 作 家 た ち と 作 り あ げ た 戦 後 日 本 ミ ス テ リ 史 。 四 六 判 並 製 304 頁 定 価 ( 本 体 2000 円 十 税 ) 新 保 本 で 床 は 抜 け る の か 西 牟 田 靖 本 の 第 社 平 中

写楽 仮名の悲劇


や お ぞ う 写 楽 は 市 川 高 麗 蔵 を 、 市 川 八 百 蔵 と 並 ん で 最 も 多 く 描 い て い る 。 こ れ は 高 麗 蔵 が 当 時 人 気 の 出 か か っ て い る 新 進 ス タ ー で あ っ た こ と に も よ る が 、 し か し そ れ 以 上 に 写 楽 が 高 麗 蔵 を 好 ん で い た か ら で は な い か と 思 う 。 三 代 目 市 川 高 麗 蔵 は 四 代 目 松 本 幸 四 郎 の 子 供 で あ り 、 安 永 元 年 、 父 の 名 を つ い で 高 麗 蔵 と な っ た 。 春 好 が こ の 高 麗 蔵 の 絵 を 描 い て い る 。 高 麗 蔵 の 特 徴 は 、 は な は だ 高 い 尖 っ た 鼻 で あ る 。 こ う い う 先 天 的 な 鼻 の 高 さ は 、 荒 事 の 役 者 で あ る 高 麗 蔵 に 幸 い し た に 違 い な い 。 鉤 型 の 眉 毛 、 鋭 い 目 、 高 い 鼻 、 へ の 字 型 の ロ と 、 そ し て 皺 。 春 好 ら し い 似 顔 紜 で あ る 。 の 春 英 の 描 い た 高 麗 蔵 の 絵 と 写 楽 お よ び 豊 国 の 描 い た 高 麗 蔵 の 絵 に つ い て は 、 す で に 第 六 章 か た き う ち の り や い ば な し で く わ し く 比 較 を し た 。 同 じ 寛 政 六 年 五 月 の 桐 座 『 佐 志 賀 大 3 敵 討 乗 合 話 』 の 志 賀 大 七 の 絵 掲 を 描 き な が ら 、 春 英 絵 と 写 楽 絵 と は 大 い に 異 な っ て い た 。 そ し て 写 楽 の 高 麗 蔵 は 、 寛 政 八 年 に 豊 国 が 描 い た 佐 々 木 巌 流 あ る い は 石 川 五 右 衛 門 と 思 わ れ る 高 麗 蔵 の 絵 に 、 は な は だ よ く 似 社 て い た の で あ る 。 豊 国 も ま た 、 こ の 市 川 高 麗 蔵 が 得 意 で あ っ た ら し く 、 高 麗 蔵 の 絵 を 「 役 者 舞 台 之 姿 絵 」 に お い て 少 な く と も 五 点 描 い て い る 。 そ し て こ の 豊 国 の 絵 と 写 楽 の 絵 と は 、 相 互 に た い へ ん よ く 似 て い る 。 そ の 一 つ 一 つ に つ い て 、 こ こ で 比 較 は 行 わ な い が 、 一 点 だ け 一 言 及 し て お き た い 絵 が あ る 。 大 正 十 四 年 、 豊 国 没 後 百 年 の 記 念 遺 作 展 の 出 品 作 を 集 め た 『 豊 国 浮 世 絵 集 』 ( 大 正 燔 年 雄 山 閣 ) に 、 私 は 次 の 図 を 見 出 し た 。 大 判 の 半 身 像 で 版 元 は 山 口 屋 忠 助 で あ る が 、 こ の 絵 は 写 楽 の 第 三 期 の 間 判 半 身 像 の 高 麗 蔵 の 絵 ( ロ 絵 8 ) と 瓜 二 つ で あ る 。 多 少 眉 毛 の 形

写楽


利 用 し た コ レ ク シ ョ ン 所 蔵 家 名 に つ い て は 、 基 本 的 に 本 書 の 初 版 段 階 で 判 明 し て い た 所 蔵 家 名 を 掲 載 し て い る が 、 浮 世 絵 の 所 蔵 が そ の 後 他 人 に 移 っ た こ と が 確 認 で き た も の に つ い て は 、 新 し い 所 蔵 家 名 を 載 せ た 。 E D B A 略 語 「 古 美 術 (Altkunst) 」 ー ベ ル リ ン グ イ ド ・ プ レ ッ ト ハ ウ ザ ー (GuidoBretthauser) 博 士 ー ミ ュ ン ヘ ン デ レ ン ベ ル グ (Derenberg) 博 士 ー ハ ン プ ル グ 聞 ・ べ ー レ ン ス (Behrens) 総 領 事 ー ハ ン プ ル グ 212

文藝 2015年 summer


前 の 財 産 を ほ ぼ そ の ま ま 活 用 し て い る と は い え 、 全 二 五 巻 中 一 〇 ー で あ る 。 ( 略 ) 各 職 場 の 本 棚 に 、 各 学 校 の 図 書 館 に 、 各 家 庭 の 巻 を 『 太 平 記 』 ( 尾 崎 士 郎 訳 ) 、 『 南 総 里 見 八 犬 伝 』 ( 白 井 喬 一 l) な リ ヴ ィ ン グ ・ ル ー ム に 備 え ら れ 御 愛 読 さ れ ん こ と を 切 望 す る 〉 ど 古 典 が 占 め る 。 ま た 、 近 現 代 文 学 で も 「 二 葉 亭 四 迷 ・ 樋 口 一 「 大 衆 化 」 の 時 代 を 迎 え 、 河 出 書 房 新 社 も ま た 、 会 社 で 学 校 で 家 葉 ・ 徳 富 蘆 花 集 ー か ら 「 森 鵐 外 集 」 「 島 崎 藤 村 集 」 「 夏 目 漱 石 集 」 、 庭 で 「 愛 さ れ る 」 全 集 を 目 ざ し て い た の だ 。 さ ら に 下 っ て 「 有 島 武 郎 集 、 「 芥 川 龍 之 介 集 」 と 、 明 治 ・ 大 正 ・ さ て 、 と ま あ 、 こ う し て 「 グ リ ー ン 版 世 界 文 学 全 集 」 と 「 ワ 昭 和 文 学 の 王 道 を 行 く 布 陣 で あ る 。 イ ン 版 日 本 文 学 全 集 ー を ベ ア で め で た く 世 に 送 り 出 し た 河 出 だ は た し て こ の 混 成 は 吉 と 出 た の か 凶 と 出 た の か 。 っ た が 、 じ つ は こ こ か ら 同 社 の 暴 走 ( 迷 走 ? ) が は じ ま る の で あ む ろ ん 河 出 は 勝 っ 気 満 々 で あ っ た 。 見 よ 、 こ の 「 当 社 は 他 社 と る 。 「 ワ イ ン 版 日 本 文 学 全 集 」 の 刊 行 が ま だ 続 行 中 の 一 九 六 〇 違 う の じ ゃ 」 と い い た げ な 「 刊 行 の こ と ば 」 を 。 年 代 中 後 半 に か け て 、 同 社 は 同 工 異 曲 の 全 集 を 「 こ れ で も か 」 と 〈 世 界 の ど こ の 国 の 文 学 で も 、 古 典 と 現 代 と を 切 り は な し て 体 系 い う ほ ど 出 し 続 け た の だ っ た 。 を 立 て る と こ ろ は な い 。 こ う し た 、 今 日 ま で の 日 本 文 学 全 集 に 欠 シ リ ー ズ 名 だ け 列 挙 す れ ば 、 「 日 本 文 学 全 集 現 代 編 」 ( 一 九 六 け て い た 性 格 を 補 い 、 日 本 文 学 に つ い て の か た よ っ た 傾 向 を 正 し 〇 年 5 ) 、 「 現 代 の 文 学 」 「 国 民 の 文 学 」 ( 以 上 一 九 六 三 年 5 ) 、 「 豪 た い 念 願 か ら 、 小 社 は 、 古 今 を 通 じ て た え ず 読 み 直 さ れ る に 値 い 華 版 日 本 文 学 全 集 」 第 一 集 ( 一 九 六 五 年 5 ) 、 「 カ ラ ー 版 日 本 す る も の を 精 選 し 、 現 代 人 の 精 神 の 糧 と し て こ こ に お く る 。 全 集 文 学 全 集 」 「 グ リ ー ン 版 日 本 文 学 全 集 」 「 カ ラ ー 版 国 民 の 文 学 」 流 行 の さ な か に あ え て 本 企 画 を 刊 行 す る ゆ え ん で あ る 。 / こ の 『 日 「 豪 華 版 日 本 文 学 全 集 」 第 二 集 、 「 豪 華 愛 蔵 版 日 本 文 学 全 集 ー 本 文 学 全 集 』 全 二 十 五 巻 は 、 二 〇 〇 〇 年 を こ え る 日 本 民 族 の 文 学 ( 以 上 一 九 六 七 年 5 ) 。 的 所 産 と し て 、 古 代 か ら 現 代 ま で の 古 典 ・ 新 古 典 を 厳 選 し て 、 手 こ の 中 で 特 筆 す べ き も の が あ る と し た ら 、 「 河 出 書 房 創 業 七 七 ご ろ な 形 に お い て ま と め た 〉 年 記 念 出 版 」 を 銘 打 っ た ( な ん や 半 端 な 数 字 だ け ど ) 「 現 代 の 文 学 」 古 典 と 近 現 代 文 学 を 区 別 し な い わ が 方 式 こ そ が 国 際 ス タ ン ダ ー 全 四 三 巻 だ ろ う 。 「 ワ イ ン 版 」 の 後 に 続 く こ の シ リ ー ズ は 、 ま さ ド で あ る 、 と ど う し た っ て 主 張 し た い 河 出 書 房 新 社 。 〈 二 〇 〇 〇 に 「 大 衆 化 路 線 」 を ね ら っ た 全 集 で 、 松 本 清 張 、 石 坂 洋 次 郎 と い 年 を こ え る 日 本 民 族 の 文 学 的 所 産 〉 と は ま た 大 き く 出 た も の だ が っ た 当 代 の 人 気 作 家 を 含 め た ほ か 、 「 作 家 の カ ラ ー 写 真 と 筆 蹟 」 ( 「 二 〇 〇 〇 年 」 は 河 出 が 全 集 を 宣 伝 す る 際 の 決 ま り 文 句 ) 、 一 方 、 「 美 し い 挿 画 入 り , な ど に 特 徴 が あ っ た 。 パ ン フ レ ッ ト に 記 さ れ た 〈 あ な た に お く る 川 大 特 色 〉 の 一 〇 番 同 じ 「 刊 行 の こ と ば 」 に は 次 の よ う な 一 文 も 見 え る 。 〈 本 全 集 は 、 各 人 が 信 頼 し て 常 備 で き る 手 ご ろ な 巻 数 ・ 買 い や す 目 に は 〈 楽 し い 家 庭 ラ イ ブ ラ リ ー の 愛 蔵 本 と し て 好 適 、 ハ ン デ ィ い 定 価 ・ ハ ン デ ィ な 判 型 を も っ た ス マ ー ト な ホ ー ム ・ ラ イ ブ ラ リ な コ ン パ ク ト サ イ ズ な の で 、 通 勤 の 車 中 で も 、 読 書 会 で も 、 デ ィ 3 ラ 0

図書 2016年8月


探 険 隊 の 後 援 会 幹 事 と し て 、 資 金 集 め の 二 八 ) 年 、 私 塾 を 抜 け 出 し て 上 京 、 印 刷 に 言 え ば 、 野 間 清 治 が 『 私 の 半 生 』 と い 先 頭 に 立 っ た こ と で も 知 ら れ て い る 。 工 場 で 職 工 と し て 働 き 始 め る 。 た だ し 、 う 自 伝 を 出 版 し た の も 、 同 じ く 一 九 三 六 村 上 俊 蔵 の 経 歴 は と い う と 、 一 八 七 一 一 そ の 担 当 は 、 吾 一 少 年 と は 異 な り 、 輪 転 年 の こ と で あ る 。 ( 明 治 五 ) 年 、 現 在 の 静 岡 県 浜 松 市 生 ま 機 を 回 転 さ せ る 仕 事 だ っ た ら し い 。 と な れ ば 、 『 路 傍 の 石 』 の 愛 川 吾 一 に れ 。 あ る 程 度 の 苦 学 を し て い る 点 だ け は 佐 藤 少 年 は や が て 、 印 刷 会 社 の 重 役 に は 、 野 間 清 治 、 村 上 俊 蔵 、 佐 藤 義 亮 の 少 愛 川 吾 一 と 似 て い る が 、 そ れ 以 外 に 目 立 文 才 を 見 込 ま れ 、 校 正 係 に 抜 擢 さ れ た 。 な く と も 三 人 の 出 版 創 業 者 の 経 歴 が 、 溶 っ た 共 通 点 は な い 。 と は い え 、 雑 誌 の 内 と い う と こ ろ は 、 吾 一 少 年 の 経 歴 と か し 込 ま れ て い る と 考 え て よ さ そ う だ 。 容 的 に 見 て 、 山 本 有 三 が 『 成 功 の 友 』 を 似 て い る 。 そ の 後 、 佐 藤 義 亮 は 、 苦 労 を も っ と 探 せ ば 、 吾 一 と 部 分 的 に 似 た 経 歴 考 え 出 し た と き 、 村 上 俊 蔵 の 『 成 功 』 が 重 ね な が ら も 、 一 九 〇 四 ( 明 治 三 七 ) 年 に を 持 っ さ ら に ほ か の 出 版 創 業 者 が 見 つ か 念 頭 に あ っ た こ と は 、 間 違 い な か ろ う 。 新 潮 社 を 創 業 、 文 芸 雑 誌 『 新 潮 』 を 発 刊 る 可 能 性 だ っ て 、 否 定 は で き な い 。 吾 一 青 年 の 新 雑 誌 は 、 小 説 家 の 空 想 の 産 す る の で あ る 。 そ れ は 、 単 な る ″ モ デ ル 探 し 〃 の 域 を 物 で は な い の で あ る 。 山 本 有 三 は 、 連 載 打 ち 切 り の 際 に 『 主 超 え て い る だ ろ う 、 と ぼ く は 思 う の だ 。 と こ ろ で 、 出 版 創 業 者 と し て の 愛 川 吾 婦 之 友 』 に 掲 載 し た 「 ペ ン を 折 る 」 と い 明 治 の 後 半 、 多 く の 出 版 創 業 者 た ち 一 に つ い て は 、 も う 一 つ 、 注 意 す べ き 特 う 文 章 で 、 『 路 傍 の 石 』 の 構 想 を 得 た の が 、 日 本 の 近 代 的 な 出 版 業 界 を 創 り 出 し 徴 が あ る 。 そ れ は 、 印 刷 工 場 で 働 い て い は 一 九 三 六 ( 昭 和 一 一 ) 年 の こ と だ っ た 、 て い っ た 。 そ の 一 つ の 象 徴 と し て 、 愛 川 た 、 と い う こ と だ 。 そ し て 、 こ の 特 徴 に と 記 し て い る 。 佐 藤 義 亮 が 『 新 潮 社 四 十 吾 一 を 描 く 。 そ れ こ そ が 、 『 路 傍 の 当 て は ま る 出 版 創 業 者 も 、 実 在 す る 。 そ 年 』 に 、 自 己 の 半 生 を 回 想 し た 「 出 版 お 石 』 で 山 本 有 三 が 意 図 し た こ と で は な か 」 - り ・ よ う れ は 、 新 潮 社 の 佐 藤 義 亮 で あ る 。 も い で 話 」 を 載 せ た の が 、 ち ょ う ど こ の っ た ろ う か 。 一 八 七 八 ( 明 治 一 一 ) 年 、 現 在 の 秋 田 県 年 。 こ の 本 は 非 売 品 だ が 、 有 三 は 以 前 か ( え ん ま ん じ じ ろ う ・ 編 集 者 ) 仙 北 市 に 生 ま れ た 佐 藤 義 亮 は 、 小 学 校 卒 ら 新 潮 社 と は 深 い 関 係 が あ り 、 「 出 版 お 業 後 、 師 範 学 校 へ の 進 学 を 目 指 し て 私 塾 も い で 話 」 に も 名 前 が 出 て い る ほ ど だ か で 勉 強 を 続 け て い た が 、 一 八 九 五 ( 明 治 ら 、 こ の 本 を 贈 ら れ た に 違 い な い 。 さ ら ぜ ん に く

きまぐれロボット (新・名作の愛蔵版)


な か い な が い ペ ン ギ ン の 話 い ぬ い と み こ ・ 作 山 田 三 郎 ・ 絵 チ ョ コ レ ー ト 戦 争 大 石 真 ・ 作 北 田 卓 史 ・ 絵 版 愛 ち び つ こ カ ム の 劬 ぼ う け ん 名 神 沢 利 子 ・ 作 山 田 三 郎 ・ 絵 き ま ぐ れ ロ ボ ッ ト 星 新 一 ・ 作 和 田 誠 ・ 絵 ぼ け っ と に い つ ば い 今 江 祥 智 ・ 作 長 新 太 ・ 絵 篳 0 ぼ く は 王 さ ま へ ん な 怪 獣 寺 村 輝 夫 ・ 作 和 田 誠 ・ 絵 星 新 一 ・ 作 和 田 誠 ・ 絵 北 極 の ノ 月 カ ム ー シ カ ミ ー シ カ く る た び に い ぬ い と み こ ・ 作 瀬 川 康 男 ・ 絵 お お え ひ で ・ 作 篠 原 勝 之 ・ 絵 目 を さ ま せ 宿 題 ひ き う け ト ラ ゴ ロ ウ 株 式 会 社 小 沢 正 ・ 作 井 上 洋 介 ・ 絵 古 田 足 日 ・ 作 長 野 ヒ デ 子 ・ 絵 べ ロ 出 し お と う さ ん が チ ョ ン マ い っ ぱ い 斎 藤 隆 介 ・ 作 滝 平 ニ 郎 ・ 絵 三 田 村 信 行 ・ 作 佐 々 木 マ キ ・ 絵 て の ひ ら 島 は モ チ モ チ の 木 ど こ に あ る 斎 藤 隆 介 ・ 作 滝 平 ニ 郎 ・ 絵 佐 藤 さ と る ・ 作 林 静 一 ・ 絵