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検索対象: 日本の天然記念物 3 植物Ⅰ

日本の天然記念物 3 植物Ⅰから 140件ヒットしました。

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


ド を な 病 こ ま ボ ロ ジ ノ ニ シ キ ソ ウ は ミ ク ロ ネ シ ア や 実 が 島 民 の 食 用 に も な っ て い る ア ッ パ ク オ ー ス ト ラ リ ア か ら と び 離 れ て こ こ に 分 布 す コ 。 南 大 東 島 の ほ か 、 ハ ワ イ 、 小 笠 原 に 分 布 す る 。 0 石 波 の 海 岸 樹 林 ( 宮 崎 ) 野 猿 の 生 息 地 幸 島 ( 第 1 巻 参 照 ) と 向 か い あ っ た 本 土 側 海 岸 に あ り 、 亜 生 植 物 の 多 い 天 然 防 ) 木 と な っ て い る 。 長 さ 1500 メ ー ト ル に お よ ぶ 。 0 南 大 東 島 東 海 岸 植 物 群 落 ( 沖 縄 ) 波 し ぶ き を 浴 び る 岩 石 也 帯 に 、 島 内 の 開 拓 か ら と り 残 さ れ て 植 物 群 落 カ 夥 も し て い る 。 を ご 、 、 ツ ・ に ー 擘

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


海 浜 の 植 物 群 落 お お し ま 0 大 島 海 浜 植 物 群 落 ( 東 京 ) 伊 豆 大 島 の 海 岸 の 崖 上 に 土 し た 海 直 物 の 群 落 。 海 を 見 下 ろ す 一 帯 は オ オ シ マ ハ イ ネ ズ が び っ し り 繁 茂 し 、 後 方 の ト べ ラ を 中 心 と し た 海 岸 林 に 続 い て い る 。 ス カ シ ュ リ ・ ツ ワ プ キ ・ ア シ タ バ な ど 海 岸 を 特 色 づ け る 植 物 も 見 ら れ る 。 伊 豆 半 島 か ら 伊 豆 諸 島 の 海 岸 に 多 く 見 ら ① 細 長 い イ ソ ギ ク の 葉 の 表 面 は 白 い 腺 点 て 、 オ オ シ マ ハ イ ネ ズ は 海 岸 に 生 え る 常 緑 低 れ る ガ ク ア ジ サ イ 。 中 央 に 小 花 が 多 数 集 ま り 、 木 て 、 、 低 く は う よ う に 枝 カ イ 申 び る 。 ハ マ ハ イ 囲 ま れ 、 真 上 か ら 見 る と 重 な り あ っ た 葉 が 美 ま わ り に 萼 の 変 化 し た 飾 り 花 が つ く 。 し い 模 様 と な る 。 秋 に は 中 央 に 黄 花 を つ け る 。 ネ ズ 、 オ キ ナ ワ ハ イ ネ ズ と も よ ば れ る 針 葉 樹 。

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


い し な み 石 波 の 海 岸 樹 林 指 昭 和 26 年 6 月 9 日 所 宮 崎 県 串 間 市 市 木 闇 農 林 水 産 省 * 串 間 市 市 木 の 野 猿 の 生 息 地 て 、 有 名 な 幸 南 大 東 島 は 沖 縄 本 島 の 東 方 約 360 キ ロ れ き ち 島 の 本 上 側 海 岸 の 礫 地 に 発 達 し た 亜 牆 メ ー ト ル の 太 平 洋 上 に 浮 か ぶ ほ ば 円 形 の 性 植 物 の 多 い 天 然 防 ) 嚇 そ の 莫 は 幅 島 て 、 、 南 ボ ロ ジ ノ 島 と も 呼 ば れ て い る 。 り ゆ う き か ん 約 150 メ ー ト ル 、 長 さ 1500 メ ー ト ル に お 島 は ド ー ナ ッ 形 を し た 典 型 的 な 隆 起 環 よ び 、 林 内 に は 84 科 251 種 類 の 植 物 カ 寉 礁 か ら な り 、 島 の ま わ り は 岩 礁 の 断 崖 と な っ て い る 。 島 の 中 央 は 盆 地 状 て 、 、 面 認 さ れ て い る 。 こ の 中 心 部 の 林 分 は 、 高 木 層 に タ ブ ノ サ ト ウ キ ビ 畑 カ 昿 が っ て い る 。 南 大 東 島 キ ・ ヤ プ ニ ッ ケ イ ・ ホ ル ト ノ キ ・ ノ ヾ ク チ 東 海 岸 植 物 群 落 は 、 島 の 東 部 に 生 育 す る ノ キ が 多 く 、 亜 高 木 層 に は ヒ メ ユ ズ リ 海 岸 植 生 て 、 あ る 。 明 治 25 年 ( 1892 ) 、 こ の ハ ・ ヤ ブ ッ ノ ヾ キ ・ タ イ ミ ン タ チ バ ナ 等 が 地 に 日 本 海 軍 カ 陸 陸 し 、 記 念 と し て ヨ 主 か い 9 ヾ ー セ ン ト 以 - E の 植 被 率 て 、 覆 い 、 林 内 を 建 て た の て 、 、 島 の 人 々 は こ の 場 所 を 海 ぐ ん ば う は 暗 い 。 低 木 層 に は ギ ョ ク シ ン カ ・ タ チ 軍 棒 と 呼 ん て 、 い る 。 大 東 島 は 、 明 治 32 年 た ま き は ん え も ん バ ナ ・ イ ソ ヤ マ ア オ キ ・ ハ ク サ ン ボ ク ・ ( 1899 ) 、 八 丈 島 出 身 の 玉 置 半 右 衛 門 ら オ オ ム ラ サ キ シ キ プ 等 が 目 立 ち 、 林 床 に 23 人 が サ ト ウ キ ビ 作 地 と し て 開 拓 し て 以 は ア オ ノ ク マ タ ケ ラ ン ・ オ オ イ ワ ヒ ト 来 、 内 陸 部 の ビ ロ ウ を 中 心 と し た 自 然 林 デ ・ ホ ソ ノ ヾ カ ナ ワ ラ ビ ・ ム サ シ ア プ ミ が 伐 採 さ れ 、 耕 作 地 と な っ た が 、 海 岸 の ナ ン ゴ ク ウ ラ シ マ ソ ウ ・ エ ダ ウ チ チ ジ ミ 岩 礁 地 帯 は 自 然 伏 態 の ま ま 残 さ れ た 。 東 ザ サ が 多 い 。 ま た 、 ハ カ マ カ ズ ラ ・ ハ マ 海 岸 植 物 群 落 は 、 荒 波 の 打 ち 砕 け る 岩 礁 サ ル ト リ イ バ ラ ・ フ ウ ト ウ カ ズ ラ ・ サ カ 地 帯 に 、 潮 の し ぶ き を 受 け な が ら 、 島 の キ カ ズ ラ ・ キ ジ ョ ラ ン ・ テ リ ハ ツ ル ウ メ 成 立 し た 歴 史 と と も に 生 き て き た 。 モ ド キ 等 の つ る 植 物 が 一 ヒ 層 ま て 、 は い 上 が こ の 海 岸 植 物 に は 、 塩 生 植 物 の シ ロ ミ り 、 ジ ャ ン グ ル の 様 相 を 呈 し て い る 。 し ル ス ペ リ ヒ ュ 、 岩 に 固 着 し て 生 活 し て い か し 、 モ ク タ チ バ ナ や シ ョ ウ べ ン ノ キ ・ る イ ソ フ サ ギ 、 ハ ワ イ と 小 笠 原 に 分 布 す フ カ ノ キ が 見 当 た ら す 、 ま た 樹 高 も 10 る 低 木 の ア ッ パ ク コ ( 島 の 人 は 実 を 食 用 メ ー ト ル 以 下 て 、 あ る こ と か ら 、 遷 移 途 - E と し て い る ) 、 ミ ク ロ ネ シ ア や オ ー ス ト ラ の ム サ シ ア プ ミ ー タ フ 羊 集 て 、 あ ろ う 。 リ ア か ら か け 離 れ て 分 布 す る ボ ロ ジ ノ ニ こ の 材 木 に は 、 ミ カ ン 科 の タ チ バ ナ の シ キ ソ ウ 、 大 東 島 固 有 の ウ ス ジ ロ イ ソ マ 老 木 が 多 生 し 、 ハ カ マ カ ズ ラ ・ ギ ョ ク シ ツ ・ オ オ ソ ナ レ ム グ ラ な ど が 群 生 し 、 我 ン カ ・ リ ュ ウ キ ュ ウ ヌ ス ビ ト ハ ギ ・ イ モ が 国 て 、 他 に 類 を 見 な い 植 物 群 落 が 分 布 し ネ ャ ガ ラ 等 の 亜 性 の 希 産 植 物 が 生 育 て い る 。 こ の 他 、 ミ ズ ガ ン ヒ 。 群 落 ・ シ オ し 、 ま た 日 本 に は 希 有 な 礫 . に の 海 岸 材 木 カ ゼ テ ン ツ キ 群 落 、 内 陸 側 に ク サ ト べ て 、 あ る こ と は 特 筆 す べ き て 、 あ る 。 な お 、 ラ ・ モ ン パ ノ キ か ら な る 低 木 林 が 発 達 し オ 家 に は ハ マ ボ ウ 群 落 や ハ マ オ モ ト 群 落 て い る 。 こ れ ら の 貴 重 な 海 岸 植 生 も 、 近 ( 外 山 三 郎 = 宮 崎 、 南 谷 忠 志 ) も み ら れ る 。 年 、 上 木 工 事 や さ ん ご 石 灰 岩 採 掘 に よ っ て 次 第 に 破 壊 さ れ つ つ あ る 。 ( 宮 城 康 一 ) み な み だ い と う じ ま 南 大 東 島 東 海 岸 植 物 群 落 指 昭 和 50 年 3 月 絽 日 所 沖 縄 県 島 尻 郡 南 大 東 村 海 浜 の 植 物 群 落 ・ 81

日本の天然記念物 3 植物Ⅰ


愛 ぃ ケ を イ ご を キ 三 、 ー こ 警 冫 ~ を 4 ~ ぃ た っ し ま ① 辰 の 島 海 浜 植 物 群 落 ( 長 崎 ) 辰 の 島 は 壱 岐 島 の 2 キ ロ 北 に あ る 平 ら な 島 て 、 言 尉 直 物 の う ち ハ イ ビ ャ ク シ ン の 群 落 ( 左 ) は 特 に 貴 重 な も の て 、 あ る 。 右 上 は ハ イ ビ ャ ク シ ン の 鬼 ボ タ ン ボ ウ フ ウ 佑 ー ド ) な ど 砂 ~ 芋 有 の 植 物 も 多 い ① 室 戸 岬 亜 熱 樹 林 お よ び 海 岸 植 物 群 落 ( 高 知 ) 岩 と 小 石 ば か り の 岬 の 海 岸 に は 、 荒 皮 や 台 風 を 受 け な が ら 、 海 岸 植 物 が 群 生 し て い る 。 シ オ ギ ク ( 右 (E) は 四 国 東 部 の 海 岸 の 固 有 種 て 、 、 ア ゼ ト ウ ナ ( 右 ー ド ) と と も に 晩 秋 か ら 咲 き は じ め る 。 ( 亜 熱 壯 抃 木 は 4 巻 35 ペ ー ジ 参 照 )

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海 ~ 植 物 群 落 海 岸 も 植 物 の 生 育 に 楽 な 環 境 て 、 は な い 。 砂 丘 地 は 砂 の 移 動 が 激 し く 、 砂 浜 は 大 波 の 被 害 が あ る 。 が け 地 や ' こ に 見 る 群 落 は 、 景 観 上 か ら も 、 生 態 研 究 上 岩 場 は い つ も 強 い 塩 風 に さ ら さ れ 、 ま た 根 を 張 る 上 壌 に 乏 し い か ら も 興 味 深 い 。 海 岸 線 て 、 囲 ま れ た 日 本 て 、 は あ る が 、 特 色 あ る 海 浜 群 落 の 残 る と こ ろ は 少 な く な っ て い る 。 お お し ま 大 島 海 浜 植 物 群 落 指 昭 和 26 年 6 月 9 日 所 東 京 都 大 島 町 泉 津 置 東 京 都 大 島 公 園 の 海 岸 遊 歩 道 に そ っ て み ら れ る 海 岸 の 崖 上 の 群 落 て 、 あ る 。 岸 の す ぐ 上 は オ オ シ マ ハ イ ネ ズ が お お い 、 後 方 の ト べ ラ な ど の 海 岸 林 に 続 い て い る 。 ハ イ ネ ズ は 普 通 、 海 岸 砂 丘 の 後 方 に 、 砂 を と ら え て 砂 丘 を 作 り 生 育 し て い る 。 し か し こ こ て 、 は 低 く は う 性 質 を 発 揮 し て 、 風 当 た り の 最 も 強 い 所 を 占 め て い る 。 海 岸 の 岸 の 群 落 は 一 ヨ 殳 に 草 本 帯 と 木 本 帯 と に 分 か れ る が 、 大 島 て 、 は 草 本 帯 の 発 達 が 悪 い 木 本 帯 に は 帯 状 の 構 造 が み ら れ 、 最 則 部 は オ オ シ マ ハ イ ネ ズ 、 そ の 後 方 は シ ャ リ ン バ イ 、 さ ら に ト べ ラ ・ ヤ プ ニ ッ ケ イ ・ ヒ メ ュ ズ リ ハ ・ ス ダ ジ イ と 優 占 種 が 変 わ っ て い く 。 ャ ブ ッ パ キ や ヒ サ カ キ は ヤ プ ニ ッ ケ イ 帯 に 多 く 出 現 し て い る 。 こ の よ う な 帯 状 構 造 は 塩 風 害 に よ る 環 境 圧 と 、 種 間 競 争 と の 関 係 て 。 て 、 き た も の て 、 あ る 。 塩 風 害 に よ る 環 上 司 薹 匸 が 弱 ま る と 、 樹 咼 の 高 い 種 類 が 樹 高 の 低 い 種 類 を 圧 迫 し 、 群 落 の 高 さ も 高 く な り 、 よ り 高 い 樹 木 の 割 合 が 多 く な る 。 ヒ メ ュ ズ リ ハ 帯 ま て 、 が 塩 風 害 に よ っ て 群 落 の 高 さ を お さ え ら れ て い る 林 て 、 、 そ の う し ろ の ス ダ ジ イ 林 は 塩 風 害 の 影 響 の 小 さ い 森 林 て 、 あ る 。 崖 ー の 群 落 は ハ イ ネ ズ 帯 を 欠 き 、 シ ャ リ ン バ イ ・ ト べ ラ ・ ヤ プ ニ ッ ケ イ ・ ヒ サ カ キ な ど の 混 在 す る 海 岸 林 が 崖 上 に 成 立 し 、 咼 く な る に つ れ 、 ヤ プ ニ ッ ケ イ ・ ヒ サ カ キ ・ ヤ ブ ッ パ キ の 割 合 が ふ え 、 さ ら に ヒ メ ュ ズ リ ハ の 割 合 が 多 く な る 例 が 一 般 に み ら れ る 。 オ オ シ マ ハ イ ネ ズ 帯 は 風 当 た り の 強 い 所 に だ け 分 布 し て い る 。 ( 延 原 肇 ) 76 ・ 海 浜 の 植 物 群 落 あ っ け し 厚 岸 湖 牡 蠣 島 の 植 物 群 落 大 正 年 3 月 3 日 所 北 海 道 厚 岸 郡 厚 岸 町 間 厚 岸 町 あ っ け し 厚 岸 湖 は 道 也 方 太 平 洋 岸 の 厚 岸 湾 に 連 な 湖 ( 海 水 と 淡 水 力 鯤 合 し た 湖 ) て 、 あ る 。 湖 は 長 径 7 キ ロ メ ー ト ル 、 短 径 5 キ ロ メ ー ト ル の 楕 円 状 て 、 、 水 底 は 本 さ ん ご し よ う に 浅 い 。 湖 中 に は 珊 焦 に 似 た 牡 蠣 島 と 呼 ば れ る 扁 平 な 小 島 が 、 第 朝 時 て 、 64 個 、 満 潮 時 て 、 も 十 数 個 ( 指 定 当 時 ) 散 在 し て い る 。 こ れ ら の 島 は い ず れ も 牡 蠣 の 貝 殻 層 か ら な り 、 そ の 上 に ス ガ モ な ど の 海 草 が 堆 積 ・ 分 解 し て ) 爾 直 - 上 化 し た も の て 形 成 さ れ て い る 。 牡 蠣 島 の 形 成 は 一 種 の 生 態 遷 移 て 、 も あ る の て 、 、 島 に 生 育 す る 植 物 の 群 落 も ま た 、 島 の 形 成 段 階 や 潮 風 、 海 水 等 周 囲 の 状 況 に 応 じ た 発 達 状 態 を 示 し て い る 。 ま た ア ッ ケ シ ソ ウ を 中 心 と す る 塩 生 植 物 群 落 が 著 し く 、 こ れ ら の 点 か ら 大 正 10 年 ( 1921 ) に 、 湖 の 入 り 口 部 分 の 10 島 が 天 然 記 ; ま 物 に 指 定 さ れ た 。 指 定 地 に 自 生 し て い る 植 物 は 、 昭 和 14 年 ( 1939 ) の 調 査 て 、 は 48 種 を 数 え 、 そ の う ち 海 浜 性 要 素 は 20 種 、 塩 湿 性 要 素 12 種 、 湿 ・ 適 匪 要 素 9 種 、 雑 草 的 要 素 7 種 て 、 、 全 体 と し て は 海 浜 ・ 塩 生 要 素 が 多 か っ た 。 昭 和 31 年 ( 1956 ) の 調 査 て 、 は 19 種 に 減 少 し た が 、 そ の う ち 16 種 は 海 浜 ・ 塩 生 要 素 て 、 あ る 。 海 浜 要 素 に は ホ ソ バ ノ ハ マ ア カ サ ・ エ ゾ オ グ ル マ ・ ハ マ ニ ン ニ ク が 多 く 、 塩 生 要 素 に は ア ッ ケ シ ソ ウ ・ ウ シ オ ッ メ ク サ ・ ウ ミ ミ ド リ ・ シ バ ナ な ど が あ っ た 。 植 物 群 落 て 、 は ハ マ ニ ン ニ ク ・ エ ゾ オ グ ル マ 群 落 、 ア ッ ケ シ ソ ウ 群 落 と シ バ ナ ー ウ ミ ミ ド リ 群 落 が 代 表 的 な も の て 、 あ り 、 全 般 に 塩 生 植 牛 刎 羊 落 の 発 達 て 特 色 づ け ら れ て い た 。 現 在 、 厚 岸 湖 の せ ん い 牡 蠣 島 は し ば し ば 波 浪 や 流 水 に よ っ て 被 害 を 受 け 、 そ の う え 地 盤 沈 下 や 昭 和 35 年 ( 1960 ) の チ リ : 翡 皮 の 影 響 て 地 形 が 高 化 し 、 植 物 群 落 に 衰 退 が み ら れ る が 、 ア ッ ケ シ ソ ウ に 関 し て は 地 元 て 、 の 保 護 ・ 保 存 の 努 力 が 積 極 的 に な さ れ て い る 。 な お 、 ア ッ ケ シ ソ ウ は ア カ ザ 科 ア ッ ケ シ ソ ウ 属 の 一 年 生 草 本 て 、 、 広 く 北 半 球 の 塩 湿 地 に 分 布 す る 。 和 名 は 我 が 国 最 初 の 採 集 地 、 、 厚 岸 、 、 に ち な ん て 、 宮 部 金 吾 博 士 に よ っ て 命 名 さ れ た 。 太 東 海 浜 植 物 群 落 指 大 正 9 年 7 月 ロ 日 た い と う か い ひ ん ( 伊 藤 浩 司 ) 昭 和 32 年 7 月 引 日 ( 名 称 変 更 ) 所 千 葉 県 夷 隅 郡 岬 町 太 東 岬 間 岬 町 太 東 岬 は 、 約 60 キ ロ メ ー ト ル に 及 ぶ 九 十 丿 し 里 浜 の 、 南 端 に 位 置 し て い る 。 指 定 地 は 岬 の 南 側 の 、 低 い 海 岸 線 に あ る 。 天 然 記 念 物 と し て は も っ と も 古 い 歴 史 を も っ て い る 。 指 定 の 理 由 と し て は 、 「 種 々 か ん ば く の 常 績 蘿 木 が 海 岸 に 沿 っ て 密 生 す る 天 然 の 海 岸 防 厘 は 木 」 と い う こ と て 、 、 お そ ら く 海 岸 林 と 周 囲 の 海 浜 群 落 を あ わ せ て 、 中 部 日 本 の 典 型 的 な 所 と し た の て 、 あ ろ う 。 し か し 現 状 は 、 当 時 の 面 影 は ほ と ん ど 失 わ れ て い る 。 そ の 最 大 の 理 由 は 、 激 し い 海 食 て 、 あ る 。 崖 も 砂 浜 も 年 々 後 退 を 続 け 、 岬 の 上 の 灯 台 は 後 方 に 移 転 し 、 江 戸 日 罸 & に あ っ た 集 落 も 全 く 海 中 に 没 し て し ま っ た 。 当 初 の 指 定 地 の 大 半 も 海 の 中 に な り 、 近 年 の 護 岸 工 事 に よ っ て 、 か ろ う じ て ク ロ マ ッ 林 の 一 部 が 残 さ れ た 。 そ の マ ツ も す べ て 本 ヒ し て 、 現 在 は 海 岸 性 の 低 木 オ 村 ご け が 残 っ て い る 。 護 岸 に 沿 っ た 囲 柵 の 中 に 天 然 記 勿 の 標 柱 が あ る 。 低 木 林 は 、 前 面 は マ サ キ ・ ト べ ラ ・ ヤ

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た っ し ま か い ひ ん 辰 の 島 海 浜 植 物 群 落 指 昭 和 42 年 2 月 ロ 日 所 長 崎 県 壱 岐 郡 勝 本 町 間 勝 本 町 辰 の 島 は 長 崎 県 壱 岐 島 の 2 キ ロ 北 に あ る 。 面 積 は 16 ヘ ク タ ー ル の 低 く て 平 ら な 島 て 、 、 両 側 の や や 高 所 の 間 に 砂 浜 が 広 が る 。 咼 所 に は 、 ク ロ マ ツ ・ ハ マ ビ ワ ・ ト べ ラ ・ ハ マ ヒ サ カ キ ・ マ ル バ グ ミ な ど の 海 岸 低 木 群 落 が 発 達 し て い る 。 砂 浜 に は 大 別 し て 三 つ の 植 物 群 落 が 発 達 す る 。 最 前 線 の 植 物 が 生 え て い な い 砂 浜 に つ づ い て は 、 コ ウ ボ ウ ム ギ と ハ マ グ ル マ 群 落 が あ る 。 コ ウ ボ ウ ム ギ ・ ハ マ グ ル マ の ほ か に 、 ケ カ モ ノ ハ シ ・ オ ニ シ ノ ヾ ・ ハ マ ボ ウ フ ウ ・ カ ワ ラ ヨ モ ギ ・ ノ 、 マ ム ギ ・ ハ マ ヒ ル ガ オ ・ ハ マ ダ イ コ ン ・ ハ マ ェ ン ド ウ な ど 、 砂 ~ 芋 有 の 植 物 を 生 す る 。 こ の 群 落 に つ づ い て 、 ハ マ ゴ ウ 群 落 が 発 達 す る 。 ハ マ ゴ ウ は 砂 の 移 動 が 少 な い 安 定 し た 砂 浜 に 生 育 す る 木 本 植 物 て 、 、 テ リ ハ ツ ル ウ メ モ ド キ ( 木 本 ) ・ ハ マ べ ノ ギ ク ・ チ ガ ヤ ( 草 本 ) の ほ か 、 上 記 の 砂 浜 性 草 本 植 物 と 共 に 群 落 を 形 成 し て い る 。 砂 浜 の 項 部 に は ハ イ ビ ャ ク シ ン 群 落 が あ る 。 こ は 立 地 が 安 定 し て い て 、 ハ イ ビ ヤ ク シ ン ・ ハ マ ゴ ウ ・ テ リ ノ 、 ツ ル ウ メ モ ド キ 、 背 丈 の ひ く い マ ル バ シ ャ リ ン バ イ や ク ロ マ ツ ・ ト べ ラ な ど の 木 本 植 物 が 生 育 し て い る 。 前 記 の 草 イ 直 物 も あ る が 生 育 量 は ず っ と 少 な く な っ て い る 。 以 の 三 つ の 砂 浜 群 落 が こ こ に 典 型 的 な 配 列 を も っ て 発 達 し て い る 。 と く に 注 目 さ れ る の は ハ イ ビ ャ ク シ ン て 、 あ る 。 本 種 は 海 岸 生 の 裸 子 植 物 て 、 、 朝 鮮 半 島 の 限 ら れ た 場 所 の ほ か 、 わ が 国 て 、 は 対 馬 の 北 端 と 東 側 の 海 岸 の 数 カ 所 、 福 岡 県 沖 の 島 、 ま だ ら 佐 賀 県 馬 渡 島 、 長 崎 県 壱 岐 の 辰 の 島 、 若 宮 島 、 名 島 島 、 五 島 列 島 の 美 良 島 に し か 分 布 し て い な い 。 こ れ ら の 分 布 地 の う ち 、 天 然 記 勿 ( 国 指 定 ) と な っ て い る の は 、 辰 の 島 の 群 落 だ け て 、 あ る 。 ハ イ ビ ャ ク シ ン は 、 砂 浜 ま た は 海 岸 岸 地 に 群 落 を つ く る 。 辰 の 島 て 、 は 崖 地 に も 80 ・ 海 浜 の 植 物 群 落 あ り 、 他 の 分 布 地 て 、 は 崖 地 に 生 育 す る 例 が 多 い 。 い ず れ の 場 合 も 、 地 面 を は っ て 枝 が 伸 長 し 、 そ の 枝 か ら 発 根 し て 伸 長 を つ づ け る の て 、 、 よ く 発 達 し た も の て 、 は ど こ が 株 元 か わ か ら な く な る ほ ど 四 方 に 広 が る 。 幹 の 回 り 20 セ ン チ 、 長 さ 10 メ ー ト ル に 達 し て い た 例 も あ る 。 辰 の 島 の 海 浜 群 落 が 天 然 記 勿 に 指 定 さ れ た 最 大 の 理 由 は 、 ハ イ ビ ャ ク シ ン の 存 在 に あ る が 、 指 定 地 は 他 の 砂 浜 群 落 や 崖 地 の ハ イ ビ ャ ク シ ン 群 落 、 木 本 群 落 を も ふ く め て 、 本 的 な 保 護 が 計 ら れ て い ( 伊 藤 秀 三 ) む ろ と み さ き れ き ( 山 中 二 男 ) 附 蹴 木 に つ い て は 、 第 4 巻 参 照 ) も 注 目 に 値 す る と こ ろ て 、 あ る 。 ( 室 戸 岬 亜 と な る 景 勝 の 地 て 、 あ る が 、 植 生 か ら み て 室 戸 岬 は 室 戸 阿 南 海 岸 国 定 公 園 の 中 核 て 、 は ま れ な シ ダ 類 の 自 生 も 見 ら れ る 。 ま た 、 ケ ホ シ ダ ・ テ ッ ホ シ ダ な ど 四 国 趣 は 捨 て が た い ひ と つ の 花 は 地 味 て 、 あ る が 、 群 生 地 て 、 の に 固 有 の キ ク て 、 、 舌 状 花 を 欠 く た め ー っ ろ が 美 し い 。 シ オ ギ ク は 四 国 東 部 の 海 岸 秋 初 冬 の ア ゼ ト ウ ナ と シ オ ギ ク の 花 の こ ギ ク ・ ア ゼ ト ウ ナ な ど が 生 え 、 こ と に 晩 ウ ・ イ ワ タ イ ゲ キ ・ ハ マ ヒ ル ガ オ ・ シ オ ハ マ ナ デ シ コ ・ タ イ ト ゴ メ ・ ハ マ エ ン ド く 、 岩 と 礫 が 主 に な っ て い る 。 そ こ に は 室 戸 岬 の 海 岸 て 、 は 、 波 静 か な 砂 浜 は な 間 高 知 県 所 高 知 県 室 戸 市 室 戸 岬 町 指 昭 和 3 年 3 月 24 日 海 岸 植 物 群 落 室 戸 岬 亜 熱 帯 性 樹 林 お よ び

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や わ た の は ち ま ん ぐ う き の み や 0 八 幡 野 八 幡 宮 ・ 来 宮 神 社 社 叢 ( 静 岡 ) 暖 地 性 の 常 緑 広 葉 樹 が 濃 密 な 森 を 形 成 し 、 つ る 性 植 物 や シ ダ 類 の 生 育 も み ご と て 、 あ る 。 木 性 の シ ダ て 、 あ る リ ュ ウ ビ ン タ イ ( 右 ) は 自 生 北 限 地 と し て 注 目 さ れ る 。 二 を マ っ ~ 参 さ れ イ 3 、 デ 彡 、 , / や お と み が ま ご う り ① 八 百 富 神 社 社 叢 ( 愛 知 ) 蒲 郡 市 沖 の 海 上 に 浮 か ぶ 竹 島 の 照 葉 樹 林 て 、 、 対 岸 内 陸 部 と は 異 な る 植 生 を み せ る 。 林 下 の キ ノ ク ニ ス ゲ は 分 布 の 北 限 と し て 貴 重 て 、 あ る 。 ′ ひ め の み こ と 伊 舌 素 比 咩 命 神 社 の ア オ ギ リ 自 生 地 ( 静 岡 ) お も に 琉 球 列 島 以 南 の 亜 熱 帯 に 分 布 す る ア オ ギ リ の 自 生 北 限 地 て 、 あ る 。 い ち い も り ① 一 位 森 八 幡 神 社 社 叢 ( 岐 阜 ) 樹 木 の 8 割 を イ チ イ が 占 め 、 大 木 を 含 め て 200 本 に 及 ぶ 大 群 生 地 て 、 あ る 。 に 第 ッ ら ー し 朝 を 。 ー 一 、 、 一

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ミ に 洋 に :.. は ず 00 羽 豆 神 社 の 社 叢 ( 愛 知 ) 知 多 半 島 の 先 端 に 突 き 出 し た 断 崖 上 の 樹 林 。 と く に 著 し い の は ウ バ メ ガ シ ( 左 ) て 、 、 斜 面 の ジ ャ ン グ ル 状 群 生 、 項 上 の ト ン ネ ル な ど は 、 新 緑 の こ ろ 特 に 美 し い お わ せ ① 九 木 神 社 樹 叢 ( 三 重 ) 尾 鷲 の 南 、 九 鬼 湾 の 入 り 口 に 突 き 出 し た 暖 地 海 岸 林 。 へ ゴ の 1 種 の ク サ マ ル ハ チ が 本 り 羽 て 最 初 に 発 見 さ れ た 所 て : そ の 他 分 布 北 限 と な る シ ダ 類 が 多 い

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0 長 崎 県 福 江 市 の ヘ ゴ 自 生 地 は 、 福 江 島 東 南 海 岸 か ら 入 っ た 渓 流 の そ ば に あ る 。 ① 東 京 都 八 丈 町 の 自 生 - ミ 物 を な 小 川 に 沿 っ て 、 ヘ ゴ の 大 木 と 小 株 が み ら れ ① 鹿 児 島 県 根 占 町 て 、 は 鹿 児 島 湾 に そ そ ぐ 急 め 、 多 ル 或 に わ た っ て 指 定 さ れ て 自 生 地 は 分 布 の 北 限 域 と な る た 帯 に 分 布 す る 木 生 シ ダ て 、 、 日 本 の 鹿 児 島 ・ 宮 崎 ) へ ゴ は や 亜 熱 へ ゴ 自 生 北 限 地 帯 ( 東 京 ・ 長 崎 ・ 0 長 崎 県 玉 之 浦 町 の 自 生 地 は 福 江 島 の 西 端 に あ る が 、 年 々 減 少 し て 今 は 成 木 は 少 な い や っ か 0 宮 崎 県 日 南 市 の 自 生 地 は 鵜 戸 神 宮 の 社 叢 内 に あ り 、 一 度 本 尠 ヒ し た が 子 苗 が 復 活 し た 。 し ま ん と ① 八 束 の ク サ マ ル ハ チ 自 生 地 ( 高 知 ) ク サ マ ル ハ チ は ヘ ゴ と 家 の 小 形 の シ ダ て 、 四 万 十 川 沿 い に 足 摺 岬 へ 向 か う 途 中 の 曽 我 ネ 上 社 叢 て 、 最 初 に 発 見 さ 旨 定 さ れ た 。 自 生 地 は 囲 い て 、 ー 隻 さ れ て い る ( 下 ) 。 ・ 、 ン ら ッ 気 舞 を を 第 申 砂 、 ト 第 3 第

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あ っ け し こ か き じ ま ① 厚 岸 湖 牡 蠣 島 の 植 物 群 落 ( 北 海 道 ) カ キ の 貝 殻 の 上 に 海 草 の 腐 植 土 が 堆 積 し て て 、 き た 小 島 に は 、 塩 生 植 物 群 落 が 発 達 し て い た が 、 現 在 は 衰 退 が 激 し い 。 ア ッ ケ シ ソ ウ 佑 ) の 一 描 が 懸 命 に す す め ら れ て い る 。 、 ー - を い ト た い と う 0 ① 太 東 海 浜 植 物 群 落 ( 千 葉 ) 激 し い 海 食 に よ っ て 指 定 地 の 大 半 が 海 中 に 没 し た 。 今 は 風 衝 低 木 群 落 と せ ま い 海 浜 植 物 群 落 が 残 り 、 ハ マ エ ン ド ウ や ハ マ ヒ ル ガ オ ( 左 ) が 砂 地 を 彩 っ て い る 。 ① 陽 を 通 さ な い ほ ど に 密 生 し た ト べ ラ の ト ン 外 ノ レ 。 LIJI