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検索対象: Wedge (ウェッジ) 2016年 10月号 [雑誌]

Wedge (ウェッジ) 2016年 10月号 [雑誌]から 96件ヒットしました。

Wedge (ウェッジ) 2016年 10月号 [雑誌]


領 海 領 海 の 基 線 ( 通 常 は 海 岸 の 低 潮 線 ) か ら 12 海 里 ( 1 海 里 は 1 852km ) 。 沿 岸 国 の 主 権 が 及 ぶ 。 接 続 水 域 領 海 の 基 線 か ら 24 海 里 。 沿 岸 国 が 、 密 輸 入 や 密 入 国 な ど 法 令 違 反 の 防 止 の た め に 必 要 な 規 制 を 行 え る 。 領 空 領 土 と 領 海 の 上 空 を 指 す 。 排 他 的 経 済 水 域 (EEZ) 領 海 の 基 線 か ら 200 海 里 ま で の 範 囲 で 、 漁 業 や 石 油 掘 削 や 人 工 島 、 構 築 物 の 設 置 、 海 洋 の 科 学 的 調 査 な ど を 行 え 延 長 大 陸 棚 領 海 の 基 線 か ら 200 海 里 を 超 え て 漁 業 や 石 油 掘 削 な ど 、 天 然 資 源 の 探 査 、 開 発 や 人 工 島 、 構 築 物 の 設 置 を 行 え る 。 太 平 洋 八 丈 島 鳥 島 小 笠 原 諸 島 THE ASAHI SHIMBUN/GETTYIMAGES 北 方 領 土 1945 年 8 月 9 日 、 ソ ビ エ ト 連 邦 が 日 ソ 中 立 条 約 を 破 り 北 方 四 島 ( 択 捉 島 、 国 後 島 、 色 丹 島 、 歯 舞 群 島 ) に も 侵 攻 。 以 来 、 ソ 連 ( ロ シ ア ) が 実 効 支 配 。 ロ シ ア は 年 内 に 北 方 四 島 を 含 む 千 島 列 島 ( ク リ ル 諸 島 ) を 経 済 特 区 と し 、 約 690 億 ( 約 1100 億 円 ) を 投 資 す る と 発 表 し て お り 、 12 月 の 日 ロ 首 脳 会 談 で の 発 言 に 注 目 が 集 ま っ て い る 。 THE MAINICHI NEWSPAPERS/AFLO 小 笠 原 諸 島 2014 年 9 月 の 中 旬 以 降 、 周 辺 海 域 で 中 国 漁 船 に よ る サ ン ゴ の 密 漁 が 多 発 。 サ ン ゴ 密 漁 船 は 尖 閣 諸 島 周 辺 に あ ら わ れ る 漁 船 と は 違 い 統 率 さ れ た 動 き は 見 せ な か っ た と い う 。 、 THE YOMIURI SHIMBUN/AFLO 沖 ノ 鳥 島 と な る と 、 南 鳥 島 を 基 点 と し た EEZ を 失 う こ と に な て 、 国 連 海 洋 法 条 約 に お け る 「 島 」 で は な く 「 岩 」 が 駐 在 。 中 比 の 南 シ ナ 海 で の 仲 裁 裁 判 の 結 果 を 受 け 日 本 最 東 端 の 島 で 海 上 自 衛 隊 員 や 国 土 交 通 省 の 職 員 南 鳥 島 THE ASAHI SHlMBUN/GETTfiv1AGES 排 他 的 経 済 水 域 (EEZ) 日 本 最 南 端 の 島 で 、 日 本 の 国 土 面 積 を 上 回 る EEZ を 持 つ 。 中 比 の 南 シ ナ 海 で の 仲 裁 裁 判 の 結 果 を 受 け て 、 国 連 海 洋 法 条 約 に お け る 「 島 」 で は な く 「 岩 」 と な る と 、 そ の EEZ を 失 う こ と に な る 。 28

Wedge (ウェッジ) 2016年 10月号 [雑誌]


国 境 騒 然 PART 海 に 囲 ま れ た 日 本 国 境 付 近 で 絶 え ぬ 争 い 領 海 と EEZ を あ わ せ る と 世 界 第 6 位 の 面 積 を 持 つ 日 本 。 ヾ 領 土 。 と 海 洋 権 益 を 守 り 続 け る の は 容 易 で は な い 。 出 所 : 海 上 保 安 庁 、 防 衛 省 、 外 務 省 等 の 資 料 を 基 に ウ ェ ッ ジ 作 成 ド 0 一 国 境 を 巡 る 攻 防 の 舞 台 裏 YONHAP NEWS/AFLO 日 本 海 竹 島 接 続 水 域 サ ン フ ラ ン シ ス コ 平 和 条 約 に よ っ て 日 本 の 領 土 と 規 定 し て い た が 、 1952 年 1 月 、 韓 国 は 「 李 承 晩 ラ イ ン 」 を 設 定 。 公 海 上 に 違 法 に 線 引 き を し た う え 、 54 年 6 月 か ら は 竹 島 に 沿 岸 警 備 隊 員 を 常 駐 さ せ て い る 。 同 年 8 月 に は 周 辺 を 航 行 し て い た 海 上 保 安 庁 巡 視 船 が 銃 撃 さ れ た 。 対 馬 THE MAINICHI NEWSPAPERS/JIJI 東 シ ナ 海 尖 閣 諸 島 周 辺 海 域 は 好 漁 場 と し て 知 ら れ る が 中 国 の 公 船 や 漁 船 が 度 々 侵 入 し て い る 。 1895 年 の 日 本 領 土 へ の 編 入 後 は 日 本 の 民 間 人 が 移 住 し 、 鰹 節 工 場 な ど の 事 業 を し て い た 。 1970 年 代 か ら 中 国 が 領 有 権 を 主 張 し 、 2012 年 8 月 に も 香 港 の 活 動 家 等 7 人 が 魚 釣 島 に 上 陸 し た 。 そ の 直 後 の 9 月 11 日 、 日 本 政 府 は 魚 釣 島 、 南 小 島 、 北 小 島 を 取 得 、 国 有 化 し て い る 。 延 長 大 陸 棚 奄 美 大 島 北 大 東 島 南 大 東 島 沖 縄 本 島 一 旦 宮 古 島 沖 大 東 島 与 那 国 島 、 第 一 列 島 線 延 長 大 陸 棚 。 29 Wedge October 2016

Wedge (ウェッジ) 2016年 10月号 [雑誌]


本 が 先 に 軍 事 力 を 使 っ た 。 軍 国 主 義 の 復 活 だ 」 な ど と 国 際 世 論 に 訴 え る た め こ 、 つ し た 中 国 の 術 中 に 陥 ら な い よ う 日 本 は 冷 静 に 対 処 し て い る が 、 海 上 保 安 庁 の 警 戒 警 備 態 勢 も 限 界 に 近 づ い て い る 。 現 在 、 継 続 し て 外 洋 活 動 で き る 1000 ト , 超 の 巡 視 船 は 、 海 保 の 約 隻 に 対 し 、 中 国 は 120 隻 を 数 え 、 3 年 後 に は 135 隻 に 達 す る と い う 。 中 年 8 月 、 300 隻 に る 。 そ の 後 方 か ら は 海 警 局 に 所 属 す る 流 さ れ る 。 公 船 と 海 保 の 巡 視 船 が に ら 国 は 東 シ ナ 海 と 南 シ ナ 海 に 公 船 を 振 り 隻 を 超 す 公 船 が 近 づ い て く る 。 公 船 み 合 い を 続 け る 中 、 漁 船 の 一 部 が そ れ 分 け て い る が 、 多 数 の 漁 船 を 使 っ て 、 上 る 中 国 漁 船 が 沖 思 え ば 、 想 定 が 現 実 と な る 日 は そ 、 つ 遠 - 水 域 内 で 操 業 す る と 搭 載 し た 船 も 多 く 、 8 月 事 態 で も 8 隻 る と い う の が 連 の 想 定 だ 。 く な い か も し れ な い 。 同 時 に 、 海 警 局 な ど の 公 船 で 機 関 砲 が 確 認 さ れ て お り 、 領 大 量 の 漁 民 が 島 に 押 し 寄 せ る と 万 一 、 漁 民 ら か 上 陸 す れ ば 、 島 に は に 所 属 す る 隻 の 中 国 公 船 が 集 結 、 海 内 で 警 戒 す る 海 上 保 安 庁 の 巡 視 船 に 現 状 é 警 察 力 で は 対 応 困 難 中 国 国 旗 の 五 星 紅 旗 が 翻 り 、 漁 民 ら は 初 め て 大 量 の 公 船 と 漁 船 が 連 携 し て 領 対 し 、 機 関 砲 や 機 関 銃 を 向 け な が ら 接 近 し て く る だ ろ う 。 食 料 や 水 な ど を 運 び 入 れ 、 自 己 防 衛 用 海 侵 入 を 繰 り 返 す と い う 暴 挙 に 出 た 。 こ れ は 1978 年 に 実 際 に 起 き た 1 そ の 後 、 漁 船 の 一 部 が 領 海 に 侵 入 す 00 隻 余 り の 中 国 漁 船 に よ る 尖 閣 諸 島 と し て 、 自 動 小 銃 や 機 関 銃 な ど の 小 火 す で に 、 中 国 公 船 が 同 諸 島 の 接 続 水 域 内 を 航 行 す る こ と は 常 態 化 し 、 領 海 侵 る の を 合 図 に 、 第 二 段 階 が 始 ま る 。 漁 接 近 事 件 の 拡 大 版 で あ り 、 南 シ ナ 海 の 器 を 運 び 入 れ る は ず だ 。 漁 民 の 多 く は 西 沙 諸 島 や 南 沙 諸 島 を 、 ベ ト ナ ム や フ 海 上 民 兵 と し て の 訓 練 も 受 け て お り 、 入 も 頻 繁 に 確 認 さ れ て い る 。 だ が 、 公 船 と 公 船 は 複 数 の グ ル 1 プ に 分 か れ 、 ィ リ ピ ン か ら 奪 い 取 っ た 手 口 に ほ か な 島 々 の 防 備 を 固 め る に 違 い な い 船 と 漁 船 が 連 携 し た 「 8 月 事 態 」 こ そ 、 尖 閣 諸 島 の 魚 釣 島 や 北 小 島 、 南 小 島 な 2 012 年 8 月 、 香 港 の 自 称 活 動 家 ど の 侵 攻 目 標 に 向 か っ て 接 近 す る 。 海 ら な い 。 決 し て 自 分 た ち か ら 先 に 軍 隊 最 も 恐 れ な け れ ば い け な い 中 国 の 巧 妙 な 尖 閣 占 領 戦 略 な の だ 。 保 の 停 船 命 令 は 無 視 さ れ 、 一 部 の 漁 船 を 使 わ ず 、 国 際 社 会 か ら 批 判 さ れ る こ ら 数 人 が 海 保 の 警 備 を 振 り 切 っ て 魚 釣 島 に 上 陸 す る 事 件 が あ っ た 。 こ の 時 は と を 避 け る た め に 編 み 出 し た 戦 術 だ 第 一 段 階 と し て 中 国 は 、 「 国 防 動 員 は 海 保 の 巡 視 船 に 体 当 た り し て 抵 抗 、 沖 縄 県 警 な ど が 待 ち 構 え て お り 、 活 動 法 」 に 基 づ き 浙 江 省 な ど 沿 岸 部 の 漁 民 公 船 の ス ピ 1 カ 1 か ら は 「 中 国 の 領 海 中 国 が 尖 閣 諸 島 を 巡 っ て 繰 り 返 す 様 々 な 威 嚇 や 挑 発 行 動 は 、 そ の 対 応 策 と し 家 ら は 直 ち に 不 法 入 国 の 容 疑 で 逮 捕 さ に 出 漁 を 命 じ 、 500 隻 に 上 る 漁 船 が 内 で 正 当 な 公 務 を 執 行 中 で あ る 。 島 は て 、 政 府 が 自 衛 隊 を 出 動 さ せ れ ば 、 「 日 れ た 。 国 内 法 を 執 行 す る こ と で 、 主 権 尖 閣 諸 島 の 接 続 水 域 内 で 操 業 を 開 始 す 中 国 の 領 土 だ 」 な ど の 言 葉 が 大 音 量 で 国 境 騒 然 PART 海 保 だ け で は 尖 閣 を 守 れ な い 待 た れ る 離 島 警 備 の プ ロ 創 設 今 年 8 月 に 300 隻 も の 中 国 漁 船 が 公 船 を 伴 い 尖 閣 諸 島 の 接 続 水 域 に 現 れ た 。 こ の 「 8 月 事 態 」 が エ ス カ レ ー ト し た と き 、 尖 閣 を ど う 守 れ は よ い の か 工 idemichi Katsumata 勝 股 秀 通 文 ・ 中 国 の 巧 妙 な 占 領 戦 略

Wedge (ウェッジ) 2016年 10月号 [雑誌]


図 を 広 げ て 、 わ が 国 ・ 月 間 、 聞 き 取 り 調 査 を 行 っ た が 、 訪 ね の 領 域 を 眺 め る と 、 た 農 家 の 方 々 の 名 字 が 「 菊 池 さ ん 」 や 言 取 東 端 の 南 鳥 島 か ら 「 細 田 さ ん 」 な ど 、 沖 縄 姓 と は 異 な る 西 へ 、 小 笠 原 諸 島 、 本 土 姓 の 方 が お ら れ る の に 気 づ い た 。 大 東 諸 島 、 尖 閣 諸 島 沖 縄 県 の 離 島 に な ぜ 本 土 姓 が 存 在 す る な ど が 点 在 し て い る か 、 こ れ ら の 島 々 の か 。 こ れ ら の 人 々 は 、 明 ム g 後 期 に 八 の お か げ で ) 経 済 的 主 権 の お よ ぶ 排 他 丈 島 か ら 2000 キ 。 メ ー ト ル 余 り の 航 的 経 済 水 域 は 大 き く 広 が っ て い る 。 領 海 を 経 て 、 南 大 東 島 に 上 陸 し た 人 々 の 海 と 排 他 的 経 済 水 域 を 併 せ た 面 積 は 世 子 孫 で あ っ た 。 界 第 6 位 で あ る 。 伊 豆 諸 島 の 八 丈 島 か ら 、 は る か 遠 い 一 体 、 こ れ ら の 島 々 は 、 い っ か ら 、 沖 縄 の 島 に な ぜ 上 陸 し た の か 。 私 の 質 ど の よ う な 背 景 で 、 わ が 国 に 編 入 さ れ 問 に 、 彼 ら は ロ を 揃 え て 「 農 業 を や る た の だ ろ う か た め 」 と 答 え た 。 農 業 の た め に 長 い 航 実 は 、 筆 者 は 今 か ら 年 以 上 前 、 沖 海 を し て 、 絶 海 の 無 人 島 の 断 崖 絶 壁 を 縄 本 島 の 東 に 位 置 す る 大 東 諸 島 に 滞 在 登 り 、 上 陸 す る 必 要 が あ っ た の だ ろ う し 、 地 理 学 の フ ィ ー ル ド ワ ー ク を 行 っ か 。 何 か 釈 然 と し な い も の か 残 っ た 。 た こ と が あ る 。 台 風 情 報 で お な じ み の そ の 後 、 調 査 を 進 め る と 、 鎖 国 か ら 南 大 東 島 を 主 な 研 究 対 象 と し た 。 3 カ 解 放 さ れ た 明 治 以 降 、 小 さ な 船 を 操 り 、 国 境 騒 然 PART 文 こ 令 頁 平 の 海 岡 広 と 昭 大 排 域 経 . 域 の た は 面 積 、 第 る が , 無 広 人 既 . 島 た 獲 日 得 本 競 の 争 領 明 冶 時 代 の 南 洋 探 検 が も ら た し た 副 産 物 ト い / い 、 、 ・ ← 1 レ 、 、 ヤ ト ー 叮 を ン 、 :. つ を ン 治 以 降 、 多 く の 日 本 人 が 追 求 め た ア ホ ウ ド リ OKYO METROPOLITAN GOVERNMENT/JIJI

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最 今 年 3 月 い 与 那 国 島 に 配 備 さ れ た 陸 上 自 衛 隊 の 沿 岸 監 視 隊 THE ASAHI SHIMBUN/GETTYIMAGES 国 境 騒 然 PART 自 衛 隊 基 地 配 備 に 揺 れ た 与 那 国 島 次 な る 「 震 源 地 」 石 垣 島 の 騒 乱 軍 備 拡 張 を 強 力 に 進 め る 中 国 を 念 頭 に 、 国 は 南 西 諸 島 防 衛 の 強 化 を 図 っ て い る 。 そ の 最 前 線 と も い う べ き 与 那 国 島 と 石 垣 島 で は 、 大 混 乱 が 生 じ て い た 文 ・ Wedge 編 集 部 伊 藤 悟 イ ム ヌ ャ プ 1 ル ヌ グ ラ ヌ ン キ ウ ヤ シ 日 本 最 西 端 の 島 と し て 知 ら れ る 与 那 国 島 で ル か ↓ た 立 て 看 板 に 記 さ れ て い た 標 語 だ 。 「 食 べ 物 は ぜ ん ぶ 残 さ ず 食 べ ま し よ う 」 と い う 意 味 の 与 那 国 方 言 だ が 、 島 で は 与 那 国 の 言 葉 で 会 話 す る 人 も 多 く 、 石 垣 島 や 沖 縄 本 島 の 島 民 で も 会 話 内 容 は ま っ た く わ か ら な い 。 今 年 3 月 、 こ の 最 果 て の 島 に 陸 上 自 衛 隊 の 沿 岸 監 視 隊 が 配 備 さ れ た 。 島 は 軍 備 を 拡 張 す る 中 国 を 念 頭 に 置 い た 、 南 西 諸 島 を 中 心 と し た エ リ ア の 防 衛 を 強 化 す る 「 南 西 シ フ ト 」 の 最 前 線 で 、 さ き も り 隊 員 は ま さ に 「 防 人 」 の 役 割 を 担 う 。 わ す か 人 口 1500 人 ほ ど の 島 は 、 自 衛 隊 配 備 を 巡 っ て 揉 め に 揉 め 、 昨 年 2 月 の 住 民 投 票 で よ う や く 受 け 入 れ が 決 ま っ た 。 島 を 訪 れ る と 想 像 以 上 に コ ミ ュ ニ テ ィ 1 は 狭 い 。 島 内 に 集 落 は 3 っ あ る が 、 島 民 は そ れ ぞ れ ほ と ん ど が 顔 見 知 り だ 。 国 境 の 島 に 発 生 し た 自 衛 隊 バ 一 ・ ル 自 衛 隊 基 地 の 誘 致 賛 成 派 で あ っ た 与 30

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国 境 騒 然 PART 中 国 公 船 が 仕 掛 け る 「 3 ・ 4 ・ 2 方 式 」 南 シ ナ 海 問 題 が 発 端 の 尖 閣 騒 動 余 波 を 受 け る 沖 ノ 鳥 島 、 南 鳥 島 来 年 の 党 大 会 に 向 け て 、 中 国 共 産 党 指 導 部 は 国 内 の 批 判 の 矛 先 を 日 本 に 向 け よ う と し て い る 。 領 土 を 守 る た め に は 防 衛 装 備 だ け で な く 、 法 的 な 根 拠 も 用 意 し て お か な け れ ば な ら な い 。 文 ・ ′ ト 谷 哲 男 Tetsuo Kotani 月 5 日 、 中 国 漁 船 と 中 国 公 船 1 隻 が 尖 閣 周 辺 の 領 海 に 侵 入 し た 。 そ の 後 、 一 時 は 最 大 隻 の 中 国 公 紙 が 同 時 に 接 続 水 域 を 航 行 、 延 べ 隻 が 領 海 に 侵 入 し 、 関 係 者 の 間 に 緊 張 が 走 っ た 。 8 月 1 日 に 東 シ ナ 海 で の 漁 が 解 禁 さ れ た た め 、 尖 閣 諸 島 周 辺 に 200 隻 程 度 の 中 国 漁 船 が 押 し 寄 せ る こ と は 想 定 の 範 囲 内 で あ っ た 。 し か し 、 警 備 と い う 名 目 で 隻 も の 中 国 公 船 が 同 行 し 、 漁 船 と と も に 領 海 侵 入 を 繰 り 返 す と と も に 、 接 続 水 域 内 で 漁 業 規 制 と み ら れ る 管 轄 権 行 使 に 当 た る 行 動 を 取 っ た こ と は 過 去 に は な か っ た 。 尖 閣 周 辺 に 派 遣 さ れ る 中 国 公 船 は 合 計 隻 が 確 認 さ れ て い る が 、 今 回 は こ れ ま で に 確 認 さ れ た こ と の な い も の も 含 ま れ て い た 。 新 し く 確 認 さ れ た も の は 通 常 中 国 の 沿 岸 部 で 警 備 に 当 た っ て い る 小 型 船 が ほ と ん ど で あ っ た が 、 武 装 し て い た 。 た だ 、 Ⅱ 日 に 中 国 漁 船 が 尖 閣 諸 島 周 辺 海 域 で ギ リ シ ャ 船 籍 の 貨 物 船 と 衝 突 し 、 沈 没 し た こ と は 中 国 に と っ て 痛 手 と な っ た 。 沈 没 し た 中 国 漁 船 の Ⅱ 人 の 乗 組 員 の う ち 6 人 を 救 助 し た の は 、 現 THE ASAHI SHIMBUN/GETTYIMAGES

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ロ ロ ロ ロ ロ に 、 中 国 で は 仲 裁 手 続 き を 始 め た フ ィ よ り 悪 化 さ せ る こ と に も な る 。 こ の た め 、 日 リ ピ ン と 並 ん で 、 日 本 を 批 判 す る 論 調 入 侵 が 高 ま っ て い る 。 つ ま り 、 中 国 国 内 の 本 は 毅 然 と 南 シ ナ 海 問 の へ 批 判 が 習 近 平 指 導 部 に 向 か な い よ う に 題 で も 法 の 支 配 を 主 張 域 水 す る た め 、 中 国 外 交 が 失 敗 し た の で は す る べ き で あ る 。 そ の 続 接 な く 、 「 部 外 者 」 で あ る 日 本 が 南 シ ナ た め に は 尖 閣 諸 島 ・ 東 毎 領 海 問 題 を 複 雑 に し て い る と い う 虚 構 を シ ナ 海 で 中 国 の 挑 戦 に の 等 作 り 上 げ よ う と し て い る の で あ る 有 効 に 対 処 し て い か な 船 け れ ば な ら な い 国 連 海 洋 法 条 約 に 基 づ く 中 比 の 仲 裁 中 手 続 き で は 、 最 終 的 に 仲 裁 裁 判 の 判 事 日 本 は 東 シ ナ 海 に お し 増 を 国 際 海 洋 法 裁 判 所 の 裁 判 長 が 選 ぶ こ け る 中 国 の 挑 戦 に 対 処 急 す る た め 、 「 統 合 機 動 と に な っ て い る が 、 そ れ が 偶 然 日 本 人 刄 月 防 衛 力 」 構 想 の 下 、 陸 の 柳 井 俊 一 一 氏 で あ っ た こ と も 中 国 の 日 8 本 批 判 に 利 用 さ れ て い る 海 空 自 衛 隊 に よ る 南 西 8 月 下 旬 に は 王 毅 外 相 が 日 中 韓 外 相 諸 島 防 衛 を 強 化 し て き た 。 ま た 、 平 和 安 全 保 障 法 制 の 制 定 と 会 談 の た め 来 日 を 予 定 し て い た た め 、 周 辺 へ の 派 遣 を 激 増 さ せ た が 、 次 第 に 日 本 へ の 挑 戦 の レ ベ ル を 一 段 階 上 げ る こ と を 意 味 す る 。 場 合 に よ っ て は 、 よ 日 米 防 衛 協 力 の た め の 指 針 ( ガ イ ド ラ そ の 前 に 日 本 に 対 し て 弱 腰 と 言 わ れ な 公 船 の 数 と 領 海 侵 入 の 頻 度 が 安 定 し 、 イ ン ) の 改 定 に よ り 、 日 米 同 盟 の 抑 止 い た め 強 気 の 姿 勢 を 示 し て お く 必 要 も 毎 月 3 回 、 3 隻 の 政 府 公 船 が 2 時 間 領 り 領 海 侵 入 の 頻 度 を 上 げ 、 「 4 ・ 4 ・ あ っ た の で あ ろ う 。 そ の た め か 、 1 週 海 に 侵 入 す る 「 3 ・ 3 ・ 2 方 式 」 に 落 2 方 式 」 と し て く る か も し れ な い 。 そ 力 も 強 化 し た 。 そ れ で も 、 6 月 に は 中 ち 着 い て い た 。 こ れ が 、 中 国 が % 隻 態 う す る こ と で 、 中 国 は こ れ 以 上 日 本 が 国 艦 船 が 初 め て 尖 閣 諸 島 の 接 続 水 域 を 間 ほ ど で 中 国 公 船 の 数 は 減 少 し た 。 勢 で 断 続 的 に 日 本 の 実 効 支 配 に 挑 戦 す 南 シ ナ 海 問 題 に 介 入 し て く る こ と を 牽 航 行 す る 事 案 が あ っ た し 、 4 月 か ら 6 「 3 ・ 3 ・ 2 方 式 」 か ら 月 に 航 空 自 衛 隊 が 行 っ た 対 領 空 侵 犯 措 る 上 で 持 続 可 能 な パ タ 1 ン な の だ と 考 制 し よ う と し て い る の で あ ろ う 。 「 3 ・ 本 ・ 2 方 式 」 へ え ら れ て い た 。 だ が 、 日 本 に と っ て 南 シ ナ 海 問 題 は 置 ( ス ク ラ ン プ ル ) は 199 回 と 前 年 度 だ か 、 8 月 以 降 、 領 海 侵 入 は 4 隻 が 海 上 交 通 路 と し て 、 そ し て 何 よ り 海 洋 同 時 期 と 比 べ て 大 幅 な 伸 び を 示 し た 。 し か し 、 そ の 後 の 領 海 侵 入 に は こ れ こ の た め 、 引 き 続 き 、 南 西 諸 島 周 辺 法 秩 序 の 維 持 と い う 観 点 か ら 極 め て 重 ま で と は 異 な る パ タ 1 ン が 見 て 取 れ 2 時 間 行 う よ う に な っ て お り 、 少 な く に お け る 警 戒 監 視 や 対 艦 ・ 防 空 能 力 の る 。 肥 年 9 月 に 日 本 政 府 が 尖 閣 諸 島 の と も 「 3 ・ 4 ・ 2 方 式 」 へ の 変 更 を 試 要 な 海 域 で あ る 。 南 シ ナ 海 で 中 国 の 一 み て い る よ う に み え る 。 こ れ は 、 中 国 方 的 な 現 状 変 更 を 容 認 す れ ば 、 海 洋 法 向 上 、 高 速 揚 陸 艇 の 導 入 な ど に よ る 陸 3 島 を 民 間 の 地 権 者 か ら 購 入 し た 後 、 中 国 は し ば ら く の 間 、 中 国 公 船 の 尖 閣 が 常 態 的 に 尖 閣 諸 島 の 主 権 を め ぐ っ て 秩 序 が 崩 壊 し 、 そ れ は 東 シ ナ 海 問 題 を 海 空 統 合 輸 送 力 の 一 層 の 強 化 が 求 め ら 注 : 左 軸 が 接 続 水 域 、 右 軸 が 領 海 へ の 侵 入 回 数 ( 2016 年 の 数 値 ) 出 所 : 海 上 保 安 庁 資 料 を 基 に ウ ェ ッ ジ 作 成 160 147 ー ー 接 続 水 域 - 領 海 140 120 接 続 水 域 へ の 侵 入 回 数 領 海 へ の 侵 入 回 数 3 っ ム ロ ロ ロ ロ 月 月 中 国 軍 機 に 対 す る ス ク ラ ン カ レ の 回 数 は 過 去 最 高 注 : 各 年 度 の 第 一 四 半 期 の 航 空 自 衛 隊 戦 闘 機 に よ る ス ク ラ ン プ ル を 比 べ た 場 合 出 所 : 防 衛 省 資 料 を 基 に ウ ェ ッ ジ 作 成 250 昨 年 度 か ら 約 8 割 増 加 199 200 150 100 2012

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。 ・ 国 境 騒 然 呂 0 呂 AARON FOSTER/GETTYIMAGES 水 平 線 の 向 こ う の 攻 防 戦 小 谷 哲 男 、 富 坂 聰 、 永 岩 俊 道 、 勝 股 秀 通 、 平 岡 昭 利 、 Wedge* 集 部 南 シ ナ 海 問 題 が 発 端 の 尖 閣 騒 動 余 波 を 受 け る 沖 ノ 鳥 島 、 南 鳥 島 尖 閣 周 辺 海 域 に 現 れ た 中 国 漁 民 の 正 体 ガ ス 田 に 東 シ ナ 海 の 目 を 設 置 し た 中 国 海 保 た け で は 尖 閣 を 守 れ な い ー 。 待 た れ る 離 島 警 備 の フ ロ 創 設 図 解 海 に 囲 ま れ た 日 本 国 境 付 近 で 絶 え ぬ 争 い 現 地 ル ボ 自 衛 隊 基 地 配 備 に 揺 れ た 与 那 国 島 次 な る 「 震 源 地 」 石 垣 島 ア ホ ウ ド リ 」 が 広 け た 日 本 の 領 土 巨 万 の 富 を 巡 る 無 人 島 獲 得 競 争 October 2016 VOL28 No. 10 CONTENTS WEDG$PECIAL REPORT J こ 一 THEASAYISHIMBUN/[email protected] : WEDPE PART 1 府 7 AP/AFLO WEDGE 0 円 NION 10 国 任 せ で は も う 限 界 「 テ ロ 時 代 」 に 官 民 連 携 で 身 構 え よ 小 島 俊 郎 ( 共 同 通 信 デ ジ タ ル 執 行 役 員 、 リ ス ク 対 策 総 合 研 究 所 長 ) 宮 坂 直 史 ( 防 衛 大 学 校 教 授 ) WEDGE REPORT 「 ア ッ フ ル 帝 国 」 の 変 調 に 脅 え る 白 本 メ ー カ ー の 苦 悩 長 内 厚 ( 早 稲 田 大 学 大 学 院 経 営 管 理 研 究 科 教 授 ) カ ラ パ ゴ ス 化 す る 「 食 の 安 全 」 農 産 品 輸 出 を 阻 む 「 規 格 」 の 壁 42 井 上 久 男 ( ジ ャ ー ナ リ ス ト ) 難 攻 不 落 の 中 国 ケ ー ム 市 場 日 本 企 業 が 引 っ か か る 「 3 つ の 罠 48 高 ロ 康 太 ( ジ ャ ー ナ リ ス ト ) REUTERS/AFLO 5 。 、 、 édge October 2016

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境 1 国 境 を 巡 る 攻 防 の 舞 台 裏 れ る 。 中 国 軍 と の 不 測 の 事 態 を 避 け る 緒 に 領 海 に 侵 入 し た 漁 船 は 海 上 民 兵 に 方 で 、 自 衛 隊 法 を 改 正 し 、 平 時 か ら 護 よ び 大 陸 棚 の 基 点 と な り 得 る が 、 岩 で た め の 「 海 空 連 絡 メ カ ニ ズ ム 」 の 早 期 よ る も の で あ っ た と 考 え ら れ る 。 他 方 、 衛 艦 が 海 上 保 安 官 同 乗 の 下 で 領 海 警 備 は 領 海 を 主 張 す る こ と し か で き な い 。 運 用 も 不 可 欠 だ が 、 日 本 が 公 海 と そ の 今 回 尖 閣 に 大 量 に 押 し 寄 せ た 漁 船 の 乗 を で き る よ う に し 、 ま ず は 尖 閣 周 辺 以 仮 に 沖 ノ 鳥 島 が 「 岩 」 に な れ ば 、 約 鬨 上 空 で の 運 用 を 提 案 し た と こ ろ 、 中 国 組 員 の 多 く は 、 内 陸 部 か ら 浙 江 省 や 福 外 の 海 域 で 、 常 日 頃 か ら 海 上 保 安 庁 の 万 平 方 キ ロ メ 1 ト ル に お よ ぶ 広 大 な が 同 メ カ ニ ズ ム を 尖 閣 の 領 海 ・ 領 空 で 建 省 に 出 稼 ぎ に き た 農 民 で 、 船 の 扱 い す ぐ 後 ろ に 護 衛 艦 が い る 実 績 を 積 み 重 を 失 う こ と に な る 。 中 比 仲 裁 判 断 で も 適 用 す る こ と を 主 張 し 、 合 意 で き て に も 慣 れ て お ら す 、 不 測 の 事 態 を 起 こ ね て い く こ と が 望 ま し い は 、 「 島 」 の 基 準 に つ い て 、 自 然 の 状 い な い 。 海 空 を 切 り 離 し て 、 「 海 上 連 す 可 能 性 が 高 い 東 シ ナ 海 で は 、 尖 閣 諸 島 の 問 題 だ け 態 で 、 人 間 が 集 団 で 生 活 で き 、 資 源 採 絡 メ カ ニ ズ ム 」 を 先 行 さ せ る な ど 、 異 で は な く 、 中 間 線 付 近 で の 中 国 の 一 方 取 以 外 の 経 済 活 動 を 外 部 の 支 援 な し に 中 国 だ け で な く 米 国 に も な る 発 想 が 必 要 で あ ろ う 。 行 え る こ と と し て い る 。 こ の 基 準 で は 的 な 資 源 開 発 の 問 題 も あ る 。 ま た 、 日 理 解 れ な い 海 上 警 備 行 動 よ り 喫 緊 の 課 題 は 、 グ レ 1 ゾ 1 ン に 民 間 人 の 住 ま な い 離 島 は ほ と ん ど 「 岩 」 本 全 体 に 視 点 を 広 げ れ ば 、 北 方 領 土 、 お け る 危 機 管 理 で あ る 。 東 シ ナ 海 に お に な っ て し ま う 。 こ の 基 準 を 厳 格 に 当 グ レ 1 ゾ 1 ン 対 処 に 関 し て 慎 重 に 議 竹 島 、 小 笠 原 諸 島 沖 で の サ ン ゴ 漁 、 日 て は め る な ら 、 沖 ノ 鳥 島 だ け で な く 、 い て 、 軍 事 バ ラ ン ス は 依 然 日 米 に 有 利 論 す る べ き 点 は 、 海 上 警 備 行 動 ま た は 本 の 排 他 的 経 済 水 域 (QQN) 内 へ の な 状 況 が 続 い て い る 。 こ の た め 、 中 国 治 安 出 動 に よ る 自 衛 隊 の 投 入 で あ る 北 朝 鮮 の 弾 道 ミ サ イ ル の 着 水 な ど 、 海 南 鳥 島 な ど 他 の 離 島 も の 基 点 と は な れ な い 。 は 軍 事 的 手 段 で は な く 、 漁 船 や 海 上 民 事 態 が 海 上 保 安 庁 の 能 力 を 超 え た 場 の 国 境 周 辺 で 問 題 が 山 積 し て い る 兵 、 政 府 公 船 を 利 用 し 、 グ レ 1 ゾ 1 ン 沖 ノ 鳥 島 を 「 島 」 と し て 守 る た め 、 合 、 海 上 警 備 行 動 を 発 令 し 護 衛 艦 を 派 な か で も 最 も 深 刻 な の が 、 沖 ノ 鳥 島 に お い て 日 本 へ の 挑 戦 を 続 け て い る 遣 す る こ と に な り 、 昨 年 そ の 発 令 が 電 で あ る 。 中 比 の 国 際 仲 裁 判 断 は 当 事 国 日 本 は 「 独 自 の 経 済 的 生 活 」 を 維 持 で 海 上 保 安 庁 は 巡 視 船 隻 か ら な る 尖 話 閣 議 で 迅 速 に 行 え る こ と に な っ た 。 の み を 拘 東 す る と は い え 、 国 連 海 洋 法 き る よ う 沖 ノ 鳥 島 の 特 徴 を 活 か す 必 要 閣 専 従 態 勢 の 運 用 を 開 始 し た 。 だ が 、 た だ 、 こ れ は 国 際 的 な 慣 行 で は な く 、 条 約 に お け る 「 島 」 と 「 岩 」 の 基 準 を 、 が あ る 。 サ ン ゴ の 再 生 研 究 や 波 力 発 電 こ れ は 常 時 3 隻 の 中 国 公 船 を 監 視 す る あ く ま で 日 本 国 内 の 手 続 き で あ り 、 日 中 国 が 沖 ノ 鳥 島 を 「 岩 」 と 主 張 し て き の 研 究 、 沖 ノ 鳥 島 が 地 質 学 上 の 「 不 動 点 」 で あ る こ と を 活 か し た 海 面 上 昇 の た め の 数 で あ り 、 中 国 側 が 「 3 ・ 3 ・ 本 が 自 衛 隊 を 先 に 出 せ ば 中 国 が 軍 艦 を た こ と に 何 度 も 一 言 及 し た 上 で 示 し た 。 2 方 式 」 を さ ら に 高 め て く る の で あ れ 出 す 格 好 の 口 実 を 与 え て し ま う 。 海 上 特 に 、 ス プ ラ ト リ 1 諸 島 で 最 大 の 太 平 定 点 観 測 な ど を 行 っ て 、 島 で あ る 根 拠 を 積 み 重 ね る こ と が 必 要 で あ る 。 2 ば 、 海 上 保 安 庁 も さ ら に 増 強 す る 必 要 警 備 行 動 に つ い て は 米 国 で も 理 解 が 広 島 に も 「 岩 」 と の 判 断 が 下 さ れ た た め 、 が あ る が っ て お ら す 、 日 本 に 慎 重 な 対 応 を 求 日 本 も 沖 ノ 鳥 島 を 「 島 」 と す る 主 張 を こ た に ・ て つ お 日 本 国 際 問 題 研 究 所 主 任 研 究 員 。 19 中 国 の 海 上 民 兵 の 実 態 は 不 明 な 点 が め る 声 か 依 然 多 数 を 占 め て い る 。 こ の 改 め る べ き だ と い う 論 調 が 国 際 的 に 出 73 年 生 ま れ 。 同 志 社 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 博 士 課 程 満 期 退 学 。 米 国 ヴ ァ ン ダ ー ビ ル ト 大 学 日 米 関 係 協 力 セ ン タ ま だ 多 い が 、 そ の 動 き に も 注 意 が 必 要 た め 、 グ レ 1 ゾ 1 ン 対 処 は 海 上 保 安 庁 始 め て い る 海 洋 政 策 研 究 財 団 、 岡 崎 研 究 所 で の 研 究 員 を 経 て 2 。 14 年 か ら 現 職 。 専 門 は 日 米 同 盟 、 地 政 学 、 海 洋 安 全 国 連 海 洋 法 条 約 で は 、 島 は お で あ る 。 お そ ら く 、 今 回 中 国 公 船 と 一 保 障 。 に よ る 対 応 を 優 先 す る べ き で あ る 。 他 21 、 、 ト d 部 October 2016

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そ の 結 果 、 富 豪 に な る 千 載 一 遇 の チ 年 ) に は 、 後 に 軽 井 沢 の 別 荘 地 開 発 て い る が 、 明 治 年 代 に は 、 多 く の 日 競 争 」 は 、 ま す ま す 激 化 し た 。 玉 置 半 ャ ン ス を 逃 す ま い と 、 ア ホ ウ ド リ な ど を 手 が け る 野 澤 源 次 郎 も 、 日 本 政 府 に 本 人 が ア ホ ウ ド リ の 捕 獲 の た め に 進 出 右 衛 門 の 鳥 島 も 例 外 で は な く 、 ア ホ ウ -1 《 8 9 0 の 鳥 類 を 求 め て 、 東 は 北 西 ハ ワ イ 諸 島 こ の 島 の 借 地 願 い を 提 出 し て い る 。 日 年 ( 明 治 年 ) に な っ ド リ は 激 減 し 、 玉 置 は 新 た な 無 人 島 を へ 、 西 は 南 シ ナ 海 の 島 々 へ 我 先 に と 危 本 か ら 、 は る か 東 、 お よ そ 4500 キ ロ て 、 寄 留 商 人 の 古 賀 辰 四 郎 が 島 の 借 地 探 し て い た が 、 そ の な か で 大 東 諸 島 の 険 を 顧 み ず に 進 出 し た 。 「 バ メ ー ト ル も 離 れ て い る 太 平 洋 の ど 真 ん 権 を 申 請 し 、 翌 年 、 政 府 は 古 賀 に 尖 情 報 を 得 た 。 1899 年 ( 明 冶 年 ) 、 閣 四 島 を 貸 与 し た 。 ッ シ ュ 」 と も 呼 ぶ べ き 「 無 人 島 獲 得 競 中 の ミ ッ ド ウ ェ ー 島 で 、 こ の 時 、 彼 ら 八 丈 島 か ら 南 大 東 島 に 開 拓 船 を 派 遣 0 争 」 か 繰 り 広 げ ら れ る こ と に な る は 既 に ア ホ ウ ド リ の 捕 獲 事 業 を 行 っ て こ の よ う に 、 鳥 類 が も た ら す 富 を 認 し 、 翌 1900 年 、 八 丈 島 の 人 々 は 、 1899 年 ( 明 冶 年 ) に は 、 あ る お り 、 さ ら に 捕 獲 の 独 占 を 狙 っ て 借 地 識 し た 日 本 人 の 海 洋 進 出 は 早 く 、 中 国 絶 壁 を 登 り 上 陸 に 成 功 し た の で あ る 。 民 間 人 か ら ミ ッ ド ウ ェ ー 島 の 借 地 願 い 願 い を 出 し て い た と は 、 驚 く よ う な 話 政 府 の 主 張 す る 「 尖 閣 諸 島 は 、 日 清 戦 こ う し た 状 况 の も と 、 1905 年 ( 明 で あ る か 出 さ れ 、 2 年 後 の 190 1 年 ( 明 治 治 年 ) 前 後 か ら 、 無 人 島 へ の 進 出 目 争 時 に 日 本 に か す め 取 ら れ た ← - と い う 時 期 以 前 に 、 多 く の 日 本 人 が 既 に 伺 ヂ 的 に 鳥 類 の ほ か 、 鳥 糞 や リ ン 鉱 が 加 わ 尖 閣 諸 島 も 「 ア ホ ウ ド リ 諸 島 に 進 出 し て い た の で あ る る 。 羽 毛 は 軽 量 の た め 運 搬 に 小 さ な 船 止 ま ら な い 帝 国 「 日 本 」 の 拡 大 な お 「 / 、 、 ヾ ー ド ・ ラ ッ シ ュ プ に よ っ て い か 使 用 さ れ た が 、 重 い 鳥 糞 や リ ン 鉱 は こ の 「 / ヾ ー ド ・ ラ ッ シ ュ 」 の 多 く の 労 働 者 や 重 機 、 汽 船 を 必 要 と し ア ホ ウ ド リ ば か り か 、 国 内 外 の 鳥 類 も 結 果 、 日 本 周 辺 の 無 人 島 は 次 々 捕 獲 さ れ 、 わ が 国 か ら 輸 出 さ れ る 鳥 類 た 。 結 果 、 進 出 の 主 体 が 山 師 的 な 商 人 に 帝 国 「 日 本 」 に 編 人 ざ れ 、 わ は 、 明 冶 後 期 に は 、 間 数 百 万 に の か ら 独 占 資 本 に 移 行 し 、 そ の 活 動 は 太 が 国 の 領 土 は 拡 大 」 た ば 0 た 。 大 蔵 省 も 25 。 万 59 い 平 洋 、 と 一 層 活 発 化 し て い 0 た 。 日 本 最 東 端 と な る 南 鳥 島 は 、 以 上 の よ う に 、 日 本 の 広 大 な 排 他 的 羽 と し て い る 。 並 外 れ た 数 量 で あ る グ ラ ン パ ス 島 を 探 し 回 っ て い た そ の 多 く ョ わ ロ ッ バ ダ と り わ け フ 経 済 水 域 の 形 成 を 主 導 し た の は 、 ア ホ ウ ド リ で あ っ た 。 こ の 鳥 は 一 攫 千 金 に 水 谷 新 六 に よ っ て 、 1896 年 . 。 ラ ン ズ に 輸 出 さ れ た 高 級 婦 人 帽 や ( 明 治 四 年 ) に 発 見 さ れ た 物 一 " " 一 篩 り の 原 料 と し て 使 用 ざ れ ・ ・ " そ の 製 品 】 な る い う 認 識 と 、 そ の 捕 獲 と い う 欲 ・ ば パ リ の 品 の プ ア ッ シ ョ ン と し て 大 充 ・ 求 が 「 バ ド ラ ッ シ ュ 」 と も 言 う べ は そ の 後 す ぐ に ア ホ ウ ド リ の 捕 ー ↑ ・ 【 。 き 『 年 人 島 獲 得 競 争 プ を 引 き 起 こ し 、 獲 を 開 始 し 、 南 鳥 島 は 189 合 【 " 【 【 " 行 し た ↑ 88 。 年 【 ( 明 給 年 ) 年 に わ が 国 の 領 土 と な っ た 。 92 。 年 " ( 大 正 9 年 頃 わ が 国 は 世 【 【 【 は か ら ず も 、 . ・ わ か 国 の 領 土 拡 大 と い う -1 8 8 LO ま た 、 尖 閣 諸 島 は 、 界 屈 指 の 鳥 類 輸 出 大 国 で あ づ た 副 産 物 を も た ら し の で あ る 。 一 = 年 ( 明 治 年 ) に 沖 縄 県 が 調 査 だ が 、 こ う し た 大 規 模 な 捕 に よ っ し 、 そ の 回 航 報 告 書 に ア ホ ウ ド て 、 ア ホ ウ ド リ な し 《 ) の 多 く の 鳥 が 枯 藺 市 立 汰 学 名 誉 教 授 。 車 攻 は 人 文 地 理 笋 ・ 歴 史 地 理 学 ( 文 学 博 土 )* ・ 箸 書 に 「 ア ホ 巧 ド リ を 追 わ 発 日 本 人 ← 一 岩 波 新 書 ) な ど 。 リ の 大 群 の 様 子 が 詳 し く 記 さ れ 渇 へ と 向 か う 。 こ の だ め ・ 『 年 人 島 獲 得 3 3 JYO IS 工 IKAWA/AFLO ア ホ ウ ド リ を 追 い 求 め 、 八 丈 島 の 人 々 は 南 大 東 島 の 絶 壁 を 登 り 上 陸 し た 0 ( 0 ( 0