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いまに生きる古代ギリシア

互助組織としての組合が結成されるほどでした。 参加資格はヘレネス 競技会への参加資格を定める条件は、殺人行為などを犯していないということを除けば、 ギリシア人 ( ヘレネス ) であること、これだけでした。 参加資格に関しては、たとえば、次のような逸話があります。あの有名なアレクサンドロ 成 ス大王の祖先であるマケドニア王アレクサンドロス一世 ( 在位前四九七頃 5 前四五四頃 ) が、オ 形 識 リンピアの競技会への出場を希望したときに、ヘレネスではないから出場資格なしとして排 意 人 除しようとする者たちがいたことを、ヘロドトスは伝えています ( 『歴史』第五巻二二章 ) 。こ のとき、アレクサンドロスはマケドニア王家はさかのぼればアルゴス出身であると述べ立て 典 祭 て、出場を認められたということです。ただし、このエピソードはアレクサンドロス自身に よる作り話であったという見方をとる研究者も少なくありません。 神 アレクサンドロス一世から数えて五代目のマケドニア王がフィリッポス二世、つまりアレ クサンドロス大王の父です。このフィリッポス王 ( 在位前三六〇 / 三五九 5 前三三六 ) は、オリ ンピックで優勝したことが確かな最初のマケドニア王ですが、彼はオリンピアの神域内にフ オ ィリッペイオンと呼ばれる円形堂を建設し、その中に自分と妻オリュンピアス、それに彼女蛔 第 との間の息子アレクサンドロス大王、そして自分の両親であるアミュンタス三世とエウリュ デイケの五名の立像を設置しました。残念ながら、これらの像は一体も現存していませんが、

小説新潮 2016年12月号

た。代理睡眠室の人口に「代眠中」のプレて、同級生はみんなこのくらい寝ていると 思えるでしようか ートをかけ、机のわきのカーテンをひら思っていた。放課ごや休日に友人と遊んで 「そう感じてもらえるように努めます」 いるときには眠くならなかったので、だれ 代理睡眠はひとりにつき週に一回、最長き、私はべッドに横たわる。べッドはマッ も私がひとりのときにずっと眠っていると サージ用の飾りのないシンプルなものだ。 で三か月まで受けることができる。 期限が決められている理由は、代理睡眠枕もとのポットでラベンダーのアロマオイは思わなかったようだ。 過眠は高校時代もつづいた。中学のとき は、クライアントが眠れない状況におちい ルを温め、名刺を凝視し、ナカムラモエル は耳に人らなかった、家族からの私への不 っている原因を根本てきに改善するまでのさんのために眠った。 満が聞こえるようになってきた。眠ってば 応急処置だとされているからだ。ナカムラ かりいてなにもしない、将来の夢もなにも さんの場合は、残業を減らし、心労の原因 である上司との関係を改善し、ペットの体私が過眠症を発症したのは中学生のときない怠け者で、高校を卒業したらどうなっ 調が安定することが必要だ。それらすべてだった。小学生のころは活発で、毎日暗くてしまうんだろうと両親は思っている じっさい、勉強は得意ではなくて大学には が三か月で解消されるとはとても思えないなるまで近所の子たちと外で遊んでいた。 けど、会社の福利厚生に代理睡眠サービス田舎で育ったので道路も空き地もみんな遊行けそうもなかった。高三のときに、いま からでもがんばれば人れる大学もあるとは を取り入れる場合、そういう規則になってび場だった。夜も弟とアニメを観たりゲー いるのだからしかたがない。じっさい、そムをして夜ふかしをし、睡眠時間が足りな教師にいわれていたけど、私の胸の中には どうしてか、自分は受験勉強をしなくても いことで親に叱られつづけていた。 の制限がなければ代理睡眠依存におちいっ それが、どういうわけか中学からは正反いいという確信のような、熱く輝くものが たであろう社員を何人も見てきた。このナ カムラさんは愛情深くて心優しく、しかし対の体質に変わってしまった。授業中はなあった。親や教師を納得させられるように 理論立てて説明はできないから、なにもい 甘える対象には自制心がきかなくなるタイんとか居眠りせずにもちこたえるものの、 士 プのようで、こういう人は代理睡眠にはま帰宅するやいなや眠らずにいられない。いわなかったけど。 眠 りがちだ。 ったん眠ると朝まで目ざめず、はじめはタ両親は美容院を経営していて、高校三年 私たち睡眠士は、あくまでクライアント食のときに起こしにきていた家族もあきらの二学期に、母が近所の常連さんに施術をみ が自分自身でじゅうぶんに眠れるまでのおめて、私のぶんだけが残されるようになしながら私のことをしゃべっているのが聞や こえた。進学する気はないし、かといって 手伝いをする役目。ナカムラさんは「よろり、それが翌朝の食事になった。このとき しくお願いします」と頭をさげて退室しの私は自分が眠りすぎだという自覚は薄く就職にも熱心じゃない。ほんとうにどうし盟

世界史の誕生 : モンゴルの発展と伝統

”対決の歴史ー一地中海文明の歴史文化 が、それはともかく、これでお互いさまということであったのに、その後こんどはギ リシア人が第二の悪事を犯すことになったという。 「すなわち彼らは軍船に乗ってコルキス地方 ( コーカサス ) のアイアに至り、パシス 河 ( グルジアのリオニ河 ) に達して、目指す目的を果たした後、王女メディアをその りやくだつほしよう 地から奪い去った。コルキスの王はギリシアへ使者を遣わして王女掠奪の補償を求め るとともに、娘の返還を要求した。ところがギリシア側では、先方もアルゴスの王女 イオ掠奪の補償を当方にしなかったのであるから、当方でも補償はしない、と返答し たという。 「その後、次の世代に入ってから、プリアモスの子アレクサンドロス ( パリス ) が、 右の話を聞き知って、ギリシア人が補償しなかったのだから、自分もせずに済むだろ うと考えたからに相違ないが、ギリシアから自分の妻たるべき女を掠奪して来ようと 思いたったのだと、ベルシア人は伝えている。こうしてアレクサンドロスがヘレネを 奪い去った後、ギリシア側は先ず使者を送り、ヘレネの返還を求め、掠奪に対する贈 償を請求することにした。しかしギリシア側の申し出に対して、アレクサンドロス側 ではメディア掠奪の先例を盾にして、ギリシア側が自分では補償も払わず、返還要求 にも応じないでいながら、他からは補償を得ようとしている、となじったという。こ こまでは、お互いに掠奪をしたというに過ぎなかったのだが、これ以後はギリシア人 しよう

無頼のススメ

何百年かに一人の天才とは 「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむー 三好達治の「雪」という有名な詩は、生きものの気配さえ消えた雪国の夜の沈黙を語 っているのか、子どもたちの安らかな眠りを伝えたものか、あるいは時間と静寂をうた ったものか、様々な解釈があるようです。 詩というものは考えるほど、説明するほどに、本質から外れるような気がしてきます。 例えばランポーの詩にも、字句を読んだだけではよく分からない難解さがある。でも、 人類などカニみたいなものだ 170

諸星大二郎特選集 3 遠い世界

ガイドを 含めて、 私以外が やたらと 寝てばかり しるように なった。 やがて一行に 奇妙な変化が 現れはじめた。 いつの間にか第 一座り込んで、 眠っているかと 一思 , っと 夢うつつで 歩いていたりする。 ああ : ・ どうしたんだね、 眠いのか ? / 彡 ′ッリ よくわかリません いつの間にか 眠っていて : 夢を見るのてす なぽ私私 つんもに -. -- ー = ーたや彼も 。りら伝 歩に染 く合し よわた うせの 099 遠い国から〔第四信 ] 荒れ地にて はっキ、り・ しない夢てす。 ても醒めたく なくて : どんな夢だね ?

新潮45 2016年09月号

俊彦訳の「退屈な話ーー或る老人の手記くなっている。江藤の年制作者である者。後に慶大英文科教授 ) と私に全 からーーー」である。「そこには軽々しく武藤康史と一緒に藤井昇から話を聞いたると書いてあったらしい」 も仰々しくもない一一一口葉があり、その一一一一口葉のは平成十一年九月で、江藤の死の衝撃昭和何年のことだったか、藤井先生に はあり来りの言葉を受けつけなくなってがいまださめやらぬ頃だった。藤井名誉はっきりとした記憶はなかった。それが いる私の心のもっとも深い場所に沁み人教授はその時七十三歳で、上越新繽の昭和二十九年の夏であることは、自伝 り、いつまでも消えない波紋を描きはじ上毛高原駅から車で三十分ほどの老人ホ『なっかしい本の話』で確認できる。と めたからである。 ( 略 ) つまりそのとき、 ームに暮していた。 いうよりか、藤井先生の話を踏まえれば、 私はここにまぎれもない人生の真実が描「今まで誰にも話さないできたけれども、江藤は自殺未遂の事実を『なっかしい本 かれていると思ったのである」。短篇小もう言ってもいいでしよう。江藤君は学の話』の中に、かなりはっきりと書き込 説の近くを引用した後、江藤は「そ生のとき、自殺未遂をやってるんだ。慶んでいるのだった。「その夜、私は深く の夜、私は深く眠った」という一行を記子さんが真っ青になって三田 ( 大学 ) へ眠った」と、大胆といっていい書き方で。 している。 来て、それで私は学校の仕事 ( 通信教育「チェーホフの、、、『退屈な話』を読んでか 天井を見つめてまんじりともしない部の講師 ) を放り出して、江藤君の家にらというもの、私はしばらくのあいだ書 「眠られぬ夜」が来てもおかしくない精一緒に行ったんだ。田町駅から一緒に電物を手に取りさえしなかった。 神状態のはずなのに、「その夜、私は深車に乗ってね : 。王子 ( 十条仲原 ) のそれはかならずしも、私がこの小説に く眠った」というのは、考えてみれば、三井銀行の社宅で、西陽のあたる八畳ぐ " 文学的〃に参ってしまったから、とい 引っかかる表現である。この一行が「文らいの部屋にね、蒲団敷いて寝てましたうわけではない。この世の先には、なに 学的」なものへの嫌悪の始まりであった。よ。私が駈けつけた日にやったのか、そもないのだ、という恐しい啓示が、この の前か、そこまではわかりません。 ( 手小説を読んでいるうちに、私をしたたか 「恩師」藤井昇先生の証言 段は ) 薬だったんじゃないかな。その日、に打ちのめしたからである。 そのことを示唆してくれたのは、慶大何を喋ったかは覚えていません。慶子さ その空間は暗く、寥々としていて、風 一年生の江藤に英文法を教え、江藤の才んの話では豸しきものがあって、 が蕭々と吹きわたっていた。しかも、そ 能を愛し、英文科進学を勧めた「恩師」江藤君は自分の蔵書を大橋君 ( 大橋吉之こに佇む私は一人きりで、心は薮にみ 藤井昇だった。笄は江藤の四年後に亡輔。一年の時の担任だったアメリカ文学ち、どんな光を見ることもできず、誰の

ベトナムアンコールワット

0 八ロン湾には、かってこの地で船遊びをした王族たちのジャンク船が よく似合う 0 漁業の町であるハロンには水上生活者も多い 一大う湾がかっぴか情 随によンの静にか明の ム面のロるるる浮のそ ナ海絵ハ乗あれに月 トの墨なにに日るく 間べン、ん船奥カタ昇描 る一ちそ泊の日いにを のれリ立。宿湾。赤うン 千→ばグえる、ンすがこイ 呼ドびいらロろト向ラ もルそてな八下ツのい。 とラがしるはをエ岩白だ メ岩なす船りルはに的 林工奇り喫。カシに、冫 桂。の織満ういの夜の灯 の地もををろに岩黒に 》いー海勝网景力だ江奇り漆実 の月なの一なれ上り景 歴史を知る旅 自然遺産 自然遺産 魅惑の世界遺産を訪ねて : え、ベトナム戦争時 山懐深くに眠るチャンバ王国の聖地 に米軍の爆撃を受 け、跡形もなく破壊 My Son Sanctuary された遺跡もある @ ミーソン遣跡→ p. 120 緑深い山奥に、忽然と姿を現す十数基の レンガ造りの塔。 ーソンは、ベトナム版 アンコール遺跡ともいえる神秘的で大規模 な遺跡群。ここは、かって中部ベトナムで 隆盛を誇ったチャム人の聖地。 900 年にわ たるチャンノヾ王国の栄枯盛衰を反映し、塔 の造りは華麗であったり簡素であったり と、様式や装飾にさまざまな変化が見られ る。遺跡を結ぶ遊歩道を歩きながら、外壁 に施された精緻なレリーフに目をとめる と、その変化が見てとれるだろう。 鰲辷ーす信ミ夛ダを 1 キ 自然が生み出す洞窟と地底川が圧巻 Phong Nha-Ke Bang NationaI Park 6 フォンニャケバン国立公園→ p. 107 ラオスとの国境まで続く広大な国立公 園。ここでの見どころは、なんといっても 洞窟だ。フォンニヤはベトナム語で「風の 牙」という意味で、巨獣の牙のように垂れ 下がる鍾乳石と、地底から吹く風を恐れた 人々がそう名付けたという。洞窟内には世 界最長ともいわれる地底川が流れ、小舟で 散策することができる。 文化遺産 洞窟内は色とりどりにライトアップされている

脳が「やる気」を起こす魔法(ミスティック・クール) : あなたの人生が、この瞬間から変わります!

4 胞が作られるのは、新しい経験を記憶するため。新しい経験が増えていくほど、人生は豊か になります。ちっとも増えなかったら、人生はさぞかし退屈で、しまいには気が滅入ってし ま、つでしよ、つ 要するにスドレ・スが・ら解放ざ・れ・れ・ば・、・。・・海で・ふ・た - た・び新し・ - い細胞が作られる - よ ) プになり、 様新し・い・経験が壇・ 0 いぐわけです。ストレスのない環境で、海馬は新しい細胞に新しい経験 神 なを記憶していくでしよう。これならうつ状態の発生も食い止められ、充実した人生が復活す 大 るはずです。 る っ を つい友たちづき合いも億劫になる の る や 一方、慢性的なストレスは、セロトニンの分必・に・し・普響をお・よぽ・します。セロトニンは 気持ちを安定させ、怒りや興奮を静めてくれる神経伝達物質で、ほかには体温や睡眠、性欲、 脳 感食欲、代謝の調整も行います。脳内のセロトニンが減少するとゆううつになり、ふだんは何 ③ 気なくやりすごしている出来事が深刻な問題のように感じられ、しまいには気持ちがくたく 神 た。毎日がちっとも面白くなくなり、仕事からは充実感が得られす、友だちづき合いも億劫 の 内 になっていきます 8

イズミ幻戦記 4 (烙都紅蓮編)

でくるんだスペシャル・ビューティ 1 超能力少年が、まだ眠気から醒めきらない、憮然とした おももちで吐きだしている。 「まあっ、イズミちゃん : : : 起きてたの ? 」 あたふたとふりかえる香ケ沢静には答えず、イズミはそのままカウチ上に固まり、どろんと した目つきで宙を眺めるばかりで数十秒間が経過した。 「イズミちゃん : ・ : 大丈夫 ? こ 「たーだの低血圧でしょ おそるおそる様子をみる静に、翠が横からロをはさんだ。 「さあさあ眠りの森の王子様、おかげんいかが ? ステキなお姫様もニプいお供もいないけ ど、目的地ならそろそろ近くよ」 厭味たっぷりの言われようにも、まだイズミは応じない。 突発的な意識のエア・ポケットに落ちこんだような、奇妙な空白だった。 「ーーーなんだ ? 僕はまだいるのか ? さむけ ひとりごちたとたんに、イズミはひとっくしやみをする。急に寒気を感じたそぶりでケープ を肩のまわりにひきよせた。

ミダレりゃいいだろ! : 青桃院学園風紀録

いかかしましよ、つ、と雅。 どのくらいの大きさの船かな、と帝。 「リヒャルトに、あたりの状況を調査するよう伝えてくれたまえ。特にこれといった問題がな ければこのまま航行をつづけよう。せつかくのお客に、せつかくのクルーズだ」 そう言って帝は、運ばれてきた冷たいミネラルウォーターのグラスを、となりのデッキチェ アで眠る剣の頬に、スイと当てる。 剣はヒンヤリ美味しい夢のなか。 へへ、かき氷 : ・ : ・うひやひや、アイスクリーム : : : 幸せ」 「うんにやっー