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検索対象: 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡
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1. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

一七六六位の蔵人、思ひかくべき事にも あらず。かうぶり得て : 一七七女の一人住む家などは : ・ 一七八宮仕へ人の里なども 一七九雪のいと高くはあらで : ・ 一八〇村上の御時、雪のいと高う降りた るを 八七 : ・ 一八一みあれの宣旨の、五寸ばかりなる八七 : ・ 一八二宮にはじめてまゐりたるころ : 九四・ : 一八三したり顔なるもの 一八四位こそなはめでたきものにはあれ。 同じ人ながら、大夫の君や、侍従の 君など聞ゆるをりは : 一八五風は 一八六野分のまたの日こそ : 一八七、いにくきもの : 一八八島は : 一八九浜は : 一九〇浦は 八四・ : 九七・ : 一 8 一一八九 一九一寺は : 一九二経は : 一九三文は : 一九四仏は : 一九五物語は 一九六野は : ・ : 一 0 三 : 一九七陀羅尼は暁・ : 一 0 三 : 一九八遊びは夜 一九九遊びわざはさまあしけれど : 二〇〇舞は : 二〇一弾き物は : 一 0 四 : 二〇二笛は 二〇三見るものは : 二〇四五月ばかり山里にありく : 二〇五いみじう暑きころ : 二〇六五日の菖蒲の、秋冬過ぐるまで : : : 一一 0 : 二〇七よくたきしめたる薫物の : 二〇八月のいと明かき夜 : 二〇九大きにてよきもの ・ : 一一九四 ・ : 一一九四

2. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

221 ( 付 ) 第 16 20 段 はうぐわん 左右の衛門の尉を、判官といふ名つけて、いみじうおそろしう、かしこき者三底本表記「みわきゝわかぬ物 を」。他本により訂す。 めの やかう に思ひたるこそ。夜行し、細殿などに入り臥したる、いと見ぐるしかし。布の一三検非違使の尉。衛門尉で検非 違使の大少尉を兼官しているもの。 なが しろばかまき - ゃう 白袴、几帳にうちかけ、うへのきぬの長くところせきをわがねかけたる、いと六位蔵人を兼務したものを「上の ここもそれに相当 判官」といい しり たち つきなし。太刀の後にひきかけなどして立ちさまよふは、されどよし。青色をする。↓田五二段。 一四夜の巡行。 たれ ニ 0 ありあけ 一五そのついでに女房のいる細殿 。いかにをかしからむ。「見し有明そーと誰言ひけむ。 ただつねに着たらよ、 の局などに入り込んでいるのは。 一六植物繊維で織った白い袴。 宅「わがぬ」は、たわめ輪にして 一九夜まさりするもの 曲げること。 天剣の束に裾を掛けるのも。 きくじんほう 一九六位蔵人着用の麹塵の袍。そ 〔一本きよしとみゆるものの次に〕 ろうそう れを着用せずに緑衫を用いる風俗 わた かいねり が作者には気に入らないことが二 夜まさりするもの濃き掻練のつや。むしりたる綿。 七一段などに見えている。 きんこゑ ひたひ 女は額はれたるが髪うるはしき。琴の声。かたちわろき人のけはひょき。ほ = 0 引歌不詳。 三校本に従って一九段に注記す たきおと るが「一本」にあって能因本に見え ~ ととぎす。滝の音。 ない段は三九段までである。 一三ほおけさせた綿。まわた。 ニ三七絃の琴。 二〇ひかげにおとるもの ニ四灯にてらされると劣るもの。 底本表記「日かげ」。第二類本「ほ おり ふぢ かげ」。 ひかげにおとるものむらさきの織物。藤の花。すべて、その類はみなおと ニ四 ぞう かみ ほそどの な た ふ み るい 一九 あをいろ もの

3. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

43 第 140 段 た のち とうのべん きこえむ」などのたまひて後に、経房の中将、「頭弁はいみじうほめたまふと = 「思ひ隈なし」は分別が十分に 行き届かないことをいう。深い考 ゃ。知りたりや。一日の文のついでに、ありし事など語りたまふ。思ふ人、人えがなくますいことをやった、と。 三御礼。感謝。 一三「を」は感動の間投助詞。 にほめらるるは、いみじくうれしく」など、まめやかにのたまふもをかし。 一四源経房。高明の四男。長徳一一 ふたき 「うれしき事二つ来てこそ。かのほめたまふらむに、また、思ふ人の中に侍り年 ( 究六 ) 七月右近衛中将。四年十 月左に転ず。 けるを」など言へば、「それは、めづらしう、今の事のやうにもよろこびたま一五私あての手紙の中で、頭弁が 語る、とみる。 一六「こそ」の下に「あれ」など省略。 ふかな」とのたまふ。 三巻本「にて」。 宅頭弁がほめたことと、経房の 「思ふ人」の中にはいっていること。 一四〇五月ばかりに、月もなくいと暗き夜 一 ^ あなたが私の思い人であるこ とをば、珍しがって今更のように さぶら 五月ばかりに、月もなくいと暗き夜、「女房や候ひたまふ」と、声々して一一 = ロお喜びになるとは。前からわかっ ていたと思ったのに、の気持 へば、「出でて見よ。例ならず言ふはたれそ」と仰せらるれば、出でて、「こは一九長保元年 ( 九究 ) 五月。 ニ 0 際立っている声は。 す 誰そ。いとおどろおどろしうきはやかなるは」と言ふに、物も言はで、簾をも三擬声語。がさつ、ごそっ。 はちく 一三淡竹の一種。 くれたけ ニ三おお。この君でしたか。「こ たげて、そよろとさし入るるは、呉竹の枝なりけり。「おい。この君にこそ」 おうきし の君」は竹の異称。『晋書』王徽之 てんじゃう と言ひたるを聞きて、「いざや。これ殿上に行きて語らむ」とて、中将、新中伝に「何ゾ一日モ此ノ君無力ル可 ケムャト」と見える。 ニ四中将以下特定しにくい。 将、六位どもなどありけるは、いぬ。 一九 ひとひ つねふさ

4. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

のち てんじゃうびと 一碁石を入れる箱。 夜いたうふけて、人のみな寝ぬる後に、外の方にて、殿上人など物言ふに、 8 ニ部屋の奥が深く見える。 おと 1 おく 1 いしけ 三「人」は、通って来る男であろ 奥に碁石、笥に入るる音のあまた聞えたる、いと心にくし。簀子に火ともした 子 う。しかし次に「男も」とあるから る。物へだてて聞くに、人のしのぶるが、夜中などうちおどろきて、言ふ事は「女」とみることも可能である。 草 四宮城県塩釜湾の島。以下の 島・浜・浦の名所はすべて歌枕。 枕聞えず、男もしのびやかにうち笑ひたるこそ、何事ならむとをかしけれ。 きさがた 五秋田県象潟か 六熊本県宇土市。『伊勢物語』六 十一段。 一八八島は セ熊本県八代市。 四 五 ^ 宮城県松島か うきしまやそしま六 島は浮島。八十島。たはれ島。みづ島。松が浦島。まがきの島。豊浦の島。九松島中の一島という。 一 0 山口県下関市。 なと島。 三不詳。三巻本「有度浜」。 一三和歌山市。 一四三重県。 一八九浜は びわ 一五大津市の琵琶湖岸。 一六不詳。三巻本「もろよせの浜」。 浜はそと浜。吹上の浜。長浜。うちでの浜。もみよせの浜。千里の浜、ひ宅和歌山県日高郡。「思ひやら るれ」の已然形止は不審。 ろう思ひやらるれ。 一 ^ 底本「おふ」。三重県の地名か。 しゅうちゅうしよう 『袖中抄』に斎宮の御庄とある。 一九宮城県塩釜市 ニ 0 滋賀県大津市。 一九〇浦は ニ一和歌山県海南市。 ふきあげ ね きこ よなか かた すのこ ち一と とよら

5. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

139 第 254 段 と、かの言ひたりし人そをかしき。 え みちのくに紙、白き色紙、ただのも、白う清きは、得たるもうれし。 もとすゑと はづかしき人の、歌の本末問ひたるに、ふとおばえたる、われながらうれし。 一四左右に分れて物を合せ、優劣 常にはおばゆる事も、また人の問ふには、清く忘れてやみぬるをりそおほかる。を競う遊び。歌合せ、香合せ、絵 合せ、貝合せ、根合せなど。 とみに物求むるに、言ひ出でたる。ただいま見るべき文などを求めうしなひ一五ちょっとした機知で自慢の鼻 を折ることができたの。「はかる」 は工夫して計画を練り、欺くこと。 て、よろづ物をかへすがヘす見たるに、さがし出でたる、いとうれし。 一六返報。意趣返し。 ものあは 宅相手がきっとするだろう、と 物合せ、何くれのいどむ事、勝なる、いかでかうれしからざらむ。また、い こちらが思うのである。 をと - ) え みじうわれはと思ひて、知り顔なる人、はかり得たる。女などよりも、男はま天はかられた相手は、知らぬ顔 をして、反応を示さず、こちらを さりてうれし。これが答はかならずせむずらむと、常に心づかひせらるるもを油断させて時を過すのもおもしろ 。下二段他動詞「たゆむ」は、気 をゆるめさせる意。 カーしキ、こ、、 しとつれなく、何と思ひたらぬさまにて、たゆめ過ごすもをかし。 一九「荒き目」でひどいことと解す ニ 0 う るが疑わしい。三巻本「あしき目」。 にくき者のあらき目見るも、罪は得らむと思ひながらうれし。 - 一うむ ニ 0 仏罰を蒙っているだろうと思 ぐしむす い・ながら。 さし櫛結ばせてをかしげなるも、またうれし。またおほかる物を。 ニ一「結ぶ」とは具体的内容は不明。 ぐし 日ごろ月ごろなやみたるがおこたりたるも、いとうれし。思ふ人は、わが身三巻本「さし櫛すらせたるに」。 一三「また」の語が多い、と自分の 表現を反省したものとみる。 よりもまさりて , つれし。 がみ 一九 しきし たふ一七 かち ふみ 一三たった今見なくてはならない 書物などを探すのになくしてしま って。「求めうしなふ」はやや疑わ

6. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

かたうど しいらへたるとて、「すべて物聞えず。方人とたのみきこゆれば、人の言ひふちの治安一一年 ( 一 0 = 一 l) のことで疑わ しい。三巻本「閑院の左大将」。 = 当時「うち臥しの巫女」という るしたるさまに取りなしたまふ」など、いみじうまめだちてうらみたまふ。 巫女がいたことが『大鏡』『今昔物 。、かなる事をか聞えつる。さらに聞きとめたまふ事なし」など語集』などに見える。同一人物か。 一ニ『紫式部日記』に、藤原実成の 言ふ。かたはらなる人をひきゅるがせば、「さるべき事もなきをほとほり出で舞姫の付添として見える人物か。 一三左京の親「うち臥し」に「打ち たまふ、やうこそあらめ」とて、はなやかに笑ふに、「これもかの言はせたま臥して」をかけてからかったもの。 一四「なり」は伝聞。 一五自分の味方をしてくれる人。 ふならむ」と、いと物しと思へり。「さやうにさやうの事をなむ言ひはべらぬ。 一六以前から世間の人が ( 私が左 のち 人の言ふだににくきものを」と言ひて、引き入りにしかば、後にもなほ、「人京に通うと ) うわさをしていると 同じふうに事を解釈なさる。 てんじゃうびと に恥ちがましき事言ひつけたる」とうらみて、「殿上人の、笑ふとて、言ひ出宅本当に「横になる」の意味だけ で言ったのだと言いのがれた。 ひとり でたるなり」とのたまへば、「さては一人をうらみたまふべくもあらざンなる天自分の加勢をさせようと。 一九かんかんに怒る意。 ニ 0 悪口を言うのは。 に、あやし」など言へど、その後は絶えてやみたまひにけり。 三むりにこじつけて言う。 一三殿上人が、そう言えば人が笑 段 うだろうというわけで、でたらめ 一六七昔おばえて不用なるもの を言い出したのだ。 ニ三私との交際。 からゑ ふよう うげん たたみふ 昔おばえて不用なるもの繧繝ばしの畳の旧りて、ふし出で来たる。唐絵の = 四昔は立派だったが、今は役に 立たぬもの。 ニ五 ぢずりも 7 びやうぶおもて 屏風の表そこなはれたる。藤のかかりたる松の木の枯れたる。地摺の裳の花か一宝縹色があせたの。 「あなあやし 一八 きこ 一九 はなだ

7. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

四二本牛飼はおほきにてといふ次 に〕法師は : 女は : 女の遊びは 五いみじう暑き昼中に : 六南ならずは 七大路近なる所にて聞けば : ・ 八森は 九九月二十日あまりのほど : ・ 一〇清水などにまゐりて、坂もとのば るほど 、いにくきものの下〕 夜居にまゐりたる僧を : 一二世ノ中になほいと心憂きものは : : : 一一一六 : 三巻本系統諸本逸文 一たちは 二職におはしますころ ・ : 三璧 ・ : 三五五 ・ : 三五七 ・ : 三五七 ・ : 三五七 ・ : 三五七 ・ : 三五八 一三男こそ、なほいとありがたく : 一四よろづのことよりも情あるこそ : : : 一二八 : 一五人のうへ言ふを腹立つ人こそ 一六古代の人の指貫着たるこそ : 一七成信の中将こそ 一八左右の衛門の尉を 一九〔一本きよしとみゆるものの次 に〕夜まさりするもの : 二〇ひかげにおとるもの : 二一聞きにくきもの・ 二二文字に書きてあるやうあらめど心 得ぬもの : 二三下の心かまへてわろくてきょげに 見ゆるもの : 二四女のうは着は : 二五汗衫は : 一一六薄様色紙は : 二七硯の箱は : ・ : 三五八 ・ : 三五九 ・ : 三五九

8. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

( 現代語訳一一六四ハー ) 一三木の上の男の子がおろすと。 一四木の上の男の子が言うと。 一四八清げなるをのこの、双六を はかま 一五「黒き袴着たるをのこ」が 一九 一ハ 一六木の上の男の子が。 とうだい すぐろくひひとひ 清げなるをのこの、双六を日一日打ちて、なほ飽かぬにや、短き灯台に火を宅梅の実などがなっている時に もこうした光景が見られることだ。 どうばん あ 天黒白の駒を積み上げ、さいの 明かくかかげて、かたきの賽をこひ責めて、とみにも入れねば、筒を盤の上に 目によっておろして進めて行く遊 かりぬくび 立てて待つ。狩衣の領の顔にかかれば、片手して押し入れて、いとこはからぬび。↓一四二段。 一九背丈の低い灯台。盤面を明る えばうし くするために低いものを用いた。 烏帽子を振りやりて、「賽いみじうのろふとも、打ちはづしてむや」と、心も ニ 0 以下は「をのこ」と「かたき」と の行動であるが主語が明示されな となげにうちまもりたるこそ、ほこりかに見ゆれ。 いのでどちらにでも考えられる部 分がある。仮に「をのこ」中心に解 する。相手がさいをよい目が出ぬ 一四九碁をやんごとなき人の打っとて よう強いて祈り、特に急いで筒に 入れないので。 ひも 碁をやんごとなき人の打っとて、紐うち解き、ないがしろなるけしきに、ひ三「をのこ」の行動。下文「狩衣 の : ・」も「をのこ」の描写。 段ろひ置くに、おとりたる人の、ゐずまひもかしこまりたるけしきに、碁盤より一三「 ( 相手が ) 賽をいくらのろっ ニ六 ても、打ち損うものかと、じれ そでした およ はすこし遠くて、及びつつ、袖の下いま片手にて引きやりつつ、打ちたるもをつたそうに。 のうしひも ニ三直衣の紐をくつろいで解き。 第 ニ四つまんで盤に置く。 一宝身分の低い人。 ニ六及び腰になって。 ニ 0 せ あ ニ四

9. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

一五「見ゅ」は、見られる、の意。 見えにしがな、とつねにこそおばゆれ。 直訳すれば ( 思い知っていると ) 見 おも られていたい。 かならず思ふべき人、とふべき人は、さるべきことなれば、とり分かれしも 一六とりたててうれしいというこ 一七 ともない。 せず。さもあるまじき人の、さしいらへをもうしろやすくしたるは、うれしき 宅ちょっとした受け答え。 天「かど」は才能・学芸・才気。 わざなり。いとやすきことなれど、さらにえあらぬことそかし。 「かどなからぬ」は「才ある」意。 おほかた心よき人の、まことにかどなからぬは、男も女もありがたきことな一九やや弁解的な言辞。 めり。また、さる人も多かるべし。 ニ 0 他人のうわさ。 ニ一非難したい気持がして。 一五人のうへ言ふを腹立つ人こそ 一三よくないことのようでもある。 ニ三噂に上った当人が自然と聞き はらだ 人のうへ言ふを腹立つ人こそいとわりなけれ。いかでか言はではあらむ。わっけて。 ニ四「もぞ」は、困ったことが起る かも知れないという懸念を表す。 が・身をばさしおきて、さばかりもどかしく一言はまほしきものやはある。されど、 段 : と困る。・ : といけない ~ けしからぬゃうにもあり、また、おのづから聞きつけて、うらみもぞする、あ一宝思い捨てるわけにはいきそう もない人。 第 ニ六考えて事情がわかる。了解す る。 ニ七 ねん ニ六と 、、とほしなど思ひ解けば、念じて一一 = ロはぬ毛「言はぬ」に感動をこめた「を」 また、思ひはなつまじきあたりは 「や」が添ったものとして、「言わ ないのだよ」のような意とみる。 をや。さだになくは、うちいで、わらひもしつべし。 み おほ 一六わ ニ四

10. 完訳 日本の古典 第十三巻 枕草子 ㈡

213 ( 付 ) 第 3 ~ 6 段 みちみち 道々しくあらがひわきまへなどはせで、ただうち泣きなどして居たれば、見る解く。一説「次々し」 ( 次から次に しゃべる ) か。 ぐる 一三「言ひっく」は、事実と異なっ 人おのづから心苦しうてことわるかし。 たことを強いてそのように付会す すごろく一 ^ あそ らん′ ) 女の遊びはふるめかしけれども、乱碁。けふせに。双六。はしらき。扁つる意。 一四道理にかなっている。理屈っ 一五弁明する。言い訳をする。 一六碁石を指につけて多く取るの を勝とする遊びという。 五いみじう暑き昼中に 宅一 ^ 未詳。 つくり 一九漢字の扁を示して旁を付け合 あつひる いみじう暑き昼中に、、かなるわざをせむと、扇の風もぬるし、氷水に手をせる文字遊び。↓一九九段。 あかうすやう からなでしこ ひたし、もてさわぐほどに、こちたう赤き薄様を、唐撫子のいみじう咲きたる = 0 氷に涼を求めることは『源氏 物語』蜻蛉巻などにみえる。 あさ か に結びつけて、とり入れたるこそ、書きつらむほどの暑さ、心ざしのほど浅かニ一石竹。紅の濃い色の花が咲く。 一三氷に手をひたしながらも、一 あふぎニ三お 方では使っていてさえ物足りなか らずおしはかられて、かっ使ひつるだにあかずおばゆる扇もうち置かれぬれ。 った扇も。 ニ三自然に思わず手から離してし 六南ならずは たたみ みなみ ひんがしひさしいた 南ならすは東の廂の板の、かげ見ゅばかりなるに、あざやかなる畳をうち置 = 四物の姿が映るほどよく磨き込 んである所に。 ニ五 きちゃうかたびら 一宝板の上をすべって。 きて、三尺の几帳の帷子いと涼しげに見えたるを押しゃれば、ながれて思ふほ つか あふぎ ひみづて ニ 0 一九 へん 、ま、つ