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検索対象: 完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠

完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠から 391件ヒットしました。

完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠


395 付 録 ( 萬 葉 集 関 係 略 年 表 ) 文 武 持 統 き よ み は ら の 一 一 六 七 三 二 月 浄 御 原 宮 に 即 位 、 鶸 野 皇 女 ( 持 統 ) 立 后 。 一 一 一 六 七 四 十 月 皇 久 新 ど な っ て 伊 勢 神 宮 に 向 う 。 と お ち の あ え の 四 六 七 五 二 月 十 市 皇 女 ・ 阿 閉 皇 女 ら 伊 勢 神 宮 に 参 赴 。 吹 ~ 欠 刀 自 の 歌 ( 1 一 一 二 ) 。 四 月 麻 続 王 因 幡 に 配 流 ( 万 葉 集 に は 伊 勢 国 伊 良 島 に 流 さ れ る と あ り ) 。 七 六 七 八 四 月 十 市 皇 女 卒 に 発 病 し 薨 す る 。 高 市 皇 子 の 挽 歌 ( 2 一 五 六 ー 一 五 八 ) 。 八 六 七 九 五 月 五 日 吉 野 に 行 幸 。 天 皇 の 御 製 歌 ( 1 一 一 七 ) 。 六 日 ・ ら の 諸 皇 子 と 共 に 盟 約 。 一 〇 六 八 一 一 一 月 浄 御 原 令 の 編 纂 を 開 始 。 草 壁 皇 子 立 太 子 。 六 八 一 一 四 月 男 女 結 髪 の 制 を 定 め る 。 一 一 一 六 八 一 一 一 一 一 月 大 津 皇 子 始 め て 朝 政 に 参 与 す る 。 七 月 。 丑 第 薨 。 十 一 一 月 難 波 宮 を 修 営 、 副 都 に す る 計 画 あ り 。 朱 鳥 元 六 八 六 七 月 改 元 。 女 子 に 限 り 結 髪 令 を 解 除 。 九 月 九 日 天 皇 崩 御 。 同 二 十 四 日 大 津 皇 子 謀 反 。 十 月 二 日 大 津 皇 子 を 逮 捕 。 三 日 死 を 賜 る 。 皇 子 の 辞 世 歌 ( 3 四 一 六 ) 。 と わ り 三 六 八 九 四 月 草 壁 皇 子 薨 。 柿 本 人 麻 呂 の 挽 歌 ( 2 一 六 七 5 一 七 〇 ) 。 舎 人 ら の 慟 傷 歌 ( 2 一 七 一 ー 一 九 三 ) 。 四 六 九 〇 正 月 天 皇 即 位 。 九 月 紀 伊 国 に 行 幸 。 川 島 皇 子 の 作 歌 ( 1 三 四 ) 。 五 六 九 一 九 月 川 島 皇 子 薨 。 人 麻 呂 の 皇 女 ら に 献 す る 挽 歌 ( 2 一 九 四 ー 一 九 五 ) 。 六 九 一 一 三 月 伊 勢 国 に 行 幸 。 人 麻 呂 の 留 京 作 歌 ( 1 四 〇 ー 四 一 l) 、 、 墅 の 従 駕 作 歌 ( 1 四 四 ) な ど 。 む し や だ い え 七 六 九 三 九 月 天 武 天 皇 の た め に 無 遮 大 会 を 設 け る 。 天 皇 の 夢 裏 に 誦 習 さ れ た 御 歌 ( 2 一 六 二 ) 。 せ ん こ え き み ん 八 六 九 四 十 二 月 藤 原 宮 遷 居 。 役 民 の 作 っ た 歌 ( 1 五 〇 ) 。 一 〇 六 九 六 七 月 高 市 皇 子 薨 。 人 麻 呂 の 挽 歌 ( 2 一 九 九 ー 二 〇 一 ) 。 元 六 九 七 一 一 月 皇 子 ( 文 武 ) 立 太 子 。 八 月 持 統 天 皇 譲 位 。 お き そ め の あ ず ま と 三 六 九 九 七 月 弓 削 皇 子 薨 。 置 始 東 人 の 挽 歌 ( 2 二 〇 四 ー 二 〇 六 ) 。 あ す か の 四 七 〇 〇 三 月 僧 道 照 没 。 日 本 最 初 の 火 葬 。 四 月 明 日 香 皇 女 薨 。 人 麻 呂 の 挽 歌 ( 2 一 九 六 5 一 九 八 ) 。 ふ び と 大 宝 元 七 〇 一 正 月 第 七 次 遣 唐 使 任 命 。 山 上 憶 良 少 録 と な る 。 三 月 石 上 麻 呂 ・ 藤 原 不 比 等 正 正 三 位 大 納 言 に 、 大 伴 安 麻 呂 正 従 三 位 と な る 。 八 月 大 宝 律 令 成 る 。 九 月 紀 伊 国 に 行 幸 。 従 駕 の 歌 ( 1 五 四 ー 五 五 ・ 2 一 四 三 ー 一 四 六 ) 。 十 二 月 大 伯 皇 女 薨 。 み か わ の な の 、 ま あ 同 一 一 七 〇 一 一 六 月 第 七 次 遣 唐 使 出 発 。 参 河 国 に 行 幸 。 長 奥 麻 呂 ら の 歌 ( 1 五 七 ー 六 一 ) 。 十 二 月 持 統 太 上 天 皇 崩 御 。 同 三 七 〇 一 一 一 一 月 忍 壁 皇 子 知 太 政 官 事 と な る 。 十 二 月 持 統 太 上 天 皇 を 火 葬 し 、 天 武 天 皇 の 大 内 陵 に 合 葬 す る 。 お さ か べ の ふ ふ き の と じ お み の 、 な ば

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逢 え た で あ ろ う に 、 と い う 意 味 。 一 伝 未 詳 。 一 四 一 一 九 ・ 一 四 三 0 も こ の 若 宮 年 魚 麻 呂 が 記 憶 し 誦 詠 し た 歌 で あ る 。 海 神 ↓ 三 一 一 七 。 こ こ は 原 義 と し て の 海 の 神 そ の も の を さ す 。 〇 奇 し き も の か ー ク ス シ は 神 秘 的 な 霊 妙 不 可 思 議 を い う 。 こ の 力 は 詠 嘆 。 〇 中 に 立 て 置 き て ー 淡 路 島 が 海 上 に 浮 ん で い る 形 容 。 〇 白 波 を 伊 予 に 廻 ほ し ー こ の 伊 予 は 四 国 全 体 を ふ た な の し ま さ す 。 『 古 事 記 』 に は 「 伊 予 之 一 一 名 島 」 と 呼 ん で い る 。 「 持 統 紀 」 三 年 八 月 の 条 に 、 伊 予 国 守 が 四 国 全 体 を 総 管 す る 任 に あ る 記 事 が あ る 。 伊 予 が 四 国 の 代 表 国 で あ っ た 弸 古 に 梁 打 つ 人 の な か り せ ば こ こ に も あ ら ま し 柘 の 枝 こ と を 示 す 。 白 波 ヲ は 、 白 波 を も っ て 、 め ぐ の 意 。 モ ト ホ ス は 、 廻 る 、 取 り 巻 く 、 の 意 の モ ト ホ ル に 対 す る 他 動 詞 。 〇 居 待 月 は も ー 地 名 明 石 の 枕 詞 。 ヰ マ チ は す わ っ て 待 っ こ と を い い 、 居 待 月 は 、 月 の 出 を 待 ち か ね て 、 立 っ て 待 っ 十 七 日 の 立 待 月 よ り も 、 さ ら に 待 ち く た び れ て 、 す わ っ て 待 ・ 6 っ と い う と こ ろ か ら 十 八 日 の 月 の 異 名 と な っ た 。 た だ し か か り 方 は 、 形 容 詞 明 カ 羈 旅 の 歌 一 首 剏 せ て 短 歌 シ ま た は 動 詞 明 カ ス の い ず れ か ら か け た 第 あ は ぢ し ま な か 巻 わ た つ み く す し ら な み か 不 明 。 〇 潮 を 満 た し め ー 満 潮 の 時 に 潮 弸 海 神 は 奇 し き も の か 淡 路 島 中 に 立 て 置 き て 白 波 を 伊 予 は 明 石 海 峡 を 西 流 し 、 干 潮 の 時 東 流 す る 。 あ 西 航 す る 舟 は 満 潮 を 、 東 航 す る 舟 は 干 潮 ゐ ま ち づ き あ か し し ほ み 四 に 廻 ほ し 居 待 月 明 石 の 門 ゅ は タ さ れ ば 潮 を 満 た し め 明 を 待 っ て 明 石 海 峡 を 通 過 す る 。 ゃ な こ の タ 柘 の 小 枝 の 流 れ 来 ば 梁 は 打 た ず て 取 ら ず か も あ ら む い に し へ も と た び ゅ ふ へ つ み さ え だ か み や の あ ゆ ま ろ 右 の 一 首 、 若 宮 年 魚 麻 呂 の 作 な し 。 右 の 一 首 と ゅ ふ つ み え だ い よ

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397 付 録 ( 萬 葉 集 関 係 略 年 表 ) 同 四 七 二 七 閏 九 月 皇 子 、 当 。 王 誕 生 。 十 月 阿 倍 広 庭 中 納 言 と な る 。 旅 人 こ の 頃 大 宰 帥 と な る か 。 十 一 月 基 王 立 太 子 。 同 五 七 二 八 四 月 頃 旅 人 の 妻 大 伴 郎 女 没 か 。 旅 人 の 故 人 思 恋 の 歌 ( 3 四 三 八 ー 四 四 〇 ) 。 九 月 基 王 薨 。 天 平 元 七 二 九 二 月 長 屋 王 自 尽 。 三 月 藤 原 武 智 麻 呂 大 納 言 と な る 。 八 月 改 元 。 藤 原 夫 人 ( 光 明 子 ) 立 后 。 十 二 月 京 畿 の 班 田 司 を 任 命 。 墅 自 経 。 大 伴 一 一 一 中 の 挽 歌 ( 3 四 四 三 ) 。 同 二 七 三 〇 十 二 月 旅 人 大 納 言 と な り 大 宰 府 よ り 上 道 。 旅 中 な ら び に 帰 京 後 の 歌 あ り ( 3 四 四 六 ー 四 五 三 ) 。 よ の み よ ー み 、 ん 同 三 七 三 一 正 月 旅 人 従 一 一 位 と な る 。 七 月 旅 人 薨 。 余 明 軍 ら の 挽 歌 あ り ( 3 四 五 四 ー 四 五 九 ) 。 同 四 七 三 一 一 一 一 月 阿 倍 広 庭 薨 。 八 月 藤 原 房 前 ・ 宇 ら 節 度 使 と な っ て 赴 任 。 同 五 七 三 一 一 一 正 月 た ' 欟 。 三 代 薨 。 一 一 月 出 雲 風 土 記 成 る 。 四 月 第 九 次 遣 唐 使 出 発 。 六 月 山 上 憶 良 沈 痾 。 十 一 月 坂 上 郎 女 の 祭 神 歌 ( 3 三 七 九 ー 三 八 〇 ) 。 同 六 七 三 四 正 月 藤 原 武 智 麻 呂 右 大 臣 と な る 。 三 月 難 波 宮 に 行 幸 。 同 七 七 三 五 九 月 卸 親 王 薨 。 十 一 月 舎 ん 親 王 薨 。 尼 理 願 没 。 坂 上 郎 女 悲 傷 歌 ( 3 四 六 〇 ー 四 六 一 ) 。 同 八 七 三 六 八 月 遣 新 羅 使 出 発 。 十 一 月 ・ 新 王 ら 臣 籍 に 降 下 、 葛 城 王 は 橘 諸 兄 と 改 名 。 の の ゅ ふ さ さ , む も ま ろ 同 九 七 三 七 正 月 遣 新 羅 使 帰 朝 ( 大 使 客 死 ) 。 そ の 後 痘 瘡 流 行 、 死 者 多 く 、 藤 原 房 前 ・ 武 智 麻 呂 ・ 小 野 老 ら 政 府 高 官 も ー 、 よ た ・ り 相 次 い で 薨 す る 。 八 月 玄 昉 僧 正 と な る 。 九 月 諸 兄 大 納 言 と な る 。 十 二 月 藤 原 豊 成 参 議 と な る 。 ひ ろ つ ぐ 同 一 〇 七 三 八 正 月 阿 倍 内 親 王 ( 孝 謙 ) 立 太 子 。 諸 兄 右 大 臣 と な る 。 十 二 月 藤 原 広 嗣 大 宰 少 弐 と な る 。 ふ み も ち 同 一 一 七 三 九 正 月 諸 兄 従 一 一 位 と な る 。 六 月 大 伴 家 持 亡 妾 悲 傷 歌 を 作 り 、 弟 書 持 和 歌 を 作 る ( 3 四 六 一 一 ー 四 七 四 ) 。 同 一 二 七 四 〇 六 月 大 赦 、 穂 積 老 許 さ れ て 帰 京 す る 。 九 月 広 嗣 謀 反 。 十 月 天 皇 東 国 巡 幸 に 出 発 、 家 持 内 舎 人 と し て 供 奉 す る 。 広 嗣 伏 誅 。 天 皇 伊 賀 ・ 伊 勢 ・ 美 濃 ・ 近 江 を 経 て 山 城 編 仁 宮 に 到 着 。 都 城 造 営 に 着 手 。 同 一 三 七 四 一 正 月 宮 垣 未 完 成 の ま ま 受 朝 。 閏 三 月 五 位 以 上 の 者 の 平 城 居 住 を 禁 す る 。 同 一 四 七 四 一 一 八 月 紫 楽 に 行 幸 。 九 月 恭 仁 京 に 還 幸 。 十 二 月 紫 香 楽 に 行 幸 。 同 一 五 七 四 三 正 月 恭 仁 京 に 還 幸 。 そ の 後 し ば し ば 紫 香 楽 行 幸 あ り 。 五 月 諸 兄 従 一 位 左 大 臣 と な る 。 位 階 に 応 し た 限 度 内 の 墾 田 の 私 有 を 許 可 す る 。 同 一 六 七 四 四 閏 正 月 難 波 宮 に 行 幸 。 安 積 親 王 薨 。 家 持 の 悲 傷 歌 ( 3 四 七 五 ー 四 八 〇 ) 。 二 月 紫 香 楽 宮 に 行 幸 。 左 大 臣 橘 諸 兄 難 波 宮 を 皇 都 と す る 勅 旨 を 宣 布 。 七 月 高 橋 朝 臣 死 妻 悲 傷 歌 ( 3 四 八 一 ー 四 八 三 ) 。 同 一 七 七 四 五 正 月 家 持 従 五 位 下 と な る 。 九 月 平 城 還 都 。 同 一 八 七 四 六 正 月 諸 兄 諸 王 臣 と 共 に 太 上 天 皇 ( 元 正 ) 御 在 所 に 参 入 掃 雪 差 。 七 月 家 持 越 中 国 守 と な り 赴 任 。 こ ん て ん い ら つ め あ さ か の げ 人 ば う

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集 葉 額 田 王 の 歌 萬 に き た っ 8 熟 田 津 で 舟 出 を し よ う と し て 月 の 出 を 待 っ て い る と 潮 も 満 ち て 来 た さ あ 一 斉 明 天 皇 の 皇 居 。 天 皇 の 二 年 ( 六 五 六 ) 、 舒 明 天 皇 の 飛 鳥 岡 本 宮 の 跡 に 宮 地 を 定 め 漕 ぎ 出 そ う よ た 。 前 の 岡 本 宮 と 区 別 し て 後 岡 本 宮 と 称 る い じ ゅ う か り ん じ よ め い 右 、 山 上 憶 良 大 夫 の 類 聚 歌 林 に つ い て 調 べ て み る と 、 「 舒 明 天 皇 の 九 年 十 一 一 す る 。 熟 田 津 ー 愛 媛 県 松 山 市 北 部 の 和 気 町 さ い め い 月 十 四 日 、 天 皇 と 皇 后 は 伊 予 の 温 泉 の 離 宮 に 行 幸 さ れ た 。 斉 明 天 皇 の 七 年 正 ・ 堀 江 町 の 辺 り か 。 ま た 西 北 郊 国 鉄 ふ る み つ 月 六 日 、 天 皇 の お 船 は 海 路 筑 紫 に 向 っ て 出 発 し た 。 十 四 日 、 お 船 は 伊 子 の 熟 三 津 浜 駅 近 く の 古 三 津 の 辺 か と す る 説 な ど も あ る 。 後 考 を 待 つ 。 〇 舟 乗 り せ む と い わ ゆ 田 津 の 石 湯 の 離 宮 に 泊 っ た 。 天 皇 は 夫 君 舒 明 天 皇 と 来 ら れ た 時 の 風 物 が 昔 の ー フ ナ ノ リ は 舟 に 乗 る こ と を 表 す 動 詞 フ ナ ノ ル の 名 詞 形 。 〇 潮 も か な ひ ぬ ー カ ナ ま ま 残 っ て い る の を ご 覧 に な っ て 、 す ぐ に 懐 か し く 思 わ れ た 。 そ こ で 日 フ は あ る 条 件 に う ま く 合 う こ と 。 こ こ は 舟 出 に 都 合 よ く 潮 が 満 ち て 来 た こ と を い う 。 古 代 の 舟 は 舟 底 が 扁 平 だ っ た の で 、 潮 が 引 く と そ の ま ま 干 潟 の 上 に 固 定 し 、 潮 が 満 ち て 来 る と そ の ま ま 浮 上 し た 。 シ ホ モ と あ る こ と に よ っ て 、 月 も 望 み 通 り に 出 た こ と が 知 ら れ る 。 こ の 歌 が 詠 ま れ た 時 刻 に つ い て 、 一 月 二 十 三 日 ( 太 陽 暦 二 月 二 十 七 日 ) 午 前 二 時 ご ろ で あ っ た ろ う と 推 定 さ れ て い る 。 〇 今 は 漕 ぎ 出 で な ー こ の ナ は 一 人 称 複 数 わ れ わ れ の 意 志 を の ち の お か も と の み や あ め と よ た か ら い か し ひ た ら し ひ め の す め ら み こ と さ い め い 後 岡 本 宮 の 天 皇 の 御 代 天 豊 財 重 日 足 姫 天 皇 ( 斉 明 ) 、 譲 位 の 後 、 後 岡 本 宮 に 即 位 さ れ た

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萬 葉 集 32 あ す か の き よ み は ら の み や あ ま の め な は ら お き の ま ひ と の す め ら み こ と お く り な 明 日 香 清 御 原 宮 の 天 皇 の 御 代 天 渟 中 原 瀛 真 人 天 皇 、 諡 を 天 武 天 皇 と い う い わ お ふ ふ き の と じ と お ち の ひ め み こ 十 市 皇 女 が 伊 勢 神 宮 に 参 拝 し た 時 に 、 波 多 の 横 山 の 巌 を 見 て 、 吹 英 刀 自 が 作 っ た 歌 川 べ り の 岩 々 に 草 が 生 え な い で 若 々 し い よ う に い つ ま で も わ た し も 変 ら ず 一 天 武 天 皇 の 皇 居 。 持 統 天 皇 も 引 き 続 に あ り た い 永 遠 の お と め で い て 同 じ 宮 に そ の 八 年 ( 六 九 四 ) ま で 在 っ た 。 吹 英 刀 自 の こ と は よ く わ か ら な い 。 た だ し 、 日 本 書 紀 に は 「 天 武 天 皇 の 四 年 宮 址 は 飛 鳥 寺 南 方 の 伝 飛 鳥 板 蓋 宮 跡 の 上 あ え の ひ め み こ 層 遺 構 と も 、 ま た そ の 東 南 の い わ ゆ る エ 二 月 十 一 二 日 に 、 十 市 皇 女 と 阿 閉 皇 女 と が 伊 勢 神 宮 に 参 拝 し た 」 と あ る 。 ビ ノ コ 大 殿 遺 跡 と も 言 わ れ 、 明 ら か で な お み の お お き み 麻 続 王 が 伊 勢 国 の 伊 良 虞 の 島 に 流 さ れ た 時 に 、 人 々 が 気 の 毒 に 思 っ ニ 天 武 天 皇 の 第 一 皇 女 。 母 は 額 田 王 。 天 智 天 皇 の 皇 子 大 友 皇 子 の 妃 と な り 、 葛 の の お お き み 野 王 を 生 ん だ 。 壬 申 の 乱 で 父 天 武 天 皇 と 夫 の 大 友 皇 子 と が 戦 い 、 そ の 結 果 夫 の 敗 死 に 終 る と い う 悲 劇 の 中 心 に 身 を 置 い た 。 乱 後 大 和 に 移 っ た が 、 天 武 七 年 ( 六 七 0 四 月 七 日 抦 で 宮 中 に 没 し た 。 い ち し 三 波 多 は 三 重 県 一 志 郡 一 志 町 の 一 帯 を さ す か 。 横 山 の 位 置 は 不 明 。 と お ち の 四 伝 末 詳 。 十 市 皇 女 の 侍 女 か 。 巻 四 相 聞 の 四 九 0 ・ 四 九 一 の 歌 も こ の 人 の 作 。 刀 自 は 女 性 に 対 す る 尊 称 。 か ど

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関 連 事 項 お よ び 作 品 % 天 皇 年 号 西 暦 文 武 慶 雲 元 七 〇 四 正 月 石 上 麻 呂 右 大 臣 と な る 。 七 月 遣 唐 使 帰 着 。 は づ み の 同 一 一 七 〇 五 四 月 大 納 言 の 定 員 四 人 を 一 一 人 に 削 減 す る 。 五 月 忍 壁 皇 子 薨 。 九 月 穂 積 皇 子 知 太 政 官 事 と な る 。 し き の 葉 同 三 七 〇 六 九 月 難 波 宮 に 行 幸 。 志 貴 皇 子 ら の 歌 ( 1 六 四 ー 七 三 ) 。 萬 元 明 同 四 七 〇 七 六 月 文 武 天 皇 崩 御 。 七 月 元 明 天 皇 即 位 。 和 銅 元 七 〇 八 一 月 武 蔵 国 よ り 和 銅 を 献 上 。 改 元 。 三 月 石 上 麻 呂 左 大 臣 に 藤 原 不 比 等 右 大 臣 と な る 。 六 月 低 馬 皇 女 薨 。 同 三 七 一 〇 三 月 平 城 遷 都 。 長 屋 原 よ り 古 郷 を 廻 望 し て の 御 製 歌 ( 1 七 八 ) 。 か わ べ の み や ひ と こ の 年 河 辺 宮 人 難 波 の 姫 島 に お い て 嬢 子 の 屍 を 見 て 作 る 歌 ( 2 二 二 八 ー 二 二 九 ・ 3 四 三 四 ー 四 三 七 ) 。 同 四 七 一 一 な た の 同 五 七 一 二 正 月 古 事 記 成 る 。 四 月 長 田 王 伊 勢 斎 宮 派 遣 の 途 次 の 歌 ( 1 八 一 ー 八 三 ) 。 同 七 七 一 四 正 月 山 上 憶 良 従 五 位 下 と な る 。 五 月 大 伴 安 麻 呂 薨 。 六 月 ~ 邯 。 皇 子 ( 聖 武 ) 立 太 子 。 元 正 霊 亀 元 七 一 五 六 月 電 子 薨 。 七 月 穂 積 皇 子 薨 。 九 月 元 明 天 皇 譲 位 。 志 貴 皇 子 薨 ( 続 紀 に は 翌 二 年 八 月 薨 と あ り ) 。 歌 集 の 挽 歌 ( 2 一 一 三 〇 ー 二 三 二 ) 。 同 一 一 七 一 六 四 月 山 上 憶 良 耆 守 と な る 。 八 月 第 八 次 遣 唐 使 任 命 。 藤 原 宇 副 使 と な る 。 養 老 元 七 一 七 三 月 左 大 臣 石 上 麻 呂 薨 。 第 八 次 遣 唐 使 出 発 。 九 月 美 濃 国 に 行 幸 。 十 一 月 改 元 。 同 一 一 七 一 八 三 月 長 屋 王 大 納 言 に 、 大 伴 橘 ん 中 納 言 と な る 。 こ の 年 養 老 律 令 成 る 。 同 三 七 一 九 正 月 遣 唐 使 等 拝 朝 。 六 月 皇 太 子 ( 聖 武 ) 始 め て 朝 政 に 参 与 す る 。 同 四 七 二 〇 三 月 大 伴 旅 人 征 隼 人 持 節 大 将 軍 と な る 。 五 月 日 本 書 紀 成 る 。 八 月 藤 原 不 比 等 薨 。 む ち ま ろ ふ さ さ き 同 五 七 二 一 正 月 長 屋 王 従 一 一 位 右 大 臣 と な り 、 旅 人 ・ 藤 原 武 智 麻 呂 ・ 房 前 ら 、 従 三 位 と な る 。 十 二 月 元 明 太 上 天 皇 崩 御 。 ほ づ み の お ゅ 同 六 七 一 三 正 月 穂 積 老 、 天 皇 を 批 判 し た 罪 に よ り 佐 渡 に 流 さ れ る 。 お の や す ま ろ ま ん ゼ い さ み 同 七 七 二 三 一 一 月 満 誓 沙 弥 を 筑 紫 に 派 遣 し 、 観 世 音 寺 の 別 当 に 任 す る 。 七 月 太 安 万 侶 卒 。 聖 武 神 亀 元 七 二 四 一 一 月 元 正 天 皇 譲 位 。 長 屋 王 正 二 位 左 大 臣 に 、 旅 人 ・ 武 智 麻 呂 ・ 房 前 正 三 位 と な る 。 三 月 吉 野 に 行 幸 。 旅 人 の 応 詔 歌 ( 3 三 一 五 ー 三 一 六 ) 。 十 月 紀 伊 国 に 行 幸 。 み か の は ら 同 二 七 二 五 三 月 三 香 原 離 宮 に 行 幸 。 十 月 難 波 宮 に 行 幸 。 い な み の 同 三 七 二 六 十 月 播 磨 国 印 南 野 に 行 幸 。 山 上 憶 良 こ の 年 筑 前 国 守 と な る か 。 お と め ・ 、 じ ま の

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59 巻 第 一 53 ~ 54 た て や ま と あ を か ぐ や ま 見 し た ま へ ば 大 和 の 青 香 具 山 は 日 の 経 の 大 き 御 門 に 春 間 投 助 詞 。 〇 常 に あ ら め ー 「 ソ c ( ) の 結 び 。 コ ソ : ・ メ は し ば し ば 希 求 を 表 す 。 〇 う ね び み づ や ま 清 水 ー 約 ま っ て ス ミ ヅ と い う 形 に も な る 。 山 と し み さ び 立 て り 畝 傍 の こ の 瑞 山 は 日 の 緯 の 大 き 御 大 宮 仕 ヘ ー 宮 廷 に 奉 仕 す る こ と 。 こ そ と も あ を す が や ま の 下 に 目 的 を 示 す 助 詞 ニ が 省 か れ て 門 に 瑞 山 と 山 さ び い ま す 耳 梨 の 青 菅 山 は 背 面 の 大 き い る 。 〇 生 れ つ く や ー 生 れ た 時 か ら そ の よ ろ か む よ し の か げ よ う な 運 命 を 背 負 っ て い る 。 ヤ は 間 投 助 御 門 に 宜 し な ( 神 さ び 立 て り 名 ぐ は し き 吉 野 の 山 は 影 詞 。 ア ル ↓ 元 ( 生 れ ま し し ) 。 こ こ は 聖 職 し J - も く も ゐ た か し あ め み に 在 る 娘 子 た ち を 礼 賛 し て い っ た 。 〇 娘 面 の 大 き 御 門 ゅ 雲 居 に そ 遠 く あ り け る 高 知 る や 天 の 御 子 が と も ー ト モ は 仲 間 。 采 女 を さ し て い っ た か 。 〇 と も し き ろ か も ー ト モ シ は 下 つ ね み ゐ す み み づ か げ あ め し 陰 天 知 る や 日 の 御 陰 の 水 こ そ ば 常 に あ ら め 御 井 の 清 水 二 段 活 用 の 動 詞 求 ム か ら 派 生 し た 形 容 詞 。 心 引 か れ る 、 羨 ま し い の 意 を 表 す 。 ロ は 接 尾 語 。 一 持 統 天 皇 。 四 年 前 に 譲 位 。 ニ こ の 行 幸 に つ い て 『 続 日 本 紀 』 に 、 大 宝 元 年 ( 七 0 一 ) 九 月 十 八 日 ( 太 陽 暦 十 月 二 十 三 日 ) 紀 伊 に 行 幸 、 十 月 十 九 日 に 還 幸 、 と 記 さ れ て い る 。 つ ら つ ら 椿 ー 椿 の 並 木 と も 、 花 ま た は 葉 の 連 な っ た 椿 と も い う 。 次 の ツ ラ ッ ラ ニ と 頭 韻 を 踏 ん で い る 。 〇 つ ら っ ら に ー 熟 視 す る さ ま 。 つ く づ く 。 〇 偲 は な ー シ ノ フ ↓ 六 。 こ こ は あ る 物 を 媒 介 と し ん ち う き す め ら み こ と き の く に い ぞ ま だ い う 大 宝 元 年 辛 丑 の 秋 九 月 、 太 上 天 皇 、 紀 伊 国 に 幸 す 時 の 歌 し て 眼 前 に な い も の を 思 い 浮 べ る こ と 。 0 椿 の 花 の な い 晩 秋 で あ る が 、 花 咲 く 春 し の つ ば き こ せ や ま “ 巨 勢 山 の つ ら つ ら 椿 つ ら つ ら に 見 つ つ 偲 は な 巨 勢 の 春 野 を の さ ま を 偲 ぼ う 、 と い う 気 持 。 短 歌 を と め お ほ み や っ か 藤 原 の 大 宮 仕 へ 生 れ つ く や 娘 子 が と も は と も し き ろ か も い ま つ ば ひ 右 の 歌 、 作 者 末 だ 詳 ら か な ら ず 。 ふ ぢ は ら み み な し お み か ど よ こ

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61 巻 第 一 55 ~ 57 く 河 上 ↓ 一 三 。 ◆ こ の 歌 は 春 の 歌 で 五 四 の 題 詞 と は 季 節 が 合 わ な い 。 歌 詞 が 似 て い る の で 参 考 に 挙 げ た も の で あ ろ う 。 両 歌 の 先 後 関 係 は 不 明 。 三 も と 僧 で 法 名 を 弁 基 と い っ た が 、 大 宝 元 年 ( 七 0 一 ) 勅 に よ っ て 還 俗 さ せ ら れ た 。 か ば わ 和 銅 七 年 ( 七 一 四 ) 従 五 位 下 。 蔵 首 は 姓 。 四 こ の 題 詞 は 五 七 、 六 一 に 及 ぶ 。 た だ し は じ め 二 首 と あ と の 三 首 と で 書 式 が 異 な る 。 五 『 続 日 本 紀 』 に よ る と 、 大 宝 二 年 ( と 一 l) 十 月 十 日 ( 太 陽 暦 十 一 月 四 日 ) 三 河 に 行 幸 し 、 尾 張 ・ 美 濃 ・ 伊 勢 ・ 伊 賀 を 経 て 翌 月 二 十 五 日 還 幸 し た 、 と あ る 。 持 統 太 上 天 皇 は こ の あ と 十 二 月 二 十 二 日 に 崩 じ た 。 引 馬 野 ー 愛 知 県 宝 飯 郡 御 津 町 御 馬 の 一 帯 。 一 説 に 、 浜 松 市 北 郊 の 曳 馬 町 付 近 と も い う 。 〇 に ほ ふ 籐 原 ー ニ ホ フ ↓ 一 二 。 ↓ 一 九 。 籐 摺 り と い う 染 色 法 が あ る の で 、 色 づ い た 榛 の 木 に 触 れ た ら す ぐ 衣 服 が 染 ま る よ う に 言 い な し た 遊 戯 的 な 歌 で あ ろ う 。 〇 に ほ は せ ー ニ ホ ハ ス は 赤 く じ ん い ん お き す め ら み こ と み か は の く に い ぞ ま 華 や か な 色 に 染 め る こ と を い う 。 〇 旅 の 一 一 年 壬 寅 、 太 上 天 皇 、 参 河 国 に 幸 す 時 の 歌 し る し ー シ ル シ は 目 印 の 意 。 こ こ は 証 拠 こ ろ も は り は ら の 品 を い う 。 引 引 馬 野 に に ほ ふ 籐 原 人 り 乱 れ 衣 に ほ は せ 旅 の し る し に 0 旅 の は な む け と し て 贈 。 た 歌 で あ ろ う 。 六 伝 未 詳 。 即 興 の 歌 に 特 異 の 才 能 を 発 な が の い み き お き ま ろ 右 の 一 首 、 長 忌 寸 奥 麻 呂 揮 し た 。 忌 寸 は 姓 の 一 つ 。 或 本 の 歌 つ ば き か は の ヘ 河 上 の つ ら つ ら 椿 つ ら つ ら に 見 れ ど も 飽 か ず 巨 勢 の 春 野 は か す が の く ら び と お ゅ 右 の 一 首 、 春 日 蔵 首 老 ま っ ち ゃ ま あ さ も よ し 紀 人 と も し も 真 土 山 行 き 来 と 見 ら む 紀 人 と も し も 四 つ き の お び と あ ふ み 右 の 一 首 、 調 首 淡 海 右 の 一 首 、 坂 門 人 足 き ひ と さ か と の ひ と た り

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245 巻 第 三 306 309 な い は や ど ~ 岩 屋 戸 に 立 て る 松 の 木 汝 を 見 れ ば 昔 の 人 を 相 見 る ご と し お け の お お き み 伊 勢 の 海 の 沖 っ 白 波 花 に も が 包 み て 妹 が 家 づ と に せ む 本 若 子 と 記 し て い る 。 一 説 に 、 弘 計 王 ( 顕 宗 天 皇 ) の 別 名 を 来 目 稚 子 と い っ た の で こ れ に 擬 す る が 、 不 明 。 四 豪 に も 詠 ま れ て い る 。 こ の イ マ ス は 居 ル の 敬 語 。 ケ い は や き の く に は く つ う ふ し リ は 伝 聞 的 回 想 。 博 通 法 師 、 紀 伊 国 に 行 き 、 三 穂 の 岩 屋 を 見 て 作 る 歌 三 首 常 磐 な す ー 巨 岩 の よ う に 。 ト キ ハ は く め わ く ご ト コ 十 イ ハ の 約 。 大 き な 岩 を い つ ま は だ す す き 久 米 の 若 子 が い ま し け る 〈 一 に 云 ふ 、 「 け む 」 〉 三 恵 で も 変 ら な い も の の 代 表 と し て あ げ た 。 あ 〇 住 み け る 人 ー 久 米 の 若 子 を さ す 。 〇 常 い は や の 岩 屋 は 見 れ ど 飽 か ぬ か も 〈 一 に 云 ふ 、 「 荒 れ に け る か も 」 〉 な か り け る ー 若 子 が こ の 世 に い な い こ と を い う 。 岩 屋 戸 ー 洞 窟 の 人 口 。 〇 昔 の 人 ー 久 米 の 若 子 を さ す 。 と き は 常 磐 な す 岩 屋 は 今 も あ り け れ ど 住 み け る 人 そ 常 な か り = 長 皇 子 の 子 。 高 安 王 の 弟 。 和 銅 三 年 ( 七 一 0 ) 従 五 位 下 。 伊 勢 守 、 出 雲 守 、 弾 正 尹 、 右 京 大 夫 な ど を 歴 任 。 天 平 十 一 年 ( 七 け る 三 九 ) 兄 の 高 安 王 ら と 臣 籍 に 下 り 、 大 原 真 人 の 姓 を 賜 っ た 。 十 七 年 従 四 位 上 大 蔵 卿 を 以 て 没 。 風 流 侍 従 の 異 名 で 知 ら れ る 。 三 一 一 六 ・ 三 七 一 ・ 五 三 六 ・ 一 0 一 三 の 作 者 。 四 平 城 京 の 東 西 に 置 か れ た 市 の う ち 、 そ の 東 の も の 。 左 京 八 条 一 二 坊 に あ っ た 。 今 の 奈 良 市 街 地 の 東 南 郊 外 東 九 条 町 の 辺 り 。 市 の 辺 り に は 街 路 樹 が 植 え て あ っ た 。 『 令 義 解 』 に よ る と 、 市 は 正 午 に 開 か れ 、 日 没 に は 鼓 を 合 図 に 解 散 し た 。 市 で は 異 性 に 逢 う 機 会 も 多 か っ た 。 か ど べ の お き み ひ む が し い ち う ゑ き ょ お は ら の ま ひ と う ち 門 部 王 、 東 の 市 の 樹 を 詠 み て 作 る 歌 一 首 後 に 姓 大 原 真 人 の 氏 を 賜 ふ し ら な み い も あ ひ み つ ね

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萬 葉 集 394 万 葉 集 関 係 略 年 表 天 皇 年 号 西 暦 関 連 事 項 お よ び 作 品 推 古 一 三 十 二 月 聖 徳 太 子 竜 田 山 の 死 人 を 見 て 悲 傷 し 作 ら れ た 歌 ( 3 四 一 五 ) 。 し ゅ - フ ち ょ よ ノ め い 二 九 六 二 一 二 月 聖 徳 太 子 薨 ( 天 寿 国 繍 帳 銘 な ど に は 翌 三 十 年 一 一 月 薨 と あ り ) 。 ゅ の み や 舒 明 六 三 九 十 二 月 伊 予 国 温 湯 宮 に 行 幸 。 皇 極 四 六 四 五 六 月 蘇 我 氏 滅 亡 。 孝 徳 天 皇 に 譲 位 。 年 号 を 大 化 と 定 め る 。 七 月 間 人 皇 女 立 后 。 十 二 月 難 波 に 遷 都 。 孝 徳 大 化 二 六 四 六 正 月 大 化 の 改 新 の 詔 発 布 。 白 雉 四 六 五 三 こ の 年 屯 皇 子 、 皇 祖 母 ( 皇 極 ) ・ 間 人 皇 后 ・ 皇 弟 ( 天 武 ) ら と 倭 京 に 還 る 。 天 皇 孤 立 、 憂 憤 を 抱 く 。 同 五 六 五 四 十 月 一 日 天 皇 の 不 豫 を 知 り 、 中 大 兄 皇 子 、 皇 祖 母 ・ 皇 后 ・ 皇 弟 ら と 難 波 に 赴 く 。 同 十 日 崩 御 。 元 六 五 五 正 月 飛 鳥 。 宮 に 即 位 。 四 六 五 八 十 月 紀 伊 国 温 湯 に 行 幸 。 十 一 月 有 間 皇 子 の 変 。 皇 子 の 自 傷 歌 ( 2 一 四 一 ー 一 四 二 ) 。 ハ 一 正 月 御 船 西 征 、 津 に 停 泊 。 額 田 王 の 歌 ( 1 八 ) 。 七 月 天 皇 筑 紫 朝 倉 宮 に 崩 御 。 六 六 三 白 村 江 の 戦 に 敗 れ る 。 み ず き 六 六 四 こ の 年 対 馬 ・ 壱 岐 ・ 筑 紫 等 に 防 人 ・ 烽 を 置 き 、 大 宰 府 に 水 城 を 構 築 す る 。 い の へ の 六 六 七 三 月 近 江 国 に 遷 都 額 田 王 の そ の 時 に 作 っ た 歌 、 井 戸 王 の 即 ち 和 し た 歌 ( 1 一 七 5 一 九 ) 。 ー 」 よ ・ フ り ト ・ - フ 七 六 六 八 正 月 即 位 。 五 月 蒲 生 野 に 縦 臈 。 額 田 王 ・ 皇 太 弟 ( 天 武 ) の 贈 答 ( 1 二 〇 ー 二 一 ) 。 八 六 六 九 十 月 藤 原 鎌 甅 病 み 、 皇 太 弟 に 見 舞 わ せ 、 天 皇 自 ら も 幸 す 。 十 六 日 薨 。 一 〇 六 七 一 九 月 天 皇 不 豫 。 十 月 皇 太 弟 、 妃 齲 野 皇 女 ( 持 統 ) と 共 に 近 江 京 を 退 去 し 吉 野 に 入 る 。 十 二 月 天 皇 崩 御 。 や ま と の お お き さ き 倭 太 后 ら の 歌 ( 2 一 四 七 ー 一 五 五 ) 。 お あ ま の 元 六 七 一 一 六 月 大 海 人 皇 子 ( 天 武 ) 吉 野 を 出 発 し 、 伊 賀 ・ 伊 勢 を 経 て 美 濃 に 入 る 。 い わ ゆ る 壬 申 の 乱 勃 発 、 高 市 皇 子 に 軍 事 を 任 せ る 。 七 月 た ・ 野 ・ 瀬 田 等 で 戦 闘 。 二 十 三 日 大 友 皇 子 敗 死 。 九 月 倭 京 に 還 る 。 斉 明 天 武 天 智 は く す き の え め ・ 第 ・ フ の 本 年 表 は 、 万 葉 集 巻 一 ・ 一 一 ・ 三 の 歌 の 理 解 鑑 賞 に 必 要 な 項 目 を 中 心 に 作 成 し た 。 ( ) の 中 に 示 し た 数 字 は 、 算 用 数 字 Ⅱ 巻 別 、 漢 数 字 ⅱ 国 歌 大 観 の 歌 番 号 で あ る 。 う の の ぬ カ た の と ぶ ひ は し ひ と の ひ め み こ じ ん し ん た け ・ つ の