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写楽失踪事件


写 楽 失 踪 事 件 内 田 千 鶴 子

写楽失踪事件


第 1 章 写 楽 失 踪 事 件 ・ も く じ 写 楽 が 十 カ 月 て 消 え た 理 由 。 い ま だ 解 決 さ れ な い 謎 の 数 々 大 衆 に あ き ら れ た 写 楽 能 役 者 の 非 番 が 終 っ た 幕 府 が 嫌 っ た 西 洋 画 あ ま り に 真 を 描 い て 役 者 達 に 嫌 わ れ る 勝 川 派 の 敗 退 ど 美 意 識 の 転 換 写 楽 は 素 性 を 隠 す 必 要 が あ っ た ◎ 0

失踪症候群 (双葉文庫)


失 踪 症 候 群

写楽失踪事件


6 第 6 章 ・ 写 楽 失 踪 へ の プ ロ ロ ー グ 嵐 龍 蔵 の 奴 浮 世 又 平 と 三 世 大 谷 広 次 の 奴 土 佐 又 平

写楽失踪事件


イ ・ 。 4 と ド 6 第 6 章 ・ 写 楽 失 踪 へ の プ ロ ロ ー グ 三 世 沢 村 宗 十 郎 の 名 護 屋 山 三 と 三 世 瀬 川 菊 之 丞 の か つ ら ぎ

写楽失踪事件


内 田 千 鶴 子 ( う ち だ ・ ち ず こ ) 昭 和 18 年 千 葉 市 生 ま れ 。 昭 和 41 年 早 稲 田 大 学 第 一 法 学 部 卒 業 。 昭 和 54 年 、 義 父 ・ 内 田 吐 夢 の 遺 品 の な か か ら 見 つ け た 写 楽 に 関 す る 手 紙 が キ ッ カ ケ で 写 楽 研 究 に 没 頭 。 「 歴 史 と 人 物 」 「 歴 史 読 本 」 「 浮 世 絵 芸 術 」 等 に 写 楽 研 究 の 論 文 を 発 表 。 平 成 5 年 、 三 一 書 房 よ り 「 写 楽 ・ 考 」 を 刊 行 。 日 本 浮 世 絵 協 会 会 員 。 者 写 楽 失 踪 事 件 一 九 九 五 年 一 月 五 日 初 版 発 行 発 行 者 ー ー 栗 原 幹 夫 発 行 所 ー ー ベ ス ト セ ラ ー ズ 東 京 都 新 宿 区 大 京 町 一 一 二 番 地 〒 一 六 0 電 話 0 三 ー 三 三 五 三 え 三 一 振 替 一 八 0 ー 六 ー 一 0 き 八 三 印 刷 所 ・ ー ー ・ 新 井 印 刷 製 本 所 ー ー ナ シ ョ ナ ル 製 本 版 下 制 作 ー オ ノ ・ エ ー ワ ン ISBN4 ー 584 ー 18197 ー 7 C0021 内 田 千 鶴 子 OChizuko Uchida

リミット (講談社文庫)


は 顔 面 蒼 白 。 有 働 公 子 を 引 渡 す 時 に 、 「 こ こ ま で し ろ と は 言 わ な か っ た ろ う 」 と 益 岡 の 恨 み 節 が 聞 け る か も し れ な い 。 片 野 坂 は 「 あ と は よ ろ し く お 願 い し ま す ー と 踵 を 返 し て 去 っ て い く の だ 。 は く じ つ む 白 日 夢 を 楽 し ん で い る 片 野 坂 が ふ と 見 や る と 、 遠 巻 き に し て い る 所 轄 の 捜 査 員 が 、 何 を 笑 っ て い る ん だ ろ う 、 と い う 目 で 盗 み 見 て い た 。 フ ァ ク ス が 着 信 の 音 を 奏 で た 。 片 野 坂 は 笑 顔 を 消 し て 立 ち 上 が る 。 送 付 表 に 「 玉 川 署 捜 査 本 部 御 中 / 発 信 ・ 警 視 庁 情 報 処 理 セ ン タ ー 」 と あ っ た 。 「 有 働 公 子 巡 査 部 長 が 端 末 で 閲 覧 を し た 捜 査 資 料 を 送 り ま す 」 と メ モ か つ い て い る 。 片 野 坂 は フ ァ ク ス さ れ て き た 計 一 一 十 ペ ー ジ の 資 料 を 、 機 械 か ら 吐 き だ さ れ て く る そ の 場 で 読 ん だ 。 そ れ ら の 事 件 な ら も ち ろ ん 知 っ て い た 。 今 年 五 月 に 連 続 し て 発 生 し た 幼 児 失 踪 事 件 だ っ た 。 川 口 、 入 間 、 千 葉 。 ど れ も 啝 尺 近 郊 で 起 こ っ て い た 。 共 通 点 は 、 現 場 で 目 撃 さ れ て い る 白 い ワ ゴ ン 車 。 ワ ン ダ ー ラ ン ド で 失 踪 し た 子 供 の 父 親 は 、 自 費 で 子 供 の 写 真 を ミ ル ク ・ パ ッ ク に 印 刷 し て 情 報 を 募 っ た 。 ひ と 頃 、 週 刊 誌 で も 紹 介 さ れ た こ と が あ る が 、 め ば し い 目 撃 情 報 も な け れ ば 、 捜 査 の 進 展 も な い と 片 野 坂 は 聞 い て い る 。

写楽失踪事件


こ の 本 の 脱 稿 直 前 、 写 楽 プ ー ム の き っ か け を つ く っ た と い え る ク ル ト の 著 作 「 」 の 翻 訳 本 が 送 ら れ て き た 。 ド イ ツ 語 の 「 」 は 国 会 図 書 館 に 所 蔵 さ れ て お り 、 こ れ ま で に も 再 々 、 見 る 機 会 は あ っ た 。 し か し 、 何 分 、 不 勉 強 な ド イ ツ 語 の た め 解 読 で き す 、 掲 載 さ れ て い る 図 版 や 、 日 本 語 の 固 有 名 詞 を 頼 り に 何 が 書 か れ て い る か を 推 察 す る ば か り だ っ た 。 今 回 、 は じ め て そ の 内 容 を 逐 一 読 む こ と が 出 来 た 。 ク ル ト は 外 国 人 に も か か わ ら す 、 綿 密 な 調 査 、 論 理 的 な 文 体 、 日 本 文 化 を 鳥 瞰 図 的 に と ら え る 視 点 等 か ら 写 楽 と 写 楽 芸 術 を 見 事 に ク ロ ー ズ ア ッ プ さ せ 、 と り わ け 、 写 楽 大 首 絵 と 能 面 を 対 比 し て い る 部 分 に は 眼 か ら ウ ロ コ が 落 ち る 思 い で あ っ た 。 私 は 、 長 い 間 、 能 役 者 ・ 斎 藤 十 郎 兵 衛 が 写 楽 で は な い か 、 と い う 視 点 で 写 楽 研 究 を 続 け て き た 。 文 献 に よ る 資 料 か ら 十 郎 兵 衛 が 写 楽 で は な い か と の 結 論 を 引 き 出 し て い た が 、 今 一 歩 、 写 楽 版 画 と 能 と の 関 連 に お い て 、 確 か な ポ イ ン ト を 見 出 せ す 、 悶 々 と し て い た 日 々 が あ っ た か ら で あ る 。 本 稿 脱 稿 後 、 改 め て 大 首 絵 に 見 入 っ て い る と 、 こ の 版 画 一 枚 一 枚 に 写 楽 は 人 間 の 心 模 様 を 見 事 に 、 巧 み に 凝 縮 さ せ て い る こ と が よ く わ か っ た 。 あ と ・ か き 一 。 写 楽 失 踪 事 件 ・ あ と が き

写楽失踪事件


第 6 章 第 5 章 首 絵 誕 生 の 秘 密 〔 蔦 屋 刊 行 物 ど 写 楽 の 関 係 北 尾 政 美 ど 蘭 学 者 達 北 山 寒 巌 は 、 す で に 西 洋 肖 像 画 を 描 い て い た フ ラ ン ド ル 画 家 、 ヴ ァ ン ・ ダ イ ク ◎ 写 楽 失 踪 へ の プ ロ ロ ー グ 2 版 型 を 細 判 、 揃 物 に き り 換 え る 写 楽 写 楽 不 在 の 八 月 、 九 月 の 江 戸 歌 舞 伎 顔 見 世 興 行 の ハ イ ラ イ ト シ ー ン に 挑 む 写 楽 ◎ 146 142 1 う 5 168 160 169 1 5 0

写楽失踪事件


東 洲 斎 写 楽 は 、 今 か ら 二 百 年 前 の 寛 政 七 年 二 月 ( 一 七 九 五 年 ) 、 突 如 浮 世 絵 界 か ら 姿 を 消 し た 謎 の 人 物 で あ る 。 昭 和 五 十 四 年 、 ふ と し た キ ッ カ ケ か ら 写 楽 探 し を 始 め て 十 六 年 、 写 楽 が 誰 で あ っ た か と い う 点 に つ い て は 私 な り に 結 論 を 出 し た 。 次 の ス テ ッ プ と し て 私 が 興 味 を 抱 い た の は 、 写 楽 と 呼 ば れ た 絵 師 が 、 な ぜ 、 ど う し て 、 何 の た め に 跡 形 も な く 消 え て し ま っ た の か と い う 点 で あ る 。 写 楽 の 描 い た 役 者 絵 、 と り わ け 大 首 絵 の 人 気 は 古 今 東 西 の 浮 世 絵 の な か で も 飛 び 抜 け て 高 い 。 日 本 の み な ら ず 、 い や 、 む し ろ 海 外 で の 評 価 は 随 一 と い え る そ の 人 物 の 素 性 が わ か ら な い の で あ る 。 今 回 、 こ の 本 の タ イ ト ル に あ え て 〃 事 件 〃 と い う 言 葉 を 使 っ た の も 、 こ れ だ け 名 声 を 博 し て い た 人 物 が 、 ま る で 蒸 発 す る よ う に 消 え て し ま っ た こ と 自 体 、 何 ら か の 事 情 が か ら ん で い る と 思 う か ら し 力 な る 理 由 か は 不 明 で あ る 。 し か も 、 写 楽 の 作 画 期 は た っ た の 十 カ 月 間 、 こ の う ち 三 カ 月 間 は 、 ゝ 、 だ が 、 絵 筆 を 握 っ た 様 子 が 見 ら れ な い 。 こ の ミ ス テ リ ア ス な 謎 を 解 決 し て み た い 、 真 実 を 知 り た い が た め に 研 究 を 再 開 し た の で あ る 。 こ の 謎 の 絵 師 ・ 写 楽 を 、 平 成 五 年 春 に 上 梓 し た 私 の 著 述 の 中 で 、 阿 波 藩 の 能 役 者 ・ 斎 藤 十 郎 兵 衛 写 楽 失 踪 事 件 ・ ま え が き ま 、 ん ・ か き 一