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検索対象: 嘘だらけの日仏近現代史

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嘘だらけの日仏近現代史


第 二 章 宗 教 戦 争 と 主 権 国 家 の 誕 生

嘘だらけの日仏近現代史


第 二 章 宗 教 戦 争 と 主 権 国 家 の 誕 生 戦 闘 で 完 膚 な き ま で 叩 き の め し 、 ピ レ ネ ー 条 約 で は 戦 利 品 と し て ル ク セ ン プ ル ク を 奪 い ま し た 。 さ ら に 、 国 王 フ ェ リ ペ 四 世 の 娘 マ リ ア ・ テ レ ー ズ を 、 ル イ 十 四 世 の 嫁 に 差 し 出 さ せ ま す 。 こ の 時 、 長 引 い た 戦 役 で 困 窮 し た ス ペ イ ン が 持 参 金 を 用 意 で き な か っ た こ と は 、 大 国 か ら の 失 墜 を 知 ら し め ま し た 。 こ こ に 、 世 界 中 に 飛 び 出 す 大 航 海 時 代 を リ ー ド し 、 南 米 に 巨 大 な 植 民 地 を 築 い た ス ペ イ ン 帝 国 は 、 小 国 に 叩 き 落 と さ れ た こ と に な り ま す 。 本 書 が 「 近 現 代 史 」 で あ る 以 上 、 知 っ て お い て ほ し い 詩 が あ り ま す 。 一 六 四 八 年 、 マ サ ラ ン や り た い 放 題 一 八 一 五 年 、 タ レ イ ラ ン や り た い 放 題 一 九 四 五 年 、 ド ゴ ー ル や り た い 放 題 フ ラ ン ス は 常 に 美 し か っ た 。 ( 作 ・ 倉 山 満 ) な ぜ 、 日 本 人 に と っ て フ ラ ン ス が 重 要 な の か 。 本 書 を 読 み 、 こ の 詩 の 意 味 が 理 解 で き れ ば 、 本 書 に 書 か れ て い る こ と を 知 ら ず に 、 日 本 の 近 現 代 史 な ど 語 れ な い と 思 い 知 る こ と で

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ハ プ ス プ ル ク 家 と シ バ キ 合 い 第 一 節 「 西 欧 の 裏 切 り 者 」 一 三 〇 〇 年 、 マ ル コ ・ ポ ー ロ は 『 東 方 見 聞 録 』 と 呼 ば れ る 書 を 口 述 し ま し た 。 ヴ ェ ネ チ ア 人 の 彼 は 古 フ ラ ン ス 語 で 、 日 本 の こ と を 「 黄 金 の 国 ジ パ ン グ ー と 評 し ま し た 。 フ ラ ン ス 人 が 日 本 の こ と を 知 っ た の は 、 一 五 〇 〇 年 代 の こ と だ そ う で す 。 ギ ョ ー ム ・ ポ ス テ ル と い う オ ス マ ン 帝 国 を 訪 れ た 経 験 が あ る 王 立 教 授 団 の 一 員 で 、 一 五 三 七 年 に 帰 国 し た あ と に ギ リ シ ャ 語 ・ ア ラ ビ ア 語 ・ ヘ ブ ラ イ 語 の 講 座 を 受 け 持 っ て い た 先 生 が 、 日 本 の こ と を 教 え て い た と い う 記 録 が あ り ま す 。 そ の 中 身 は 、 「 日 本 で 信 仰 さ れ て 生 誕 い る 仏 教 の 釈 迦 と は イ エ ス ・ キ リ ス ト の こ と だ 」 と 説 い た と か 。 嘘 だ と 思 う 人 は 、 佐 藤 彰 の 家 一 、 中 野 隆 生 編 『 フ ラ ン ス 史 研 究 入 門 』 ( 山 川 出 版 社 、 二 〇 一 一 年 ) の 二 十 六 5 二 十 七 頁 国 主 を ど 、 っ そ 。 A 」 争 ア イ ツ の 話 に 戻 し ま し よ 、 つ 。 教 シ ャ ル ル 七 世 は 、 「 勝 利 王 ー と か 「 よ く 尽 く さ れ た 王 ー な ど と 呼 ば れ ま す 。 そ れ は そ う 宗 で し よ う 。 仏 英 百 年 戦 争 に 勝 っ て 自 分 が 王 様 に な る の に 、 ジ ャ ン ヌ ・ ダ ル ク を 利 用 す る だ 章 第 け 利 用 し て 、 都 合 が 悪 く な る と 見 殺 し に し た の で す か ら 。 日 本 な ら 美 少 女 萌 え の オ タ ク た

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目 次 は じ め に ・ 第 一 章 フ ラ ン ス ら し き も の の 胎 動 : 第 一 節 「 フ ラ ン ク 王 国 」 ー ー フ ラ ン ス ら し き も の の 起 源 ・ 第 二 節 「 フ ラ ン ク ク 帝 ク 国 」 ー ー 東 ロ ー マ 帝 国 と 張 り 合 う : 第 三 節 「 十 字 軍 ー ー ー ・ イ ン ノ ケ ン テ イ ウ ス 三 世 の 舎 弟 分 : 第 四 節 「 百 年 戦 争 . ー ー ジ ャ ン ヌ ・ ダ ル ク が 見 殺 し に さ れ た わ け : 第 二 章 宗 教 戦 争 と 主 権 国 家 の 誕 生 ・ 第 一 節 「 西 欧 の 裏 切 り 者 , ハ プ ス プ ル ク 家 と シ バ キ 合 い 第 二 節 「 フ ラ ン ス 三 国 志 」 ー ー 王 権 4 カ ト リ ッ ク 4 ュ グ ノ ー 第 三 節 「 リ シ ュ リ ュ ー 公 爵 ー ー ー フ ラ ン ス 絶 対 王 権 の 信 奉 者 : 第 四 節 「 マ ザ ラ ン 枢 機 卿 」 ー ー ー 最 後 の 宗 教 戦 争 と ウ エ ス ト フ ァ リ ア 条 約 : : ・ 31 25 20 15

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目 次 は じ め に ・ 第 一 章 フ ラ ン ス ら し き も の の 胎 動 : 第 一 節 「 フ ラ ン ク 王 国 」 ー ー フ ラ ン ス ら し き も の の 起 源 ・ 第 二 節 「 フ ラ ン ク ク 帝 ク 国 」 ー ー 東 ロ ー マ 帝 国 と 張 り 合 う : 第 三 節 「 十 字 軍 ー ー ー ・ イ ン ノ ケ ン テ イ ウ ス 三 世 の 舎 弟 分 : 第 四 節 「 百 年 戦 争 . ー ー ジ ャ ン ヌ ・ ダ ル ク が 見 殺 し に さ れ た わ け : 第 二 章 宗 教 戦 争 と 主 権 国 家 の 誕 生 ・ 第 一 節 「 西 欧 の 裏 切 り 者 , ハ プ ス プ ル ク 家 と シ バ キ 合 い 第 二 節 「 フ ラ ン ス 三 国 志 」 ー ー 王 権 4 カ ト リ ッ ク 4 ュ グ ノ ー 第 三 節 「 リ シ ュ リ ュ ー 公 爵 ー ー ー フ ラ ン ス 絶 対 王 権 の 信 奉 者 : 第 四 節 「 マ ザ ラ ン 枢 機 卿 」 ー ー ー 最 後 の 宗 教 戦 争 と ウ エ ス ト フ ァ リ ア 条 約 : : ・ 31 25 20 15

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ヌ ・ メ デ ィ シ ス で し た 。 ア ン リ は 七 歳 に し て カ ト リ ッ ク に 強 制 改 宗 さ せ ら れ ま す 。 抗 争 は 激 化 す る ば か り で 、 一 五 , ハ 二 年 の ユ グ ノ ー に 対 す る ヴ ァ シ ー の 虐 殺 事 件 で ユ グ ノ ー 戦 争 が 始 ま り 、 九 歳 に し て プ ル ポ ン 家 の 当 主 に 祭 り 上 げ ら れ ま す 。 一 五 , ハ 九 年 に は 、 ユ グ ノ ー 陣 営 の 盟 主 に 祭 り 上 げ ら れ ま し た 。 当 然 、 カ ト リ ッ ク か ら 改 宗 し ま す 。 し か し 一 五 七 二 年 、 融 和 を 演 出 す る は ず だ っ た 自 ら の 結 婚 式 で 聖 バ ル テ ル ミ ー の 虐 殺 が 発 生 し ま す 。 再 び カ ト リ ッ ク に 強 制 改 宗 さ せ ら れ た あ げ く 、 幽 閉 さ れ ま し た 。 一 五 七 六 年 、 ア ン リ は 脱 出 、 ま た も や カ ト リ ッ ク の 信 仰 を 捨 て 、 ユ グ ノ ー の 盟 主 と し て 戦 い ま す 。 戦 闘 に 強 か っ た ア ン リ は 最 終 的 に 生 き 残 り 、 一 五 八 九 年 に 国 王 に 即 位 し ま す 。 生 誕 以 後 、 彼 の 子 孫 が 王 家 を 継 ぐ こ と に な り ま す 。 プ ル ポ ン 朝 で す 。 の 家 時 期 的 に 、 ち ょ う ど 日 本 の 戦 国 時 代 末 期 と 重 な り ま す が 、 ア ン リ 四 世 は 「 フ ラ ン ス 三 国 国 権 志 」 を 天 下 統 一 し た よ う な 人 物 だ と 考 え て く だ さ い 。 主 争 ア ン リ は 即 位 に 際 し 、 三 た び カ ト リ ッ ク に 改 宗 し ま し た 。 そ し て 、 カ ト リ ッ ク の 国 教 化 戦 教 と プ ロ テ ス タ ン ト へ の 信 仰 の 自 由 を 認 め る 「 ナ ン ト の 勅 令 」 を 発 し ま す 。 宗 宗 教 的 に 争 っ て い る 両 者 を 仲 裁 す る と 、 ど う な る か 。 両 方 の 恨 み を 買 い ま す 。 双 方 と も 章 第 に 「 あ い つ は 悪 魔 だ 」 と 争 っ て い る の で す か ら 、 妥 協 な ど で き る は ず が あ り ま せ ん 。 ュ グ

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第 二 章 宗 教 戦 争 と 主 権 国 家 の 誕 生 持 っ て 戦 い ま し た 。 徳 川 軍 は 大 坂 城 砲 撃 に イ ン グ ラ ン ド か ら 購 入 し た 大 砲 を 使 い ま し た し 、 島 原 の 乱 で は オ ラ ン ダ 船 が 幕 府 の 要 請 で 反 乱 軍 が 立 て 籠 も る 原 城 に 艦 砲 射 撃 を 仕 掛 け て い ま す 。 こ の 時 期 の ヨ ー ロ ッ パ で は 、 カ ト リ ッ ク と プ ロ テ ス タ ン ト が 争 う 一 二 十 年 戦 争 が 一 六 一 八 年 か ら 始 ま っ て い ま し た 。 イ ン グ ラ ン ド も オ ラ ン ダ も プ ロ テ ス タ ン ト で す 。 日 本 は 、 カ ト リ ッ ク の ポ ル ト ガ ル と ス ペ イ ン を 来 航 禁 止 に し て い ま す 。 「 鎖 国 ー で す 。 以 上 の 事 実 を ま と め る と 、 日 本 の 徳 川 将 軍 家 は プ ロ テ ス タ ン ト 寄 り の 立 場 を 採 っ た と い う こ と で す 。 で は 、 日 本 で の フ ラ ン ス は 、 ど う で し よ う か 一 」 ハ 一 九 年 、 フ ラ ン ス の ユ グ ノ ー の 家 に 生 ま れ た フ ラ ン ソ ワ ・ カ ロ ン が オ ラ ン ダ 東 イ ン ド 会 社 社 員 と し て 日 本 に 着 任 し ま し た 。 フ ラ ン ス 出 身 の 人 物 が 日 本 を 訪 れ た の は 、 こ れ が 最 初 で す 。 カ ロ ン は 二 十 年 間 日 本 に 滞 在 し て 商 館 長 に ま で 出 世 し 、 帰 国 後 の 一 六 六 四 年 に は フ ラ ン ス 東 イ ン ド 会 社 の 設 立 時 の 社 長 と な り ま す 。 カ ロ ン は 日 本 と の 交 易 も 計 画 し ま し た が 、 実 現 し ま せ ん で し た 。 日 本 と の 貿 易 は オ ラ ン ダ が 独 占 し て い ま し た し 、 国 教 を カ ト リ ッ ク に 定 め た フ ラ ン ス が 日 本 に 受 け 入 れ ら れ る の は 無 理 だ っ た で し よ う 。

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で す か ら 、 本 書 で は 紹 介 だ け に と ど め て お き ま し よ う 。 プ ロ テ ス タ ン ト は 、 フ ラ ン ス で も 急 速 に 広 が り ま す 。 王 室 も 、 忌 々 し い カ ト リ ッ ク の 勢 力 が 弱 ま る の で す か ら 、 最 初 は 甘 め に 見 て い ま し た 。 パ リ 大 学 の 総 長 が ル タ ー 派 に 走 っ て も 容 認 し て い た ほ ど で す 。 し か し 、 一 五 三 四 年 の 檄 文 事 件 を き っ か け に 弾 圧 に 走 り ま す 。 檄 文 事 件 と は 、 プ ロ テ ス タ ン ト が カ ト リ ッ ク 行 事 の 中 止 を 求 め て 檄 文 を 散 布 し 、 王 宮 の 国 王 の 寝 室 近 辺 に ま で 貼 り 出 さ れ た と い う 出 来 事 で す 。 「 連 中 の 勢 力 は 、 宮 廷 の 奥 深 く に ま で 入 り 込 ん で い る ! 」 と 危 機 感 を 持 つ の は 当 然 で し よ う 。 生 誕 国 王 フ ラ ン ソ ワ 一 世 は 、 プ ロ テ ス タ ン ト を 追 放 し ま す 。 脱 出 し た な か に は 、 ジ ャ ン ・ カ の 家 ル バ ン も い ま し た 。 カ ル バ ン は 一 五 三 六 年 、 『 キ リ ス ト 教 綱 要 』 を 刊 行 し ま す 。 フ ラ ン ス 国 権 の プ ロ テ ス タ ン ト は 、 ル タ ー 派 か ら カ ル バ ン 派 に 流 れ ま す 。 ま た 、 フ ラ ン ス の カ ル バ ン 派 主 争 は と く に 、 ユ グ ノ ー と 呼 ば れ ま す 。 で は 、 ル タ ー 派 と カ ル バ ン 派 の 違 い は 何 か 。 一 言 で 言 戦 教 え ば 、 「 ル タ ー は 生 ぬ る い ー で す 。 俗 つ ほ く 一 言 え ば 、 「 ル タ ー は 信 仰 の 正 し さ よ り も 、 ス ポ ン サ ー で あ る ザ ク セ ン 公 の 利 益 を 優 先 し て い る 。 許 せ ん ! 」 で す 。 何 が 許 せ な い の か 。 章 第 「 人 間 に 自 由 意 思 な ど な い は す だ 。 バ チ カ ン に も ザ ク セ ン 公 に も 。 人 間 は 神 様 の 教 え で あ

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一 つ は 、 カ ト リ ッ ク を 奉 じ る バ チ カ ン 及 び 両 ハ プ ス プ ル ク 家 と プ ロ テ ス タ ン ト の ド イ ツ 諸 侯 と の 抗 争 で す 。 プ ロ テ ス タ ン ト に 走 っ た ド イ ツ 諸 侯 に は 、 神 聖 ロ ー マ 皇 帝 ハ プ ス プ ル ク 家 に 従 い た く な い と の 思 惑 も あ り ま し た 。 二 つ は 、 貿 易 競 争 で す 。 ス ペ イ ン 及 び ポ ル ト ガ ル ( ハ プ ス プ ル ク 家 が 両 方 の 国 の 王 を 兼 ね る 同 君 連 合 ) と ネ ー デ ル ラ ン ト や イ ン グ ラ ン ド と の 抗 争 で す 。 こ れ は 宗 教 問 題 も 絡 み ま す が 、 ポ ル ト ガ ル は ス ペ イ ン か ら の 独 立 を 狙 っ て い ま す し 、 、 不 ー デ ル ラ ン ト は イ ン グ ラ ン ド を 祝 争 相 手 と し か 見 ず に 叩 き 落 と し に か か っ て い ま す 。 そ し て 三 つ め が 、 フ ラ ン ス と 両 ハ プ ス プ ル ク 家 の 抗 争 で す 。 生 誕 丿 シ ュ リ ュ ー は 、 反 ハ プ ス プ ル ク 同 盟 を 裏 で 糸 を 引 き 、 「 カ ネ は 出 す が 血 を 流 さ な い 介 の 家 入 , を 続 け て い ま し た 。 し か し 、 神 聖 ロ ー マ 帝 国 に は 名 将 と し て 名 高 い 傭 兵 隊 長 ヴ ァ レ ン 権 シ ュ タ イ ン か い ま す 。 戦 い が ハ プ ス プ ル ク 優 位 に 進 む た び に 、 リ シ ュ リ ュ ー は 裏 で プ ロ テ 主 争 ス タ ン ト に 資 金 援 助 を す る な ど の 介 入 を 続 け て き ま し た 。 教 そ し て 一 六 三 五 年 、 フ ラ ン ス は カ ト リ ッ ク の 国 で あ り な が ら 、 プ ロ テ ス タ ン ト の 盟 主 で 章 あ る ス ウ ェ ー デ ン に 加 勢 し て 介 入 し ま す 。 当 然 な が ら ロ ー マ 教 皇 は 非 難 し ま す が 、 バ チ カ 第 ン の 軍 隊 な ど 粉 砕 す る の み 。 一 時 は 神 聖 ロ ー マ 帝 国 軍 に パ リ に 迫 ら れ る ま で 攻 め 込 ま れ ま

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宗 教 戦 争 を 終 わ ら せ た の は ま ち が い な く 、 リ シ ュ リ ュ ー と 彼 の 仕 事 を 受 け 継 い だ マ ザ ラ ン の 功 績 で す 。 そ れ を 意 図 し て い た か ど う か は 、 と も か く 。 ヨ ー ロ ッ パ は 新 た な 秩 序 を 模 索 し て い く こ と に な り ま す 。 で は 、 新 た な 秩 序 と は 何 か 。 国 家 が 主 役 と な る 時 代 の 到 来 で す 。 現 に 、 我 々 が 想 像 す る 国 家 の 原 型 は 、 こ の と き に つ く ら れ ま し た 。 ウ エ ス ト フ ァ リ ア 体 制 と 言 い ま す 。 こ れ ま で 見 て き た よ う に 、 ヨ ー ロ ッ パ の 歴 史 は 平 気 で 国 境 を 飛 び 越 え て 展 開 し ま す 。 今 日 の 我 々 が 「 フ ラ ン ス ー と 呼 ぶ 地 域 の な か で も 、 国 王 ・ 貴 族 ・ 宗 教 勢 力 が 入 り 乱 れ て ま と ま り が あ り ま せ ん 。 そ れ が 、 「 国 家 と は 国 王 の こ と で あ る 」 と い う 意 識 を 強 め ま す 。 そ し 誕 て 、 国 際 社 会 と は 、 そ の よ う な 国 家 と 国 家 の 付 き 合 い な の だ 、 と い う 意 識 が 生 ま れ 、 や が 家 て 国 家 間 の 付 き 合 い が 蓄 積 さ れ 、 慣 習 法 化 し 、 現 在 に 至 る 国 際 社 会 が で き あ が る の で す 。 権 「 国 王 こ そ が 国 家 で あ り 、 国 家 の な か の い か な る 者 も 国 王 に 従 わ な け れ ば な ら な い 。 国 際 主 争 社 会 と は 、 そ の よ う な 国 家 と 国 家 の 付 き 合 い で あ る 」 と い う 体 制 を 、 難 し い 言 葉 で 領 邦 主 暾 権 国 家 体 制 と 言 い ま す 。 主 権 と は 、 ま さ に ジ ャ ン ・ ボ ダ ン が 提 唱 し た 言 葉 で す が 、 実 現 し 章 た の は ウ エ ス ト フ ァ リ ア 条 約 で す 。 「 国 家 の な か の い か な る 者 も 従 わ せ る 力 。 を 主 権 と 呼 第 び ま す 。 国 際 社 会 と は 、 そ の よ う な 力 を 持 っ 主 権 国 家 の 集 ま り な の で す 。 だ か ら 、 外 国 に