検索 - みる会図書館

検索対象: 『アレ』 Vol.2

『アレ』 Vol.2から 163件ヒットしました。

『アレ』 Vol.2


私 が 武 雄 市 図 書 館 を 擁 護 す る 理 由 ◆ 参 考 文 献 ・ 猪 谷 千 香 ' 2014 ' 「 図 書 館 総 合 展 ) 武 雄 市 図 書 館 ~ を 検 証 す る 』 全 文 ( 樋 渡 啓 祐 市 長 、 糸 賀 雅 児 教 授 、 高 橋 聡 さ ん 、 湯 浅 俊 彦 教 授 ) ー ー 激 論 、 進 化 す る 公 立 図 書 館 か 、 公 設 民 営 の ブ ッ ク カ フ ェ か ? 」 ハ フ ィ ン ト ン ポ ス ト ' ( 2017 年 4 月 日 取 得 ' http:// www.hu 三 ng 一 0 三 ) ( ) s 二 ミ 20 一 37 一 073 一 /take 三 ー n ー 4 一 86089. h ( m 一 ) ・ 2 015 ' 「 武 雄 市 図 書 館 の 選 書 で が 異 例 の 『 反 省 』 愛 知 県 小 牧 市 「 < 図 書 館 」 計 画 は 住 民 投 票 へ 」 ' ハ フ ィ ン ト ン ポ ス ト ' ( 2 0 1 7 年 4 月 2 日 取 得 ' http://www. hufIingtonpost.jp/2015/09/10/takeoshi ・ ccc—n 8 一 一 7678. h 一 (l) ・ ・ 池 沢 昇 ' 2016 ' 「 図 書 館 の 指 定 管 理 者 を ど う 見 て い る か 」 『 出 版 ニ ュ ー ス 』 2016 年 川 月 上 旬 号 ' 6-7 ・ ・ 浦 郷 究 ' 2015 ' 「 武 雄 市 図 書 館 リ ニ ュ ー ア ル オ ー プ ン 時 の 蔵 書 購 入 に つ い て 」 ' た け お ポ ー タ ル ' ( 2017 年 4 月 日 取 得 ' h 一 一 「 ) ミ www.city.takeo.lg.jp/in 「 ()rmaニ0nZ20ー5709Z002437. html) ・ ・ カ ル チ ュ ア ・ コ ン ビ ニ エ ン ス ・ ク ラ ブ 株 式 会 社 ' 2 013 ' 「 カ ー ド で の 武 雄 市 図 書 館 利 用 に 関 す る 規 約 」 ' ( 2017 年 4 月 田 日 取 得 ' http://www.ccc.co.jp/customer_management/member/ agreement ・ takeoshilibrary/index. html) ・ ・ 桑 原 芳 哉 ' 2016 ' 「 公 立 図 書 館 に お け る 指 定 管 理 者 制 度 導 人 の 現 状 」 『 尚 絅 大 学 研 究 紀 要 ・ 人 文 ・ 社 会 科 学 編 』 ( 48 ) ' 一 3 に 5 ・ ・ 総 務 省 ' 2010 ' 「 指 定 管 理 者 制 度 の 運 用 に つ い て 」 ' 総 務 省 ホ ー ム ペ ー ジ ' ( 2017 年 4 月 2 日 取 得 ' http://wvvw.soumu.go ・ 」 マ ma 一 n ー c ( ) n 窄 n 一 ら 00096783. 一 ) d 一 ) ・ ' 2016 ' 「 公 の 施 設 の 指 定 管 理 者 制 度 の 導 人 状 況 等 に 関 す る 調 査 結 果 」 ' 総 務 省 ホ ー ム ペ ー ジ ' ( 2017 年 4 月 川 日 取 得 ' http:// www.soumu.g()jミmaーnーC()n窄nU000405023.pdf) ・ ・ 武 雄 市 教 育 委 員 会 ' 2 0 1 5 ' 「 武 雄 市 図 書 館 リ ニ ュ ー ア ル オ ー プ ン 時 の 郷 上 資 料 の 取 り 扱 い に つ い て 」 ' た け お ポ ー タ ル ' ( 2 0 1 7 年 4 月 2 日 取 得 ' http://www.city.takeo.lg.」 ミ information/2015/l U002624. h ( m 一 ) ・ ・ 図 書 館 友 の 会 全 国 連 絡 会 ' 2015 ' 「 【 2015 年 に 月 に 日 】 湯 浅 俊 彦 氏 と の 面 談 報 告 」 ' と と も れ ん 報 告 会 ' ( 2017 年 4 月 川 日 取 得 ' h ニ p 艾 /t0 一 om ( ) ren. ne 二 b 一 0 を ?p Ⅱ 583 ) ・ ・ 図 書 館 流 通 セ ン タ ー ' 2017 ' 「 選 書 と 物 流 」 ' 図 書 館 流 通 セ ン タ ー ホ ー ム ペ ー ジ ' ( 2017 年 4 月 川 日 取 得 ' https://www.trc.co.jp/ solution/logistics. html) ・ ・ 日 本 図 書 館 協 会 図 書 館 調 査 事 業 委 員 会 編 ' 2016 ' 『 日 本 の 図 書 館 統 計 と 名 簿 2015 』 日 本 図 書 館 協 会 ・ ・ 野 口 武 悟 ' 2009 ' 「 岐 路 に 立 っ 地 方 自 治 体 と 図 書 館 経 営 ( 1 ) 海 道 タ 張 市 の 場 合 」 『 人 文 科 学 年 報 』 ( 39 ) ' 一 9 ・ 4 一 ' ( 2017 年 4 月 2 日 取 得 ' h 三 ) ミ ir. acc. senshu-u. ac.jp/?action=repository_uri&item ミ Ⅱ 76 一 3 一 一 一 e ミ Ⅱ 一 5 一 一 一 e ー no 日 こ ・ ク ム (@kum 三 三) 1982 年 熊 本 県 生 ま れ 。 日 頃 、 個 人 的 に な ん と な く 気 に な っ て い る こ と を 、 調 べ て ま と め た 評 論 同 人 誌 『 く む 組 む 』 を 発 行 。 『 国 立 国 会 図 書 館 本 ー ー サ プ カ ル か ら み る 納 本 制 度 ( V 。 一 . こ 』 に 始 ま り 、 最 新 作 は 『 左 右 本 ー ー な ぜ そ れ が 右 で そ れ が 左 な の か ( V ( ) 一 .8 ) 』 。 本 物 の 熊 は 怖 い け れ ど 、 く ま の ぬ い ぐ る み が 好 き 。 で も 、 く ま モ ン は あ ま り 好 き で は な い 3

『アレ』 Vol.2


ム ク 蔵 書 数 で す 。 一 方 、 今 回 取 り 上 げ た 武 雄 市 図 書 館 は 、 販 の ま ま 図 書 館 を 潰 し ま す か ? 極 端 な 例 で す が 、 公 共 図 ゞ っ 0 書 館 と 指 定 管 理 者 制 度 に つ い て 論 じ る 人 た ち に 、 私 が 投 売 し て い る 書 籍 を 除 い た 蔵 書 だ け で 人 口 対 蔵 書 数 カ 4 冊 。 現 在 、 私 が 住 ん で い る 千 代 田 区 に い た っ て は 、 な ん げ か け た い 質 間 で す 。 と 9 冊 で す 。 今 述 べ た こ と を 踏 ま え て 、 も し 、 自 分 が 都 会 で 生 ま れ た な ら ば 、 ど れ だ け 幸 せ な 図 書 館 人 生 を 送 れ た こ と だ ろ う か と 、 私 は よ く 考 え ま す 。 図 書 館 の 価 値 は 、 も ち ろ ん こ 。 こ 、 ム こ と っ て 蔵 書 数 で 決 ま る わ け で は あ り ま せ ん 。 オ オ 不 ( 「 図 書 館 」 と は 、 本 が 沢 山 あ っ て 、 背 表 紙 を 見 て い る だ 〔 註 1 〕 日 本 図 書 館 協 会 図 書 館 調 査 事 業 委 員 会 編 ( 2016 ) を 参 照 。 け で 世 界 の 知 に 触 れ る こ と が で き る 場 所 で あ り 、 そ の た 〔 註 2 〕 野 口 ( 2 0 0 9 ・ ・ 円 , 引 ) を 参 照 。 め に も 、 ま ず は 本 が 豊 富 に あ る こ と が 第 一 だ と 考 え て い 〔 註 3 〕 桑 原 ( 2 016 】 1 跖 ) を 参 照 。 ま す 。 「 註 4 〕 総 務 省 ( 2010 ) を 参 照 。 が 私 の 生 ま れ 育 っ た 町 で 図 書 館 を 運 営 す る こ と は 、 ま ず な い で し よ う 。 で す が 、 も し 武 雄 市 規 模 の 自 治 「 註 5 〕 総 務 省 ( 2016 ) を 参 照 。 〔 註 6 〕 「 武 雄 市 図 書 館 に の 在 庫 が 押 し つ け ら れ る ? 」 体 で 、 本 と の 出 会 い を 増 や す こ と が で き る か も し れ な い ( 2 017 年 4 月 川 日 取 得 ' h ニ ps 艾 /t ( ) get 窄 r.com 」 二 858068 ) と い う 時 、 批 判 的 あ る い は 感 情 的 な 意 見 に よ っ て 、 そ の を 参 照 。 チ ャ ン ス が な く な っ て し ま う の は 、 と て も 残 念 な こ と で 〔 註 7 〕 浦 郷 ( 2015 ) を 参 照 。 す 。 〔 註 8 〕 猪 谷 ( 2015 ) を 参 照 。 最 後 に 、 公 共 図 書 館 の あ り 方 に 関 す る 議 論 を 見 て い る 〔 註 9 〕 池 沢 ( 2016 ) を 参 照 。 と 、 「 図 書 館 が 存 在 す る 」 と い う こ と が 、 半 ば 当 た り 前 〔 註 2 〕 図 書 館 友 の 会 全 国 連 絡 会 ( 2015 ) を 参 照 。 の こ と と し て 受 け 止 め ら れ て い る 風 潮 が あ り ま す 。 仮 に 、 あ な た の 自 治 体 の 図 書 館 が 潰 れ る 危 機 に あ り 、 民 間 企 業 〔 註 リ 武 雄 市 教 育 委 員 会 ( 2015 ) を 参 照 。 が 助 け 舟 を 出 し た と し ま し よ う 。 そ の 時 、 あ な た は 、 指 〔 註 に 〕 図 書 館 流 通 情 報 セ ン タ ー ( 2017 ) を 参 照 。 〔 註 」 カ ル チ ュ ア ・ コ ン ビ ニ エ ン ス ・ ク ラ ブ 株 式 会 社 ( 2013 ) を 参 照 。 定 管 理 者 制 度 に よ る 運 営 を 選 び ま す か ? そ れ と も 、 そ ◆ 註 釈 っ 6

『アレ』 Vol.2


に 行 わ れ て お り 、 地 方 自 治 体 は サ ー ビ ス 水 準 を 満 た せ な 図 書 館 運 営 を 行 っ て い ま す 。 そ し て 、 当 然 な が ら 図 書 館 い 指 定 管 理 者 に 対 し て 、 指 定 取 消 を す る こ と が で き ま す 。 と し て 利 用 す る 分 の 費 用 は 無 料 で す 。 こ れ の ど こ が 悪 い そ し て 、 数 字 を 見 る 限 り で は 、 そ れ が 実 際 に 行 わ れ た 施 の で し よ う か 設 は 、 先 の 通 り ご く 少 数 で す 。 公 共 図 書 館 を 民 間 企 業 が 運 営 す れ ば 、 企 業 は 複 数 年 契 約 の 仕 事 を 得 る こ と が で き 、 自 治 体 は 経 費 を 削 減 す る こ ◆ 公 共 図 書 館 と 指 定 管 理 者 制 度 と が で き ま す 。 も ち ろ ん 、 実 際 に 運 営 し た 結 果 、 前 述 し こ こ ま で の 話 を 踏 ま え て 、 次 に 公 共 図 書 館 と 指 定 管 た サ ー ビ ス 水 準 の 低 下 が 発 生 す る 可 能 性 が あ り 、 と あ る 理 者 制 度 の 関 係 に つ い て 論 じ て い き ま す 。 様 々 な 論 文 、 公 共 図 書 館 の 指 定 管 理 者 に な っ た 民 間 企 業 が 貸 出 件 数 を そ し て 2016 年 9 月 に 公 益 社 団 法 人 日 本 図 書 館 協 会 水 増 し し た な ど の 疑 惑 や 、 指 定 管 理 者 制 度 2 期 目 に 指 定 か ら 出 た 「 公 立 図 書 館 の 指 定 管 理 者 制 度 に つ い て 管 理 者 を 変 更 し た 自 治 体 な ど も あ り ま す 。 し か し 、 指 定 2016 」 を 下 敷 き に 、 以 下 の 4 つ の 中 心 的 な 論 点 に つ 管 理 者 の 取 消 が 、 他 の ス ポ ー ッ セ ン タ ー や 文 化 施 設 と 比 い て 、 武 雄 市 図 書 館 を 例 に 考 え て み た い と 思 い ま す 。 べ て 多 い と い う よ う な 事 実 は あ り ま せ ん 。 そ の た め 、 公 共 図 書 館 は 利 用 料 が 徴 収 で き な い 以 上 、 指 定 管 理 者 制 度 ① 利 用 料 を 徴 収 で き な い 間 題 を 導 人 す る に は 不 向 き で あ る と い う 論 は 正 し い と は 言 え 公 共 図 書 館 を 民 間 企 業 が 運 営 す る こ と に つ い て は 、 「 公 な い と 私 は 考 え ま す 。 山 共 図 書 館 は 社 会 的 身 分 を 間 わ ず 全 て の 人 が 平 等 に 利 用 で 理 き 、 利 用 に 関 す る 費 用 は 原 則 と し て 無 料 、 と い う ュ ネ ス ② 選 書 の 問 題 る コ 公 共 図 書 館 宣 言 に 基 づ い て 維 持 さ れ な け れ ば な ら な 武 雄 市 図 書 館 の 間 題 で 必 ず 話 題 に 上 る の が 、 「 経 費 削 す 護 い 。 利 用 料 が 徴 収 で き な い 以 上 、 民 間 企 業 が 運 営 で き る 減 の た め に 、 関 連 企 業 が 中 古 買 取 し た 本 が 納 人 さ れ て い 擁 わ け が な い だ ろ う 」 と い う 意 見 を よ く 耳 に し ま す 。 し か る 」 と い う 間 題 で す 。 確 か に 武 雄 市 図 書 館 の 納 入 リ ス ト 館 し な が ら 、 そ の 「 民 間 企 業 が 運 営 で き る わ け が な い 」 と 〔 註 6 〕 を 見 る と 、 そ れ ら が 本 当 に 武 雄 市 図 書 館 に 相 応 書 い う 主 張 に 対 し て 、 そ れ を 打 開 す べ く 新 た な 取 り 組 み に し い 本 だ っ た か に つ い て は 、 私 も 疑 問 に 思 い ま す 。 そ し て 、 こ の 件 に 関 し て は O O 側 も 、 適 切 で は な か っ た と 市 挑 ん だ の が 、 武 雄 市 と な の で は な い で し よ う か 雄 実 際 、 武 雄 市 図 書 館 は カ フ 工 と 書 籍 の 販 売 を し な が ら 、 認 め て い ま す 〔 註 7 ・ 註 8 〕 。 一 世 私 3

『アレ』 Vol.2


【 特 集 】 ァ イ ア の 見 在 地 点 ◆ は じ め に 2017 年 の 時 点 で 既 に 3 年 以 上 が 経 過 し て い ま す が 、 こ こ 数 年 、 公 共 図 書 館 の 界 隈 で と て も 話 題 に な っ て い こ の 問 題 に つ い て は 、 今 で も 様 々 な 意 見 を 目 に し ま す 。 る こ と 、 そ れ は 佐 賀 県 武 雄 市 の 図 書 館 を カ ル チ ュ ア ・ コ た と え ば 、 『 出 版 ニ ュ ー ス 』 2016 年 Ⅱ 月 下 旬 号 に 、 椙 ン ビ ニ エ ン ス ・ ク ラ ブ 株 式 会 社 ( 以 下 、 orou) が 運 営 山 女 学 園 大 学 の 山 本 昭 和 教 授 の 「 図 書 館 は 直 営 で な け れ す る こ と の 是 非 に つ い て で す 。 こ の 件 に 関 し て は 、 「 関 ば な ら な い 」 と い う 論 が 載 っ た か と 思 え ば 、 同 2 17 年 2 月 上 旬 号 で は 立 命 館 大 学 の 湯 浅 俊 彦 教 授 に よ る 「 指 連 企 業 が 中 古 買 取 し た 本 が 納 人 さ れ て い る 」 や 「 E-* カ ー ド に よ る 貸 し 出 し は 個 人 情 報 が 心 配 だ 」 な ど 、 ニ ュ ー ス 定 管 理 者 制 度 が 切 り 拓 く 次 世 代 型 公 共 図 書 館 の 可 能 性 」 や 新 聞 で も 様 々 に 取 り 上 げ ら れ ま し た 。 と い う 論 が 載 る と い う 状 態 で す 。 武 雄 市 図 書 館 の 問 題 を も っ と 大 き な 視 点 で 考 え る と 、 私 個 人 と し て は 、 公 共 図 書 館 を 民 間 企 業 が 運 営 す る こ と に つ い て は 、 こ れ を 歓 迎 す べ き だ と 思 っ て い ま す 。 ま 「 公 共 図 書 館 を 民 間 企 業 が 運 営 す る こ と の 是 非 」 と い う こ と に な り ま す 。 O に よ る 運 営 が 開 始 さ れ て か ら 、 た 、 武 雄 市 図 書 館 の 取 り 組 み に つ い て も 、 応 援 し た い と 私 が 武 雄 市 図 書 館 を 擁 護 す る 理 由 ー 公 共 図 書 館 に お け る 指 定 管 理 者 制 度 に つ い て ー ☆ コ ラ ム ク ム 3

『アレ』 Vol.2


な 中 で 、 成 果 価 値 が 見 え づ ら い 図 書 館 は 、 は た し て 生 き 考 え て い ま す 。 で は 、 な ぜ そ の よ う に 思 う の か 。 そ れ は 、 残 る こ と が で き る の で し よ う か 。 実 際 、 平 成 円 年 に 財 政 私 が 実 際 に 武 雄 市 図 書 館 を 訪 れ た 時 に 、 正 直 に 羨 ま し い 地 元 に こ ん な 図 書 館 が あ っ た ら い い な と 、 素 直 に 思 っ た 再 生 団 体 と な っ た タ 張 市 の 図 書 館 は 、 廃 止 に 追 い 込 ま れ か ら で す 。 実 際 、 武 雄 市 図 書 館 は 開 館 時 間 が 長 く 、 書 籍 ま し た ( 現 在 は 図 書 コ ー ナ ー と し て 継 続 〔 註 2 〕 ) 。 ま た 、 図 書 館 が 身 近 に あ っ た 人 は 不 思 議 に 思 わ れ る か も し れ ま や 雑 誌 の 数 も 豊 富 で す 。 さ ら に 、 カ フ ェ も 併 設 さ れ て い ま す 。 誤 解 を 恐 れ ず に 言 え ば 、 私 は 、 な ぜ こ の 図 書 館 が せ ん が 、 そ も そ も 図 書 館 の な い 地 方 自 治 体 も 数 多 く 存 在 そ ん な に 批 判 さ れ な け れ ば な ら な い の か 、 疑 間 に 思 え て し ま す 。 こ れ ら の 事 実 か ら 、 も し 、 図 書 館 を あ る 種 の 聖 域 の よ う に 、 今 後 も あ り 続 け る も の だ と 思 っ て い る 人 が な り ま せ ん で し た 。 い れ ば 、 そ れ は 考 え 直 し た 方 が よ い と 思 い ま す 。 指 定 管 理 者 制 度 は 、 年 地 方 自 治 法 の 一 部 改 正 ◆ 文 化 的 な 予 算 の 減 少 に 伴 い 、 住 民 サ ー ビ ス の 維 持 や 向 上 を 目 指 し て 施 行 さ れ 公 共 図 書 館 の あ り 方 に つ い て の 間 い で 、 よ く 「 図 書 館 ま し た 。 し か し 、 少 な く と も 武 雄 市 図 書 館 に 関 し て は 、 は 、 誰 の も の か 」 と い う 問 い か け が あ り ま す 。 こ の 問 い に 対 し て 、 ほ と ん ど の 人 は 「 市 民 の も の 」 と 答 え る で し ょ 全 く そ れ ら の 利 点 を 検 討 せ ず 、 あ れ が で き て い な い 、 う 。 し か し 、 様 々 な ニ ュ ー ス や 図 書 館 関 係 者 の 手 に よ る れ が で き て い な い と 、 細 か い 部 分 を 批 判 し て 、 挙 句 に は 指 定 管 理 者 制 度 そ の も の を 潰 そ う と す る 人 が い ま す 。 こ 論 文 な ど に 当 た る と 、 本 当 に 「 市 民 の も の 」 と 思 っ て い れ は 、 と て も 残 念 な こ と で す 。 る の か 、 疑 間 に 思 っ て し ま い ま す 。 由 理 私 が こ こ で は っ き り 申 し 上 げ た い こ と は 、 少 子 高 齢 る ◆ 指 定 管 理 者 制 度 と は 化 に 伴 う 文 化 的 な 予 算 の 減 少 を 、 図 書 館 関 係 者 は ど の す あ な た が 住 ん で い る 地 方 自 治 体 ( 都 道 府 県 と 市 区 町 村 ) 護 よ う に 考 え て い る の か 、 と い う こ と で す 。 資 料 を 読 む 擁 限 り で は 、 2000 年 前 後 は 公 共 図 書 館 全 体 で 350 億 の 図 書 館 は 、 直 営 で し よ う か 。 そ れ と も 、 指 定 管 理 者 に よ る 運 営 で し よ う か 。 後 者 だ と し た ら 、 そ れ は 地 方 自 治 円 以 上 の 資 料 を 購 人 し て い る に も か か わ ら ず 、 最 近 で は 書 体 が 出 資 し た 団 体 で し よ う か 。 そ れ と も 、 民 間 企 業 や Z 280 億 円 程 度 に 減 少 し て い ま す 冖 註 -* 〕 。 図 C で し ょ 一 つ か 。 今 後 ま す ま す 少 子 高 齢 化 が 進 む こ と を 考 え れ ば 、 文 化 市 2 15 年 4 月 1 日 現 在 、 全 国 に は 17 8 8 の 地 方 雄 的 な 予 算 が 減 っ て い く の は 目 に 見 え て い ま す 。 そ の よ う 一 歩 , 刀 ム 3

『アレ』 Vol.2


ム ク い う 事 実 は あ り ま せ ん 。 蔵 書 の 除 籍 は 、 有 限 で あ る 図 書 し か し 、 今 挙 げ た 問 題 は 武 雄 市 図 書 館 に あ る 約 万 冊 の 蔵 書 の う ち の 、 1 万 冊 の 話 で す 。 当 然 な が ら 、 武 雄 市 館 を 保 っ た め に も 、 司 書 に と っ て 重 要 な 業 務 で す 。 ま た 、 図 書 館 に あ る 全 て の 本 が 、 中 古 買 取 の 本 と 入 れ 替 わ っ た 「 郷 土 資 料 」 の 定 義 に つ い て も 、 誰 が ど の よ う な 手 順 で 誰 わ け で は あ り ま せ ん 。 ま た 、 rororo は 中 古 買 取 し た — 万 の 意 見 を 得 て そ れ を 決 定 し て い る の か 、 他 の 多 く の 図 書 冊 の う ち 、 納 人 後 2 年 半 の 間 で 一 度 も 借 り ら れ て い な い 館 が 制 定 し て い る よ う に 、 武 雄 市 図 書 館 で も 除 籍 基 準 を 蔵 書 1630 冊 に つ い て は 、 同 等 の 冊 数 を 新 た に 寄 贈 す 定 め て い ま す 。 「 長 年 勤 務 し て い る 司 書 で あ れ ば 、 本 を る と し て い ま す 。 私 は 、 図 書 館 の 価 値 の 一 つ は 「 蔵 書 の 捨 て た り な ん か し な い 」 と い う よ う な 意 見 も 聞 き ま す が 、 豊 富 さ 」 だ と 考 え て お り 、 1 万 冊 か ら 借 り ら れ な か っ た 個 人 的 に は 、 む し ろ 長 期 勤 務 に よ る 考 え の 固 執 が 、 サ ー ビ ス レ ベ ル の 低 下 に 繋 が る の で は な い か と 思 い ま す 。 蔵 書 を 差 し 引 い た 、 あ る 意 味 で 有 用 だ っ た 8370 冊 を 安 価 で 蔵 書 に で き た と 考 え れ ば 、 そ れ は 武 雄 市 図 書 館 に つ い て 有 益 だ っ た と 言 え る で し よ う 。 ③ 分 類 の 問 題 ま た 、 中 古 買 取 し た 本 に つ い て 、 図 書 館 業 界 の 一 部 の 武 雄 市 図 書 館 に つ い て は 、 「 日 本 十 進 分 類 で な い 独 自 の 人 は 「 ゴ ミ 本 」 だ と 言 っ て い ま す 冖 註 9 ・ 註 川 が 、 こ 分 類 で 本 が 並 べ ら れ て い る 。 ま た 、 一 部 の 本 が 正 し く 分 れ に は 正 直 言 っ て 驚 い て い ま す 。 た と え 、 ど の よ う な 本 類 さ れ て い な い 」 と い う 意 見 が あ り ま す 。 日 本 十 進 分 類 で あ っ て も 、 そ れ ら は 著 者 が 必 死 に 書 き 上 げ た 本 で す 。 で な い こ と に つ い て は 、 実 際 に 私 が 武 雄 市 図 書 館 を 見 学 図 書 館 を 生 業 、 あ る い は 生 業 の 一 部 と す る 人 が 、 図 書 館 し た 感 想 と し て は 、 特 に 違 和 感 を 感 じ ま せ ん で し た 。 さ の 基 本 的 な 価 値 で あ る 本 に 対 し て 、 そ の よ う な こ と を 公 ら に 、 図 書 館 が ど の よ う な 分 類 法 を 採 用 す る か に つ い て に 発 言 し て い る こ と に 、 個 人 的 に は 怒 り を 通 り 越 し て 呆 は 、 図 書 館 に 一 任 さ れ て い ま す 。 こ れ の 有 名 な 例 と し て れ て し ま う の で す が 、 皆 さ ん は い か が で し よ う か は 、 国 立 国 会 図 書 館 を 挙 げ る こ と が で き ま す 。 さ ら に 、 今 述 べ た 問 題 と 関 連 し て 、 武 雄 市 図 書 館 で は と こ ろ で 、 図 書 館 に 納 人 さ れ る 本 は 、 ど の よ う に 選 定 「 郷 土 資 料 の 除 籍 」 が 話 題 に な っ て い ま す 。 し か し 、 こ れ さ れ 、 分 類 さ れ る の で し よ う か 。 現 実 間 題 と し て 、 司 書 は の 発 表 〔 註 Ⅱ 〕 に よ る と 、 実 際 に は 「 重 複 し て が 出 版 社 の 新 刊 情 報 に 全 て 目 を 通 し て 選 書 し て い た の で は 、 日 が 暮 れ て し ま い ま す 。 こ う い う 時 に 便 利 な の が 、 い た 雑 誌 お よ び 劣 化 が 進 ん だ 一 般 誌 を 除 籍 し た 」 だ け で あ り 、 「 郷 土 資 料 」 と し て 登 録 し て い た 本 を 廃 棄 し た と 図 書 館 流 通 情 報 セ ン タ ー ( 以 下 、 で す 。 3

『アレ』 Vol.2


論 元 々 は 清 菜 月 ( 第 5 夫 人 ) と 清 桃 花 ( 第 2 夫 人 ) も 在 籍 し て い た が 、 菜 月 は 妊 娠 に よ っ て 活 動 体 止 し 、 桃 花 は 病 気 に よ っ て 活 動 終 了 し て い る 。 な お 、 清 優 華 は 菜 月 の 活 動 体 止 後 に グ ル ー プ に 加 入 な お 、 2 16 年 7 月 以 降 は 、 熊 で は な く 人 間 と し て 活 動 し て い る 。 ち な み に 、 2 017 年 内 に 日 本 武 道 館 で の ワ ン マ ン ラ イ プ 開 催 が 発 表 さ れ た 場 合 、 熊 へ の 復 帰 が 可 能 と な っ て い る 。 〈 乃 木 坂 〉 や 〈 欅 坂 〉 も こ れ に 該 当 す る が 、 あ く ま で も 〈 < 〉 人 気 が 上 台 に あ っ て の プ ロ ジ ェ ク ト で あ る 。 【 註 4 】 単 語 と し て の 「 透 明 な カ メ ラ 」 は 、 作 家 の 有 川 浩 に よ る 「 キ ャ ラ ク タ ー た ち を 写 し 、 小 説 と し て 描 く 」 と い う 手 法 の こ と と し て 用 い ら れ て い た の が 初 出 で あ る 。 【 註 5 】 竜 人 以 外 の 出 演 者 が 全 て 女 性 で あ り 、 竜 人 に と っ て ま さ し く 「 ハ ー レ ム 」 と な る ラ イ プ フ ェ ス の こ と 。 こ れ ま で に 8 回 の 通 常 公 演 と 、 1 回 の ス ペ シ ャ ル 公 演 が 行 わ れ た 。 【 註 2 】 【 註 3 】 ◆ 註 釈 羽 海 野 渉 ( う み の わ た る ' @WataruUmino) 1 9 9 6 年 静 岡 県 生 ま れ 。 創 作 サ ー ク ル 〈 LandScape Plus 〉 主 宰 。 大 学 で は 図 書 館 学 を 専 攻 。 年 頃 か ら 小 説 や 評 論 を 書 き 始 め 、 2013 年 頃 よ り 批 評 系 同 人 誌 に 寄 稿 。 2015 年 に 『 PRANK! 』 と い う 批 評 系 同 人 誌 の 編 集 長 を 始 め ま し た 。 そ ろ そ ろ 就 活 が 始 ま り ま す が 、 何 か ら 手 を 付 け て い ) し の や ら : : 。 最 近 の 楽 し み は 『 冴 え な い 彼 女 の 育 て か た 』 に つ い て 考 え る こ と と 、 美 味 し い ご 飯 と お 酒 を 求 め て 旅 行 に 出 か け る こ と で す 。 7 99

『アレ』 Vol.2


ゲ ー ム セ ン タ ー の 未 来 【 書 籍 】 ・ 石 井 ぜ ん じ ' 2 0 — 7 ' 『 ゲ ー ム セ ン タ ー ク ロ ニ ク ル ー ー 僕 は 人 生 の 大 半 を ゲ ー ム セ ン タ ー で す ご し た 』 standatds ・ ・ さ や わ か ' 2012 ' 『 僕 た ち の ゲ ー ム 史 』 星 海 社 ・ ・ 中 川 大 地 ' 2016 ' 『 現 代 ゲ ー ム 全 史 ー ー 文 明 の 遊 戯 史 観 か ら 』 早 川 書 房 ・ ・ 栗 本 浩 大 ' 2016 ' 「 【 イ ン タ ビ ュ ー 】 街 頭 ビ ジ ョ ン を 備 え た ゲ ー ム セ ン タ ー 誕 生 、 そ の 狙 い や 業 界 の 現 状 と は 」 ' INSIDE- ( 2017 年 4 月 田 日 取 得 ' h = p ミ www.一 n , ミ ? games 」 ミ ar ニ c 一 ミ 2 三 6 ニ 070 三 一 02378. html) ・ ・ 日 本 ア ミ ュ ー ズ メ ン ト マ シ ン 協 会 ' 2 017 年 ' 「 ア ー ケ ー ド ゲ ー ジ ' 2 017 年 4 月 川 日 取 得 ' ム 機 の 歴 史 」 ' JAMMA ホ ー ム ペ ー http://www 【 jamma. or.jp/history/index. html#year20()()) ・ と い う 記 事 を 参 照 。 お こ と わ り 【 註 2 】 視 聴 者 の 指 示 に 従 っ て 操 作 し 、 初 代 『 ポ ケ モ ン 』 を ク リ ア し ょ 本 稿 は 紙 幅 の 都 合 上 、 か な り 駆 け 足 に な っ て し ま い ま し う と い う 試 み の こ と 。 数 千 人 が 参 加 し 、 約 田 日 間 か か っ て ク た 。 質 間 や 感 想 に つ い て は 、 Twitter (@kurahartÜ 0 リ ア し た 。 Gigazine の 「 数 千 人 が 同 時 プ レ イ し て い た ポ ケ モ ン が つ い に 全 ク リ へ 、 圧 巻 の ラ ス ト バ ト ル 」 ( 2 017 年 4 月 club_are) な ど で ご 連 絡 い た だ け れ ば 対 応 い た し ま す 。 日 取 得 ' h 三 ) 【 g 一 gaz 三 e. ne 二 new 《 20 一 40303 ・ pokem ( ・ 本 当 は 完 全 版 を に ア ッ プ し た か っ た の で す が 、 か twitch-end/) と い う 記 事 を 参 照 。 な り の 長 文 に な っ て し ま う の で ご 勘 弁 く だ さ い 【 註 Ⅱ 】 新 作 ゲ ー ム に 出 演 す る 声 優 イ ベ ン ト が 行 わ れ た ら 、 ど れ ほ ど の 人 が ゲ ー ム セ ン タ ー に 足 を 運 ぶ こ と に な る で し よ う 。 【 註 に 】 ゆ っ く り 足 で 書 く と 、 恐 ら く — 章 の 時 点 で こ の 原 稿 よ り 長 く な り ま す 。 ◆ 参 考 文 献 ◆ 堀 江 く ら は ( ほ り え く ら は ' @kuraharu) 1990 年 生 ま れ 。 こ の 雑 誌 の 編 集 長 。 フ リ ー ラ イ タ ー で す 。 お 仕 事 く だ さ い ([email protected] com)0 こ ん な 風 に 営 業 の タ イ ミ ン グ は 逃 さ な い が 、 本 業 は ゲ ー マ ー 。 た ま に ゲ ー ム 開 発 に ( ア イ デ ア 面 で ) 関 わ っ た り も す る 。 『 ポ ケ モ ン 』 シ ン グ ル レ ー ト 最 高 6 位 の 他 、 さ ま ざ ま な ゲ ー ム で 上 位 に い る が 、 大 会 実 績 が な い の が 最 近 の 悩 み 。 最 近 は Steamer に な り つ つ あ る 。 の カ で ク チ ー ト に 会 え る よ う に な る こ と を 希 望 に し て 生 き て い る 。 ポ ド ケ 会 を た ま に 開 き ま す 。 参 加 し て ね ー 5

『アレ』 Vol.2


ゲ ー ム A ー 開 発 者 の 視 点 か ら 見 た 「 人 間 」 と 「 知 能 」 【 註 24 】 「 場 」 の 概 念 を 用 い た 物 理 学 の こ と 。 た と え ば 、 重 力 が 動 い て モ ノ が 惹 き つ け 合 う の は 、 「 互 い に 離 れ た モ ノ と モ ノ と の 間 に 重 力 が 働 く か ら 」 で は な く 、 「 モ ノ が 場 を ゆ が ま せ て 、 そ の 歪 み の 影 響 を 受 け て 他 の モ ノ が 動 く か ら 」 で あ る と 、 「 場 の 理 論 」 で は 見 な さ れ る 。 電 磁 気 学 や 相 対 性 理 論 な ど で 扱 う 範 囲 の 現 象 を 理 解 す る 上 で 重 要 な 理 論 で あ る 。 【 註 25 】 ア イ ザ ッ ク ・ ア シ モ フ ( 1920 ~ 1992 ) の こ と 。 ア メ リ カ の 生 化 学 者 で あ り 、 作 家 で も あ る 。 生 涯 に 500 作 を 超 え る 広 範 な 分 野 の 著 作 を 執 筆 し 、 特 に SF 分 野 へ の 貢 献 が 広 く 平 価 さ れ て い る 。 「 ロ ポ ッ ト 工 学 三 原 則 」 を 提 唱 し た こ と で も 有 名 。 こ れ か ら の 世 界 が ど う 変 わ っ く に せ よ 、 少 な く と も 知 能 に つ い て 探 求 す る 過 程 に お い て 、 人 日 旨 こ よ っ て 自 分 自 身 に 対 す る 下 亠 生 ハ 一 ム 目 理 解 や 世 界 観 、 さ ら に は 人 間 が 望 む 社 会 像 も 変 わ っ て い く 可 能 性 が あ る と い う こ と で す ね 。 本 日 は ど 、 つ 、 も 十 の C , か と 一 つ 。 こ ざ い ま し た 三 一 口 三 宅 陽 一 郎 ( み や け よ う い ち ろ う ' @miyayou) 1975 年 兵 庫 県 生 ま れ 。 デ ジ タ ル ゲ ー ム の 人 工 知 能 の 開 発 者 。 京 都 大 学 で 数 学 を 専 攻 し た 後 、 大 阪 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 で 修 士 号 ( 物 理 学 ) を 取 得 。 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 博 士 課 程 を 経 て 、 人 工 知 能 研 究 の 道 に 進 む 。 ゲ ー ム <— 開 発 者 と し て 、 デ ジ タ ル ゲ ー ム に お け る 人 工 知 能 技 術 の 発 展 に 従 事 す る 傍 ら 、 国 際 ゲ ー ム 開 発 者 協 会 日 本 (— 日 本 ) の ゲ ー ム <— 専 門 部 会 の 設 立 に 関 わ り 、 自 身 も 執 行 部 メ ン バ ー を 務 め る 。 現 在 、 日 本 デ ジ タ ル ゲ ー ム 学 会 理 事 、 芸 術 科 学 会 理 事 、 人 工 知 能 学 会 編 集 委 員 。 今 回 の イ ン タ ビ ュ ー で 挙 げ た 著 書 の 他 、 共 著 に 『 絵 で わ か る 人 工 矢 育 日 日 旨 ー 月 日 使 い た く な る キ ー ワ ー ド 』 ( 森 川 幸 人 と の 共 著 ' 2016 ' ク リ エ イ テ イ プ ) 、 雑 誌 掲 載 論 考 に 「 ゲ ー ム 、 人 工 知 能 、 環 世 界 ー 考 え る 存 在 か ら 経 験 の 総 体 へ 、 <— の た め の 現 象 学 的 転 回 」 ( 『 現 代 思 想 』 2015 年 に 月 号 ) な ど が あ る 。 9 2

『アレ』 Vol.2


羽 海 野 渉 る 形 で 、 物 語 を 掘 り 下 げ る の で あ る 。 こ こ で の 観 客 は 、 不 可 能 だ っ た 。 こ れ は 、 ア イ ド ル グ ル ー プ と い う 物 語 構 夫 人 と 同 一 軸 に 存 在 し て お り 、 し た が っ て 、 「 夫 人 Ⅱ 観 客 」 造 を 持 つ が ゆ え の 、 あ る 種 の 限 界 で あ る と 言 え る だ ろ う 。 と い う 図 式 が 成 り 立 つ の だ 。 さ ら に 、 夫 人 と い う 複 数 の 「 透 明 な カ メ ラ 」 に よ っ ◆ 〈 清 竜 人 〉 と い う 物 語 の 終 焉 て 竜 人 と い う 個 人 を 把 握 し た 時 、 こ こ で 初 め て 観 客 は 、 ・ 「 観 客 」 に な れ な か っ た 清 童 人 〈 跖 〉 の 物 語 全 体 を 理 解 す る こ と が 可 能 と な る 。 こ の 時 、 「 愛 し て る D キ ス し た い D し た い D 」 の > で 提 示 さ 〈 清 竜 人 跖 〉 の 物 語 は 、 最 終 的 に 竜 人 と 夫 人 た ち が 一 つ に な る と い う 形 で 、 『 WIFE 』 に よ っ て 結 集 し た 。 一 度 結 れ た よ う に 、 夫 人 も ま た 竜 人 の 全 て を 理 解 し 、 彼 と 同 一 の 存 在 と な る 。 こ れ に よ り 、 「 竜 人 Ⅱ 夫 人 」 の 図 式 が 成 集 し た 物 語 が 続 く わ け は な く 、 今 年 ( 2017 年 ) の 5 立 す る の で あ る 。 月 に 、 〈 清 竜 人 跖 〉 は 解 散 す る 。 と は い え 、 こ れ は 決 し て 悲 観 的 な 終 わ り で は な い 。 事 実 、 2016 年 Ⅱ 月 の ラ こ こ ま で 見 て き た こ と か ら 、 「 夫 人 Ⅱ 観 客 」 お よ び 「 竜 イ プ 内 で 、 竜 人 は 「 清 竜 人 D 解 散 し ま す D ご め ん ね D 」 人 Ⅱ 夫 人 」 と い う 図 式 が 成 り 立 っ こ と が 明 ら か に な っ た 。 し か し 、 こ の 二 つ の 図 式 が 成 立 す る 時 、 そ の 二 つ を 結 ぶ と 、 観 客 に 向 け て 楽 曲 の 中 に 混 ぜ る 形 で 愛 嬌 た つ ぶ り に 「 竜 人 Ⅱ フ ァ ン 」 と い う 図 式 は 成 り 立 つ の だ ろ う か 。 〈 跖 〉 解 散 を 発 表 し て い る 。 お そ ら く 、 〈 跖 〉 の 解 散 は 人 気 の に 関 し て 言 え ば 、 お そ ら く こ の 図 式 は 成 り 立 た な い と 筆 低 迷 や 竜 人 の 病 気 と 言 っ た マ イ ナ ス な 要 因 に よ る も の で 者 は 考 え る 。 あ く ま で も 物 語 の 一 目 撃 者 に 過 ぎ な い 存 在 は な い だ ろ う 。 竜 人 が 〈 跖 〉 の 立 ち 上 げ 当 初 よ り 考 え て い た 、 夫 人 と 観 客 、 夫 人 と 竜 人 が 一 つ に な る 物 語 を 完 結 で あ る 観 客 が 、 物 語 そ の も の に 介 入 す る こ と は 不 可 能 だ か ら で あ る 。 確 か に 、 既 存 の ア イ ド ル で は 、 フ ァ ン と ア す る の に 要 求 さ れ る 時 間 は 、 こ の デ ビ ュ ー か ら 解 散 ま で イ ド ル が 握 手 会 な ど の 交 流 イ ベ ン ト で 接 近 す る こ と は 可 の 約 3 年 と い う 短 い 期 間 で の 活 動 だ っ た 。 〈 跖 〉 の 解 散 は 、 能 で あ っ た 。 し か し 、 こ れ は あ く ま で も そ こ ま で の 話 で た だ そ れ だ け の こ と な の で あ る 。 あ り 、 ア イ ド ル 自 身 の キ ャ ラ ク タ ー を フ ァ ン が 変 化 さ せ 〈 跖 〉 の ア イ ド ル シ ー ン へ の 影 響 力 を 考 え た 場 合 、 こ の ら れ る だ け の 効 力 を 、 握 手 会 な ど は 持 た な い 。 〈 跖 〉 も 解 散 が ア イ ド ル シ ー ン や 音 楽 業 界 に 与 え る 影 響 は 、 決 し て 大 き く な い と 思 わ れ る 。 し か し 、 少 な く と も 〈 跖 〉 の 竜 人 と 夫 人 を 繋 ぎ 、 夫 人 と 観 客 を 繋 ぐ こ と に は 成 功 し た 活 動 に よ り 、 音 楽 の 世 界 に お い て 演 劇 的 に 物 語 を 紡 ぐ 試 が 、 竜 人 個 人 の パ ー ソ ナ リ テ ィ を 観 客 が 侵 食 す る こ と は ノ 94