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新潮45 2016年7月号 新潮社


「 鳥 瞰 」 高 木 亮 新 潮 2016 年 7 月 号 新 潮 社

新潮45 2016年7月号 新潮社


ジ ダ ン は や つ ば り カ リ ス マ だ っ た 「 欧 州 サ ッ カ ー 」 ハ イ ラ イ ト 新 監 督 ジ タ ン が 指 揮 す る ・ マ ド リ ー が チ ャ ン ピ オ ン ズ リ ー グ を 制 し た 理 由 は ? バ ル セ ロ ナ の 「 ä()Z 」 、 岡 崎 の 所 属 す る レ ス タ ー と 日 本 代 表 の 戦 い 方 の 関 係 : 2015 ー 2016 シ ー ズ ン の 欧 州 サ ス も 、 そ れ ぞ れ マ ン チ ェ ス タ ー ・ 0 ( イ 当 た り 前 の こ と で す が 、 セ ビ ー ジ ャ 、 ッ カ ー が 全 日 程 を 終 了 し ま し た 。 6 月 川 ン グ ラ ン ド ) と バ イ エ ル ン の 前 に 敗 れ て 、 ビ ジ ャ レ ア ル 、 ・ ビ ル バ オ と い っ た チ 日 か ら フ ラ ン ス で が 始 ス 。 ヘ イ ン 勢 が 中 心 と な る 勢 力 図 を 塗 り 替 ー ム は 、 普 段 か ら バ ル セ ロ ナ 、 ・ マ ド ま っ て い る の で 興 奮 は 続 い て い る と 思 い え る こ と は で き ま せ ん で し た 。 リ ー 、 << ・ マ ド リ ー の 3 強 と " ガ チ ン コ ま す が 、 今 回 は 僕 な り に 今 シ ー ズ ン の 欧 〃 を 展 開 し て い ま す 。 そ こ で チ ー ム ス ペ イ ン 勢 の 底 カ 州 サ ッ カ ー を 総 括 し た い と 思 い ま す 。 力 が 磨 か れ て い る 部 分 が あ る の で し よ う 。 現 鷙 間 5 月 日 に 決 が 行 な わ れ ヨ ー ロ ツ 。 ハ リ ー グ (@-Ä) で は 、 セ ビ ヨ ー ロ ツ 。 ハ 各 国 の 強 豪 と ト ー ナ メ ン ト 方 た チ ャ ン ピ オ ン ズ リ ー グ (o=) の 上 位 ー ジ ャ が 3 大 会 祝 5 回 目 の 優 勝 。 今 シ 式 の ゲ ー ム で 対 戦 し て も 動 じ ず 、 普 段 の チ ー ム を 見 て も 、 予 想 ど お り ス 。 ヘ イ ン の ー ズ ン の リ ー ガ ・ エ ス 。 ハ ニ ョ ー ラ 7 位 の ス タ イ ル で 戦 う こ と が で き る の は 、 ハ イ 3 強 C ハ ル セ ロ ナ 、 ・ マ ド リ ー 、 ・ チ ー ム が 3 連 覇 を 遂 げ 、 5 位 の ・ ビ ル レ ベ ル な 日 常 が あ る か ら に 違 い あ り ま せ マ ド リ ー ) に ド イ ツ の 名 門 バ イ エ ル ン が ハ オ が ベ ス ト 8 で セ ビ ー ジ ャ に 負 け 、 ん 。 絡 む 格 好 に な り ま し た 。 4 位 の ビ ジ ャ レ ア ル が ベ ス ト 4 と い う 結 ス ペ イ ン の チ ー ム の 多 く は 、 相 手 に 押 フ 一 フ ン ス で 4 連 覇 を 果 た し た 。 ハ リ r-n 、 果 を 見 て も 、 相 変 わ ら ず ス 。 ヘ イ ン 勢 の 強 し 込 ま れ る 展 開 を 跳 ね 返 す 力 が あ り ま す イ タ リ ア で 5 連 覇 を 成 し 遂 げ た ユ ベ ン ト さ ば か り が 際 立 っ た よ う な 気 が し ま す 。 し 、 試 合 の 主 導 権 を 握 れ な い な か で も ゴ 元 サ ッ カ ー 日 本 代 表 ・ •LL< ア ン バ サ ダ ー 19 7 2 年 横 浜 市 出 身 。 横 浜 商 科 大 学 高 等 学 校 卒 。 ポ ジ シ ョ ン は ミ ッ ド フ ィ ー ル ダ ー 。 ベ ル マ ー レ 平 塚 か ら 名 古 屋 グ ラ ン / ス エ イ ト ま で 6 チ ー ム に 所 属 。 左 足 の キ ッ ク の 精 度 と 威 力 で 知 ら れ る 。 岩 本 輝 雄 い わ も と て る お JuIy 2016 86

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ⅲ 本 盟 決 定 発 表 各 記 念 品 及 び 副 賞 百 万 円 【 第 29 回 】 【 第 29 回 】 山 本 周 五 郎 賞 三 島 由 紀 夫 賞 【 選 考 委 員 】 【 選 考 委 員 】 石 田 衣 良 角 田 光 代 川 上 弘 美 高 村 薫 佐 々 木 譲 白 石 一 文 雎 川 恵 辻 原 登 平 野 啓 一 郎 町 田 康 新 潮 五 年 年 十 四 月 月 号 集 英 社 ■ ・ 0 【 み な と ・ か な え 】 1973 年 、 広 島 県 生 ま れ 。 287 年 「 聖 職 者 」 で 第 29 回 小 説 推 理 新 人 賞 を 受 賞 。 同 作 を 収 録 す る 「 告 白 」 が 2 開 8 年 に 刊 行 さ れ 、 翌 年 第 6 回 本 屋 大 賞 を 受 賞 。 2012 年 「 望 郷 、 海 の 星 」 で 第 65 回 日 本 推 理 作 家 協 会 賞 ( 短 編 部 門 ) を 受 賞 。 2014 年 「 告 白 」 の 英 訳 版 が 米 紙 「 ウ ォ ー ル ・ ス ト リ ー ト ・ ジ ャ ー ナ ル 」 で ベ ス ト ミ ス テ リ ー の 10 作 品 に 選 出 さ れ 、 同 年 、 全 米 図 書 協 会 A 厄 x 賞 に も 日 本 人 の 作 品 と し て 初 め て 選 ば れ た 。 他 の 著 書 に 「 少 女 」 「 贖 罪 」 「 N の た め に 」 液 行 観 覧 車 」 「 往 復 書 簡 」 「 花 の 鎖 」 「 境 遇 」 「 サ フ ァ イ ア 」 「 白 ゆ き 姫 殺 人 事 件 」 「 母 性 」 「 望 郷 」 「 高 校 入 試 」 「 豆 の 上 で 眠 る 」 「 山 女 日 記 」 「 物 語 の お わ り 」 「 絶 唱 」 「 リ バ ー ス 」 「 ポ イ ズ ン ド ー タ ー ・ ホ ー リ ー マ ザ ー 」 が あ る 。 【 は す み ・ し げ ひ こ 】 1936 年 4 月 29 日 東 京 生 ま れ 。 80 歳 。 東 京 大 学 文 学 部 仏 文 学 科 卒 業 。 教 養 学 部 教 授 を 経 て 1993 年 か ら 1995 年 ま で 教 養 学 部 長 。 1995 年 か ら 1 的 7 年 ま で 副 学 長 を 歴 任 。 1997 年 か ら 2 開 1 年 ま で 第 26 代 総 長 。 主 な 著 書 に 、 「 反 = 日 本 語 論 」 「 凡 庸 な 芸 術 家 の 肖 像 マ ク シ ム ・ デ ュ ・ カ ン 論 」 「 監 督 小 津 安 二 郎 」 「 陥 没 地 帯 」 「 オ ペ ラ ・ オ ペ ラ シ オ ネ ル 」 「 「 赤 」 の 誘 惑 ー フ ィ ク シ ョ ン 論 序 説 ー 」 「 随 想 」 「 「 ポ ヴ ァ リ ー 夫 人 」 論 」 が あ る 。 一 般 財 団 法 人 新 潮 文 芸 振 興 会 131

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ま あ る 一 一 一 呈 で な ん と か キ ン プ リ の 魅 力 を PRISMbyPrettyRhythm 』 の 略 で 、 一 一 〇 低 予 算 劇 場 ア ニ メ の 快 進 撃 お 伝 え し よ う と 筆 を 執 っ た 。 私 ご と き が 一 三 年 に 放 送 さ れ た 女 児 向 け ア ニ メ 『 プ リ テ ィ ー リ ズ ム ・ レ イ ン ポ ー ラ イ プ 』 の 「 キ ン プ リ は い い ぞ 」 キ ン プ リ の 素 晴 ら し さ を 余 さ ず 伝 え ら れ 日 取 近 見 か け な い 日 は な い と い う ぐ ら い る な ど と 驕 っ た こ と は 思 っ て い な い が 、 畧 キ ャ ラ を メ イ ン に 据 え た ス ピ ン オ フ 作 品 で あ る 。 今 年 一 月 九 日 、 全 国 わ ず か 毎 日 ど こ か で だ れ か し ら が つ ぶ や い て い こ の あ い だ ま で 「 キ ン プ リ っ て な に ? る 。 私 も 一 一 、 三 度 : : : い や 四 度 五 度 は つ ど こ が い い の ? 」 と 訊 か れ る た び に 「 そ 十 四 館 で ス タ ー ト し た が 、 ロ コ ミ で 評 判 ぶ や い た 気 が す る こ の 文 句 。 嘆 か わ し い ん な の こ っ ち が 知 り た い よ ! ー と プ チ 切 が 広 が り 公 開 か ら 五 か 月 が 経 っ た 現 在 、 こ と に 人 類 は い ま だ キ ン プ リ を 語 る た め れ て 説 明 放 棄 し て い た 人 間 が 正 面 か ら キ 延 べ 上 映 館 数 が 百 館 に 達 し 、 奇 跡 の ロ ン の 一 一 一 口 語 を 生 み 出 し て お ら ず 、 キ ン プ リ と ン プ リ と 向 き 合 お う と し て い る の だ 。 レ グ ラ ン を 続 け て い る 。 贒 数 三 十 八 万 人 、 は な ん な の か 、 い っ た い な に が ど う 素 晴 イ ン ポ ー ラ イ プ か ら キ ン プ リ に か け て の 興 行 収 人 六 億 円 を 突 破 。 六 月 十 七 日 に は ら し い の か を 言 葉 に で き な い 。 言 葉 に で ヒ ロ 様 の 成 長 つ ぶ り に は 遠 く 及 ば な い が 、 が 発 売 さ れ る 。 通 常 な ら ば ソ フ ト 化 が 決 ま っ た あ た り き な い か ら 、 う わ 言 の よ う に 一 様 に み な こ こ に き て よ う や く 私 も キ ン プ リ 者 と し こ う つ ぶ や く の で あ る 。 て の 自 覚 が 芽 生 え て き た よ う だ 。 か ら 動 員 数 が 収 束 し て い く も の だ が 、 キ ン プ リ と は 劇 場 版 『 KING OF 「 も う す ぐ 上 映 が 終 わ っ ち ゃ う ! 」 と 急 し か し そ れ で は 埒 が 明 か な い の で 、 い 人 生 が と き め く キ ン フ リ の 魔 法 吉 川 ト リ コ 19 7 7 年 愛 知 県 生 ま れ 。 2 0 。 4 年 「 ね む り ひ め 」 で 女 に よ る 女 の た め の 日 衵 文 学 賞 大 賞 ・ 読 者 賞 受 賞 。 著 書 に 公 開 当 初 は 全 国 わ す か 十 四 館 、 O>O ソ フ ト 化 も 決 ま っ て い な か っ た 劇 場 ア ニ メ か い ま 「 ミ ド リ の ミ 」 「 光 の 庭 」 「 こ ん な 大 人 に 奇 跡 の ロ ン グ ラ ン を 遂 げ て い る 次 々 と 熱 狂 的 リ ピ ー タ ー を 産 み た す 秘 密 と は な る な ん て 」 な ど が あ る 。 よ し か わ July 2016 140

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一 一 〇 一 六 年 三 月 の あ る 晴 天 の 午 後 、 京 え て い る 。 特 に 数 学 の 授 業 の と き の こ と 。 「 八 木 ち ゃ ん は な ん で 自 分 か ら そ の 悩 み 、 都 大 学 構 内 の カ フ = レ ス ト 一 フ ン 「 カ ン フ 一 人 ず つ 順 番 に 指 さ れ 、 「 わ か り ま せ ん 」 先 生 に 言 わ ( ん か っ た の ? 自 分 か ら は オ 1 ラ 」 の 屋 外 の 席 は 、 春 の 訪 れ を 感 じ と 言 う 生 徒 が 多 い 中 、 八 木 は 答 え を 言 お 言 っ て へ ん か っ た よ ね ? 」 さ せ な が ら も ま だ 少 し 肌 寒 か っ た 。 そ の う と し て い る の が 見 て 取 れ る 。 し か し 最 八 木 は 、 青 い コ ー ト の ポ ケ ッ ト か ら 手 席 上 で 八 木 智 大 は 、 友 人 と 私 を 前 に 声 を 初 の 音 で 詰 ま っ て し ま い 言 う こ と が で き を 出 し て 、 メ ガ ネ を 外 し て 涙 を 拭 き な が な い 。 「 ろ 、 ろ 、 ろ く 、 : ・ 」 。 担 当 の 若 ら 、 ゆ っ く り と 記 憶 を た ど っ た 。 「 う ん 、 震 わ せ な が ら 長 年 の 思 い を 絞 り 出 し た 。 い 畧 教 師 は 八 木 に は 時 間 が 必 要 な こ と そ う や ね 。 言 え な か っ た 。 あ の こ ろ は 吃 「 本 当 に 悔 し い 。 本 当 に 悔 し い : : : 」 中 学 ・ 高 校 時 代 、 自 分 が あ れ ほ ど 吃 音 を 知 っ て い る の に 待 と う と い う 様 子 は 全 音 に つ い て 自 分 か ら 人 に 話 す こ と が で き に 悩 み 、 苦 し ん で い た の に 、 教 員 た ち は く な い 。 「 次 ! 」 と 言 っ て 、 八 木 が 答 え な く て : : : 」 。 八 木 は こ の 一 連 の 会 話 の 間 、 ほ と ん ど み な 見 て 見 ぬ ふ り を し た 。 誰 一 人 、 吃 翌 日 る 機 会 を 与 え よ う と し な い の だ っ た 。 そ ん な と き い つ も 、 机 に 突 っ 伏 し て 泣 ど も ら ず に 話 し て い た 。 「 八 木 ち ゃ ん は の こ と で 声 を か け て は く れ な か っ た 。 授 本 甲 に あ て ら れ て も 、 ど も っ て 何 も い て た ん だ 、 と 八 木 が テ ー プ ル の 一 点 を 昔 か ら 感 情 的 に な る と ど も ら な い 」 。 そ 言 え な い こ と が 多 か っ た 。 中 局 時 代 を と 見 つ め な が ら 告 げ る と 、 黒 田 は 、 知 っ て う 黒 田 が 言 う 通 り の 姿 を 見 な が ら 、 私 は 、 も に し た 黒 田 和 裕 は 、 そ の 様 子 を よ く 覚 い た よ 、 と 優 し く 言 っ た 。 そ し て 尋 ね た 。 「 言 え な か っ た 」 八 木 が 、 こ う し て 自 ら 吃 音 と 生 き る 5 就 職 活 動 と い う 大 き な 壁 ・ 。 吃 音 の あ る 面 接 で 名 前 が 言 え な い 、 集 団 面 接 で デ ィ ス カ ッ シ ョ ン で き な い : 若 者 た ち は 最 大 の 壁 の 前 で 悩 み 、 も が き 、 途 方 に く れ 、 改 め て 自 ら と 向 き 合 う ノ ン フ ィ ク シ ョ ン ラ イ タ ー 19 7 6 年 東 京 都 生 ま れ 。 東 京 大 学 大 学 院 修 了 後 、 5 年 半 に わ た っ て 世 界 各 地 を 旅 ・ 定 住 し な が ら ル ポ を 執 筆 。 年 に 帰 国 。 著 書 に 「 遊 牧 夫 婦 」 「 中 国 で お 尻 を 手 術 。 」 「 終 わ り な き 旅 の 終 わ り 」 な ど 。 近 藤 雄 生 こ ん ど う ゆ う き July 2016 206

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言 「 た の に 「 関 西 で は ア ホ は 敬 称 」 で す か ら 一 億 総 活 躍 社 会 の 掛 け 声 で 、 活 躍 し て ほ し く な い 奴 ば か り が 活 躍 す る 前 回 の 冒 頭 部 分 で 長 か ら 原 稿 に 対 信 念 も ま っ た く な い 。 白 洲 次 郎 が 「 プ る の だ 。 今 回 も 偏 見 に 満 ち た 時 評 を 始 め す る 注 文 が あ っ た こ と を 明 か し 、 「 僕 は リ ン シ プ ル が あ る 男 」 な ら 、 私 は 「 プ リ る よ ! 無 智 だ か ら 反 省 な ぞ し な い 。 利 巧 な 奴 は ン シ プ ル が な い 男 」 に な り た い 。 余 計 な た ん と 反 省 し て み る が い い じ ゃ な い か 」 こ と を 言 え ば 、 プ リ ン シ プ ル が な い の が 先 日 、 大 阪 に 行 っ た の で す が 、 予 定 が と 書 い た 。 そ れ を 文 字 通 り に 読 ん で く れ 保 守 で あ る 。 私 が 保 守 主 義 に 唯 一 シ ン 。 ハ 狂 い 一 一 日 目 の 午 後 の 時 間 が す つ ぼ り 空 い た 人 が い て 、 ツ ィ ッ タ ー で 「 継 シ ー を 感 じ る 理 由 は そ こ に あ る 。 保 守 主 て し ま っ た 。 そ れ で 道 頓 堀 周 辺 を 散 歩 し 、 望 な の で 一 棗 長 の 三 重 さ ん の 助 言 も 参 考 義 に は 「 主 義 」 と つ い て は い る が 、 む し 一 〇 年 ぶ り に な ん ば グ ラ ン ド 花 月 に 入 っ に し て く だ さ い 」 と 。 ど う も あ り が と う 。 ろ 「 主 義 」 を 拒 否 す る 態 度 で あ る 。 た 。 新 喜 劇 の 座 長 が 小 籔 千 豊 だ っ た の で あ れ は 小 林 秀 雄 の 話 が 出 た つ い で に 、 敗 理 想 を 唱 え る こ と も 、 対 案 を 示 す こ と 見 る の を 一 瞬 た め ら っ た が 、 そ れ は さ て 戦 直 後 に 行 わ れ た 『 近 代 文 学 』 の 座 談 会 も 、 社 会 運 動 を 始 め る こ と も な い 。 た だ 、 お き 、 冒 頭 で 坂 田 利 夫 の 人 形 が 出 て き て に お け る 彼 の 発 一 一 一 一 口 を マ ネ た だ け で 、 そ も 胡 贅 い も の に 「 胡 散 臭 い 」 と 一 一 一 口 う だ け ダ ン ス を 踊 っ た 。 ち ょ う ど 一 年 前 、 大 阪 で は 「 都 構 想 」 そ も 私 は オ フ ァ ー 通 り に し か 仕 事 は や ら だ 。 そ こ に は 偏 見 も 人 り 込 む か も し れ な い 。 し か し 、 エ ド マ ン ド ・ バ な い し 、 い く ら で も 原 稿 は 書 き 換 え る 。 ー ク も 一 言 う な る 珍 騷 動 が 発 生 。 住 民 投 票 前 日 の 五 月 よ う に 、 偏 見 こ そ が 「 常 識 」 を 支 え て い 一 六 日 に 大 阪 に 人 っ た 私 は 、 南 海 難 波 駅 黙 っ て 事 変 に 処 す る だ け だ 。 1975 年 山 梨 県 生 ま れ 。 早 稲 田 大 学 で 西 洋 文 学 を 学 び 、 ニ ー チ ェ を 専 攻 。 近 著 に 「 デ モ ク ラ シ ー の 毒 」 ( 藤 井 聡 氏 と の 共 著 ) 「 ミ シ マ の 警 告 』 「 現 代 日 本 バ カ 図 鑑 」 「 死 ぬ 前 に 後 悔 し な い 読 書 術 」 な ど 。 て き な お さ む 作 家 ・ 哲 学 者 July 2016 112

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ポ ロ に の め り 込 む 世 界 の 大 富 豪 た ち 全 米 オ ー プ ン ポ ロ 選 手 権 観 戦 記 決 勝 は 、 ド バ イ の 大 富 豪 の 息 子 の チ ー ム と 米 国 ア ム ウ ェ イ 会 長 の チ ー ム 。 見 渡 す 限 り 芝 生 の 平 原 に 、 100 頭 余 り の 馬 た ち が 静 か に 出 番 を 待 っ て い た 。 チ だ 。 会 扁 ~ 〔 交 ク ラ ブ で あ る 。 大 金 持 ち が 集 っ た 全 米 大 会 「 ミ ス タ ー ・ ト ラ ン プ は た ま に 娘 の イ ヴ 4 月 幻 日 ( 日 曜 日 ) は 朝 か ら 雲 ひ と っ 無 い 久 し ぶ り の 快 晴 だ っ た 。 ま る で デ ュ ア ン カ を 連 れ て ポ ロ を 観 に 来 ま す 。 マ ー パ ー ム ビ ー チ は フ ロ リ ダ 半 島 の 南 、 フ ィ の 絵 画 の よ う な 淡 い 色 彩 の 碧 が 混 じ ラ ー ゴ の 前 庭 で も 、 1S2 年 前 に チ ャ リ 大 西 洋 に 面 す る ~ 〕 リ ゾ ー ト 地 で あ る 。 テ ィ ポ ロ 試 合 が 開 か れ ま し た よ 」 こ こ か ら 飛 行 機 で 1 時 間 も 飛 べ ば 、 そ こ り あ う 穏 や か な 海 。 燦 々 と 降 り 注 ぐ フ ロ リ ダ の 太 陽 を 浴 び て 、 大 富 豪 た ち の 白 亜 と は 、 あ る ポ ロ 関 係 者 の 弁 で あ る 。 5 は も う カ リ ブ 海 に 浮 か ぶ バ ハ マ 諸 島 だ 。 温 暖 な こ の 地 は 世 界 指 折 り の ポ ロ 競 技 の の 館 が ま ば ゆ い ほ ど に 輝 い て い る 。 た め つ 星 ホ テ ル の 前 を 通 り か か る と 「 ト ラ ン メ ッ カ で も あ り 、 全 米 オ ー プ ン の 会 場 と 息 が で る ほ ど の 豪 邸 が 大 西 洋 沿 い に 建 ち プ に 投 票 し よ う 」 と 黄 色 い 文 字 で 書 か れ な る イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル ポ ロ ク ラ ブ (— 並 ぶ サ ウ ス オ ー シ ャ ン 通 り を 車 で 走 っ て た 、 ~ 蛮 辛 子 色 の 奇 抜 な キ ャ ン ペ ー ン カ ー が さ り げ な く 横 付 け さ れ て い た 。 (o) を 筆 頭 に 、 大 ・ 中 ・ 小 規 模 の ク ラ い る と 、 さ ん ざ め く 波 ま で が ま る で ダ イ 今 年 で 112 回 目 を 迎 え た 全 米 オ ー プ ア モ ン ド の 粒 の よ う に 煌 め い て 見 え て く プ や 各 チ ー ム 専 用 の 厩 舎 な ど が 集 甲 し 、 る 。 そ ん な 舞 れ の 大 豪 邸 群 の 中 で も ひ ン ポ ロ チ ャ ン ピ オ ン シ ッ プ は 、 英 ・ ア ル 100 面 近 く の ホ ロ フ ィ ー ル ド が あ る 。 ア メ リ カ ボ ロ 界 が 誇 る 世 界 で 唯 一 の ポ ロ と き わ 目 を 惹 く お 城 が 、 ド ナ ル ド ・ ト ラ ゼ ン チ ン ・ ス 。 ヘ イ ン の オ ー プ ン 大 会 と 並 ン プ が 経 営 す る マ ー 一 フ ー ゴ ク ラ ブ と い う ぶ ポ ロ 四 大 大 会 の ひ と つ 、 米 国 で 最 も 伝 殿 堂 博 が あ る の も 、 こ こ 。 ハ ー ム ビ ー ノ ン フ ィ ク シ ョ ン ラ イ タ ー 19 5 7 年 東 京 都 生 ま れ 。 慶 應 大 学 卒 、 筑 波 大 学 大 学 院 博 士 課 程 単 位 取 得 退 学 。 元 ポ ロ 殿 堂 博 物 館 ( 米 国 ) 国 際 委 員 。 ポ ロ 研 究 に お け る 日 本 の 第 一 人 者 。 著 書 に 「 ポ ロ そ の 歴 史 と 精 神 」 ( 朝 日 新 聞 社 ) ほ か 。 森 美 香 も り み か July 2016 132

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PLINLVS July 2016 148

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れ た 墮 疋 で 、 在 日 米 軍 の 法 的 地 位 や 基 地 件 を 機 に 運 用 が 改 善 さ れ 、 重 罪 犯 に つ い 彼 ら が 今 回 の 事 件 を 勢 力 挽 回 の チ ャ ン ス の 管 理 ・ 運 用 に 必 要 な 規 定 を 定 め た も の て は 、 日 本 側 の 身 柄 拘 束 や 裁 判 権 が 優 先 と 見 る の は 当 然 の こ と か も し れ な い が 、 だ 。 発 効 し た 1960 年 以 来 一 度 も 改 定 的 に 認 め ら れ る よ う に な っ た が 、 地 位 協 被 害 者 女 性 が 、 辺 野 古 移 設 推 進 派 で 知 ら さ れ た こ と は な く 、 日 米 両 政 府 は 、 運 用 定 を 改 定 し て 日 本 側 の 裁 判 権 を よ り 尊 重 れ る 前 名 護 市 長 ・ 島 袋 吉 和 氏 の 親 類 筋 で あ る こ と も 併 せ て 考 え る と 、 「 政 治 」 の す べ き だ 、 と い う 声 は 依 然 と し て 強 い 。 の 改 善 に よ っ て 対 応 し て き た 。 し か し な が ら 、 今 回 は 、 軍 人 で は な く 情 や 操 に 慨 嘆 せ ざ る を え な い 。 日 本 の 識 者 や ジ ャ ー ナ リ ズ ム が た び た た だ し 、 そ う し た 「 オ ー ル 沖 縄 」 の 動 び 鬮 に す る の は 、 裁 判 権 を 定 め た 同 協 民 間 人 が 関 わ っ た 公 務 外 の 事 件 で あ り 、 ~ 条 で あ る 。 同 条 項 で は 、 日 本 の 法 身 柄 も 沖 縄 県 擎 に 拘 束 さ れ て い る の で 、 き や そ れ と し た 県 民 感 情 に 敏 感 に な 体 系 を 尊 重 す る と さ れ て い る も の の 、 事 米 軍 側 の 裁 判 権 な ど は 当 初 か ら 鬮 に な る あ ま り 、 沖 縄 県 に 対 す る 「 誠 実 さ 」 を 強 調 し た 政 府 の 対 応 に も 疑 問 符 が つ く 。 件 や 事 故 を 起 こ し た 軍 人 ・ 軍 属 が 「 公 務 っ て い な い 。 中 」 と さ れ れ ば 、 第 一 次 裁 判 権 は 米 し た が っ て 、 地 位 協 定 が 、 事 件 の 捜 査 な ぜ な ら ば 、 シ ン ザ ト 容 疑 者 は 、 に 側 に あ る と さ れ て お り 、 「 公 務 中 」 「 公 務 や 司 法 手 続 き を 阻 む 可 能 性 は な く 、 事 件 は 「 軍 属 」 で は な く 米 国 籍 の 「 民 間 人 」 外 」 の も 米 国 に 依 存 し て い る 。 公 務 を 拠 り 所 に 地 位 墮 疋 の 改 定 を 求 め る 議 論 に す ぎ な い か ら で あ る 。 外 の 犯 罪 で も 米 軍 側 が 容 疑 者 の 身 柄 を 確 に は 大 き な 違 和 感 が 伴 う が 、 そ の 背 示 に な ぜ 犯 人 は 「 軍 属 」 と さ れ た か 保 し て い れ ば 、 起 訴 さ れ る ま で 日 本 側 に は 、 翁 長 知 事 半 い る 「 オ ー ル 沖 縄 」 と 反 マ ス コ ミ は 、 シ ン ザ ト 容 疑 者 を 「 軍 翁 長 派 が 対 峙 す る 県 議 選 ( 6 月 5 日 投 票 引 き 渡 さ な く て よ い と の 定 め も あ る 。 一 1 0 年 代 半 ば ま で は 、 米 側 の 裁 判 / 結 果 は 後 述 ) と 参 院 選 ( 7 月 川 日 投 属 ー と し て 報 道 し 、 政 府 も そ れ を 否 定 し 権 が 優 先 さ れ る ケ ー ス が 頻 発 し 、 重 罪 犯 票 ) を 控 え て 、 県 民 の 反 基 畿 ~ 情 を 意 図 な い ま ま 対 応 し た が 、 日 米 地 位 協 定 第 1 が 本 国 に 逃 亡 し た り 、 容 疑 者 の 身 柄 を 日 的 に 高 め よ う と す る 「 オ ー ル 沖 縄 」 の 側 条 に 基 づ く 「 軍 属 」 は 、 「 合 衆 国 の 国 籍 を 有 す る 文 民 で 日 本 国 に あ る 合 衆 国 軍 隊 本 側 が 拘 束 で き な か っ た り 、 米 国 側 が 裁 の 政 治 的 な 田 が 見 え 隠 れ し て い る 。 判 権 を 行 使 し て 、 日 本 の 国 民 感 情 を 害 す 今 年 1 月 の 宜 野 湾 市 長 選 で 「 オ ー ル 沖 に 雇 用 さ れ 、 こ れ に 勤 務 し 、 又 は こ れ に る よ う な 軽 い 量 刑 が 下 さ れ た り す る 事 案 縄 」 の 候 補 が 敗 北 し 、 「 オ ー ル 沖 縄 」 内 随 伴 す る も の ( 通 常 日 本 国 に 居 住 す る 者 部 の 亀 裂 が 明 る み に 出 る な ど 、 「 オ ー ル 及 び 第 条 1 に 掲 げ る 者 を 除 く 。 ) を い が あ っ た こ と は 事 実 で あ る 。 う 」 と 定 め ら れ て い る 。 1995 年 に 沖 縄 で 起 き た 少 女 暴 行 事 沖 縄 」 の 退 潮 が 指 摘 さ れ て い た だ け に 、 JuIy 2016 80

新潮45 2016年7月号 新潮社


発 射 コ ー ド が 人 っ て い る プ リ ー フ ケ ー ス と 言 っ て 人 気 を 集 め て い た 男 が い た が 、 覚 で 被 爆 地 を 利 用 す る の は 許 さ れ る こ と を 持 っ た 男 が い た 」 と 響 。 さ す が だ ね 。 化 け の 皮 が 完 全 に 剥 が れ た よ う だ 。 国 会 で は な い 。 と は 重 一 の 差 。 で ポ ッ ダ ム 宣 一 一 一 口 を 「 つ ま び ら か に 読 ん で い な い 」 と 発 言 し て 騷 ぎ に な り 、 そ の 後 、 マ イ ク ロ ソ フ ト が 最 新 の 「 ウ イ ン 当 日 の 朝 刊 の 見 出 し を 並 べ て み よ う 。 本 当 は 読 ん で い る な ど と 言 い 出 し た が 嘘 ド ウ ズ 川 」 の 普 及 を 促 す た め に 、 ア ッ プ 「 大 統 領 へ 被 爆 者 の 声 」 ( 朝 日 新 聞 ) 、 だ ろ う 。 先 日 国 会 で も 追 及 さ れ て い た が 、 グ レ ー ド 開 始 日 時 を 自 動 的 に 決 め て 利 用 「 オ バ マ 氏 平 和 記 念 資 料 館 へ 」 ( 読 売 新 『 91 (-) 』 ( 二 〇 〇 五 年 七 月 号 ) の 対 者 に 通 知 。 「 勝 手 に 更 新 さ れ た 」 と の 苦 聞 ) 、 「 オ バ マ 氏 、 被 爆 者 と 面 会 へ 」 ( 毎 談 で 宀 女 倍 は 「 ポ ッ ダ ム 宣 言 と い う の は 、 情 が 相 次 い だ 。 更 新 予 約 の メ ッ セ ー ジ が 日 新 聞 ) 、 「 き よ う 広 島 訪 問 」 ( 産 経 新 聞 ) 。 米 国 が 原 子 爆 弾 を 一 一 発 も 落 と し て 日 本 に 送 り つ け ら れ 、 利 用 者 が 拒 否 す る た め の ぬ る い で す ね 。 大 変 な 惨 状 を 与 え た 後 、 『 ど う だ 』 と ば 手 続 き を と ら な い 限 り 、 ア ッ プ グ レ ー ド 原 爆 投 下 は 人 類 史 上 日 骼 お ジ ェ ノ サ イ か り ( に ) た た き つ け た も の だ 」 と 語 っ が 始 ま る と い う 。 ド で あ り 、 明 ら か な 戦 争 犯 罪 で あ る 。 原 て い る 。 。 ヘ ッ ト シ ョ ッ プ で 大 を 買 っ て き た ら 、 ポ ッ ダ ム 宣 言 は 一 九 四 五 年 七 月 一 一 六 日 。 翌 朝 猫 に な っ て い た み た い な 話 で し よ う 。 爆 投 下 を 命 じ た の は 人 種 差 別 団 体 の ク ・ ク ラ ッ ク ス ・ ク 一 フ ン に い 原 爆 投 下 は 八 月 六 日 と 九 日 。 政 治 家 と し 「 ウ イ ン ド ウ ズ 7 」 と は 使 い 勝 手 も ぜ ん た こ と が あ る ト ル ー マ ン だ 。 て の 資 質 が ど う こ う 以 前 の 贈 で 、 中 学 ぜ ん 違 う し 。 ア メ リ カ 人 の や る こ と は よ 敗 戦 国 を 「 人 道 に 対 す る 罪 」 と い う 事 生 レ ベ ル の 歴 史 の 知 識 が す っ ぽ り 抜 け 落 く わ か ら な い 。 後 法 で 裁 き な が ら 、 ロ 国 の 明 確 な 犯 罪 ち て い る 人 な ん だ よ ね 。 「 戦 後 レ ジ ー ム は ス ル ー 。 「 人 道 に 対 す る 罪 」 が 成 立 す か ら の 脱 却 」 と 言 い な が ら 、 ア メ リ カ に タ レ ン ト ・ 弁 護 士 の ケ / ト ・ ギ ル バ ー ト る な ら 真 っ 先 に 裁 判 に か け な け れ ば な ら 尻 尾 を 振 っ て 戦 後 レ ジ ー ム の 固 定 化 を 図 が 日 本 会 福 岡 北 九 州 支 部 の 総 会 で 講 演 な い の は ア メ リ カ で あ る 。 で も 、 戦 勝 国 っ て い る わ け で 、 こ ん な の に 騙 さ れ る し 、 「 憲 法 改 正 す べ き だ 」 だ っ て ( 五 月 だ か ら そ の あ た り は 適 当 に 流 し て 、 敗 戦 「 自 称 保 守 」 も 頭 が ど う か し て い る 。 八 日 ) 。 日 本 の タ レ ン ト 弁 護 士 が ア メ リ 国 に は い ろ い ろ 条 件 を 飲 ま せ て と い う の 歴 史 に 対 す る と 、 歴 史 に 対 す る 謙 力 に 行 っ て 「 合 衆 国 憲 法 を 改 正 す べ き 虚 さ の 欠 如 は 、 そ の ま ま つ な が っ て い る 。 だ 」 と 言 っ た ら 、 「 帰 れ 、 ア ホ 」 と 言 わ が 礬 後 レ ジ ー ム で す ね 。 で 、 「 戦 後 レ ジ ー ム か ら の 脱 却 ー な ど 政 権 の 支 持 率 が 上 が る だ ろ う く ら い の 感 れ る だ け の 話 。 こ ん な の を 調 子 に 乗 ら せ July 2016 116