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検索対象: 完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠から 292件ヒットしました。

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


付 解 校 録 説 記 凡 例 目 次 系 図 ・ 年 立 ・ 官 位 相 当 表 ・ 参 考 地 図 ・ 図 録 ・ 原 文 現 代 語 訳 ・ : 三 四 六 ・ : 三 四 九 ・ : 三 五 七 ・ : 三 六 0

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


付 解 校 録 説 記 凡 例 目 次 系 図 ・ 年 立 ・ 官 位 相 当 表 ・ 参 考 地 図 ・ 図 録 ・ 原 文 現 代 語 訳 ・ : 三 四 六 ・ : 三 四 九 ・ : 三 五 七 ・ : 三 六 0

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


5 凡 例 3 和 歌 は 、 全 文 を 引 用 し た 後 、 そ の 現 代 語 訳 を ( ) 内 に 示 し た 。 4 見 出 し は 、 本 文 に 付 し た の と 同 じ 見 出 し を 現 代 語 訳 の 該 当 箇 所 に 付 し た 。 原 文 と 現 代 語 訳 と の 照 合 、 検 索 の 便 を は か り 、 そ れ ぞ れ 数 。 ヘ ー ジ お き の 下 段 内 側 に 、 対 応 す る べ ー ジ 数 を 示 し た 。 一 、 解 説 に つ い て は 、 以 下 の よ う な 方 針 の も と に 執 筆 し た 。 『 夜 の 寝 覚 』 研 究 の 現 段 階 を 踏 ま え 、 学 問 的 成 果 を 吸 収 し つ つ 、 一 般 読 者 に も 楽 し く 読 め る よ う 平 明 を 旨 と し た 。 2 作 品 お よ び 作 者 に つ い て 理 解 す る の に 必 要 な 事 項 ー ー 作 品 の 主 題 と 展 開 、 主 人 公 の 性 格 な ど 、 ま た 、 中 間 お よ び 末 尾 に あ る 欠 巻 部 分 の 内 容 把 握 と 現 存 巻 々 と の か か わ り 、 作 品 の 成 立 問 題 、 作 者 に つ い て の 考 察 、 お よ び 伝 本 な ど に つ き 、 わ か り や す く 解 説 す る こ と に 努 め た 。 一 、 本 巻 の 巻 末 付 録 に は 「 系 図 」 「 年 立 」 「 官 位 相 当 表 」 「 参 考 地 図 」 「 図 録 ー を 収 め た 。 「 系 図 」 「 年 立 ー は 、 こ の 物 語 の 理 解 と 鑑 賞 に 役 立 つ よ う 整 理 し て 掲 げ た 。 2 「 参 考 地 図 」 は こ の 物 語 の 舞 台 で あ る 京 都 を 中 心 に し て あ る 。 3 「 図 録 」 は 、 内 裏 、 清 涼 殿 ・ 後 涼 殿 平 面 図 、 男 子 貴 族 装 束 、 女 子 貴 族 装 束 の ほ か 、 建 物 ・ 調 度 類 他 を 収 め た 。 一 、 本 書 は 、 鈴 木 一 雄 ・ 石 埜 敬 子 両 名 の 共 同 執 筆 に か か り 、 そ の 責 任 も ま た 両 者 が と も に 負 う も の で あ る 。 本 文 、 現 代 語 訳 、 脚 注 の い ず れ も 、 両 者 の 緊 密 な 連 絡 ・ 討 議 の う え で 脱 稿 し て い る 。 た だ し 、 解 説 は 鈴 木 一 雄 が 執 筆 し 、 「 系 図 」 「 年 立 」 は 石 埜 敬 子 が 分 担 し た 。

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


夜 の 寝 覚 4 漢 字 を 仮 名 に 改 め た り 、 仮 名 を 漢 字 に 改 め た と こ ろ が あ る 。 当 字 や 異 体 字 も 通 行 の 漢 字 に 改 め た 。 4 助 動 詞 「 ら ん 」 「 け ん 」 「 ん 」 は 、 す べ て 「 ら む ー 「 け む 」 「 む 」 に 統 一 し た 。 5 動 詞 の 送 り 仮 名 は 活 用 語 尾 を 送 る こ と を 原 則 と し た 。 反 復 記 号 ( / 、 ゝ ) は 、 こ れ を 用 い ず 、 文 字 を 繰 り 返 し て 表 記 し た 。 た だ し 漢 字 一 字 の 反 復 に は 「 々 」 を 用 い た 。 一 、 底 本 を 校 訂 し た 部 分 は 、 巻 末 「 校 訂 付 記 」 に 掲 げ 、 校 訂 の 拠 り ど こ ろ と し た 諸 本 の 略 号 を 記 し た 。 一 、 脚 注 は 、 「 日 本 古 典 文 学 全 集 」 『 夜 の 寝 覚 』 の 注 を 踏 ま え て い る が 、 な お 次 の よ う な 配 慮 を 加 え て 新 た に 執 筆 し た 。 簡 潔 、 明 快 で あ る こ と を 旨 と し 、 か っ 脚 注 だ け で 本 文 が 読 解 で き る よ う 工 夫 し た 。 本 文 の 見 開 き ご と に 注 番 号 を 通 し て 付 し 、 そ の 注 解 は 見 開 き 内 に 収 め る よ う 心 が け た 。 3 語 釈 は 、 ス 。 ヘ ー ス の 許 す か ぎ り 、 語 義 ・ 語 感 ・ 語 法 ・ 文 脈 ・ 当 時 の 社 会 通 念 な ど に 触 れ 、 読 解 ・ 鑑 賞 の 助 け に な る よ う 心 が け た 。 4 登 場 人 物 ・ 官 職 ・ 有 職 故 実 な ど に つ い て は 、 本 文 の 読 解 ・ 鑑 賞 に 必 要 な 限 り に と ど め た 。 本 巻 の 巻 末 に 付 し た 「 系 図 」 「 年 立 」 「 官 位 相 当 表 ー 「 図 録 ー な ど を 併 せ て 参 照 さ れ た い 。 一 、 現 代 語 訳 に つ い て は 、 次 の よ う な 配 慮 の も と に 執 筆 し た 。 原 文 に 即 し て 忠 実 な 訳 を 心 が け た が 、 独 立 し た 現 代 文 と し て も 味 わ い 得 る よ う な 訳 出 に 努 め た 。 2 そ の た め に 、 必 要 に 応 じ て 、 主 語 ・ 述 語 の 補 充 、 語 順 の 変 更 な ど を 試 み 、 現 代 文 と し て よ り 味 読 で き る よ う 工 夫 し た と こ ろ が あ る 。

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


343 解 説 現 存 す る の は 四 絵 四 詞 、 紙 本 着 色 の 一 巻 で あ る が 、 平 安 時 代 末 か ら 鎌 倉 時 代 初 期 に 成 立 し た 物 語 絵 巻 の 逸 品 で あ り 、 現 在 大 和 文 華 館 に 蔵 さ れ て い る 。 原 作 の 末 尾 欠 巻 部 分 に 当 り 、 こ れ ま た 物 語 絵 巻 と し て の 価 値 の ほ か に 、 原 作 欠 巻 部 分 の 資 料 と し て 貴 重 で あ る 。 こ の 絵 巻 に は 、 東 京 国 立 博 物 館 、 国 立 国 会 図 書 館 、 会 田 富 康 氏 蔵 の 模 本 も 存 在 す る 。 な お 、 本 書 は 『 夜 の 寝 覚 』 を 題 名 と し た が 、 『 夜 半 の 寝 覚 』 『 寝 覚 』 と も 呼 ば れ る 。 そ れ ぞ れ に 根 拠 が あ り 、 い ず れ が 原 題 で あ る か に つ い て も 種 々 論 議 が あ る が 、 本 書 で は 、 底 本 と し た 島 原 本 の 題 名 を 尊 重 し た の で あ

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


341 解 説 な ど に 『 更 級 日 記 』 の 、 そ し て 『 日 記 』 か ら う か が え る 孝 標 女 の 特 質 を 見 る こ と が で き る 。 そ の 特 質 が い か に 前 述 の 『 夜 の 寝 覚 』 と 親 し い 関 係 に あ る か 、 双 方 の ① 、 ⑥ を 重 ね 合 せ る だ け で 明 ら か で あ ろ う 。 も と よ り 、 物 語 と 日 記 と で は 書 き 方 も 違 う 。 同 一 次 元 で 比 較 で き る と も 、 『 夜 の 寝 覚 』 は 孝 標 女 作 と 決 定 で き る と も 、 速 断 は で き な い 。 し か し 、 前 述 の 石 川 氏 論 の 趣 旨 と も 合 せ て 、 従 来 以 上 に 『 夜 の 寝 覚 』 と 『 更 級 日 記 』 の 「 近 さ 」 は 主 張 で き る の で は な か ろ う か 。 な お 、 こ の 「 近 さ 」 に つ い て の 詳 細 は 、 「 『 夜 の 寝 覚 』 と 『 更 級 日 記 』 の 作 者 」 ( 鈴 木 編 『 平 安 時 代 の 和 歌 と 物 語 』 桜 楓 社 昭 五 八 刊 所 収 ) に 述 べ て い る の で 、 参 看 い た だ け れ ば 幸 甚 で あ る 。 四 『 夜 の 寝 覚 』 の 伝 来 さ ご ろ も む み よ う ぞ う し 島 原 本 と 前 田 家 本 の 鎌 倉 時 代 の 物 語 評 論 『 無 名 草 子 』 な ど に は 、 『 源 氏 物 語 』 『 狭 衣 物 語 』 に 次 い で 評 価 さ れ て 優 位 い る 『 夜 の 寝 覚 』 で は あ る が 、 現 存 す る 伝 本 は す べ て 中 間 と 末 尾 に 大 き い 欠 巻 を 生 じ て か ら 後 の 写 本 で あ り 、 そ の 数 も 多 く は な い 。 現 在 知 ら れ る も の は 五 巻 本 系 統 と 三 巻 本 系 統 と に 分 れ る が 、 五 巻 本 系 統 島 原 市 公 民 館 松 平 文 庫 蔵 本 、 天 理 図 書 館 蔵 竹 柏 園 旧 蔵 本 ( 井 上 文 雄 手 沢 本 ) 、 国 立 国 会 図 書 館 蔵 本 、 東 北 大 学 狩 野 文 庫 蔵 本 、 静 嘉 堂 文 庫 蔵 本 、 実 践 女 子 大 学 蔵 本 の 六 写 本 。 横 山 由 清 自 筆 の 安 田 文 庫 蔵 本 は 戦 災 で 焼 失 し た ( 付 属 の 『 窓 の と も し び 』 は 焼 失 を 免 れ た ) 。

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


付 系 図 年 立 官 位 相 当 表 参 考 地 図 図 録

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


357 官 位 相 当 表 従 位 従 一 位 正 二 位 従 一 一 位 正 三 位 従 三 位 正 四 位 従 四 位 従 五 位 正 五 位 正 六 位 位 官 上 下 上 下 伯 上 下 上 下 大 副 少 納 言 大 監 物 大 外 記 大 内 記 上 少 副 大 史 大 丞 下 上 大 佑 下 少 佑 相 当 表 宮 大 刑 兵 民 治 式 内 蔵 部 部 部 部 部 省 省 省 省 省 省 省 春 修 左 大 中 宮 理 ~ 膳 宮 そ 位 官 坊 職 職 職 職 の 階 制 他 は は 左 木 雅 大 内 縫 内 図 工 楽 学 匠 殿 蔵 書 官 職 延 職 原 喜 要 抄 式 斎 掃 典 主 大 陰 宮 部 薬 殿 炊 陽 の 及 官 び 位 東 造 内 正 囚 酒 膳 親 獄 備 相 職 司 司 司 司 司 要 当 原 の 抄 主 主 主 主 米 織 隼 を 馬 殿 膳 水 女 部 人 参 述 に ー を み 署 署 監 司 司 司 司 照 基 え 弾 、 本 る 正 1 と も し の 近 兵 明 衛 衛 門 府 府 府 の な 勘 斎 解 院 も の 使 使 は 鎮 按 令 守 察 制 府 使 検 違 令 及 故 後 実 従 つ 太 政 大 臣 左 大 臣 右 大 臣 内 大 臣 大 納 言 中 納 言 左 右 大 弁 左 右 中 弁 大 輔 左 右 少 弁 少 丞 大 輔 大 判 事 大 丞 中 判 事 大 進 少 判 事 京 大 進 大 主 大 膳 大 進 大 夫 大 膳 大 夫 東 宮 学 士 東 宮 傅 文 章 博 士 頭 助 典 薬 助 明 経 博 士 斎 宮 助 助 内 膳 奉 膳 正 正 主 水 正 主 膳 正 主 殿 首 主 馬 首 大 弼 兵 衛 督 勘 解 由 長 官 按 察 使 近 衛 中 将 少 弼 近 衛 少 将 兵 衛 佐 大 忠 少 忠 伊 近 衛 大 将 門 大 尉 斎 院 次 官 近 衛 将 監 兵 衛 大 尉 勘 解 山 判 官 斎 院 長 勘 解 山 次 官 将 軍 佐 大 尉 当 当 五 位 六 位 典 典 尚 尚 尚 尚 蔵 侍 縫 膳 f 、 蔵 掌 侍 典 縫 尚 書 尚 殿 大 国 介 尚 酒 大 監 中 国 守 少 監 上 国 介 尚 書 尚 殿 尚 酒 大 判 事 下 国 守 大 国 守 少 弐 上 国 守

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


憲 日 本 の 古 典 」 全 巻 の 内 容 荻 原 浅 男 ( 千 葉 大 学 ) ① 古 事 記 小 島 憲 之 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 佐 竹 昭 広 ( 京 都 大 学 ) ロ ロ 萬 葉 集 ( 木 下 正 俊 ( 関 西 大 学 ) 中 田 祝 夫 ( 筑 波 大 学 ) 日 本 霊 異 記 小 沢 正 夫 ( 中 京 大 学 ) 古 今 和 歌 集 竹 取 物 語 片 桐 洋 一 ( 大 阪 女 子 大 学 ) 福 井 貞 助 ( 静 岡 大 学 ) ⑩ 伊 勢 物 語 松 村 誠 一 ( 成 蹊 大 学 ) 土 佐 日 記 木 村 正 中 ( 学 習 院 大 学 ) 回 蜻 蛉 日 記 松 尾 聰 ( 学 習 院 大 学 ) 囮 枕 草 子 秋 山 虔 ( 東 京 大 学 ) ロ ロ 源 氏 物 語 阿 部 秋 生 ( 実 践 女 子 大 学 ) 和 泉 式 部 日 記 藤 岡 忠 美 ( 神 戸 大 学 ) 中 野 幸 一 ( 早 稲 田 大 学 ) 四 紫 式 部 日 記 大 養 廉 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 更 級 日 記 鈴 木 一 雄 ( 明 治 大 学 ) 夜 の 寝 覚 堤 中 納 言 物 語 稲 賀 敬 二 ( 広 島 大 学 ) 久 保 木 哲 夫 ( 都 留 文 科 大 学 ) 無 名 草 子 橘 健 二 ( 東 京 女 子 体 育 大 学 ) 四 大 鏡 馬 淵 和 夫 ( 中 央 大 学 ) 今 昔 物 語 集 国 東 文 麿 ( 早 稲 田 大 学 ) 今 野 達 ( 横 浜 国 立 大 学 ) 本 朝 世 俗 部 新 間 進 一 ( 青 山 学 院 大 学 ) 梁 廛 秘 抄 峯 村 文 人 ( 国 際 基 督 教 大 学 ) 3 新 古 今 和 歌 集 曰 ロ 松 田 成 穂 ( 金 城 学 院 大 学 ) 伊 牟 田 経 久 ( 鹿 児 島 大 学 ) 永 井 和 子 ( 学 習 院 大 学 ) 今 井 源 衛 ( 九 州 大 学 ) 鈴 木 日 出 男 ( 成 城 大 学 ) 石 埜 敬 子 ( 跡 見 学 園 短 期 大 学 ) 方 丈 記 神 田 秀 夫 ( 武 蔵 大 学 ) 永 積 安 明 ( 神 戸 大 学 ) 徒 然 草 曰 い 久 保 田 厚 ( 東 京 大 学 ) 3 と は ず が た り 小 林 智 昭 ( 専 修 大 学 ) ⑩ 字 治 拾 遺 物 語 小 林 保 治 ( 早 稲 田 大 学 ) 市 古 貞 次 ( 東 京 大 学 ) ー 平 家 物 語 囮 謡 曲 集 曰 三 道 小 山 弘 志 ( 国 文 学 研 究 資 料 館 ) 佐 藤 健 一 郎 ( 武 蔵 野 美 術 大 学 ) 囮 謡 曲 集 「 → 風 姿 花 伝 佐 藤 喜 久 雄 ( 学 斈 短 契 学 ) 表 章 ( 法 政 大 学 ) 北 川 忠 彦 ( 京 女 子 大 学 ) 安 田 章 ( 京 都 大 学 ) 囮 狂 言 集 大 島 建 彦 ( 東 洋 大 学 ) 御 伽 草 子 集 暉 畯 康 隆 ( 早 稲 田 大 学 ) ⑩ 好 色 一 代 男 好 色 五 人 女 東 明 雅 ( 信 州 大 学 ) 好 色 一 代 女 谷 脇 理 史 ( 筑 波 大 学 ) 國 日 本 永 代 蔵 万 の 文 反 古 神 保 五 彌 ( 早 稲 田 大 学 ) 世 間 胸 算 用 井 本 農 一 ( 実 践 女 子 大 学 ) 中 村 俊 定 ( 早 稲 田 大 学 ) 図 芭 蕉 句 集 堀 切 実 ( 早 稲 田 大 学 ) 堀 信 夫 ( 神 戸 大 学 ) 芭 蕉 文 集 ・ 去 来 抄 ( 実 践 女 子 大 学 ) 栗 山 理 一 ( 成 城 大 学 ) 森 修 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 鳥 越 文 蔵 ( 早 稲 田 大 学 ) 近 松 門 左 衛 門 集 雨 月 物 語 高 田 衛 ( 都 立 大 学 ) 中 村 博 保 ( 静 岡 大 学 ) 春 雨 物 語 囮 蕪 村 集 ・ 一 茶 集 理 一 ( 成 城 大 学 ) 曰 ロ 山 本 健 吉 ( 文 芸 評 論 家 ) 可 山 可 古 典 詞 華 集 曰 ー 増 古 和 子 ( 上 野 学 園 大 学 ) 丸 山 一 彦 ( 字 都 宮 大 学 ) 松 尾 靖 秋 ( 工 学 院 大 学 )

完訳 日本の古典 第二十五巻 夜の寝覚 ㈠


一 女 主 人 公 の プ ロ フ ィ ー ル 「 な っ か し さ 」 と 『 源 氏 物 語 』 以 来 、 物 語 の 作 者 は 女 性 で あ る 。 そ の 女 の 作 者 が 、 は じ め て 女 を 主 人 公 と し よ る ね ざ め 「 心 強 さ た 物 語 を 書 い た 。 『 夜 の 寝 覚 』 が そ れ で あ り 、 寝 覚 の 上 が そ の 女 主 人 公 で あ る 。 こ の 主 人 公 は ど ん な 女 性 と し て 描 か れ て い る だ ろ う か 。 も と よ り 、 た い へ ん 美 し い 女 性 で あ る 。 小 柄 で 色 白 、 長 く 豊 か な 黒 髪 の 人 で あ る 。 「 あ え か に 、 ら う た げ 」 た た き や し や か れ ん で 、 「 け 近 う 」 「 な っ か し さ 」 を 湛 え て い る 。 華 奢 で 可 憐 、 人 を 惹 き つ け る 親 し み 深 さ を 特 徴 と す る の で あ る 。 ま ぶ あ い ぎ ゃ う 眩 し い ば か り の 顔 ば せ は 「 は な ば な と に ほ ひ 満 ち 」 、 ね び ま さ っ て は 「 愛 敬 こ ぼ れ て う つ く し う に ほ ひ た る 説 さ ま よ う き び 様 」 が 楊 貴 妃 よ り も 優 れ ( 巻 一 一 l) 、 わ が 娘 で あ る 石 山 の 姫 君 十 一 歳 と 並 ん で も 、 い く ら も 年 齢 の 違 わ ぬ 姉 に き り つ こ う い ふ じ つ ち ゅ う ぐ う 解 し か 見 え な い と 言 わ れ る 巻 四 ) 。 『 源 氏 物 語 』 で 言 え ば 、 ど こ か 桐 壺 の 更 衣 の 面 影 が あ り 、 藤 壺 の 中 宮 に も 似 通 い 、 紫 の 上 に 最 も 近 い 美 し さ で あ ろ う 。 た い き み お い か ん ば く 人 柄 が ま た 素 晴 し い 。 母 代 り の 対 の 君 の 世 話 に 任 せ た 少 女 時 代 は と も か く も 、 故 老 関 白 の 若 き 未 亡 人 と し 解 説 か ん ー ー 成 長 す る 女 の 魅 力