検索 - みる会図書館

検索対象: 週刊文春 2017年7月13日号

週刊文春 2017年7月13日号から 164件見つかりました。
1. 週刊文春 2017年7月13日号

結局、何も変わらない。 わかっていたのに、うら寂しかった。 とを気にするなんて馬鹿じゃないか と呆れられるかもしれないが、奈津 は真剣だった。杞憂と笑われるのは 心外だから、誰にも打ち明けなかっ 中でも最も打ち明けるわけに、、 ない相手が大林だった。話せば、ま るで「そんなことは気にしなくてい いよ」と否定してもらいたがってい るかのように聞こえてしまう。結果 として彼を逃げ場のないところへ追 い詰めることになるのも嫌だった。 が、最近になって、奈津は女性誌 からある依頼を受けた。専門の機関 で血液と遺伝子の検査をし、婦人特 有の病気の兆候、血管年齢や筋力な どを調べてもらった上で、ドクター から注意点や生活改善法を教わると いった誌上企画だ。 興味深かったので承諾した。 カメラが構えられ、ライターがメ モを取る前で、取材に慣れたふうの ドクターは、奈津のデータを見なが ら言った。 【前回までのあらすじ】脚本家の高遠奈津は〈ヒ モ〉の大林一也と暮らすが、今後の関係に悩ん でいる。一方、大学の先輩・岩井良介とも長年 逢瀬を重ねる。また、二十年ぶりに会った従弟・ 武のことも気になっている。季節は移り四十歳 になった奈津は、ある映画作品で複数の大きな 賞を受賞した。その後のある日、奈津は大林に 婚姻届を示し、プロポーズをする。大林は「嬉 しい」と言いながらも、迷う言葉を連ねる。し 9 かし最終的に大林は受け入れ、二人は入籍した。

2. 週刊文春 2017年7月13日号

東芝 , ~ , 2017.7.13 週刊文春 二人ではありますが、どうか皆さ まっすぐに口からこばれる言葉くり居場所が定まるっていうか、落 ん、これからもよろしくお付き合い ち着くっていうかさ」 のほど、お願いいたします」 「そう。よかった」 「ん。だったらよかった」 奈津は微笑んで言った。 と、奈津はもう一度言った。 ・ 1 三次会の店の前からタクシーに乗手を伸ばし、頭の後ろを愛撫する誰でも感じることであろうし、と 〇 り、午前二時過ぎに家へ帰り着いたと、大林はようやく顔をこちらへ向 くに大林ならよけいにそう受け止め レ あと、大林はすぐさまスーツを脱け、奈津の手を取った。 るだろうと、はなから承知していた。 ぎ、ネクタイをむしり取り、ストラ 「だってさ。あんなに沢山の、それ年のわりに古風なところと、わかり 、最初の夫と別れて独りになったイプのクレリックシャツもズボンもも業界で知らない人なんかいないよやすいステイタスを好むところ、彼 にはその両方が備わっている。 自分が、今また夫婦というかたちをくしやくしやに脱ぎ捨てて、べッド うな有名人が集まってるところで、 選んだのは、これから書き続けてゆに倒れ伏した。 これもおそらくは酔いのせいでふ みんなから拍手で祝福されるなんて く上でその結婚が助けにこそなれ、 「ああ、もう」 こと、めったに体験できるもんじゃ だんより素直になった大林が、奈津 足枷になることはないと思ったから とシャッとズボンを床から拾い上ないよ」 の指先をぎゅっと握って言った。 ですーーそんなふうに話した上で、 げる奈津を、 酔いのせいか赤くなった目でこち「幸せに、なろうよね。今でも充分 少し離れたバーカウンターへ目をや「そんなもの、明日でいいから、こらを見上げてくる。 幸せだけど」 った。岡島杏子と並んで飲んでいた 「それにさ、俺としては、これまで「そうだね。私も幸せだよ。ありが 彼に合図し、立ってもらう。皆の視と手招きする。 の〈同棲相手〉とか〈今のオトコ〉とう」 線が彼に集まる。 そばへ行くと、うつ伏せのまま言みたいな立場に比べると、ああいう 「いや、だから、ありがとうは俺の 奈津は言った。 ふうな、そうそうたる人たちが集まセリフでしよ」 「夫の、大林一也です。舞台俳優で「ねえ、奈津」 るような場でも堂々と、〈高遠ナッ のろくさく呟いたのを最後に、す すけれど、じつのところ彼も脚本家「うん ? 」 メの夫〉としてそばにいられるってうっと寝息を立て始める。 を目指しています。今もって未熟な「今夜は、ありがとう。嬉しかった」いう あっという間だった。冗談のよう 万人企業を滅ぼした、思考停止の凡人たち。 おかじま 大西・ 敗原 浜松町徹底取材。 週報、メール、工クセルフケイルから 浮かび上がる、 名門企業の最期ふ サラリーマン全体主義は終わった。 東芝原子力事業の暴走と、それを糊、 塗するためにほぼ全事業部で行われ た粉飾には、何千人もの東芝社員が 関わった。 ( 中略 ) まさに「滅私奉公」 「全社一丸」だ。そのやり方では、もは やグローバル競争に勝てないことを、 我々は知っている。 「エヒ。ローグ」より 大西康之 ・定価 ( 本体 1600 円 + 税 ) 文藝春秋 〒 102-8008 東京都千代田区紀尾井町 3 -23 http://www.bunshun. CO. jp

3. 週刊文春 2017年7月13日号

状をふり返り、急に露悪的な気分にしてわからないのだろう、どうして つぶやきを唇にのせると、大林が しばらく寝顔を見下ろしていた奈でもなったのだろうか。 自分だけは別だなどと思えるのだろ身じろぎ、寝返りを打って壁のほう 3 4 コ - 津は、やがて、指先をそっとほどい このぶんでは、ますます心配にな う。歯がみしたくなる。 を向いた。寝息だったものがはっき 9 た。大林の手首にはごっい時計がはる。志澤一狼太とのことだ。 志澤のやり方はいつだって同じりとしたいびきに変わる。広いべッ 1 0 まったままだが、はずしてやれば目今夜、大林は志澤から声をかけらだ。目をかけた相手が自分に刃向かドだが、こうも真ん中に、それも対 2 を覚ましてしまうかもしれない。 れ、長いこと内緒話をしていた。おわず、忠実な大でいるうちは、嬉し角線に寝られては、こちらの寝る余 バネライのルミノール・マリーナ。まけに、日を改めて二人きりで飲むい言葉を沢山かけてくれる。 地がな、。 三次会で流れた蕎麦屋で、彼はそ約東を交わしたと言う。 お前の才能は突出している、お前 奈津はべッドから離れ、彼の脱ぎ れを、同席した女優の前でわざわざ 〈さっきもかなり厳しく活を入れらなら凄いものが書ける、俺にだけは捨てたシャッとズボンを拾ってハン 袖口をまくって見せ、 れたけど、でも、嬉しかったな。志お前の良さがわかる、俺は喜んでおガーに吊した。軽くシャワーを浴び 「これね、妻が買ってくれたんです澤さん、こりや駄目だと思う相手な前の踏み台になろう : ながら化粧を落とし、歯を磨き、髪 よ。世界限定三百本のやっ」 らほっとく、って。お前冫。 」こま期待し 自尊心を絶妙にくすぐる言葉をシを乾かしてから、猫を抱いてソファ 自慢を始めた。 てるからこそこれだけ厳しいこともャワーのように浴びせられた者は、 に横たわる。 奈津は、慌てて横から言い訳をし言うんだからな、って。ありがたい 夢心地を味わえる。ただし、何か志 結局、何も変わらない。籍を入れ こ 0 よね。あんな凄い人が、俺みたいな澤にしかわからないきっかけで逆鱗ようと、そのことを公にしようと、 「あの、違うんです。この人は『携半端者のことを真剣に気にかけてく に触れ、突然切り捨てられるような彼と自分の間の何が変わるわけでも 帯があれば時計なんか要らない』なれるなんてさ〉 ことさえなければの話だ。 ない。そういうことだ。わかってい んて言うんですけど、私自身が時計帰りのタクシーで話す大林は上機近いうちに二人きりで酒を飲むたのに、うら寂しかった。 フェチで : : : こういう大ぶりの時計嫌だった。ほとんど鼻歌交じりでさ時、男たちはいったい何を話すのだ〈それでも、あえて婚姻届を出すと えあった。 は女性では難しいから ろう。志澤とのかっての関係を大林いうことはつまり、これから先も二 に着けててもらったほうがいつでも演出家としての志澤一狼太を、尊が知っていることは、双方が了解済人でこの関係を続けていく努力をし 眺められるでしよう ? 」 敬し崇める彼の気持ちに、あえて水みだ。まさか志澤が、その後も媚薬ますという決意表明ではあるわけや 「はあ、なるほどね。高遠ちゃんてを差そうとは思わない。 を用いてこちらと寝た事実をばらすから〉 ば相変わらずのおばかさんねえ」 だが、甘過ぎる。こちらとの一部とも思えない。 父、吾朗の言葉が浮かぶ。 旧知の女優は苦笑していたが、大始終をそばで見ていたくせに、どう そういう意味での心配はないとも〈そういう覚悟を決めることで、互 林という人間を好意的に受け止めて 言えるのだが、 彼らが二人でいると いの間がいい意味で安定するという くれたようには感じられなかった。 ころを想像すると、まったくいい気ことはあるやろう〉 あの時、彼がいったい何を思って 分はしなかった。 ああ、そうだといい と念じなが Q) そんなことを言いだしたものやら、 時をずらして同じ芝居を観た者同ら目をつぶる。 ・も , つ、 今考えてみてもわからない。妻に愛 士が感想を話し合う、ようなわけに 本当に、それだけでいい。 ・ 1 されているのが嬉しくて自慢したか はいかないだろう。 しつまでもこんなふうにぐらぐらし 〇 長い溜息がもれた。 ていたくない。 レ 0 たのか、場の雰囲気に呑まれて舞 ノ い上がったか、あるいは、自身の現 ( : : : 疲れた ) ( つづく )

4. 週刊文春 2017年7月13日号

村山由佳 M i 1 k H 〇 n e y Y u k a M u r a y a m a オカダミカ = 画 回 ミルク・アンド・ハニ おおばやしかずや どうして今になって、大林一也と わざわざ籍を入れようと考えるに至 ったのか。逆に言えば、どうして今 9 まではそうしようと思わなかったの きようこ 奈津には、杏子にも話さなかった 理由がもう一つある。 母・紀代子のことだ。 ここ数年前からの紀代子の様子 に、奈津はひどく心を痛めていた。 怯えていた、というほうが正確かも しれない。何しろ母のポケ方たる や、言葉から行動、表情に至るま で、かっての祖母の衰え方とあまり にもそっくりだったからだ。 遺伝がそうさせるなら、いっか自 もしな 分もああなるかもしれない。 ったら、父の吾朗が今そうであるよ うに、自分もその時そばにいる誰か に哀しく寂しい苦労を強いることに なってしまう。 父と母を安易に不幸だというつも りはない。けれど、七つも年下の大 林に、未来の苦労を背負わせるなど ということだけは絶対にしたくなか っ ? ) 0 彼が望んでくれる間は一緒に暮ら せま、 そうしていっか、怖れて いた時が訪れたなら、まだそれを自 覚できるうちに自分から施設に入ろ う。そのための蓄えのことも考えて おかなくては : 人が聞けば、今からそんな先のこ ′一ろう

5. 週刊文春 2017年7月13日号

たかとお 〈なるほど、高遠さんの場合、長寿にせよ、どんなに気が楽になったか なのかは、正直なところよくわからいわば内輪の集まりだったので、 の遺伝子を持ってらっしゃいますしれない。 、な、かつ」。 ーティよりはずっと砕けた雰囲気と 3 コ - ・ね。いつばうで、アルッハイマー型要するにそれが、今回思いきって なった。集まったのは六、七十名ほ 9 ス , の認知症になりやすい遺伝子は見受大林に婚姻届を差し出してみようと区役所へ出かけて入籍をした翌週どだったろうか。 1 0 けられませんでした〉 決意するきっかけになったのは否めには、映画のヒットを受けて制作さ主だったスタッフが次々にスピー 2 一瞬、ロがきけなくなった。それなかった。 れることになったドラマの発表記者チをする中、奈津の番が回ってく から危うく涙ぐみそうになった。 七つの年の差は縮まらない。おま会見があった。 る。マイクを受け取ったところで、 ドクターの何気ない言葉にどれほ けに長寿だというのなら、今からで 夕刻からは同じホテルでマスコミ局側の担当プロデューサーから大き ど安堵し、救われたか、おそらく他きるだけ頭や指先を使い、生活習慣や業界関係者を招いた立食バーティ な声が飛んだ。 人には想像がっかないだろう。母親も見直して、心身ともに健康なままが開かれ、奈津はドラマ版の演出家「結婚おめでとう ! 」 が祖母から受け継いだかもしれないでいなくてはいけない。自分のためや俳優たちとともに対応に追われ座が大きくどよめく。壁際のはう 件の遺伝子は、自分のこの肉体の中というよりは、大林によけいな迷惑た。次々に話しかけてくる相手に失で話し込んでいた者までが驚いて向 しざわいちろうた には存在しないのだ。 をかけないために。 礼のないよう、こちらからも話題をき直る。その中に、志澤一狼太の顔 それカノ むろん、だからといって絶対に認 、ヾートナーとなる男への提供するので精いつばいで、食べもがあるのに気づいて、奈津ははっと 知症にならないというわけではない 当然の気遣いなのか、それとも遠慮のどころか、飲みものを口にする暇なった。 さえないほどだった。 「あの、いえ、そんな話はどうでも ようやく会場を一巡りして落ち着よくてですね : : : 」 いた頃、横合いからすっとウーロン慌てて言いかけるのを、ドラマの 茶のグラスが差し出された。見る演出家と、これまで何度も仕事をと と、大林だった。 もにした主演の俳優が遮る。 「炭酸はやめといたよ。ゲップが出「ちょっとちょっと、そんなの聞い ると困るでしよ」 てないよー」 真顔だが、目もとには笑みがある。 「なんで俺たちに断りもなくそうい 奈津も、ほっとして微笑んだ。 うことするかなあ」 「ありがと。喉カラカラ」 と、すぐそばに座っていた武田総 じろう 「何か食べる ? 取ってくるよ」 次郎が苦笑混じりに言った。 「ううん、このあとの二次会で頂く「これは、もう逃げられないね。き から大丈夫。あなたも一緒に行ってみ、あきらめて皆に挨拶しなさい」 くれるでしよう ? 」 御大にそう言われてしまっては、 「俺なんかが同席していいならね」観念するしかない。 「何言ってるの。杏子さんも行くか 奈津は、仕方なく話しだした。 ら、」緒に見てて」 数年前、思うような作品がどうし 近くの店を借り切っての二次会はても書けなくなってしまったため くだん たけだそう

6. 週刊文春 2017年7月13日号

ヤクザ社会を描く活劇なの だが、二段組みの大きなコマ やまもと俊子 割で悠然と筋が進む。白童は 亀 4 匹鶴 6 羽 ? ゴルゴ的な無表情のスー 浅草ほおずき市ののような物を見かけ ーマン的存在だからさらに静 大池都知事に熱い一票を ! 鉢植えを、毎年くだたら、それはお盆飾り一 ~ かだ。その分、彼のポスであ′ - 、さる方がいます。このの残りではありませ一 - 東京都議選が終わった。築ール大きく描く社会派、骨太る黒須組の組長がいい 。工モ - 日の浅草寺は、 4 万 6 ん。少々お値段は張 地・豊洲の移転問題がいよい の劇画であるが、今回はその ーショナルに声を張り上げ、 千日参詣したのと同りますが、体内の脂 よ気になるところだが、築山ようには楽しめない。 諸事に対しいちいち白竜に説 じご利益があるとか。肪に働くイノシトー 今回のタイトルは江ルや鉄分などで栄養 第一・豊波移転問題も気になると むしろ、ナンカコー昔より明を求める。「な何と ! 」 戸の洒落です。「鶴は的にも注目の野菜、 ころだろう。 風呂敷が小さくなった気がす「そりやまたどうしてだい ? 」 千年亀は万年ーなの一度は食べてみる価値 長寿漫画『白竜』シリーズる。通巻で七〇巻以上あると、バカな読者の代理になっ で、 4 万 6 千は亀 4 アリです。 ・ーーが新たに「」編と『白竜』のすべてを読んだわて相槌を打ち続けてくれる。 ちょっと手 匹と鶴 6 羽に換 してスタート。『白童』の世けでなく、定食屋やコインラ こちらが頭を使わなくても 間をかける、′ 算できるというる 界の東京では目下、築山からンドリーなどに置いてあるの ( 定食の唐揚げなどモグモグ 次第。 なら、チョコ、 ~ 効咄 豊波への市場移転問題で激震をそのときだけ読むようなル しながらでも ) 時事のなにか を湯煎にか 館 ほおずき市ノ 、こよないと けて溶かし ーズさなのだが、数年前に読を ( リアルかは別にして ) 把一、。 ( 圭「が走。ている。 たものに、 東京ガス : = ・・ならぬ東都ガんだあたりでは「キリストの握でき、なにか分か 0 た気に ~ 思いますんソ が、「ほおず 図 ふ〈皮をむいた スの豊波工場跡地の地下は、 予言書」の争奪戦で、歴史やなれる。彼らが応接室で喋る ほおずきト きトマト」をご存、つ 春実は高濃度の有害物質で汚染宗教がひ 0 くり返るようなレ様子だけで娯楽たりえている マトの頭部 知ですか ? ちょっい されていた。その工場跡地に ベルの国際的な争いが描かれのだ ( 褒め過ぎだが ) 。 分を浸して と乾燥した薄茶 惜しいのは、都知事だ。な 移設をもくろむ都知事。背後ていて呆れ、いや、驚いた。 コーティング。チョ 色の皮をむくと、鮮や それに比べたとき、市場のぜ大池都知事にしなかった。 に渦巻く巨大な陰謀と利権を かなオレンジ色の球コが固まる前に、オメ 小さなヤクザ組織の若頭、白移転なんてスケールが小さ現実の都知事は写真集まで出 体。姿はほおずきでガ 3 ( リノレン酸 ) を 、すが、ロに広がるのは豊富に含む「ニップンっ 竜が暗躍し、暴きたてる。 。築地↓築山、東京↓東都し政党も立ち上げる、漫画の ~ 現実の時事に照らしてスケガスの言い換えも、実在のも中の人以上のけれんを発揮し一、フルーツのような甘ロ 1 ストアマニ粒 . を ハラリ。お のを想起させてリアルさを補ているというのに『白竜』内の、味 ! ほおずきかトマ 、 ( 、 .. 塚汚染の事実が ・′一【〔発すれは 咲山さんあなたは移転に 強するのでなく、シリアスな は悪役然としたただの架空の トか、果物か野菜か、洒落で健康 2 8 1. 作う利を得るどころか : ・ 疑問と驚きが交錯す的な夏のデ 気配を遠のかせて「かっての都知事で物足りない ! 次巻 都知事の橋子さえ る不思議な食べ物でザートで 危うくなりますよッ " " 牧歌的な漫画」的に感じさせ以降での交代があっていい。 す。 7 月から 8 月 9 月す。よく冷 ) 」【第第てしま 0 ている。 小池さんは、肩の感じや顔も 頃が出盛り。スー やして召し・ー しかし、これを読むと、そ『白竜』内のキャラクター造 等で枯れたほおずき上がれ。 2 のときだけの独特の楽しさが形にもそぐう。大池都知事に 天王寺大作、渡辺みちお画「白竜 1<0 OD 」 2 巻日水文 ~ 一駐 574 円十税発生することもたしかだ。 熱烈なる一票を投じたい ! この欄はプルポン小林 (www.yu-and-bk.com/bonkoba) 、いしかわじゅんの両氏が毎週交代で執筆します。 『増補版ぐっとくる題名』 ( 中公文庫 ) 、プルポン小林氏も寄稿する『観なかった映画』 ( 文藝春秋 ) が好評発売中 ! ブルポン小林 119

7. 週刊文春 2017年7月13日号

安倍に鉄槌′ 船越英一郎が 夜ふけのなわとび林真理子 : 廳 悩むが花伊集院静 : ・ そこからですか池上影 ッチャのロ車土屋賢ニ・ 0 いまなんつった ? 宮藤官九郎 5 ク パンタレイバングロス福岡伸一 考えるヒット近田春夫盖 っ 0 人生ェロエロみうらじゅん 5 工 4 川柳のらりくらり柳家喬太郎 独走 5 言町山智停崩 きチ 第 2 弾 4 と この味 平松洋子 政治 " 疑惑隠し。佐川局長の出世で財務省が失ったもの と 経済東芝メモリ売却も経産宮僚主導官製倒産の現実味ヘンな食べもの音同野秀行 ひ 社会高齢ドライバー事故多発で「追試」「限定免許」 加藤 = = 猫と借金と 催から学ぶ「日本史」講義出口治明 な 国際イスラム国崩壊で " 過激派テロな収束するのか ? 切 ス↑ッ名クローザー西武・森慎一一コーチの死を悼む週刊藝人春秋 Diary 水道橋博士 : クリスチャンな日「 ' 芸能「ひょっこ」をド U) キャラ。シシド・カフカ : 泥濘 黒川博行え 6 る 渡辺謙軽井沢″落武者生活〃をスクープ撮 / : ・Ⅷ新聞不信・食味探検隊 6 ミルク・アンド・ハ一〒村山由佳・面 1 原色美女図鑑 高畑充希 7 ス 全国侵攻中ヒアリ対策の切り札は″ゾンビバエ″ ? : ⅱ を 人生が変わる水族館ベスト 5 7 森秀樹 6 幕末桜田門外の変 有村架純の姉に″妹の七光。について聞いてみると・ : 藤井聡太四段、連勝ストップ 5 4 阿川佐和子の土井善晴盟 人気急上昇滝沢カレンサイバン婚前旅行の " お相手野球の言葉学イチローマイアミ・マーリンズ : ・ 形 の っ 0 乃木坂超え / 草刈正雄写真集を買っているのは誰 ? ・飯島勲の激辛インテリジェンス・譱新・家の履歴書松井孝典 「子どもたちの階級闘争」プレイディみかこ それでも社長になりたいあなたへ⑩宋文洲 : 3 員井徳郎 「宿命と真実の炎」 0 堂本剛 ' 硝子の中年あ悲劇院にちえのポケないキス珍道中 3 鬲 ・私の読書日記 池澤夏樹ジ 自らは母親に結婚を反対されて 9 - 著者は語る 高橋順子 5 ス - -- 0 いた紀子さまは小室圭さんを : ・ : 1 京 員子さまと紀子さま「プリンセス母娘秘話」 - 文庫本を狙え / 坪内祐三 ッ ド 千街晶之 マンガホニャララブルボン小林志 ベストセラ 1 解剖 / 新刊推薦文 脊柱管狭窄症」にご用心ー ・腰と脚の激痛で寝たきり要介護に■高齢者の人に 1 人・椎間板ヘルニアとの見分け方・薬注射手術の選択法ほか テレビ健康診断 青木るえか ′尾木のママで 尾木直樹池 号 菊 木曜邦画劇場 春日太一 日 桃源郷でロケハン中 安藤挑子 : 実 ークロースアップ 池井戸潤本 森 一言葉尻とらえ隊 能町みね子 シネマチャート / O>O / 今夜も劇場へ タンマ君 東海林さだお・ : 羽 沢村さん家のこんな毎日益田ミリ・ : 燗ジ 日々我人間 桜玉吉 : ・順 ッ てこするパズル : ・ ド この人のスケジュール表 エレノア・コッポラ ぶらりわが街離島編・ : 聞 片山杜秀・ : 5 誠 佐藤わか子枝 淑女の雑誌から・ : 的 伊藤理佐のおんなの窓 / 読者より / 表紙はうたう ( 和田誠 ) ・ : Ⅲ = ワイド特集 ヒアリとした間 マ目稲田朋美を「任にあらす」と切り捨てた菅マ下村と蜜月日は文科省有識者会議委員 「 100 万円献金」学校の 0 依頼で「特例ビサ」を口利き 下村元文科相に新疑惑 , 「・ ? - 進次郎は入閣拒否三 占一 独 ボスト安倍 安倍はトランプそっくり」 = ー T H ー S W E E K 謎のプログ更新の背景には夫婦の壮絶な 闘いがあった。妻は「バイアグラ不倫」を 疑い、夫は顔面血たらけになるほどの 妻からの暴力を主張。しかも父・英ニ 逝去の際、松居は「やっとくたはったか、 クソじじい」と言い放ったという。 双方の言い分を基に結婚行年目の 離婚劇を完全市キュメント。 都滅 首壊 文春図書館 マンカ見もの聞きもの ヘルテェッつ の 健せ 種合 各問 ク ド予 間ご 人

8. 週刊文春 2017年7月13日号

おいしい ! 私の取り寄せ便 撮影泉健太取材・文小林悟 ほ 中江有里 ( 女優・作家 ) 5 人前 1080 円 熱々のお手製つけ汁に 冷やした麺をたっふりと この季節になると食べたくなるのが、 「夏のほうとうおざら」。一一年前、山梨 を旅行中に立ち寄ったサービスエリアで 見つけ、へえーっ珍しいなと思って買っ てみました。すごく美味しくて、調べて みると、冷やした麺を温かいつけ汁で食 べるおざらは郷土料理だったんですね 四月から八月までしか手に入らないの か師 で、夏場は繰り返し取り寄せています。プき 冷水にさらしたほ , っとうは程よく引き ツ・で し O ^ 0 心 締まって、つるりとのど越し爽やか。っ ョ〉届 け汁を作るのに欠かせないのは大根、人 参、しめじ、椎茸、豚肉、油揚げ、葱。 力へせ 05 ~ 具だくさんの豚汁風に仕上げます 私は敢えて氷を使わず、自然に冷やし たほうとうか好みです。あつあつのつけ 汁か麺にたっぷり絡んで、味もよくなじ みます。七味をちょっと振るとさらに食 欲をかきたてられますね 執筆か続いて疲れてくると、明日のお 昼はこれ ! と夜中につけ汁の下準備を 始めてしまうことも。食べる前から気合 か入ります うし嗄一ト山は の開講然 ほ。か肉のツ文 9 : や た物しに点セ別注 2 谷評 天き し名越れ満分料。書号 や州どた養食送 7 で 冷甲の製栄 5 。トり はうた特はの間 5 .2 らわしのれ日宮 ( 8 え物 のり ざ味とて作之饂か讀 おでり立をれでニ u- なル イント 元中 1080 円 税込 ( 12 枚ん

9. 週刊文春 2017年7月13日号

て「絶対に勝ちます。祈疇してあげ一見「いい話」のようですが、天皇ることになりました。 また藤原良房は峨天皇の娘の潔書の まっせ」とすり寄ってきたことで、 の継承権を持った流れが複数あるわ恒貞親王は「謀反を知らなかった姫をもらっていました。人臣が天皇 1 けで、明らかに不安定でした。 瞬く間に朝廷に取り入ります。 としても責任は免れられない」としの娘をもらうのは当時極めて異例で、 ~ 公 皇太子を廃された高岳親王は出家現に恒貞親王は「巻き込まれるのて皇太子を廃されてしまい、新しい冬嗣・良房親子が嵯峨天皇に非常に して空海の弟子となり、その後唐へはいやや」と立太子を再三辞退した皇太子として、仁明天皇の子の道康信頼されていたことがわかります 基贈 ね。その潔姫との間に、明子が生ま・穉 といわれていますが、案の定、八四親王 ( 文徳天皇 ) が立てられます。 赴き、さらに天竺へ行こうとしてい 良 この時代について、とても興味深れています。 まのシンガポールのあたりで行方不二年に「承和の変」が起こります。 原林 明になっています。 恒貞親王は、先に見たように天皇い本である瀧浪貞子さんの『藤原良明子を次の文徳天皇に娶らせて、 これひと 彼の生涯は澁澤龍彦が『高止親王の娘との間に生まれた子なので、有房・基経』によれば、事件は橘嘉智惟仁親王 ( 清和天皇 ) が誕生しまし子子 航海記』という小説にしています力な臣下 ( 藤原氏 ) のバックアップ子の、わが子・仁明への溺愛と、そた。もちろん他の皇子たちを押しの浪鉢 がありません。 れにつながる仁明直系への皇位継承けて皇太子にします。 が、数奇な運命を辿った皇子でした。 じゅんな 八五七年、藤原良房は太政大臣に文 嵯峨天皇は、弟の淳和を皇太弟に 外祖父である峨上皇が八四二年への強い思いが影響したのではとい 任じられました。人臣としては仲麻参房 立てて、自分が退位する時には天皇に亡くなると、近しい人たちは「大う指摘がなされています。 つまり、ここでの橘嘉智子と藤原呂、道鏡以来です。しかしその翌年 の大権を自ら放棄しました。 丈夫かな、藤原氏の連中に殺されへ のちに陽成天皇のときに人臣・藤んやろか」と焦りました ( 父親の淳良房の関係は、かって持統天皇が藤に文徳天皇は急死してしまいます。 そこで史上最年少、九歳の清和天 原基経の「摂政」が成立するのは、和上皇はその前に死去 ) 。 原不比等と組み、その子・草壁皇子、 そこで阿保親王に相談します。 そして草壁亡き後はその子どもを次皇が即位したことによって、外祖父 ここで嵯峨天皇が「天皇は譲位した ら、後見役としても権力を持たない」、 阿保親王は平城天皇の子のひとりの天皇にすべく熱烈に動いた関係との立場で藤原氏が政治を動かすスタ イルが確立しました。 と政治への不関与を慣例にしたからでしたが、父・平城太上天皇の変後相似ではないかというのです。 でした。 橘嘉智子は仁明を本当に溺愛して藤原氏による「摂関政治」時代の は冷飯を食べていた存在でした。 ところが、阿保親王はその話を、 いたようで、仁明が死ぬとその直後幕開けまで、あと一歩です。 ■摂関政治への道 恒貞親王の外祖母でもあった峨天に死んでしまい たちばなのかちこ / 秋 さて淳和天皇が即位すると、皇太皇の皇后・橘嘉智子 ( 橘奈良麻呂のました。 に義ト 込月演 税 4 0 徒講 子には嫌峨天皇の子が立てられ、次孫・檀林皇太后 ) に密告するのです。 文 にんみよう 生で一す の仁明天皇になります。 「あいつら東国に逃げて恒貞親王を良房の妹の子どま の回夕ま側 5 ン」ん もでした。藤原 淳和天皇には、峨天皇のお嬢さ担いで謀反を起こすみたいです」と。 つねさだ 1 イで加さ可言 9 、 = のロ。会下 ん ( 正子内親王 ) との間に、恒貞親 この密告を橘嘉智子は中納言藤原良房は外伯父の講 王が生まれていました。 良房に相談して、謀反が露顕するこ立場を得て、橘受 3 ん史業こ受し予随込 そこで今度は仁明天皇がこの恒貞とになりました。良房は先に出てき嘉智子の望みをン さ年授るン申催た一し胆 明圓間すイお開い 親王を皇太子にします。 た藤原北家・冬嗣の息子です。 叶えたついでイ 治依講ラに ) 場 ノ内阯入 ~ 。お このようにオジさんと甥っこでタ ただちに藤原式家をはじめとしに、自身の栄達ノ ロ界る受お年日ご 2 スキがけ冫 出世すで・※に こ継承していく ( 皇統迭て、大伴氏や紀氏、橘氏といった有をも叶えたわけオ 立 ) のは、譲り合いのように見えてカ氏族も「連座した」と処分を受けです。 週刊文春 じようわ もんとく 出口治明さんの夜間授業 「世界 5000 年史」 全 11 回 みちやす

10. 週刊文春 2017年7月13日号

打す 爪楊枝箸袋からまた落とす 題 真ま ( 大阪府田中良典歳 ) 年演 お これもよくやる。踏まないようにね。 『かばちゃ屋』って落語の中に、 入開 割箸をわった前歯が高くつき 「ライスカレーは匙で食う」 ( 埼玉県鉄砲弥八歳 ) 剳四 って台詞があるんですが、うちの一門の某弟 さ時 弟子は、ライスカレーを箸で食います。 パキンて、別の音だったのね。 オイ食べにくいだろうに、スプーンをお使い 、て 揚げ箸でトイレ教える夭ぶら屋 よ : : : と一言ったら、 0 ) , レ ( 大阪府興孝爺歳 ) 8 ノ 「いえ兄さん、スプーンが舌に当たるじゃない れホ ま屋 ですか。あの金物の味が嫌なんですよ」 トイレ出たら熱燗一本ちょうだい。 生國 右手箸左手スマホ名人芸 都伊 へえ、成程なあ : いろんな人がいるもんだ 京紀 ( 神奈川県高崎雄作歳 ) 弁当の箸を折るのはハン・、 東・ と思いましたよ。逆に僕は、割り箸の味が変に 、宿 ( 千葉県小石川龍っ子歳 ) 年新 舌に感じて、嫌な事が時々ありますよ。してみ 今の若い子はみんな器用だ。 ると金物の味が嫌だって人がいてもおかしくな これなんか好きで選んじゃった。 顔をみて箸を出される洋食屋 。ち と : っ 家 このエピソードは『擬宝珠』って噺に取り と 語 ( 大阪府機野不ニ夫歳 ) 迷い者している、っちに薹が立ち ん 入れてます。今週のお題は、箸。 落 よ ( 埼玉県天邪鬼歳 ) よかった、手づかみじゃなくて。 里帰りおふくろの味迷い箸 やつばり迷い箸はいけませんね。特選。 ( 岡山県神門一途 ) 箸つける前に写メ撮る孫と旅 ( 岐阜県金子秀重歳 ) き 募要領 お行儀悪いけど、嬉しい迷い箸ですね。 や月 応 つつが 食事の記録のみ正確に残りますな。 募集お題一フツ。フ ( 8 月引日号掲載予定 ) 箸ニ膳揃えて今日も恙無し ■や進 「お題」にそった川柳を、はがき一枚につき一句から ( 兵庫県安達三八子 ) 食事中ふと箸で書く忘れた字 五句まで。住所・氏名 ( ペンネームの場合も必ず本名 ( 福岡県橋ロ薫間歳 ) を ) ・年齢・電話番号・お題を明記してください。 今日も一日、お疲れ様でし 締め切りは 7 月貶日 ( 消印有効 ) です。なお応募作品 わかります、やります、その不審な動き。 は返却いたしません。また、同じ句を他誌に投稿する 二重投稿は厳禁です。特選句には賞金を差し上げま・ の特選句 す。ご記入いただきました個人情報は、本欄への掲載 と賞金発送のためにのみ使用いたします。 ~ 「迷い箸しているうちに薹が立ち 宛先〒 102 ー 8008 千代田区紀尾井町 3 ー 週刊文春「川柳のらりくらり」係 665 選・柳家喬太郎 紙切りカット・林家ニ楽 ( 埼玉県天邪鬼 )