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検索対象: 完訳 日本の古典 第四十一巻 宇治拾遺物語 ㈡

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完訳 日本の古典 第四十一巻 宇治拾遺物語 ㈡


完 訳 日 本 の 古 典 41 宇 治 拾 遺 物 語 二 小 林 智 昭 ・ 小 林 保 治 ・ 増 古 和 子 校 注 ・ 訳 ′ ク 0

完訳 日本の古典 第四十一巻 宇治拾遺物語 ㈡


完 訳 日 本 の 古 典 第 四 + 一 巻 宇 治 拾 遺 物 語 Ü 昭 和 年 2 月 日 初 版 発 行 定 価 一 七 〇 〇 円 校 注 ・ 訳 者 小 林 智 昭 小 林 保 治 増 古 和 子 発 行 者 相 賀 徹 夫 印 刷 所 図 書 印 刷 株 式 会 社 発 行 所 株 式 会 社 小 学 館 〒 期 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 一 一 ー 三 ー 振 替 口 座 東 京 八 ー 一 一 〇 〇 番 電 話 編 集 ( 〇 三 ) 二 九 一 一 ー 四 七 六 三 業 務 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 三 三 三 阪 売 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 七 三 九 ・ 造 本 に は 十 分 注 意 し て お り ま す が 、 万 一 、 落 丁 ・ 乱 丁 な ど の 不 良 品 が あ り ま し た ら お と り か え い た し ま す 。 ・ 本 書 の 一 部 あ る い は 全 部 を 、 無 断 で 複 写 複 製 ( コ ピ ー ) す る こ と は 、 法 律 で 認 め ら れ た 場 合 を 除 き 、 著 作 者 お よ び 出 版 者 の 権 利 の 侵 害 と な り ま す 。 あ ら か じ め 小 社 あ て 許 諾 を 求 め て く だ さ い 。 Printed in Japan ( 著 者 検 印 は 省 略 ◎ T.K0bayasi Y.Kobayas1 一 9 田 K. Masuko い た し ま し た ) ISBN4 , 09 ・ 556041 ・ X

完訳 日本の古典 第四十一巻 宇治拾遺物語 ㈡


9 凡 例 を 略 号 で 記 し た 。 一 、 脚 注 は 本 文 を 味 解 し 鑑 賞 す る た め の 手 が か り と な る よ う 、 次 の 諸 点 に 留 意 し た 。 簡 潔 ・ 明 快 で あ る こ と を 旨 と し 、 な お か っ 脚 注 だ け で 十 分 本 文 が 読 解 で き る よ う 心 が け た 。 2 語 釈 は 本 説 話 集 と し て 、 ま た 中 世 語 と し て 主 要 な も の を 重 点 的 に と り あ げ た 。 3 仏 語 の 解 釈 は と か く 難 解 と な り が ち だ が 、 本 書 は そ れ を 避 け て で き る だ け 平 易 で あ る よ う に 努 め た 。 脚 注 欄 の ス ペ ー ス の 関 係 で 、 前 ま た は 後 の ペ ー ジ の 注 を 、 さ ら に 一 冊 目 の 注 を 参 照 さ せ た 箇 所 が あ る 。 口 一 七 三 ハ ー 注 一 七 ( 一 冊 目 の 脚 注 を 参 照 す る 場 合 ) ↓ 四 六 ハ ー 注 九 ( 本 書 の 脚 注 を 参 照 す る 場 合 ) ↓ 1 5 脚 注 で 用 い た 古 辞 書 や 参 考 に し た 注 釈 書 類 は 略 号 で 示 し た 。 和 名 類 聚 抄 ↓ 和 名 抄 類 聚 名 義 抄 ( 観 智 院 本 ) ↓ 名 義 抄 伊 呂 波 字 類 抄 ( 十 巻 本 ) ↓ 字 類 抄 宇 治 拾 遺 物 語 ( 日 本 古 典 全 書 ) ↓ 全 書 本 宇 治 拾 遺 物 語 ( 日 本 古 典 文 学 大 系 ) ↓ 大 系 本 宇 治 拾 遺 物 語 打 聞 集 全 註 解 ↓ 全 註 解 宇 治 拾 遺 物 語 ( 校 注 古 典 叢 書 ) ↓ 校 注 本 ま た 『 宇 治 拾 遺 物 語 』 や 『 今 昔 物 語 集 』 の 日 本 古 典 文 学 全 集 本 は 全 集 本 と 略 し た 。 そ の 他 出 典 な ど を 示 す 文 献 類 で 長 名 の も の は 、 理 解 で き る 範 囲 内 で 略 称 を 用 い た 。 6 語 釈 の 出 典 は 必 ず し も 統 一 的 に 明 記 せ ず 、 省 略 し た 場 合 も 多 い 。 た と え ば 人 物 の 略 伝 の 場 合 、 主 と し て 『 公 卿 補 任 』 『 尊 卑 分 脈 』 な ど に よ る 時 は 多 く 省 き 、 そ の 他 の 特 殊 な 文 献 に よ る 時 は 注 記 す る の を 原 則 と し た 。 一 、 現 代 語 訳 は 正 確 な 直 訳 を 旨 と し つ つ 、 次 の よ う な 方 針 に 従 っ た 。 原 文 に 対 し て は 不 即 不 離 の 態 度 を と り 、 と く に 意 訳 に 流 れ 過 ぎ ぬ よ う に 努 め た 。 ま た 文 脈 、 語 義 な ど

完訳 日本の古典 第四十一巻 宇治拾遺物語 ㈡


381 関 係 説 話 表 説 話 巻 ー 話 順 番 号 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 四 古 事 談 二 江 談 抄 三 〃 七 古 事 談 三 〃 八 九 古 事 談 三 冨 家 語 関 係 説 話 表 ノ 古 事 談 三 東 斎 随 筆 ( 好 色 類 ) 同 文 話 こ こ に は 、 本 書 曰 の 各 説 話 に 関 連 あ る 文 献 の 所 在 を 示 し た 。 一 、 算 用 数 字 は 、 作 品 全 体 を 通 し た 説 話 番 号 で あ る 。 同 文 話 の 欄 に は 、 同 文 的 な い し 相 当 に 類 似 度 の 高 い 説 話 を 、 類 話 ・ 関 連 話 等 の 欄 に は 、 説 話 の 一 部 や 題 材 の う え で 関 連 あ る 話 や 記 事 を 掲 げ た 。 一 、 説 話 通 し 番 号 は 、 『 古 事 談 』 は 古 典 文 庫 、 『 古 本 説 話 集 』 は 日 本 古 典 全 書 、 『 冨 家 語 』 は 勉 誠 社 文 庫 祐 、 『 古 今 著 聞 集 』 は 日 本 古 典 文 学 大 系 、 往 生 伝 類 は 日 本 思 想 大 系 7 、 『 袋 草 紙 』 は 『 袋 草 紙 注 釈 』 ( 塙 書 房 ) に 従 っ た 。 一 、 『 今 昔 物 語 集 』 は 今 昔 、 『 古 本 説 話 集 』 は 古 本 説 話 と 略 称 し た 。 一 、 本 表 の 作 成 に は 、 間 日 本 古 典 文 学 大 系 、 ⑧ 『 宇 治 拾 遺 物 語 ・ 打 聞 集 全 注 解 』 、 0 「 古 事 談 出 典 一 覧 表 」 ( 古 典 文 庫 所 収 ) 、 ⑩ 『 日 本 説 話 文 学 索 引 』 な ど を 参 照 し た が 、 特 に か ら は 多 大 の 恩 恵 を 蒙 っ た 。 類 話 ・ 関 連 話 等 本 朝 法 華 験 記 下 今 昔 一 一 一 五 常 内 義 抄 今 昔 一 七 ー 一 地 蔵 菩 薩 霊 験 記 雑 談 集 九 捜 神 記 三 晋 書 ( 芸 術 伝 ) 真 言 伝 ~ ハ 袋 草 紙 ・ 撰 集 抄 八 今 物 語 金 葉 集 九 拾 遺 集 一 六 ー 三 六 宝 物 集 雑 談 集 七

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7 凡 例 凡 例 一 、 本 書 の 底 本 に は 宮 内 庁 書 陵 部 蔵 無 刊 記 古 活 字 本 ( 全 八 冊 ) を 用 い 、 そ れ に 次 の 写 本 や 版 本 ・ 活 字 本 を 参 照 し て 校 訂 し た 。 写 本 ↓ 宮 内 庁 書 陵 部 本 陽 明 文 庫 本 蓬 左 文 庫 本 竜 門 文 庫 本 九 州 大 学 本 名 古 屋 大 学 本 京 都 大 学 本 吉 田 幸 一 氏 蔵 本 ( 伊 達 伯 旧 蔵 本 ) 版 本 ↓ 万 治 一 一 年 整 版 本 ( 流 布 本 ・ 絵 入 り 本 ) 活 字 本 ↓ 新 訂 増 補 国 史 大 系 本 日 本 古 典 全 集 本 日 本 古 典 全 書 本 日 本 古 典 文 学 大 系 本 一 、 本 文 の 作 成 に あ た っ て は 底 本 に 忠 実 で あ る こ と を 期 し た が 、 読 解 の 便 宜 の た め 次 の よ う な 操 作 を 加 え た 。 底 本 の 各 冊 に は 、 本 文 の 前 に 目 録 が あ る が 、 本 書 で は 目 録 の そ れ ぞ れ の 題 名 を 本 文 の 該 当 す る 説 話 の 前 に 見 出 し と し て 置 い た 7 の 通 し 番 号 を 施 し た 。 な お 本 書 ( 二 本 文 は 流 布 本 に な ら っ て 十 五 巻 編 成 と し た が 、 各 説 話 に は 1 ~ 四 冊 目 ) に は 全 十 五 巻 の う ち 巻 八 ~ 十 五 を 収 め た 。 底 本 に は 句 読 点 は な い が 適 宜 に こ れ を 加 え 、 ま た 段 落 を 施 し た り し て 読 み や す く し た 。 4 底 本 に は 清 濁 の 己 号 ま よ 、 。 ゝ 言 。 オ し カ こ れ を 加 え 、 会 話 の 部 分 に は 原 則 的 に 「 」 を つ け た 。 5 漢 字 の 当 て 字 、 異 体 字 、 略 字 な ど は 通 行 の 表 記 に 改 め た 。

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宇 治 拾 遺 物 語 10 の は っ き り し な い 箇 所 で は 、 主 語 、 目 的 語 な ど を 適 宜 補 っ て 訳 出 し た 。 古 文 の 常 と し て 原 文 に は 非 常 に 長 い セ ン テ ン ス が あ る が 、 こ れ は 適 宜 に 区 切 っ た 。 ま た 「 奉 る 」 「 申 す ー 「 給 ふ 」 な ど の 敬 語 は 、 そ の ま ま 用 い た り 、 ま た 現 代 ロ 語 文 と し て か え っ て 不 自 然 と 思 わ れ る 場 合 に は 時 に 省 略 し た 。 3 「 : : : の い ふ や う 、 『 : ・ : 』 と い ひ け れ ば ー の よ う な 、 同 類 語 が 前 後 冫 こ 続 く 二 重 形 式 は 本 書 に 多 い が 、 た い て い の 場 合 前 者 の ほ う を 略 し て 訳 し た 。 一 、 原 文 と 現 代 語 訳 と を 照 合 す る 際 の 検 索 の た め 、 そ れ そ れ 数 ベ ー ジ お き の 下 段 に 対 応 す る べ ー ジ 数 を 示 し 一 、 底 本 に は 挿 絵 は な い が 、 万 治 版 の 流 布 本 に あ る 挿 絵 は 古 朴 な が ら 参 考 に な る の で 、 本 書 の 該 当 箇 所 に 挿 入 し た 。 一 、 本 書 の 作 成 に 際 し て は 、 ト / 林 智 昭 の 手 に な る 日 本 古 典 文 学 全 集 本 を 基 と し つ つ 、 次 の よ う に 仕 事 を 分 担 し た 。 本 文 の 修 訂 に は 増 古 和 子 、 現 代 語 訳 の 執 筆 に は 小 林 保 治 、 脚 注 の 執 筆 に は 両 名 が あ た っ た 。 ま た 、 付 録 の 「 関 係 説 話 表 」 は 小 林 、 「 固 有 名 詞 索 引 」 は 増 古 が ま と め た 。 一 、 本 書 が 成 る に あ た り 、 宮 内 庁 書 陵 部 ・ 内 閣 文 庫 ・ 古 典 文 庫 ・ 陽 明 文 庫 ・ 蓬 左 文 庫 ・ 竜 門 文 庫 ・ 東 京 大 学 ・ 実 践 女 子 大 学 ・ 名 古 屋 大 学 ・ 京 都 大 学 ・ 九 州 大 学 ・ 一 乗 寺 に 種 々 の 面 で お 世 話 に な っ た 。 衷 心 か ら 御 礼 を 申 し あ げ た い 。

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日 本 の 古 典 」 全 巻 の 内 容 荻 原 浅 男 ( 千 葉 大 学 ) 古 事 記 小 島 憲 之 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 佐 竹 昭 広 ( 成 城 大 学 ) 木 下 正 俊 ( 関 西 大 学 ) 4 ー の 萬 葉 集 7 因 中 田 祝 夫 ( 筑 波 大 学 ) ぎ 〕 日 本 霊 異 記 小 沢 正 夫 ( 中 京 大 学 ) 古 今 和 歌 集 竹 取 物 語 片 桐 洋 一 ( 大 阪 女 子 大 学 ) 福 井 貞 助 ( 静 岡 大 学 ) 0 四 伊 勢 物 語 松 村 誠 一 ( 成 蹊 大 学 ) 土 佐 日 記 木 村 正 中 ( 学 習 院 大 学 ) 伊 牟 田 経 久 ( 鹿 児 島 大 学 ) 0 回 蜻 蛉 日 記 松 尾 聰 ( 学 習 院 大 学 ) 永 井 和 子 ( 学 習 院 大 学 ) 1 囮 枕 草 子 冒 阿 部 秋 生 ( 実 践 女 子 大 学 ) 今 井 源 衛 ( 梅 光 女 学 院 大 学 ) 秋 山 虔 ( 東 京 女 子 大 学 ) 鈴 木 日 出 男 ( 東 京 大 学 ) の 回 ー 源 氏 物 語 7 田 藤 岡 忠 美 ( 神 戸 大 学 ) 0 和 泉 式 部 日 記 中 野 幸 一 ( 早 稲 田 大 学 ) 紫 式 部 日 記 大 養 廉 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 更 級 日 記 鈴 木 一 雄 ( 明 治 大 学 ) 0 CÜ 夜 の 寝 覚 堤 中 納 言 物 語 稲 賀 敬 一 一 ( 広 島 大 学 ) 久 保 木 哲 夫 ( 都 留 文 科 大 学 ) 無 名 草 子 橘 健 二 ( 岐 阜 女 子 大 学 ) 四 大 鏡 冒 3 今 昔 物 語 集 物 第 夫 ( 大 学 ) 本 朝 世 俗 部 今 野 達 ( 横 浜 国 立 大 学 ) 新 間 進 一 ( 青 山 学 院 大 学 ) 梁 塵 秘 抄 CÜ 峯 村 文 人 ( 国 際 基 督 教 大 学 ) 5 国 新 古 今 和 歌 集 松 田 成 穂 ( 金 城 学 院 大 学 ) 石 埜 敬 子 ( 跡 見 学 園 短 期 大 学 ) 問 蕪 春 雨 近 芭 芭 世 万 日 好 好 好 御 狂 謡 謡 平 宇 と 徒 方 古 村 雨 月 松 蕉 蕉 間 の 本 色 色 色 伽 言 曲 曲 家 治 は 然 丈 典 集 物 物 門 文 句 胸 文 永 一 五 一 草 集 集 集 物 拾 ず 草 記 旦 語 遺 カ ゞ 詞 こ 語 語 左 集 集 算 反 代 代 人 代 子 用 古 蔵 女 女 男 集 姿 道 語 う 集 集 来 集 伝 佐 小 市 小 小 久 永 神 山 暉 栗 中 高 森 村 井 堀 井 神 谷 東 暉 大 北 本 崚 山 村 田 松 本 本 保 脇 畯 島 川 藤 山 古 林 林 保 積 田 喜 弘 貞 保 智 田 安 秀 友 農 信 農 五 理 明 康 建 忠 健 康 理 博 彌 史 雅 隆 彦 彦 久 志 次 治 昭 淳 明 夫 吉 隆 一 保 衛 修 次 一 夫 一 . ー 、 国 東 早 専 東 神 武 文 早 成 静 都 大 東 実 神 実 早 筑 信 早 東 京 学 文 京 稲 修 京 戸 蔵 芸 稲 城 岡 立 阪 洋 践 戸 践 稲 波 州 稲 洋 都 習 学 大 田 大 大 大 大 評 田 大 大 大 市 大 女 大 女 田 大 大 田 大 女 院 研 学 大 学 学 学 学 論 大 学 学 学 立 学 子 学 子 大 学 学 大 学 子 大 大 大 学 大 大 究 学 学 学 学 学 学 資 館 鳥 栗 堀 中 安 表 佐 越 山 切 村 田 章 健 文 理 俊 蔵 実 定 章 郎 早 成 早 早 京 稲 城 稲 稲 都 大 武 田 大 田 田 大 学 蔵 大 学 大 大 学 学 美 学 学 大 学 49 48 47 4 増 古 和 子 ( 上 野 学 園 大 学 ) 丸 山 一 彦 ( 宇 都 宮 大 学 ) 松 尾 靖 秋 ( 工 学 院 大 学 )

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( 現 代 語 訳 三 六 六 は し て な ん 位 に つ き 給 ひ け り 。 = 承 和 十 一 年 ( 八 四 四 ) 、 高 市 皇 子 の 五 代 の 孫 に あ た る 峯 緒 が 「 高 階 た は ら か た ち 田 原 に 埋 み 給 ひ し 焼 栗 、 ゆ で 栗 は 、 形 も 変 ら ず 生 ひ 出 で け り 。 今 に 田 原 の 御 真 人 」 の 姓 を 賜 っ た 。 三 法 相 宗 の 大 本 山 。 天 武 天 皇 の し ま の く に た か し な 栗 と て 奉 る な り 。 志 摩 国 に て 水 召 さ せ た る 者 は 高 階 氏 の 者 な り 。 さ れ ば そ れ が 発 願 に よ り 、 文 武 二 年 ( 究 0 藤 原 京 に 完 成 。 平 城 遷 都 後 、 奈 良 市 西 く に の か み つ る べ 子 孫 、 国 守 に て は あ る な り 。 そ の 水 召 し た り し 釣 瓶 は 今 に 薬 師 寺 に あ り 。 す の の 京 の 地 に 移 る 。 一 三 岐 阜 県 不 破 郡 垂 井 町 の 南 宮 神 な か や ま の か な や ま ひ こ ま た の 女 は 不 破 の 明 神 に て ま し ま し け り と な ん 。 社 。 も と 仲 山 金 山 彦 神 社 。 美 濃 国 の 一 の 宮 。 『 神 社 考 』 に 「 南 宮 山 神 ハ 天 武 天 皇 白 鳳 ノ 初 、 建 祭 ス ル 所 ナ リ 。 ( 略 ) 蓋 シ 天 皇 大 友 皇 子 ヲ 此 よ り と き ニ 撃 ッ ト キ 、 美 濃 中 山 ニ 祈 ル 所 ア 一 一 頼 時 が 胡 人 見 た る 事 。 而 テ 後 神 祠 ヲ 建 ツ ル カ 」 と あ る 。 は く て き 一 四 中 国 古 代 の 北 狄 。 し か し こ こ で は 北 海 道 を さ す か は る か み ち の く に む ね と う 今 は 昔 、 「 胡 国 と い ふ は 唐 よ り も 遥 に 北 と 聞 く を 、 陸 奥 の 地 に 続 き た る に や 一 五 安 倍 宗 任 。 頼 時 の 子 、 貞 任 の 弟 。 通 称 鳥 海 三 郎 。 前 九 年 の 役 で む ね た ふ つ く し の 反 官 軍 側 の 中 心 人 物 。 康 平 五 年 あ ら ん 」 と て 、 宗 任 法 師 と て 筑 紫 に あ り し が 語 り 侍 り け る な り 。 ( 一 0 六 一 D 源 頼 義 に 降 参 、 同 七 年 、 伊 み ち の く に え び す し た が こ の 宗 任 が 父 は 頼 時 と て 陸 奥 の 夷 に て 、 お ほ や け に 随 ひ 奉 ら ず と て 、 攻 め ん 予 に 配 流 。 の ち 大 宰 府 に 移 さ れ た 。 五 十 松 浦 党 は そ の 後 裔 と い わ れ る 。 第 と せ ら れ け る 程 に 、 「 い に し へ よ り 今 に い た る ま で 、 お ほ や け に 勝 ち 奉 る 者 な 一 六 安 倍 頼 時 ( ? ~ 一 0 毛 ) 。 奥 州 俘 巻 囚 の 長 。 奥 六 郡 の 総 帥 と し て 前 九 あ や ま せ め か う ぶ は る か た 年 の 役 を 起 す が 、 天 喜 五 年 ( 一 0 五 七 ) し 。 我 は 過 た ず と 思 へ ど も 、 責 を の み 蒙 れ ば 、 晴 く べ き 方 な き を 、 奥 地 よ り 北 七 月 、 源 頼 義 に 討 た れ る 。 に 見 渡 さ る る 地 あ ん な り 。 そ こ に 渡 り て 有 様 を 見 て 、 さ て も あ り ぬ べ き 所 な ら 宅 罪 の 疑 い を 晴 す べ き 方 法 。 九 187

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か ぎ り え 出 で ず し て 堪 へ が た き 事 限 な し 。 前 を 通 る 人 に 、 「 こ れ 助 け よ 」 と 呼 ば は り 一 三 中 国 の 人 。 姓 は 陳 氏 。 法 相 宗 ・ 倶 舎 宗 の 開 祖 ( 六 00 ~ 六 六 四 ) 。 唐 け れ ど も 、 耳 に 聞 き 入 る る 人 も な し 。 助 く る 人 も な か り け り 。 人 の 目 に も 何 と の 太 宗 の 貞 観 三 年 ( 六 = 九 ) イ ン ド に 渡 り 、 同 十 九 年 多 数 の 仏 典 を 携 え の ち て 帰 国 。 お よ そ 七 十 五 部 一 千 三 百 見 え け る や ら ん 、 不 思 議 な り 。 日 比 重 り て 死 に ぬ 。 後 は 石 に な り て 、 穴 の ロ に 三 十 五 巻 の 経 論 を 翻 訳 し た 。 「 三 い だ げ ん じ ゃ う さ ん ぎ う て ん ぢ く 頭 を さ し 出 し た る や う に て な ん あ り け る 。 玄 弉 三 蔵 天 竺 に 渡 り 給 ひ た り け る 蔵 」 は 経 ・ 律 ・ 論 に 通 達 し た 高 僧 に 対 す る 敬 称 。 一 四 『 大 唐 西 域 記 』 十 二 巻 を さ す か 。 日 記 に こ の 由 記 さ れ た り 。 た だ し 、 現 存 本 に は 右 の 話 は 見 え 一 五 大 江 定 基 ( 九 六 = ~ 一 0 三 四 ) 。 寛 和 一 一 年 ( 九 八 六 ) 出 家 。 ↓ 田 一 四 四 ハ ー 注 一 六 「 宋 の 王 」 と あ る べ き と こ ろ 。 も ろ こ し の ち 一 六 ひ じ り 今 は 昔 、 三 河 入 道 寂 昭 と い ふ 人 、 唐 に 渡 り て 後 、 唐 の 王 、 や ん ご と な き 聖 ど 三 代 真 宗 ( 趙 恒 ) を さ す 。 宅 僧 尼 を 集 め て 食 事 を 施 す 法 会 か う も を 召 し 集 め て 、 堂 を 飾 り て 僧 膳 を 設 け て 、 経 を 講 じ 給 ひ け る に 、 王 の た ま は の 座 。 一 ^ 饗 宴 な ど の 際 、 配 膳 を 取 り 次 け ふ さ い え ん て な が い で 運 ぶ 役 の 人 。 く 、 「 今 日 の 斎 莚 は 手 長 の 役 あ る べ か ら ず 。 お の お の 我 が 鉢 を 飛 せ や り て 物 は 一 九 『 今 昔 』 巻 一 九 第 二 話 は 「 日 本 十 ノ 寂 照 ヲ 」 と す る 。 第 受 く べ し 」 と の た ま ふ 。 そ の 心 は 日 本 僧 を 試 み ん が た め な り 。 巻 ニ 0 第 一 の 上 席 に 座 を 与 え ら れ た さ て 諸 僧 、 一 座 よ り 次 第 に 鉢 を 飛 せ て 物 を 受 く 。 三 河 入 道 末 座 に 着 き た り 。 ニ 一 『 今 昔 』 に 「 寂 照 ハ 戒 﨟 ノ 浅 ケ つ き レ バ 最 下 ニ 着 タ ル ニ 」 。 そ の 番 に 当 り て 、 鉢 を 持 ち て 立 た ん と す 。 「 い か で 。 鉢 を や り て こ そ 受 け め 」 じ ゃ く せ う し ゃ う に ん は ち と ば 十 二 寂 昭 上 人 鉢 を 飛 す 事 ニ 0 ひ ご ろ 172

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巻 第 十 原 文 現 代 語 訳 一 一 八 三 ・ : 六 六 六 吾 妻 人 生 贄 を と ど む る 事 一 伴 大 納 言 応 天 門 を 焼 く 事 ・ : 天 五 七 豊 前 王 の 事 一 一 放 鷹 楽 明 暹 に 是 季 が 習 ふ 事 八 蔵 人 頓 死 の 事 三 堀 河 院 明 暹 に 笛 吹 か さ せ 給 ふ 事 : ・ 七 0 ・ : 四 浄 蔵 が 八 坂 の 坊 に 強 盗 入 る 事 ・ : 一 一 八 六 九 小 槻 当 平 の 事 五 播 磨 守 佐 大 夫 が 事 ・ : 一 一 八 六 十 海 賊 発 心 出 家 の 事 巻 第 十 一 巻 第 十 一 一 一 青 常 の 事 一 一 保 輔 盗 人 た る 事 三 晴 明 を 試 み る 僧 の 事 三 続 晴 明 蛙 を 殺 す 事 四 河 内 守 頼 信 平 忠 恒 を 攻 む る 事 五 白 河 法 皇 北 面 受 領 の 下 り の ま ね の 事 六 蔵 人 得 業 猿 沢 の 池 の 竜 の 事 一 達 磨 天 竺 の 僧 の 行 見 る 事 九 四 : ・ 九 七 ・ : 九 八 : ・ 一 0 四 : ・ 七 清 水 寺 御 帳 賜 る 女 の 事 八 則 光 盗 人 を 斬 る 事 ・ : 三 00 九 空 入 水 し た る 僧 の 事 ・ : 三 0 一 十 日 蔵 上 人 吉 野 山 に て 鬼 に あ ふ 事 十 一 丹 後 守 保 昌 下 向 の 時 致 経 の 父 に あ ふ ・ : 三 0 三 事 : ・ 三 0 四 十 二 出 家 功 徳 の 事 一 一 提 婆 菩 薩 竜 樹 菩 薩 の 許 に 参 る 事 : ・ 一 一 一 四 : ・ 原 文 現 代 語 訳 八 四 : ・ ・ : 三 0 五 三 0 六 ・ : 三 0 八 ・ : 三 一 四