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検索対象: 完訳 日本の古典 第三十六巻 新古今和歌集 ㈡

完訳 日本の古典 第三十六巻 新古今和歌集 ㈡から 10000件見つかりました。
1. 全訳古語例解辞典 小学館

さく・びやう【作病】〔名〕病気のふりをすること。うその句風のどちらの道を進んだものかと迷「ているというのも、導一一・内侍所都入〉訳さぞかし物悲しく、昔恋しくもおあり になったことだろう。 いてくれる人がいないからなのですと。 う病気。仮病。「つくりやまひ」とも。例「腹が痛いとー・ ・ ) ①手足で捜し求める。然こそ言 ( い ) へそうはいうものの。さすがに。例「この女 や起こし」〈近松・丹波与作待夜の小室節・上〉訳 ( 雨のさぐ・る【探る】〔他ラ四〕 ~ 2 、まだ追ひやらす」〈伊勢・ 中を行くなど、仕事のつらい時は ) 腹が痛いと仮病を使ってさわって確かめる。例「腹を切らんと腰を , ー・れば、鞘巻をほかへ追ひやらむとす。 四 0 〉訳この女をよそへ追い出そうとする。そうはいっても、 ( 體 ) 落ちてなかりけり」〈平家・四・信連〉訳切腹をしよう ( 仕事を休みな ( い ) 。 さ さく , もん【作文】〔名〕①漢詩を作ること。また、その漢と腰をさわってみると、短刀は落ちてしまってなかった。匯まだ追い出してはいない。 口さ′」ろもも ロのがたり ) 〔書名〕平安後期の物語。作者は源 狭衣物新 ( 詩。例「ーー・詩序など、いみじく書く人なり」〈徒然草・「鞘巻」ハ、ツバノナイ短刀。 六七〉訳 ( この人は ) 漢詩・詩の序文などを大変うまく書く②尋ね求める。尋ね捜す。例「諸宗の奥旨 ( ) 。ー・・り頼国の娘である楳子増内親王宣旨とする説が有力であ 極めずといふことなし」〈古今著聞集・釈教〉訳諸宗派のるが、大弐三位の説もあり、未詳。狭衣大将とその従 人である。 妹 3 と源氏宮とのとげられぬ恋を中心にそのほかの悲恋を織 ② ( 近世以降の用法 ) 文章を作ること。さくぶん。例奥深い教義も尋ね求め尽くしていない事柄はない。 「ー、に名を得し難波 ( ) の西鶴」〈鶉衣〉訳文筆で名さ・くわん【主典】、一カ〔名〕 ( 上司を佐ける官の意の「佐り混せて物語られる。『源氏物語』の影響を受けた最初の 官」の字音から ) 大宝令の官制で、四し等官の最下位。主頃の作品であるが、それに迫ることはできず、その後物語は 声を博した難波 (= 大坂 ) の井原西鶴。 として、文案作成・公文書管理などをつかさどった。「さう衰退する。 さくら【桜】〔名〕①植物の名。サクラ。桜の木。桜の花。 さこんーのーさくら【左近の桜】〔名〕紫宸殿んの正面 くわん」とも。 襲の色目の一つ。表は白、裏は紫など、諸説あり。 ② 階段の下の東側に植えてある桜。もとは梅であったが、平 参考役所によって当てる漢字が異なる。太政官・神安初期に枯れたのを機に桜に植えかえられた。↓うこんのた 要点「日本書紀」や「万葉集』にも桜は出てくるが、 ちばな 祇れん官では「史」、省では「録」、弾正台では「疏」、 「万葉集』では梅を詠んだ歌の方がすっと多い。桜が 使では「主典」、職・坊・寮では「属」、司・署では「令さこんーのーちん【左近の陣】 % 〔名〕紫宸殿んで儀式 花の代表的な位置を占めるのは、平安時代の「古今 が行われる時、左近衛府の将官が座を占めた所。紫宸殿 史」、近衛府では「将曹」、兵衛府・衛門府では 集」あたりからである。 「志」、大宰府では「典」、鎮守府では「軍曹」、国司前の東南の廊にあり、公卿の会議にも使われた。↓うこ では「目」、郡司では「主帳」などと書く。官位の相当んのちん さくらーがり【桜狩り】〔名〕桜の花を尋ねて山野を遊び さこんーのーっかさ【左近の司】〔名〕「左近衛府 ( ん ) 」 も役所によって異なる。 歩くこと。例「またや見む交野 (\ た ) の御野翁 ) のー・花の の異称。 雪散る春のあけほの」〈新古今・春下・一一四〉訳 ( こんなすば らしい光景を ) 再び見ることがあるだろうか ( 難しいことだ ) 。さ・こそ【然こそ】【連語〕 ( 副詞「さ」 + 係助詞「こさこん・の・ばば【左近の馬場】〔名〕「左近衛府 ( ん ) 」 そ」 ) ①そのように。そんなに。そう。例「人の国よりおこせたの管理する馬場。京都の一条西洞院豎 2 とにあった。 交野の狩り場での桜狩りでは桜の花が雪のように散ってい る文 (2) の物なき。京のをも , ー思ふらめ、されど」〈枕草さこんゑーふ【左近衛府】 ' 〔名〕六衛府の一つ。「右 る。時は春のあけほのである。「交野」ハ大阪府枚方 市・交野市付近ノ平野。桜ノ名所。「交 ( 2 ) 」に「難子・すさまじきもの〉訳地方の諸国からよこした手紙で品近衛府」とともに、宮中の警備や行幸の警護などに当たっ 物の添えてないもの ( は興ざめだ ) 。京からの手紙についてもた。陽明門と上東門の間にあった。 ($) し」ノ意ヲ掛ケティル。 げ・げ・ぐる・ ) しそう思うだろうが、しかし。囲京カラノ手紙ニハ、知リタイささ【酒】〔名〕 ( 女房詞 ) 酒。例「わらはもーーにも酔 さくりーあ・ぐ【り上ぐ】〔自ガ下一一〕 ~ ぐ うたほとに、長いことを舞うて、舞入りに致夸つ」〈狂言・比 やっくりをするようにして泣く。しやくりあける。例「ーー・げ世間ノ出来事ガアルカラョイノダ、ト続ケル。 ② ( 逆接の条件句に用いられて ) いくらそのように・ : といって丘貞〉訳私もお酒に酔ったから、長い謡に合わせて舞っ てよよと泣きければ」〈宇治拾遺・一・一三〉訳 ( 子供が ) しゃ も。いくら ( ・ : でも ) 。例「ー・世を捨つる御身ん ) といひて、舞いながら奥に入ることにしましよう。 くりあげてしくしくと泣いたので。 さぐり・あし【探り足】〔名〕 ( 暗い夜などに ) 足先で道をながら、御 (±) いたはしうこそ」〈平家・灌頂・大原御幸〉ささ〔副〕①水が勢いよく流れたり、物にかかったりするさま。 探りながら進むこと。また、その足。例「この道に・ーして、訳いくら世を捨てた身の上だとはいいながら、まことにおいたざあざあ。ざぶり。例「賽王丸 ( 御牛を追ひたりけれ ば、足掻 ) きの水、前板までーーとかかりけるを」〈徒然 新古一一道 ( ) に踏み迷ふといへども、道しるべする人しなわしいことです。 日〔副〕 ( 下に推量の表現を伴って ) さぞかし。さだめし。き草・一一四〉訳賽王丸 (= 牛飼イノ名 ) が ( 主人の ) 車の牛を さければと」〈奥の細道・最上川〉訳この道 (= 俳諧料ノ道 ) に ( 踏み込んで ) 探り足している状態で、新しい句風と古いっと。例「ーー物悲しう、昔恋しうもおはしけめ一〈平家・住いらせたところ、牛が足で蹴立 2 てた水が、前板 (= 牛

2. 全訳古語例解辞典 小学館

かった。 の道の後ル」とも呼ばれたが、天武天皇の時代に越の国が歌は ) 大したことはなく、この歌よりよい歌はできなかった。 れ・れ・る・るる・ るれ・れよ ん三分されて越後国とな「た。古くは「えっこ」とも。越州ゑひーし・る【酔ひ痴る】嘴〔自ラ下一 l) ~ ) ひゑばし【烏帽子】〔名〕↓えほし しゅ 0 どく酔って正体がなくなる。酔っぱらって前後不覚になる。ゑーま【絵馬】 = 〔名〕神社や寺 ち 越前 ( ) 弉〔旧国名 ) ( 古くは「えっせん」とも ) 北陸道七例「ありとある上下 ( ) 、童 ( ) まで , ー・れて」〈土佐・に、馬の絵などを描いて奉納 ゑ か国の一つ。現在の福井県の北東部の大部分。古くは越十二月二十四日〉訳そこにいるすべての位の高い者や低する額。願いごとをしたり、そ 咒国の西部にあたり、「越いの道の前駅」とも呼ばれたが、天い者、子供までがひどく酔って正体がなくなって。 れがかなえられたお礼に、神馬 ~ 一お 武天皇の時代に三分されて越前ぜ国とな 0 た。七一八ゑ・ふ【衛府ご〔名〕宮中の護衛や行幸の際の警護などをを奉納する代わりとした。後に引 年 ( 養老一 l) 北部に能登 : と国が分立され、八一一三年 ( 弘司る役所の総称。令制では衛門、左右の衛士兵衛は、馬以外の絵を描いたもの 仁十四 ) には加賀国が置かれた。越州し。 の五衛府だったが、のち、それぞれ左右の近衛れの・衛門 もいう。例「前に板に書きた 越中 ( ち ) チ〔旧国名〕北陸道七か国の一つ。現在の兵衛の六衛府となった。また、その衛府に属する武官。 るーーあり。足の所破れたり」 富山県。古くは越究国に属し、「越いの道の中」とも呼ばれゑ・ふ【酔ふ】簷 ) 〔自ハ四〕 ~ 2 ・ ) 酔う。例「思ふ人の〈今昔・一三・三四〉訳前に板に たが、天武天皇の時代に三分されて、その中部が越中 A きいたくー・・ひて、同じことしたる」〈枕草子・かたはらいたき書いた絵馬がある。 ( その ) 足 れた。越っし。 もの〉訳 ( そばにいてはらはらするもの ) 自分の愛する人がひのあたりが破損していた。 ゑーっぱ【笑壺】 1 〔名〕笑い興すること。 どく酔っぱらって、同じことを ( 何度も ) しているの。例「猛ゑーまきもの【絵巻物】 1 〔名〕 ( 「ゑまき」とも ) 物語・高僧 笑壺に入 ( い ) ・る大笑いする。おもしろくて、笑いころげ ( びく思ひつるみやっこまろも、物にーー・ひたる心地して、うの伝記・寺社の縁起などを、絵または絵と文章で説明し る。例「 , ー・・りたる者どもの、物をば言はすして手を摺っ伏しに伏せり」〈竹取・かぐや姫の昇天〉訳勇ましく ( かた巻物。奈良時代からあるが、平安時代から鎌倉時代に ( ' ) りければ」〈今昔・一尊 = = 〉訳笑いころけている人達ぐや姫を迎えに来た天人と戦おうと ) 思「ていたみやっこまろかけて盛んに作られ、質の高いものが多い。『源氏物絵 が、物を言わすに手を合わせてこすったので。笑イガ (= 竹取ノ翁冖キ ) も、何かに酔ったような気分になって (= 心巻」『信貴山縁起絵巻』「伴大納言璧絵巻』など 止マラズ苦シンティル女房達ガ、許シヲ乞ウティル場ヲ奪ワレウットリトシテ ) 、うつ伏せに伏している。 ゑま・し【笑まし】〔形シク〕 ( 動詞「ゑむ」の形容詞化し 面。 ゑーぶっし【絵仏師】 = 〔名〕仏画を描いたり、仏像に彩色た形 ) 自然とほほえんでしまう様子。ほほえましい。「ゑまは ・しき顔の匂 ゑ・ど【穢土〔名〕① ( 仏教語 ) 汚れたこの世。↓じゃうしたりするのを業とする絵かき。例「ー・良秀 ( ) 家の焼し」とも。例「物思ひの慰めにしつべく、 ど①例「これよりーーを厭 G) ふにいさみなし」〈平家・くるを見て喜ぶ事」〈宇治拾遺・三・六〉訳仏画かきの良秀 ( じひにて、少将の君を取り分きて召し寄す」〈源氏・タ 一 0 ・首渡〉訳今となっては現世を嫌って出家誌するのも気が自宅の焼けるのを見て喜ぶこと話 ) 。 霧〉訳 ( 見て ) 物思いの慰めにしたいほどの、自然とほほえ がすすまない。 ゑふーのーかみ【衛府督】エフ〔名〕六衛府の長官。近衛んでしまうほどの美しい顔をして、 ( タ霧は、侍女の ) 少将の ②糞の別称。例「出 ( い ) でゆくほどに、四条の北なる小府齲では「大将」、衛門府・兵衛府齪うでは「督」とい君を名指しで呼び寄せなさる。 路 ( ) にーーをまる」〈宇治拾遺・ = ・一〉訳出て行く時に、う。 ふ〕響讐〉 ( 「ゑむ」の未 ゑま・ふ【笑まふ】鈩〔自ハ四〕 ~ は 四条の北にある小さい通り (= 京都市ノ錦小路一究ノ ) で大要園近衛大将は従三位、衛門督は正五位上、兵衛督然形十反復・継続の助動詞「ふ」 ) 笑う。ほほえむ。例 便をする。 は従五位上に相当する官で、衛府によって位に差異があつ「心には思ひ誇りてー・・ひつつ」〈万葉・一セ・四 0 一一長歌〉訳 ゑーどころ【絵所】 = 〔名〕平安時代、宮中で絵画に関すた。 心中では自慢に思ってほほえみながら。 ることを司る役所。令制による画工司談が、八〇八ゑふーのーくらうど【衛府蔵人】り〔名〕衛府の武官ゑみ【笑みご〔名〕 ( 動詞「笑む」の連用形の名詞化 ) 笑う 年に廃止され、これに代わるものとして設けられた。中世以で、蔵人を兼任している者。 こと。ほほえみ。花が咲く様子をたとえていうこともある。例 降、大きな神社や寺に、江戸時代には幕府にも設けられゑふーのーすけ【衛府佐】エフ〔名〕六衛府の次官。近衛「物言ひ、 ーーなどしたるロつきの愛敬 ( ぎ ) 」〈狭衣・三〉 府齲では「中将」「少将」、衛門府・兵衛府齪うでは「佐」と訳 ( 姫が ) 物を言ったり、ほほえんだりした時のロ第あ愛ら カゑひ【酔ひ〔名〕 ( 動詞「酔ふ」の連用形の名詞化 ) 酒ないう。 しさは ( 亡き母君にそっくりだ ) 。 え・え・ゅ・ゆる ゆれ・えよ どに酔うこと。また、何かに心を奪われて、本心を失うこと。要点近衛中将は従四位下、少将は正五位下、衛門佐ゑみーさか・ゅ【笑み栄ゅ】 = ミ〔自ャ下一一ニ み 例「ーーのまぎれに、はかばかしからで、これよりまさらす」は従五位下、兵衛佐は正六位下に相当する官であり、兵喜んでにこにこ笑う。にこにこ顔になる。「老い忘れ齢 (# ゑ 〈源氏・藤裏葉〉訳酒に酔って取りまぎれたために、 ( 作る衛佐以外は、藤原氏の子弟が若くして任じられることが多ひ ) 延ぶる心地してー・・えて」〈源氏・明石〉訳老いたこと 八九五 士 6 ゑ

3. 全訳古語例解辞典 小学館

ゆくりか かき人足は報酬をおどし取らない。 で、自分が五位以上の女官。 ②あてどがない。この先不安である。途方にくれている。 ゆする・つき【坏】〔名〕「ゆする」を入れる器。 0 」 0 」〈万葉・一 0 当〉訳途方」 = 0 = 毎日過 0 」行楽。例「 00 間」久 00 【「方〈 0 出 0 = 、心屈」ゆた・か【豊 0 】〔形動一。〕①富《栄 = 〔 0 よ 0 富裕 = 〔 = 0 、」← ~ = 鳴 = 渡 0 = 00 0 = = 0 = 00 悪 ( ・」 00 = 0 」 0 = 、今日」・ 0 〈ー」参 0 ? 存 0 。豊富 0 。例ふ = = 翁 ( 鰭 ) 0000 、ー・」 00 ゆくり・か〔形動一 0 〕不用意【 0 」 0 0 。例心晴 00 〔 = = 0 = 0 〈 0 ミ今日」 00 〈行楽」」」【 0 〔」富《栄 = 〔 0 を ②余裕がある。ゅ「たりとしている。例「高き身となりても、 、ーー・にあはつけきことと思 (<) し知らる出ようと思います。 , ー・に緩 ( じ〈る方 (±) は後 ( 0 ) れ」〈源氏・若菜・下〉訳 れば」〈源氏・胡蝶〉 ( 光源氏は ) ご自分の心ながらも、ゆじゅん【由旬】〔名〕古代イ〉ドの距離 0 単位で、帝王 が一日」行軍する距離。十六里とも = 一十里とも四十里と ( 心の狭〔人は ) 高〔身分とな 0 ても、余裕がありゆ「たりと 0 。例「ー・ = 風吹 = = 、漕 ( = 0 漕」、後 ( 0 ー・ 00 」〈今昔・一・夜 000 = 0 」峡進〈道 0 ゆた・け・し【豊け」】〔形 0 〕①豊 0 0 。盛大 0 0 。 ~ 退 ( 0 ) きに退きて」〈土佐・二月五日〉駅不意に風が吹りは三由旬である。 。・、・。・ ) 全体がいと・・ー・き御祈りなり」〈源氏・若菜・上〉最勝王経・ 〔て、いくら漕〔でも漕いでも、 ( 船は ) 後ろ ~ さがりにさが 0 ゆすりみ・つ【揺すり満っ】〔自タ四〕 ~ 。き , ざわめき」あふれる。皆が騒きたる。例「院の内ー : ち金剛般若経・寿命経 (= イズ」、経典ノ名 ) など、た〔〈ん ゅ・げ【遊戯】〔名・自変〕 ( 「 00 リ「 0 リ 0 ) ①遊 0 = 、思 0 嘆 = 人多 00 」〈源氏・若菜・下〉訳 ( 紫 0 上 0 盛大 0 祈 00 0 。 ②ゅ「たりとしている。広大である。例「海原のーー・き見 と。遊び。例「その王、諸々 ( 翳 ) 0 官人を引き率っそ林病状がよくな【のこ六条院の内はざわめき立「て、心配し つつ葦 ( い ) が散る難波 ( ) に年は経 3 ぬべく思ほゅ」〈万 0 " ) 歌詠 0 、 ) 」 = 」〈今昔・ = ・一 = 〉・ 0 、多 = 0 ゆする【泊】〔名〕洗髪 0 整髪」〔 0 水。 = ・ 0 水葉・き・ 0 = 〈 = 〉訳海原 0 広大 000 0 ・」 = 〔 000 見 = 官《達引 = 連 0 = 林 0 中〈行「 = 遊 00 」を多 = 0 女洗髪 0 整髪・ 000 例よ = 男 0 〕暮 0 下ー 0 」〈徒〔 0 00 難波 0 地年・送 00000 0 ・思 000 。 ②楽 0 ・ 0 」 000 愉快 00 區「〔 = 、、夛 0 考米 0 = 汁、 = 」、「強飯 00 蒸」 0 湯ゅ・たん【油単】〔名〕 0 0 布 0 紙」油・ 0 〔防水」 くて笑いたいと思うけれども。 (= 室内照明器具 ) の敷物を踏んで立 0 たところ、新しい油 変化」形 ) ①靫背負「 = 宮中 0 警備」者。②大騒 = 。・ = 0 = 。例「御髪 0 。話」給、 0 ・」、単」、靴下」何・ 0 ~ 0 0 = 0 「〔」 = 0 なわち、六衛府齪の武官。 ( 藤壺が ) 剃髪螫」る間、御殿内はどよめ〔て、不緑樹新し〔葉が出から古【葉が落ちるので、父から ②「靫負の尉兊よ ) あ略。 子に譲ることのたとえとして、新年などの祝い事の飾りにす 靫負の尉 ( ) 衛門府の = 一等官。例「かの解けたり吉なほど泣き声で満ち満ちた。 得 00 」〈松 0 〉訳 0 任 0 蔵《 0 、 000 ・ = 」 = 」到 0 ) 000 ) ミー・ 0 母発 0 ゅ・づる【弓弦】〔名 = 「 0 〈 00 を 0 ) 00 弦。例「梓 0 咲〔 0 0 を衛門府 = 一等官 0 、今 000 従位」諸人 ( 齲 ) 0 0 」」〈仏足 0 歌〉訳《仏 0 足跡作 0 ( 黔・ ) 末 0 原 0 」鳥狩 ( 0 000 ー 0 絶 9 」思〈 靫 000 ( 、 ) 000 庁。「 0 0 ① = 000 。 0 0 」、 0 」 0 0 、 00 0 」。 = 0 00000 、 0 」、 ( 0 000 ・ 00 0 」 = 」 ゑ それぞれ左右の近衛・兵衛・衛門の六衛府齪。特に、七七ノ仏足石歌体。 ②おどして金品を奪い取る。おどし取る。例「雲助 ( ) 原野」 ( 所在不明。 靫負の命婦翁 0 ' 父兄夫靫負 0 尉 ( ) 」駄賃 0 。 ) 奓ー・ 0 ! 〈東海道中膝栗毛・ = ・上〉訳 00 ゅ・づゑ【弓杖 ' 〔名〕、 0 〈「 八四一

4. 旺文社 全訳古語辞典

が。②ごく近い過去。一喫一秋上「ーこそ早苗とりし た。朝の別れ難い切ない気持ちを「きぬきぬ」のことばに託まりとして重んじられた。「甲子」とも。↓干支。 「甲子待ち」の略。甲子の日、子ねの刻 (= 夜中の十二時かいつのまに稲葉そよぎて秋風の吹く」ついこの間、 してさまざまに表現したのである。 ごろ ) まで起きていて、商売繁昌をねがって大黒天を祭る ( 苗代の ) 早苗を取って田植えをした ( ばかりだと思ってい * きぬた【砧・碪】 ( 名 ) 〔「衣板 た ) のに、いつのまにか稲の葉がそよいで、もう秋風が吹いて たこと。 」の約〕布地のつやを出した 紀海音 C2$) 一人名』 (l tD 江戸中期の浄瑠璃う作いる。 り、やわらかにしたりするために、 ぬ 目ーきえもん 。大坂の人。竹本座のきのまろ・どの【木の丸殿】 ( 名 ) 「きのまるどの」とも。 者。本名榎並喜右衛 布をうつのに用いる木、または き近松門左衛門に対し、豊竹座の座付き作者。世話物木を削らないで丸木のままで建てた粗末な御殿。特に、 石の台。また、布を打っことや に「八百屋お七」「お染久松袂の白絞り」「心中一一九州朝倉にあった斉明天皇の行宮は有名。薪古一雑 その音をもいう。秋二一タ 中「朝倉ゃーにわが居をれば名のりをしつつ行くは誰たが っ腹帯」、時代物に「鎌倉三代記」などがある。 顔「白妙齲の衣いろうつーの音 チ ' 一人名ズ ) 安土桃山子ぞ」訳朝倉の丸木造りの御所に私がいると、名乗り ( ゃうせうしウショウシ もかすかに」訳白布の衣を ( つやを出すために ) 打っ砧の木下長嘯子きしたち ) キノ から江戸初期にかけての歌人。名は勝俊。尾張をしては行くのは、あれはどこの家の子だろうか。 音もかすかに。 砧が和歌や俳諧で秋の季語とされるのは、冬着 ( 愛知県 ) の人。豊臣秀吉に仕え、のち出家して細川幽き・の・みどきゃう引【季の御読経】 ( 名 ) 宮中で陰 斎に和歌を学んだ。歌風は自由清新で、近世における暦二月、八月の春秋一一季に、四日間にわたり、多くの僧 の準備として、秋の夜長に打たれたからである。 に大般若経にを読ませた儀式。 きぬたうちて : ・寉包【砧打ちて我われにきかせよ和歌革新の先駆者となった。歌文集「挙白集いく」 や坊ばうが妻。ま】〈野ざらし紀行・芭蕉〉訳 ( この吉野紀貫之 ( 翳 2 ) 一人名ズ :) 平安前期の歌人。三十キワ【際】 ( 名 ) ①端。氏一タ顔「母屋もやのーに立 の秋の一夜の慰めに ) せめてとんとんと砧でも打「て私に六歌仙の一人。「古今集」編纂の中心的役割を果きはてたる屏風のかみ」訳 ( 西の対をの ) 母屋の端 聞かせておくれ。宿坊の妻よ ( その音に古人の旅情をしのたした。その「仮名序」は貫之の手に成り、日本最初のに立ててある屏風の上の方。 歌論である。歌風は理知的で、七五調の流麗な調べと②境目。仕切り。氏一末摘花「一一間のーなる障子 びたいのだ ) 。 ( 砧 ) さう、手づから、いと強くさして」 ( 母屋もやと ) 一一間との 「み吉野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒く衣打っ修辞技巧を駆使することによって、繊細優美な古今調 なり」 ( ↓みよしのの : ・一 D 〈新古今・秋下〉をふまえを代表している。晩年の著「土佐日記」は平安朝日記境にある襖警障子に、 ( 命婦は ) 自分の手で、たいそうし つかりとかきをかけて。 る。砧を打っときの哀切なひびきは古くから詩歌によくう文学の先駆をなした。家集「貫之集」 き・の・と【乙】 ( 名 ) 〔「木の弟おと」の意〕十干の一一番①限リ。極み。平家一九・六ヶ度軍「城のうちの兵者髴 たわれている。 ども、手のー戦ひ、分捕り・功名しきはめて」訳城の きぬ・なが【衣長】 ( 形動ナリ ) 着ている衣服の丈が長い目。↓十干 ようす。〔凵一三一「一一藍のうすものなと、ー・に⑩てたすき・の・どく【気の毒】 ( 名・形動ナリ ) ①自分自身が苦うちの兵士たちは、カの限り戦って、分捕り・手柄を思い き結ゅひたるがはひ出【でたるも、 : ・みなうつくし」訳 ( 一一痛に感じること。困ること。当惑。〔浮・好色一代男〕つきりして。 ④最後。最期。〔増鏡〕久米のさら山「終っひに逃るまじ 歳ばかりの乳児で ) 藍と紅の中間色のうすものなどの、着「少人ーここにきはまり」訳若衆 ( Ⅱ世之介 ) の当惑こ こにきわまって。②他人の苦労・苦痛を見て、同情するこき道は、とてもかくても同じこと、そのーの心乱れなくだに 物の丈か長いようすで袖そでを紐ひもでくくり上げたのがはい と。〔浄・五十年忌歌念仏〕「清十郎が沙汰さたを聞かれあらば」調結局逃れることのできそうにない ( 死の ) 道は、 出てきたのも、・ : みんなかわいらしい きぬ・みじか【衣短】 ( 形動ナリ ) 着ている衣服の丈がぬか、さてさてー笑止づなこと」訳清十郎のうわさをおとちらにしても同じことで、その死にきわの心の乱れがなく さえあれば。 短いようす。〔〔な〔〕一五一「にはとりのひなの、足高に、しろう聞きにならないか、それにしても心苦しく困ったことよ。 をかしげに、ー・なる①さまして」鶏のひなが、すねが紀友則 ( い ) 一人名ズ船 :) 平安前期の歌人。三十あたリ。そば。一平家一七・忠度都落「門を開かれすとも、 長く、白く可愛らしく、丈の短い着物を着ているような姿六歌仙の一人。紀貫之の従兄にあたる。「古今このーまで立ち寄らせ給へ」訳門をお開きにならなくて 集」の撰者の一人。格調の高い流麗な歌風で「古今も、このそはまでお立ち寄りください。 で。 ①ほど。程度。一徒然一五九「少し心あるーは、皆このあらま き・の・え【甲】 ( 名 ) 「木の兄え」の意〕十干の一番集」をはじめとする勅撰く集に入集。家集「友則集」 目。↓十干 きのふ【昨日】 ( 名 ) ①前の日。徒然一一九「明けゆく空しにてぞ一期は過ぐめる」訳 ( 世間大体の人で ) 少し きのえ・ね【甲子】 ( 名 ) ①干支えとの一番目。十干のの気色いき、ーにかはりたりとは見えねど」明けてゆく物のわか「た程度の人は、皆この ( 出家の ) 計画だけで一 甲と十二支の子ねとにあたる年と月と日。物事のはじ ( 元旦の ) 空のようすは、前日と変わっているとは思われない生涯は過ぎてしまうようだ。 きぬたーきは ② 三七三〕

5. 全訳古語例解辞典 小学館

峨 ) の帝はーーにおはしまして」〈大和・一吾一〉訳平城を捨て去ること。例「諸縁をー : すべき時なり」〈徒然ない、無作法です」と言って、眉が真っ黒な顔でにらみなさ き天皇が、帝位におっきだった頃、嵯峨天皇は皇太子でいら草・一一 = 〉訳 ( 老い先短い私にとって ) 俗世とのいっさいのかったので。囲一般女性ハ眉毛ヲ抜キ、オ歯黒ヲスルノニ、 コノ姫ハソレヲシティナイ。 かわりを捨てなければならない時である。 うっしやって ( 歌の贈答をなさった ) 。 ① ( 「房」とも表記 ) 僧のいる所。僧坊。また、寺。例「年ばう・ざ【病者】〔名〕 ( 「びやうざ」「びやうじゃ」とも ) 病気要園漢語の「放俗 ( ) 」あるいは「凡俗 ( ) 」の変化した ごろ行ひて、ーーを出 (') づることなし」〈宇治拾遺・〈・六〉の人。例「船君のーー、もとよりこちこちしき人にて」〈土語といわれる。古くは「はうぞく」か。 ( 昔、愛宕豫山にいた僧侶は ) 長い間修行して、僧佐・一一月七日〉訳船の主人である病人は、もともと風流はう・ちゃう【庖丁】チ〔名〕①料理をする人。また、料 心のない人で。紀貫之ガ自分ノコトヲ、ワサトボカシテ理をすること。例「やがて「用経 ( ) 今日 9 のーーはつか 坊から出ることがなかった。 まつらん」と言ひて」〈宇治拾遺・ = ・五〉訳すぐに「 ( 私、 ) 用 ④ ( 「房」とも表記 ) 僧侶。坊さん。例「いづくよりわたり給表現シタモノ。 経が今日の料理はいたしましよう」と言って。 ふ道心の御ーーにや」〈奥の細道・福井〉訳どこからおいではうーし【拍子】はウ〔名〕 ( 「はくし」のウ音便 ) ひやうし ② ( 「庖丁刀 ( た ) 」の略 ) 料理用の刃物。現代の包丁。 はうーじゃう【放生】ジ〔名〕捕らえた鳥・魚などの生き になった行脚のお坊さんでこざいましようか。 伯耆 ( 彎 ) 【旧国名〕山陰道八か国の一つ。現在の鳥物を、生きたままで放してやること。仁政を示したり、功徳考「庖丁」は、もと、中国古典の『荘子』に出てくる料 くどを積んだりするために行う。例「ーーの功徳、かく貴かり理人の名前。 取県西部にあたる。伯州し。 はう・くわ【半靴】〔名〕 ( 「はんくわ」の変化した形 ) 深けるとなむ語り伝へたるとや」〈今昔・ = 0 ・一セ〉放生といはう・ちゃう【方丈】ジ〔名〕①一丈↑約三メートル ) 四 履より頭部が短く浅い靴。木や革で作られ、馬に乗るう善行のもたらすよい果報は、このように尊いものだったと語方の広さ。例「広さはわづかにーー、高さは七尺がうちな り」〈方丈記・方丈〉訳 ( 庵室の ) 広さはわすかに三メー ーーなどのはばきまり伝えているということだ。 時などに用いられる。例「深き沓 ( び、 で、雪のいと白う掛かりたるこそをかしけれ」〈枕草子・雪高はうじゃう , ゑ【放生会】〔名〕 ( 仏教語 ) 捕らえられトル四方で、高さは一一・一メートル以内である。作者鴨 う降りて〉訳深ぐっや、半靴などの脚絆 (= 足ノスネニ巻た生き物を放す法会。陰暦の八月十五日に、宇佐・石長明ガ六十歳デ日野山 (= 京都市伏見区 ) ニ結ンダ 庵ノ寸法。「方丈記』ハココテ書キ記シタノテ、ソノ名ガ ク布 ) の部分まで、雪がとても白く降りかかっている様子は清水しの八幡宮で行われたものが有名。 ( 季・秋 ) ばうーず【坊主・房主】ボウ〔名〕①僧坊のあるじ。寺の住アル。 風情があってよいものだ。 ② ( 仏教語。「維摩経 2 鬚」で説かれる維摩居士の居室 はうーぐわん【判官】〔名〕 ( 「はんぐわん」の変化した形 ) 職。 が一丈四方であったことから ) 住職の居間。さらに転じて、 ①律令制による各官庁の四等官 (= 長官・次官・判官・主②室町時代以降、僧一般を指していう。 3 江戸時代、城中で茶の湯の接待や雑役に従事する者。住職。例「この山伏、ーーへ参じて」〈沙石集・六〉訳この 典 ) のうちの第三等官。 山伏は、住職のところへやって来て。 ②多くは、検非違使哥・衛門府・兵衛府齪うの第三等剃髪しているのでいう。 る・ ) 滅びる。死ぬ。方丈記 (*) 2 〔書名 ) 鎌倉初期の随筆。鴨長明著。 官をいう。例「左右の衛門の尉 ( じを、ーーといふ名つばう・す【亡ずウ〔自サ変〕 けて、いみじう恐ろしう、かしこき者に思ひたるこそ」〈枕草例「久しからずしてーー・じにし者どもなり」〈平家・一・祗園一一一一一一年 ( 建暦一 l) 成立。前半は天変地異の続く平 子・左右の衛門の尉を〉左衛門府・右衛門府の三等精舎〉訳長く栄華を保たすに滅びてしまった者たちであ安末期の混乱した世相を描き、後半では、それを避けて隠 棲戡した日野山 (= 京都市伏見区東南部ニアル山 ) の草 官を、判官と名づけて、非常に恐ろしく、大したものに思っる。 ていることよ。 はうーすん【方寸】ホウ〔名〕 ( 心は、胸の中、一寸 (= 約一一一庵鷲での生活を描く。仏教的無常観を基調とし、文章は ① ( 左衛門の尉であったことから ) 源義経の呼び名。センチ ) 四方の間にあるとするところから ) 心。胸中。例洗練された和漢混交文で、対句や比喩を巧みに生か ーーには離れ奉りぬ」〈義経記・五・「江山水陸の風光数を尽くして、今、象潟 ( ) にーーをしている。 例「十六日の昼ほどに、 = 〉十六日の昼頃に、 ( 静御前は ) 源義経にお別れ責む」〈奥の細道・象潟〉訳川や山、海や陸の美しい景冩頭「ゆく河の流れは絶えすして、しかも、もとの水にあら 色を数多く見てきて、今、 ( あこがれの ) 象潟 (= 秋田県由ず。淀 ($ みに浮がぶうたかたは、かっ消えかっ結びて、久し き申し上げてしまった。 くとどまりたる例 ( いめ ) なし。世の中にある人とすみかと、また うはうぐわんーびいき【判官贔屓】ガ〔名〕 ( 「はんぐわん利郡象潟町 ) へと心が急せきたてられる。 やびいき」とも ) ( 不運な一生を終えた判官、つまり源義経にばう・ぞく萼〔形動ナリ〕下品なようす。無作法なようす。かくのことし」訳流れて行く川の水は途絶えることがなく、 味方する意から ) 恵まれない不幸な者、強い者に対する弱例「かく怖 ( お ) づる人をば「けしからず、ーー・なり』とて、いとそれでいて、前と同じ水ではない。流れのとどこおっている所 眉黒 ( ) にてなむにらみ給ひけるに」〈堤中納言・虫めづるに浮かんでいる泡は、消えたり出来たりしていて、 ( 同じ泡 はい者に同情し、その肩をもっこと。また、その気持ち。 はう , げ【放下】ホウ〔名・他サ変〕 ( 仏教語 ) い「さいの執着姫君〉訳このように ( 虫を ) こわがる人を ( 姫君は ) 「とんでもが ) 長ミをま 0 ている例はない。この世に生きる人とその住 六四一

6. 全訳古語例解辞典 小学館

三七六 〈竹取・蓬の玉の枝〉訳さきおととしの一一月十日頃に、さんーかう【三更】ウ。〔名〕一夜を五分したうちの、第三の さわ・ぐ【騒ぐ】〔自ガ四〕 ) ( 上代では「さわく」 ) 時刻。だいたい午前零時前後の一一時間。子ねの刻。↓か 耳ざわりな音や声を立てる。騒がしくする。また、様々に噂 2 難波 (= 大阪 ) から船に乗って。 わ さする。例「み吉野の象山 ( ) の際 ( ま ) の木末 ( ) にはこさーをとめ【早乙女・早少女】し〔名〕 ( 和歌用語。「さ」う ( 更 ) 例「その夜ーーの頃恐ろしき声して」〈雨月・吉 さ 備津の釜〉訳その夜の午前零時の頃に恐ろしい声で。 こだもーー・ぐ鳥の声かも」〈万葉・六・九一一四〉訳み吉野の象は接頭語 ) 田植えをする女。 ( 季・夏 ) さんか : シ 山の山あいの梢には、こんなにもたくさん騒がしくする鳥のさん【産】〔名〕①生業による収入。財産。例「人、恒の山家集 ( しふ ) ュウ【書名〕平安末期の私家集。西行法師 声だよ。奈良ノ都ニ対比シテ吉野離宮ノ自然ヲ描写のー・なき時は、恒の心なし」〈徒然草・一四 = 〉訳人は、安の歌を収める。編者、成立年代ともに未詳。六家集本山 定した生業による収入がない時は、安定した心が持てな家集の系列は約千六百首、異本山家集系は約六百首 シタモノ。鳥ノ声ガョリ一層ノ静ケサヲ感ジサセル。 を収める。心境と一体化した平明な自然詠がことに優れ ②平静さを失う。あわてる。動揺する。例「入道相国 ( 緊 る。↓西行 ( ぎ ) う ) ちっともーー・がす、ちゃうどにらまへておはしければ、た②子を産むこと。出産。 だ消えに消え失 ( う ) せぬ」〈平家・五・物怪之沙汰〉訳入さん【賛・讚】〔名〕①漢文の文体の一つ。人や事物をほめさん・ぎ【参議】〔名〕国政の重要事項を審議する官で、四 位以上の者から五ヶ国の国司歴任者などの有資格者が 道相国 (= 平清盛 ) は少しも動揺せす、はったとにらみつけてたたえる文。多く四字一句で、韻をふむ。 ② 絵に書き添える詩歌・文章。絵の題材にちなんだ内容を任命された。大臣・納言に次ぐ要職であった。定員は八 いらっしやったので、 ( 化け物は ) みるみる消えてしまった。 持つ。画賛。 名。宰相し。「八座」とも。 さわさわ【爽爽】〔副〕さはさは 3 仏の徳をほめたたえる韻文。 さんーきよく【三曲】〔名〕①箏ⅱ琴 ) ・三味線・胡弓 さわやか【爽やか】〔形動〕さはやか または尺八の称。また、これらの合奏。 さーわらび【早蕨】〔名〕芽の出たばかりの若いワラビ。例④ ( 近世語 ) 批評。転じて、けちをつけるような時にもいう。 ようし 0 ②琵琶 2 の三つの秘曲。流泉う・啄木・楊真操んそう 「石走 ( ) る垂水 ( ) の上やーの萌 ( も ) え出 ( い ) づる春さんーあく【三悪】〔名〕 ( 仏教語 ) 「三悪道 ( 」の略。 になりにけるかも」〈万葉・〈・一四一◇訳石の上を激しく流れさんあくーたう【三悪道】ウド〔名〕 ( 「さんなくだう」「さんま例「三年翁と ) が間 ( ) 歩みを運び、立ち聞きて、かの , ー る滝のほとりの若いワラビが、芽を出す春になったなあ。 くだう」とも。仏教語 ) 生前の悪業の結果、死後に落ちるを伝へけん」〈平家・一 0 ・海道下〉訳三年の間 ( 歩いて ) 出 という三つの苦しみの世界。地獄道・餓鬼道・畜生道。三向いて、立ち聞きをして、かの三曲を受け伝えたという。 さわる【障る】〔動〕さはる 悪趣。 さんーぐう【参宮】〔名〕神社、特に伊勢神宮にお参りする さわれ〔感〕さはれ さーゑもん【左衛門】〔名〕「左衛門府 ( 最も ) 」の略。↓さんーがい【三界】〔名〕 ( 仏教語 ) ①悟って成仏うするここと。例「来春女房もがーーいたすっかひ銀 ( 2 ) なれも」 ゑもんふ とのできないいっさいの衆生じが、生まれ変わり、死に変わ〈西鶴・世間胸算用三 = 〉訳来春女房がお伊勢参りを 左衛門の陣左衛門府の役人の詰め所。内裏る三つの迷いの世界。欲界・色れ界・無色界。例「ー・は、する路銀だけれども。 日んしゅこある。 の建春尸 ただ心一つなり」〈方丈記・閑居の気味〉訳生まれ変わりさんーくわん【三関】ンカ〔名〕①上代、都を防備するため 死に変わる三つの迷いの世界は、ただ人の心によって存在に設けられた三つの関所。伊勢 (= 三重県 ) の鈴鹿の関、 さーゑもんふ【左衛門府】ン〔名〕↓ゑもんふ 美濃 (= 岐阜県 ) の不破」の関、越前 (= 福井県 ) の愛発 さを【竿・棹】オ〔名〕①舟を進ませるために用いる細長いし心を離れては存在しないものだ。 ②三千世界。全世界。例「ーー広しといへども、五尺のの関。平安時代以後、愛発の代わりに近江 (= 滋賀県 ) の 棒。 身の置き所なし」〈平家・一一一・大臣流罪〉訳この世の全世逢坂の関。なお、天皇の譲位・崩御や不穏な動きが ② 衣を掛ける竹の棒。衣紋掛け。 界は広いといっても、五尺の ( 自分の ) 体の置き所はない。 ある時、三関↑鈴鹿・不破・愛発 ) を閉ざしたのを「固関れ 日〔接尾〕①旗を数える語。 囲「五尺」ハ、成人男子ノ平均的身長ヲ示スダケデ、具ん」という。 簟笥・長持などを数える語。 ② 蝦夷の防備のため、奥羽地方に設けられた三つの関 さーをしか【小牡鹿】〔名〕 ( 「さ」は接頭語 ) 雄の鹿。体的ナ数値ニ意味ハナイ。 ーーのわきて立ち馴 ( な ) らすらむも、心こ①過去・現在・未来の三世。 所。磐城わ 7 福島県東部 ) の勿来純この関、同じく磐城 ・ ( 多く地名に付いて ) 遠い場所である意を添える。くんだの白河の関、出羽 (= 山形県 ) の念珠が関。例「中にも となり」〈枕草子・草の花は〉訳萩は、 : : : 雄の鹿がとり わけ ( その花のもとに ) いつも来て馴れ親しむというのも、格り。また、単に強調する気持ちを添える。例「江戸ーーへこの関はー・の一にして、風騒 ( ) の人、心をとどむ」〈奥 行かんして、いっ戻らんすことちややら」〈近松・丹波与作の細道・白河の関〉訳中でもこの ( 白河の ) 関所は三関の 別な趣のものだ。 一つであって、詩人・文人が、関心を寄せていた所である。 ささ・をととし【一昨昨年】鬚ト〔名〕さきおととし。例待夜の小室節・上〉訳江戸くんだりへお行きになって、 「ーーの一一月 ( ) の十日頃に、難波 (# に ) より船に乗りて」っお戻りになるものかしら。 さんーげ【懺悔】〔名・自サ変〕 ( 近世の中頃から一般には ① 0 ②

7. 旺文社 全訳古語辞典

〔九四四〕 ゑひしーゑる る意をかける ) ゑふ・のーくらうど口に【衛府の蔵人】 ( 名 ) 衛府の佐きたのも。②花が咲く。つばみがほころびる。また、果実な ゑひーし・るし【酔ひ痴る】 ( 自ラ下一 I) 〈れ る歸れよ〉泥酔すけ ( Ⅱ次官 ) で蔵人を兼務した者。然聞一一三・「その人いどが熟して口がひらく。〔曾丹集〕「花のー・め@るを見れ して正体をなくす。用佐〕「ありとある上かみ下しも、わらはままだ若かりける時・ : ーにてありけるに」訳その人はまだばたれもをかしと見るらめど」訳花の咲いているのを見る でー・れ⑩て」訳その場にいる身分の高い者も低い者も若かった時に・ : 衛府の蔵人として仕えていたが。 とだれもがすてきだと見ているだろうが。 みな、子供までが酔って正体をなくして。 ゑふ・の・すけ【衛府の佐】 ( 名 ) 衛府の次官の総ゑ・もんげ【衛門】 ( 名 ) ①「衛門府」の略。②「右衛門 府ふ」の略。 ゑひ・なきし【酔ひ泣き】 ( 名 ) 酒に酔って泣くこと。泣称。近衛府齲では中将・少将、衛門府・兵衛府う き上戸になること。方は三・三四一「賢さかしみともの言ふでは佐すけという。一源氏一若菜下「舞人は、ーどもの、かゑもん・のーかみは一【衛門の督】 ( 名 ) 衛門府の長官。 よりは酒飲みてーするしまさりたるらし」偉そうにものたち清けに、たけだち等しきかきりを、選えらせ給ふ」訳舞左右各一人。中納言、参議が兼任する例が多い。特に を言うよりは、酒を飲んで酔い泣きするほうがかえってまさ人には、衛府の次官たちで、容貌が美しい感じで、背た右衛門の督かみをさすこともある。一一若菜下「まこと っているにちがいない。 けも同じ者ばかりをお選びになられる。 や、ーは中納言になりにきかし」そういえば、衛門府の * ゑ・ふに【衛府】 ( 名 ) 宮中を護衛し、行幸の供奉ぐぶをつ * ゑま・し【笑まし】 ( 形シク ) 〔四段動詞「笑ゑむ」に対長官 ( の柏木 ) は ( 参議から ) 中納言になってしまったよ。 かさどる役所の総称。また、そこに所属する武官。律令応する形容詞〕「ゑまはし」とも。ほほえましい。自然に笑ゑもん・の・すけは一【衛門の佐】 ( 名 ) 衛門府の次官。 制では五衛府であったが、制度の改変をへて、弘仁一一 いたくなる。タ霧「物思ひの慰めにしつべく、ー・し左右各一人。よい家柄の若い人が任せられることが多 。特に、右衛門の佐すけをさすこともある。氏一関屋 年穴一 l) 以降六衛府となった。六衛府は近衛府齲・衛き⑩顔の匂にほひにて、少将の君を、とりわきて召しょす」 門府・兵衛府齦うがそれぞれ左右にわかれていたのでい訳 ( 見て ) 物思いの慰めにしたいほどの、ほほえましい顔の「かの、昔の小君み、今はーなるを、召し寄せて」訳あ う。格式は近衛・衛門・兵衛の順に高い。天「随美しさで、 ( タ霧は ) 少将の君を、名指ししてお呼び寄せにの、昔の小君↑空蝉の弟 ) 、今は右衛門府の次官にな 身、ーのをのこどもなど、出いで入いりひしめく」訳随なる。文法「しつべく」の「つ」は、助動詞「つ」の終止形っているのを、 ( 光源氏は ) お呼び寄せになって。 身や、衛府の男ともなどが、出入りしてひしめく。 で、ここは確述の用法。 ゑもん・ふ ' 【衛門府】 ( 名 ) 六衛府の一つ。宮中 ゑ・ふ ) 【酔ふ】 ( 自ハ四 ) ひふ 、・〉酒や乗り物に酔う。 * ゑま・ふウ【笑まふ】ほほえむ。にこにこしている。方葉一の諸門の警護に当たった役所。左衛門府と右衛門府 また、心をうばわれ陶酔する。幽かぐや姫の昇天「猛一七・四 0 一一「情には思ひ誇りてゑまひ⑩つつ渡る間に」に分かれ、督かみ・佐すけ・尉よ・志の四等官がある。↓ たけく思ひつる宮っこまろも、物にー・ひ⑩たる心地して、う訳心の中では得意になって、ほくそえんでは日を過こして六衛府紫 いる間こ。 っ伏しに伏せり」強気であった宮っこまろも、なにかに ゑ・ゃうョウ【絵様】 ( 名 ) ①図案。模様。一著世一一九四「玄 酔ったような気持ちになって、うつ伏しに伏している。 衂た四段動詞「笑ゑむ」の未然形「ゑま」 + 上代の反象既うが撥面鸞のーは」訳玄象↑琵琶びわの名器の名 ) ゑ・ぶくろー【餌袋】 ( 名 ) 鷹狩りの時に、鷹のえさや復・継続の助動詞「ふ」 の撥のあたる面の絵模様は。②絵の下書き。下絵。 獲物を入れるのに用いた入れもの。のち、食料を携帯するゑみミ【笑み】 ( 名 ) ①笑うこと。ほほえみ。笑顔。一方葉一究 0 「弘高はーを書きて、一夜なほよく案じてこそ のに使う袋をもいった。第齣中「ーなる物取り出いでて一九・四一六 0 「朝のー暮変はらひ」訳朝の笑顔もタベに書きたりしか」訳弘高 ( 日絵師の名 ) は下絵を描いて、一 食ひなどするほどに」餌袋の中にあるものを取り出しはいつも変わり。②花が開くこと。また、果実が熟して口夜さらによく考えてから書いていたのに。 て食べたりするうちに。 をあけること。飯タ顔「白き花ぞ、おのれひとり、ーの ゑら・くクラ ( 自力四 ) ・〉笑い興じる。喜び楽しむ。 ゑ・ふっしに【絵仏師】 ( 名 ) 仏像を描いたり、彫刻した眉まゆ開けたる」白い花が、自分ひとり、花を開いてう〔神代紀〕「いかにぞ天鈿女令あ ロめのみことカくー・く@やとおも 仏像や寺院の壁の彩色に従事したりした画工。語一れしそうにしている。 ほして・ : 細めに磐戸 3 はを開けて窺す」訳どうして天 ゆる・ゆれ・えよ 〉鈿女命はこのように笑い興じるのかとお思いになって・ : 細 三〈「これも今は昔、ー良秀齔といふありけり」訳これもゑみ・さか・ゅ匚【笑み栄ゅ】 ( 自ャ下一 I) ( ええゅ 今は昔のこと、絵仏師の良秀という者がいた。 喜んでにこにこ笑う。明るく笑う。些明石「老い忘めに岩戸を開けてこ覧になる。 ・〉①穴をあける。 ゑふ・の・かみし【衛府の督】 ( 名 ) 衛府の長官の総れ、よはひのぶる心地してー・え⑩て」老いを忘れ、寿ゑ・るル【彫る・鐫る】 ( 他ラ四 ) 局 称。近衛府齲では大将 ( 従三位相当 ) 、衛門府では命ものびる気持ちがして喜んでにこにこ笑って。 くりぬく。一第こ五「折敷いきを鼻さし入るばかりー・り⑩ 〉ほほえむ。にこにこ通して」折敷↑木の盆 ) を、鼻をさし入れる程度に穴 督かみ ( 正五位上 ) 、兵衛府齪うも督 ( 従五位上 ) という。 * ゑ・むム【笑む】 ( 自マ四 ) 奩① 〔伊勢一 0 「この男のこのかみもーなりけり」この男の兄する。〔〔〕「いとよくー・み⑩たる顔のさし出いでたるをくりぬき通して。②彫刻する。また、表面をきざんで金 も衛府の長官であった。 も」たいそうすばらしくにこにこしている顔が現れ出て銀などをちりばめる。平家一四・大衆揃「いかがこれ程の重

8. 全訳古語例解辞典 小学館

四八六 む法師達があって。 いう話。内外の古伝説に取材し、美しいロマンの世界を描 が満ちあふれて流れるようなものだ。例「ーー・き者も遂 ( じ けたけ【丈・長】〔名〕①人の背の高さ。身長。例「筒井つのには滅びぬ」〈平家・一・祇園精舎〉訳権力の盛んな人もく一方、当時の貴族社会に対する痛烈な風刺をも含んで た井筒にかけしまろが・ー過きにけらしな妹 ( い ) 見ざるまに」最後には滅んでしまう。 いる。『源氏物語』に「物語の祖@」と呼ばれていて、当時 3 強気である。意地を張っている。例「人はーー・く思ふらすでに最古の仮名物語とされていたことがわかる。 〈伊勢・ = 三〉訳丸い井戸の囲いと比べ測った私の背丈も、 囲いの高さを過ぎてしまったようですよ、長い間あなたにお目むかし、そら寝して知らぬ顔なるさまよ」〈枕草子・むとくなたけーなは【酣・闌】な〔形動ナリ〕 ( 「たけ」は、「高「丈 なとと同源 ) 盛んなようす。また、盛りを少し過ぎたよう にかからないうちに ( もう大人としてあなたに逢あいたいものでるもの〉訳相手は意地を張っているのだろうよ、寝たふりで 知らん顔をしているよ。 す。例「そのーー・なる時になりて、懐 ( ) より剣のる ) を出 縦に測る尺度。高さ。長さ。深さ。例「二十日のほど 0 すぐれている。よい。例「逃け隠れ給ふとも、何のーー・き ( い ) だし」〈古事記・中・景行〉訳酒宴が盛んな時になっ に雨降れど、消ゅべきゃうもなし。少しーーぞ劣りもて行く」ことかはあらむ」〈源氏・玉鬘〉訳 ( 姫がよその土地に ) 逃げて、 ( 女装した小碓命けのは ) 懐中から剣を取り出して。 ・ ) 勇ましく振る舞 たけ・ぶ【猛ぶ】〔自バ上二〕・ぶる 〈枕草子・職の御曹司におはします頃、西の廂にて〉訳一一隠れなさっても、どんなよいことがあるというのでしよう。 十日頃に雨が降ったけれども、 ( 雪で作った山は ) 一向に消 3 ( 「たけきこと」の形で ) 精一杯である。やっとやれる。例う。ふるいたつ。例「ますらをの思ひ乱れて隠したる妻天地 「面影添ひて忘れがたきに、 えそうにもない。わすかに高さが低くなってゆく。 ・きこととはただ涙に沈めり」 ( ) に通り照るとも顕はれめやも ( 一に云ふ「ますらをの 3 ( 「・ : のーー」の形で ) : ・のすべて。 : ・の限り。例「浮き世〈源氏・明石〉訳 ( 光源氏の ) 面影が眼前から離れす忘れ思ー・びてし」〈万葉・一一・ = = 一五四・一云〉訳立派な男 とはいっ ( ) こそは思へども心のーーを月に知りぬる」〈秋篠られないので、 ( 明石の上は ) 精一杯できることとして涙を流子が思い乱れて隠したその妻だ。天地に光が隈なく照り して悲しんでいる。 渡っても人に知られないだろう ( 別の伝えでは「立派な男子 月清集〉つらい世の中とは平生からそうだとは思ってい るけれども、我が心の限りをあのわびしい秋の月にはっきりと竹田出雲 ( じ【人名〕江戸中期の浄瑠璃う作者。が心もふるいたって」 ) 。囲「一に云ふ」トハ、第二句ガ違ッ 見知ったことよ。 近松門左衛門に師事し、父の初代竹田出雲の後をうけテ伝エラレティルモノヲ一小シティル。 たけ【竹】〔名〕植物の名。タケ。 て二代目出雲を名乗り、「竹本座」 (= 大坂ニアッタ ) の座竹本義太夫 ( 黔 ) 荿ダ〔人名〕江戸前期の浄瑠璃う 竹植 ( う ) うる日 ( ひ ) 陰暦五月十三日のこと。中国の元兼作者として活躍、代表作 ( 合作 ) に『菅原伝授手習の大夫 (= 語リ手 ) 。義太夫節の始祖。「竹本座」 伝説で、「竹酔日」といい、竹をこの日に植えると必鑑てな 一すがわ坊でゅ』「義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵いら』 (= 大坂道頓堀砧ニアッタ ) を開き、近松門左衛門作の 人形浄瑠璃を語って、大いに名声を博した。 す根付くとされた。 ( 季・夏 ) 例「降らすともーーは蓑翁 ) などがある。 と笠 (*) 」〈芭蕉〉訳たとえ雨が降らなくても、竹を植えたけーたか・し【長高し】〔形ク〕 ( 歌論用語 ) 格調が高たーご【田子】〔名〕田を作る人。農夫。例「いかばかりーー る日は梅雨わの頃らしく蓑を着て笠をかぶっていたいもの 。崇高で大らかな感じである。例「俊頼はえもいはすの裳裾 ( ) も濡 ( 礙 ) つらむ雲間も見えぬころの五月雨 だ。 ・きをよろしと申しためり」〈毎月抄〉訳源俊頼は言い ( ) 」〈新古今・夏・一三七〉訳 ( 折からの田植え時ゆえ ) ど 竹の園生 (X の ) 芻 ( 中国の漢の時代に、梁の孝王がようなく気高い歌をよろしいと申しているようです。 んなにか農夫の衣のすそも濡ぬれていることだろう。雲の切れ 日も見えない時候の五月雨の中で。 宮殿の庭園に竹を植えて、「修竹苑ち」と名づけた故たけーだち【丈立ち】〔名〕背たけ。身のたけ。また、背かっ門 たーごし【手輿】〔名〕 ( 「て【」し」とも ) 前後一一人で、両腕で 事による ) 皇族。例「ーーの末葉 ( ) まで、人間の種なこう。立ち姿。 らぬぞやんことなき」〈徒然草・一〉訳皇族の子々孫々に高市黒人 ( % ) 〔人名〕『万葉集』第一一期の歌人。生没腰の高さに持ち上げて運ぶ輿。 至るまで、 ( 神の後裔であ「て ) 人間の血統でないこと年未詳。持統・文武朝に仕えた下級官吏か。船旅を主と田子の浦 ( 。 ) 【地名〕 ( 「田」一 ~ ( が尊いことである。 する旅の歌に孤独の寂寥り感をつたい、自然を客観的に児の浦」とも書く ) 富士川が駿 河湾に注ぐ河口付近の海 たけ・し【猛し】〔形ク〕①勇ましい。強い。例「ーー・く思うたうのが特徴。「万葉集』に短歌十八首を残す。 ひつるみやっこまろも、物に酔 (") ひたる心地して、うつ伏し竹取物語 ( た 。も ) 〔書名〕平安前期の物語。作者未詳。岸。古くは、現在の静岡県庵 , らに伏せり」〈竹取・かぐや姫の昇天〉訳勇ましく ( 天人と戦『竹取の翁鰭の物語」「かぐや姫の物語とも。かぐや姫が、原顰郡由比 2 町・蒲原町あ ) 思っていたみやっこまろ↑竹取ノ翁冖キ ) も、何かに魅貧しい翁の手で竹の中から発見され、わずか三か月で美したりの海岸 (= 富士川河口ョリ の 入られたような気持ちで、うつ伏しに伏している。 く成長したが、しつこく求婚する五人の貴公子に難題を持西側 ) を指したという。現在は、 た②勢いが激しい。勢力が盛んである。例「ーー・き河のみなち出していすれも失敗させ、帝の求婚をも拒んで、やがて、静岡県富士市の海岸 ( 富士 八月十五夜に天人に迎えられて、月の世界へ帰っていくと川河口ョリ東側 ) の地名となっ ぎり流るるがことし」〈徒然草・一五五〉訳 ( 流れの ) 激しい ② 田子の浦

9. 旺文社 全訳古語辞典

〔四九六〕 そてひーそねみ に備えているという三十二種のすぐれた姿・形 ) も、よく ( 身 せてしまったことだ。 ( 「白栲の」は「袖」にかかる枕詞 ) 〔謡・熊野〕「便びんなう候へども、ー見参に入れ候ふべに ) 備わっていらっしやって。②その地位につく。製一六・ ひちて・ : 和毯【袖ひちてむすびし水みづの し」訳恐縮ですが、ちょっとお目にかけましよう。 入道死去「公卿・殿上人も、武官にー・り⑩、弓箭 うに携はらん人々は」訳公卿や殿上人でも、武官 こほれるを春はる立たつけふの風かぜやとくらそとば【卒塔婆・卒都婆】 む】〈古今・一・春上・ = ・紀貫之し訳袖が濡ぬれて、 ( 名 ) 《梵語の音訳 ) ①仏 ②の地位につき、弓矢のことに関係しているような人々は。 レ」 るる・るれ・れよ ( そんなふうにして ) 手ですくった水が ( 冬になって ) 凍っている舎利りを安置し、供養す ( 自ラ下一 l) ( れれる 第①に同じ。〔後拾遺〕哀傷 そ のを、立春の今日の風がとかしているだろうか。 ( 「むすび」るために建てる五輪の塔・ 「ー・れ⑩し玉の小櫛曁しをさしながらあはれ悲しき秋にあ は「掬むすび」と「結び」との、「春」は「張る」との、「立つ」は石塔など。徒然一三 0 「さるべき日ばかり詣まうでつつ見れば、ひぬる」訳十分に整った美しい櫛をさしたままで、ああ悲 「裁たっ」との掛詞。「結ぶ」「はる (= 張る ) 」「裁つ」「とく (= ほどなくーも苔こけむし」訳墓参するはすの日↑命日なしい秋にめぐりあってしまった。 解く ) 」は「袖」の縁語 ) ど ) にだけお参りしては見ると、それほど長い時間もたってい 瓠、し①【備ふ・具ふ】⑦ そな・ふウ ( 他ハ下一 l) 〈、 「ひちて」は「水に濡れる状態で」の意。夏の山で、 ないのに石塔にも苔が生え。②死者を供養するために、十分にそろえ、整える。人員をそろえる。〔神代紀〕「夫そ 清水をすくって飲んだことなどの回想であろう。水の変化墓の後ろに立てる塔形の細長い板、または方柱状の石。の品の物悉。にー・ヘ⑩て」訳それらのいろいろな物 に季節の推移をとらえ、立春の喜びを歌ったもの。 表に梵字や経文などが記されている。 を全部そろえて。④身につける。〔拾遺〕哀傷「三十余 ソデフリアウモ タショウノエン そで・ふり・あふ・も・たしゃう・の・えん * そと・も ( 名 ) ①【背面】〔「背そっ面おも」の約。日光のさり二つの姿ー・ヘ⑩たる昔の人の踏める跡ぞこれ」訳三 【袖触り合ふも他生の縁】《仏教語 ) 道行く見知らぬ人す南面に対して、その背面の意〕北。北側。一一・五一一十二種のすぐれた姿・形を身に備えた昔の人 ( Ⅱ仏 ) の踏ん と袖が触れあう程度のわすかなつながりも、皆それぞれ前 「耳梨の青菅山はーの大御門どに宜よろしなへだ跡なのだ、これは。②【供ふ】神仏に供え物をする。貴 生からの因縁があってのことである。どのような小さな出神さび立てり」訳耳梨の青々とした菅の山は、北側の人などに、食膳などを整えてさしあげる。〔祝詞〕「御年の 来事もそれぞれ宿縁があってのことであるということ。 【」門のほうによい姿で神々しく立っている。②【外面】外皇神翳の前に、 : ・種々の色物をー・ヘ⑩まつりて」 「触り合ふ」は「振り合ふ」とも書く。「他生」は「多側。家の外。一嚮一夏「我が宿のーに立てる楢ならの葉の訳御みのりをつかさどる皇祖神の前に、 : ・いろいろな色の 生」の誤用ともいう。 繁しげみに涼む夏は来にけり」訳わが家の外側に立って織物を供え申しあげて。 そで・を・しほ・る【袖を絞る】涙に濡ぬれた袖をしほる。 いる楢の木の葉の茂み ( の下 ) で涼をとる盛夏が ( いよいよ ) そーね ( 終助 ) 〔禁止の終助詞「そ」にあつらえの終助詞 やってきたことだ。 涙をひどく流す。〔後拾遺〕恋四「契ちぎりきなかたみにー 「ね」の付いたもの )( 上代語》「な・ : そね」の形で、懇願す : しな り⑩つつ末の松山波越さじとは」訳↓ちぎりきな : ・ そなた【其方】 ( 代 ) ①中称の指示代名詞。そちる気持ちをこめた禁止を表す。 = ・してほしくない。・ はぎオ りそね君が形見に見つつ偲しのはむ」訳高円山の野辺 そで・を・ぬら・す【袖を濡らす】 ( 涙で袖を濡ぬらす意かる童昔も、ーに入りて臥ふしぬれば」訳 ( 小君に ) 妻一にま ら ) 泣く。一中「思ひ知りたる人は、ー・さぬといふたを開けてやった ( 女めの ) 童も、そちら東廂い ) に入って寝の秋萩の花よ、どうか散らないでおくれ。 ( 亡き ) 皇子の形 ぐひなし」訳 ( 事情を ) よく知っている人は、泣いて袖を濡てしまったので。 見として、見ては恋い慕いたいから。↓そ ( 終助 ) らさないという類がない。 ② 対称の人代名詞。目下の者に用いる。そち。そのほ曾根崎心中 ( 齲う ) ゥ一作品名江戸中期の世話 そと【外】 ( 名 ) ①外部。戸外。〔〕三六「ーのかたに髪う。あなた。おまえ。一源氏行幸「こなたをも、ーをも、さま物浄瑠璃う。一段。近松門左衛門作。元禄十六 のうちたたなはりてゆるらかなる程、長さおしはかられたるざまの人の、聞こえ、なやまさむ・ : あちきなきを」私 ( 日年 ( 一七 0 一一 l) 、竹本座初演。大坂の醤油屋平野屋の手 に」訳 ( 衣装の ) 外のほうに髪の毛が重なりあってゆったり光源氏 ) に ( 対して ) も、あなた↑内大臣 ) に ( 対して ) も、 ( 世代徳兵衛と遊女お初が曾根崎天神の森で情死した事 出ている具合から、 ( およその ) 長さは推量されたが。② ( 仏間の ) いろいろな人が、 ( うわさを ) 申し上げ、 ( われわれを ) 悩ま件を脚色したもの。近松の世話物・心中物の第一作。 教を「内うち」というのに対して ) 儒教。 したりしては・ : おもしろくないから。支法「なやまさむ」の曾禰好忠 ( 2 だ ) 『人名ズ生没年未詳 ) 平安中期の歌 「そと」は中古以前ほとんど用例がなく、多く「と」が「む」は、仮定・婉曲最くの助動詞。 人。丹後掾にのだったので曾丹後または、曾丹と呼ばれ 用いられた。 た。「古今集」以来の型を破った清新な歌風で、和歌史 そなは・るワ備はる・具はる】 0 ( 自ラ四 ) れれ そ・と ( 副 ) ①そっと。こっそりと。〔狂・釣狐〕「よいついで十分にそろい、整っている。具備する。〔狭衣物語〕「一一一上に特異な地位をしめる。家集「曾丹集」 で【」ざるによって、ー見ようと存する」訳よい機会であり十二相も、よくーら⑩給ひて」訳三十二相 ( Ⅱ仏が身そねみ【嫉み】 ( 名 ) ねたみ。嫉妬れつ。一一桐壷「人の 〉①

10. 旺文社 全訳古語辞典

きた・の・まんどころ【北の政所】 ( 名 ) 〔「政所」は家人々に福徳をあたえるという美しい女神。天衣・宝冠を吉事と凶事。一一九一「ーは人によりて、日によらず」訳 吉と凶は、 ( 事を行う ) 人によって決まるので、 ( 行う ) 日によ 政をつかさどる所の意〕摂政・関白の正妻の敬称。のちつけ、左手に宝珠をもつ。吉祥天。 には大・中納言の妻にもいう。 きちーにち【吉日】 ( 名 ) ( 暦の上で事をするのに ) 縁起のよるものではない。 く・ ) 到着する。一一 き・つ・く【来着く】 ( 自力四 ){ か い日。一九一「ーに悪をなすに必す凶なり」よい日 北畠親房 ( 諟け ) 一人名ニ = 一 ) 南北朝時代の武将・ に悪事をすると ( その結果は ) 必す凶である。悪日 = 0 「返りごとは京にー・去⑩てなむ持てきたりける」訳返 学者。後醍醐天皇に仕え、建武新政に功があった。 チョウ【几帳】 ( 名 ) 平安時代、室内に立て事は ( 男が ) 都に到着してから持ってきた。 のち、南朝の重臣として活躍し、「神皇正統記れ 著して、南朝の正統であることを主張した。 き・ちゃ - って隔てとした道具。土居一帚台 ) の上きっ・くわい引【奇怪】 ( 形動ナリ ) 〔「きくわい」の強調 きたーまつり【北祭り】 ( 名 ) ( 石清水八幡宮の祭りに柱を一一本立て、上に横木をつけて帷子 (= 垂たれ衣表現〕けしからぬさま。靨一・殿下乗合「およそは資盛 ぎぬ ) をかけたもの。夏は生絹・綾織り、冬は練ねり絹 を南祭りというのに対して ) 京都の賀茂かも神社の陰暦四 ー・なの⑩」そもそもは資盛がけしからぬ。 を用い、花鳥などをえがいた。柱の高さにより、三尺 (= 約きっ・さう引【吉左右】 ( 名 ) 〔「左右さう」は状況について 月の祭りおよび十一月の臨時の祭りの異称。夏 1 しのものがあった。三の知らせ、便りの意〕①よい便り。吉報。〔伎・壬生大念 きぎん ) 一人名ズ一江戸前期の歌人・俳九気はル ) と四尺 (= 約一二一 北村季吟 ( きたむら 人・古典学者。近江滋賀県 ) の人。松永貞徳に尺のものが普通。空蝉「母屋もやのーの帷子引きあ仏〕「ーの御使ひに参った」訳吉報の御使いとして参上 した。②縁起のよいこと。前ぶれ。 俳諧・歌学を学んだ。博学な努力家で古典の注釈書をげて」 きっーさき【切っ先】 ( 名 ) 〔「きりさき」の促音便〕刃物の 多く著した。俳書「山の井」、注釈書「徒然草文段抄」 最先端。刃先。〔仮名・恨の介〕「衣きぬの下より守り刀 「源氏物語湖月抄」「枕草子春曙ん抄」など。 を抜き出いだし、ーを銜くわへつつ」訳着物の下から短刀 北山 ( ) 一地名一今の京都市北方にある山々の総称。 を抜き出して、刃先を ( 口に ) くわえながら。 船岡山・衣笠山などの一帯をいう。 * きっーしゃ【牛車】 ( 名 ) 牛にひかせた貴人の乗用車。特 きた・る【来る】 ( 自ラ四 ) 勗〉〔「来き至いたる」の約〕 に、平安時代に盛んら ①来る。やって来る。〔方囚一「生まれ死ぬる人、いづかた よりー・り⑩て、いづかたへか去る」訳この世に生まれそ に用いられた。通常一 日四人乗り。乗る人 して死んで行く人は、いったいどこからやって来て、どこへ 去って行くのだろうか。②《近世語 ) 役に立たなくなる。 気の身分によ「ていろ ~ 紫 いろな種類がある。 いたむ。〔浮世風呂〕「角琴柱ぢは、ちとー・つ促音 、ー , 一唐廂しの車・雨眉 便 ) たから打ち直させうと思ふよ」訳角に琴柱模様のあ 驃の車・檳榔廂い るかんざしは、ちょっといたんだから打ち直させようと思う の車・檳榔毛の よ。 車・糸毛をの車・半 きち・かう引【枯梗】 ( 名 ) 霎きゃう」に同じ。 蔀の車・網代廂 きちーじゃう引ウ【吉上】 ( 名 ) 六衛府の下役人。衛 いの車・網代′の 士えじ・仕丁翳より上で、内舎人の下。宮中および宮 車・八葉の車・金 門の警備をし、犯罪人の逮捕にあたった。 きちじゃう・てんによは ' 【吉祥天女】 ( 名 ) 《仏教ぎ・ちゃう引ウ【毬杖・毬打】 ( 名 ) 「ぎっちゃう」に同じ。作ねりの車など。 実兼家「ーにて きちょう〔几帳』↓きちゃう 語 ) 「きっしゃうて よ 北の陣まで入らせ給 んによ」とも。イン き・づき【忌月】 ( 名 ) 忌日い。のある月。命日のある月。 て祥月う。氏一野分「八月は、故前坊んの御ーな ド神話の天女の 名。鬼子母神〔 、れば」陰暦八月は、亡き前皇太子の御祥月 (= 死去 0 て朔平門お中 1 の月 ) であるから。 もの子で、毘沙 ち までお入りになられる都国い、 きっーきよう【吉凶】 ( 名 ) 吉と凶。よいことと悪いこと。ので。 門天ドの妃。 きたのーきっし 4 三一口 修一一ド 三七こ 牛車一年中行事絵巻