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検索対象: 完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠

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完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠


完 訳 日 本 の 古 典 2 萬 葉 集 小 島 憲 之 ・ 木 下 正 像 ・ 佐 竹 昭 広 枚 注 ・ 訳 0

完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠


完 訳 日 本 の 古 典 第 一 一 巻 萬 葉 集 昭 和 五 七 年 一 一 月 三 〇 日 初 版 発 行 定 価 一 七 〇 〇 円 校 注 ・ 訳 者 小 島 憲 之 木 下 正 俊 佐 竹 昭 広 発 行 者 相 賀 徹 夫 印 刷 所 大 日 本 印 刷 株 式 会 社 発 行 所 株 式 会 社 小 学 館 〒 期 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 一 一 ー 三 ー 振 替 口 座 東 京 八 ー 一 一 〇 〇 番 電 話 編 集 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 六 六 九 製 作 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 三 三 三 販 売 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 七 六 八 ・ 造 本 に は 十 分 注 意 し て お り ま す が 、 万 一 、 落 丁 ・ 乱 丁 な ど の 不 良 品 が あ り ま し た ら お と り か え い た し ま す 。 ・ 本 書 の 一 部 あ る い は 全 部 を 、 無 断 で 複 写 複 製 ( コ ピ ー ) す る こ と は 、 法 律 で 認 め ら れ た 場 合 を 除 き 、 著 作 者 お よ び 出 版 者 の 権 利 の 侵 害 と な り ま す 。 あ ら か し め 小 社 あ て 許 諾 を 求 め て く だ さ い Printed in Japan N. Kozima M. Kinosita ( 著 者 検 印 は 省 略 A. Satake い た し ま し た ) 1982

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日 本 の 古 典 」 全 巻 の 内 容 荻 原 浅 男 ( 千 葉 大 学 ) ① 古 事 記 小 島 憲 之 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 佐 竹 昭 広 ( 京 都 大 学 ) 圄 ー 萬 葉 集 木 下 正 俊 ( 関 西 大 学 ) 中 田 祝 夫 ( 筑 波 大 学 ) 日 本 霊 異 記 小 沢 正 夫 ( 中 京 大 学 ) 古 今 和 歌 集 竹 取 物 語 片 桐 洋 一 ( 大 阪 女 子 大 学 ) 福 井 貞 助 ( 静 岡 大 学 ) 囮 伊 勢 物 語 松 村 誠 一 ( 成 蹊 大 学 ) 土 佐 日 記 伊 牟 田 経 久 ( 鹿 児 島 大 学 ) 木 村 正 中 ( 学 習 院 大 学 ) 回 蜻 蛉 日 記 永 井 和 子 ( 学 習 院 大 学 ) 松 尾 聰 ( 学 習 院 大 学 ) 囮 枕 草 子 秋 山 虔 ( 東 京 大 学 ) 今 井 源 衛 ( 九 州 大 学 ) 囮 ー 源 氏 物 語 田 阿 部 秋 生 ( 実 践 女 子 大 学 ) 鈴 木 日 出 男 ( 成 城 大 学 ) 和 泉 式 部 日 記 中 稲 田 大 学 ) 四 紫 式 部 日 記 大 養 廉 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 更 級 日 記 鈴 木 一 雄 ( 金 沢 大 学 ) 四 夜 の 寝 覚 冒 堤 中 納 言 物 語 稲 賀 敬 一 一 ( 広 島 大 学 ) 久 保 木 哲 夫 ( 都 留 文 科 大 学 ) 無 名 草 子 橘 健 一 ズ 秋 田 大 学 ) 四 大 鏡 ロ 馬 淵 和 夫 ( 筑 波 大 学 ) 今 昔 物 語 集 国 東 文 麿 ( 早 稲 田 大 学 ) 今 野 達 ( 横 浜 国 立 大 学 ) 本 朝 世 俗 部 新 間 進 一 ( 青 山 学 院 大 学 ) 梁 塵 秘 抄 CÜ 峯 村 文 人 ( 国 際 基 督 教 大 学 ) 調 新 古 今 和 歌 集 松 田 成 穂 ( 金 城 学 院 大 学 ) 石 埜 敬 子 ( 跡 見 学 園 短 期 大 学 ) 方 丈 記 神 田 秀 夫 ( 武 蔵 大 学 ) 永 積 安 明 ( 神 戸 大 学 ) 徒 然 草 CÜ 久 保 田 淳 ( 東 京 大 学 ) 囮 と は ず が た り 小 林 智 昭 ( 専 修 大 学 ) ⑩ 囿 宇 治 拾 遺 物 語 小 林 保 治 ( 早 稲 田 大 学 ) 市 古 貞 次 ( 東 京 大 学 ) 曰 ー 国 ー 囮 平 家 物 語 囮 謡 曲 集 三 道 小 山 弘 志 ( 国 文 学 研 究 資 料 館 ) 佐 藤 健 一 郎 ( 武 蔵 野 美 術 大 学 ) 佐 藤 喜 久 雄 ( 宀 亠 院 女 子 知 期 大 学 ) 表 章 ( 法 政 大 学 ) 囿 謡 曲 集 凵 風 姿 花 伝 北 川 忠 彦 ( 京 都 女 子 大 学 ) 安 田 章 ( 京 都 大 学 ) 囮 狂 言 集 大 島 建 彦 ( 東 洋 大 学 ) 御 伽 草 子 集 暉 畯 康 降 ( 早 稲 田 大 学 ) 好 色 一 代 男 好 色 五 人 女 東 明 雅 ( 信 州 大 学 ) 好 色 一 代 女 谷 脇 理 史 ( 筑 波 大 学 ) 國 日 本 永 代 蔵 万 の 文 反 古 神 保 五 彌 ( 早 稲 田 大 学 ) 世 間 胸 算 用 井 本 農 一 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 中 村 俊 定 ( 早 稲 田 大 学 ) 図 芭 蕉 句 集 堀 切 実 ( 早 稲 田 大 学 ) 堀 信 夫 ( 神 戸 大 学 ) 芭 蕉 文 集 ・ 去 来 抄 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 栗 山 理 一 ( 成 城 大 学 ) 一 近 松 門 左 衛 門 集 森 修 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 鳥 越 文 蔵 ( 早 稲 田 大 学 ) 雨 月 物 語 高 田 衛 ( 都 立 大 学 ) 中 村 博 保 ( 静 岡 大 学 ) 春 雨 物 語 囮 蕪 村 集 ・ 一 茶 集 ぐ 康 隆 ( 早 稲 田 大 学 ) 可 山 可 古 典 詞 華 集 ロ 山 本 健 吉 ( 文 芸 評 論 家 ) 増 古 和 子 ( 上 野 学 園 大 学 ) 丸 山 一 彦 ( 宇 都 宮 大 学 松 尾 靖 秋 ( 工 学 院 大 学

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379 解 説 巻 の 順 序 を み だ り に 改 め る な ど 独 断 の 論 も 多 い 。 彼 が 古 い 巻 と 信 じ た 巻 一 ・ 二 ・ 十 三 ・ 十 一 ・ 十 二 ・ 十 四 の こ ま の ぶ な り 六 巻 以 外 の 巻 々 は 、 彼 の 死 後 に 狛 信 成 が 真 淵 の 門 人 た ち の 協 力 を 得 て ま と め た も の で 、 比 較 的 に 穏 健 で あ り 、 ち か げ り や く げ 別 個 に 扱 う べ き も の で あ る 。 加 藤 千 蔭 の 『 万 葉 集 略 解 』 は 平 易 な 注 釈 書 で あ る 。 本 居 宣 長 の 説 が 多 く 紹 介 さ れ て お り 、 そ れ に 採 る べ き も の が 多 い 。 こ れ が 明 治 ・ 大 正 に 至 る ま で 長 く 人 門 書 と し て 利 用 さ れ た 。 『 万 葉 か も ち ま さ ず み 集 古 義 』 ( 全 注 ) は 土 佐 の 学 者 鹿 持 雅 澄 の 著 で 創 見 に 富 み 実 証 的 で 詳 細 で あ る が 、 歌 と し て の 理 解 に 欠 け る 憾 み が あ る 。 以 上 が 近 世 の 代 表 的 な 注 釈 書 で あ る 。 明 治 以 降 の 注 釈 書 は 全 注 だ け に 限 り ( 『 万 葉 集 講 義 』 三 巻 は 例 外 ) 、 か っ 書 名 ・ 著 者 ・ 冊 数 ・ 出 版 社 名 ・ 刊 行 年 を 記 す に と ど め る 。 万 葉 集 新 考 井 上 通 泰 八 冊 歌 文 珍 書 保 存 会 ・ 大 四 、 昭 一 一 / 補 訂 版 八 冊 国 民 図 書 ・ 昭 三 、 四 万 葉 集 講 義 ( 巻 三 ま で ) 山 田 孝 雄 三 冊 宝 文 館 ・ 昭 三 、 一 一 万 葉 集 全 釈 鴻 巣 盛 広 六 冊 大 倉 広 文 堂 ・ 昭 五 、 一 〇 万 葉 集 全 註 釈 武 田 祐 吉 十 六 冊 改 造 社 ・ 昭 二 三 、 二 六 / 増 訂 版 十 四 冊 角 川 書 店 ・ 昭 三 一 、 万 葉 集 私 注 土 屋 文 明 二 十 冊 筑 摩 書 房 ・ 昭 二 四 、 三 一 ( の ち 補 巻 を 含 め 十 冊 と し て 再 版 ) 万 葉 集 ( 日 本 古 典 文 学 大 系 ) 高 木 市 之 助 ・ 五 味 智 英 ・ 大 野 晋 四 冊 岩 波 書 店 ・ 昭 三 一 一 、 三 七 万 葉 集 注 釈 沢 瀉 久 孝 二 十 冊 中 央 公 論 社 ・ 昭 三 二 、 四 三 万 葉 集 ( 日 本 古 典 文 学 全 集 ) 小 島 憲 之 ・ 木 下 正 俊 ・ 佐 竹 昭 広 四 冊 小 学 館 ・ 昭 四 六 、 五 〇 う ・ し 、 ら

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377 解 説 ぞ っ ち ょ う 覚 文 永 本 に 近 い 。 も と 粘 葉 で あ っ た が 、 今 は 綴 本 に 改 装 さ れ て い る 。 名 古 屋 市 昭 和 美 術 館 蔵 。 題 詞 低 く 歌 高 く 片 仮 名 傍 訓 。 校 本 万 葉 集 に は 神 田 本 の 名 で 収 め ら れ て い る 。 神 宮 文 庫 本 仙 覚 寛 元 本 系 の 全 本 。 袋 綴 。 題 詞 低 く 歌 高 く 、 片 仮 名 傍 訓 。 巻 一 の 表 紙 裏 に 天 文 十 五 年 ( 四 六 ) 書 写 で あ る こ と を 証 す る ご と き 小 紙 片 が あ る 。 東 洋 文 庫 蔵 の 細 井 本 は こ れ と 同 系 で あ る が 、 そ の 巻 四 ・ 五 ・ 六 の 三 巻 は 冷 泉 本 系 一 本 に よ っ て 補 写 し た も の で 、 混 成 本 文 で あ る 。 西 本 願 寺 本 鎌 倉 末 期 書 写 の 完 本 。 大 和 綴 。 題 詞 高 く 歌 低 く 、 訓 は 片 仮 名 傍 訓 。 墨 の ほ か に 朱 ( 従 来 無 こ ん い し よ う 訓 で あ っ た 箇 所 に 仙 覚 が 新 し く 付 し た 訓 ) 、 紺 青 ( 従 来 の 訓 を 改 め た 仙 覚 の 新 説 ) の 合 計 三 色 の 訓 が あ る 。 お 茶 の 水 図 書 館 蔵 。 以 上 の 諸 本 に は 複 製 本 が あ る 。 こ れ ら の ほ か に 完 本 で 江 戸 初 期 に 書 写 さ れ た 本 と し て 、 陽 明 本 ・ 大 矢 本 ・ た い し ゃ き ん 京 都 大 学 本 な ど が あ る が 、 そ れ ら に つ い て は 省 略 す る 。 た だ し 、 京 都 大 学 本 の 書 人 れ の う ち 代 赭 の そ れ は 禁 り ご ん き よ う ご う 裏 御 本 と の 校 合 を 示 し た も の と し て 注 目 さ れ る 。 江 戸 初 期 に は ま た 活 字 無 訓 本 ・ 活 字 付 訓 本 な ど の 木 版 活 字 本 が 刊 行 さ れ た 。 大 い に 流 布 し た 寛 永 本 は 後 者 を 整 版 に し た も の で あ る 。 巻 二 十 の 奥 書 に 「 寛 永 弐 拾 年 臘 月 吉 日 洛 陽 三 条 寺 町 誓 願 寺 前 安 田 十 兵 衛 新 刊 」 の 旧 旨 口 か あ る 校 本 万 葉 集 明 治 四 十 五 年 か ら 大 正 十 一 一 年 に か け て 佐 佐 木 信 綱 ・ 橋 本 進 吉 ・ 千 田 憲 ・ 武 田 祐 吉 ・ 久 松 潜 一 の 五 氏 が 共 編 し た も の 。 寛 永 本 を 底 本 と し 、 全 巻 に わ た っ て 桂 本 以 下 活 字 付 訓 本 ま で の ほ と ん ど す べ し ゅ う え い て の 現 存 諸 本 と 校 合 を 加 え た 上 に 、 諸 注 釈 書 の 諸 説 を も 挙 げ 、 諸 本 ・ 諸 注 の 解 説 な ら び に 輯 影 を 合 せ て 、 五 帙 一 一 十 五 冊 に し 、 大 正 十 三 年 校 本 万 葉 集 刊 行 会 か ら 発 行 さ れ た 。 の ち 昭 和 七 年 岩 波 書 店 か ら 十 冊 に 改 ち っ 0

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萬 葉 集 4 6 い わ ゆ る 難 訓 歌 に 対 し て は 、 強 い て 異 を 立 て ず 、 原 文 の ま ま で 掲 げ て 、 後 考 を 待 っ こ と に し た 。 7 読 み 下 し 本 文 お よ び 現 代 語 訳 の 上 に つ け た 歌 番 号 は 『 国 歌 大 観 』 に よ る 。 8 読 み 下 し 本 文 ・ 現 代 語 訳 と も 、 一 句 ご と に 一 字 分 の 空 白 を 置 い た 。 9 題 詞 ・ 左 注 の 読 み 下 し 文 は 、 上 代 散 文 に ふ さ わ し い 文 体 を 復 原 す る こ と に 努 め た 。 せ ん が く 目 録 は 、 す べ て の 現 存 古 写 本 の 各 巻 巻 頭 に あ る が ( 巻 十 六 以 下 の 非 仙 覚 系 諸 本 を 除 く ) 、 本 書 に お い て は 割 愛 し た 。 た だ し 、 校 注 の 参 考 に な る も の は 、 該 当 箇 所 の 脚 注 に こ れ を 引 用 し 、 理 解 の 助 け と し た 。 一 、 現 代 語 訳 と 脚 注 現 代 語 訳 は な る べ く 原 文 か ら 離 れ な い よ う に 直 訳 に 近 い 形 を と っ た 。 歌 意 は 随 時 脚 注 を 参 照 し つ つ 把 握 さ れ た い 。 仮 名 づ か い も 本 文 の ま ま と し た 。 枕 詞 は ( ) で く く り 、 3 脚 注 は 本 文 の 理 解 に 必 要 な 事 項 を 簡 潔 に 記 し た 。 4 出 典 な ど に 関 し て 参 考 に 引 い た 漢 文 は 、 原 則 と し て 片 仮 名 混 じ り の 読 み 下 し 文 に 改 め た 。 紙 幅 の 関 係 上 、 同 一 句 や 類 似 句 の 説 明 で 前 出 ( ま れ に 後 出 ) し た も の 、 ま た は 参 考 に な る も の は ↓ で 示 し た 。 平 数 字 は 歌 番 号 を 示 す 。 6 作 品 の 理 解 を 助 け る た め 、 参 考 と な る 関 連 事 項 ・ 評 言 な ど に は 0 印 を 付 し 、 語 の 注 と 区 別 し た 。 脚 注 の 振 り 仮 名 は 現 代 仮 名 づ か い に し た が 、 本 文 中 に あ る 語 に つ い て は そ の ま ま に 示 し た 。 一 、 そ の 他

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萬 葉 集 394 万 葉 集 関 係 略 年 表 天 皇 年 号 西 暦 関 連 事 項 お よ び 作 品 推 古 一 三 十 二 月 聖 徳 太 子 竜 田 山 の 死 人 を 見 て 悲 傷 し 作 ら れ た 歌 ( 3 四 一 五 ) 。 し ゅ - フ ち ょ よ ノ め い 二 九 六 二 一 二 月 聖 徳 太 子 薨 ( 天 寿 国 繍 帳 銘 な ど に は 翌 三 十 年 一 一 月 薨 と あ り ) 。 ゅ の み や 舒 明 六 三 九 十 二 月 伊 予 国 温 湯 宮 に 行 幸 。 皇 極 四 六 四 五 六 月 蘇 我 氏 滅 亡 。 孝 徳 天 皇 に 譲 位 。 年 号 を 大 化 と 定 め る 。 七 月 間 人 皇 女 立 后 。 十 二 月 難 波 に 遷 都 。 孝 徳 大 化 二 六 四 六 正 月 大 化 の 改 新 の 詔 発 布 。 白 雉 四 六 五 三 こ の 年 屯 皇 子 、 皇 祖 母 ( 皇 極 ) ・ 間 人 皇 后 ・ 皇 弟 ( 天 武 ) ら と 倭 京 に 還 る 。 天 皇 孤 立 、 憂 憤 を 抱 く 。 同 五 六 五 四 十 月 一 日 天 皇 の 不 豫 を 知 り 、 中 大 兄 皇 子 、 皇 祖 母 ・ 皇 后 ・ 皇 弟 ら と 難 波 に 赴 く 。 同 十 日 崩 御 。 元 六 五 五 正 月 飛 鳥 。 宮 に 即 位 。 四 六 五 八 十 月 紀 伊 国 温 湯 に 行 幸 。 十 一 月 有 間 皇 子 の 変 。 皇 子 の 自 傷 歌 ( 2 一 四 一 ー 一 四 二 ) 。 ハ 一 正 月 御 船 西 征 、 津 に 停 泊 。 額 田 王 の 歌 ( 1 八 ) 。 七 月 天 皇 筑 紫 朝 倉 宮 に 崩 御 。 六 六 三 白 村 江 の 戦 に 敗 れ る 。 み ず き 六 六 四 こ の 年 対 馬 ・ 壱 岐 ・ 筑 紫 等 に 防 人 ・ 烽 を 置 き 、 大 宰 府 に 水 城 を 構 築 す る 。 い の へ の 六 六 七 三 月 近 江 国 に 遷 都 額 田 王 の そ の 時 に 作 っ た 歌 、 井 戸 王 の 即 ち 和 し た 歌 ( 1 一 七 5 一 九 ) 。 ー 」 よ ・ フ り ト ・ - フ 七 六 六 八 正 月 即 位 。 五 月 蒲 生 野 に 縦 臈 。 額 田 王 ・ 皇 太 弟 ( 天 武 ) の 贈 答 ( 1 二 〇 ー 二 一 ) 。 八 六 六 九 十 月 藤 原 鎌 甅 病 み 、 皇 太 弟 に 見 舞 わ せ 、 天 皇 自 ら も 幸 す 。 十 六 日 薨 。 一 〇 六 七 一 九 月 天 皇 不 豫 。 十 月 皇 太 弟 、 妃 齲 野 皇 女 ( 持 統 ) と 共 に 近 江 京 を 退 去 し 吉 野 に 入 る 。 十 二 月 天 皇 崩 御 。 や ま と の お お き さ き 倭 太 后 ら の 歌 ( 2 一 四 七 ー 一 五 五 ) 。 お あ ま の 元 六 七 一 一 六 月 大 海 人 皇 子 ( 天 武 ) 吉 野 を 出 発 し 、 伊 賀 ・ 伊 勢 を 経 て 美 濃 に 入 る 。 い わ ゆ る 壬 申 の 乱 勃 発 、 高 市 皇 子 に 軍 事 を 任 せ る 。 七 月 た ・ 野 ・ 瀬 田 等 で 戦 闘 。 二 十 三 日 大 友 皇 子 敗 死 。 九 月 倭 京 に 還 る 。 斉 明 天 武 天 智 は く す き の え め ・ 第 ・ フ の 本 年 表 は 、 万 葉 集 巻 一 ・ 一 一 ・ 三 の 歌 の 理 解 鑑 賞 に 必 要 な 項 目 を 中 心 に 作 成 し た 。 ( ) の 中 に 示 し た 数 字 は 、 算 用 数 字 Ⅱ 巻 別 、 漢 数 字 ⅱ 国 歌 大 観 の 歌 番 号 で あ る 。 う の の ぬ カ た の と ぶ ひ は し ひ と の ひ め み こ じ ん し ん た け ・ つ の

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と あ る の は 、 そ の 最 も 確 か な 証 拠 で あ る 。 と こ ろ が 、 巻 一 と 巻 二 と だ け は そ の 大 伴 氏 の 私 家 集 的 性 格 を ほ と ん ど 認 め る こ と が で き な い 。 た だ 巻 二 相 こ せ の い ら つ め つ ま ど や す ま ろ も ん た び と ・ 一 0 一 l) 、 続 い て そ の 間 に 生 れ た 集 聞 の 部 に 旅 人 ら の 父 大 伴 安 麻 呂 が 巨 勢 郎 女 を 妻 問 う た 時 の 贈 答 歌 が あ り ( 一 0 一 す く な ま ろ た ぬ し い し か わ の い ら つ め 葉 田 主 と 石 川 女 郎 と の 唱 和 、 そ の 田 主 の 弟 宿 奈 麻 呂 に 、 お そ ら く 同 一 人 と 思 わ れ る 石 川 女 郎 が 贈 っ た 歌 が あ る 萬 が 、 こ れ ら は 巻 三 以 下 に 分 け 収 め ら れ た 大 伴 氏 の 記 録 と は 別 個 の 資 料 に 出 た も の で あ ろ う 。 家 持 が 編 纂 し た 、 ち よ く せ ん な い し は そ の 依 嘱 を 受 け た の は 、 こ れ ら 二 巻 の 後 を 継 い だ の で あ っ て 、 勅 撰 か と さ え い わ れ る 巻 一 ・ 二 の 少 な く と も 大 半 は 、 す で に 完 成 を 見 、 こ れ に 家 持 の 手 は 及 ば な か っ た の で な い か 。 た だ し 、 そ う 考 え る 上 に 唯 一 の 障 害 が あ る 。 そ れ は 巻 二 の 冒 頭 「 君 が 行 き 日 長 く な り ぬ 」 ( 会 ) の 左 注 に 、 や ま の う へ の お く ら お み る い じ う か り ん の 右 の 一 首 の 歌 は 、 山 上 憶 良 臣 の 類 聚 歌 林 に 載 せ た り 。 と あ る 、 そ の 「 山 上 憶 良 臣 」 の 署 名 の あ り 方 に 疑 問 が あ る こ と で あ る 。 令 の 規 定 に よ れ ば 、 従 五 位 下 で あ る 山 上 憶 良 は 先 姓 後 名 、 「 山 上 臣 憶 良 」 と 書 く の が 正 し い 。 現 に 、 巻 一 ・ 二 の 題 詞 で は 、 も ろ こ し あ も と っ く に お も 山 上 臣 憶 良 、 大 唐 に 在 る 時 に 、 本 郷 を 憶 ひ て 作 る 歌 ( 六 三 ) つ い わ 山 上 臣 憶 良 の 追 和 す る 歌 一 首 ( 一 の よ う に 書 か れ て い る 。 と こ ろ が 、 巻 三 の 題 詞 や 巻 十 九 の 左 注 で は 、 山 上 憶 良 臣 、 宴 を 罷 る 歌 一 首 ( 三 三 七 ) 右 の 一 一 首 、 山 上 憶 良 臣 の 作 る 歌 に 追 和 す 。 ( 四 一 六 五 ) の よ う に 書 か れ て い る 。 こ の 先 名 後 姓 は 規 定 の 上 で は 四 位 に 限 ら れ る 。 た だ 『 万 葉 集 』 で は 時 に 五 位 で も 先 ま カ そ う

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よ の み よ う ぐ ん 余 明 軍 の 歌 一 首 す み の え 囲 い を し て わ が も の と 決 め た 住 吉 の 浜 の 小 松 は い つ ま で も わ た し の 松 だ だ 伴 宿 禰 家 持 に 贈 っ た 歌 一 一 一 首 つ く ま の 葉 託 馬 野 に 生 え た 紫 草 を 服 に 染 め つ け ま だ 着 も し な い で 色 に 現 れ ま し た 萬 陸 奥 の 国 の 真 野 の 萱 原 は 遠 い け れ ど 面 影 と し て 見 る と 言 い ま す の に い わ も と す げ 彅 奥 山 の 岩 本 菅 を ね ん ご ろ に 結 ん だ 心 は 忘 れ ら れ な い こ と で す 一 百 済 の 王 族 系 の 渡 来 人 で 、 大 伴 旅 人 の 資 人 ( ↓ 四 左 注 ) と な っ た 。 四 五 四 、 四 天 ・ 毛 九 ・ 五 合 の 作 者 。 標 結 ひ て ー シ メ ↓ 一 一 0 。 標 結 フ は 女 性 3 を 独 占 し 、 み だ り に 他 人 が 侵 さ な い よ う に 監 視 す る こ と に い う こ と が 多 い 。 0 女 性 を 小 松 に た と え た 歌 。 ニ 伝 未 詳 。 巻 四 ・ 八 に も 数 多 く 作 歌 が 収 め ら れ て い る が 、 い ず れ も 大 伴 家 持 に 贈 っ た も の で あ る 。 三 旅 人 の 長 男 。 天 平 十 年 ( 当 0 ご ろ 内 ど ね り 舎 人 、 同 十 七 年 従 五 位 下 。 十 八 年 越 中 守 と し て 赴 任 し 、 天 平 勝 宝 三 年 ( 七 五 一 ) 少 納 言 と な っ て 帰 京 。 同 六 年 兵 部 少 輔 と な り 、 さ ら に 兵 部 大 輔 、 右 中 弁 を 歴 任 。 天 平 宝 字 二 年 ( 七 五 0 因 幡 守 と な る 。 そ の 後 信 部 大 輔 、 薩 摩 守 、 大 宰 少 弐 、 中 務 大 輔 、 左 京 大 夫 、 衛 門 督 、 参 議 、 左 大 弁 兼 東 宮 大 夫 な ど を 歴 任 。 一 時 左 遷 さ れ た が 間 も な く 復 帰 し 、 陸 奥 按 察 使 鎮 守 府 将 軍 を 兼 ね 、

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61 巻 第 一 55 ~ 57 く 河 上 ↓ 一 三 。 ◆ こ の 歌 は 春 の 歌 で 五 四 の 題 詞 と は 季 節 が 合 わ な い 。 歌 詞 が 似 て い る の で 参 考 に 挙 げ た も の で あ ろ う 。 両 歌 の 先 後 関 係 は 不 明 。 三 も と 僧 で 法 名 を 弁 基 と い っ た が 、 大 宝 元 年 ( 七 0 一 ) 勅 に よ っ て 還 俗 さ せ ら れ た 。 か ば わ 和 銅 七 年 ( 七 一 四 ) 従 五 位 下 。 蔵 首 は 姓 。 四 こ の 題 詞 は 五 七 、 六 一 に 及 ぶ 。 た だ し は じ め 二 首 と あ と の 三 首 と で 書 式 が 異 な る 。 五 『 続 日 本 紀 』 に よ る と 、 大 宝 二 年 ( と 一 l) 十 月 十 日 ( 太 陽 暦 十 一 月 四 日 ) 三 河 に 行 幸 し 、 尾 張 ・ 美 濃 ・ 伊 勢 ・ 伊 賀 を 経 て 翌 月 二 十 五 日 還 幸 し た 、 と あ る 。 持 統 太 上 天 皇 は こ の あ と 十 二 月 二 十 二 日 に 崩 じ た 。 引 馬 野 ー 愛 知 県 宝 飯 郡 御 津 町 御 馬 の 一 帯 。 一 説 に 、 浜 松 市 北 郊 の 曳 馬 町 付 近 と も い う 。 〇 に ほ ふ 籐 原 ー ニ ホ フ ↓ 一 二 。 ↓ 一 九 。 籐 摺 り と い う 染 色 法 が あ る の で 、 色 づ い た 榛 の 木 に 触 れ た ら す ぐ 衣 服 が 染 ま る よ う に 言 い な し た 遊 戯 的 な 歌 で あ ろ う 。 〇 に ほ は せ ー ニ ホ ハ ス は 赤 く じ ん い ん お き す め ら み こ と み か は の く に い ぞ ま 華 や か な 色 に 染 め る こ と を い う 。 〇 旅 の 一 一 年 壬 寅 、 太 上 天 皇 、 参 河 国 に 幸 す 時 の 歌 し る し ー シ ル シ は 目 印 の 意 。 こ こ は 証 拠 こ ろ も は り は ら の 品 を い う 。 引 引 馬 野 に に ほ ふ 籐 原 人 り 乱 れ 衣 に ほ は せ 旅 の し る し に 0 旅 の は な む け と し て 贈 。 た 歌 で あ ろ う 。 六 伝 未 詳 。 即 興 の 歌 に 特 異 の 才 能 を 発 な が の い み き お き ま ろ 右 の 一 首 、 長 忌 寸 奥 麻 呂 揮 し た 。 忌 寸 は 姓 の 一 つ 。 或 本 の 歌 つ ば き か は の ヘ 河 上 の つ ら つ ら 椿 つ ら つ ら に 見 れ ど も 飽 か ず 巨 勢 の 春 野 は か す が の く ら び と お ゅ 右 の 一 首 、 春 日 蔵 首 老 ま っ ち ゃ ま あ さ も よ し 紀 人 と も し も 真 土 山 行 き 来 と 見 ら む 紀 人 と も し も 四 つ き の お び と あ ふ み 右 の 一 首 、 調 首 淡 海 右 の 一 首 、 坂 門 人 足 き ひ と さ か と の ひ と た り