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検索対象: 完訳 日本の古典 第十八巻 源氏物語 ㈤

完訳 日本の古典 第十八巻 源氏物語 ㈤から 421件ヒットしました。

完訳 日本の古典 第十八巻 源氏物語 ㈤


完 訳 日 本 の 古 典 18 源 氏 物 語 五 阿 部 秋 生 ・ 秋 山 虔 ・ 今 井 源 衛 ・ 鈴 木 日 出 男 校 注 ・ 訳 館 学 0 彡 ク 0 0 0

完訳 日本の古典 第十八巻 源氏物語 ㈤


完 訳 日 本 の 古 典 第 十 八 巻 源 氏 物 語 国 昭 和 年 7 月 訂 日 初 版 発 行 定 価 一 七 〇 〇 円 阿 部 秋 生 秋 山 虔 校 注 ・ 訳 者 今 井 源 衛 鈴 木 日 出 男 発 行 者 相 賀 徹 夫 印 刷 所 凸 版 印 刷 株 式 会 社 発 行 所 株 式 会 社 小 学 館 〒 期 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 二 ー 三 ー 振 替 口 座 東 京 八 ー 二 〇 〇 番 電 話 編 集 ( 〇 三 ) 二 三 〇 ー 五 六 六 九 製 作 ( 〇 三 ) 二 三 〇 ー 五 三 三 三 販 売 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 七 六 八 ・ 造 本 に は 十 分 注 意 し て お り ま す が 、 万 一 、 落 丁 ・ 乱 丁 な ど の 不 良 品 が あ り ま し た ら お と り か え い た し ま す 。 ・ 本 書 の 一 部 あ る い は 全 部 を 、 無 断 で 複 写 複 製 ( コ ピ ー ) す る こ と は 、 法 律 で 認 め ら れ た 場 合 を 除 き 、 著 作 者 お よ び 出 版 者 の 権 利 の 侵 害 と な り ま す 。 あ ら か し め 小 社 あ て 許 諾 を 求 め て く だ さ い Printed in Japan A. Abe K. Akiyama ( 著 者 検 印 は 省 略 ◎ G. lmai H. Suzuki い た し ま し た ) ISBN4 ・ 09 ・ 556018 ・ 5 1985

完訳 日本の古典 第十八巻 源氏物語 ㈤


方 丈 記 神 田 秀 夫 ( 武 蔵 大 学 ) 日 本 の 古 典 」 全 巻 の 内 容 永 積 安 明 ( 神 戸 大 学 ) 徒 然 草 荻 原 浅 男 ( 千 葉 大 学 ) 国 古 事 記 国 国 と は ず ・ が た り ・ CÜ 久 保 田 淳 ( 東 京 大 学 ) 小 島 憲 之 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 佐 竹 昭 広 ( 成 城 大 学 ) ロ ロ 萬 葉 集 7 内 小 林 智 昭 ( 専 修 大 学 ) 木 下 正 俊 ( 関 西 大 学 ) 囮 回 字 治 拾 遺 物 語 圄 小 林 保 治 ( 早 稲 田 大 学 ) 中 田 祝 夫 ( 筑 波 大 学 ) 回 日 本 霊 異 記 市 古 責 次 ( 東 京 大 学 ) 国 ー 平 家 物 語 7 国 小 沢 正 夫 ( 中 京 大 学 ) 回 古 今 和 歌 集 囮 謡 曲 集 三 道 小 山 弘 志 ( 国 文 学 研 究 資 料 館 ) 佐 藤 健 一 郎 ( 武 蔵 野 美 術 大 学 ) 佐 藤 喜 久 雄 ( 学 習 院 大 学 ) 表 章 ( 法 政 大 学 ) 回 竹 取 物 語 謡 曲 集 0 風 姿 花 伝 片 桐 洋 一 ( 大 阪 女 子 大 学 ) 福 井 貞 助 ( 静 岡 大 学 ) 回 伊 勢 物 語 北 川 忠 彦 ( 京 都 女 子 大 学 ) 安 田 章 ( 京 都 大 学 ) 松 村 誠 一 ( 成 蹊 大 学 ) 囮 狂 言 集 土 佐 日 記 大 島 建 彦 ( 東 洋 大 学 ) 国 御 伽 草 子 集 木 村 正 中 ( 学 習 院 大 学 ) 伊 牟 田 経 久 ( 鹿 児 島 大 学 ) 回 蜻 蛉 日 記 好 色 一 代 男 康 降 ( 早 稲 田 大 学 ) 松 尾 聰 ( 学 習 院 大 学 ) 永 井 和 子 ( 学 習 院 大 学 ) 回 囮 枕 草 子 冒 好 色 五 人 女 東 明 雅 ( 信 州 大 学 ) 阿 部 秋 生 ( 実 践 女 子 大 学 ) 今 井 源 衛 ( 梅 光 女 学 院 大 学 ) 回 ー 源 氏 物 語 好 色 一 代 女 和 泉 式 部 日 記 藤 岡 忠 美 ( 神 戸 大 学 ) 谷 脇 理 史 ( 筑 波 大 学 ) 国 日 本 永 代 蔵 中 野 幸 一 ( 早 稲 田 大 学 ) 紫 式 部 日 記 大 養 窿 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 万 の 文 反 古 更 級 日 記 神 保 五 彌 ( 早 稲 田 大 学 ) 世 間 胸 算 用 鈴 木 一 雄 ( 明 治 大 学 ) 四 夜 の 寝 覚 冒 井 本 農 一 ( 実 践 女 子 大 学 ) 中 村 俊 定 ( 早 稲 田 大 学 ). 図 芭 蕉 句 集 堀 信 夫 ( 神 戸 大 学 ) 堀 切 実 ( 早 稲 田 大 学 ) 堤 中 納 言 物 語 稲 賀 敬 一 ズ 広 島 大 学 ) 栗 山 理 一 ( 成 城 大 学 ) 久 保 木 哲 夫 ( 都 留 文 科 大 学 ) 国 芭 蕉 文 集 ・ 去 来 抄 顰 ( 実 践 女 子 大 学 ) 無 名 草 子 森 修 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 島 越 文 蔵 ( 早 稲 田 大 学 ) 国 近 松 門 左 衛 門 集 橘 健 二 ( 岐 阜 女 子 大 学 ) 四 大 鏡 冒 雨 月 物 語 高 田 衛 ( 都 立 大 学 ) 今 昔 物 語 集 7 周 馬 淵 和 夫 ( 中 央 大 学 ) 国 東 文 麿 ( 早 稲 田 大 学 ) 中 村 博 保 ( 静 岡 大 学 ) 本 朝 世 俗 部 今 野 達 ( 横 浜 国 立 大 学 ) 春 雨 物 語 新 間 進 一 ( 青 山 学 院 大 学 ) 国 梁 塵 秘 抄 国 蕪 村 集 ・ 一 茶 集 理 一 ( 成 城 大 学 ) CÜ 峯 村 文 人 ( 国 際 基 督 教 大 学 ) CÜ 山 本 健 吉 ( 文 芸 評 論 家 ) 3 国 新 古 今 和 歌 集 当 〔 古 典 詞 華 集 松 田 成 穂 ( 金 城 学 院 大 学 ) 石 埜 敬 子 ( 跡 見 学 園 短 期 大 学 ) 丸 山 一 彦 ( 宇 都 宮 大 学 ) 松 尾 靖 秋 ( 工 学 院 大 学 ) 増 古 和 子 ( 上 野 学 園 大 学 )

完訳 日本の古典 第十八巻 源氏物語 ㈤


源 氏 物 語 424 従 五 位 従 位 正 二 位 従 一 一 位 正 三 位 正 四 位 従 四 位 正 六 位 正 五 位 位 官 一 、 官 制 は 「 延 喜 式 」 及 び 「 職 原 抄 」 に み え る も の 。 一 、 位 階 は 「 職 原 抄 」 の 官 位 相 当 の 記 述 を 基 本 と し 、 明 記 の な い も の は 令 制 ( 官 位 令 ) 及 び 「 故 実 拾 要 」 に 従 っ た 。 官 位 相 当 表 一 、 そ の 他 「 官 職 要 解 」 「 読 史 備 要 」 を 参 照 し た 。 神 紙 官 太 政 官 中 務 省 式 部 省 中 宮 職 大 舎 人 寮 陰 陽 寮 囚 獄 司 隼 人 司 弾 正 台 衛 門 府 斎 院 使 按 察 使 検 非 違 使 蔵 人 後 宮 大 宰 府 国 治 部 省 大 膳 職 図 書 寮 大 炊 寮 正 親 司 織 部 司 兵 衛 府 勘 解 由 使 鎖 守 府 民 部 省 左 右 京 職 内 蔵 寮 主 殿 寮 内 膳 司 采 女 司 近 衛 府 兵 部 省 修 理 職 縫 殿 寮 典 薬 寮 造 酒 司 主 水 司 刑 部 省 内 匠 寮 掃 部 寮 東 西 市 司 主 膳 監 大 蔵 省 春 宮 坊 大 学 寮 斎 宮 寮 宮 内 省 雅 楽 寮 玄 審 寮 主 殿 署 諸 陵 寮 主 馬 署 主 計 寮 主 税 寮 木 工 寮 左 右 馬 寮 下 伯 上 下 上 侍 従 下 大 副 少 納 言 大 監 物 大 外 記 大 内 記 上 少 副 史 大 丞 下 上 太 政 大 臣 左 大 臣 右 大 臣 内 大 臣 納 言 中 言 参 左 左 右 中 弁 大 輔 左 右 少 弁 大 輔 大 判 事 大 丞 中 判 事 大 膳 大 夫 東 宮 大 夫 東 宮 学 士 頭 文 章 博 士 頭 斎 典 侍 宮 薬 助 助 医 内 正 大 忠 正 少 忠 大 弼 兵 衛 督 勘 解 由 長 官 按 察 使 中 少 弼 近 衛 少 将 衛 門 佐 兵 - 佐 斎 院 長 官 解 由 次 将 軍 佐 当 五 位 掌 侍 典 膳 典 縫 尚 書 六 位 尚 殿 尚 酒 大 監 頭 典 典 尚 尚 尚 尚 蔵 侍 縫 膳 侍 蔵 大 大 国 守 少 弐 上 国 守 大 国 介 中 国 守

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419 各 巻 の 系 図 行 幸 △ 藤 壺 中 宮 △ 桐 壺 院 大 宮 ( 宮 ) △ 左 大 臣 女 藤 大 納 言 宮 大 夫 源 氏 ( 主 の 大 臣 、 大 臣 の 君 、 源 氏 の 大 臣 、 大 臣 、 六 条 の 大 臣 、 六 条 殿 、 殿 、 太 政 大 臣 ) 蛍 兵 部 卿 宮 霧 ( 中 将 の 君 、 中 将 ) △ タ 顔 鬚 黒 大 将 ( 右 大 将 ) 紫 の 上 ( 南 の 上 、 上 ) △ 葵 の 上 ( 姫 君 ) 柏 木 ( 中 将 ) 少 将 玉 鬘 ( 西 の 対 の 姫 君 、 君 ) 内 大 臣 ( 大 臣 、 父 大 臣 、 内 の 大 臣 、 殿 ) 雲 居 雁 ( 姫 君 ) 近 江 の 君 弘 徽 殿 女 御 ( 女 御 ) 四 の 君 按 察 大 納 言 の 北 の 方 左 大 臣 右 大 臣 蔵 人 の 左 衛 門 尉 △ 常 陸 の 親 王 ( 父 親 王 ) ー ー 末 摘 花 ( 常 陸 の 宮 の 御 方 ) 空 嬋 △ 母 ( 中 宮 ) 秋 好 中 宮 冷 泉 帝 ( 上 )

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官 位 相 当 表 425 大 初 位 従 七 位 従 八 位 正 八 位 少 初 位 従 六 位 正 七 位 上 上 下 大 史 上 少 史 下 上 下 上 下 下 下 大 佑 下 少 佑 上 少 外 記 少 内 記 少 史 大 録 少 監 物 大 主 鈴 監 物 主 典 少 典 鑰 大 典 鑰 少 主 少 録 少 主 鈴 少 丞 少 丞 大 進 少 判 事 京 大 進 大 主 鑰 大 膳 大 進 京 少 進 大 録 大 膳 少 進 少 大 少 大 宮 属 属 属 少 親 囚 令 親 囚 令 大 獄 大 獄 史 史 正 史 史 正 主 主 主 主 令 馬 殿 膳 水 令 令 令 令 史 史 史 史 史 判 事 大 属 大 允 明 法 博 士 少 允 音 ・ 書 ・ 算 博 士 典 薬 博 士 斎 宮 大 允 医 ・ 女 医 ・ 陰 陽 ・ 天 大 允 典 薬 少 允 斎 宮 少 允 陰 陽 師 暦 博 士 士 少 允 漏 刻 博 士 助 佑 内 膳 典 膳 囚 獄 佑 佑 少 疏 主 水 佑 主 膳 佑 主 水 正 主 膳 正 主 殿 首 主 馬 首 衛 門 大 尉 斎 院 次 官 近 衛 将 監 兵 衛 大 尉 勘 解 由 判 官 大 疏 衛 門 少 尉 衛 門 大 志 衛 門 少 志 兵 志 兵 衛 少 志 斎 院 主 典 近 衛 将 曹 勘 解 由 主 典 斎 院 判 官 大 志 軍 曹 少 志 大 尉 少 監 上 国 介 尚 書 六 位 尚 殿 尚 酒 大 判 事 下 国 守 大 工 少 判 事 大 典 尚 尚 典 尚 尚 掌 水 薬 書 闔 兵 蔵 典 典 典 典 典 典 典 酒 水 掃 殿 闔 兵 薬 少 医 算 少 工 師 師 典 大 国 少 掾 上 国 掾 中 国 掾 大 国 大 目 大 国 少 目 上 国 目 下 国 大 国 大 掾 中 国 目 下 国 目

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こ の 奇 妙 な 価 値 の 倒 錯 が 、 多 少 と も 源 氏 の 心 に 生 ず る こ と を 許 し た 契 機 は 、 お そ ら く 、 右 の 論 の 中 に あ る 氏 「 ま こ と 」 と 「 そ ら ご と 」 と を ど う 考 え る か 、 と い う 点 に 、 そ の 核 心 が あ る よ う に 思 わ れ る 。 源 「 ま こ と 」 と は 何 か 、 に つ い て の 説 明 は お そ ら く 不 要 で あ ろ う 。 「 ま こ と 」 は 古 代 に お け る 、 と い う よ り も 、 む し ろ 、 人 間 に と っ て も っ と も 普 遍 的 な 、 重 要 な 倫 理 意 識 で あ る 。 虚 偽 が な く 事 実 で あ る こ と 、 あ る い は 人 ま こ と こ と わ り に 対 し て 誠 実 で あ る こ と だ 。 聖 徳 太 子 の 十 七 条 憲 法 の 第 九 に 「 信 ハ 是 レ 義 ノ 本 ナ リ 。 事 毎 ニ 信 有 ル ペ シ 」 と ま こ と あ る の は 、 右 の 誠 実 の 意 で あ る が 、 古 代 の 詔 勅 に 、 「 清 ク 明 ク 直 キ 信 ノ 心 」 が し ば し ば 強 調 さ れ る の も そ れ で あ る 。 平 安 朝 の 貴 族 た ち も 、 日 常 の 倫 理 の 根 本 と し て 、 こ れ を 見 失 っ た と は 考 え な く て も よ い だ ろ う 。 み や こ の よ し か と し ぶ ん し ゅ う 都 良 香 ( 八 三 四 ~ 八 七 九 ) の 『 都 氏 文 集 』 巻 五 に 、 「 弁 論 文 章 」 が あ る 。 こ の 中 に は 、 相 如 ・ 温 子 昇 ・ 盧 思 道 ・ じ ふ 薜 道 衡 な ど 、 六 朝 ・ 隋 時 代 の 辞 賦 で 名 高 い 人 々 の 名 が あ り 、 こ こ で い う 「 文 章 」 も 、 経 典 ・ 紀 伝 類 を 含 ま ぬ 純 詩 文 を さ す か と 思 わ れ る が 、 の 末 尾 に 文 ノ 用 無 キ 者 ハ 、 美 ナ リ ト 雖 モ 、 艶 ナ リ ト 雖 モ 之 ヲ 剪 リ 、 義 ノ 実 有 ル 者 ハ 、 米 ト 雖 モ 、 塩 ト 雖 モ 、 細 シ ク シ テ 之 ヲ 言 フ ナ リ 。 と 言 っ て い る 。 「 用 」 と は 必 ず し も 、 実 用 、 功 利 の 用 と は 限 ら な い よ う で あ る が 、 と も か く も 内 容 と し て 無 用 の 文 は 、 修 辞 が い か に 美 し く と も 、 こ れ を 刈 り こ み 、 義 に 実 質 が あ る も の は 、 些 細 な こ と で も 、 詳 し く 一 言 う の が 文 章 の 道 だ と い う の で あ る 。 こ こ で い う 「 義 」 は 、 前 引 の 十 七 条 憲 法 に も 見 え た 文 字 で あ る 。 十 七 条 憲 法 で は 、 以 下 に 、 善 悪 成 敗 は 群 せ つ

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, っ ナ ら 0 。 一 以 下 、 大 原 野 到 着 後 の 様 子 。 ニ 雨 雪 や 日 光 な ど を 防 ぐ 幕 。 か む だ ち め ひ ら ば り か う て 野 に お は し ま し 着 き て 、 御 輿 と ど め 、 上 達 部 の 平 張 に 物 ま ゐ り 、 御 装 『 李 部 王 記 』 に も 「 平 張 ノ 座 ニ 着 ス 」 。 語 三 「 ま ゐ る は 食 べ る 意 の 尊 敬 語 。 な ほ し お ほ む み き 物 束 ど も 、 直 衣 、 狩 の 装 ひ な ど に あ ら た め た ま ふ ほ ど に 、 六 条 院 よ り 、 御 酒 、 御 0 源 氏 。 『 李 部 王 記 』 に 「 六 条 院 ( 宇 多 法 皇 か ) 酒 二 荷 炭 二 荷 、 火 炉 け し き 源 く だ も の な ど 奉 ら せ た ま へ り 。 今 日 仕 う ま つ り た ま ふ べ く 、 か ね て 御 気 色 あ り 一 具 ヲ 貢 ラ ル 」 。 六 五 源 氏 は 。 延 長 四 年 十 一 月 六 日 五 も の い み く ら う ど さ ゑ も ん の じ ゃ う け れ ど 、 御 物 忌 の よ し を 奏 せ さ せ た ま へ り け る な り け り 。 蔵 人 の 左 衛 門 尉 を 御 北 野 行 其 ノ 日 、 余 、 物 忌 ニ 因 リ テ 参 ラ ズ 」 ( 李 部 王 記 ) が 准 拠 か 。 き じ ひ と え だ お ほ ′ ) と 使 に て 、 雉 一 枝 奉 ら せ た ま ふ 。 仰 せ 言 に は 何 と か や 、 さ や う の を り の 事 ま ね ぶ 六 帝 は 、 残 念 に 思 っ て 勅 使 を 源 氏 に 遣 わ す 。 前 注 の 行 幸 で も 、 蔵 人 左 衛 門 尉 源 俊 春 を 勅 使 と し て 雉 に わ づ ら は し く な む 。 一 枝 を 中 宮 に 奉 っ た 。 朱 雀 院 行 幸 に も 類 例 ( 九 条 右 大 臣 集 〈 藤 原 師 輔 帝 雪 ふ か き を し ほ の 山 に た っ 雉 の ふ る き 跡 を も 今 日 は た づ ね よ の 家 集 〉 ) が あ る 。 た め し お ほ き お と ど セ 二 羽 の 雉 を 一 枝 に つ け た も の 。 太 政 大 臣 の 、 か か る 野 の 行 幸 に 仕 う ま つ り た ま へ る 例 な ど や あ り け む 。 大 臣 、 ^ 女 が 朝 廷 儀 式 の 詳 細 を 語 る の を 避 け る た め の 、 語 り 手 の 省 筆 。 御 使 を か し こ ま り 、 も て な さ せ た ま ふ 。 九 鷹 狩 の 景 の 「 雪 : 薙 の 」 は 序 詞 。 「 ふ る き 跡 」 は 足 跡 、 事 跡 の 両 意 。 源 氏 を し ほ 山 み ゆ き つ も れ る 松 原 に 今 日 ば か り な る 跡 や な か ら む 太 政 大 臣 の 野 行 幸 供 奉 の 故 実 を 云 と 、 そ の こ ろ ほ ひ 聞 き し こ と の 、 そ ば そ ば 思 ひ 出 で ら る る は 、 ひ が 事 に ゃ あ ら 云 し て 、 源 氏 の 不 参 加 を 恨 む 表 現 。 一 0 注 八 と 同 じ 趣 旨 の 語 り 手 の 言 。 源 氏 不 参 加 の 理 由 に 立 ち 入 ら な い 。 む 。 仁 和 一 一 年 の 光 孝 天 皇 芹 川 行 幸 に 太 政 大 臣 藤 原 基 経 の 供 奉 の 例 が あ る 。

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一 「 老 木 」 は 故 大 宮 、 「 小 松 」 は 大 太 政 大 臣 そ の か み の 老 木 は む べ も 朽 ち ぬ ら む 植 ゑ し 小 松 も 苔 生 ひ に け り 臣 。 一 説 で は 大 臣 、 タ 霧 夫 妻 の 対 さ い し ゃ う め の と ニ 照 と す る が 、 「 朽 ち 」 を 死 と み た い 。 男 君 の 御 宰 相 の 乳 母 、 つ ら か り し 御 心 も 忘 れ ね ば 、 し た り 顔 に 、 ニ 恋 仲 を さ か れ た タ 霧 に 同 情 し 、 語 か げ 物 腹 を 立 て た 。 ↓ 少 女 3 〔 一 一 0 〕 。 い づ れ を も 蔭 と そ た の む 二 葉 よ り 根 ざ し か は せ る 松 の す ゑ ず ゑ 氏 三 「 根 ざ し か は せ る 」 は 相 生 の こ 源 老 人 ど も も 、 か や う の 筋 に 聞 こ え あ つ め た る を 、 中 納 言 は を か し と 思 す 。 女 君 と で 、 幼 少 か ら 同 じ 邸 で 育 ち 心 通 い 合 う 関 係 。 夫 妻 の 将 来 を 祝 う 歌 。 お も て 四 右 の よ う な 夫 妻 を 祝 う 歌 。 は あ い な く 面 赤 み 、 苦 し と 聞 き ゐ た ま ふ 。 五 せ ぬ が ま し と 感 じ て 。 か む な づ き は つ か ぎ ゃ う が う 神 無 月 の 二 十 日 あ ま り の ほ ど に 、 六 条 院 に 行 幸 あ り 。 紅 葉 六 冷 泉 帝 行 幸 。 康 保 二 年 ( 九 ) 〔 一 五 〕 当 帝 、 朱 雀 院 と も 十 月 二 十 三 日 の 、 村 上 天 皇 の 朱 雀 み ゆ き に 、 六 条 院 に 行 幸 の 盛 り に て 、 興 あ る べ き た び の 行 幸 な る に 、 朱 雀 院 に も 御 院 行 幸 を 准 拠 と み る 説 が 有 力 。 儀 式 の 進 行 な ど 類 似 点 が 多 い 。 せ う そ こ 消 急 あ り て 、 院 さ へ 渡 り お は し ま す べ け れ ば 、 世 に め づ ら し く あ り が た き こ と セ 帝 ・ 太 上 天 皇 ( 朱 雀 院 ) ・ 准 太 上 天 皇 ( 源 氏 ) が 一 同 に 会 す る 盛 事 。 よ ひ と に て 、 世 人 も 心 を お ど ろ か す 。 主 の 院 方 も 、 御 心 を 尽 く し 、 目 も あ や な る 御 心 ^ 午 前 十 時 ご ろ 。 九 夏 の 町 に あ る 。 ↓ 少 女 〔 三 三 〕 。 一 0 五 月 の 節 会 ( 武 徳 殿 に 行 幸 し ま う け を せ さ せ た ま ふ 。 て 騎 射 競 馬 を 御 覧 ) と 変 り な い 。 み と き ぎ ゃ う が う む ま ば の お と ど 巳 の 刻 に 行 幸 あ り て 、 ま づ 馬 場 殿 に 、 左 右 の 寮 の 御 馬 牽 き 並 べ て 、 左 右 の 近 = 午 後 二 時 ご ろ 。 三 春 の 町 ( 源 氏 と 紫 の 上 の 居 所 ) 。 さ は ふ さ っ き せ ち ひ つ じ く だ ま ん ま く 衛 立 ち 添 ひ た る 作 法 、 五 月 の 節 に あ や め わ か れ ず 通 ひ た り 。 未 下 る ほ ど に 、 南 一 三 絵 を 描 い た 幔 幕 。 一 四 池 の 東 の 部 分 ( 春 の 町 の 側 ) 。 そ り は し わ た ど の 三 宮 中 の 御 厨 子 所 。 の 寝 殿 に 移 り お は し ま す 。 道 の ほ ど の 反 橋 、 渡 殿 に は 錦 を 敷 き 、 あ ら は な る べ 一 六 六 条 院 所 属 の 、 の 意 。 ぜ ん じ ゃ う 宅 鵜 が く わ え て い る 。 き 所 に は 軟 障 を ひ き 、 い つ く し う し な さ せ た ま へ り 。 東 の 池 に 舟 ど も 浮 け て 、 ( 現 代 語 訳 三 七 五 ハ ー ) お い び と あ る じ つ か さ ひ む が し に し き ひ

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語 紫 式 部 が 、 源 氏 の ロ を 借 り て 、 相 対 的 な 意 味 で 史 書 に 対 す る 若 干 の 不 信 を 表 明 し た 理 由 に は 、 そ の ほ か に さ ら に 、 史 書 の 歴 史 と し て の 真 実 性 そ の も の に 対 す る 不 安 が あ っ た の で は な い か 力 い り わ い き よ く 今 日 の 古 代 史 学 者 は 、 記 紀 の 記 述 に 歴 史 的 事 実 と の 乖 離 ・ 歪 曲 が 多 い と い う こ と を 推 測 し て い る 。 時 の 政 治 権 力 が 、 そ の 記 述 を 大 き く 左 右 す る こ と が 避 け ら れ な い の で あ る 。 平 安 時 代 、 六 国 史 で も 事 態 は さ ほ ど 変 る ま い 。 政 変 に よ る 敗 北 者 や 犠 牲 者 に 対 す る 正 史 の 記 述 は 、 原 則 と じ よ う わ た ち ば な の は や な り し て 、 罪 人 に ふ さ わ し い 酷 評 が 加 え ら れ る 。 薬 子 の 変 の 藤 原 仲 成 ・ 薬 子 兄 妹 、 承 和 の 変 の 橘 逸 勢 、 応 天 門 し ゅ ん げ ん か こ く と も の よ し お の 変 の 伴 善 男 な ど 、 す べ て 勝 て ば 官 軍 、 負 け れ ば 賊 軍 式 に 、 峻 厳 苛 酷 に 加 え ら れ る 刑 罰 と と も に 、 国 史 の 彼 ら に 対 す る 評 伝 も 情 け 容 赦 な い も の に な っ て い る 。 国 史 で は な い 『 栄 花 物 語 』 で す ら 、 後 に で き た 『 大 鏡 』 ふ た し っ さ い き れ い ご と ず く め 、 臭 い 物 に は 蓋 で あ の 記 事 と 照 ら し 合 せ れ ば 、 こ と 道 長 に 関 し て は 、 要 す る に 、 、 し よ う ゆ う き あ か ぞ め え も ん ま さ ひ ら る 。 道 長 と 同 時 代 に 生 き た 赤 染 衛 門 や あ る い は 大 江 匡 衡 が 、 よ も や 『 小 右 記 』 な ど に あ ら わ に 見 え る 道 長 の 横 暴 ぶ り に 気 が っ か な か っ た わ け で は あ る ま い 。 時 の 権 力 者 の 前 に 、 筆 が 縮 む と い う こ と は 、 正 史 に は っ き も の の こ と で あ ろ う 。 ぶ ん し ん ち ょ う り よ う こ の 点 は 、 中 国 で も 同 様 で あ っ た 。 五 世 紀 に 成 っ た 『 文 心 雕 竜 』 第 十 六 は 、 史 伝 の 論 で あ る が 、 そ の こ と を 端 的 に 言 っ て い る 。 以 下 、 目 加 田 誠 氏 の 翻 訳 を 引 い て み よ う 。 紀 と 伝 の 法 式 は 、 年 代 に 従 っ て 事 を 叙 述 し 、 気 ま ま な 議 論 で な く 、 事 実 に 照 ら し て 記 載 す る も の で あ る か さ 事 が 多 く 積 み 累 な っ て く る と 、 首 尾 の 関 係 が 疎 が 、 年 月 が 遠 く な る と 、 も の ご と の 区 別 も っ き に く く 、 く す こ