検索 - みる会図書館

検索対象: 完訳 日本の古典 第十五巻 源氏物語 ㈡

完訳 日本の古典 第十五巻 源氏物語 ㈡から 10000件見つかりました。
1. 谷崎潤一郎全集 月報

巻の予定だったが、実際には全十二巻となった。 昭和ニ十九年六十九歳 九月、「源氏物語の新訳を成し終へて」を執筆。「中央公論」 十一月号に発表。 十二月、『新訳』完結。なお、この『新訳』は、橘氏の『著 書総目録』によれば、番号は「第百五十三冊」である。 この『新訳』は、さまざまの形ででているので、以下、橘氏 の記録より抜粋して一表にする。刊行はすべて中央公論社。 〇第百六十二冊潤一郎新訳源氏物語全五巻愛蔵本昭和 三十年十月定価壱万五千円 〇第百六十五冊潤一郎新訳源氏物語全六巻絵入普及版 昭和三十一年五月定価二百五十円 〇第百七十三冊潤一郎新訳源氏物語全八巻新書判昭和 三十四年九月定価百八十円 〇第百八十四冊潤一郎訳源氏物語全五巻別巻一巻愛蔵版 昭和三十六年十月定価七百円 ( 注、この版の「序」で谷崎 さんは「もう新訳でもあるまいと思って新の字を省くことに した」と書いておられる。 ) 昭和三十九年七十九歳 十一月、『新々訳』全十巻別巻一巻の刊行始まる。巻一には 「新々訳源氏物語序」が書かれた。 昭和四十年八十歳 七月三十日死去。 十月、『新々訳』完結。『新々訳』はその後は今回の全集第二 十五巻以下四巻に始めて収められることになった。 『旧訳』には削除した部分があった。それについて、谷崎さんが 自身で記しておられる文章を並記しておこう。 〇正直を云ふと、此の原作の構想の中には、それをそのま、現 代に移植するのは穏当でないと思はれる部分があるので、私 はそこのところだけはきれいに削除してしまった。〔実際そ れは構想のほんの一部分なのであって、山田博士も既に指摘 してをられる通り、筋の根幹を成すものではなく、その悉く を抹殺し去っても、全体の物語の発展には殆ど影響がないと 云ってよく、分量から云へば、三千何百枚の中の五分にも達 しない。〕 ( 昭和十四年一月、『旧訳』の序 ) 〇私は飜訳の当初、此の原作の構想の中には現代に移植するの に穏当でない部分があることを認め、さう云ふところは削除 したのであるが、その後各方面からの注意などもあって、第 一稿の当時よりは削除の部分がや、増加する結果になったこ と、又、全く削除しない迄も表現の仕方に多少の手加減をす る箇所を生じたこと等を、お断りしなければならない。しか しさう云っても、それらは物語の発展にさう重大な影響を及 ばす程のものではなく、且その削除した部分なるものも全体 としては極めて僅少であって、「分量から云へば、三千何百 枚の中の五分にも達しない」と云ふ序文中の言葉は、矢張修 正する必要があるまいと思ふ。 ( 昭和十六年七月、『旧訳』の 奥書 ) 古典の源氏物語そのものまでも、皇室の尊厳を犯すという理由 で、焚書ならぬ、禁書にして、葬り去ろうという意見が、しきり

2. 完訳 日本の古典 第二巻 萬葉集 ㈠

《編集室より〉 ☆「完訳日本の古典」第一回配本『萬葉集一』をお届けい 日本の古典」刊行に当って たします。左ページに訓み下し原文、右ページに現代語訳、 物質的に満ちたりている今日ほど、逆に心の貧困が そして下段に脚注という構成になっております。韻文の現 問われている時はないでしよう。私たちのからだの中 には、古代から脈々と伝わる日本人の血が流れてお代語訳については、賛否両論というより、否定的意見が多 いことは充分承知しながら、なお訳を付すことに意義を見 り、同時に先人の叡智をも継承してきたはずなのに、 いつの間にかその意識が薄れ、せつかくの文化遺産が 出さざるを得ないのが現状だと思います。 埋もれつつあります。日本人とは何か、現代人として☆思えば十一一年前、「日本古典文学全集」を刊行いたしま 如何に生きるべきかという思いが、今、誰の心にもあ した折、頭注・原文・現代語訳という三段組形式は、注釈 るのではないでしようか。 の画期的方法だと非常な好評をいただきながら、びっしり こういう時にこそ、『萬葉集』や『源氏物語』が、 詰まった内容、持重りのする厚さなど内容面とは別のとこ 8 『徒然草』や『平家物語』が、そして西鶴や芭蕉が、 ろでのご批判をいただきました。今回は、そのご意見に応 私たちの問いかけにこたえてくれます。けっして遠い え、学問的水準を高く維持しながら、しかも " 親しめる古 存在ではなく、身近に語りかけてくれるのです。 ただ、古典文学という巨人と対話するには、何とい典″を作り得たのではないかと思っております。 ってもまず言葉の難解さという大きな壁があります。 読者の方のご意見は、校注者や私たち編集者の明日への この「完訳日本の古典」は、原文・脚注のほかに、な糧となります。積極的なご意見をお待ちいたします。 めらかな現代語全訳を独立して付し、どちらの面から ☆次回 ( 五十八年一月 ) 配本は『源氏物語一』 ( 阿部秋生・ でも古典と対話していただけるよう配慮しました。 秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳予価千七百 「日本古典文学全集」全五十一巻で高い評価を得た小 円 ) です。 学館が、さらに十二年の歳月を経て、新たなシリーズ 光源氏の生誕から、若い情熱のほとばしる十八歳まで、 をここに刊行いたします。 桐壺・帚木・空蝿・タ顔・若紫の五帖を収めました。

3. 完訳 日本の古典 第二十三巻 源氏物語 ㈩

昭和十三年、青森県生れ。昭和四十六年、東京大学大学 院卒。古代文学専攻。現在、東京大学助教授。主な論文 は「古代和歌における心物対応構造」「古今的表現の形 《著者紹介》 成」「浮舟物語試論」「光源氏の死と再生」。 阿部秋生 ( あべあきお ) 《編集室より 明治四十三年、福岡県生れ。昭和十一年、東京大学卒。☆最終配本『源氏物語十』をお届けいたします。これで、「完訳日 本の古典」全六十巻は完結いたします。これもすべて、編集委員、 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授。主著は『書紀 校注・訳の先生方のお力によるものであり、そして、赤字の多い 集解首巻』『源氏物語研究序説』『日本文学史・中古篇』 校正紙に黙々として取り組まれた校正者、印刷所の方など、数多 『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 。 い裏方のおかげです。また、発刊以来六年、最後までご支援くだ さった読者の皆様。 こ、、いからお礼を申し上げます。 秋山虔 ( あきやまけん ) 大正十三年、岡山県生れ。昭和二十二年、東京大学卒。☆この全集は、私たちの貴重な文化遺産である古典文学を、より 広く、どなたにでも親しんでいただけるようにしたいとの念願か一 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授・東京女子大学 ら、スタートしました。収録作品を厳選し、手に取りやすい大き 教授。主著は『紫式部日記』『源氏物語の世界』『源氏物 さにしてカラーロ絵を収録したのも、そのためでした。 語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 『更級日記』『王☆刊行中、読者の方々からお手紙で電話で、数々のご声援をいた 朝の文学空間』『源氏物語の女性たち』。 だきました。その中で、「自分の生きているうちに早く完結してほ しい」というご高齢の方々のお声は、それほどまでこの全集をご 今井源衛 ( いまいげんえ ) 大正八年、三重県生れ。昭和二十二年、東京大学卒。現支援くださ 0 ているのかと大変ありがたく、また辛くもありまし た。配本を延期せざるを得なかったことが、時折あったからです。 在、九州大学名誉教授・梅光女学院大学教授。主著は 完結した今、この全集が、一人でも多くの方々の古典に親しむ契 『源氏物語の研究』『紫式部』『花山院の生涯』『王朝文学 機になることができたら、と、私たちは祈っています。近いうち の研究』『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 。 にまた、想を改めた企画で、ふたたびお目にかかりたいと存じて 鈴木日出男 ( すずきひでお ) おります。長い間、本当にありがとうございました。 を反映して、この希有な絵巻が誕生したのである。 ( 東京芸術大学助教授 )

4. 完訳 日本の古典 第十九巻 源氏物語 ㈥

ドモ文飾甚ダ過グ」と述べ、その後、明治二十六年七月五大正八年、三重県生れ。昭和二十二年、東京大学卒。現 日条にも、「第四巻」まで読んだといっている。これは一一在、九州大学名誉教授・梅光女学院大学教授。主著は 度目の通読なのであろうか。 『源氏物語の研究』『紫式部』『花山院の生涯』『王朝文学 しかし、学海はその感傷的な修飾過剰の文体は、好きで の研究』『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) てんめん はなかったらしい。源氏物語の文体は同じく纒綿体などと 『紫林照径』。 世に評されるけれども、それとは大分質が異なっているこ鈴木日出男 ( すずきひでお ) とを、彼は十分に知っていたに違いないのである。 昭和十三年、青森県生れ。昭和四十六年、東京大学大学 院卒。古代文学専攻。現在、東京大学助教授。主な論文 《著者紹介》 は「古代和歌における心物対応構造ー「古今的表現の形 阿部秋生 ( あべあきお ) 成」「浮舟物語試論」「光源氏の須磨流謫」。 明治四十三年、福岡県生れ。昭和十一年、東京大学卒。 編集室より》 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授。主著は『書紀☆第四十一一回配本『源氏物語六』をお届けいたします。女 集解首巻』『源氏物語研究序説』『日本文学史・中古篇』三の宮をめぐる事件に明け暮れるうち、源氏は紫の上を失 『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 。 輝かしい世界は、つぎつぎに崩壊してゆきます。 秋山虔 ( あきやまけん ) ☆次回は、都合により、九月下旬に『今昔物語集一一』 ( 馬 大正十三年、岡山県生れ。昭和一一十一一年、東京大学卒。淵和夫・国東文麿・今野達校注・訳定価千九百円 ) を まさかどすみとも 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授・東京女子大学配本いたします。源平一一氏を中心に将門・純友に始る合 教授。主著は『紫式部日記』『源氏物語の世界』『源氏物戦・武勇譚を記した巻一一十五、前世の宿報がもたらした奇 語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 『更級日記』『王譚異聞を広く諸国から集めた巻二十六、京都周辺に伝わる 朝の文学空間』。 霊鬼・妖怪譚を紹介した巻二十七と、いずれも興味津々た 今井源衛 ( いまいげんえ ) る内容の三巻を収載します。 しんしん

5. 完訳 日本の古典 第七巻 萬葉集 ㈥

次々と更新して行くだろう。 木下正俊 ( きのしたまさとし ) さきの「全集」、また、この「完訳」の注が、いつの日大正十四年、福岡県生れ。昭和二十五年、京都大学卒。 か全く不要になってしまうことこそ私たちの本願であり、 古代文学・国語学専攻。現在、関西大学教授。主著は かつは本書の使命だと言っていい。 『萬葉集本文篇・訳文篇・各句索引』 ( 共著 ) 『萬葉集 成城大学に移って来て一一年半、ゼミの時間に「負うた子語法の研究』『萬葉集一、四 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 共著 ) など。 に教えられ」ることが今更ながら多い。かっては「うけば りてよしと思ふも、程へて後に、いま一たびよく思へば、佐竹昭広 ( さたけあきひろ ) なほわろかりけりと、我ながらだに思ひならるる事の多き 昭和一一年、東京都生れ。昭和一一十七年、京都大学卒。国 ぞかし」 ( 玉勝間・一の巻・あらたなる説を出す事 ) である。 文学専攻。現在、成城大学教授。主著は『萬葉集本文 世代交替の機が迫りつつあるということなのであろう。 篇・訳文篇・各句索引』 ( 共著 ) 『萬葉集一、四 ( 日本古 「人生七十古来希トテ、人生ハ纔ニ六十ノ定命」 ( 新板錦繍 典文学全集 ) 』 ( 共著 ) 『萬葉集抜書』『古語雑談』など。 段抄 ) 、間もなく「恥かしながらもはや六十」 ( 其暁 ) の身〈編集室より〉 となる。 ( 七月二十五日 ) ☆第五十一一回配本『萬葉集六』をお届けいたします。全六 冊、四千五百余首の初句索引付です。ご活用ください。 《著者紹介〉 ☆次回配本 ( 六十一一年十月 ) は第一一十一巻『源氏物語八』 小島憲之 ( こじまのりゆき ) ( 阿部秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳定 大正一一年、鳥取県生れ。昭和十三年、京都大学卒。古代価千九百円 ) です。光源氏いまは亡く、物語の主人公は女 文学専攻。現在、大阪市立大学名誉教授。主著は『萬葉三の宮の子薫と、それと競う匂宮になります。本書には、 集本文篇・訳文篇・各句索引』 ( 共著 ) 『国風暗黒時代「光隠れたまひし後、 ・」という文で始る「匂宮」から の文学上・中上・中中』『萬葉集一、四 ( 日本古典文学「紅梅」「竹河」、そして宇治十帖の最初の三帖「橋姫」「椎 全集 ) 』 ( 共著 ) 『萬葉以前』など。 本」「総角」を収録いたします。ご期待ください。

6. 完訳 日本の古典 第四十五巻 平家物語 ㈣

しゅうちゅうしよう ( 日信か ) であろう。和書では『袖中抄』『無名抄』『井蛙《著者紹介》 抄』などの歌学書や『今昔物語集』『古事談』『十訓抄』市古貞次 ( いちこていじ ) 『太平記』『三国伝記』などから多く引用しているが、第一一明治四十四年、山梨県生れ。昭和九年、東京大学卒。中 えんぎ 延喜帝の条の神泉苑で鷺を五位になされたというところは、世文学専攻。現在、東京大学名誉教授。学士院会員。主 巻五「朝敵揃」 ( 一一一ページ ) とよく似た文章である。 著に『中世小説の研究』『中世小説とその周辺』『御伽草 第十「蘇武雁札」は『源平盛衰記』巻八「漢朝蘇武事」 子』『平家物語一・一一』 ( 日本古典文学全集 ) など。日本古 ( 『平家物語』巻一一蘇武 ) と内容が同じであるが、それぞれ典文学会理事長・全国大学国語国文学会代表理事などの 『漢書』からとったのかもしれない。第十一「幽王后褒娯」 役職にもっかれている。 は巻一一「烽火之沙汰」 ( 田一三一 ・一三二ページ ) と、第十三 編集室より》 「三井寺頼豪」は巻三「頼豪」と大同小異の文章である☆第四十八回配本『平家物語四』をお届けいたします。わ ( なお頼豪が終りに鼠となり経巻を食い破ったとのことは『平家』が国軍記物語の最高傑作は、これで完結です。あらためて 8 にはなく、延慶本あるいは『源平盛衰記』によったのであろう ) 。全四冊を通読され、感動を新たにしていただければと思い てん 第二十「小侍従・蔵人」は巻五「月見」により、同「展ます。 葛」は巻四「大衆揃」の孟嘗君の故事を承けたことは疑い☆次回は、都合により、五月下旬に『源氏物語七』 ( 阿部 秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳定価千七 また第十六は全巻霊剣に関するもので、和漢の名剣説話百円 ) を配本いたします。正室女三の宮は不義の子を出産 十五編を収めるが、『太平記』をはじめ、『源平盛衰記』『保し出家、密通した柏木の死と、事件はつづき、生涯の伴侶 元物語』『平治物語』など軍記物語によったものが多い 紫の上にも先立たれて、その追憶にのみ生きる光源氏 『平家物語』巻十一「剣」や本書付録の「平家物語剣巻」本書は「柏木」から始まり、「横笛」「鈴虫」「タ霧」「御 とも関連するところがあり、宝剣尊重の時代相の窺われる法」、そして源氏の最晩年を描いた「幻」の六帖を収めま 巻であった。 す。どうそご期待ください かっ 0

7. 完訳 日本の古典 第二十巻 源氏物語 ㈦

説くまでもあるまい。当の女二の宮の立っ瀬はなく、また教授。主著は『紫式部日記』『源氏物語の世界』『源氏物 タ霧とて苦境に耐えつつこの仲らいを実現したのである。 語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 『更級日記』『王 そして、タ霧と女二の宮との間には子を恵まれることが無朝の文学空間』『源氏物語の女性たち』。 かったのである。物語のことばは構図を拒絶する、あるい 今井源衛 ( いまいげんえ ) は反逆する現実を造成することになったのオカ ・ ' ミ、にもかか大正八年、三重県生れ。昭和二十二年、東京大学卒。現 わらず、というよりもそのことによってこそ当初の構図を在、九州大学名誉教授・梅光女学院大学教授。主著は 実現させる、といった逆説的な機微がそこにはあるのだっ 『源氏物語の研究』『紫式部』『花山院の生涯』『王朝文学 の研究』『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 「深層」と表現世界とのこうした関係は、単にタ霧の物語 『紫林照径』。 に限らず、源氏物語の全体に関して考えていくべき問題で鈴木日出男 ( すずきひでお ) あることはいうまでもない。 昭和十三年、青森県生れ。昭和四十六年、東京大学大学 院卒。古代文学専攻。現在、東京大学助教授。主な論文 《著者紹介 は「古代和歌における心物対応構造」「古今的表現の形 阿部秋生 ( あべあきお ) 成」「浮舟物語試論」「光源氏の須磨流謫」。 明治四十三年、福岡県生れ。昭和十一年、東京大学卒。 編集室より 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授。主著は『書紀☆第四十九回配本『源氏物語七』をお届けいたします。紫 集解首巻』『源氏物語研究序説』『日本文学史・中古篇』の上の死を迎えて、源氏は失意のうちに物語から姿を消し 『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 。 ます。『源氏物語』の三部構成のうち、第二部の終了です。 秋山虔 ( あきやまけん ) ☆次回配本は、六月下旬、『今昔物語集三』 ( 馬淵和夫・国 大正十三年、岡山県生れ。昭和二十一一年、東京大学卒。東文麿・今野達校注・訳定価千九百円 ) です。笑話集 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授・東京女子大学の巻一一十八と盗賊譚の巻一一十九を収めました。

8. 完訳 日本の古典 第十七巻 源氏物語 ㈣

《著者紹介》 『紫林照径』など。王朝の歌人シリーズ『在原業平』の 阿部秋生 ( あべあきお ) 脱稿も近く、幅広い分野でますますご活躍である。 明治四十三年、福岡県生れ。昭和十一年、東京大学卒。鈴木日出男 ( すずきひでお ) 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授・実践女子大学昭和十三年、青森県生れ。昭和四十六年、東京大学大学 教授。主著に『書紀集解首巻』『源氏物語研究序説』『国院卒。古代文学専攻。現在、東京大学助教授。主な論文 文学史概説・中古篇』『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 は「古代和歌における心物対応構造」「古今的表現の形 ( 全六巻共著 ) など。市民講座では『紫式部日記』『大成」「浮舟物語試論」「光源氏の須磨流謫」など。講義以 鏡』なども講じられ、熱心な聴講者が、次々集っている。外の時間は、この『源氏物語』の注釈につぎこまれてい 秋山虔 ( あきやまけん ) るが、論文も何本か書かれ、精力的な毎日である。 大正十三年、岡山県生れ。昭和二十二年、東京大学卒。 《編集室より》 平安文学専攻。現在、東京大学名誉教授・東京女子大学☆第一一十七回配本『源氏物語四』をお届けいたします。主 教授。主著に『紫式部日記』『源氏物語の世界』『源氏物要なヒロインの一人である玉鬘が新しく登場してきます。 語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 『更級日記』『王☆次回配本 ( 六十年三月 ) は『好色五人女・好色一代女』 朝の文学空間』など。女子大に移られて一年、ミッショ ( 東明雅校注・訳定価千九百円 ) です。 ンの水にも馴染まれたご様子。四月から早稲田大学にも当時の世上を賑わしたお夏・おせん・おさん・お七・おま ご出講の由。 んをモデルにした『五人女』。これとは対照的に、あえて 今井源衛 ( いまいげんえ ) 名前をつけず、一人の女に仮託して、当時の女の転落の種 大正八年、三重県生れ。昭和二十二年、東京大学卒。現種相を綴った『一代女』。西鶴は、同時代のこれらの女た 在、九州大学名誉教授・梅光女学院大学教授。主著にちの心と風俗を、その冴えた目で見据え、赤裸に描きつく 『源氏物語の研究』『紫式部』『花山院の生涯』『王朝文学しています。巻末に二代女〃が経験した職業を簡明に解 の研究』『源氏物語 ( 日本古典文学全集 ) 』 ( 全六巻共著 ) 説した「女職尽三十二種」を付しました。

9. 完訳 日本の古典 第五十三巻 万の文反古 世間胸算用

編集室より》 世界について理解できない人がいても、これはやむを得な いことである。ただそのような人々が、もしも社会の指導☆第十七回配本『万の文反古・世間胸算用』をお届けいた します。町人物第一作の『日本永代蔵』に続く、西鶴作品 層の中にいたら、私には絶対に尊敬できない。どんな人で 二冊めの配本です。金銭にまつわる人間の種々相は、サラ あっても、『万の文反古』や『世間胸算用』に登場する 人々の行動から、自分をも含めての人間の弱さ、醜さ、悲金全盛の現代を奇妙に映し出す鏡ともなっています。 しさについて思いを馳せる人であったら、知己として手を☆次回 ( 五十九年五月 ) 配本は『源氏物語三』 ( 阿部秋 さしのべたくなる。この「完訳日本の古典」の『万の文反生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳定価千七 古・世間胸算用』が、そのような読者の手に多くわたるこ百円 ) です。光源氏の青年期から壮年期にかけて、物語は 大きくうねりながら進んでいきます。 とを、私はひそかに願っている。 藤壺女御との不義の契りから生じるさまざまな不都合から、 《著者紹介》 源氏が都を離れるに至る須磨の巻には、物語中でも名文と 8 いわれる〃仲秋の名月の夜〃の描写があります。また、大 神保五彌 ( じんばうかずや ) 大正十二年、山口県生れ。昭和二十四年、早稲田大学卒。暴風雨の一大スペクタクルから書き起される明石の巻での、 かいこう そうにん 近世文学専攻。現在、早稲田大学教授。主著に『井原西明石の君との邂逅は、桐壺の巻での高麗の相人の予言を実 鶴集三』『洒落本・滑稽本・人情本』 ( 共著。ともに「日本現へと導きます。そして、許されて帰京してからの目をみ 古典文学全集」 ) 『為永春水の研究』『洒落本大成』 ( 共編 ) はらせるような源氏の政治的手腕の発揮。花散里、末摘花、 など。校務のほかにも、国文学研究資料館や、この夏か空蝉、紫の上、秋好中宮など多彩な女性が物語を彩ります。 えあわせ みおっくしよもぎう 須磨・明石・澪標・蓬生・関屋・絵合の六帖を収めました。 ら事務局を引き受ける近世文学会の準備に奔走されてい ひきうた る。だが、築地にうまい酒あり、と聞けばとんで行く余巻末の「引歌一覧」は、和歌・歌謡・漢詩のアンソロジー として、独立して鑑賞することもできて楽しいと、望外の 裕こそ、早大近世文学研究室の伝統。 ご指摘もいただきました。

10. 完訳 日本の古典 第二十巻 源氏物語 ㈦

完訳日本の古典第二十巻源氏物語囮 昭和年 5 月引日初版発行 定価一七〇〇円 阿部秋生秋山虔 校注・訳者 今井源衛鈴木日出男 発行者相賀徹夫 印刷所凸版印刷株式会社 発行所株式会社小学館 〒期東京都千代田区一ッ橋一一ー三ー 振替口座東京八ー一一 0 〇番 電話編集 ( 〇三 ) 二九二ー四七六三製作 ( 〇三 ) 二 三〇ー五三三三販売 ( 〇三 ) 一一三〇ー五七三九 ・造本には十分注意しておりますが、万一、落丁・乱丁 などの不良品がありましたらおとりかえいたします。 ・本書の一部あるいは全部を、無断で複写複製 ( コピー ) することは、法律で認められた場合を除き、著作者およ び出版者の権利の侵害となります。あらかしめ小社あて 許諾を求めてください。 Printed in Japan ( 著者検印は省略 A. Abe. K. Akiyama G. lmai H. Suzuki いたしました ) ISBN4 ・ 09 ・ 556020 ・ 7 1987