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検索対象: 完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠から 336件ヒットしました。

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


枕 草 子 ・ 清 少 納 言 の 研 究 書 ( 主 要 単 行 本 の み ) 参 一 亠 方 文 献 ( 昭 和 年 以 後 の も の を 掲 げ る ) 枕 草 子 ( 国 文 学 古 典 講 話 ) 岸 上 慎 一 一 昭 加 研 究 社 枕 草 子 に 関 す る 論 考 池 田 亀 鑑 昭 目 黒 書 店 主 要 注 釈 書 清 少 納 言 枕 冊 子 の 研 究 田 中 重 太 郎 昭 古 典 文 庫 枕 冊 子 ( 日 本 古 典 全 書 ) 田 中 重 太 郎 昭 朝 日 新 聞 社 堺 本 枕 草 子 田 中 重 太 郎 昭 古 典 文 庫 校 註 忱 草 子 吉 沢 義 則 昭 ~ % 河 原 書 店 枕 草 子 研 究 田 中 重 太 郎 昭 古 典 文 庫 校 本 枕 冊 子 田 中 重 太 郎 昭 8 ~ 4 2 4 古 典 文 庫 前 田 家 本 枕 冊 子 新 註 田 中 重 太 郎 昭 % 古 典 文 庫 清 少 納 言 伝 記 攷 岸 上 慎 一 一 昭 芻 新 生 社 再 版 枕 草 子 精 講 五 十 嵐 カ ・ 岡 一 男 昭 四 学 燈 社 三 巻 本 枕 草 子 評 釈 塩 田 良 平 昭 四 学 生 社 枕 冊 子 本 文 の 研 究 田 中 重 太 郎 昭 初 音 書 房 改 稿 枕 草 子 通 解 金 子 元 臣 ・ 橘 宗 利 昭 明 治 書 院 枕 草 子 ( 国 語 国 文 学 研 究 史 大 成 ) 斎 藤 清 衛 ・ 岸 上 慎 一 一 昭 至 文 堂 全 講 枕 草 子 池 田 亀 鑑 昭 引 三 省 堂 全 解 枕 草 子 三 谷 栄 一 ・ 伴 久 美 昭 有 精 堂 清 少 納 言 ( 人 物 叢 書 ) 岸 上 慎 一 一 昭 吉 川 弘 文 館 枕 草 子 ( 日 本 古 典 文 学 大 系 ) 池 田 亀 鑑 ・ 岸 上 慎 一 一 昭 研 究 枕 草 子 池 田 亀 鑑 昭 至 文 堂 岩 波 書 店 枕 草 子 の 研 究 林 和 比 古 昭 右 文 書 院 校 訂 三 巻 本 枕 草 子 岸 上 慎 一 一 昭 武 蔵 野 書 院 枕 草 子 本 文 整 理 札 記 山 脇 毅 昭 れ 山 脇 先 生 記 念 会 校 註 枕 草 子 藤 本 一 恵 昭 京 都 女 子 大 学 国 文 学 研 究 室 枕 草 子 総 索 引 松 村 博 司 監 修 昭 右 文 書 院 枕 草 子 ( 角 川 文 庫 ) 松 浦 貞 俊 ・ 石 田 穣 一 一 昭 1 枕 草 子 必 携 岸 上 慎 二 編 昭 学 燈 社 書 店 枕 草 子 異 本 研 究 楠 道 隆 昭 恥 笠 間 書 院 説 枕 冊 子 全 注 釈 田 中 重 太 郎 昭 町 ~ 角 川 書 店 枕 草 子 研 究 岸 上 慎 一 一 昭 恥 大 原 新 生 社 枕 草 子 ( 日 本 古 典 文 学 全 集 ) 松 尾 聰 ・ 永 井 和 子 昭 的 枕 草 子 ( 日 本 文 学 研 究 資 料 叢 書 ) 昭 有 精 堂 解 学 館 諸 説 一 覧 枕 草 子 塩 田 良 平 編 昭 恥 明 治 書 院 枕 草 子 ( 新 潮 日 本 古 典 集 成 ) 萩 谷 朴 昭 新 潮 社 清 少 納 言 枕 冊 子 研 究 田 中 重 太 郎 昭 笠 間 書 院 枕 草 子 他 ( 鑑 賞 日 本 の 古 典 ) 稲 賀 敬 一 一 他 昭 尚 学 図 書 新 版 枕 草 子 ( 角 川 文 庫 ) 石 田 穣 一 一 昭 角 川 書 店 枕 草 子 解 環 萩 谷 朴 昭 ~ 同 朋 社 枕 草 子 研 究 ( 続 ) 岸 上 慎 一 一 昭 笠 間 書 院

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


完 訳 日 本 の 古 典 第 十 一 一 巻 枕 草 子 昭 和 年 7 月 引 日 初 版 発 行 定 価 一 五 〇 〇 円 校 注 ・ 訳 者 松 尾 聰 永 井 和 子 発 行 者 相 賀 徹 夫 印 刷 所 図 書 印 刷 株 式 会 社 発 行 所 株 式 会 社 小 学 館 〒 皿 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 一 一 ー 三 ー 振 替 口 座 東 京 八 ー 一 一 〇 〇 番 電 話 編 集 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 六 六 九 業 務 ( 〇 三 ) 二 三 〇 ー 五 三 三 三 販 売 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 七 六 八 ・ 造 本 に は 十 分 注 意 し て お り ま す が 、 万 一 、 落 丁 ・ 乱 丁 な ど の 不 良 品 が あ り ま し た ら お と り か え い た し ま す 。 ・ 本 書 の 一 部 あ る い は 全 部 を 、 無 断 で 複 写 複 製 ( コ ピ ー ) す る こ と は 、 法 律 で 認 め ら れ た 場 合 を 除 き 、 著 作 者 お よ び 出 版 者 の 権 利 の 侵 害 と な り ま す 。 あ ら か じ め 小 社 あ て 許 諾 を 求 め て く だ さ い 。 Printed in Japan ( 著 者 検 印 は 省 略 ◎ S. Matuo K. N agai 1984 ISBN4 ・ 09 ・ 556012 ・ 6 い た し ま し た )

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


と す る の が 、 本 書 公 刊 の 目 的 の 一 つ で あ る 。 学 習 院 大 学 蔵 本 は 上 下 二 冊 本 で 、 筆 者 は 三 条 西 実 隆 ( 一 四 ~ 一 五 三 七 。 室 町 時 代 の 学 問 の 代 表 的 な 存 在 。 三 条 西 家 歌 学 の 祖 。 内 大 臣 ) 、 ま た は そ の 子 公 條 か と い わ れ る 。 そ の 後 代 々 三 条 西 家 で 珍 重 さ れ て 現 代 の 三 条 西 公 正 博 士 ( 元 伯 爵 。 昭 和 年 没 ) に 及 ん だ が 、 昭 和 年 に 博 士 の 母 校 学 習 院 に 譲 渡 さ れ た 。 こ の 本 は 田 中 重 太 郎 博 士 の 『 校 本 枕 冊 子 』 の 底 本 と し て 活 字 化 さ れ て い る ほ か は 、 こ の 稿 筆 者 た ち の 手 に よ る 日 本 古 典 文 学 全 集 『 枕 草 子 』 と こ の た び の 本 書 と だ け が そ の 活 字 刊 行 本 で あ る 。 前 田 家 本 前 田 元 侯 爵 家 の 育 徳 財 団 尊 経 閣 文 庫 に 蔵 せ ら れ 、 天 下 の 孤 本 で 四 冊 本 で あ る 。 書 写 は 『 枕 草 子 』 の 諸 伝 本 中 抜 群 に 古 く 、 鎌 倉 中 期 を 下 ら な い 。 三 巻 本 ・ 能 因 本 両 系 統 本 は 、 物 尽 し ・ 随 想 ・ 日 記 的 記 録 の 章 段 が 雑 然 と 入 り 込 ん で 列 べ ら れ て い る の に 対 し て 、 前 田 家 本 は 堺 本 と 並 ん で 類 纂 形 態 を 持 つ 。 一 冊 は 物 尽 し の う ち 「 は 型 」 、 一 冊 は 物 尽 し の う ち 「 も の 型 」 、 一 冊 は 随 想 、 一 冊 は 日 記 的 記 録 の 、 そ れ ぞ れ 章 段 か ら 成 っ て い る 。 一 見 、 こ う し た 類 纂 形 態 の も の が 『 枕 草 子 』 の 原 型 の よ う に 思 わ れ そ う だ が 、 楠 道 隆 氏 ( 国 語 国 文 ・ 昭 和 9 年 6 ~ 7 月 ) は こ の 前 田 家 本 の 本 文 を 厳 密 に 分 析 し て 研 究 せ ら れ た 結 果 、 能 因 本 ( 厳 密 に 言 え ば 現 存 能 因 本 の 源 流 説 本 ) と 堺 本 ( 厳 密 に 言 え ば 現 存 堺 本 の 源 流 本 ) と の 二 種 の 『 枕 草 子 』 を 持 っ て い た 人 が 、 堺 本 の 形 態 に 準 拠 し て 更 に 完 璧 を 期 し て 、 極 め て 誠 実 な 態 度 を も っ て 両 底 本 の 集 成 を 企 て た も の と 推 定 さ れ 、 そ れ が 今 日 の ほ ば 定 解 説 と な っ て い る 。 な お 三 巻 本 や 能 因 本 の 段 序 の ま ま で は な か っ た と し て も 、 雑 纂 的 形 態 が 『 枕 草 子 』 の 原 型 で あ っ た と す る 考 え に 、 研 究 者 の 意 見 は 、 現 在 完 全 に 一 致 し て い る よ う で あ る 。

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


一 、 「 解 説 」 「 校 訂 付 記 」 の ほ か 、 付 録 と し て 、 「 枕 草 子 年 表 」 「 枕 草 子 関 係 系 図 、 「 図 録 」 を 収 め た 。 一 、 本 書 に は 、 第 一 段 ~ 第 一 一 七 段 を 収 め た 。 子 一 、 本 書 は 、 「 日 本 古 典 文 学 全 集 」 の 『 枕 草 子 』 を も と と し て 新 し く 修 正 、 添 削 の 筆 を 加 え て 成 0 た も の で 草 あ る が 、 は 松 尾 が 原 稿 を 作 成 し 永 井 が 閲 読 加 筆 し 、 は 永 井 が 原 稿 を 作 成 し 松 尾 が 閲 読 加 筆 し た 。 一 、 O に 、 能 因 本 に は な い 三 巻 本 系 統 の 章 段 を 付 載 し た 。 一 、 ロ 絵 に 関 し て 、 東 京 国 立 博 物 館 、 和 泉 市 久 保 惣 記 念 美 術 館 、 浅 野 長 愛 氏 ほ か の 協 力 を 得 た 。 記 し て 謝 意 を 表 す る 。

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


/ ン リ ー 彡 彡 彡 / 彡 / 」 04 枕 草 子 326 ほ そ な 細 長 姿 ( 源 氏 物 語 絵 巻 ) 汗 衫 姿 ( 枕 草 子 絵 巻 ) こ う ち き 小 袿 姿 ( 紫 式 部 日 記 絵 巻 ) つ ほ し よ う ぞ く 壺 装 束 ( 春 日 権 現 験 記 ) 冬 の 直 衣 姿 ( 扇 面 法 華 経 冊 子 ) の う し

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


枕 草 子 8 ニ 十 二 行 古 活 字 本 ホ 十 三 行 古 活 字 本 2 三 巻 本 系 統 田 中 氏 の 校 本 に お い て 底 本 本 文 の 右 側 に 対 校 に 用 い て そ の 異 同 を 掲 出 し て あ る 本 文 。 田 中 氏 は 三 巻 本 の 第 一 類 本 の う ち 陽 明 文 庫 蔵 ( 墨 付 一 六 七 丁 ) 本 を 対 校 用 本 と さ れ た が 、 第 一 類 本 は 、 日 本 古 典 文 学 大 系 本 ( 三 巻 本 ) の 段 序 で 第 七 九 段 の 「 あ ぢ き な き も の 」 ま で の 部 分 を 欠 い て い る の で 、 そ の 部 分 の 諸 段 お よ び 、 そ れ 以 後 の 段 で も 第 一 類 本 に な く て 第 二 類 本 に あ る 数 段 は 、 第 二 類 本 の 田 中 氏 蔵 弥 富 破 摩 雄 氏 旧 蔵 本 を も っ て 補 わ れ た 。 便 宜 上 、 そ れ を お し な べ て 「 三 巻 本 」 と し て 本 書 の 「 脚 注 」 で は 掲 げ て お い た が 、 能 因 本 と 三 巻 本 と で は 段 序 に ち が い が あ る か ら 、 本 書 の 段 の う ち ど の 段 の 対 校 に 用 い ら れ て い る の が 弥 富 本 で あ る か を 明 ら か に す る た め 、 そ れ に 当 る 本 書 の 段 序 を 次 に 掲 げ る 。 第 一 ~ 二 五 段 。 第 二 八 ~ 五 三 段 。 第 五 五 ~ 六 〇 段 。 第 六 二 ~ 八 一 段 ( 八 一 段 は 「 あ ぢ き な き も の 」 の 段 ) 。 第 一 七 三 段 。 第 二 一 三 段 。 第 二 九 五 段 ( こ の 段 は 弥 富 本 で は 本 書 第 一 〇 段 の 末 に 当 る 部 分 に は い る ) 。 第 三 〇 四 段 ( こ の 段 は 弥 富 本 で は 本 書 第 五 二 段 の 末 に 当 る 部 分 に は い る ) 。 右 以 外 の 各 段 は 陽 明 文 庫 本 で あ る が 、 た だ 次 の 諸 段 は 、 第 一 、 二 類 を 通 じ て 三 巻 本 に は 全 く 欠 け て い る 段 で あ る 。 第 五 四 ・ 六 一 ・ 八 二 ・ 八 四 ・ 一 一 七 ・ 一 五 二 ・ 二 一 九 ~ 一 一 二 一 ・ 三 〇 三 ・ 三 一 〇 ・ 三 一 三 一 四 ・ 三 一 八 ・ 三 二 三 段 。 3 前 田 家 本

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


枕 草 子

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


三 = 三 lll = ョ ョ を 三 三 = 三 一 = = 三 三 ョ 三 一 = 三 三 ョ = 一 3 を ゞ 、 イ ー 3 ー ゞ 325 図 録 慧 花 ( 枕 草 子 絵 巻 ) 唐 車 ( 春 日 権 現 験 記 ) 網 代 輿 ( 春 日 権 現 験 記 ) ぐ る ま 檳 榔 毛 の 車 ( 年 中 行 事 絵 巻 ) び ろ う げ

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


な り た る 程 、 一 尺 余 ば か り 見 え た り 。 と 見 え て い る 。 し か し そ れ で は ど の よ う な 草 子 を 特 に 「 枕 草 子 」 と 称 し た か に つ い て は 古 来 さ ま ざ ま の 論 が ば つ ぶ ん あ る 。 こ の 場 合 、 本 書 の い わ ゆ る 跋 文 の 部 分 が 問 題 と な ろ う 。 す な わ ち 、 し き ふ み 「 う へ の 御 前 に は 史 記 と い ふ 文 を な む 書 か せ た ま へ る 」 と の た ま は せ し を 、 「 枕 に こ そ は し は べ ら め 」 と え 申 し し か ば 、 「 さ は 得 よ 」 と て 給 は せ た り し を 、 云 々 ( 三 二 一 段 ) と あ る 部 分 の 「 枕 」 が 書 名 と か か わ り を 持 っ と す る の で あ る 。 代 表 的 な 考 え 方 を あ げ て お こ う 。 ① 備 忘 録 、 手 控 え 、 心 覚 え の メ モ と す る 説 大 切 な も の な の で 、 人 に 見 す ま じ き も の と す る 説 ③ 寝 具 の 枕 と す る 説 ④ 枕 詞 、 題 詞 と み る 説 ⑤ 枕 ご と 、 枕 詞 は 歌 文 の 中 心 と な る も の で あ る か ら 、 「 枕 草 子 」 は そ れ を 書 き 集 め た も の と す る 説 こ れ ら に 対 し て 、 基 本 的 な 「 枕 草 子 」 の 意 は 十 分 汲 み な が ら も 、 ど う し て 中 宮 の 応 答 に 際 し て 特 に 「 枕 に こ そ は し ( 三 本 「 し 」 ナ シ ) は べ ら め 」 と 述 べ た も の か と い う 点 を 重 く み る 考 え 方 も あ る 。 す な わ ち 、 中 宮 の こ と ば の 「 史 記 」 に 注 目 し て 、 説 ⑥ 「 史 記 」 ( 敷 き ) に 対 し て 「 枕 ー ( 頭 ) を 掛 詞 と し て 、 枕 詞 の 意 と す る 説 解 な ど が あ り 、 更 に 、 こ こ に 漢 詩 の 出 典 を 想 定 し て い る も の に 、 言 っ ・ も , れ 、 フ た い い た づ ら ⑦ 『 文 選 』 二 三 「 設 論 」 の 「 徒 ニ 経 ヲ 枕 ニ シ 、 書 ヲ 藉 キ 、 衡 門 ニ 紆 体 ス ル ヲ 楽 シ ム 」 に 拠 る と す る 説 ⑧ 白 楽 天 の 「 秘 省 後 庁 」 の 「 白 頭 ノ 老 監 書 ヲ 枕 ニ シ テ 眠 ル 」 に 拠 る と す る 説 し

完訳 日本の古典 第十二巻 枕草子 ㈠


の 月 の 輪 に 居 住 し て い た 模 様 で あ る 。 没 年 は も と よ り 不 明 と い う よ り ほ か は な い 。 子 ニ 作 品 に つ い て 草 枕 『 枕 草 子 』 と い う 書 名 は 作 者 が 自 分 で つ け た 名 前 で は な く 、 後 の 人 の 命 名 に よ る も の の よ う で あ る 。 平 安 時 代 に は こ の 名 は 見 え な い が 、 そ れ 以 後 の 文 献 に ど の よ う な 名 称 で 呼 ば れ て い る か 列 挙 し て み る と 、 「 清 少 納 言 」 「 清 少 納 言 記 」 「 清 少 納 言 抄 ー 「 清 少 納 言 草 子 」 「 清 少 納 言 枕 草 子 」 「 清 少 納 言 枕 」 「 枕 草 子 」 、 つ カ カ な ど で あ る 。 い ず れ に せ よ 室 町 時 代 の 末 ま で 多 様 な 呼 び 方 が あ っ た こ と は 窺 え る し 、 ま た 他 の 資 料 か ら 見 て も 必 ず し も 統 一 さ れ て は い な い こ と が は っ き り す る で あ ろ う 。 「 清 少 納 言 」 は 作 者 で あ り 、 「 枕 草 子 」 は 作 品 名 の よ う な も の で あ る が 、 こ の 二 つ の そ れ ぞ れ と 、 こ の 二 つ が 結 び つ い た 名 と が 並 び 行 わ れ て い た の で あ る 。 こ の こ と か ら 「 枕 草 子 」 と は 普 通 名 詞 で あ っ て 、 「 清 少 納 言 ( が 書 い た ) 枕 草 子 」 が 本 来 の 名 称 で あ る と す る 説 も 導 き 出 さ れ て く る 。 か ん す 「 草 子 」 と い う 名 は 「 巻 子 」 な ど に 対 し て 綴 じ た 書 物 を さ す 「 冊 子 」 の 音 便 形 で あ る 。 従 っ て 「 草 子 」 は も あ て じ と も と 当 字 で あ り 、 そ の ほ か 草 紙 ・ 双 紙 ・ 双 子 な ど の 表 記 も 見 ら れ る 。 本 書 で は 最 も 一 般 的 な 「 枕 草 子 」 を も っ て 書 名 と し た 。 読 み 方 と し て も 現 在 は 「 ま く ら の さ ( そ ) う し 」 と 読 ん で い る が 、 古 く は 「 の 」 を 入 れ ず に 「 ま く ら さ う し 」 と 読 ん だ と す る 説 が 、 あ る い は 従 う べ き で あ ろ う 。 前 述 し た よ う に 「 枕 草 子 」 と い う 名 称 は も と も と 普 通 名 詞 で あ っ た ら し く 、 『 栄 花 物 語 』 の 「 若 ば 枝 」 に 、 き ぬ の つ ま か さ な り て う ち 出 だ し た る は 、 色 々 の 錦 を 枕 さ う し に 作 り て う ち 置 き た ら む や う な り 。 か さ さ く し