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1. 世界史の誕生 : モンゴルの発展と伝統

280 『集史』には、まだ全訳がない。次は、原本の第一巻だけのロシア語訳である。 L. A. Khetagurov, O. I. Smirnova tr. , R 房ミミミ S トミ 0 S ミ・ , Tom l, Kniga pervaya 陸 Kniga vtoraya. lzdatel'stvo Akademii Nauk SSSR, Moskva 年 Leningrad, 1952. なお、前出の The Successors 、 G ミ S K ミは、同じく『集史』の第一巻の、チンギス・ ーン ( 元朝の成宗皇帝 ) までの部分だけの英訳で ーンの息子たちからテムル・オルジェイト・ ある。 『フラーン・デブテル』には、次の日本語訳がある。 稲葉正就・佐藤長訳『フウラン・テプテルーチベット年代記ー』 ( 法蔵館、一九六四年 ) 『元朝秘史』は、十四世紀に、モンゴル語原文を漢字で音訳して漢訳を附した本が、明朝の太祖 洪武帝の命によって編纂刊行された。この本の音訳漢字を口 1 マ字化したのが、次のものである。 白鳥庫吉訳『音訳蒙文元朝秘史』 ( 東洋文庫、一九四一一年 ) 『元朝秘史』のモンゴル語原文からの全訳としては、原本が含む漢訳を除けば、次の一九〇六年 に完成した日本語訳が世界でもっとも古い。文体は擬古文である。 那珂通世訳注『成吉思汗実録』 ( 大日本図書、一九〇七年。筑摩書房、一九四三年 ) 「元朝秘史』のロ語体の日本語訳には、次のものがある。ただし正字体の漢字、歴史的仮名遣い を用いる。 小林高四郎訳注『蒙古の秘史』 ( 生活社、一九四〇年 ) もっとも手に入りやすい『元朝秘史』の日本語訳は、次のものである。擬古文とロ語文の折衷の

2. 漢語林 改定版

1289 中国学芸年表 ( 1644 ~ 1912 ) ー一六三六 ) 。叉清〉崇徳元年。国号を大清と一六一宅島原の乱。 本阿弥光悦一六一宅 改む。 烏丸光広一六一穴 一 0 丁丑一六一宅宋応星、「天工開物」を著す。 三己卯一六一元陳継儒 ( 一五五ヘー一六三九 ) 。・都敬 ( 一会へー一六三一六三九鎖国令。 松花堂昭乗一六一一九 一三庚辰一六四 0 張端図一五 ?() ー一六岩 ? ) 。 一四辛巳一六四一流賊李自成 ( 一六実ー一六四五 ) 、洛陽を占領。・張 溥囎ウ ( 一六 0 一一ー一六四一 ) 。 一六癸未一六四三〈清〉崇徳八年。太宗 ( ? ー一六四三 ) 没、世祖嗣ぐ。天海一六四三 一七甲申一六李自成、北京に侵入、毅宗ハウ自殺して、明、滅 亡。・倪元瑯第。 ( 一発一ー一六四四 ) 。・凌濛初芻冖 , ( ? ー一六 ) 。「白案驚竒」 一六四四 世祖順治元甲申世祖 ( 一六三ヘー一六六一 ) 、李自成を追い、北京を都 として中国に君臨。清時代、考証学盛ん。・明 の遺王遺臣、南方に逃れ回復を計る。 一一乙酉一六四五明の劉宗周 ( 一五大ー一六四五 ) 。・文震亨。ウ ( 一五沢庵一六四五 会 5 一六 ) 。・楊文ソウ ( 一五九七ー一六四五 ) 。 三丙戌一六四六明の黄道周 ( 一五会、一六四六 ) 。「博物典彙」・馮 夢竜 , ウ ( 一五詣ー一六四六 ) 。「古今小説」・阮大鍼 小堀政一 ( 宗甫・ ′イセイ ( 一五全ー一六四六 ) 。「春燈謎」「燕子箋」 遠州 ) 一六 四丁亥一六四七明の曹学俺セ , ( 一亳四ー一六 ) 。 中江藤樹一六哭 五戊子一六哭文従簡 ( 一亳四 5 一六哭 ) 。 六己丑一六四九艾儒略りヤク ( イタリヤ人宣教師、ジュリオ・那波活所一六哭 アレニ。一五へ了一六咒 ) 。「職方外紀」「西学凡」「出谷時中一六咒 △デカルト一六吾 像経解」 九壬辰一六五一一王鐸 ( 一五空ー一六五一 l) 。・陳洪綬 ( 一五究ー一六五一由井正雪の 乱。徳川家光 一六五一 l) 。・万寿祺キ ( 一六 0 三ー一会 D 。 一五九六ー一六七一 l) 、日一六五一 一 0 癸巳一六吾一明の独立ウ ( 戴曼公「 ' 。 松永貞徳一六吾 本に帰ヒ。 二甲午一六五四侯方域 ( 一六一ヘー一六五四 ) 。明の隠元 ( 一究一一ー一六 当 l) 、日本に渡行。黄檗宗を開く。 一六「大日本史」 一五戊戌一六犬馬驢ウ ( ? ー一六五 0 。車項聖謨又一五発ー一六編集の史局開設。 一六己亥一六五九明の毛晋 ( 一五究ー一六発 ) 。「十三経」「十七 史」「津逮秘書」を刊刻。 * 朱之瑜 ~ 戈舜水ン。一 六 00 ー一六へ一 l) 、日本に帰化。水戸光圀に招かる。野々村仁清一六六 0 一へ辛丑一六六一明の永明王、ビルマに逃れて捕えられ、清に 送遠殺害。明の大統絶滅。・衛匡国羇ウ。ク ( オー ストリア人宣教師、マルチン・マルチニ。一六一四 ー一六六一 ) 。一六四三年渡来。途中一時帰国中出版の ツ。ハにおける中国地図の 「支那地図」はヨーロ 最初。「韃靼戦争記」 聖祖康煕元壬寅一六六一一聖祖康熙帝 ( 一六五四ー一七一三 ) より高宗乾隆帝 ( 一△。ハスカル一六六一一 ー一七究 ) にかけ、大規模の出版事業行わ松平信綱一六六一一 る。・鄭成功。ウ ( 朱成功・国姓爺ャ。一六一一四ー酒井田柿右衛門 一六六一 l) 。鄭芝竜 ( 一六 0 四 5 一六六一 ) と日本人田川氏の ( 初代 ) 一六六三 間に生まれ、廈門「・台湾に拠って明朝の回復 を計る。 三甲辰一六六四明の銭叢益 ( 一五へ一了一六六四 ) 。 * 藍瑛 ( 一五へ五ー 一六六四 ) 。 五丙午一六六六湯若望 ( ドイツ人宣教師、アダム・シャール。△一六六六ニュート ー一六六六 ) 。一六一三年渡来。「崇禎暦書」また、望ン、万有引力 発見。 遠鏡などを製作。 六丁未一六六七文柑舅 ( 一五突」一六六七 ) 。 一 0 辛亥一六七一呉偉業 ( 一六 0 九ー一六七一 ) 。「永和宮詞」 石川丈山一六亠一一 リョウっウ 一一壬子一六七一一周亮工まウ 三癸丑一宅三三藩 ( 雲南の平西王呉三桂・広東の平南王尚 之信・福建の靖南王耿精忠 ) の乱起こる ( 一六 八一 ) 。・宋碗 ( 一六一四ー一六当 ) 。・襲鼎孳ハ ( 一六一 五ー一六七三 ) 。・蕭雲従ウ ( 一五突ー一奄三 ) 。・黄 向堅 ( 一六 0 九ー一毫三 ) 。 狩野探幽一六 一四乙卯一五孫奇逢 ( 一五へ四ー一宅五 ) 。 一六丁巳一六毛張爾岐ウ ( 一六三ー一六七 ) 。・王鑑 ( 一五究ー一六七△スピノーサ一六 一九庚申一六へ 0 魏祺乂一六一一四ー一六へ 0) 。・王時敏 ( 一五空ー一六へ 0 ) 。林春斎 ( 鵝峰 ) 一六 ・李漁 ( 一六一一ー一交 0 ) 。「笠翁十種曲」 山崎闇斎一六へ一 一一一壬戌一六へ一一顧炎武 ( 亭林。一六一三ー一六へ一 l) 。「日知録」 ( 一六一ヘー一六へ三 ) 。・呂留良 ( 一六元西山宗因一六へ一一 一三癸亥一六へ三施関章ュン , ; ウ 一三甲子一六会呉兆騫《 . ケ , ( 一六三一ー一六へ四 ) 。・傅山買 ( 一六宅 ー一六へ四 ) 。・沈筌劈 ( 一六一一四ー一六へ四 ) 。・顧見童 ( 一六 山鹿素行一六会 0 六ー一六会 ) 。 毛戊辰一六へへ南懐仁 ( ベルギー人宣教師、フェルビース「中朝事実」 ト。一六一一三ー一六へへ ) 。一六五九年渡来。暦法の改革、大 砲の鋳造などを行う。「坤輿全図・同図説」 一穴己巳一六へ九ロシアとネルチンスク条約を締結。・襲賢一六き湯島に聖堂 建立。 元庚午一六九 0 「大清会典」 ( 一六一一巻 ) 完成。・汪腕第 ( 一六一一四ー一熊沢蕃山一究一 究 0 ) 。・王武 ( 一六三一一ー一六き ) ・惲格 ( 南田。一六三三土佐光起一六九一 ー一六九 0) 。 = 一一壬申一容一王夫之 ( 船山。一六一九ー一六九一 l) 。・顧祖禹 ( 一六三 ー一六九一 D 。「読史方輿紀要」・宣重光ウ。ウ ( 一六一一 三ー一六九一 l) 。 ー一六九三 ) 。・鄭竄誓 ( 一六一三ー一六九井原西鶴一六空 一一三癸酉一六九三冒襄蓊ウ ( 一六二 ー一六九四 ) 。「読礼通考」・徐枋松尾芭蕉一六九四 三三甲戌一六九四徐乾学 ( 一六一一一一 話乙亥一究五黄宗羲 ( 一六一 0 ー一六 ) 。「宋元学案」「明儒学案」

3. 全訳古語例解辞典 小学館

二九八 げんーじ【源氏】〔名〕①「源 ( ) 」の姓を持っ氏族。平安となって栄華を極めるまでを描く。続く「若菜・上」からけんーしょ【見所】〔名〕①見物する場所。観覧席。例 じ時代初期、嵯峨天皇の諸皇子が臣籍に降下したことに「幻」までは、正夫人として迎えた女三の宮と柏木との密「かねてーーをとりて、人を煩翁づ ) はさじのために」〈十訓 ん始まり、清和源氏・村上源氏などの諸源氏が出て、藤通により、一一人の子薫を我が子として育てる苦悩から過抄・一〉訳あらかじめ見物席を確保しておいて、人に迷惑を 原氏に対抗する大きな勢力となった。東国で勢力を得、去のおのれの罪の報いを思い知り、悲嘆のうちに出家を決かけないように。 「平氏」とともに武家の豪族として栄えたのは、清和源氏の意するまでを描く。「匂宮」以下のつなきの三帖を経て「橋② ( 「ーーの人」の意 ) 見物人。観客。例「よくよく言葉を 流れである。 姫」以下のいわゆる宇治十帖では、光源氏の死後、薫とそ尋ね、品 ( 色を求めて「ーの御意見を待つべきをや」〈風 の親友の匂宮に、宇治八の宮の三人の姫君をからませて、姿花伝・ = 〉訳 ( 貴人の ) 言葉遣いをよく研究し、様態を ②「源氏物語あ略。 探求してまねをし、見物席の貴人方のご批評を待つのがよ 源氏物語 ( ) 〔書名〕平安中期の長編物語。五十四成就しない暗い愛の世界を描く。 巻 ( 帖 ) 。紫式部作。成立年代は未詳だが、一〇〇一年仏教的宿世観を基底にして、平安貴族の恋と政治のかろうよ。 ( 長保三 ) 以降の起筆と考えられ、一〇〇五年 ( 寛弘二 ) 人生が心のひだを一枚一枚めくっていくような精密な心理 3 ( 「けんじよ」と発音したか ) 外からの見た目。また、見抜 には一部が世に出ており、「更級日記れの記事による描写で写実的に描かれ、独立した巻々が各々の物語を確いたところ。例「目ききの見出すー・にあるべし」〈花鏡〉 固として示しながら、時空を自在に操って複雑に重なり合訳 ( 能の芸の奥義といわれる妙体のおもかげを ) 鑑賞眼のあ と一〇一一一年 ( 治安元 ) には全巻が完成していたらしい る人の見抜きえるところであるだろう。 「古今和歌集』や「伊勢物語』などの影響を受けつつ、先って、一大ドラマを構成している。 行の『竹取物語』『宇津保物語』といった作り物語の伝統曾頭「いづれの御時 ( 諸ん ) にか、女御 ( ) ・更衣 (±う ) あま要点能楽用語として多く用いられる。①②も③と同様 を受け継ぎ、飛躍的に発展深化させて物語文学を大成さたさぶらひ給ひける中に、いとやむごとなき際 ) にはあらぬ「けんじよ」と発音したかもしれないが不明。現在は「けんし せた日本古典文学の最高傑作である。また、「狭衣物が、すぐれて時めき給ふありけり」訳どの天皇の御代婦であよ」と読んでいる。 語』などの擬古物語をはじめ、連歌・謡曲・御伽草子 ったか、女御や更衣が大勢お仕えなさっていた中に、それほけんーしよう【顕証】〔形動ナリ〕けそう 俳諧など、後世の諸種の文学作品に多大な影響を与ど高貴な家柄ではない方で、ひときわ帝のこ寵愛を受けておけん・す【献ず】〔他サ変〕 ~ に心・ー・ ) 「与える」の謙譲 られる方があったのだった。 えた。 語。差し上げる。献上する。例「今も年々、十符 (%) の ①桐壺②帚木諸③空蝉④タ顔⑤若紫⑥↓紫式部 ( き ) ・明石の上 ( 2 ) ・葵の上 ( 2 ) ・浮舟菅菰 ( ) を調 ( ) へて国守に・ー・・すといへり」〈奥の細 末摘花い⑦紅葉賀じ⑧花宴の⑨葵 2 お⑩賢木か⑩ ( ) ・柏木 ( ) ・薫翁を ) ・桐壺更衣 ( 嬲 ) ・桐壺帝 ( 道・壺の碑〉訳今も毎年、十符の菅菰 (= 菅ハテ作ッタ十 花散里鱸⑩須磨⑩明石⑩澪標「⑩蓬生⑩関 ) ・弘徽殿女御 ( 齲の ) ・惟光 ( ) ・玉鬘 ( か ) ・頭中ノ編目ノアル敷物 ) をこしらえて国守に献上するという事で 屋鷲⑩絵合⑩松風⑩薄雲⑩朝顔齬@少女将 ( 芻ゅ ) ・匂宮 ( ) ・光源氏 ( 豊じ・藤壺 ( ) ・紫のある。 ・〉〔自サ変〕神・仏が他の姿 @玉鬘か⑩初音讐@胡蝶齲⑩蛍⑩常夏⑦篝火上 ( 2 き ) ・タ顔 ( ) ・タ霧 ( ) ・六条御息所げん・す【現ず】衾・ー ろみ ) ・女三の宮 ( ) をとって現れる。例「多聞 ( 梵 ) ・持国 (E こ ) 、一一人の童子 ⑩野分鰡④行幸擎⑩藤袴ば⑨真木柱ば⑩梅枝 ( や りたれ絽蹼 ) 〔書名〕江戸後期のに・ー・じ」〈平家・六・慈心房〉訳多聞天と持国天とが一一 ⑩藤裏葉猛%@若菜・上⑩若菜・下⑩柏木⑩横源氏物語玉の小櫛 ( げん 笛⑩鈴虫⑩タ霧⑩御法⑨幻⑩匂宮翡朝⑩「源氏物語あ注釈書。本居宣長著。一七九六年人の童子の姿をとって現れ。 紅梅⑩竹河⑩橋姫⑩椎本が⑦総角⑩早蕨 ( 寛政八 ) 成立。それまでの仏教的、儒教的観点からの解日〔他サ変〕出現させる。現す。また、しでかす。出来っさ ⑩宿木⑩東屋⑦浮舟⑩蜻蛉⑩手習釈を退けて、語句の注釈・文章の味読を基にし、原典にせる。例「既に十一一、三にならんする者が : : : かやうに尾 夢浮橋うの各巻から成るが、「幻」と「匂宮」との間に巻即した注釈を実践し、「もののあはれ」がテーマであると論じ籠ろ ) をーー・じて」〈平家・一・殿下乗合〉訳もっ十一一、 た。↓本居宣長 ( ) 三歳にもなうっという者が・ : ・ : このようなばかな事をしでかし 名だけの「雲隠が」の巻がある。 て。 「桐壺」から「藤裏葉」までの三十三帖では、帝と薄幸なげんーじゃ【験者】〔名〕↓げんざ 桐壺更衣との間に生まれた主人公光源氏が、左大けんーじゃう【勧賞】〔名〕功績に対して、官位や物なげんーぜ【現世】〔名〕 ( 仏教語。現代の「げんせ」 ) 現在のこ 臣の娘で年長の葵の上との政略結婚にあきたらず、次々とどを与えること。論功行賞。例「ーーには闕国 ( ) を賜の世。三世の一つで、前世・来世に対していう。例 ん愛の遍歴を重ねる。とりわけ義母である藤壺との不倫の恋 ( 凸ふべき由仰せ下されける」〈平家・一・殿上闇討〉訳「ー・の得意、この人に過ぐべからす」〈平家・〈・祇園女 げは子までなすに至る。一時、不遇な身を明石に過こすこと ( 寺院を建立した ) 論功行賞として国司が欠員とな「てい御〉訳この世で持っ親友として、 ( 誰も ) この人にまさるは すがない。 になるが、やがては不倫の子が帝位につくにおよび、内大臣る国の国司に任するということを ( 上皇が ) 仰せ下された。

4. 漢語林 改定版

ぐれている。右は、上。〔史記、田叔伝〕 ①ふみ。⑦貴ぶべき書物。「経典」④書籍。「古典」 2 の【典範】のり。おきて。てほん。規則。 8 り ( 法 ) 。法則。手本。 3 みち ( 道。おしえ ( 教 ) 。つね ( 常 ) 。【典墳】①中国古代の三皇・五帝が書いたと伝える三 ④礼。礼式。「祝典」 6 よりどころ。しきたり。「出典」 6 た墳・五典の略称。②古書。古典。 【具第グ 兼 だしい。また、みやびやか。上品。「典雅」⑦つかさどる ( 主 ) 。【典舗・典《鋪】質屋。 筆目旦目 ⑧質に入れる。国さかんいわん。大宝令の官制で、大宰府の【典△謨ン①「書経」の二典 ( 尭典第ウ・舜典ン ) 三謨 典 ①そなわる。 AJAJ のう。つっている。 2 そなえる。そ四等官。 ( 大禹謨ウ・皋陶謨ョウ・益稷ク ) をいう。②転じて、 具 るえておく。準備する。Ⅱ備。 3 そなえな。〇したく。準備。客乗一おき・すけ・つかさ・つね・のり・ふみ・みち・よし 古代の聖賢のりつばなことば。 会意。冊 + 一ハ。冊は、書物の象【典薬 ( 藥ア曻ク国昔、宮内省にあった役所で、宮中 菊な。。倶。 60 ふさに。詳」くどま 0 く。国名①段。「 ( 「 形。一ハは、物をのせる台の象形。との薬のことをつな分 ) った。その長官は、典薬頭。 一道具。「政争の具」 2 料理で、きざんで汁や混せ飯などに入 , マ」い書物の意味から、転じて、みち・のりの意味を表す。【典礼 ( 禮 ) 】①一定の儀式。儀式作法。②儀式をつ L れるもの。マ栄典・恩典・外典・楽典・旧典・訓典・経典・慶典・原か戛」る役。 菊客 AJO 第具下場 文形声。目 ( 貝 ) + 廾。音符の廾典・古典・五典・香典・国典・祭典・祀典・字典・事【典例】よりどら ? 」なる先例。しきたり。 画 一戸は、両手でさ六けるの意味。典・辞典・釈典・祝典・出典・掌典・賞典・瑞典・聖【典麗】正しく美しい。整 0 て美しい。 8 貝は、かいの象形。金品を両手でけ置く、そな意典・大典・通典・特典・内典・仏典・宝典・法典 【典論】書名。三国、魏ギの文帝 ( 曹丕の著。もと、 一味を表す。 【典衣ン①衣服を質に入れる。②君主の衣服をつかさ五巻。六朝文学批評論の先駆であるが、現在はその一部 マ雨具・家具・絵具・玩具・器具・供具・敬具・エどる官。〔韓非子、二柄〕 しか伝わらない。 具・香具・祭具・什具をウ・寝具・葬具・装具・道具・農【典謁 ( 謁 ) 】来客の取り次をつか」る。また、その役。 一並ア部第ージ。 一酋〒酉部 ~ ージ。 【典雅ン①正しくみやびやか。②古い書籍。古書。 入具・備具・表具・武具・仏具・文具・文房具 【具眼アンものことの善悪を判断する眼識 ( 見識 ) のあるこ【典楽 ( 樂 ) 】昔、音楽をつかさどった官。 ↓リ部一元。ヘージ。 と。また、その人。 「た、実際にあらわれる。【典冠】君主の冠をつかさどる官。〔韓非子、一一柄〕 【具現アン①ことこまかにあらわす。②実際にあらわす。ま【典儀ン①のり。てほん。②儀式。③中国、南北朝時 4 かねる八 代、朝廷の儀式をつか」った官。④国昔、朝賀・即位八 【具象プ , ウ形にあ - れていること。具体。↑抽象。 礼などの儀式をつな」った官。多く少納言第任じた。 【具上】ウことこまかに申し上ける。具申。「その文書。 第〉争兼 【具状 ( 状 ) ア , ウ事情をこまかに書いてさし出すこと。また、【典拠 ( 據 ) 】芻正しいよりどころ。 「来。【典刑】①昔からのおきて。②てほん。模範。「古文典①かねるあわせる。あわせて手に入れる。 2 かねて。あわ 【具申プンことこまかに申し上ける。具上。 せて。 A に。国①かねる 2 。 : ・しがたい。 : ・で亠い。 2 か 【具臣プン員数に入っているだけで、なんの能力もない家刑」③一定して変わらない刑罰。 ねて。前もって。あらかじめ。「兼題」 【具足】′①完全にそろっている。具備。②器具の総称。【典型】かた。てほん。模範。儀型。 道具。③⑦国甲胄ウ ( よろいかぶと ) 。鎧。④同伴【典故ン典拠となる故事。しきたり。「と、刑務所の長。客かす・かた・かぬ・かね・ A 者。部下。また、同伴すること。 【典獄】①裁判をつかさどること。また、その官。②国も冐〔兼〕は正字。〔無〕は俗字。 会意。 fi ( 又 ) + 林。又は、手の象 【具体 ( 體 ) 】に①全体を完全にそなんていること。②形を【典侍】国①内侍司蓍ルのの次官。ないしのすけ。②宮文 そなえていて、それとはっ去のわかること。また、実際的な内中の女官で最も地位の高いもの。 形。林は、並んで植えられている稲 容をそなえていること。具象。↑抽象。 の意味。並んだ稲をあわせて手につかむさまから、かねるの 【典章】ウのり。おきて。典制。制度文物。 意味を表す。兼奪日符に含む形声文字に、線鎌 ~ ・廉・ 【具体 ( 體 ) 的】イ形におれて ( 実際的に内容があっ【典常】ウ人として常に守るべき道。 て ) わかりやすいさま。具象的。抽象的。 マ気兼・摂兼・井兼 L 簾 ~ ・謙・嫌ながある。 【典制】のり。おきて。典章。制度文物。 【具陳】第ことこまかに申しのべる。 【典籍】書物。書籍。 【兼愛】翳自分と他人とを区別せす、すべての人を自分同 【具備完全にみらっている。具足。 様に、無差別平等に愛すること。中国の戦国時代に墨子 【典△膳】天子の食膳をつか」る官。 【典属 ( 屬 ) 国 ( 國ラク漢の武帝のとき設けた官で、降の唱えた説。 服した異民族のことをつな邑った。 【兼学 ( 學 ) 】一一種類以上の学問を兼ね学ぶ。 【典当 ( 當 ) 】品物を質に入れて金をかりること。また、そ【兼官】本官のほかに、別の官をかけもっこと。 第「曲血典 の品物。質ぐさ。抵当。担保。 【兼業】ウ本業のほかに、別の業務をかねること。 文 金 テン diän 5 ケン第】 jiän

5. 全訳古語例解辞典 小学館

こと。歴代。「累世 ( ) 」とも。例「ーーの公物 ( も ) 、古ること。「輪廻翁ん ) 」「流転生死」とも。例「久遠劫 い弊 (?t) をもちて規模とす」〈徒然草・九九〉訳代々の朝廷の ( ん ) より今までー : せる苦悩の旧里は捨てがたく、いまだ 生まれさる安養の浄土は恋しからす」〈歎異抄〉訳はるか ざ器物は、古くていたんでいるのをも「てよいこととしている。 るーざい【流罪】〔名〕①律令の「律」に定める五刑の一つ。に遠い昔から現在まで迷いの中に生死を繰り返している苦 」るけ。悩のこの世は捨て去りにくく、まだ生まれたことのない安らか 罪人を辺地に追放して移転の自由を奪う刑。流用い れ〔完了の助動詞「り」の已然形・命令形 ) り ( 助動 ) 例「されども、摂政関白ーーの例はこれ始めとぞ承る」〈平な極楽浄土などは恋しく思わない。 家・三・大臣流罪〉訳だけれども↑大臣流罪ノ例ハアル るーにん【流人】〔名〕流罪に処せられた人。流刑囚。例れ【自発・受身・可能・尊敬の助動詞「る」の未然形・連用 ガ ) 、摂政関白が流刑になった例はこれ (= 藤原師長ノ「伊豆 ( ) 国のーー、前兵衛佐 ( % じ頼朝が首を見ざ形〕↓る りつるこそ安からね」〈平家・六・入道死去〉訳伊豆国の流 、【例】〔名〕①過去にあったことで、典拠となるもの。 例 ) が最初だとお聞きしている。 れ 先例。前例。例「賀茂 ( じのいっきには、孫王の ②江戸時代の刑罰の一つ。罪人を遠島に送る刑。島流刑人である、前任の兵衛佐源頼朝の首を見ないことには 居給ふーー、多くもあらざりけれど」〈源氏・賢木〉訳賀茂 し。例「その罪遠島にあひ極まる。ーーの場所は追っての安心できない。死ノ床ニアル平清盛ノ言葉。 沙汰」〈浄・菅原伝授手習鑑・初〉訳その罪は島流しとるり【瑠璃・琉璃】〔名〕 ( 本来は仏教語 ) ①七宝・の神社の斎院としては、天皇の孫である女王がお就きになっ 一つ。青色の美しい宝石をいうが、赤・緑・紺などの色のもている先例は、多くなかったけれども。囲「斎院」ニハ、内 決定した。流刑の地は後ほと通告する。匯菅原道真 ・ : かりのこ。親王 (= 天皇ノ姫君 ) ガ就クノガ通例。 のを指すこともある。例「うつくしきもの。・ ヲ左遷スル場面。 ーの壺の ) 」〈枕草子・うつくしきもの〉訳かわいらしいも②世の中で広く行われ、慣習となっていること。通例。例 の。・ : ・ : 水鳥の卵。青玉で作られた壺。 「ある人、県 ( が ) の四年五年 ( 礎 ) 果てて、ーーの事る 考「流罪」には、都からの距離に従って、遠流 ②紫がかった紺色。瑠璃色。例「ーーの経巻は霊鷲山翁皆し終へて」〈土佐・十一一月二十一日〉訳ある人が、地 (= 安房常陸・伊豆佐渡・隠岐・土佐 ) ・中 ゅ ) の暁 ( ) の空よりも緑なり」〈栄花・浅緑〉訳紫紺方官としての四、五年 ( の任期 ) が終わって、慣習となって 流 (= 信濃ルナ・伊予巴・近流 (= 越前・安芸の三 種類があり、罪の軽重によっていすれに流すかが決定色の経巻は霊鷲山の夜明け前の空よりも深い藍色であいる事務引き継ぎの仕事などをすべて完了して。「土佐 る。 日記」ノ発端ノ部分。 された。 るる〔自発・受身・可能・尊敬の助動詞「る」の連体形〕↓ ①あたり前のこと。普通。並例「君、 : : : 寄り給へる に、「押し開いて来ませ」とうち添へたるも、ーーに違ひた るしゃーなーぶつ【盧遮那仏】〔名〕 ( 仏教語。「毘盧遮る 那仏 ( や ) 」の略 ) 広大無辺な仏知を象徴する仏で、真るれ〔自発・受身・可能・尊敬の助動詞「る」の已然形〕↓る心地ぞする」〈源氏・紅葉賀〉訳光源氏が、 典侍芻いの局に ) お近づきになった時に、 ( 源典侍が ) 言宗・華厳宗の本尊。真言宗では大日如来鷲と同る 「戸を押し開いてお入りなさい」と ( 光源氏の歌に ) 付け加え じと説く。 たのも、普通 ( の女 ) と違った感じがする。女カラ男ヲ誘 るーす【留守】〔名〕①天皇・城主・主人などが外に出かけた ウョウナ言イ方ハ、当時トシテハ普通デナイノテアル。 あと、皇居・城・家などを守ること。また、その役の人。留 いっ」同じであること。ふだん。平素。例「ー・は、さし 守番役。例「長兵衛尉闘う ) 信連 ( ) は、御所 ( に もさるもの目近からぬ所に、もて騒ぎたるこそをかしけれ」 よ ) のーーにぞ置かれたる」〈平家・四・信連〉訳兵衛尉の長 〈枕草子・正月一日は〉訳 ( 一月七日の若菜摘みの時に 谷部信連は、御所の留守番役として残された。 は ) 平素は、さほどそうしたもの (= 若菜 ) は見慣れていない 外出して不在であること。例卩ー使はせて二階に忍 ( 高貴な ) あたりで、珍重し騒いでいるのがおもしろい。 び、くぐり戸の鳴るたび胸を抑へ耳をふさぎ」〈西鶴・好色 れいけいーでん【麗景殿】〔名〕内裏にある十七の殿舎 一代男・三・四〉訳居留守 (= 家ニイルノニ不在ヲ装ウコト ) の一つ。皇后・中宮・女御などが住む。また、転じて、そ んを使 0 て一一階に隠れ、表のくぐり戸の音がするたびに ( 心配 こに住む皇后などの称。 のあまり ) 胸をどきどきさせて耳をふさいで。 れいーげん【霊験】〔名〕 ( 「れいけん」「りゃうけん」とも ) ①祈 る・てん【流転】〔名・自サ変〕 ( 仏教語 ) ( 漂流し回転する 願にこたえて神仏が現す不思議なしるし。神仏に祈った効 つに ) 迷いの世界にいつまでも生まれ変わってさまよい続け ② ろつほう ④ 八七二

6. 全訳古語例解辞典 小学館

小学館の辞典 豊富な収録語数と充実した内容 「常用漢字表」「現代仮名遣い」に完全準拠したく新選〉シリーズ / 新選国語辞典 く第 6 版〉 金田一京助・佐伯梅友・大石初太郎・野村雅昭編 現代語・古語・外来語など類書中最大の 8 万語を収録。明快な解説、 豊富な参考欄、巻末「漢字解説」など、学習・実用辞典の決定版。 新選漢和辞典 く第 5 版〉 小林信明編 親字 1 万 1 千余、熟語 6 万 4 千 5 百を収録。学習・常用・人名漢字の 明示、豊富な漢籍例・故事成句や国語・百科語、更に解字・人名・姓・ 地名・参考欄などを設けた学習用漢和辞典の決定版。 新選古語辞典 く新版〉 中田祝夫編 上代から明治まで、古典読解に必要十分な 4 万語を精選。参考欄で語 源・語史を詳説。古典学習に役立つ充実した巻末付録つき。 新解国語辞典 大石初太郎編 中学生向き見出し語 4 万 8 千。 常用漢字は大見出しで示し解説。 学習の基本と応用を示す興味深い 囲み欄・注記・一行知識も豊富。 ⅧⅡⅢ川盟Ⅷ川川Ⅷ川Ⅷ川Ⅷ川Ⅷ川川Ⅷ 8912 稲村松雄・渡辺藤ー・荒木一雄編 スピリツツ英和辞典 稲村松雄編 シニアフレンド英和辞典 常用国語辞典 宮地幸一編 大学生・一般人向き見出し語 5 万 5 千。語釈・解説が簡潔でわか りやすさに定評。日常業務、名種 試験に役立つ。多彩な付録つき。 川Ⅷ川川川ⅧⅢⅢⅢⅢⅢ ll Ⅲ川川ⅧⅡⅢ旧Ⅷ川ⅡⅧ川 示し表現辞典を兼ねる。さし絵も豊富。 6 万。重要文型のパターンを太字で明 高校生向き学習辞典最高の見出し語 抜群。使う立場で編集した学習英和。 改行と 2 色刷りでの解説は読みやすさ 中・高校生向き見出し語 2 万 6 千。

7. 全訳古語例解辞典 小学館

の中から一つ二つを取りあげて、例として示す意を表す。・ らず」〈竹取・貴公子たちの求婚〉訳じじい (= 私 ) は、歳が目〔感〕聞いて驚き、確かめるために問い返す語。えつ、なん と。なんだって。なになに。例「「あれは鬼瓦 ( が ) でござる」 ななどのよう。 : ・というよう。例「姉、継母 ( ) ーーの人々七十を越えました。 ( 寿命は ) 今日明日とも知れません。 r—、鬼瓦」」〈狂言・鬼瓦〉訳「あれは鬼瓦でございま なの、その物語、かの物語、光源氏のあるやうなど、所々語るなな・つ【七つ】〔名〕①七。また、七歳。 を聞くに」〈更級・かどで〉訳姉や継母などといった人達② ( 「七つ時」の略 ) 時の名。明けの「七つ」 (= 午前四時す」「えつ、なんだって、鬼瓦 ( だと ) 」 が、その物語、あの物語、 ( 「源氏物語』での ) 光源氏の様頃 ) と暮れの「七つ」 (= 午後四時頃 ) がある。例「あれ数ふ何が扨 @ ①相手の言葉を強く否定して、自分の主 張をのべようとする語。どうしてどうして。とんでもない。 れば、暁 ( ) のーーの時が六つ鳴りて、残る一つが今生 子などを、所々物語るのを聞いていると。 なーな〔連語〕 ( 完了の助動詞「ぬ」の未然形 + 願望の終 ) の鐘の響きの聞き納め」〈近松・曽根崎心中・下〉訳例「。ー、広い都でござるによって、都には【」ざりませう」 〈狂言・末広がり〉訳いやもう、広い都でありますから、 助詞「な」。活用語の連用形に付く ) ・ : てしまいたい。例 ( 今鳴る ) あれ (= アノ鐘 ) を数えると、暁の七つロげる鐘の 「高き嶺 ( ね ) に雲の着くのす我さへに君に着きーー高嶺音が六つ鳴って、残る一つの鐘の音が、この世の鐘の聞き都には ( きっと末広がりが ) こざいましよう。 ②他のことはさしおいて、とにかくこれだけは大事だの意を か ) と思 ( も ) ひて」〈万葉・一四・一一一五一四〉訳高い峰に雲が寄おさめ。「曽根崎心中』ノ名場面ノ中ノ名セリフ。 りつくように、私までもあなたに寄りついてしまいたい、あなたななーなぬか【七七日】〔名〕 ( 仏教語 ) 人の死後、四十表す。何はともあれ。とにもかくにも。例「。ー、近々 ( 第 ) には出勤をするであらう」〈狂言・武悪〉訳何はと を高い峰と思って。「着くのす」ノ「のす」ハ、「なす」ノ上九日目の法事を行う日。 なーなむ〔連語〕 ( 完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」 + 他もあれ、近日中には出勤しよう。 代東国方言デ、・ : ノョウニ、・ : ノョウナノ意。 ・ : し何にかはせ・むワ反語を表す。何になろうか、いや何に 日 ( 上代東国方言。打消しの助動詞「す」の古い未然に対する願望の終助詞「なむ」 ) ・ : してしまってほしい。 てしまってくれ。例「おしなべて峰も平らになりーー山の端もならない。どうしようか、いやどうにもならない。例「源 形 + 東国方言の助詞「な」。活用語の未然形に付く ) : ・ ないで。・ : ないままに。例「我が門 (±) の片山椿 ( 2 ま ) ま ( は ) なくは月も入 ( い ) らじを」〈伊勢・〈 = 〉訳 ( どこも ) 一様氏を一の巻よりして、人もまじらす、几帳 ( ) の内にう ち臥 ( ふ ) して引き出 ( い ) でつつ見る心地 ( 破こ ) 、后 ( ) の こと汝 ( 2 ) 我が手触れーー土に落ちもかも」〈万葉・ = 0 ・に峰も平らになってしまってほしい、山の端 (= 稜線男ウ ) とい 位 ( ) もーー・む」〈更級・物語〉訳「源氏物語』を第 四四一◇訳私の家の門の、片山椿よ、本当にお前は私の手うものがなかったら月も沈んで隠れないだうつになあ。 一巻から始めて、誰にも邪魔されす几帳の中に寝そべっ が触れないままに地面に落ちるだろうかなあ。「土に落なーなり〔連語〕 ( 断定の助動詞「なり」の連体形「なる」に て ( 櫃から一冊すっ ) 取り出して読む気持ち ( の幸せに 推定・伝聞の助動詞「なり」の付いた「なるなり」が「なんな つ」ニ女ガ他人ノモノニナル意ヲコメル。 り」と撥音便化し、その撥音「ん」が表記されない形。「なン比べたら ) 、皇后の位も何になうつか。 ななーくさ【七草・七種】〔名〕①七種類。転じて、いろい ろとあること。例「世の人の貴 ( 擎 ) び願ふーあ宝も我はなり」と読む ) ・ : であるようだ。 : ・だということだ。例「さはなにーか【何か】 ( 「か」は係助詞 ) 、【連語 ) ①疑問を表す。 何せむに」〈万葉・五・九 0 四長歌〉訳世間の人があがめ重ん秋の夜は思し捨てつるななりな」〈更級・春秋のさだめ〉っして : ・か。なせ : ・か。例「霍公鳥 ( 費と ) 思はすありき じて求める七種類の宝も、私には何の役に立とうか。 訳それでは (= 春ノ夜ノ月ノ歌ヲ詠ンダトイウコトハ ) 秋の夜木 ( こ ) の暗 (z) のかくなるまでにー・来鳴かぬ」〈万葉人・ 一哭七〉訳ホトトギスよ。思いもかけなかったなあ。木立の茂 ②春の七草。芹・薺警・御形・繁縷・仏の座・菘はお見捨てなさったようですね。 ・清白をいう。 【何】〔代名〕指示代名詞。不定称。名称や実みがこんなに深くなるまでに、 4 っして来て鳴かないのか。 ″ :2. おみな十′ . ー - 体の不明な物事にいう語。どのようなもの。なにこ②反語を表す。どうして : ・か、いや・ : ではない。例「いにし 3 秋の七草。萩尾花・葛花癶・撫子・女良花えし と。例「世の中をー・にたとへむ朝ばらけこぎ行く舟の跡のへより人の染めおきける藤衣 ( ご ) にも、ー・やつれ給ふ」 藤袴鋕ば・朝顔をいう。 要点御形はハハコグサ、菘はカプ、清白はダイコン、朝顔しら波」〈拾遺・哀傷〉訳このはかない世の中をどのような〈源氏・若菜・上〉訳 ( 喪服として ) 昔から人が染めておい ものにたとえて述べようか。ほのほのと明けゆく朝の川をこぎた ( 麻の ) 藤衣にも、どうして ( そなたが私のために ) 姿をやっ は現代のキキョウである。 しなさる必要があうつか ( その必要はありませぬぞ ) 。 七草の粥 (*) ( 「ななくさがゆ」とも ) ①正月七日に、春去って行く舟の跡を示す白い波だ ( とでもいおうか ) 。 日〔感〕上に述べた語や相手の言葉をやわらかく否定して、 〔副〕疑問・反語を表す語。どうして。なせ。例「見渡せ の七草を菜として入れてたいた粥。 ②正月十五日に、七種類の穀物、すなわち、米・粟 2 ・ば山もと霞 ( 凸む水無瀬川 ( 髭せ ) タベは秋とーー思ひけむ」反対のことを述べよっとする時に用いる語。いや、なあに。ど 黍稗早菫子・胡麻に・小豆を入れてたいた粥。〈新古今・春上・三六〉訳まわりを見渡すと、山のふもとに霞うしてっして。例卩ー・。この歌よみ侍らじとなむ思ひ侍る ・カ がかかり、 ( その中を ) 水無瀬川が流れている春のタ景色のを」〈枕草子・五月の御精進のほど〉訳まあ、どういたしま 後世は、あすき粥となった。 ななそ , ち【七十・七十路】 , 〔名〕七十。七十歳。七十すばらしいことよ。夕暮れのよさは秋に限るとどうして今までして。私はこの歌というものをもう作りますまいと思 0 ており ますのに。囲作者ガ中宮カラ、歌ノ詠ミップリヲヒャカサレ 年。例「翁 ( 鰭 ) 、年ーーに余りぬ。今日とも明日とも知思いこんでいたのであうつか。 五九七 日

8. 旺文社 全訳古語辞典

兼好法師 ( 豊いう ) 銘ゥ一人名ズ生没年未詳 ) 鎌倉末散させたりするために祈禳いうをする人。修験者。行四帖。紫式部作。十一世紀初めに成立。光源氏を中 期・南北朝時代の歌人・随筆家。本名ト部兼好者。「〕 = 五「ーの物の怪調すとて、いみじうしたり顔に心にさまざまな恋愛とその苦悩から、宮廷貴族の生活を % 。京都の神官の家に生まれた。後二条天皇の蔵独鈷とこや数珠ずずなどもたせ」修験者が物の怪をおさ背景に平安時代の世相を描いたもの。五十四帖の各 えしすめるといって、たいそう得意顔で独鈷や数珠などを巻には美しい文学的な名がつけられていて、全体を三部 人として出仕したが三十一歳のころ出家して兼好 に分けて読むことができる。第一部は桐壷 ( 一帖 ) から と称し、京都西郊の双らが丘などで遁世生活をし、 ( 童女に ) 持たせて。 随筆「徒然草 2 」を著した。一一条派歌人としても名高けん・ざい【現在】 ( 名 ) ① ( 仏教語 ) 未来・過去に対し藤裏葉 ( 三十三帖 ) まで。光源氏の恋愛遍歴が中 て、この世。現世。②現に目の前にあること。実際。ほん心で、理想の女性紫の上を得て栄華の絶頂に立っ青壮 く、頓阿鍍・浄弁・慶雲とともに和歌四天王とよばれた。 とう。〔平治物語〕「相伝の主とーの聟むこを討ち」年期を描く。第二部は若菜上 ( 三十四帖 ) から幻 ( 四十 家集に「兼好法師家集」。 一帖 ) まで。暗い運命の悲劇に苦悩する光源氏晩年の けん・がた【験方】 ( 名 ) 加持・祈舊いうなど、現世の利益代々仕えた主君とほんとうの婿を討って。 【見参】 ( 名・自サ変 ) ①節会・宴生活を描く。第三部は匂宮皿 ( 四十一一帖 ) から夢浮橋 にかかわる方面。若紫「今はこの世のことを思ひ給 みん・ざん 会なとに出席した人々の名前を名簿 ( 五十四帖 ) まで。光源氏死後の世界で、源氏の子、薫 へねば、ーの行ひも捨て忘れて侍るを」今は ( 私は ) 現 いおが信仰と愛との矛盾に苦悩する姿を描く。宇治に舞 世の ( 世俗の ) ことを存じあけませんから、加持・祈疇の方に書くこと。また、その名簿。一一梅枝「内の大殿【 の頭の中将、弁の少将などーはかりにてまかづるを」台が移った最後の十帖を「宇治十帖」という。古典文 面の修行もうち捨て忘れておりますのに。 内の大殿の頭の中将や、弁の少将などが ( 明日の招宴の学の最高傑作として後世の文学に与えた影響は大き 源空 ( ) 一人名↓法然 けん・けう引ウ【検校・檢校】 ( 名 ) ①物事を調べて正すあいさつに来て ) 名前の記帳だけで退出するのを。 ② ( 身分の高い人に ) お目にかかること。拝顔。然聞 = 六・五十四帖の巻名は、桐壷・帚木・空蝉・タ こと。また、その職。②社寺のいっさいの事務を監督する 一七「御覧せよ、昨日の狐い。のー・す①を」こ覧くだ顔・若紫・末摘花い・紅葉賀黜じ・花宴の・葵 2 お・賢 役。 3 室町時代以降、盲人に与えられた最高の官名。 けん・けん ( 副 ) ぶあいそうにすげなく言うさま。つつけんとさい、昨日の ( 使いをした ) 狐がお目にかかりに来ているの木・花散里須磨すま・明石いか・澪標。・蓬生 ・関屋・絵合・松風・薄雲・朝顔・少女・玉鬘ら ん。〔浄・女殺油地獄〕「向かひどしのーともならす」訳を。 ( 目下の者に ) 会ってやること。引見豊。平家一一・祇王初音・胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分 2 き・行幸 ( 町内での ) 向かいとうしがぶあいそうにもできない。 けん・こ【堅固】 ( 名・形動ナリ ) ① ( 意志などが ) 堅く「いでいでわ一」ぜがあまりにいふことなれば、ー・し世てかへさ藤袴ま・真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上・若菜下・ しつかりしていること。靏論一一四 0 「道心ーの人なり」ん」よしよし、おまえ (= 祇王 ) があまりに言うことだから、柏木・横笛・鈴虫・タ霧・御法・幻・匂宮・紅梅・ 竹河・橋姫・椎本鱸が・総角・早蕨・宿木・東屋 ( 内記上人は ) 仏道を信奉する心がしつかりした人である。 ( 仏御前に ) 会ってやって帰そう。 ・浮舟・蜻蛉・手習・夢浮橋。以上のほか、幻と匂 ② ( からだや心が ) 健康であること。丈夫なこと。〔浮・日本けんさん・に・い・る【見参に入る】 ( 「入る」が自動 詞 ( ラ四 ) の場合 ) 貴人にお目にかかる。平家一一 0 ・内裏女宮の間に雲隠れの巻があり、光源氏の死を暗示し、巻 永代蔵〕「第一、人間ー・なス企が、身を過ぐるもとなり」 第一に、人間は健康であるのが、世を渡るもとである。房「今一度踟ちー・り⑩、昔語りをも申して」もう一名だけで本文はない。 頭凶いづれの御時にか、女御・更衣うあまたさぶら ( 副 ) ①一向に。まったく。一徒然一一五 0 「いまだーかたほ度お目にかかり、昔語りをも申し上けて。 ( 「入る」が他動詞 ( ラ下一 l) の場合 ) 貴人に人や物をおひ給ひけるなかに、いと、やむごとなき際きはにはあらぬが、す なるより、上手の中にまじりて」まだまった又芸が ) 未 熟であるときから、上手な人の中にまじって。②必す。き目にかける。一平家一九・敦盛最期「九郎御曹子のー・れ⑩ぐれて時めき給ふありけり。どの帝の御代みよであった っと。〔義経記〕「御辺が膝ひざのふるひやうを見るに、ーかたりければ」 ( 敦盛の首を ) 九郎御曹子 ( Ⅱ義経 ) のお ( だろう ) か、女御や更衣が大せいお仕えしていらっしやった 中に、たいして重々しい家柄の出ではない方で、格別に帝 なふまじ」あなたさまのひざのふるえかたを見ると、 ( 川を目にかけたところ。 けん・じ【源氏】 ( 名 ) ①源の姓を持った氏族。弘仁の一」寵愛纓うを受けて栄えていらっしやる方があったそう とび越えることは ) きっ A がなうまい。 けん・こん【乾坤】 ( 名 ) ①天と地。〔三冊子〕「ーの変五年 ( 〈一四 ) 、嵯峨さが天皇がその皇子を臣籍に降下してだ。 げんじものがた ) ンジモノタ『乍・品々 3 江 は風雅の種なり」訳天地自然の変化は俳諧の根源で源氏としてから、清和・村上・宇多などの諸源氏が出た。源氏物語玉の小櫛 ( りた 多くは藤原氏の権勢下にあって勢いふるわす、地方に下戸後期の「源氏物語」の注釈書。本居宣長著。 ある。②陰と陽。 3 乾と坤じ。西北と西南。 寛政八年 ( 一七九六 ) 成立。「源氏物語」の本質が「もののあ けん・さ【験者】 ( 名 ) 「げんじゃ」とも。修験道の修行をり武家の棟梁うとな「た。②「源氏物語」の略。 ロ親一作品名一平安中期の長編小説。五十はれ」にあることを論じている。 して秘法などを修め、病気をなおしたり物の怪けなどを退源氏物語 けんかーけんし 3

9. 思想 2016年 08月号

岩波書店 / 新刊・既刊・重版 〈物語と日本人の心〉コレクションⅡ 日本の王朝物語には、現代人が自分たち 8 の物語を作る上で参考になる知恵が詰ま 円 っている。『竹取物語」『宇津保物語」 0 売 『落窪物語』などの物語に現れる様々な図発 物語を生きる パターンを、河合隼雄が心理療法家独特 1 ー今は昔、昔は今ー 体 3 解説“小川洋子の視点から読み解く。 ( 全六冊 ) 本・ - - 河合隼雄 / 河合俊雄編 丸山眞男が自らの生涯を軸に語りおろし 8 た迫真の同時代史。注をより充実させた 円 決定版。下巻では戦後の激動期の社会・ 0 売 思想状況、平和問題談話会や憲法問題研開発 國おルル眞男回顧談 ~ 究会、六〇年安保から東大紛争、そして 1 体 3 東大辞職までが語られる。 ( 全ニ冊完結 ) 本圧叨・ 松沢弘陽・植手通有・平石直昭編 ◎戦争体験を言葉に刻んだ詩人の散文集 詩人石原吉郎は、シベリアのラ 1 ゲリに 8 おいて極限の状況下を生きた。その体験 円 を自己への凝視、告発と断念、絶望と祈 0 売 りの硬質にして静謐なる言葉で表現した。 2 発 石原吉郎セレクション 石原吉郎の散文をテーマ別に精選、その 1 体 2 ( しばさきさとし氏は、評論家・詩人 ) 文業の核心に迫る。 本田・ 柴崎聰編 〈物語と日本人の心〉コレクション— 「源氏物語』は光源氏の物語ではなく紫 8 心理療法家・河合 式部の物語だった ! 円円 隼雄が日本屈指の王朝物語を読み解き、 0 日本人の心性の古層に迫る。母性社会日 源氏物語と日本人 本を生きる現代人が直面する問題を解く ー紫マンダラー 解説 " 河合俊雄鍵がここにある。 ( 全六冊 ) 本圧引 3 河合隼雄 / 河合俊雄編

10. 全訳古語例解辞典 小学館

へ べ【部】〔名〕大化改新以前に、朝廷や豪族のもとで、農千余騎川を渡いて、 ーー三万余騎が中へをめいてかけ入られた姓の一つ。特に、桓武 2 ん天皇の子孫で、平安時代 べ業・漁業その他特殊な技能職に従事した人々の集団。世り」〈平家・六・祇園女御〉訳源氏の軍勢六千騎余りは末期に政権をほしいままにした平清盛 % らの一族を指す 襲制であったが、律令体制の整備に伴い解体された。多く 川 (= 木曽川 ) を渡って、平氏の軍勢三万騎余りの中へ大ことが多い。平家。 ーー」な声をあげて駈かけこみ。 へいーじ【瓶子】〔名〕酒を入れてつぐ器。現在の徳利跿に ど、「・ : 部」という形で用いられる。 ② ( 「平家琵琶」の略 ) 平曲。 あたる。例「西光法師「首を取るにはしかとて、 へいけーびは【平家琵琶】〔名〕↓へいきよく ヘーあが・る【歴上がる・経上がる】〔自ラ四〕 ~ ? 頸を取ってぞ入りにける」〈平家・一・鹿谷〉訳西光法師は 下位から次第に昇進する。成り上がる。例「うち続き平家物語 ( ) 〔書名〕鎌倉前期の軍記物語。原形の「首を取るのに越したことはない」と言って、徳利の首を取っ けんびゐし、 のべったう 宰相 ( し ) 、衛府督 ( の ) 、検非違使別当 ( ) 成立は十三世紀の初め頃と考えられる。作者は中山行長て ( 宴席から立って奥へ ) 入ってしまった。京都鹿谷芻 中納言、大納言にーー ・つて」〈平家・一・鱸〉訳 ( 平清盛黯ともいうが未詳。最初は三巻であったらしいが、語り広め = ノ山荘テ、後白河法皇ヲ中心ニ平氏打倒ノ密議ヲコラ は ) 続いて宰相、衛府督、検非違使別当、中納言、大られる間に何人もの手で増補・改訂が加えられ、六巻・十シタ時ノコト。酒宴ノ席テ瓶子ガ倒レタノヲ、平氏ガ倒レ 納言としだいに昇進して。 二巻・一一十巻と量も増え、種々の本文をもっ異本が現れタトヒッカケテノ酔興。 ②年月を経る。年をとって変化する。例「猫 ( 3 ) のー : りた。『源平盛衰記既【』 ( 四十八巻 ) もその一つと考えらぺい・じゅう【陪従】〔名〕 ( 「ばいじゅう」とも ) ①天皇や貴 て猫またになりて、人取ることはあなるものを」〈徒然草・れる。現在普通には、十二巻に灌頂巻を加えたもの人に付き従うこと。また、その人。例「先の太上天皇の、 〈九〉訳猫が年をとって猫またになって、人を取って食うことが読まれている。平氏の勃興からその滅亡までを、仏教 ーーの王臣に詔 ( の ) り もあるのだそうだがなあ。 的無常感を基調に、叙事詩的に描く。平清盛・木曽義たまはく」〈万葉・ = 0 ・ へいあん : キ 平安京 ( きゃう ) ョウ〔地名〕桓武天皇の七九四年 ( 延暦十仲・源義経を始めとする武人達の勇壮な活躍を描く合間四 = 九三題詞〉訳先の 三 ) に、京都の賀茂川と桂川とにはさまれた平地に造営さに、女人との哀れな恋を点綴するなど叙情性も豊かで、太上天皇 (= 譲位シタ れた都。以後、一八六九年 ( 明治一 D の東京遷都まで日和漢混交文の長所を遺憾なく発揮して、古代から中天皇 ) が、行幸に従っ 本の都であり、平安時代以降の古典で「京や ) 」「都世への動乱期に生きる人々の姿を、具体的に生き生きとていた皇族や臣下にお っしやることは。 C や ) 」と呼ばれるのは、おおむね平安京のことである。北端描き出している。盲目の琵琶法師ほが琵琶の伴奏によっ の大内裏から羅城門託まで真南に通った朱雀大路おおじ すざくて語る「平曲き」として民衆の間に広く伝えられ、謡曲・② 賀茂い・石清水 を中心に左京東ノ京 ) と右京 (= 西ノ京 ) とに分かれ、さ浄瑠璃うなど、後世の文学に与えた影響もきわめて大きし・春日の各神 べ らに北から南へ一条から九条までが条里制に従って整然と 社の祭の際行われる 区画されている。当初から右京には低湿地が多く人家も曾頭『・祇園精舎 ( ぎ 煢 ) の鐘の声、諸行無常の響きあり。東遊まびで、舞人に 少なかったが、左京は賀茂川を越えて東山に続くほどに発娑羅双樹兊さ ) の花の色、盛者必衰 ( や ) の理 ( ) 付き従って器楽を奏 展した。 をあらはす。驕@れる人も久しからす、ただ春の夜 ( よ ) の夢でる楽人。 へいーきよく【平曲】〔名〕琵琶 2 に合わせ、節」をつけて、のごとし。猛 ( じき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵平治物語 ( 隨 ) 【書名〕鎌倉前期の軍記物語。作 『平家物語』を語る音曲。平家琵琶。 ( じに同じ」訳 ( 釈迦が説法をした ) 天竺 (= インド ) の者未詳。一一五九年 ( 平治元 ) の平治の乱とその前後の 国の祇園寺の鐘の音には、この世の万物が無常であるとい経緯を和漢混交文で描いている。源平両軍の戦闘の様 参考後鳥羽天皇の頃、盲目の法師の生仏うが、 う響きがある。仏の亡くなられた折の娑羅双樹の花が白色子を悪源太源義平のなどの武将を中心に描いた作品 声明札 (= 仏教音楽ノ一ッ ) などを参考に、独特な に変わってやがて枯れたことは、勢力の盛んな者も必す衰えで、古くは『平家物語』『保元物語』とともに琵琶 2 法師に 節をつけて語ったのに始まるといわれ、南北朝時代かるという真理を示す。力を誇っている人も永遠ということはよって語られた。 ら室町時代にかけて多くの琵琶法師によって語られなく、それはもっ春の短い夜のはかない夢のようなものである。へう【表】〔名〕臣下から君主や官に奉る文書。上表 た。『平家物語』は、このように語り物として伝えられ勇を振るう者もしまいには滅びてしまう、それはもう一吹きの文。例「願文 ( ん ) ・ーー・物の序など作り出 ( い ) だしてほ たので、異本が多い。 風の前のあっけない塵の存在と同じである。 めらるるも、いとめでたし」〈枕草子・めでたきもの〉訳 ( 学 へいーし【平氏】〔名〕 ( 古くは、「へいじ」とも ) 「平」の姓を識者が ) 願文 (= 神仏ニ奉ル文書 ) や上表文や詩文の序文 へいーけ【平家】〔名〕①「へいし」に同じ。例「源氏の勢六持つ一族。平安時代に皇族から臣籍に降下した人に与えなどを作って ( そのできばえを ) ほめられるのも、本当にすばら ①