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週刊文春 2017年7月13日号から 164件見つかりました。
1. 週刊文春 2017年7月13日号

2017.7.13 週刊文春 昨年、西久保の実家を建 九二年、四十六歳にして文研へ移ってこい」と電話を もらったりもしました。 て替えて引っ越した。 東大の助教授になった。 " 女一亡 0 の 「先生、私、家を建てたばか 五十歳になるころ、子ども りで、もう一軒買う余裕なん 両親が亡くな 0 て、誰も住・ ~ 、 んでなかったんです。築五十 たちも大きくなってきたのでてないですよ」って苦笑い 年近いし、現在の耐震基準を 引っ越すことにして、西久保 の実家から歩いて一分もかか 東大に籍を置きつつ、マ満たしていないこともわかっ らないところに、、、 サチューセッツ工科大やミ たから、全部壊して新しい家 し土地を 見つけて家を建てました。日 シガン州立大、ドイツの研に建て直して移り住むことに 究機関へも招聘された。 当たりも良く敷地は五十坪弱。 した。や 0 ばり頑丈な書庫がオま、んよ、フ 地球物理学の専門家の自宅 九九年、東大大学院教授地下にある一一階建て。屋根裏 になり、二〇〇九年三月に部屋も造りました。 が地震で潰れたら困るでしょ し、カ、けん 知らなかったんだけど、ば う ? ( 笑 ) だから、厚さ三 退官して名誉教授となる。 しさ、 'JA せよー 十センチの基礎コンクリート 翌月から千葉工業大学へ。 くの取引銀行では六十九歳ま を打ち込んだ頑丈な地下書庫 ではローンを組める。七十歳ヾ手 を造りました。天井を高くし 惑星探査研究センターを新になるとだめ。建て替えると た、吹き抜けのある二階建てたにつく「てもらい、大学側き、うまい具合にばくはぎりト 09 母日匹。 で、屋根裏部屋も造った。そが好きなようにやってくださぎり六十九歳 ( 笑 ) 。それな つゞあいて れと、いちばんくつろげる場いというから、好きなようにらと借金をすることにして家 くるんじい 所だから風呂場は広くしたん世界中を飛び回って研究してを建てた。 います。スリランカの赤い雨人間って運がよくないとだ だけど、冬は寒くて家族には 細胞を調・〈たり、モ一ゴルでめだね、才能があ 0 ても。ばュカそ、フ " しそ ' 、 ' 乙 不評だった ( 笑 ) 。 五十代にして初めて銀行か気球を上げて成層圏で微生物 く 0 人生は本当に幸運だ。一面くさいん一 = 十年で返す = と」したから給 0 砂漠ド 0 ーを飛ばしてださ」、と」うから、八十歳じゃ茉なヲ一「 ~ イ く になっても梅原さんと同じよ 料のほとんどが借金返済。だ隕石を採集する計画を立てた し うに現役を続けたいですね。 から、執筆料や講演料で生活り、トルコで四千三百年前の アナヲー しなきゃならなくなりました。 鉄の遺物を調べたり、という学問というのは、趣味以外の ) 梅原先生の住まいは京都の具合で、進行中のプロジェク何物でもないんです。仕事だ′ 山の登り口にあって、和辻哲 トが十はあります。世界史が と思ったことは一度もない 一丁 - 一久っ 郎が住んだ由緒ある家だっ変わるようなことばかりだかね。給料をもらえるだけであよ た。さらに上にも旧家があっ ら面白いよ。忙しいなんて考りがたい。だから肩書なんて あの員し " 、ル蚊」キレてます。 えたこともないね。 て、このころ「上の家が空い 助手で充分なんだよ ( 笑 ) 。 たから買わないか。それで日 ( 取材・構成樽谷哲也 ) 新刊「伊豆漫玉日記一 ( ビームコミックス ) が発売されました。 本誌連載がついに単行本に ! 「日々我人間」 ( 文藝春秋 ) 、絶賛発売中です。 、ごトマジで ハ 4 うまい事をも さくらたまきち / 1 1 年東京生まれ。漫画家・ イラストレーター。現在、週刊アスキー・週刊フ ァミ通・月刊コミックビームでちびちび連載中

2. 週刊文春 2017年7月13日号

れていた。水遊びをしたり、 小学校は私立のむさしの学園 に入った。先生がえらく厳し 鮎釣りをする大人を眺めたり と、友だちと飛び回って遊んくてね。近所の子とメンコや 2 ペーゴマで遊んだりすること で真っ黒に日焼けしてました。 は一切禁じられてました。 幼稚園に入るため、東京外で遊ばせてもらえないか ら次々と貸し本を借りた。猿 の両親の元へ帰ることに。 飛佐助に真田幸村、楠木正成、 しかのすけ 山中鹿介等々と、英雄豪傑 日本無線が三鷹にあって、 近くの社宅のようなアパートの本を何百冊と読んでいくう に住んでいました。相変わらちに剣士に憧れて、剣道をや ず、夏になると一カ月半くらりたくなってきてね。でも、両 い森町に行きつばなしでね。親に「中学に入るまで待ちな さい」と止められてしまった。 母が教育熱心だったから、 子しに人出 一英雄豪傑から物理学者へ進路変更。 松井孝典 、学多日本に新たな学問を立ち上げるまで ( 地球物理学者 ) 6 葉長一ど科崩 千所ヤな星の ど高学年のころ、親が武蔵野傑になりきってましたね。 日本を代表する科学者は な市境三丁目にある玉川上水の 五七年十月、旧ソ連によ か県究。星どシ受近くに土地を買って家を建て 少年の日、日本一の剣士 て引っ越した。二階建てで部る世界初の人工衛星である スプートニク 1 号が打ち上 ま名た屋は四つ。一間は人に貸して を夢見ていた た。そばにセメント工場があ げられ、科学技術の国際競 って、うるさかったね。 争が激しくなる。アメリカ 地球物理学の第一人者、 戦後の食糧難の時代でしょ 森の石松で知られる静岡県 は翌年、航空宇宙局 (Z< 剣道を禁じられて、友だち の周智郡森町にあった母親の 松井孝典さんは、東京に暮う。東京じや大変だけど、田 ) を設立し、アポロ計 らすサラリーマン家庭の長舎の農家なら食べる物には苦とも遊べないし、・近くにある 実家がいちばん印象深い家。 画を進めていった。 母が出産のために東京から戻男として戦後まもない一九労しないから、そのまま母の林で一人で忍者になるための 四六年に生まれた。母の実実家に暮らしたわけですね。修行の日々でしたよ ( 笑 ) 。 っていて、ばくは森町病院と スプートニクの打ち上げが いうところで生まれました。 家にそのまま住み、緑と水父は日本無線という会社に勤木に登ったり、高さ一メート 小学六年生のとき。すごく印 の豊かな自然の中で暮らす。める技術者、母は専業主婦ルはどの草を跳び越えたり。 昔の農家だから、一部屋がで で、二つ下の弟がいました。夜、三日月に向かって「天象に残ってるな。みんなが空 かいんですよ。十畳だか二十独特の感性を育み、長じて、 かんなんしんく とおと、つみ 畳だかの部屋が四つあったか地球を水惑星と捉える研究森町は「遠江の小京都」とよ、我に艱難辛苦を与えたまを見上げていてね。宇宙を知 いわれるようなところ。山間え」と本気で唱えたりしてたるために人間がロケットを飛 な。茅葺きの平屋で、江戸時で世界的に注目される。 の町で、太田川という川が流 ( 笑 ) 。小学生にして、英雄豪ばすというのは非常に新鮮な 代のような家でした。 題字・イラストレーション市川興一 543

3. 週刊文春 2017年7月13日号

和邇一族、イスラムの文化遺産、、【 数学ゲーム 池澤夏樹 x 月 x 日 角川源義の『悲劇文学の邇氏の伝承はことに宮廷に柳田国男や西郷信綱は、 を終えて伊勢に戻ったが、 三年ほど前、『古事記』発生・まほろしの豪族和邇おける閨房の物語や芸能に稗田阿礼は女性であり、ア漁をしていてヒラブ貝に手 を現代語に訳した。 氏』 ( 角川ソフィア文庫 も及び、『古事記』の成立メノウズメから猿女に繋がを挟まれて溺れて死ぬ。底 館 この日本最古の文学作品 2 0 0 円 + 税 ) にある「まにも深く結ばれていた」とる一族に属したと推理してに沈んだ時の名を「ソコド 書 には太安万侶による「序」ばろしの豪族和邇氏」とい彼は言う。 ク」と呼び、泡が立った時 これについては本書にあを「ツブタッ」と言い、泡著日 中 図が付され、そこには稗田阿う論が稗田阿礼の実体を明確かに和邇 ( 表記は丸、 新集 売 礼という記憶力に優れた舎らかにしてくれた。 和爾、和珥など多々 ) 氏に関る「悲劇文学の発生」とい がはじけた時を「アワサ。編 発 賞人 評 人の読誦するところを文字著者は角川書店 ( 現わる記載は『古事記』に多う論がおもしろい。古代にク」と唱える。 好 0 ) の創設者と 言したと書いてある。 。大国主に始まって、崇は悲哀の文学とも称すべき この悲劇ないし失敗談をで』 しかし、訳していて太安して知られているが、その神、応神、雄略の項にその ジャンルがある。それがど伝えたのはサルタビコとそ刀どⅡ ほ集 第万侶は存在感がひしひしと一方で俳人であり、折ロ信名がある。 こから生まれたか、またその伴侶であるサルメに繋がラみ家 . 読作 迫るのに、稗田阿礼の方は夫門下の優れた国文学者だ もともと和邇は鰐であの管理者は誰であったか、 る一族であった。サルメはルを代 姿が見えてこない。一個のった。 り、水との縁が深い。一族そこを論じる。 元の名はアメノウズメであテ文衡 人格として結像しない。 「『古事記』の編集に採用は木津川、琵琶湖、大阪湾悲哀の文学は例えば、ホる。悲劇的な事件は当事者『世い そもそもこれだけの大業された多くの氏族伝承のうの難波、更には敦賀や若狭ノニニギが地上に降りるのの口から語られることで喜ム が一人の記憶に頼 0 て成るちで、和邇氏の伝承は特になど日本海の港を拠点としを導いたサルタビコは任務劇になる。悲哀と嘲笑は一生ハ作 はずがない。一群の編集者大きな座を占めている。もて栄えた。彼らのトーテム 体とな 0 て伝えられる。こ かたりペ がいて、天皇家や豪族の家ともと各氏族から語部が出が鰐だったのか。 員 ~ の話はサルメの家から稗田ラ』 ーーに伝わる物語を集めて取捨ていて、大和朝廷に帰属し そして、『日本書紀』と 家に伝わって『古事記』にト 図 た し、一定の原理のもとに系た物語や、地方へ派遣され比べると『古事記』では和 収まったと角川源義は言きム平 っ ( ・ 統づけて編んだのではない た征討の物語や、さらには邇氏が優遇されることが多 う。「説話を管理していたな集 を イ わ全 か。稗田阿礼とはこの専門天皇家との婚姻などの物語 い。よいことが列記され、 一群の人たちはおおよそ語ざ学 家たちの総称ではないのか。を語っていただろうが、和都合の悪いことは隠される。 刊古をな部なる名称によって表わさ国本 『アルカイダから古文書を守った 図書館 私の読書日記 作家 さるめ ◎ K.WASHIO 120

4. 週刊文春 2017年7月13日号

「皇族という立場があるか大学院の博士課程に在籍しやはりお寂しそうですよ。寄せられていたという「女庭のバックグラウンドを考 ら、こと恋愛に関してはそながら、東京大総合研究博婚約報道後にお祝いを申し性宮家創設構想」の事実上えれば、礼宮さまのご家庭 が馴染まれた文化と川嶋家 の他大勢にわき目も振ら物館の特任研究員として勤上げると『宮内庁で正式なの終焉を意味するものでも ず、『この人』と決めた小 務されている。秋篠宮の研記者発表をしていないのある。皇族としての振る舞の文化はまったく違うとも いを眞子さまに厳しく教え伝えたそうです」 ( 同前 ) 室さんに向かって一途な恋究者仲間の輪にも自然と溶で。まだわかりません』と だが、紀子さまはそんな 愛をなさったということでけ込まれ、博物館学の研究おっしやる。例えばお相手てこられた母・紀子さまの しよう。眞子さまは『恋愛の一環として、ボタニカルの小室さんの将来の展望がお認めがなければ、この縁和代さんを説得し、皇室に 入られた。紀子さまについ については両親からアドバ ・アートにも関心をお持ちはっきり決まってからで談は相成らなかった。 イスはないですね。自分のだ。その " 自慢の娘。を嫁も、眞子さまが博士号を取「紀子さまは現在の眞子さて、結婚後、和代さんは 自由にしたらいいというスに出す父・秋篠宮はどこか得してからでも遅くはなまとお若い頃の自分を重ね「あの子は我慢強い子だか タンスなので』とお話しに物憂げだという。 、というお気持ちがおあ合わせて、二人を応援してら」と話していたという。 いらっしやるように感じま「 ( 本稿冒頭の ) 小室さんの なったこともありました」 「殿下は『娘の考えを尊重りだったのではないでしょ したい』と仰りながらも、 うか」 ( 前出・秋篠宮の友人 ) す。若い二人の婚約に懐疑お母さんが秋篠宮邸を訪れ 一途で裏表のない眞子さ 的な声があるのも、もちろたとき、バックグラウンド まのご性格は、お書きにな る文章にも顕著に表れてい 「眞子、こっちを向して」んご存じで望う。それでが全く違う両家がどんな話 も川嶋家に小室さんの話ををされたのかは、わかりま る。— 0 の卒業論文は したり、彼の写真を見せたせん。ただ、紀子さまは小 「明治時代における神話画もともと眞子さまは″お念撮影されることもあり、 りされているそうです」室さんを家族としてあたた とても思い出深い旅行とな の誕生、発展、そして葛父さん子″だった。 かく迎え入れられようとし 藤」。結論では、ご自身の全国各地で開かれる生きりました」 ( 大阪観光大学長 ( 紀子さまの知人 ) ・赤木攻氏 ) 今を遡ること二十八年ています。『やらずに後悔 考えを忌憚なく自由に綴ら物文化誌学会の例会などへ 前、紀子さまの両親であるするより、やって後悔する れている。 「眞子も一緒に」とお連れ秋篠宮は、眞子さまが二 〈いまや日本神話を、国家になったのはもちろん、父十二歳になられた一三年の川嶋辰彦さんと和代さんが方がいい』というのが川嶋 主義を支える物語だと捉え娘二人でマダガスカルなど誕生日会見で、こんな本音赤坂御所を訪れて天皇皇后家の教えですから」 ( 同前 ) その精神は紀子さまから を吐露されている。 と初めて会った″象徴的な る必要はない。解釈は個々の海外へも旅された。 「娘ですので、近くにいて日″がある。一九八九年の眞子さまへ脈々と受け継が 人に任せられている。 ( 中「マダガスカルではバオバ 略 ) 日本神話における神々プの木を目指してでこばこくれたらいいとは思います八月一一十五日夕刻のことだ。れている。眞子さまは留学 はどこか人間のようだ。道を進んだのですが、車にけれども、それは、皇室に「実は、それまで紀子さま中のポリシーについて、「良 は母の和代さんから結婚をい事も悲しい事も貴重な経 ( 中略 ) 今後は、歴史から揺られ殿下も眞子さまも天残るという意味ではなく、 1 , 解き放たれた新しい神話画井に頭が衝突しそうなほど物理的にそれほど離れてな強く反対されていたので験になると信じる」とレポ ートに記されていた。 す。和代さんは、お子さん を制作する時代になりうるでした。でも、現地固有のい所にいたらいいな、とい のかもしれない〉 ( 原文は英動植物を興味津々で観察さう気持ちはあります」 方に一人前になるまでは結七月八日、秋篠宮家の 2 ″二代目プリンセス″の晴れ 語※編集部訳 ) れる眞子さまに『眞子、こ眞子さまの婚約は皇族減婚は我慢しなくてはならな 、と教えていた。また家やかな笑顔を拝見したい。 現在、眞子さまはっちを向いて』と殿下が記少対策として天皇も期待を 131

5. 週刊文春 2017年7月13日号

思想の断片には各時代のたんばく質と植物性脂肪でべ 2 皇像が現れることもある。そジタリアンも。美容・健 5 ういった背景も踏まえながら、康・ダイエットに使えるスー 片山さんが講義を進める。 。ハーフードとセレプ達が愛用 「評伝ではなく、思想家が何し、話題になりました」 美しい景色に敏感に反応する、、・ ; 、、 八十歳で劇映画監督デビ、ー連中でね ( 笑 ) 。女性〈のア、思想家に学ぶ ~ のヒノトを考え、その行動や著作が後佐藤さんのポリシーは " 日 テンドぶりはもちろん誇張し エレノア・コッポラ 片山社秀世にどう影響を与えたのか。本 0 家庭料理に無理なく取り て撮っているんだけど。この 「七年くらい前に、あるフラ映画で料理やワインは一つの映画や音楽、文学と幅広くます。河を上流から下り、現よこ豆を、日常手に入りやす ンス人男性と旅をしたの。忙キャラクターなの。伝統食か論評を行い、慶應大学では思代の岸にたどりついた時、思 い大豆、枝豆、白いんげん しい日常から解き放たれて、 らカジュアルなものまで、フ想史を研究する片山杜秀教授想家の考え方や感じ方が、末豆、黒豆に : : : と材料から変 フランスの田舎を楽しんでワランス料理のもっ多面的な性が、「日本の近・現代史 100 来へのヒントになるような講え、また、手軽に作れるよう インをいつばい飲んでね。そ格を示したかった。ちなみに年を彩ったⅡ人の思想家」を義になるとよいのですが」 缶詰など豆の加工品を用いた ういう旅の歓びを、映画にし 私はチョコレート狂よ ! 」 〔年間受講料 5 万円 + 消費税。 テーマに夜間授業を開講する。 レシピも紹介する。 て皆さんに届けたかった」 中年期は幸せとは何かを改「思想家とは時代や世界を動第 1 回は 9 月 8 日 / 詳細は文藝「日本人は豆をよく食べます フランシス・・コッポラめて考える、夫婦の変化期だかそうとして価値観を提示し春秋をご覧ください〕 が、ペーストにした豆は日本 の妻で、『ハート・オプ・ダー という。五十四年にも及ぶ夫た人ではないでしようか。行、、、 人にとって新しい食感。おか クネス / コッポラの黙示録』フランシスとの結婚生活は ? き詰まる時代に、先へ進むた宀塩ヨーグルトの次は「フムス」らや白和えとも違うふわふわ、 などのドキュメンタリーで知「もちろん、どんな人間関係めの知恵や価値観を予言的に ねっとり、濃厚な味わいは、 佐藤わか子 られるエレノア・コッポラがも起伏がありますよ ( 笑 ) 。で示唆した人なのだと思います」 ご飯にもバンにも入口います」 初の長編劇映画を手がけた。 も『地獄の黙示録』の撮影で夫吉田松陰、美濃部達吉、丸料理研究家の佐藤さんのヒ詳しくは佐藤さんの『フム 『ポンジュール、アン』 ( 7 月 と共にフィリピンにいたこと山眞男。取り上げるのは耳に ット作は「塩ヨーグルト」。 ス豆のペーストレシピ間』 7 日公開 ) は、多忙すぎる夫にが私の人生を変えました。本したことのある人物ばかりだ。プレーンヨーグルトに塩や味 ( 朝日新聞出版 ) でどうぞ。 一抹の寂しさを感じる中年女当に長くてハードな撮影で、 「彼らに共通した意識がある噌を加え、″調味料″として「一見、見た目が地味な料理 性が、旅を通して人生を見つ外国の知らない土地で拷問のとすれば、それは近代西洋か活用するヘルシーレシピは z ほど、食べ進むと、『また食 め直す、お洒落な会話と美食ような日々。でも彼のビジョ らの現象にポジテイプあるい 『あさイチ』でも紹介さ べたい ! 』と思 , っことが多一 に溢れたロードムービーだ。 ンを完成させてあげたいと思 はネガテイプに対峙しているれ、大人気に。佐藤さんが次 。フムスもそんな魅力を秘 「フランス男は食べ物・女・ ったし、才能を信じられた。失こと。メディアやインターネに注目するのがフムス、豆のめた料理なんです」 敗を恐れなかった。だからか ット情報などなく、手に入るべーストである。 しら、私はこの歳になって情書物も我々より少ないはずな「フムスは中近東の家庭料理 熱のおもむくままに生きるこのに、高い教養で時代の変化で、ひょこ豆を使い、主にバ とに何の恐怖も感じないの」を敏感に捉えていきました」 ンに付けて食べます。良質な この人のスケジュ

6. 週刊文春 2017年7月13日号

どの特例が認められました。 導入しました。 ただ、一時は話題になりました「機動的な財政政策」とは、国債を 連載 O 国家戦略特区とは ? が、日本の経済や社会を大きく変えどんどん発行して公共事業を増やし る起爆剤にはなりませんでした。 て景気をよくしようというもの。 安倍晋三首相の「お友だち」が経国の改革開放政策を進めた鄧小平が これに対して、第二次安倍内閣の以上の二本の矢にもかかわらず、 営している加計学園の獣医学部新設経済特区を設定して大胆な規制緩和「ア・ヘノミクス」の第三の矢として日本経済が自律的に成長していくま をめぐる問題では、「国家戦略特区」を進め、経済発展のきっかけになっ考えられたのが「国家戦略特区」ででにはなっていません。そこで「民 という言葉がしきりに出てきます。たのに倣ったものでした。 す。「ア・ヘノミクスの三本の矢」と間投資を喚起する成長戦略」の出 そもそもどういうことなのか、おさ この特区としては、「どぶろく特は「大胆な金融政策」「機動的な財番。そのための一つが「国家戦略特 らいしておきましょ , つ。 区」がニュースになりました。酒税政政策」「民間投資を喚起する成長区」でした。 ちなみに、似たような言葉に「構法で特例が認められ、地域の活性化戦略」でした。 「国家戦略」とは仰々しい名称です 造改革特区」があります。これは小 のために「どぶろく」の製造が認め「大胆な金融政策」とは、黒田東彦ね。いったいどんなものなのか。首 泉純一郎内閣の規制緩和政策としてられたのです。このほか地域限定で総裁率いる日本銀行が実施している相官邸のホームページでは、次のよ 二〇〇三年から施行されました。中学校教育をすべて英語で実施するな金融緩和のこと。マイナス金利までうに説明しています。 「国家戦略特区は、産業の国際競争 力の強化及び国際的な経済活動の拠 点の形成に関する施策の総合的かっ 集中的な推進を図るため、 2015 年度までの期間を集中取組期間とのー し、いわゆる岩盤規制全般についてで 差中 突破口を開いていくものです」 格売 大発 出ました、お役所用語。何のこと冊評 かわかりません。何を言いたいか忖一ゞ 度すると、日本経済をデフレから脱一 却させるために、過去の強固な規制・円 を撤廃し、日本経済を活性化。国際 競争に勝てるようにしていこうといめ書 と新 ま春 うことなのです。 を文 獣医学部の新設が、「産業の国際談Ⅱ 対ス 競争力の強化及び国際的な経済活動のン の拠点の形成」にどんな関係があるんジ のかと突っ込みを入れたくなってし優デ まいますが、要は「岩盤規制全般に佐 池上彰の そこから〉◎。 ですか◆。い》 0 7 0 はるひこ

7. 週刊文春 2017年7月13日号

2017.7.13 週刊文春 すいふん重たい物を ゆくゆくは、 く沢村さん家〉 娘・ 40 歳 今まですっと 買ってきてくれて いたのだな、と この人をひとりに して また 洗剤を 持たせてしまう のだろう これからは 率先して 持っゾ 0 ますだみり / 1969 年大阪府生まれ。この 連載をまとめた「沢村さん家はもう犬を飼わ ない」が発売中。最新刊は「今日の人生」。 いや、しかし。 オレもどんどん 体力が落ちて いくやもしれす いおお か茶父 なしさ いてん そうだな 4 107

8. 週刊文春 2017年7月13日号

丿 : ー - 国こ の莫大な資金を動かせるは している」「これは日本の与えます。日本人のエー のフせ ずがないでしよう。 文化だから」等々。これまトサラリーマンの多くは、院ソさ も クレ 言うまでもなく人間が一で私も、そんな言い訳を何子供や自分の教育にお金を大支上 学業に 番真剣になるのは自分のお度も聞きました。 かけるより、住宅ローンを大営部 で 文 金です。自分と家族の生き決して奥さんにお金の管優先する。新入社員の頃か撲証 東 宋方を決めるお金のやりくり理を任せてはいけないと言ら貯金に励んでも、視野を。ン碑 を主導してこそ、お金の本 0 ているわけではありませ広げる留学や、キャリアアま」広 質が見えてくる。会社でサん。ただ自分のお金を管理 ップの転職に、そうした貯プさ ' ト大 しない、できない人は、本金を使うことが少ない。 山ソを 日本人はお金の話をした 耕当の意味で、お金の苦労を そして結婚すると、貯金軛れ がりません。下品に感じる 剄寺味わ 0 ていないということは奥さんの預かるところに晦で % し務 人が多いのかもしれないで ス なのです。昔、私の部下がなってしまう。たとえ起業 1 日璞 ラ すが、お金との付き合いは イ「自分が家内を食べさせてなどの夢を持っていても安うてサ 人生の基本中の基本。ざっ いる」と口にしたとき、猛定収入が保証できなくなるしとコ ん生や くばらんに議論すべきなの 烈に腹が立ち、「今の三倍ため、奥さんからの「私とぶ学売 う留販 の給料をもらってから言い子供のことを考えてよ」とそ費の です。お金の議論といって も色々ありますが、今回の載 なさい」と叱りました。お いう一言で諦めてしまう人 テーマはお小遣い制度です。連 金の管理をし、家庭を守るが多い。奥さんも自分の夢 日本のサラリーマンに 妻を見下すのも、お小遣いやプランがあっても、お金 は、奥さんとの話し合いの 制のサラリーマンが多いとに無頓着な夫をみて、ます うえ、給料からお小遣いを 思います。 ます保守的にならざるを得 もらっている人が少なくあ 自分の収入に見合うお金なくなります。 りません。これは本当によ の使い方、将来を見据える お小遣い制度をやめれ くない日本の習慣です。お お金の運用こそ、経営の基ば、日本の男性はもっと金 金の正しい使い方を知らな 本であり、人生そのもので銭感覚と経営感覚を磨け い子供ならともかく、成人口を酸つばくして言いまラリーマン、家庭でもサラす。タフなビジネスの世界る。世間体を気にすること 後に奥さんからお小遣いをす。ただそう言う経営者 リーマンとなれば、どこででお金を管理しない男は なく、自分の夢やプランに もらう人は、いつになった も、実は、いい年して毎月経営者感覚を身に付けられ「あまちゃん」。ライバルやお金をシフトできます。 3 ら一人前にお金を正しく使奥さんからお小遣いをもらるというのでしようか。 同僚の甘い言葉にころっと あなたが社長を目指すな えるようになるというのでっている人は多いのです。 お小遣い制度を実施して騙されてしまうでしよう。 らば、一刻も早くお小遣い 経営の基本はお金をどう動いる方々はきっとこう言う お小遣い制のような保守制を打ち切り、家庭のお金 2 経営者は部下に対して、 かすか。自分の収入さえやでしよう。「家内に任せて的なお金の使い方は、ライをうまくマネジメントして 「経営者の視点を持て」とりくりできない人が、会社 いても、家計の実態を把握フプランにも大きな影響をください。 週刊文春 サラリ ーマンの お小遣い制は 百害あって 一利なし

9. 週刊文春 2017年7月13日号

土井善晴 回 . 料理は特別なことをしなきや と考える人に、そこまで頑張ら なくていいよと伝えたかった。 まずはご飯と味噌汁さえあればいし 、その提案が多くの 料理を作る人の共感を呼んでいる土井さん。ク一汁一菜 の真意や、和食の魅力、プロの料理人から家庭料理の素 晴らしさを伝えることに転じた経緯もうかがいました。 料理研究家 阿川土井さんの著書『一汁一菜でよう ? という提案ですね。 いという提案』 ( グラフィック社 ) がロ阿川そのお気持ちが湧いたのはいっ ングセラーになって、もう十二万部とごろ ? 土井十年前にはすでにありました。 土井 ( 笑顔で ) 去年の十月に出た本で料理には一般的に、主菜と副菜が必要 すけど、ありがたいことです。 という考え方がありますよね。これは 阿川本の中で土井さんが提唱されて栄養学の見地から出来たものだと思う いる「日々の家庭料理はご飯とお味噌んですけど、和食の世界にはあてはま それを基本にしよらないんですよ。 汁さえあればい、、 う」という考え方が反響を呼んでいま阿川どういうことですか ? すが、以前『サワコの朝』に出演して土井主菜というのは、肉とか脂肪が いただいたときも、日本料理を一度初入った、いわゆるメインディッシュで 期化しなければいけない時期が来たとす。すると、たとえば春の筍というの おっしやってましたよね。その話とが副菜になっちゃう。マッタケの土瓶 「一汁一菜」は関係してるんですか ? 蒸しはじめ、季節のものとか、主菜と 土井は、。、 しま家庭料理はいろんなは呼べないものが和食にはたくさんあ ものが混ざって、もういつばいいつばりますよね。 いになってしまっている。それをみん阿川手の込んだ料理だけど主菜には な取っ払って、もう一回考えたらどならない : 124

10. 週刊文春 2017年7月13日号

2017.7.13 す も おとこめし 籍 魅惑の 書 円 その黒幕を 、諸田玲子王朝小遊記 ク 、おりようは知っている岬 0 マ 高橋克彦鬼九郎五結鬼灯美剣士・ 舫鬼九郎 3 鬼九郎シリーズ刀① 0 . 7 つ」 0 円 酔いどれ小籐次八 池波正太郎鬼平犯科帳決定版 固 810 円す 円 宮城谷昌光沈黙の王〈新装版〉 酒見賢一泣き虫弱虫諸葛孔明ニ刊中「 れ 安部龍太郎伊東潤 で 合戦の日本史一の評 格 価 川上弘美水声。。 読売文学賞一 00 = 0 壟 体 人生の最も謎めいた部分に迫る静かな衝撃作 星野道夫森と氷河と鯨髱齠月好 本 円 格 価 湊かなえ有栖川有栖柚月裕子 円 示 北村薫井上荒野東山彰良加納朋子 中村元水嗾館哲存「マッコの 表 愛をこめて 人気作家が贈る 益田ミリ沢村さん家のこんな毎日 " 猫が見ていた 猫の小説アンソロジー 平均年令歳の家族と愛犬篇 半藤一利監修秋永芳郎棟田博@i % 円 学びなおし 3 運命を変えた「昭和年」 太平洋戦争①日本陸海軍「失敗の本質」 、 ~ 1- 〔をトっ 0 ・円〕 嚔スタジオジプリ十文春文庫編 さよなら神様 1 行目から真犯人の名前をズバリ公開ー 庫目思い出のマーニー 週刊文春 - 彡 8 熱い時代小説・クールな歴吏小説 本格ミステリ 文庫 大賞受賞作 - オリジナル 90 円 - → 00k 600 円 600 円 文庫書下ろしイ x クしメ = 。題沸騰シリ 文庫オリジナル 立脊立庫第 ス《「レ 4